説明

画像データ処理装置

【課題】低階調の第1被写体画像を拡大した際に、高階調の第2被写体画像として表示する画像データ処理装置において、少ない記憶量で高ダイナミックレンジの画像を得ることが出来る画像データ処理方法を提供する。
【解決手段】第1画像を得る撮像手段5と、最大輝度レベル以上の第2画像を得る増幅手段14と、第3画像を得る第1演算手段7と、第1画像を絞り部を開放して得られた第2画像と同等の増幅度で増幅し、第1演算手段7により除去された領域に合致する領域を第1画像から切り出して、第4画像を得る第2演算手段15と、第1演算手段7から切り出された第3画像の第2領域に第2演算手段15から切り出された第4画像を合成して第5画像として格納する画像合成記憶手段8と、画像合成記憶手段8から前記第5画像を出力させ、第2被写体画像として表示させる表示部9と、を備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、濃度表現範囲の広い画像表示装置のために、濃度表現範囲の狭い画像入力装置を用いて、濃度表現範囲を広くする画像データ処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、画像入力装置においてフィルム画像等の読取りを行い、この画像入力装置から画像データを出力し、画像表示装置に入力して画像を表示するが、画像入力装置から出力される画像データの濃度表現範囲が狭く、画像表示装置の方が濃度表現範囲の広い場合に、画像入力装置から出力される画像データの濃度表現範囲を向上させるため各種方法が考えられている。濃度表現範囲は画像データのビット数で定まり、例えばハイビジョンでは8ビットもしくは10ビットである。
【0003】
これに対し濃度表現範囲の広い画像表示装置としては、例えば、日本ビクター株式会社製のプロジェクターであるD−ILAホームプロジェクションシステム「DLA−HD2K」の仕様にコントラスト比2000:1と記載されており、これは略11ビットに相当する。
【0004】
画像入力装置の濃度表現範囲を広くするために、「特許文献1」には、読取光源の光量を複数段階に変化させ、それぞれの段階の光量にて読み込まれた複数の画面の画像データを用いて合成演算する事により画像データのビット数を増加させる例が記載されている。
【0005】
図5に画像入力装置の濃度表現範囲を広くするための従来の方法を示す。まず図5(B)に示すように画像全体の濃度が適正に得られるような光量中に画像光を設定する。そうすると少し飽和した部分の有る電気信号を得る。この電気信号による画像を記憶装置に記憶する。次に図5(A)に示すように、電気信号を飽和させないよう光量小とした電気信号を得てこの電気信号による画像を記憶装置に記憶する。次に図5(C)に示すように暗部の画像が必要な場合、光量大にして飽和量の多い電気信号を得てこの電気信号による画像を記憶装置に記憶する。
【0006】
そして各記憶した画像の飽和していない画像位置の電気信号をそれぞれ抽出し、レベル合せを行って図5(D)に示すように合成すれば、図5(A),(B),(C)に示すようなそれぞれの光量による画像光に応じた電気信号から濃度範囲を広げた画像を得る事が出来る。
【特許文献1】特開平7-131704号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した読取光源の光量を複数の段階に変化させ、それぞれの段階の光量にて読み込まれた複数の画像のデータを用いて合成演算し、表示装置に等しい広い濃度範囲を得ようとすると、光量の異なる複数の各画面を構成する画素全ての画像データを保持する為に記憶領域のメモリ量が莫大なものとなり、また合成演算にも多くの演算領域が必要であると言う問題点があった。
【0008】
そこで本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、画像データを表示する濃度表現範囲が画像入力装置よりも広い表示装置に対応して、少ない記憶領域のメモリ量で広い濃度表現範囲の画像を得ることが出来る画像データ処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための手段として、本発明による画像データ処理装置は、低階調の第1被写体画像を拡大した際に、高階調の第2被写体画像として表示する画像データ処理装置において、最適な露光量で被写体を撮像した際に、最大輝度レベルを有する第1被写体画像を得る絞り部と、前記絞り部を所定の露光量にして、撮像された前記第1被写体画像を光電変換して第1画像を得る撮像手段と、前記撮像手段で光電変換された第1被写体画像の最大輝度レベルを検出する検出手段と、前記絞り部を開放して得られた前記第1被写体画像を前記撮像手段で撮像して、光電変換して前記最大輝度レベル以上の第2被写体画像を得る増幅手段と、前記増幅手段で増幅された第2被写体画像から前記最大輝度レベル値を示す線と前記第2被写体画像が最大輝度レベル値を示す線と交わる両端間の輝度レベル高さとで囲まれた領域を除去し、それ以外の領域を残して第3被写体画像を得る第1演算手段と、前記第1被写体画像を前記絞り部を開放して得られた前記第2被写体画像と同等の増幅度で増幅し、前記第1演算手段により除去された領域に合致する領域を前記第1被写体画像から切り出して、第4被写体画像を得る第2演算手段と、前記第1演算手段から切り出された前記第3被写体画像の第2領域に前記第2演算手段から切り出された前記第4被写体画像を合成して第5被写体画像として格納する画像合成記憶手段と、前記画像合成記憶手段から前記第5被写体画像を出力させ、前記第2被写体画像として表示させる表示部と、を備えたことを特徴とする画像データ処理装置を提供するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、少ない記憶領域のメモリ量で広い濃度表現範囲の画像を得ることが出来るから、高解像度及び高速画像処理も容易になり、しかも記憶領域を減少することで省資源やコスト削減が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に本発明の実施形態に係る画像データ処理装置について図1〜図4を用いて説明する。図1は本発明の実施形態における画像データ処理装置の構成を示す図であり、図2は本発明の実施形態における画像データ処理方法に用いる撮像手段の回路構成を示す図である。図3は映像信号の処理状態を示す図であり、図4は撮像装置として外部の画像を入力する場合の構成を示す図である。そして、本発明の実施形態に係る画像データ処理装置は、原稿を照射する光源1、光源1の光量を制御する絞り部2、絞り部2に内蔵される絞り14、画像データに変換される原稿3、原稿3を撮像手段5に結像するレンズ4、原稿3の光像を入力し画像データと画像データの飽和位置情報を出力する撮像手段5、撮像手段5に付加されている検出手段13、撮像手段5から出力された画像データをアナログからデジタルに変換するA/D変換器6からなる画像データ生成手段100と、画像データを演算しダイナミックレンジを広げる演算手段7、演算手段15、画像データを記憶する記憶部8から構成される。記憶部8に用いる記憶媒体はIC、CDROM等の移動可能なものとする。
【0012】
図1に示すように本発明の実施形態に係る画像データ処理装置は、低階調の第1被写体画像を拡大した際に、高階調の第2被写体画像として表示する画像データ処理装置において、最適な露光量で被写体を撮像した際に、最大輝度レベルを有する第1被写体画像を得る絞り部2と、絞り部2を所定の露光量にして、撮像された第1被写体画像を光電変換して第1画像を得る撮像手段5と、撮像手段5で光電変換された第1被写体画像の最大輝度レベルを検出する検出手段16と、絞り部2を開放して得られた第1被写体画像を撮像手段5で撮像して、光電変換して最大輝度レベル以上の第2被写体画像を得る増幅手段14(絞り部2に含まれる絞り)と、増幅手段14で増幅された第2被写体画像から最大輝度レベル値を示す線と第2被写体画像が最大輝度レベル値を示す線と交わる両端間の輝度レベル高さとで囲まれた領域を除去し、それ以外の領域を残して第3被写体画像を得る第1演算手段7と、第1被写体画像を前記絞り部2を開放して得られた第2被写体画像と同等の増幅度で増幅し、第1演算手段7により除去された領域に合致する領域を第1被写体画像から切り出して、第4被写体画像を得る第2演算手段15と、第1演算手段7から切り出された第3被写体画像の第2領域に第2演算手段15から切り出された第4被写体画像を合成して第5被写体画像として格納する画像合成記憶手段8と、画像合成記憶手段8から第5被写体画像を出力させ、第2被写体画像として表示させる表示部9と、
を備えたものである。
【0013】
具体的には、まず、光源1から出力される照明光の光量L1を絞り部2で光量L2に制御した後、原稿3に照射する。光量L2を照射された原稿3の画像をレンズ4により、撮像手段5に結像する。この撮像手段5に入力された画像はアナログ映像信号S1に変換されるが、撮像手段5ではアナログ映像信号S1の最大値を図示していないオシロスコープ等により検出し100%信号レベルになるよう絞り部2の絞り14を用いて調整しこの時の絞り量nを基準値としてCtl1により演算手段7に送る。絞り部2の絞り14をk段階開けて光量L2を(kx2)倍とする。そして、この時、撮像手段5からアナログ映像信号S1を検出手段16に送り飽和領域を検出し2値データからなる飽和領域信号S2として記憶する。そして撮像手段5からアナログ映像信号S1と共に飽和領域信号S2として出力する。
【0014】
この撮像手段5から出力されたアナログ映像信号S1をmビットの分解能を持つA/D変換器6に送り、そしてmビットのデータ列で構成されるデジタル映像信号D1に変換して演算手段7に送る。一方、検出手段16から出力された飽和領域信号S2を演算手段7に送り、デジタル映像信号D1と飽和領域信号S2とから有効デジタル映像信号D2を選択して(mビット+kビット)のデータ列の容量を持つ記憶部8に送り、記憶部8ではこの有効デジタル映像信号D2のmビット分のデータ列の画像データが記憶される。一方、絞り部2からは絞り量(n+k)がCtl1により演算手段7に送られて、記憶されている基準値nが減算され増加分kが有効デジタル映像信号D2の増幅度の基準を示すデータとして演算手段7に記憶する。
【0015】
次に光源1から出力される照明光の光量L1を絞り部2の絞りでk段階戻して絞り光量L2の光量を最大値が100%となるような光量L2’に制御した後、原稿3に照射する。光量L2‘を照射された原稿3の画像をレンズ4により、撮像手段5に結像する。この撮像手段5に入力された画像はアナログ映像信号S1’に変換されるが、アナログ映像信号S1’は前述の飽和領域でも飽和していない信号である。
【0016】
このアナログ映像信号S1’をA/D変換器6に送りデジタル映像信号D1‘に変換して演算手段7に送る。この時演算手段7に記憶されている飽和領域信号S2の示す飽和領域範囲のデジタル映像信号D1‘を抽出し、やはり演算手段7に記憶されている絞り量Ctl1と絞り量Ctl1‘の比率から飽和領域範囲のデジタル映像信号D1‘をデジタル映像信号D1と同じ信号比率に変換すると、この飽和領域範囲のデジタル映像信号D1‘はm+kビットデータとなる。
【0017】
そして飽和領域信号S2の示す飽和領域範囲の有効デジタル映像信号D2’として記憶部8に送り記憶する。記憶部8からは有効デジタル映像信号D2と有効デジタル映像信号D2’とを同時に読み出してm+kビットのデータで形成された表示用デジタル映像信号Doutとする。この表示用デジタル映像信号Doutをm+kビットの表現濃度範囲を有する表示装置9に送り表現濃度範囲の広い画像を表示する。
【0018】
一般にハイビジョンのデジタル画像データとしては、画像データの1画素の表現を最大10ビットとして1024:1のコントラスト比を実現するよう設定している。これに対して上述したように日本ビクター株式会社製のプロジェクターであるD−ILAホームプロジェクションシステム「DLA−HD2K」ではコントラスト比2000:1と仕様に記載されており高ダイナミックレンジを実現している。このような表示装置で使用する画像データは少なくとも11ビットすなわちコントラスト比2048:1の広い表現濃度範囲が必要である。
従って、本発明の実施形態に基づき、画像データ生成手段100における画像データをハイビジョンと同じ10ビットとすると、前記表示装置は11ビットであるから増加するkビットを1とすれば演算手段7、記憶装置8は11ビットとなる。すなわち10ビットのハイビジョン入力を用いる場合は、演算手段7、記憶装置8を11ビットの画像データ配列とすることにより、上記プロジェクターの広い表現濃度範囲に十分対応出来る。
【0019】
また、表示装置のコントラスト比が3000:1或いは4000:1等により広くなれば画像データ生成手段100はそのままで演算手段7、記憶装置8の画像データ配列を増加させていけばよい。
【0020】
次に図2に示す撮像手段5について詳細に説明する。撮像手段5は受光部52の垂直方向の駆動を制御する垂直同期信号駆動部50、水平方向の駆動を制御する水平同期信号駆動部51、画像を受光し撮像信号に変換する二次元の画素からなる受光部52、撮像信号のノイズを除去し波形整形する撮像信号処理部53、撮像信号を分割して出力する判断出力部54、撮像信号から飽和領域範囲を抽出し飽和領域データを出力する飽和領域抽出部55、飽和領範囲データを記憶する飽和領域記憶部56から構成され同一平面の半導体基板上に設置される。
【0021】
この撮像手段5は、垂直同期信号駆動部50から垂直駆動信号VDと水平同期信号駆動部51から水平駆動信号HDを受光部52に加えてこの受光部52駆動し、受光部52から出力された撮像信号は撮像信号処理部53でノイズが除去された撮像信号S0を出力し、撮像信号S0はバッファ部54により2つに分割され一方はアナログ映像信号S1として出力される。他方の分割された撮像信号S10は飽和領域抽出部55に加えられ飽和領域範囲を抽出して飽和領域信号S11を生成しこの飽和領域信号11を飽和領域記憶部56に記憶するとともに飽和領域信号S2として出力する。
【0022】
次に図3に示す信号処理について、絞りをnからkに設定した場合を詳細に説明する。
最初に原稿3を撮像して得た画像の信号レベルの最大値を100%になるように絞り部2の絞りをnに調整する(1)。
次に絞り部2の絞りをk絞り開けて信号レベルをkx2倍とする(2)。
そうすると、100%以上の画像は飽和する。このときの飽和領域P0−P1とk絞り開けた絞り部の情報を演算手段7に記憶しておく(3)。
そしてA/D変換器で画像をアナログからデジタルに変換する。このときのA/D変換器はmビットがデータ量100%となるよう設定する(4)。
デジタル化された画像の飽和領域P0−P1における画像データを演算手段7で削除して残りを記憶装置8に記憶する(5)。
絞り部2の絞りを戻し画像の信号レベルの最大値を100%になるように絞り部2の絞りをnに再調整する(6)。
A/D変換器で画像をアナログからデジタルに変換する(7)。
次に演算手段7によりk絞り開けた分を増幅し、最大値をm+kビットとする(8)。
飽和領域P0−P1のみの画像を抽出する(9)。
記憶装置8に記憶する(10)。
そして記憶装置8から飽和領域P0−P1を削除した画像と飽和領域P0−P1のみの画像を読み出して表示装置の画像データとする。
【0023】
また、図4に示すようにフィルム等の2次元原稿2の代わりに風景等を画像とする場合は、撮像レンズ10を設置し、被写体光像13を撮像しレンズ11により撮像手段5に結像させ、光量は光学レンズ10に付加されている絞り12を使用する。
【0024】
以上のように本発明の実施形態によれば、画像を表示する表現濃度範囲が画像入力装置よりも広い表示装置に対応して、撮像手段に飽和領域記憶部を設け、演算手段と、記憶装置の表現濃度範囲を広げるのみで、容易に、しかも少ない記憶量で広い表現濃度範囲の画像を得ることが出来る。
【0025】
本発明の実施形態の変形例としては、演算手段7に撮像手段5に付加されている飽和領域抽出部55と飽和領域記憶部56を付加し、A/D変換器6から得た画像の信号レベルを絞り部の絞りを飽和しない状態から1絞り開けて画像信号の飽和領域を抽出して記憶し、そのときの飽和していない画像の信号レベルは記憶部8に記憶しておく。そして絞り部2の絞りを元に戻して飽和領域の信号レベルを1絞り分増幅して記憶部8に記憶する。
【0026】
このように本発明の実施形態の変形によれば、画像を表示する表現濃度範囲が画像入力装置よりも広い表示装置に対応して、演算手段に飽和領域記憶部を設け、記憶装置の表現濃度範囲を広げるのみで、容易に、しかも少ない記憶量で広い表現濃度範囲の画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施形態における画データ処理装置の構成を示す図である。
【図2】画像データ処理方法に用いる撮像手段の回路構成を示す図である。
【図3】画像データの処理状態を示す図である。
【図4】撮像装置として外部の画像を入力する場合の構成を示す図である。
【図5】従来の読取時の表現濃度範囲を向上させるための方法を示す図である。(A)は画像光の光量小の場合を示し、(B)は画像光の光量小の場合を示し、(C)は画像光の光量小の場合を示し、(D)は合成時の信号レベルを示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1・・・光源、2・・・絞り部、3・・・原稿、4・・・レンズ、5・・・撮像手段、
6・・・A/D変換器、7・・・演算手段、8・・・記憶部、9・・・表示装置、
10・・・撮像レンズ、11・・・レンズ、12・・・絞り部、13・・・被写体光像
14・・・絞り、15・・・演算手段、16・・・検出手段、
50・・・垂直同期信号駆動部、51・・・水平同期信号駆動部、52・・・受光部、
53・・・撮像信号処理部、54・・・判断出力部、55・・・飽和領域抽出部、
56・・・飽和領域記憶部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
低階調の第1被写体画像を拡大した際に、高階調の第2被写体画像として表示する画像データ処理装置において、
最適な露光量で被写体を撮像した際に、最大輝度レベルを有する第1被写体画像を得る絞り部と、
前記絞り部を所定の露光量にして、撮像された前記第1被写体画像を光電変換して第1画像を得る撮像手段と、
前記撮像手段で光電変換された第1被写体画像の最大輝度レベルを検出する検出手段と、
前記絞り部を開放して得られた前記第1被写体画像を前記撮像手段で撮像して、光電変換して前記最大輝度レベル以上の第2被写体画像を得る増幅手段と、
前記増幅手段で増幅された第2被写体画像から前記最大輝度レベル値を示す線と前記第2被写体画像が最大輝度レベル値を示す線と交わる両端間の輝度レベル高さとで囲まれた領域を除去し、それ以外の領域を残して第3被写体画像を得る第1演算手段と、
前記第1被写体画像を前記絞り部を開放して得られた前記第2被写体画像と同等の増幅度で増幅し、前記第1演算手段により除去された領域に合致する領域を前記第1被写体画像から切り出して、第4被写体画像を得る第2演算手段と、
前記第1演算手段から切り出された前記第3被写体画像の第2領域に前記第2演算手段から切り出された前記第4被写体画像を合成して第5被写体画像として格納する画像合成記憶手段と、
前記画像合成記憶手段から前記第5被写体画像を出力させ、前記第2被写体画像として表示させる表示部と、
を備えたことを特徴とする画像データ処理装置。






【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−5864(P2006−5864A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−182726(P2004−182726)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(000004329)日本ビクター株式会社 (3,896)
【Fターム(参考)】