説明

男性の更年期障害を予防する組成物およびそれを含有する飲食品

【課題】 本発明は、男性の更年期障害を予防する組成物及びそれを含有する飲食品を提供しようとするものである。
【解決手段】 大豆、および、マカ、トリテルペノイドサポニンを含有する植物、ステロイドサポニンを含有する植物のうちのいずれか1種または複数種からなる抽出液を納豆菌により発酵させた液からなる成分を必須成分として含有することを特徴とする、男性の更年期障害の予防用組成物。大豆、および、マカ、トリテルペノイドサポニンを含有する植物、ステロイドサポニンを含有する植物のうちのいずれか1種または複数種からなる抽出液に、更に、イグサの抽出液を加えて納豆菌により発酵させた液からなる成分を必須成分として含有することを特徴とする、男性の更年期障害の予防用組成物。それらの組成物を含有することを特徴とする、飲料または低アルコール飲料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、男性の更年期障害を予防する組成物及びそれを含有する飲食品に関する。
【0002】
男性における更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)が減少しはじめる40代・50代に多く、まれに30代で現れる人もいます。女性の更年期と同じような症状の他に、頻尿や残尿感などの泌尿器系の症状やEDなどの性機能低下がみられるのが特徴である。更年期障害といえば、多量の発汗、のぼせ、頭痛、耳鳴り、めまい、動悸などが一気に現れることが知られている女性特有の病気だと思っている方が多い。ところが、男性ホルモンである「テストステロン」が減少することによる「男性更年期障害」が急増している。最近テレビなどでも盛んに取り上げられている。働き盛りにも関わらず突然気力をなくす、イライラする、集中力が欠如するなどで「なまけている」と責められ、会社内で孤立するといった経験をされた方もいる。この症状が進むと、うつ状態になることもあり、最悪の場合は自殺という悲惨な状況もある。
【0003】
その背景的要因としてストレス、食生活などがあげられる。治療法は男性ホルモンの補給であるが、男性ホルモンが不足する前に亜鉛の補給が必要である。精力減退は老化やストレスなどに伴う症状のひとつといえるが、単にセックスだけの問題ではなく、生活のリズムや精神面に影響を及ぼすことがあり、特に青年期、壮年期においては男性更年期障害という深刻な問題に発展することもある。
【0004】
精力減退には様々なミネラルが関係しているが、中でも深く関与しているのが亜鉛である。亜鉛は人間の身体の中では筋肉や骨、肝臓などに含まれていますが、精巣や前立腺などの性腺にもかなりの量が含まれています。この精巣では、性欲などをつかさどる男性ホルモンの一種であるテストステロンなどが合成され、また精子も作られる。亜鉛は、男性ホルモンにも精子作りにも深く関与している。そのため、亜鉛は「男の金属」とも言われ、亜鉛が不足すると、例えばインポテンツのような生殖機能の低下を招いてしまう。ストレスも体内の亜鉛を大量に消費する原因になる。ストレスによって精力が減退するのも、亜鉛不足と決して無関係ではない。最近セックスが弱くなった、あるいは精力が減退したような気がするという人は、亜鉛を積極的に摂るように心がける必要がある。男性更年期障害の予防になる。
【0005】
精力というと男性側だけの問題のように受け取られがちですが、女性の場合も女性ホルモンの合成に亜鉛が深くかかわっていると考えられている。卵巣は亜鉛がたくさん含まれている。女性においても、正常な生殖の活動に亜鉛は欠かせない。女性の場合、精力という表現はあまり適切ではないかもしれないが、亜鉛が不足すると、男性と同じように、いわゆる精力が減退する。男性更年期障害は日本において、やっと認知されつつあるところである。女性更年期障害の窓口は婦人科であるが、男性の場合は内科、神経内科、心療内科、精神科、整形外科などを受診し、泌尿器科医が主治医となることが多い。女性の場合更年期障害の原因は明確で閉経により女性ホルモンの分泌が急激に低下することによってほてり、のぼせ、発汗など血管運動に関する症状が出てくるとされている。しかし、男性の場合は閉経のようにはっきりした現象はないが、やはり徐々に男性ホルモンの分泌が減っていくこともあり、中年期を迎えると様々な加齢症状が出てくる。その他にも社会的環境の変化や心理的素因は男女共通して原因となり得ると考えられている。
【0006】
<主症状>
1.精神・心理症状:抑うつ、いらいら、神経過敏、不安、疲労倦怠感、生気消失
2.身体症状:発汗、ほてり、睡眠障害、持続力低下、体力低下、筋肉痛、骨密度低下、自律神経失調症、
3.性機能関連症状: 性欲低下、勃起力低下
【0007】
診察
1)
問診 A.精神・自律神経症状 B.男性度チェック C.泌尿器症状 など
2)
身体所見(主に前立腺の硬結や肥大の有無を直腸指針にてチェック)
3)
採血による男性ホルモン値、前立腺癌の可能性の検査
4)
ED(勃起不全)の訴えがある方は陰茎周径計測バンドによる勃起能評価
が行われる。
【0008】
更年期を明るく乗り切るポイント。
1、 よい相談相手をもつ
〜 ひとりで悩まないで!家族や友人に思いを伝える。
2、 新しいことに挑戦する
〜 ご夫婦で一緒に始めるのもよい。
3、 おしゃれをする
〜 きっと心が軽くなる。
4、 バランスのとれた食事
〜 食生活はすべての基本。必要な栄養素を充分に摂る。
5、 適度な運動
〜 体を動かすことで心も健やかになる。
6、 充分な睡眠
〜 睡眠はあなたの心と体を養う。
7、 適切な健康管理
〜 定期的に健康診断を受ける。
【0009】
病院の更年期外来などでは、治療の一つとして低下したホルモンを補充するために、ホルモン治療薬が処方されることもある。しかし近年では、ホルモン治療薬による副作用(女性では子宮ガンや乳ガン、男性では前立腺ガンの発生)が疑われている。よって、ホルモン剤を使用した治療は慎重な判断が必要である。更年期障害の治療は、ホルモン剤や漢方薬、向精神薬などの薬物治療の他、カウンセリング・自律訓練法などの心理療法を合わせて行われる。しかし、重要なのは、そのような治療と一緒に、食生活や運動、ストレスの軽減など、「自分で心がけることができる」ことを、前向きに実践していくことである。なかでも重要なのは、必要な栄養素を充分に摂り入れること。人間は、口から取り入れたものを血や筋肉にして生きている、というのは当たり前のことのように思われるが、それにしてはなかなか気を使えない毎日を送っているのが実情である。更年期は、今までと同じだけの栄養を取り入れても、その吸収率が落ちる頃でもある。ですから一層、どんな栄養が大事かを、考えていかねばならない。「薬」は、病気にならないと処方されない、「対症療法」。病気になる以前から病気になりにくい身体をつくるには、やはり、必要な栄養を必要なだけ摂取することが重要である。
【0010】
いかに栄養が大事といっても、日々の食生活だけで必要な栄養をまかなうのは、非常に難しい。食卓に並ぶ料理にどんなに気を遣っていても、どうしても取り入れにくい栄養素がある。ましてや、忙しい毎日の中では、ついつい、手軽にできるインスタント製品や加工食品にたよってしまうこともある。更年期に特に摂取を心がけた方がよい栄養素はいくつかあるが、前述のように、中でも亜鉛は、体内のホルモンや免疫物質、消化酵素などを合成するために不可欠な栄養素。皮膚細胞・精子・卵子・脳細胞などの新しい細胞をつくるためにも欠かせない。亜鉛が不足することで、更年期に見られる様々な障害が出やすくなる。また、近年、若年性更年期障害や勃起障害、味覚障害、脱毛症、暴力行為などが増えているのも、亜鉛が不足の兆候である。その亜鉛を多く含むのが、牡蠣である。
【0011】
治療
1.男性ホルモン補充療法(TRT:Testosterone replacement therapy)精神・自律神経症状、心理症状があり、検査の結果、血中テストステロン値が低い場合には、男性ホルモン補充療法を行う。ただし、前立腺癌、重度の前立腺肥大症がある方は、受けることができない。現在、日本で使用可能な製剤は、注射薬と内服薬がありますが、内服薬は吸収が悪く、肝機能障害を起こすこともあることから、主に注射薬が使われます。2~4週間に1回、筋肉注射をするのが、一般的な治療である。
2.漢方:主に以下の様な漢方薬が処方される。
(1)うつ状態・・・柴朴湯、抑肝散、加味帰脾湯、補中益気湯、茯苓飲合半夏厚朴湯
(2)循環器系障害(のぼせ・ほてり)・・・黄連解毒湯、桂枝茯苓丸、抑肝散加陳皮半夏、
八味地黄丸
(3)感覚器系障害(めまいなど)・・・苓桂朮甘湯、半夏白朮天麻湯、桂枝茯苓丸
(4)性機能障害(勃起不全)・・・柴胡加竜骨牡蛎湯、八味地黄丸、補中益気湯、
3.抗うつ薬、抗不安薬:基本的にはスルピリド100〜150mg、SSRI(フルボキサミン)25〜50mg、眠前などを処方されることが多い。不安の程度に応じて中程度の効力と持続のベンゾジアゼピン系抗不安薬を少量から開始する。それでも不安がのぞけない場合は、精神科、心療内科等の専門家に相談するほうがよい。
4.勃起改善薬(バイアグラ、レビトラ):男性更年期障害の患者さんの多くが勃起障害を合併している。加齢のため勃起改善剤を希望される方の治療は比較的簡単であるが、精神的な問題を抱えた患者さんが勃起不全より、不眠、頭痛、脱力感などの治療を優先に考えることが多い。
【0012】
すなわち、更年期を迎えた人にとってホルモンの低下は避けられない体の変化といえる。たとえ更年期障害に似た症状が出たとしても、そのことで深刻になる必要はあまりなく、
日常生活で十分な休養をとって、上手にストレスを回避したい。また、症状の中にはEDなど薬で治療できるものもある。ただし、これらの症状は糖尿病や泌尿器の病気による症状と似ているため、自己判断は危険である。おかしいと思ったら、まず医師に相談してみる必要がある。
【0013】
男性更年期障害は主に40〜50代で好発する。この年齢は「リストラ」「夫婦間の問題」
「親の介護」など、仕事やプライベートな事情でストレスが増す時期でもある。うつ病やストレスによる自殺が多いのもこの世代である。こういったストレスも男性更年期障害の精神・心理症状の原因の1つと考えられている。また、加齢に伴う男性ホルモン分泌低下の影響によって、性機能関連症状が出てくる時期でもある。気になる症状がある場合、一度診察を受けることをおすすめする。以上、前置きはこの程度にして、特許文献等について紹介する。
【0014】
特開2004−131482号公報(特許文献1)には、 発芽活性化されたガノデルマルシダム(Ganoderma lucidum)の胞子(GLSs)の有効量をヒトに経口投与することを含む、ヒトの老化を防止/遅延する、及び/又は更年期症状を軽減/緩和する方法。 前記老化がフリーラジカル損傷により引き起こされるものであることを特徴とする、方法。前記GLSsが抗酸化剤であることを特徴とする、方法。前記GLSsが前記ヒトの還元型グルタチオン(GSH)及びスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性を上昇させることを特徴とする、請求項3記載の方法。前記更年期障害の症状が、疲労、食欲不振、動悸、健忘、いら立ち、うつ、及びインポテンスからなる群から選ばれる少なくともひとつであることを特徴とする、方法。前記ヒトが男性であることを特徴とする、方法。発芽活性化ガノデルマルシダム胞子(GLSs)を含む、ヒトの老化進行の防止/遅延用薬剤。発芽活性化ガノデルマルシダム胞子(GLSs)を含む、ヒトの更年期症状の軽減/緩和用薬剤が開示されている。
【0015】
特開平11−263734号公報(特許文献2)には、閉経後や精力減退(インポテンス)時のホルモンバランスを長期間アンバランスにしていてはいろいろの機能障害を起こし、少ない女性ホルモンや男性ホルモンまた多すぎる場合も適度の状態に調整しないと、後年いろいろな病気を引き起こす原因となるので予防面からもホルモンバランスを整え、調整しておかないと更年期障害等いろいろの病気を引き起こす誘引となり、また老化を促進してしまうので気を付ける必要がある。そこでそういう時期が来たときにいち早くホルモンバランスを調整して、予防治療をしてやることで後年に病気を引き起こさないようにしておくことがいかに大事か考える大変必要であり、それが後々結果として現れ大きな差と成って人生の行く末が違ってくるので、この分岐点に手当をするかしないかで大いなる差が生まれる。それを鑑みホルモンバランス調整予防治療技法により、いかにこの時期のケアが欠かせないかお分かりいただけると考え発明した技法で、これをしておかないと後年になって後悔をしても間に合わない大きな優れた予防治療技法で、この発明によって救われる影響は計り知れない物がある。また過剰ストレスに対してもホルモンバランス調整で軽減出来、病原菌に対しての抵抗も強固になる。老化にも予防効果が確認出来、細胞の活性化を促す作用があり、中年太りを予防する働きも顕著である。もう一つの特徴としてはホルモンのアンバランスによると考えられる老人性痴呆症(アルツハイマー型痴呆を含む)の誘因にもホルモンバランスの調整で予防効果がある事であることが開示されている。
【0016】
特表2003−534375号公報(特許文献3)には、選択性抗エストロゲン薬を投与することからなる、男性におけるアンドロゲン欠乏症を治療する方法。選択性抗エストロゲン薬がクロミフェンである方法。
選択性抗エストロゲン薬がクエン酸クロミフェンである方法。抗エストロゲン薬を投与することからなる、男性における男性更年期障害に関係する障害を治療する方法。選択性抗エストロゲン薬がタモキシフェンである方法。
選択性抗エストロゲン薬がクエン酸タモキシフェンである方法が開示されている。
【0017】
特表2002−513749号公報(特許文献4)には、少なくとも1つの活性物質の調節された開放を可能にし、そして a) 治療的有効量の少なくとも1つの活性物質、 b) 3〜55重量%のリン脂質、 c) 16〜55重量%の医薬的に許容できる溶媒、及び d) 4〜52重量%の脂肪酸を含んで成る、水性相の存在下で即座にゲル化する性質を有する流体医薬組成物の、歯根炎を有するヒト又は動物を処理するために意図された医薬製品の調製のためへの使用。前記活性物質が、抗生物質、抗感染剤、局部麻酔剤、抗炎症剤、抗真菌剤及びペプチド活性物質から選択されることを特徴とする医薬組成物の使用。前記リン脂質が、ホスファチジルコリン、ホスファチジルグリセロール塩、ジカプロイルホスファチジルコリン及びジステアロイルホスファチジルグリセロール塩から単独で又は混合物として選択されることを特徴とする医薬組成物の使用。前記医薬組成物が、15〜55重量%のリン脂質、好ましくは15〜51重量%のリン脂質を含むことを特徴とする医薬組成物の使用。前記リン脂質が、水素化されたホスファチジルコリンであることを特徴とする医薬組成物の使用。
前記医薬組成物が、15〜55重量%のリン脂質、好ましくは15〜51重量%のリン脂質を含むことを特徴とする医薬組成物の使用。前記リン脂質が、水素化されたホスファチジルコリンであることを特徴とする請求項11又は12のいずれか1項記載の医薬組成物の使用。
前記組成物が、3〜11重量%、好ましくは3〜10重量%のリン脂質を含むことを特徴とする組成物の使用が開示されている。
【特許文献1】特開2004−131482号公報
【特許文献2】特開平11−263734号公報
【特許文献3】特表2003−534375号公報
【特許文献4】特表2002−513749号公報
【非特許文献1】綜合臨床,53(3)2004、横山博美:男性更年期障害の診断と治療
【0018】
表1
更年期としてのうつ状態と、うつ病の比較
・・・・・・・・更年期症状としてのうつ状態 うつ病
誘因・・・・・・自己愛の傷つき 喪失体験、不明のことが多い
顕著な症状・・・自己不全感、無気力 抑うつ感、エネルギーの低下

治療・・・・・・自己愛の傷つきを癒す、 薬物治療、休養が主体
・・・・・・・・精神療法的アプローチ休養が主体、 精神療法は効果が少ない

経過・・・・・・慢性化、長期化薬物治療、 比較的短期、反復性
予後・・・・・・基本的に健康な人の反応、ほぼ良好 しばしば不良
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
本発明は、男性の更年期障害を予防する組成物及びそれを含有する飲食品を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
男性の更年期障害を予防する作用を有する植物として、以下のものが挙げられる。
【0021】
1.マカ。
アブラナ科の植物、マカが注目されている。マカは南米アンデス高地で生育、栽培されており、ひょうやあられ、霜、長期間の干ばつや冷害といったあらゆる悪条件に耐え得る、とても生命力の強い植物である。マカに含まれる豊富なビタミン、ミネラル、有効成分が、私たちの体に有用な作用をもたらす。
【0022】
サポニンは、植物界に広く分布し、一次代謝産物(アミノ酸、脂肪酸、ブドウ糖)が複合して出来る二次代謝産物である。分類上テルペン類のトリテルペンに分類されている。サポニンは同一分子内に親水基(水に馴染む糖の部分)と疎水基(水を嫌うアグリコンの部分)を持つため、界面活性作用を持つが、この界面活性作用が、サポニンを摂食した人体の細胞膜に有用物質を浸透させるといわれている。サポニンに結合した糖を除いた部分はサポゲニンsapogeninと呼ばれるが、トリテルペノイドサポニンとステロイドサポニンに大別されている。
【0023】
2.大豆。
大豆には、サポニンが多く含まれている。大豆サポニンという呼び名が通称であるが、生大豆には数種類のサポニンが総量の0.3%位含まれている。 また大豆や緑豆に含まれるサポニンにはプファフォシドPfaffosidesという有用な植物性化学物質が含まれる。
【0024】
3.トリテルペノイドサポニンを含有する植物。
・オンジ遠志、別名 棘苑。(イトヒメハギ根。ヒメハギ科)、
・カンゾウ甘草(カンゾウ根Glycyrrhiza uralensis Radix。マメ科Leguminosae)

・ゴシツ牛膝(ヒナタイノコズチ根。ヒユ科)、
・サイコ 柴胡(ミシマサイコ根。セリ科)、
・キキョウ 桔梗キキョウ桔梗(キキョウ根。キキョウ科)、
・セネガ
senega(ヒロハセネガ根Polygala senega var. latifolia Radix、ヒメハギ科)
・モクツウ木通(アケビAkebia quinata Decaisne、ミツバアケビAkebia
trifoliata Koidzumi茎。アケビ科Lardizabalaceae)。
・エゴノキ果皮Styrax
japonica 別名轆轤木(ロクロギ)
・モダマEntada
phaseoloides, Fabaceae
・ニンジン人参(オタネニンジン根 Panax ginseng C.A. Meyer、ウコギ科 Araliaceae、別名
朝鮮人参、高麗人参)
・タイソウ大棗(ナツメ、サネブトナツメ類の実。Zizyphus jujuba Mill、Zizyphi Fructusクロウメモドキ科Rhamnaceae)
【0025】
4.ステロイドサポニンを含有する植物。
・キンセンカ(キンセンカの花 キク科 キンセンカ属, Calendula officinalis Linn 別名マリーゴールド、common
marigold、pot marigold)
・知母 チモ(ハナスゲの根茎 ユリ科Anemarrhena asphodeloides Bunge Liliaceae)
・ユッカ(ユッカの根茎 ユリ科Yucca schidigera Liliaceae。別名Mojave Yucca,
Spanish Dagger, Yucca aloifolia,)
・トチノキ(トチノキの葉や実、Aesculus hippocastanum トチノキ科 トチノキ属 別名ホース チェスナットHorse chestnut, マロニエMarronnier)
・麦門冬 バクモンドウ(ジャノヒゲ、リュウノタマ ユリ科Ophiopogon japonicus Ker-Gawl Liliaceae.ノシラン
Ophiopogon aburan Liliaceae.などの根茎、ジャノヒゲ属 Convallariaceae)
・リュウゼツラン科植物 Nolina recurvata (Lem.) Hemsl.
【0026】
5.イグサ(Juncus 属)は約220種が世界に分布している。比較的湿度の高い地域で育ちやすいことから,日本,中国,東南アジアにおいて主に栽培されている。栽培されたJuncus 属は,敷物やモップとして世界中で利用されている。日本ではJuncus 属の植物を「イグサ」と呼んでおり,柔道のマットや室内のカーペットとして,約600年以上も前より使われてきた。イグサは毒性がなく,古来より利尿薬,消炎薬などの薬草として用いられてきた歴史がある。漢薬の臨床と応用では,利尿薬として,あるいは水腫の治療として,一回1.5〜3 g服用すると良いと書かれている。さらに新訂和漢薬では,切り傷,出血,打撲にイグサを噛み潰したものを塗布すると症状が改善されると書かれている。イグサには腸管出血性大腸菌O157に対して抗菌作用を有していることが明らかとなっている。その他にも腸管出血性大腸菌O26、O111、食中毒件数で最も多いサルモネラ菌、牛乳汚染で問題になった黄色ブドウ球菌、さらには腐敗細菌である枯草菌やミクロコッカス菌に対しても抗菌作用があった。また抗菌成分は酸や熱に強いことも明らかになっている。このためイグサを食べた場合、酸度が強い胃を通過しても抗菌性が失われない状態で速やかに腸に達することから、イグサの食中毒未然防止を目的とした活用法研究されている。しかし近年「活性酸素」の研究が進むにつれて、酸素の「毒性」が明らかになってきた。酸素というものは文字通り何でも物を酸化してしまうという働きがある。鉄が錆びたり、切ったリンゴが黒くなるのも酸素が影響している。活性酸素は酸素の約1500倍の酸化力を有しており、少量では免疫効果を発揮するものの、体内に多量に蓄積した場合、ガンや動脈硬化、糖尿病、老化、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患など様々な病気を引き起こすことで知られている。疾患の約90%は活性酸素が原因とさえ言われている。活性酸素は酒やタバコを飲んだり、ストレスが溜まったり、空気が汚れた環境で生活したり、食品添加物を多く含む食品を食べることで、体内に蓄積される。しかしこれらは現代生活において避けては通れないものばかりで、活性酸素を消去する食品を日常的に食べることが必要であると考えている。イグサは活性酸素の消去に優れた植物であり、イグサ1gあたりで4200単位もの活性酸素を消去することが明らかとなった。この値は、同じく活性酸素を消去することで有名な青汁の原料であるケールの約5倍もの高さである。イグサは食物繊維が100gあたり63gもの量を占めている。これは様々な農作物の中でもかなり高い値であり、レタスの約40倍、サツマイモの約9倍、ほうれん草の約2倍にあたる。食物繊維はコレステロール抑制効果、血糖値上昇抑制効果、大腸ガンの発生抑制効果など多くの効能を有していることが既に明らかになっている。
【0027】
男性の更年期障害を予防するための素材として納豆菌を利用する。納豆菌は私たちの身近な善玉菌の代表であり、体内に入れば、納豆菌には腸内の腐敗菌の活動を弱めたり、コレラ菌やチフス菌などの病原菌に体する抗菌作用があり、その抑制効力は乳酸菌よりも強力であると報告されている。有用菌である納豆菌が腸内での腐敗菌が腸内の活動を抑制することにより、ウェルス菌に代表される腐敗菌が作り出す発がん物質や有害物質である発ガン促進物質のアンモニア、インドール、アミンなどを減少させる。同時にこれらの有害物質を吸着し、排せつを促進させる。有害物質は肝臓で解毒されますが、納豆菌により有害物質の生成が減少し肝臓の解毒作用の負担が軽くなり、疲労回復や肌荒れの解消などの効果が期待できる。納豆菌により有機酸生々され、これが腸を刺激して消化活動を活発にし、便通を整え、便秘の改善にも有効である。また、納豆菌培養エキスには抗酸化作用があるとも言われている。納豆菌は乳酸悍菌やビフィズス菌と同様に免疫力を高める。納豆菌は増殖によりナットウキナーゼと呼ばれる酵素を生成するが、この酵素には血管の中で血が固まった血栓をとかす作用があり、心筋梗塞や脳血栓などを予防する効果も報告されている。
【0028】
すなわち、上述の植物の抽出液を納豆菌で発酵させたものを、男性の更年期障害予防剤として利用する。すなわち、本発明は、下記の構成を要旨とする納豆菌発酵液を提供する。
(1)大豆、および、マカ、トリテルペノイドサポニンを含有する植物、ステロイドサポニンを含有する植物のうちのいずれか1種または複数種からなる抽出液の納豆菌発酵液を含有する組成物。
(2)更に、イグサの抽出液を加えた納豆菌発酵液を含有する組成物。
(3)および、それら組成物を含有する飲料、低アルコール飲料。
【発明の効果】
【0029】
本発明による、納豆菌発酵液を含有する組成物を継続的に摂取することにより男性の更年期障害の症状の発生を抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
大豆、および、マカ、トリテルペノイドサポニンを含有する植物、ステロイドサポニンを含有する植物のうちのいずれか1種または複数種からなる抽出液を納豆菌により発酵液させ、適宜ろ過、減圧濃縮、凍結乾燥した成分を含有する組成物を得る。
更に、イグサの抽出液を加えて納豆菌により発酵液を得、適宜ろ過、減圧濃縮、凍結乾燥した成分を含有する組成物を得ることもより好ましい。
【実施例】
【0031】
以下に本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
[大豆抽出液の調製]
乾燥粉砕した原料100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠
心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものを大豆抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液として調製した。
[マカ、トリテルペノイドサポニンを含有する植物、ステロイドサポニンを含有する植物の抽出液の調製]
基本的には、大豆と同様である。乾燥粉砕した原料100g(マカ50g、甘草25g、ユッカ25g)を10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものを大豆抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、さらに凍結乾燥を行い、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液として調製した。
[イグサの抽出液の調製]
基本的には、大豆と同様である。乾燥粉砕した原料100gを10倍量の60℃の熱水中に入れ、1昼夜抽出した後、遠心分離後に抽出液と残さにわけ、残さを再度約5倍量の100℃の熱水を加えて1昼夜抽出を行い、遠心した後、60℃で抽出した抽出液と100℃で抽出した抽出液を混合したものをイグサ抽出液とし、この抽出液を約50℃でろ過を行った後、再度15℃まで冷めた後でろ過を行い、その後減圧下で濃縮し、その後、10mlの蒸留水に溶解したものを抽出液として調製した。
【0032】
[納豆菌による発酵液調製]
大豆の抽出液とマカ等の抽出液とイグサの抽出液を等量(10mlずつ)混合し水で1Lに希釈調整してから、納豆菌を接種して、好気的条件の下で、40℃で24時間発酵させ、さらに10℃の冷蔵庫で24時間熟成させたものを、再度10℃でろ過し、その後減圧下で、20mlまで濃縮し、納豆菌発酵液とした。なお、それぞれ単独の抽出液の場合は、それぞれ20mlを水1Lに希釈してから、同様にして発酵させたのち、発酵液をろ過、減圧濃縮して20mlとした納豆菌発酵抽出液、さらに凍結乾燥して、納豆菌発酵液の乾燥物としたものを得た。なお、本発明において、イグサ抽出液を含むものを納豆菌発酵液A、イグサ抽出液を含まないものを納豆菌発酵液B(大豆の抽出液10ml、マカの抽出液10mlを水1Lに希釈)として区分する。
【0033】
〔配合例1〕下記の組成のカプセル剤を常法により製造した。なお、カプセルにはハードゼラチンカプセルを使用した。
納豆菌発酵液の乾燥物A・・・・・・・・・・・・100.0mg
コーンスターチ・・・・・・・・・・・・・・・・・60.0mg
乳糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
乳酸カルシウム・・・・・・・・・・・・・・・・・10.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)・・・ 10.0mg
【0034】
〔配合例2〕下記の組成のカプセル剤を常法により製造した。なお、カプセルにはハードゼラチンカプセルを使用した。
納豆菌発酵液の乾燥物B・・・・・・・・・・・・100.0mg
コーンスターチ・・・・・・・・・・・・・・・・・60.0mg
乳糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
乳酸カルシウム・・・・・・・・・・・・・・・・・10.0mg
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L)・・・ 10.0mg
【0035】
〔配合例3〕下記の組成の顆粒状製剤を常法により製造した。
納豆菌発酵液の乾燥物A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250.0mg
骨粉(カルシウム20%含有)・・・・・・・・・・・・・・・・・・250.0mg
卵殻カルシウム(カルシウム34%含有)・・・・・・・・・・・・・147.0mg
ビタミンB群混合粉末(全ビタミンB群を含む)・・・・・・・・・・100.0mg
脂溶性ビタミン混合粉末(ビタミンD,K,E,Aを含む)・・・・・100.0mg
ミルク蛋白加水分解物(アミノ酸、低分子ペプチドを含む)・・・・・・50.0mg
トウモロコシ・大豆蛋白加水分解物(アミノ酸、ペプチドを含む)・・・20.0mg
小麦胚芽抽出物(ビタミン、クロム、セレン、モリブデンを含む)・・・30.0mg
酵母エキス(ビタミン、核酸、亜鉛を含む)・・・・・・・・・・・・・50.0mg
エリスリトール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300.0mg
ラクチュロース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
マルチトール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・168.7mg
ビートオリゴ糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
乳果オリゴ糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
グアーガム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60.0mg
グリセリン脂肪酸エステル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15.0mg
【0036】
〔配合例4〕下記の組成の顆粒状製剤を常法により製造した。
納豆菌発酵液の乾燥物B・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250.0mg
骨粉(カルシウム20%含有)・・・・・・・・・・・・・・・・・・250.0mg
卵殻カルシウム(カルシウム34%含有)・・・・・・・・・・・・・147.0mg
ビタミンB群混合粉末(全ビタミンB群を含む)・・・・・・・・・・100.0mg
脂溶性ビタミン混合粉末(ビタミンD,K,E,Aを含む)・・・・・100.0mg
ミルク蛋白加水分解物(アミノ酸、低分子ペプチドを含む)・・・・・・50.0mg
トウモロコシ・大豆蛋白加水分解物(アミノ酸、ペプチドを含む)・・・20.0mg
小麦胚芽抽出物(ビタミン、クロム、セレン、モリブデンを含む)・・・30.0mg
酵母エキス(ビタミン、核酸、亜鉛を含む)・・・・・・・・・・・・・50.0mg
エリスリトール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300.0mg
ラクチュロース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
マルチトール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・168.7mg
ビートオリゴ糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
乳果オリゴ糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100.0mg
グアーガム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60.0mg
グリセリン脂肪酸エステル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15.0mg
【0037】
〔配合例5〕下記の組成の経口液状製剤を常法により製造した。
納豆菌発酵液A 0.5g
ソルビット 12.0g
安息香酸ナトリウム 0.1g
香料 1.0g
硫酸カルシウム 0.5g
精製水 残部 (全量を100gとする)
【0038】
〔配合例6〕下記の組成の経口液状製剤を常法により製造した。
納豆菌発酵液B 0.5g
ソルビット 12.0g
安息香酸ナトリウム 0.1g
香料 1.0g
硫酸カルシウム 0.5g
精製水 残部 (全量を100gとする)
【0039】
〔配合例7〕次のような処方にて、レモン飲料を調整した。
砂糖 50g
クエン酸 1g
レモン香料 2g及
納豆菌発酵液A 5g
精製水 残部 (全量を1000gとする)
【0040】
〔配合例8〕次のような処方にて、レモン飲料を調整した。
砂糖 50g
クエン酸 1g
レモン香料 2g及
納豆菌発酵液B 5g
精製水 残部 (全量を1000gとする)
【0041】
〔配合例9〕次のような処方にて、低アルコールレモン飲料を調整した。
市販甲類焼酎(アルコール25%)200g
砂糖 50g
クエン酸 1g
レモン香料 5g
納豆菌発酵液A 5g
精製水 残部 (全量を1000gとする)
【0042】
〔配合例10〕次のような処方にて、低アルコールレモン飲料を調整した。
市販甲類焼酎(アルコール25%)200g
砂糖 50g
クエン酸 1g
レモン香料 5g
納豆菌発酵液B 5g
精製水 残部 (全量を1000gとする)
【0043】
<効果> 40〜58歳の男性、計10に上記処方の錠剤、飲料を3ヵ月月間に亘り適量試用してもらった。その結果、多くの人から、精神および体の調子が、良くなったとの結果が得られた
表2
パネル A B C D E F G H I J

配合例1 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎
配合例2 ○ ◎ ○ ◎ ○ △ ○ △ ○ ○

配合例3 ○ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎
配合例4 ○ ○ ◎ ○ ○ ◎ ○ ◎ ○ ○
液剤
配合例5 ○ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎
配合例6 ◎ ○ △ ○ ○ ◎ ○ △ ○ ○
飲料
配合例7 ◎ ○ ○ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○
配合例8 ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ △ ○ ○ ○
飲料
配合例7 ◎ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○ ◎ ○
配合例8 ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ △ ○ ○ ○
注)
評価の表示:◎かなり良くなった、○良くなった、△あまり変わらない、×悪くなった。
評価の表示は、10名の個々の評価に基づき、平均的な結果として記している。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】男性の更年期障害の説明図

【特許請求の範囲】
【請求項1】
大豆、および、マカ、トリテルペノイドサポニンを含有する植物、ステロイドサポニンを含有する植物のうちのいずれか1種または複数種からなる抽出液を納豆菌により発酵させた液からなる成分を必須成分として含有することを特徴とする、男性の更年期障害の予防用組成物。
【請求項2】
大豆、および、マカ、トリテルペノイドサポニンを含有する植物、ステロイドサポニンを含有する植物のうちのいずれか1種または複数種からなる抽出液に、更に、イグサの抽出液を加えて納豆菌により発酵させた液からなる成分を必須成分として含有することを特徴とする、男性の更年期障害の予防用組成物。
【請求項3】
請求項1あるいは請求項2に記載の組成物を含有することを特徴とする、飲料または低アルコール飲料。





































【図1】
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【公開番号】特開2006−69970(P2006−69970A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−256216(P2004−256216)
【出願日】平成16年9月2日(2004.9.2)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(304033502)
【Fターム(参考)】