生物学的に活性な化合物の結合のための部分を有するポリアルキレングリコール
【課題】特にインターフェロン等の生物活性化合物を結合させることにより、治療薬とすることができる活性化されたポリアルキレングリコールを提供する。
【解決手段】下記式で表される活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。[式中、Pはポリアルキレングリコールであり、Rは化学式Vの化合物と、生物学的に活性な化合物との間に結合を形成するのに好適な化学基である。]
【解決手段】下記式で表される活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。[式中、Pはポリアルキレングリコールであり、Rは化学式Vの化合物と、生物学的に活性な化合物との間に結合を形成するのに好適な化学基である。]
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式Vに従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、
(化学式V)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XおよびYはそれぞれ、O、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
T1およびT2はそれぞれ、存在しないか、または直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基または、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各R’およびZはそれぞれ、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
Rは化学式Vの化合物と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との間に結合を形成するのに好適な化学基であって、
各Lはそれぞれ、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
mは0または1であって、
dは0または1乃至4の整数であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項2】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Rはカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項3】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式においてEは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基であって、aは4乃至10000の整数である、
化学式に従った構造式を有するポリエチレングリコールである、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項4】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、化学式VIIIであって、
(化学式VIII)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項5】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、化学式IXであって、
(化学式IX)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
nおよびuは0または1乃至5の整数であって、
Zは水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基である、
化学式に従った構造を有する、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項6】
化学式Xに従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、
(化学式X)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XはO、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
R’は水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
Z及びZ’は個別に、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、その場合、ZまたはZ’の少なくとも一つは水素ではなく、
Rは化学式Xの化合物と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との間に結合を形成するのに好適な化学基であって、
各nはそれぞれ0または1乃至5の整数であって、
pは1、2、または3である、
化学式に従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項7】
請求項6に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Rはカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項8】
請求項6に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式においてEは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基または検出可能なラベルであって、aは4乃至10000の整数である、
化学式に従った構造を有するポリエチレングリコールである、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項9】
請求項6に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、化学式XIであって、
(化学式XI)
当該化学式においてPはポリアルキレングリコールポリマーであって、
nは0または1乃至5の整数であって、
Zは直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基である、
化学式を有する、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項10】
化学式XIIIに従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、
(化学式XIII)
当該化学式においてaが4乃至10000の整数である、
活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項11】
化学式XVに記載の構造を有する組成物であって、
(化学式XV)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
X、およびYはそれぞれO、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
T1およびT2はそれぞれ、存在しないか、または直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各R’およびZはそれぞれ、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各Lはそれぞれ、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な化合物またはその前駆体であって、
mは0または1であって、
dは0または1乃至4の整数であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する組成物。
【請求項12】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される化学基と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との反応によって形成される、組成物。
【請求項13】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式において、Eは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基または検出可能なラベルであって、aは4乃至10000の整数である、化学式の構造を有するポリエチレングリコールである、組成物。
【請求項14】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、化学式XVIIであって、
(化学式XVII)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
Zは水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する、組成物。
【請求項15】
請求項14に記載の組成物であって、当該組成物においてR*はメチレンであって、Bはアミンを介して結合した生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項16】
請求項15に記載の組成物であって、当該組成物において前記アミンがペプチドのアミノ末端であって、前記ペプチドがインターフェロンβ1aである組成物。
【請求項17】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、化学式XIXであって、
(化学式XIX)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
各nおよびuはそれぞれ0または1乃至5の整数であって、
Zは水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な分子である、
化学式に従った構造を有する、組成物。
【請求項18】
請求項17に記載の組成物であって、当該組成物においてR*メチレンであって、Bはアミンを介して結合した生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項19】
請求項18に記載の組成物であって、当該組成物において、前記アミンがペプチドのアミノ末端であって、前記ペプチドがインターフェロンβ1aである、組成物。
【請求項20】
化学式XXIIに記載の構造を有する組成物であって、
(化学式XXII)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XはO、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
R’は水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各ZおよびZ’はそれぞれ、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、この場合ZおよびZ’の少なくとも1つは水素ではなく、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
各nは0または1乃至5の整数であって、
pは1、2、または3である、
化学式に従った構造を有する組成物。
【請求項21】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される化学基と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との反応によって形成される、組成物。
【請求項22】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式において、Eは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基、または検出可能なラベルであって、aは4乃至10000の整数である、
組成物。
【請求項23】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はメチレンであって、Bはアミンを介して結合した、生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項24】
請求項23に記載の組成物であって、当該組成物において、前記アミンはペプチドのアミノ末端であって、前記ペプチドがインターフェロンβ1aである、組成物。
【請求項25】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、化学式XXIIIであって、
(化学式XXIII)
当該化学式において、
Zは直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数であって、
aは4乃至10,000の整数である、
化学式に従った構造を有する、組成物。
【請求項26】
請求項25に記載の組成物であって、当該組成物において、Zはメチルであって、nは1である、組成物。
【請求項27】
請求項11または20に記載の組成物及び薬学的に許容な担体を含む、薬学的組成物。
【請求項28】
請求項26に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はメチレンであって、Bはアミンを介して結合している生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項29】
請求項28に記載の組成物であって、当該組成物において、前記アミンがインターフェロンβ1aのアミノ末端である、組成物。
【請求項30】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XVの組成物の使用であって、当該化学式XVは
(化学式XV)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XおよびYはそれぞれ、O、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
T1およびT2はそれぞれ、欠如か、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R’およびZはそれぞれ、水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各Lはそれぞれ、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な組成物またはその前駆体であって、
mは0または1であって、
dは0または1乃至4の整数であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式の化合物の使用。
【請求項31】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XVIIの組成物の使用であって、当該化学式XVIIは
(化学式XVII)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
Zは水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式の化合物の使用。
【請求項32】
請求項31の使用であって、当該使用においてR*はメチレンであって、Bはインターフェロンであって、前記インターフェロンのアミノ末端でアミンを介して結合しているインターフェロンである、使用。
【請求項33】
請求項32の使用であって、当該使用において前記インターフェロンがインターフェロンβ1aである、使用。
【請求項34】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XIXの組成物の使用であって、当該化学式XIXは
(化学式XIX)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
nおよびuはそれぞれ、0または1乃至5の整数であって、
Zは水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子である、
化学式の化合物の使用。
【請求項35】
請求項34に記載の使用であって、当該使用においてR*はメチレンであって、Bはインターフェロンであって、前記インターフェロンのアミノ末端でアミンを介して結合しているインターフェロンである、使用。
【請求項36】
請求項35に記載の使用であって、当該使用において前記インターフェロンがインターフェロンβ1aである、使用。
【請求項37】
多発性硬化症または易感染性ウイルス感染症の治療用の薬物の製造における化学式XXIIの組成物の使用であって、当該化学式XXIIは
(化学式XXII)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XおよびYはそれぞれ、O、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
R’は水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
ZおよびZ’はそれぞれ、水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択され、少なくとも1つのZまたはZ’が水素ではない化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
mは0または1であって、
各nはそれぞれ、0または1乃至5の整数であって、
pは1、2、または3である、
化学式の化合物の使用。
【請求項38】
請求項37に記載の使用であって、当該使用においてBがインターフェロンβである、使用。
【請求項39】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XXIIの組成物の使用であって、当該化学式XXIIは
(化学式XXIII)
で表され、
Zは直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数であって、
aは4乃至10,000の整数である、
化学式の化合物の使用。
【請求項40】
請求項39に記載の使用であって、当該使用において、nは1であって、Zはメチルである、使用。
【請求項41】
請求項40に記載の使用であって、当該使用においてR*はメチレンであって、Bはインターフェロンであって、前記インターフェロンのアミノ末端でアミンを介して結合しているインターフェロンである、使用。
【請求項42】
請求項41に記載の使用であって、当該使用において、前記インターフェロンがインターフェロンβ1aである、使用。
【請求項1】
化学式Vに従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、
(化学式V)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XおよびYはそれぞれ、O、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
T1およびT2はそれぞれ、存在しないか、または直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基または、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各R’およびZはそれぞれ、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
Rは化学式Vの化合物と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との間に結合を形成するのに好適な化学基であって、
各Lはそれぞれ、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
mは0または1であって、
dは0または1乃至4の整数であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項2】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Rはカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項3】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式においてEは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基であって、aは4乃至10000の整数である、
化学式に従った構造式を有するポリエチレングリコールである、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項4】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、化学式VIIIであって、
(化学式VIII)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項5】
請求項1に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、化学式IXであって、
(化学式IX)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
nおよびuは0または1乃至5の整数であって、
Zは水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基である、
化学式に従った構造を有する、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項6】
化学式Xに従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、
(化学式X)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XはO、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
R’は水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
Z及びZ’は個別に、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、その場合、ZまたはZ’の少なくとも一つは水素ではなく、
Rは化学式Xの化合物と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との間に結合を形成するのに好適な化学基であって、
各nはそれぞれ0または1乃至5の整数であって、
pは1、2、または3である、
化学式に従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項7】
請求項6に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Rはカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項8】
請求項6に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式においてEは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基または検出可能なラベルであって、aは4乃至10000の整数である、
化学式に従った構造を有するポリエチレングリコールである、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項9】
請求項6に記載の活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、当該ポリアルキレングリコールポリマーにおいて、化学式XIであって、
(化学式XI)
当該化学式においてPはポリアルキレングリコールポリマーであって、
nは0または1乃至5の整数であって、
Zは直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基である、
化学式を有する、活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項10】
化学式XIIIに従った構造を有する活性化されたポリアルキレングリコールポリマーであって、
(化学式XIII)
当該化学式においてaが4乃至10000の整数である、
活性化されたポリアルキレングリコールポリマー。
【請求項11】
化学式XVに記載の構造を有する組成物であって、
(化学式XV)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
X、およびYはそれぞれO、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
T1およびT2はそれぞれ、存在しないか、または直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各R’およびZはそれぞれ、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各Lはそれぞれ、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な化合物またはその前駆体であって、
mは0または1であって、
dは0または1乃至4の整数であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する組成物。
【請求項12】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される化学基と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との反応によって形成される、組成物。
【請求項13】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式において、Eは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基または検出可能なラベルであって、aは4乃至10000の整数である、化学式の構造を有するポリエチレングリコールである、組成物。
【請求項14】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、化学式XVIIであって、
(化学式XVII)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
Zは水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式に従った構造を有する、組成物。
【請求項15】
請求項14に記載の組成物であって、当該組成物においてR*はメチレンであって、Bはアミンを介して結合した生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項16】
請求項15に記載の組成物であって、当該組成物において前記アミンがペプチドのアミノ末端であって、前記ペプチドがインターフェロンβ1aである組成物。
【請求項17】
請求項11に記載の組成物であって、当該組成物において、化学式XIXであって、
(化学式XIX)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
各nおよびuはそれぞれ0または1乃至5の整数であって、
Zは水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な分子である、
化学式に従った構造を有する、組成物。
【請求項18】
請求項17に記載の組成物であって、当該組成物においてR*メチレンであって、Bはアミンを介して結合した生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項19】
請求項18に記載の組成物であって、当該組成物において、前記アミンがペプチドのアミノ末端であって、前記ペプチドがインターフェロンβ1aである、組成物。
【請求項20】
化学式XXIIに記載の構造を有する組成物であって、
(化学式XXII)
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XはO、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
R’は水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各ZおよびZ’はそれぞれ、水素、直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20の置換もしくは非置換アルキルもしくはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、スルファモイル、スルホナート、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、この場合ZおよびZ’の少なくとも1つは水素ではなく、
R*は架橋基であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
各nは0または1乃至5の整数であって、
pは1、2、または3である、
化学式に従った構造を有する組成物。
【請求項21】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はカルボン酸、エステル、アルデヒド、アルデヒド水和物、アセタール、ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、カルボナート、アルケニル、アクリラート、メタクリラート、アクリルアミド、置換もしくは非置換チオール、ハロゲン、置換もしくは非置換アミン、保護されたアミン、ヒドラジド、保護されたヒドラジド、スクシンイミジル、イソシアナート、イソチオシアナート、ジチオピリジン、ビニルピリジン、ヨードアセトアミド、エポキシド、ヒドロキシスクシンイミジル、アゾール、マレイミド、スルホン、アリル、ビニルスルホン、トレシル、スルホ-N-スクシンイミジル、ジオン、メシル、トシル、およびグリオキサールからなるグループから選択される化学基と、生物学的に活性な化合物またはその前駆体との反応によって形成される、組成物。
【請求項22】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、Pは、化学式IIであって、
(化学式II)
当該化学式において、Eは水素、直鎖もしくは分岐鎖C1乃至C20アルキル基、または検出可能なラベルであって、aは4乃至10000の整数である、
組成物。
【請求項23】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はメチレンであって、Bはアミンを介して結合した、生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項24】
請求項23に記載の組成物であって、当該組成物において、前記アミンはペプチドのアミノ末端であって、前記ペプチドがインターフェロンβ1aである、組成物。
【請求項25】
請求項20に記載の組成物であって、当該組成物において、化学式XXIIIであって、
(化学式XXIII)
当該化学式において、
Zは直鎖もしくは分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルもしくはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数であって、
aは4乃至10,000の整数である、
化学式に従った構造を有する、組成物。
【請求項26】
請求項25に記載の組成物であって、当該組成物において、Zはメチルであって、nは1である、組成物。
【請求項27】
請求項11または20に記載の組成物及び薬学的に許容な担体を含む、薬学的組成物。
【請求項28】
請求項26に記載の組成物であって、当該組成物において、R*はメチレンであって、Bはアミンを介して結合している生物学的に活性な分子である、組成物。
【請求項29】
請求項28に記載の組成物であって、当該組成物において、前記アミンがインターフェロンβ1aのアミノ末端である、組成物。
【請求項30】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XVの組成物の使用であって、当該化学式XVは
(化学式XV)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XおよびYはそれぞれ、O、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
T1およびT2はそれぞれ、欠如か、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R’およびZはそれぞれ、水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
各Lはそれぞれ、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な組成物またはその前駆体であって、
mは0または1であって、
dは0または1乃至4の整数であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式の化合物の使用。
【請求項31】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XVIIの組成物の使用であって、当該化学式XVIIは
(化学式XVII)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
Zは水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数である、
化学式の化合物の使用。
【請求項32】
請求項31の使用であって、当該使用においてR*はメチレンであって、Bはインターフェロンであって、前記インターフェロンのアミノ末端でアミンを介して結合しているインターフェロンである、使用。
【請求項33】
請求項32の使用であって、当該使用において前記インターフェロンがインターフェロンβ1aである、使用。
【請求項34】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XIXの組成物の使用であって、当該化学式XIXは
(化学式XIX)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
nおよびuはそれぞれ、0または1乃至5の整数であって、
Zは水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子である、
化学式の化合物の使用。
【請求項35】
請求項34に記載の使用であって、当該使用においてR*はメチレンであって、Bはインターフェロンであって、前記インターフェロンのアミノ末端でアミンを介して結合しているインターフェロンである、使用。
【請求項36】
請求項35に記載の使用であって、当該使用において前記インターフェロンがインターフェロンβ1aである、使用。
【請求項37】
多発性硬化症または易感染性ウイルス感染症の治療用の薬物の製造における化学式XXIIの組成物の使用であって、当該化学式XXIIは
(化学式XXII)
で表され、
当該化学式において、Pはポリアルキレングリコールポリマーであって、
XおよびYはそれぞれ、O、S、CO、CO2、COS、SO、SO2、CONR'、SO2NR'、またはNR'であって、
R’は水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
ZおよびZ’はそれぞれ、水素、直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択され、少なくとも1つのZまたはZ’が水素ではない化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
mは0または1であって、
各nはそれぞれ、0または1乃至5の整数であって、
pは1、2、または3である、
化学式の化合物の使用。
【請求項38】
請求項37に記載の使用であって、当該使用においてBがインターフェロンβである、使用。
【請求項39】
多発性硬化症の治療用の薬物の製造における化学式XXIIの組成物の使用であって、当該化学式XXIIは
(化学式XXIII)
で表され、
Zは直鎖または分岐鎖、飽和または不飽和C1乃至C20アルキルまたはヘテロアルキル基、C3乃至C8飽和もしくは不飽和環状アルキルもしくは環状へテロアルキル、置換もしくは非置換アリールもしくはヘテロアリール基、または置換もしくは非置換アルカリルであって、前記アルカリルのアルキルがC1乃至C20飽和または不飽和アルキルまたはヘテロアルカリル基であって、当該置換基がハロゲン、ヒドロキシル、カルボニル、カルボキシラート、エステル、ホルミル、アシル、チオカルボニル、チオエステル、チオアセタート、チオホルマート、アルコキシル、ホスホリル、ホスホナート、ホスフィナート、アミノ、アミド、アミジン、イミン、シアノ、ニトロ、アジド、スルフヒドリル、スルファート、スルホナート、スルファモイル、スルホンアミド、スルホニル、ヘテロシクリル、アラルキル、芳香族基、ヘテロ芳香族基、イミノ、シリル、エーテルおよびアルキルチオからなるグループから選択される、化学基であって、
R*は架橋部分であって、
Bは生物学的に活性な分子であって、
nは0または1乃至5の整数であって、
aは4乃至10,000の整数である、
化学式の化合物の使用。
【請求項40】
請求項39に記載の使用であって、当該使用において、nは1であって、Zはメチルである、使用。
【請求項41】
請求項40に記載の使用であって、当該使用においてR*はメチレンであって、Bはインターフェロンであって、前記インターフェロンのアミノ末端でアミンを介して結合しているインターフェロンである、使用。
【請求項42】
請求項41に記載の使用であって、当該使用において、前記インターフェロンがインターフェロンβ1aである、使用。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図9A】
【図9B】
【図10】
【公開番号】特開2009−235409(P2009−235409A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−110274(P2009−110274)
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【分割の表示】特願2003−561523(P2003−561523)の分割
【原出願日】平成15年1月17日(2003.1.17)
【出願人】(504274170)バイオゲン アイデック エムエー インク. (3)
【氏名又は名称原語表記】Biogen Idec MA Inc.
【住所又は居所原語表記】14 Cambridge Center, Cambridge, MA 02142 (US)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【分割の表示】特願2003−561523(P2003−561523)の分割
【原出願日】平成15年1月17日(2003.1.17)
【出願人】(504274170)バイオゲン アイデック エムエー インク. (3)
【氏名又は名称原語表記】Biogen Idec MA Inc.
【住所又は居所原語表記】14 Cambridge Center, Cambridge, MA 02142 (US)
【Fターム(参考)】
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