説明

画像信号生成装置、画像信号生成方法およびプログラム

【課題】スーパーハイビジョン画像において、SDTV画像やHDTV画像に比べて画像処理が複雑になるのを回避する。
【解決手段】画像の(2m×n)個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを送信するための(2m×n)個のエリア信号を並行して受信する画像信号生成装置であって、受信したエリア信号のそれぞれに含まれる複数の画素データを(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶させ、記憶された複数の画素データを、上記の画像において隣接する(2m×n)個の画素のそれぞれを示す(2m×n)個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識し、複数の画素データ群のそれぞれを構成する画素データのそれぞれを、(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに重複することなく記憶させ、記憶された複数の画素データを(2m×n)個の画像信号のそれぞれとして出力させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像の複数のエリア信号を受信し、受信した複数のエリア信号から、複数の画像信号を生成する画像信号生成装置、画像信号生成方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
SDTV(Standard Definition TeleVision)画像、および、HDTV(High Definition TeleVision)画像は、水平方向および垂直方向の有効画素数が決められた1つの画像信号によって構成された画像である。
【0003】
図71は、SDTV画像およびHDTV画像の画素の構成を説明するための図である。
【0004】
図71においては複数の円のそれぞれが画素を表しているが、円で表した画素の数はSDTV画像およびHDTV画像の実際の有効画素数を示したものではない。
【0005】
SDTV画像の有効画素数は、垂直方向に480画素、水平方向に720画素となっている。また、HDTV画像の有効画素数は、垂直方向に1080画素、水平方向に1920画素となっている。
【0006】
SDTV画像およびHDTV画像では、複数の画素のそれぞれの垂直座標および水平座標から、それら複数の画素の位置を求めて様々な画像処理を行っている。
【0007】
図72は、SDTV画像およびHDTV画像における画像の合成処理の一例を説明するための図である。
【0008】
波形を用いた2つの画像の合成処理では、図72に示すように垂直座標および水平座標をもとに波形信号を生成する。そして、画像信号Aおよび画像信号Bを、生成した波形信号を用いて合成することによって画像信号Cが生成される。
【0009】
ここで、デュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像について説明する。
【0010】
図73は、デュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像の画素の構成を説明するための図であり、(a)はデュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像の画素の構成を示す図、(b)はデュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像を構成する4つの種類の画像のそれぞれの構造を示す図である。
【0011】
デュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像は図73(a)に示すように、垂直方向に7680画素、水平方向に4320画素の画像であり、相互に異なるサンプリング位置の複数の画素からなる4つの種類の画像(G1画像、G2画像、B画像、R画像)で構成されている。図73(a)においては、G1画像の画素を「G1」と示し、G2画像の画素を「G2」と示し、B画像の画素を「B」と示し、R画像の画素を「R」と示している。
【0012】
また、4つの種類の画像のそれぞれは、図73(b)に示すように、垂直方向および水平方向に等分割される。具体的には4個のエリアに等分割される。そして、4個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを含む4個のエリア信号A1〜A4がHD−SDI信号によって送信される。なお、HD−SDI信号は、1125ライン×2200サンプルという構成になっており、そのうちの1080ライン×1920サンプルを画素データの送信に利用している。画素データは、HD−SDI信号の第21ライン以降に含まれる。
【0013】
なお、スーパーハイビジョン画像はプログレッシブ画像である。そのため、画像を構成する複数の画素のうち、奇数ラインの画素を示す画素データと偶数ラインの画素を示す画素データとの両方が同時に送信され、例えば画像処理を行う画像処理装置等にて受信される。つまり、スーパーハイビジョン画像では、画素データが2ライン毎に送信される。
【0014】
なお、スーパーハイビジョン画像に関する技術が例えば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】特開2009−268017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
図74は、スーパーハイビジョン画像を構成するG1画像の受信タイミングを説明するための図である。また、図75は、スーパーハイビジョン画像を構成するG2画像の受信タイミングを説明するための図である。図76は、スーパーハイビジョン画像を構成するB画像の受信タイミングを説明するための図である。図77は、スーパーハイビジョン画像を構成するR画像の受信タイミングを説明するための図である。
【0017】
図74〜77では、エリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データが示す画素のスーパーハイビジョン画像における垂直画像および水平座標を示している。なお、以降、座標を例えば(1,0)のように表す。この例は、垂直座標の値が1であり、水平座標の値が0であることを示している。
【0018】
スーパーハイビジョン画像では、相互に異なる8つの座標の画素を示す画素データが、例えば画像処理装置等にて同時に受信されることになる。例えば、図74に示すG1画像の場合、画像開始点の8つの画素の垂直座標および水平座標は、以下の(1)〜(8)に示す座標となる。
【0019】
(1)エリア信号A1:奇数ラインの座標:(0,0)
(2)エリア信号A1:偶数ラインの座標:(2,0)
(3)エリア信号A2:偶数ラインの座標:(0,3840)
(4)エリア信号A2:偶数ラインの座標:(2,3840)
(5)エリア信号A3:奇数ラインの座標:(2160,0)
(6)エリア信号A3:偶数ラインの座標:(2162,0)
(7)エリア信号A4:奇数ラインの座標:(2160,3840)
(8)エリア信号A4:偶数ラインの座標:(2162,3840)
従って、スーパーハイビジョン画像をリアルタイムに画像処理する場合、受信するタイミングが異なるエリア信号の境界処理を考慮することが必要となる。つまり、スーパーハイビジョン画像では、SDTV画像やHDTV画像に比べて画像処理が複雑になってしまうという問題点がある。
【0020】
本発明は、スーパーハイビジョン画像において、SDTV画像やHDTV画像に比べて画像処理が複雑になるのを回避することができる画像信号生成装置、画像信号生成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記目的を達成するために本発明の画像信号生成装置は、画像を垂直方向に2m個および水平方向にn個(m,nは自然数)に等分割した(2m×n)個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを水平方向のライン毎に送信するための(2m×n)個のエリア信号を並行して受信する画像信号生成装置であって、
前記受信した(2m×n)個のエリア信号のそれぞれに含まれる複数の画素データを記憶する(2m×n)個の第1のフレームメモリと、
(2m×n)個の第2のフレームメモリと、
前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを、前記画像において垂直方向に隣接する2m個の画素および水平方向に隣接するn個の画素からなる(2m×n)個の画素のそれぞれを示す(2m×n)個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識する第1の制御部と、
前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに重複することなく記憶させる第2の制御部と、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを水平方向のライン毎に(2m×n)個の画像信号のそれぞれとして出力させる第3の制御部と、を有する。
【0022】
また、上記目的を達成するために本発明の画像信号生成方法は、(2m×n)個(m,nは自然数)の第1および第2のフレームメモリを有し、画像を垂直方向に2m個および水平方向にn個に等分割した(2m×n)個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを水平方向のライン毎に送信するための(2m×n)個のエリア信号を並行して受信する画像信号生成装置における画像信号生成方法であって、
前記受信した(2m×n)個のエリア信号のそれぞれに含まれる複数の画素データを前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶させる処理と、
前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを、前記画像において垂直方向に隣接する2m個の画素および水平方向に隣接するn個の画素からなる(2m×n)個の画素のそれぞれを示す(2m×n)個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識する処理と、
前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに重複することなく記憶させる記憶処理と、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを水平方向のライン毎に(2m×n)個の画像信号のそれぞれとして出力させる処理と、を有する。
【0023】
また、上記目的を達成するために本発明のプログラムは、(2m×n)個(m,nは自然数)の第1および第2のフレームメモリを有し、画像を垂直方向に2m個および水平方向にn個に等分割した(2m×n)個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを水平方向のライン毎に送信するための(2m×n)個のエリア信号を並行して受信する画像信号生成装置に、
前記受信した(2m×n)個のエリア信号のそれぞれに含まれる複数の画素データを前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶させる機能と、
前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを、前記画像において垂直方向に隣接する2m個の画素および水平方向に隣接するn個の画素からなる(2m×n)個の画素のそれぞれを示す(2m×n)個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識する機能と、
前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに重複することなく記憶させる記憶機能と、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを水平方向のライン毎に(2m×n)個の画像信号のそれぞれとして出力させる機能と、を実現させる。
【発明の効果】
【0024】
本発明は以上説明したように構成されているので、(2m×n)個の画像信号間には、エリアの境界が存在しない。
【0025】
従って、スーパーハイビジョン画像において、SDTV画像やHDTV画像に比べて画像処理が複雑になるのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の画像信号生成装置を適用した画像処理装置の実施の一形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した並び替え処理部が、受信したエリア信号A1〜A4から、画像信号P1〜P4を生成する動作の概要を説明するための図である。
【図3】3画素×3画素のデジタル・フィルタの演算処理を説明するための図である。
【図4】画像信号P1〜P4を用いた場合の3画素×3画素のデジタル・フィルタの演算処理を説明するための図である。
【図5】図1に示した並び替え処理部の一構成例を示すブロック図である。
【図6】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図7】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図8】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図9】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図10】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図11】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図12】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図13】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。
【図14】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図15】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図16】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図17】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図18】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図19】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図20】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図21】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。
【図22】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図23】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図24】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図25】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図26】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図27】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図28】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図29】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。
【図30】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図31】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図32】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図33】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図34】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図35】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図36】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図37】図1に示した並び替え処理部がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【図38】図1に示した再配置処理部の一構成例を示すブロック図である。
【図39】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図40】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図41】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図42】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図43】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図44】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図45】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図46】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。
【図47】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図48】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図49】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図50】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図51】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図52】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図53】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図54】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。
【図55】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図56】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図57】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図58】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図59】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図60】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図61】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図62】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。
【図63】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図64】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図65】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図66】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図67】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図68】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図69】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図70】図38に示した再配置処理部が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【図71】SDTV画像およびHDTV画像の画素の構成を説明するための図である。
【図72】SDTV画像およびHDTV画像における画像の合成処理の一例を説明するための図である。
【図73】デュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像の画素の構成を説明するための図であり、(a)はデュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像の画素の構成を示す図、(b)はデュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像を構成する4つの種類の画像のそれぞれの構造を示す図である。
【図74】スーパーハイビジョン画像を構成するG1画像の受信タイミングを説明するための図である。
【図75】スーパーハイビジョン画像を構成するG2画像の受信タイミングを説明するための図である。
【図76】スーパーハイビジョン画像を構成するB画像の受信タイミングを説明するための図である。
【図77】スーパーハイビジョン画像を構成するR画像の受信タイミングを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、上述したようにスーパーハイビジョン画像は4つの画像(G1画像、G2画像、B画像、R画像)で構成されているが、本実施形態では一例としてG1画像の場合について説明する。G2画像、B画像およびR画像の場合でも、画素の座標を置き換えるだけで、G1画像の場合と同様に考えることができる。
【0028】
図1は、本発明の画像信号生成装置を適用した画像処理装置の実施の一形態の構成を示すブロック図である。
【0029】
本実施形態の画像処理装置10は図1に示すように、画像信号生成装置として動作する並び替え処理部11と、再配置処理部12と、画像処理部13−1〜13−8とを備えている。
【0030】
並び替え処理部11は、エリア信号A1〜A4のそれぞれを受信する。そして、並び替え処理部11は、受信したエリア信号A1〜A4から、エリアの境界が存在せず、並列で画像処理を行うことが可能な画像信号P1〜P4を生成する。
【0031】
再配置処理部12は、画像信号P1〜P4から、もとのエリア信号A1〜A4を生成する。
【0032】
図2は、図1に示した並び替え処理部11が、受信したエリア信号A1〜A4から、画像信号P1〜P4を生成する動作の概要を説明するための図である。
【0033】
図2(a)〜(d)のそれぞれは、エリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる複数の画素データのそれぞれが示す複数の画素と、その画素のスーパーハイビジョン画像における座標を示している。図2(a)〜(d)においては複数の画素のそれぞれを円で表している。なお、デュアルグリーン方式のスーパーハイビジョン画像のため、G1画像には奇数の座標は存在しない。
【0034】
図2(e)〜(h)は、画像信号P1〜P4のそれぞれに含まれる複数の画素データのそれぞれが示す複数の画素と、その画素のスーパーハイビジョン画像における座標を示している。図2(e)〜(h)においては複数の画素のそれぞれを円で表している。
【0035】
なお、図2(a)〜(h)においては、図が煩雑になるのを回避するため、エリア信号A1〜A4および画像信号P1〜P4のそれぞれに含まれる複数の画素のうちの一部だけを示している。
【0036】
並び替え処理部11がエリア信号A1によって最初に受信する画素データが示す画素のスーパーハイビジョン画像における座標は、図2(a)に示す(0,0)および(2,0)である。このうち(0,0)の座標の画素は、図2(e)に示す画像信号P1における垂直開始点、水平開始点の画素となっている。また、(2,0)の座標の画素は、図2(g)に示す画像信号P3の垂直開始点、水平開始点の画素となっている。
【0037】
そして、並び替え処理部11がエリア信号A1によって次に受信する画素データが示す画素のスーパーハイビジョン画像における座標は、図2(a)に示す(0,2)および(2,2)である。このうち(0,2)の座標の画素は、図2(f)に示す画像信号P2の垂直開始点、水平開始点となっている。また、(2,2)の座標の画素は、図2(h)に示す画像信号P4の垂直開始点、水平開始点となっている。
【0038】
画像信号P1〜P4のそれぞれの垂直開始点および水平開始点と、垂直開始点および水平終了点と、垂直終了点および水平開始点と、垂直終了点および水平終了点とのスーパーハイビジョン画像における座標をまとめると以下に示すようになる。
【0039】
(1)画像信号P1
・垂直開始点、水平開始点:(0,0)
・垂直開始点、水平終了点:(0,7676)
・垂直終了点、水平開始点:(4316,0)
・垂直終了点、水平終了点:(4316,7676)
(2)画像信号P2
・垂直開始点、水平開始点:(0,2)
・垂直開始点、水平終了点:(0,7678)
・垂直終了点、水平開始点:(4316,2)
・垂直終了点、水平終了点:(4316,7678)
(3)画像信号P3
・垂直開始点、水平開始点:(2,0)
・垂直開始点、水平終了点:(2,7676)
・垂直終了点、水平開始点:(4318,0)
・垂直終了点、水平終了点:(4318,7676)
(4)画像信号P4
・垂直開始点、水平開始点:(2,2)
・垂直開始点、水平終了点:(2,7678)
・垂直終了点、水平開始点:(4318,2)
・垂直終了点、水平終了点:(4318,7678)
このように、並べ替え処理部11は、エリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる複数の画素データを、水平方向および垂直方向の画素数が2個である4個の隣接する画素のそれぞれを示す4個の画素データのそれぞれから構成される複数の画素データ群として認識する。そして、並べ替え処理部11は、複数の画素データ群のそれぞれに含まれる4個の画素データのそれぞれを、その4個の画素データのそれぞれが示す4個の画素におけるその画素データが示す画素のスーパーハイビジョン画像上の相対的な位置(座標)に応じて予め定められた画像信号P1〜P4のいずれかに含まれるようにする。
【0040】
例えば図2(a)に示す4個の隣接する(0,0)、(0,2)、(2,0)および(2,2)の座標の画素について考えてみる。これらの座標の画素のそれぞれを示す画素データのうち、図中左上の画素である(0,0)の座標の画素を示す画素データは図2(e)に示す画像信号P1に含まれる。また、図中右上の画素である(0,2)座標の画素を示す画素データは図2(f)に示す画像信号P2に含まれる。また、図中左下の画素である(2,0)の画素を示す画素データは図2(g)に示す画像信号P3に含まれる。また、図中右下の画素である(2,2)の画素を示す画素データは図2(h)に示す画像信号P4に含まれる。
【0041】
また、図2(e)〜(h)に示すように、エリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる複数の画素データの画像信号P1〜P4における位置は、エリア信号A1〜A4毎に4個の領域のいずれかに予め定められている。つまり、スーパーハイビジョン画像における4個のエリアのそれぞれは、画像信号P1〜P4における4個の領域のそれぞれと対応付けられている。例えば、エリア信号A1に含まれる複数の画素データは、画像信号P1〜P4のそれぞれにおいて図中左上の領域に含まれることになる。
【0042】
従って、画像信号P1〜P4間にはエリアの境界が存在せず、画像信号P1〜P4は並列して画像処理を行うことが可能となる。例えば、画像信号P1〜P4の垂直座標および水平座標をもとに、図72に示したような波形を用いた2つの画像の合成処理を実現することができる。
【0043】
また、画像信号P1〜P4を用いれば、相互に隣接する複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを同時に受信して演算を行うデジタル・フィルタ等も容易に実現することができる。
【0044】
図3は、3画素×3画素のデジタル・フィルタの演算処理を説明するための図であり、(a)は3画素×3画素の配置を示す図、(b)は3画素×3画素のデジタル・フィルタの演算処理を実現するための回路の一例を示す図である。図3(a)においては、9個の画素のそれぞれを、1〜9の数字を記載した円で表している。また、図3(b)では、例えば図3(a)において数字の1を記載した円で表された画素のことを第1画素としている。
【0045】
図3(a)に示すような3画素×3画素のデジタル・フィルタの演算処理の場合、図3(b)に示すような回路を用いて、中心となる中心画素(第5画素)に隣接する複数の画素を中心画素と同じ位置に一致させる。その後、係数(フィルタ係数)との乗算を行ってその結果を全て加算する。これにより、中心画素(第5画素)のデータが生成される。
【0046】
図4は、画像信号P1〜P4を用いた場合の3画素×3画素のデジタル・フィルタの演算処理を説明するための図であり、(a)は画像信号P1〜P4のそれぞれに含まれる画素データが示す画素を中心画素としたときの複数の遅延パターンのそれぞれを示す図、(b)は画像信号P1〜P4によるデジタル・フィルタの演算処理を実現するための回路の一例を示す図である。図4(a)においては、9個の画素のそれぞれを、P1〜P4のそれぞれを記載した円で表している。P1〜P4のそれぞれを記載した円は、その画素データが画像信号P1〜P4のそれぞれに含まれる画素であることを示している。
【0047】
図4(b)に示すように、図3(b)に示したような回路に、図4(a)に示したような複数の遅延パターンのそれぞれを切り替える切替器を追加するだけで、画像信号P1〜P4を用いたデジタル・フィルタの演算処理を実現することができる。
【0048】
なお、エリア信号のままの状態では、エリアの境界点を挟む2つの画素のそれぞれを示す2つの画素データのそれぞれを受信するタイミングが著しく異なる。そのため、エリア信号のままの状態でデジタル・フィルタの演算処理を行う場合には、エリアの境界点を、複雑な遅延の切り替えを必要とする特異点として扱うことが必要となる。
【0049】
次に、図1に示した並び替え処理部11および再配置処理部12の構成および動作について詳細に説明する。
【0050】
まず、図1に示した並び替え処理部11の構成および動作について説明する。
【0051】
図5は、図1に示した並び替え処理部11の一構成例を示すブロック図である。
【0052】
図1に示した並び替え処理部11は図5に示すように、入力端子1a〜5aと、同期分離部1−1〜5−1と、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2と、第1の制御部であるバッファメモリ書込制御部1−3〜4−3と、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4と、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5と、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6と、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7と、第2の制御部であるP1〜P4用フレームメモリ書込制御部1−8〜4−8と、第3の制御部であるP1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−9〜4−9と、P1〜P4用フレームメモリ部1−10〜4−10と、出力端子1b〜4bとを備えている。
【0053】
なお、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれは、垂直方向に1080個、水平方向に1920個の画素データを記憶する第1のフレームメモリであるフレームメモリを備えている。また、P1〜P4用フレームメモリ部1−10〜4−10のそれぞれは、垂直方向に1080個、水平方向に1920個の画素データを記憶する第2のフレームメモリであるフレームメモリを備えている。
【0054】
また、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4と、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5と、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6と、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7とのそれぞれは、P1用フレームメモリ部1−10と、P2用フレームメモリ部2−10と、P3用フレームメモリ部3−10と、P4用フレームメモリ部4−10とのそれぞれへの画素データの書込み速度を調整するために、画素データを一時的に記憶するメモリとして設けられている。
【0055】
図6〜13は、図1および図5に示した並び替え処理部11がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P1を生成する動作を説明するための図である。また、図14〜21は、図1に示した並び替え処理部11がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P2を生成する動作を説明するための図である。また、図22〜29は、図1に示した並び替え処理部11がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P3を生成する動作を説明するための図である。また、図30〜37は、図1に示した並び替え処理部11がエリア信号A1〜A4のそれぞれから画像信号P4を生成する動作を説明するための図である。
【0056】
なお、図6〜37のそれぞれは、後述する基準アドレスの推移に応じた並び替え処理部11の時系列の動作を示している。
【0057】
また、図6〜13のうち、前半の図6〜9はエリア信号A1〜A4のそれぞれの画像開始点を含む図であり、後半の図10〜13はエリア信号A1〜A4のそれぞれの画像終了点を含む図である。これは、図14〜21、図22〜29および図30〜37についても同様である。
【0058】
以下に、図5〜37を参照しながら並べ替え処理部11の構成および動作について説明するが、以下の説明において、先頭にsを付加した数字(例えばs101)は、図5〜37の図中に記載されているのと同じものであり、信号等を示している。
【0059】
また、図5の図中、*を付加した数字は、上記の先頭にsを付加した数字が示す信号等の出力先を示すためのものである。例えば、図5の図中*5は、P1用フレームメモリ書込制御部1−8から出力された信号(s212)の出力先がP1用バッファメモリ部2−4であることを示している。
【0060】
入力端子1a〜4aのそれぞれは、エリア信号A1〜A4のそれぞれを受信する。具体的には、入力端子1aはエリア信号A1を受信し、入力端子2aはエリア信号A2を受信し、入力端子3aはエリア信号A3を受信し、入力端子4aはエリア信号A4を受信する。そして、入力端子1a〜4aのそれぞれは、受信したエリア信号A1〜A4のそれぞれを出力する。
【0061】
入力端子5aは、基準同期信号を受信する。そして、入力端子5aは、受信した基準同期信号を出力する。
【0062】
同期分離部1−1〜4−1のそれぞれは、入力端子1a〜4aのそれぞれから出力されたエリア信号A1〜A4(s101〜s401)のそれぞれを受け付ける。そして、同期分離部1−1〜1−4のそれぞれは、受け付けたエリア信号A1〜A4のそれぞれに挿入されている同期情報を抽出する。なお、同期情報とは例えば、フィールド同期信号や垂直同期信号、水平同期信号である。そして、同期分離部1−1〜4−1のそれぞれは、抽出した同期情報から、入力端子1a〜4aのそれぞれにて受信されたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる複数の画素データのそれぞれを、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれが備えるフレームメモリに記憶させる際の垂直座標および水平座標を示すアドレスを生成する。そして、同期分離部1−1〜4−1のそれぞれは、生成したアドレスを、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれへ出力する。
【0063】
同期分離部5−1は、入力端子5aから出力された基準同期信号(s501)を受け付ける。そして、同期分離部5−1は、受け付けた基準同期信号に挿入されている同期情報を抽出する。そして、同期分離部5−1は、抽出した同期情報から、垂直座標および水平座標を示す基準アドレスを生成する。基準アドレスは、図6〜37に示すように、(0,0)、(0,1)、(0,2)、・・・、(0,1917)、(0,1918)、(0,1919)、(0,1919)、(1,0)、(1,1)、(1,2)、・・・、(541,1917)、(540,1919)、(541,1919)までの座標を順番に示す。つまり、基準アドレスは、(0,0)から水平座標の値を1つずつインクリメントしていき、水平座標の値が1919まで進むと、水平座標の値が0に戻るとともに、垂直座標の値が1つインクリメントされることを繰り返すものである。そして、同期分離部5−1は、生成した基準アドレスを、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2と、バッファメモリ書込制御部1−3〜4−3と、P1〜P4用フレームメモリ書込制御部1−8〜4−8と、P1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−9〜4−9とのそれぞれへ出力する。
【0064】
A1用フレームメモリ部1−2は、入力端子1aから出力されたエリア信号A1(s101)を受け付ける。また、A1用フレームメモリ部1−2は、同期分離部1−1から出力されたアドレス(s102)を受け付ける。そして、A1用フレームメモリ部1−2は、受け付けたエリア信号A1に含まれる画素データを、受け付けたアドレスが示す座標に記憶させる。具体的には例えば、エリア信号A1に含まれる(0,0)、(2,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A1用フレームメモリ部1−2のフレームメモリの座標(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶される。また、エリア信号A1に含まれる(0,2)、(2,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A1用フレームメモリ部1−2のフレームメモリの座標(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶される。また、A1用フレームメモリ部1−2は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、A1用フレームメモリ部1−2は、受け付けた基準アドレスに従い、フレームメモリに記憶された画素データを読み出す。具体的にはA1用フレームメモリ部1−2から最初に画素データが読み出される場合を一例として説明すると、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0のとき、フレームメモリの座標(0,0)および(1,0)に記憶された画素データが読み出される。次に、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1のとき、フレームメモリ上の座標(0,1)および(1,1)に記憶された画素データが読み出される。同様の動作が、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1919になるまで実行されることにより、1ライン分の画素データの読出しが完了する。そして、A1用フレームメモリ部1−2は、読出した画素データを含むエリア信号A1(s103)を出力する。エリア信号A1(s103)は、基準同期信号に同期した信号となっている。
【0065】
A2用フレームメモリ部2−2は、入力端子2aから出力されたエリア信号A2(s201)を受け付ける。また、A2用フレームメモリ部2−2は、同期分離部2−1から出力されたアドレス(s202)を受け付ける。そして、A2用フレームメモリ部2−2は、受け付けたエリア信号A2に含まれる画素データを、受け付けたアドレスが示す座標に記憶させる。具体的には例えば、エリア信号A2に含まれる(0,3840)、(2,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A2用フレームメモリ部2−2のフレームメモリの座標(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶される。また、エリア信号A2に含まれる(0,3842)、(2,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A2用フレームメモリ部2−2のフレームメモリの座標(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶される。また、A2用フレームメモリ部2−2は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、A2用フレームメモリ部2−2は、受け付けた基準アドレスに従い、フレームメモリに記憶された画素データを読み出す。具体例としては上述したA1用フレームメモリ部1−2の場合と同様なので説明を省略する。そして、A2用フレームメモリ部2−2は、読出した画素データを含むエリア信号A2(s203)を出力する。エリア信号A2(s203)は、基準同期信号に同期した信号となっている。
【0066】
A3用フレームメモリ部3−2は、入力端子3aから出力されたエリア信号A3(s301)を受け付ける。また、A3用フレームメモリ部3−2は、同期分離部3−1から出力されたアドレス(s302)を受け付ける。そして、A3用フレームメモリ部3−2は、受け付けたエリア信号A3に含まれる画素データを、受け付けたアドレスが示す座標に記憶させる。具体的には例えば、エリア信号A3に含まれる(2160,0)、(2162,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A3用フレームメモリ部3−2のフレームメモリの座標(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶される。また、エリア信号A3に含まれる(2160,2)、(2162,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A3用フレームメモリ部3−2のフレームメモリの座標(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶される。また、A3用フレームメモリ部3−2は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、A3用フレームメモリ部3−2は、受け付けた基準アドレスに従い、フレームメモリに記憶された画素データを読み出す。具体例としては上述したA1用フレームメモリ部1−2の場合と同様なので説明を省略する。そして、A3用フレームメモリ部3−2は、読出した画素データを含むエリア信号A3(s303)を出力する。エリア信号A3(s303)は、基準同期信号に同期した信号となっている。
【0067】
A4用フレームメモリ部4−2は、入力端子4aから出力されたエリア信号A4(s401)を受け付ける。また、A4用フレームメモリ部4−2は、同期分離部4−1から出力されたアドレス(s402)を受け付ける。そして、A4用フレームメモリ部4−2は、受け付けたエリア信号A4に含まれる画素データを、受け付けたアドレスが示す座標に記憶させる。具体的には例えば、エリア信号A4に含まれる(2160,3840)、(2162,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A4用フレームメモリ部4−2のフレームメモリの座標(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶される。また、エリア信号A4(s401)に含まれる(2160,3842)、(2162,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、A4用フレームメモリ部4−2のフレームメモリの座標(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶される。また、A4用フレームメモリ部4−2は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、A4用フレームメモリ部4−2は、受け付けた基準アドレスに従い、フレームメモリに記憶された画素データを読み出す。具体例としては上述したA1用フレームメモリ部1−2の場合と同様なので説明を省略する。そして、A4用フレームメモリ部4−2は、読出した画素データを含むエリア信号A4(s403)を出力する。エリア信号A4(s403)は、基準同期信号に同期した信号となっている。
【0068】
バッファメモリ書込制御部1−3は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、バッファメモリ書込制御部1−3は、受け付けた基準アドレスに従い、A1用フレームメモリ部1−2から出力されたエリア信号A1(s103)に含まれる複数の画素データのそれぞれを、P1〜P4用バッファメモリ部1−4〜1−7のいずれかに記憶させるための書込み制御信号(s104〜s107)を出力する。受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図6〜図11の「A1:P1用バッファメモリ書込み制御(s104)」に示すように、バッファメモリ書込制御部1−3は、P1用バッファメモリ部1−4へ書込み制御信号(s104)を出力する。なお、図中の「Write」は画素データの書込みを表している。それとともに、バッファメモリ書込制御部1−3は、図22〜図27の「A1:P3用バッファメモリ書込み制御(s106)」に示すように、P3用バッファメモリ部1−6へ書込み制御信号(s106)を出力する。これにより、P1用バッファメモリ部1−4には、エリア信号A1(s103)に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P3用バッファメモリ部1−6には、エリア信号A1に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A1(s103)」に示す(0,0)、(0、4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部1−4に記憶されることになる。また、(2,0)、(2,4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部1−6に記憶されることになる。一方、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図14〜図19の「A1:P2用バッファメモリ書込み制御(s105)」に示すように、バッファメモリ書込制御部1−3は、P2用バッファメモリ部1−5へ書込み制御信号(s105)を出力する。それとともに、バッファメモリ書込制御部1−3は、図30〜図35の「A1:P4用バッファメモリ書込み制御(s107)」に示すように、P4用バッファメモリ部1−7へ書込み制御信号(s107)を出力する。これにより、P2用バッファメモリ部1−5には、エリア信号A1に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P4用バッファメモリ部1−7には、エリア信号A1に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A1(s103)」に示す(0,2)、(0,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部1−5に記憶されることになる。また、(2,2)、(2,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部1−7に記憶されることになる。
【0069】
バッファメモリ書込制御部2−3は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、バッファメモリ書込制御部1−3は、受け付けた基準アドレスに従い、A2用フレームメモリ部2−2から出力されたエリア信号A2(s203)に含まれる複数の画素データのそれぞれを、P1〜P4用バッファメモリ部2−4〜2−7のいずれかに記憶させるための書込み制御信号(s204〜s207)を出力する。受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図6〜図11の「A2:P1用バッファメモリ書込み制御(s204)」に示すように、バッファメモリ書込制御部2−3は、P1用バッファメモリ部2−4へ書込み制御信号(s204)を出力する。それとともに、バッファメモリ書込制御部2−3は、図22〜図27の「A2:P3用バッファメモリ書込み制御(s206)」に示すように、P3用バッファメモリ部2−6へ書込み制御信号(s206)を出力する。これにより、P1用バッファメモリ部2−4には、エリア信号A2に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P3用バッファメモリ部2−6には、エリア信号A2に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A2(s203)」に示す(0,3840)、(0,3844)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部2−4に記憶されることになる。また、(2,3840)、(2,3844)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部2−6に記憶されることになる。一方、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図14〜図19の「A2:P2用バッファメモリ書込み制御(s205)」に示すように、バッファメモリ書込制御部2−3は、P2用バッファメモリ部2−5へ書込み制御信号(s205)を出力する。それとともに、バッファメモリ書込制御部2−3は、図30〜図35の「A2:P4用バッファメモリ書込み制御(s207)」に示すように、P4用バッファメモリ部2−7へ書込み制御信号(s207)を出力する。これにより、P2用バッファメモリ部2−5には、エリア信号A2に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P4用バッファメモリ部2−7には、エリア信号A2に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A2(s203)」に示す(0,3842)、(0,3846)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部2−5に記憶されることになる。また、エリア信号A2に含まれる(2,3842)、(2、3846)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部2−7に記憶されることになる。
【0070】
バッファメモリ書込制御部3−3は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、バッファメモリ書込制御部3−3は、受け付けた基準アドレスに従い、A3用フレームメモリ部3−2から出力されたエリア信号A3(s303)に含まれる複数の画素データのそれぞれを、P1〜P4用バッファメモリ部3−4〜3−7のいずれかに記憶させるための書込み制御信号(s304〜s307)を出力する。受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図6〜図11の「A3:P1用バッファメモリ書込み制御(s304)」に示すように、バッファメモリ書込制御部3−3は、P1用バッファメモリ部3−4へ書込み制御信号(s304)を出力する。それとともに、バッファメモリ書込制御部3−3は、図22〜図27の「A3:P3用バッファメモリ書込み制御(s306)」に示すように、P3用バッファメモリ部3−6へ書込み制御信号(s306)を出力する。これにより、P1用バッファメモリ部3−4には、エリア信号A3に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P3用バッファメモリ部3−6には、エリア信号A3に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A3(s303)」に示す(2160,0)、(2160,4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部3−4に記憶されることになる。また、(2162,0)、(2162,4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部3−6に記憶されることになる。一方、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図14〜図19の「A3:P2用バッファメモリ書込み制御(s305)」に示すように、バッファメモリ書込制御部3−3は、P2用バッファメモリ部3−5へ書込み制御信号(s305)を出力する。それとともに、バッファメモリ書込制御部3−3は、図30〜図35の「A3:P4用バッファメモリ書込み制御(s307)」に示すように、P4用バッファメモリ部3−7へ書込み制御信号(s307)を出力する。これにより、P2用バッファメモリ部3−5には、エリア信号A3に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P4用バッファメモリ部3−7には、エリア信号A3に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A3(s303)」に示す(2160,2)、(2160,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部3−5に記憶されることになる。また、(2162,2)、(2162,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部3−7に記憶されることになる。
【0071】
バッファメモリ書込制御部4−3は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、バッファメモリ書込制御部4−3は、受け付けた基準アドレスに従い、A4用フレームメモリ部4−2から出力されたエリア信号A4(s403)に含まれる複数の画素データのそれぞれを、P1〜P4用バッファメモリ部4−4〜4−7のいずれかに記憶させるための書込み制御信号(s404〜s407)を出力する。受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図6〜図11の「A4:P1用バッファメモリ書込み制御(s404)」に示すように、バッファメモリ書込制御部4−3は、P1用バッファメモリ部4−4へ書込み制御信号(s404)を出力する。それとともに、バッファメモリ書込制御部4−3は、図22〜図27の「A4:P3用バッファメモリ書込み制御(s406)」に示すように、P3用バッファメモリ部4−6へ書込み制御信号(s406)を出力する。これにより、P1用バッファメモリ部4−4には、エリア信号A4に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P3用バッファメモリ部4−6には、エリア信号A4に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A4(s403)」に示す(2160,3840)、(2160,3844)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部4−4に記憶されることになる。また、(2162,3840)、(2162,3844)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部4−6に記憶されることになる。一方、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図14〜図19の「A4:P2用バッファメモリ書込み制御(s405)」に示すように、バッファメモリ書込制御部4−3は、P2用バッファメモリ部4−5へ書込み制御信号(s405)を出力する。それとともに、バッファメモリ書込制御部4−3は、図30〜図35の「A4:P4用バッファメモリ書込み制御(s407)」に示すように、P4用バッファメモリ部4−7へ書込み制御信号(s407)を出力する。これにより、P2用バッファメモリ部4−5には、エリア信号A4(s403)に含まれる画素データのうち奇数ラインの画素データが記憶されることになる。また、P4用バッファメモリ部4−7には、エリア信号A4(s403)に含まれる画素データのうち偶数ラインの画素データが記憶されることになる。具体的には例えば、図6、図14、図22および図30の「エリア信号A4(s403)」に示す(2160,3842)、(2160,3846)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部3−5に記憶されることになる。また、(2162,3842)、(2162,3846)のそれぞれの座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部4−7に記憶されることになる。
【0072】
P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれは、バッファメモリ書込制御部1−3〜4−3のそれぞれから出力された書込み制御信号(s104,s204,s304,s404)のそれぞれを受け付けると、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれから出力されたエリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれに含まれる複数の画素データのそれぞれを記憶する。なお、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれは、エリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれの2ライン分に含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。例えば、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれにおいて奇数ラインに記憶される。また、第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれにおいて偶数ラインに記憶される。より具体的には、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(0,0)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部1−4の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(4,0)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部1−4の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(0,3840)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部2−4の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(4,3840)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部2−4の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2160,0)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部3−4の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2164,0)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部3−4の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2160,3840)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部4−4の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2164,3840)の座標の画素を示す画素データは、P1用バッファメモリ部4−4の偶数ラインに記憶される。また、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれは、P1用フレームメモリ書込制御部1−8から出力された読出し制御信号(s112、s212、s312、s412)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれは、図8〜図13の「A1:P1用バッファメモリ読出し制御(s112)」等に示すように、奇数ラインに記憶された画素データと偶数ラインに記憶された画素データとの両方を読出して出力する。なお、図中の「READ」は画素データの読出しを表している。具体的には例えば、P1用バッファメモリ部1−4は、P1用フレームメモリ書込制御部1−8から出力された読出し制御信号(s112)を受け付けると、図8の「P1用バッファメモリ出力(s108,s208,s308,s408)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(0,0)、(4,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P1用バッファメモリ部2−4は、P1用フレームメモリ書込制御部1−8から出力された読出し制御信号(s212)を受け付けると、エリア信号A2に含まれる(0,3840)、(4,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P1用バッファメモリ部3−4は、P1用フレームメモリ書込制御部1−8から出力された読出し制御信号(s312)を受け付けると、エリア信号A3に含まれる(2160,0)、(2164,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P1用バッファメモリ部4−4は、P1用フレームメモリ書込制御部1−8から出力された読出し制御信号(s412)を受け付けると、エリア信号A4に含まれる(2160,3840)、(2164,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。
【0073】
P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれは、バッファメモリ書込制御部1−3〜4−3のそれぞれから出力された書込み制御信号(s105,s205,s305,s405)のそれぞれを受け付けると、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれから出力されたエリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれに含まれる複数の画素データのそれぞれを記憶する。なお、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれは、エリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれの2ライン分に含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。例えば、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれにおいて奇数ラインに記憶される。また、第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれにおいて偶数ラインに記憶される。より具体的には、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(0,2)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部1−5の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(4,2)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部1−5の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(0,3842)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部2−5の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(4,3842)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部2−5の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2160,2)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部3−5の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2164,2)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部3−5の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2160,3842)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部4−5の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2164,3842)の座標の画素を示す画素データは、P2用バッファメモリ部4−5の偶数ラインに記憶される。また、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれは、P2用フレームメモリ書込制御部2−8から出力された読出し制御信号(s113、s213、s313、s413)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれは、図16〜図21の「A1:P2用バッファメモリ読出し制御(s113)」等に示すように、奇数ラインに記憶された画素データと偶数ラインに記憶された画素データとの両方を読出して出力する。具体的には例えば、P2用バッファメモリ部1−5は、P2用フレームメモリ書込制御部2−8から出力された読出し制御信号(s113)を受け付けると、図16の「P2用バッファメモリ出力(s109,s209,s309,s409)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(0,2)、(4,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P2用バッファメモリ部2−5は、P2用フレームメモリ書込制御部2−8から出力された読出し制御信号(s213)を受け付けると、エリア信号A2に含まれる(0,3842)、(4,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P2用バッファメモリ部3−5は、P2用フレームメモリ書込制御部2−8から出力された読出し制御信号(s313)を受け付けると、エリア信号A3に含まれる(2160,2)、(2164,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P2用バッファメモリ部4−5は、P2用フレームメモリ書込制御部2−8から出力された読出し制御信号(s413)を受け付けると、エリア信号A4に含まれる(2160,3842)、(2164,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。
【0074】
P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれは、バッファメモリ書込制御部1−3〜4−3のそれぞれから出力された書込み制御信号(s106,s206,s306,s406)のそれぞれを受け付けると、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれから出力されたエリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれに含まれる複数の画素データのそれぞれを記憶する。なお、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれは、エリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれの2ライン分に含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。例えば、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれにおいて奇数ラインに記憶される。また、第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれにおいて偶数ラインに記憶される。より具体的には、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(2,0)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部1−6の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(6,0)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部1−6の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(2,3840)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部2−6の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(6,3840)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部2−6の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2162,0)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部3−6の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2166,0)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部3−6の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2162,3840)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部4−6の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2166,3840)の座標の画素を示す画素データは、P3用バッファメモリ部4−6の偶数ラインに記憶される。また、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれは、P3用フレームメモリ書込制御部3−8から出力された読出し制御信号(s114、s214、s314、s414)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれは、図24〜図29の「A1:P3用バッファメモリ読出し制御(s114)」等に示すように、奇数ラインに記憶された画素データと偶数ラインに記憶された画素データとの両方を読出して出力する。具体的には例えば、P3用バッファメモリ部1−6は、P3用フレームメモリ書込制御部3−8から出力された読出し制御信号(s114)を受け付けると、図24の「P3用バッファメモリ出力(s110,s210,s310,s410)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(2,0)、(6,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P3用バッファメモリ部2−6は、P3用フレームメモリ書込制御部3−8から出力された読出し制御信号(s214)を受け付けると、エリア信号A2に含まれる(2,3840)、(6,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P3用バッファメモリ部3−6は、P3用フレームメモリ書込制御部3−8から出力された読出し制御信号(s314)を受け付けると、エリア信号A3に含まれる(2162,0)、(2166,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P3用バッファメモリ部4−6は、P3用フレームメモリ書込制御部3−8から出力された読出し制御信号(s414)を受け付けると、エリア信号A4に含まれる(2162,3840)、(2166,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。
【0075】
P4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれは、バッファメモリ書込制御部1−3〜4−3のそれぞれから出力された書込み制御信号(s107,s207,s307,s407)のそれぞれを受け付けると、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれから出力されたエリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれに含まれる複数の画素データのそれぞれを記憶する。なお、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれは、エリア信号A1〜A4(s103,s203,s303,s403)のそれぞれの2ライン分に含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。例えば、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれにおいて奇数ラインに記憶される。また、第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる画素データは、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれにおいて偶数ラインに記憶される。より具体的には、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(2,2)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部1−7の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A1に含まれる(6,2)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部1−7の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(2,3842)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部2−7の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A2に含まれる(6,3842)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部2−7の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2162,2)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部3−7の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A3に含まれる(2166,2)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部3−7の偶数ラインに記憶される。同様に、HD−SDI信号の第21ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2162,3842)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部4−7の奇数ラインに記憶される。また、HD−SDI信号の第22ラインによって送信されてきたエリア信号A4に含まれる(2166,3842)の座標の画素を示す画素データは、P4用バッファメモリ部4−7の偶数ラインに記憶される。また、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれは、P4用フレームメモリ書込制御部4−8から出力された読出し制御信号(s115、s215、s315、s415)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれは、図32〜図37の「A1:P4用バッファメモリ読出し制御(s115)」等に示すように、奇数ラインに記憶された画素データと偶数ラインに記憶された画素データとの両方を読出して出力する。具体的には例えば、P4用バッファメモリ部1−7は、P4用フレームメモリ書込制御部4−8から出力された読出し制御信号(s115)を受け付けると、図32の「P4用バッファメモリ出力(s111,s211,s311,s411)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(2,2)、(6,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P4用バッファメモリ部2−7は、P4用フレームメモリ書込制御部4−8から出力された読出し制御信号(s215)を受け付けると、エリア信号A2に含まれる(2,3842)、(6,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P4用バッファメモリ部4−6は、P4用フレームメモリ書込制御部4−8から出力された読出し制御信号(s315)を受け付けると、エリア信号A3に含まれる(2162,2)、(2166,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。同様に、P4用バッファメモリ部4−7は、P4用フレームメモリ書込制御部4−8から出力された読出し制御信号(s415)を受け付けると、エリア信号A4に含まれる(2162,3842)、(2166,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データを読出して出力することになる。
【0076】
P1用フレームメモリ書込制御部1−8は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P1用フレームメモリ書込制御部1−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれに記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s112、s212、s312、s412)をP1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれへ出力する。それとともに、P1用フレームメモリ書込制御部1−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれから出力された画素データ(s108、s208、s308、s408)をP1用フレームメモリ部1−10に記憶させるための書込み制御信号(s116)をP1用フレームメモリ部1−10へ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0であるとき、P1用フレームメモリ書込制御部1−8は、P1用バッファメモリ部1−4へ読出し制御信号(s112)を出力するとともに、書込み制御信号(s116)をP1用フレームメモリ部1−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1であるとき、P1用フレームメモリ書込制御部1−8は、P1用バッファメモリ部2−4へ読出し制御信号(s212)を出力するとともに、書込み制御信号(s116)をP1用フレームメモリ部1−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2であるとき、P1用フレームメモリ書込制御部1−8は、P1用バッファメモリ部3−4へ読出し制御信号(s312)を出力するとともに、書込み制御信号(s116)をP1用フレームメモリ部1−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3であるとき、P1用フレームメモリ書込制御部1−8は、P1用バッファメモリ部4−4へ読出し制御信号(s412)を出力するとともに、書込み制御信号(s116)をP1用フレームメモリ部1−10へ出力する。なお、書込み制御信号(s116)には、画素データを記憶させるフレームメモリの座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s116)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P1用フレームメモリ部1−10に最初に画素データが記憶される場合を一例として説明する。この場合、読出し制御信号(s112)とともに出力される書込み制御信号(s116)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図8の「P1用フレームメモリ書込み制御(s116)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,0)、(4,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s212)とともに出力される書込み制御信号(s116)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれる(0,3840)、(4,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,960)、(1,960)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s312)とともに出力される書込み制御信号(s116)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれる(2160,0)、(2164,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,0)、(541,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s412)とともに出力される書込み制御信号(s116)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,960)となる。これにより、エリア信号A4に含まれる(2160,3840)、(2164,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,960)、(541,960)のそれぞれに記憶されることになる。
【0077】
P2用フレームメモリ書込制御部2−8は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P2用フレームメモリ書込制御部2−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれに記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s113、s213、s313、s413)をP2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれへ出力する。それとともに、P2用フレームメモリ書込制御部2−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれから出力された画素データ(s109、s209、s309、s409)をP2用フレームメモリ部2−10に記憶させるための書込み制御信号(s216)をP2用フレームメモリ部2−10へ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0であるとき、P2用フレームメモリ書込制御部2−8は、P2用バッファメモリ部1−5へ読出し制御信号(s113)を出力するとともに、書込み制御信号(s216)をP2用フレームメモリ部2−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1であるとき、P2用フレームメモリ書込制御部2−8は、P2用バッファメモリ部2−5へ読出し制御信号(s213)を出力するとともに、書込み制御信号(s216)をP2用フレームメモリ部2−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2であるとき、P2用フレームメモリ書込制御部2−8は、P2用バッファメモリ部3−5へ読出し制御信号(s313)を出力するとともに、書込み制御信号(s216)をP2用フレームメモリ部2−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3であるとき、P2用フレームメモリ書込制御部2−8は、P2用バッファメモリ部4−5へ読出し制御信号(s413)を出力するとともに、書込み制御信号(s216)をP2用フレームメモリ部2−10へ出力する。なお、書込み制御信号(s216)には、画素データを記憶させるフレームメモリの座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s216)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P2用フレームメモリ部2−10に最初に画素データが記憶される場合を一例として説明する。この場合、読出し制御信号(s113)とともに出力される書込み制御信号(s216)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図16の「P2用フレームメモリ書込み制御(s216)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,2)、(4,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s213)とともに出力される書込み制御信号(s216)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれる(0,3842)、(4,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,960)、(1,960)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s313)とともに出力される書込み制御信号(s216)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれる(2160,2)、(2164,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,0)、(541,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s413)とともに出力される書込み制御信号(s216)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,960)となる。これにより、エリア信号A4に含まれる(2160,3842)、(2164,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,960)、(541,960)のそれぞれに記憶されることになる。
【0078】
P3用フレームメモリ書込制御部3−8は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P3用フレームメモリ書込制御部3−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれに記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s114、s214、s314、s414)をP3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれへ出力する。それとともに、P3用フレームメモリ書込制御部3−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれから出力された画素データ(s110、s210、s310、s410)をP3用フレームメモリ部3−10に記憶させるための書込み制御信号(s316)をP3用フレームメモリ部3−10へ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0であるとき、P3用フレームメモリ書込制御部3−8は、P3用バッファメモリ部1−6へ読出し制御信号(s114)を出力するとともに、書込み制御信号(s316)をP3用フレームメモリ部3−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1であるとき、P3用フレームメモリ書込制御部3−8は、P3用バッファメモリ部2−6へ読出し制御信号(s214)を出力するとともに、書込み制御信号(s316)をP3用フレームメモリ部3−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2であるとき、P3用フレームメモリ書込制御部3−8は、P3用バッファメモリ部3−6へ読出し制御信号(s314)を出力するとともに、書込み制御信号(s316)をP3用フレームメモリ部3−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3であるとき、P3用フレームメモリ書込制御部3−8は、P3用バッファメモリ部4−6へ読出し制御信号(s414)を出力するとともに、書込み制御信号(s316)をP3用フレームメモリ部3−10へ出力する。なお、書込み制御信号(s316)には、画素データを記憶させるフレームメモリ上の座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s316)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P3用フレームメモリ部3−10に最初に画素データが記憶される場合を一例として説明する。この場合、読出し制御信号(s114)とともに出力される書込み制御信号(s316)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図24の「P3用フレームメモリ書込み制御(s316)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,0)、(6,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s214)とともに出力される書込み制御信号(s316)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれる(2,3840)、(6,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,960)、(1,960)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s314)とともに出力される書込み制御信号(s316)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれる(2162,0)、(2166,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,0)、(541,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s414)とともに出力される書込み制御信号(s316)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,960)となる。これにより、エリア信号A4に含まれる(2162,3840)、(2166,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,960)、(541,960)のそれぞれに記憶されることになる。
【0079】
P4用フレームメモリ書込制御部4−8は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P4用フレームメモリ書込制御部4−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれに記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s115、s215、s315、s415)をP4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれへ出力する。それとともに、P4用フレームメモリ書込制御部4−8は、受け付けた基準アドレスに従い、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれから出力された画素データ(s111、s211、s311、s411)をP4用フレームメモリ部4−10に記憶させるための書込み制御信号(s416)をP4用フレームメモリ部4−10へ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0であるとき、P4用フレームメモリ書込制御部4−8は、P4用バッファメモリ部1−7へ読出し制御信号(s115)を出力するとともに、書込み制御信号(s416)をP4用フレームメモリ部4−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1であるとき、P4用フレームメモリ書込制御部4−8は、P4用バッファメモリ部2−7へ読出し制御信号(s215)を出力するとともに、書込み制御信号(s416)をP4用フレームメモリ部4−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2であるとき、P4用フレームメモリ書込制御部4−8は、P4用バッファメモリ部3−7へ読出し制御信号(s315)を出力するとともに、書込み制御信号(s416)をP4用フレームメモリ部4−10へ出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3であるとき、P4用フレームメモリ書込制御部4−8は、P4用バッファメモリ部4−7へ読出し制御信号(s415)を出力するとともに、書込み制御信号(s416)をP4用フレームメモリ部4−10へ出力する。なお、書込み制御信号(s416)には、画素データを記憶させるフレームメモリ上の座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s416)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P4用フレームメモリ部4−10に最初に画素データが記憶される場合を一例として説明する。この場合、読出し制御信号(s115)とともに出力される書込み制御信号(s416)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図32の「P4用フレームメモリ書込み制御(s416)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,2)、(6,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s215)とともに出力される書込み制御信号(s416)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれる(2,3842)、(6,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,960)、(1,960)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s315)とともに出力される書込み制御信号(s416)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれる(2162,2)、(2166,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,0)、(541,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、読出し制御信号(s415)とともに出力される書込み制御信号(s416)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,960)となる。これにより、エリア信号A4に含まれる(2162,3842)、(2166,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(540,960)、(541,960)のそれぞれに記憶されることになる。
【0080】
P1用フレームメモリ読出制御部1−9は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P1用フレームメモリ読出制御部1−9は、受け付けた基準アドレスに従い、P1用フレームメモリ部1−10に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s117)をP1用フレームメモリ部1−10へ出力する。なお、読出し制御信号(s117)には、読み出す画素データのフレームメモリ上の座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s117)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P1用フレームメモリ部1−10から最初に画素データが読み出される場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、読出し制御信号(s117)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図8の「P1用フレームメモリ読出し制御(s117)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図8の「P1用フレームメモリ出力(s118)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(0,0)、(4,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、読出し制御信号(s117)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,4)、(4,4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、読出し制御信号(s117)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,8)、(4,8)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、読出し制御信号(s117)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,12)、(4,12)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0081】
P2用フレームメモリ読出制御部2−9は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P2用フレームメモリ読出制御部2−9は、受け付けた基準アドレスに従い、P2用フレームメモリ部2−10に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s217)をP2用フレームメモリ部2−10へ出力する。なお、読出し制御信号(s217)には、読み出す画素データのフレームメモリ上の座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s217)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P2用フレームメモリ部2−10から最初に画素データが読み出される場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、読出し制御信号(s217)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図16の「P2用フレームメモリ読出し制御(s217)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図16の「P2用フレームメモリ出力(s218)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(0,2)、(4,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、読出し制御信号(s217)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,6)、(4,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、読出し制御信号(s217)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,10)、(4,10)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、読出し制御信号(s217)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,14)、(4,14)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0082】
P3用フレームメモリ読出制御部3−9は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P3用フレームメモリ読出制御部3−9は、受け付けた基準アドレスに従い、P3用フレームメモリ部3−10に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s317)をP3用フレームメモリ部3−10へ出力する。なお、読出し制御信号(s317)には、読み出す画素データのフレームメモリ上の座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s317)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P3用フレームメモリ部3−10から最初に画素データが読み出される場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、読出し制御信号(s317)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図24の「P3用フレームメモリ読出し制御(s317)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図24の「P3用フレームメモリ出力(s318)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(2,0)、(6,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、読出し制御信号(s317)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,4)、(6,4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、読出し制御信号(s317)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,8)、(6,8)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、読出し制御信号(s317)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,12)、(6,12)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0083】
P4用フレームメモリ読出制御部4−9は、同期分離部5−1から出力された基準アドレス(s502)を受け付ける。そして、P4用フレームメモリ読出制御部4−9は、受け付けた基準アドレスに従い、P4用フレームメモリ部4−10に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s417)をP4用フレームメモリ部4−10へ出力する。なお、読出し制御信号(s417)には、読み出す画素データのフレームメモリ上の座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s417)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P4用フレームメモリ部4−10から最初に画素データが読み出される場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、読出し制御信号(s417)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図32の「P4用フレームメモリ読出し制御(s417)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図32の「P4用フレームメモリ出力(s418)」に示すように、エリア信号A1に含まれる(2,2)、(6,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、読出し制御信号(s417)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,6)、(6,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、読出し制御信号(s417)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,10)、(6,10)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、読出し制御信号(s417)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、エリア信号A1に含まれる(2,14)、(6,14)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0084】
P1用フレームメモリ部1−10は、P1用フレームメモリ書込制御部1−8から出力された書込み制御信号(s116)を受け付けると、P1用バッファメモリ部1−4〜4−4のそれぞれから出力された画素データを、受け付けた書込み制御信号(s116)に含まれる書込みアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶させる。また、P1用フレームメモリ部1−10は、P1用フレームメモリ読出制御部1−9から出力された読出し制御信号(s117)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号(s117)に含まれる読出しアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P1用フレームメモリ部1−10は、読出した画素データを含む信号を画像信号P1として出力する。
【0085】
P2用フレームメモリ部2−10は、P2用フレームメモリ書込制御部2−8から出力された書込み制御信号(s216)を受け付けると、P2用バッファメモリ部1−5〜4−5のそれぞれから出力された画素データを、受け付けた書込み制御信号(s216)に含まれる書込みアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶させる。また、P2用フレームメモリ部2−10は、P2用フレームメモリ読出制御部2−9から出力された読出し制御信号(s217)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号(s217)に含まれる読出しアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P2用フレームメモリ部2−10は、読出した画素データを含む信号を画像信号P2として出力する。
【0086】
P3用フレームメモリ部3−10は、P3用フレームメモリ書込制御部3−8から出力された書込み制御信号(s316)を受け付けると、P3用バッファメモリ部1−6〜4−6のそれぞれから出力された画素データを、受け付けた書込み制御信号(s316)に含まれる書込みアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶させる。また、P3用フレームメモリ部3−10は、P3用フレームメモリ読出制御部3−9から出力された読出し制御信号(s317)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号(s317)に含まれる読出しアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P3用フレームメモリ部3−10は、読出した画素データを含む信号を画像信号P3として出力する。
【0087】
P4用フレームメモリ部4−10は、P4用フレームメモリ書込制御部4−8から出力された書込み制御信号(s416)を受け付けると、P4用バッファメモリ部1−7〜4−7のそれぞれから出力された画素データを、受け付けた書込み制御信号(s416)に含まれる書込みアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶させる。また、P4用フレームメモリ部4−10は、P4用フレームメモリ読出制御部4−9から出力された読出し制御信号(s417)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号(s417)に含まれる読出しアドレスが示すフレームメモリの座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P4用フレームメモリ部4−10は、読出した画素データを含む信号を画像信号P4として出力する。
【0088】
出力端子1b〜4bのそれぞれは、P1〜P4用フレームメモリ部1−10〜4−10のそれぞれから出力された画像信号P1〜P4(s118、s218、s318、s418)のそれぞれを受け付ける。そして、出力端子1b〜4bのそれぞれは、受け付けた画像信号P1〜P4のそれぞれを出力する。具体的には、出力端子1bは画像信号P1を出力し、出力端子2bは画像信号P2を出力し、出力端子3bは画像信号P3を出力し、出力端子4bは画像信号P4を出力する。
【0089】
なお、ここでは、並べ替え処理部11における遅延量を1フレーム+2ラインとしたが、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれからの画素データの読出しを早めることにより、遅延量を(1/2)フレームまで抑制することが可能である。
【0090】
次に、図1に示した再配置処理部12の構成および動作について説明する。
【0091】
図38は、図1に示した再配置処理部12の一構成例を示すブロック図である。
【0092】
図1に示した再配置処理部12は図38に示すように、入力端子1c〜5cと、同期分離部5−2と、P1〜P4用フレームメモリ部1−11〜4−11と、P1〜P4用フレームメモリ書込制御部1−12〜4−12と、P1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−13〜4−13と、A1用バッファメモリ部1−14〜4−14と、A2用バッファメモリ部1−15〜4−15と、A3用バッファメモリ部1−16〜4−16と、A4用バッファメモリ部1−17〜4−17と、バッファメモリ読出制御部1−18〜4−18と、同期信号挿入部1−19〜4−19と、出力端子1d〜4dとを備えている。
【0093】
なお、P1〜P4用フレームメモリ部1−11〜4−11のそれぞれは、垂直方向に1080個、水平方向に1920個の画素データを記憶するフレームメモリを備えている。
【0094】
図39〜46は、図1および図38に示した再配置処理部12が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A1を生成する動作を説明するための図である。また、図47〜54は、図38に示した再配置処理部12が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A2を生成する動作を説明するための図である。また、図55〜62は、図38に示した再配置処理部12が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A3を生成する動作を説明するための図である。また、図63〜70は、図38に示した再配置処理部12が画像信号P1〜P4のそれぞれからエリア信号A4を生成する動作を説明するための図である。
【0095】
なお、図39〜70は、後述する基準アドレスの推移に応じた再配置処理部12の時系列の動作を示している。
【0096】
また、図39〜46のうち、前半の図39〜42はエリア信号A1〜A4のそれぞれの画像開始点を含む図であり、後半の図43〜46はエリア信号A1〜A4のそれぞれの画像終了点を含む図である。これは、図47〜54、図55〜62および図63〜70についても同様である。
【0097】
以下に、図38〜図70を参照しながら再配置処理部12の構成および動作について説明するが、以下の説明において、先頭にsを付加した数字(例えばs119)は、図38〜70の図中に記載されているのと同じものであり、信号等を示している。
【0098】
また、図38の図中、*を付加した数字は、上記の先頭にsを付加した数字が示す信号等の出力先を示すためのものである。例えば、図38の図中*22は、バッファメモリ読出制御部1−18から出力された信号(s231)の出力先がA1用バッファメモリ部2−14であることを示している。
【0099】
入力端子1c〜4cのそれぞれは、画像信号P1〜P4のそれぞれを受信する。具体的には、入力端子1cは画像信号P1を受信し、入力端子2cは画像信号P2を受信し、入力端子3cは画像信号P3を受信し、入力端子4cは画像信号P4を受信する。そして、入力端子1c〜4cのそれぞれは、受信した画像信号P1〜P4のそれぞれを出力する。
【0100】
入力端子5cは、基準同期信号を受信する。そして、入力端子5cは、受信した基準同期信号を出力する。
【0101】
同期分離部5−2は、入力端子5cから出力された基準同期信号(s503)を受け付ける。そして、同期分離部5−2は、受け付けた基準同期信号に挿入されている同期情報を抽出する。そして、同期分離部5−2は、抽出した同期情報から、垂直座標および水平座標を示す基準アドレスを生成する。ここで、生成される基準アドレスは、上述した同期分離部5−1にて生成される基準アドレスと同様に、(0,0)から水平座標の値を1つずつインクリメントしていき、水平座標の値が1919まで進むと、水平座標の値が0に戻るとともに、垂直座標の値が1つインクリメントされることを繰り返すものである。そして、同期分離部5−2は、生成した基準アドレスを、P1〜P4用フレームメモリ書込制御部1−12〜4−12と、P1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−13〜4−13と、バッファメモリ読出制御部1−18〜4−18と、同期信号挿入部1−19〜4−19とのそれぞれへ出力する。
【0102】
P1用フレームメモリ書込制御部1−12は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P1用フレームメモリ書込制御部1−12は、受け付けた基準アドレスに従い、入力端子1cから出力された画像信号P1(s119)に含まれる画素データを、P1用フレームメモリ部1−11に記憶させるための書込み制御信号(s120)を、P1用フレームメモリ部1−11へ出力する。なお、書込み制御信号(s120)には、画素データを書き込むフレームメモリの座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s120)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P1用フレームメモリ部1−11に最初に画素データを記憶させる場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、書込み制御信号(s120)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ書込み制御(s120,s220,s320,s420)」が示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、画像信号P1(s119)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,0)、(4,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、書込み制御信号(s120)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、画像信号P1(s119)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,4)、(4,4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、書込み制御信号(s120)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、画像信号P1(s119)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,8)、(4,8)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,2)、(1,2)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、書込み制御信号(s120)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、画像信号P1(s119)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,12)、(4,12)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,3)、(1,3)のそれぞれに記憶されることになる。
【0103】
P2用フレームメモリ書込制御部2−12は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P2用フレームメモリ書込制御部2−12は、受け付けた基準アドレスに従い、入力端子2cから出力された画像信号P2(s219)に含まれる画素データを、P2用フレームメモリ部2−11に記憶させるための書込み制御信号(s220)を、P2用フレームメモリ部2−11へ出力する。なお、書込み制御信号(s220)には、画素データを書き込むフレームメモリの座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s220)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P2用フレームメモリ部2−11に最初に画素データを記憶させる場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、書込み制御信号(s220)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ書込み制御(s120,s220,s320,s420)」が示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、画像信号P2(s219)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,2)、(4,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、書込み制御信号(s220)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、画像信号P2(s219)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,6)、(4,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、書込み制御信号(s220)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、画像信号P2(s219)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,10)、(4,10)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,2)、(1,2)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、書込み制御信号(s220)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、画像信号P2(s219)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(0,14)、(4,14)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,3)、(1,3)のそれぞれに記憶されることになる。
【0104】
P3用フレームメモリ書込制御部3−12は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P3用フレームメモリ書込制御部3−12は、受け付けた基準アドレスに従い、入力端子3cから出力された画像信号P3(s319)に含まれる画素データを、P3用フレームメモリ部3−11に記憶させるための書込み制御信号(s320)を、P3用フレームメモリ部3−11へ出力する。なお、書込み制御信号(s320)には、画素データを書き込むフレームメモリの座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s320)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P3用フレームメモリ部3−11に最初に画素データを記憶させる場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、書込み制御信号(s320)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ書込み制御(s120,s220,s320,s420)」が示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、画像信号P3(s319)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,0)、(6,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、書込み制御信号(s320)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、画像信号P3(s319)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,4)、(6,4)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、書込み制御信号(s320)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、画像信号P3(s319)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,8)、(6,8)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,2)、(1,2)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、書込み制御信号(s320)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、画像信号P3(s319)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,12)、(6,12)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,3)、(1,3)のそれぞれに記憶されることになる。
【0105】
P4用フレームメモリ書込制御部4−12は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P4用フレームメモリ書込制御部4−12は、受け付けた基準アドレスに従い、入力端子4cから出力された画像信号P3(s419)に含まれる画素データを、P4用フレームメモリ部4−11に記憶させるための書込み制御信号(s420)を、P4用フレームメモリ部4−11へ出力する。なお、書込み制御信号(s420)には、画素データを書き込むフレームメモリの座標を示す書込みアドレスが含まれている。書込み制御信号(s420)に含まれる書込みアドレスが示す座標について、P4用フレームメモリ部4−11に最初に画素データを記憶させる場合を一例として説明する。この場合、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が0であるとき、書込み制御信号(s420)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ書込み制御(s120,s220,s320,s420)」が示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、画像信号P4(s419)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,2)、(6,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,0)、(1,0)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が1であるとき、書込み制御信号(s420)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,1)、(1,1)となる。これにより、画像信号P4(s419)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,6)、(6,6)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,1)、(1,1)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が2であるとき、書込み制御信号(s420)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,2)、(1,2)となる。これにより、画像信号P4(s419)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,10)、(6,10)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,2)、(1,2)のそれぞれに記憶されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値が3であるとき、書込み制御信号(s420)に含まれる書込みアドレスが示す座標は、(0,3)、(1,3)となる。これにより、画像信号P4(s419)に含まれる画素データであり、エリア信号A1に含まれていた(2,14)、(6,14)のそれぞれの座標の画素を示す画素データがフレームメモリの(0,3)、(1,3)のそれぞれに記憶されることになる。
【0106】
P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、受け付けた基準アドレスに従い、P1用フレームメモリ部1−11に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s121)を、P1用フレームメモリ部1−11へ出力する。それとともに、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、受け付けた基準アドレスに従い、A1〜A4用バッファメモリ部1−14〜1−17のいずれかに、P1用フレームメモリ部1−11から出力された画素データを記憶させるための書込み制御信号(s123〜s126)を出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0である場合、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、図39〜44の「A1用バッファメモリ書込み制御(s123,s223,s323,s423)」に示すように、A1用バッファメモリ部1−14へ書込み制御信号(s123)を出力する。それとともに、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、P1用フレームメモリ部1−11へ読出し制御信号(s121)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1である場合、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、図47〜52の「A2用バッファメモリ書込み制御(s124,s224,s324,s424)」に示すように、A2用バッファメモリ部1−15へ書込み制御信号(s124)を出力する。それとともに、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、P1用フレームメモリ部1−11へ読出し制御信号(s121)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2である場合、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、図55〜60の「A3用バッファメモリ書込み制御(s125,s225,s325,s425)」に示すように、A3用バッファメモリ部1−16へ書込み制御信号(s125)を出力する。それとともに、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、P1用フレームメモリ部1−11へ読出し制御信号(s121)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3である場合、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、図63〜68の「A4用バッファメモリ書込み制御(s126,s226,s326,s426)」に示すように、A4用バッファメモリ部1−17へ書込み制御信号(s126)を出力する。それとともに、P1用フレームメモリ読出制御部1−13は、P1用フレームメモリ部1−11へ読出し制御信号(s121)を出力する。なお、読出し制御信号(s121)には、読み出す画素データのフレームメモリの座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s121)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P1用フレームメモリ部1−11から最初に画素データが出力される場合を一例として説明する。この場合、書込み制御信号(s123)とともに出力される読出し制御信号(s121)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ読出し制御(s121,s221,s321,s421)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ出力(s122,s222,s322,s422)」の「P1(奇数ライン)」および「P1(偶数ライン)」に示すように、エリア信号A1に含まれていた(0,0)、(4,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s124)とともに出力される読出し制御信号(s121)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれていた(0,3840)、(4,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s125)とともに出力される読出し制御信号(s121)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれていた(2160,0)、(2164,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s126)とともに出力される読出し制御信号(s121)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,961)となる。これにより、エリア信号A4に含まれていた(2160,3840)、(2164,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0107】
P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、受け付けた基準アドレスに従い、P2用フレームメモリ部2−11に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s221)を、P2用フレームメモリ部2−11へ出力する。それとともに、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、受け付けた基準アドレスに従い、A1〜A4用バッファメモリ部2−14〜2−17のいずれかに、P2用フレームメモリ部2−11から出力された画素データを記憶させるための書込み制御信号(s223〜s226)を出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0である場合、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、図39〜44の「A1用バッファメモリ書込み制御(s123,s223,s323,s423)」に示すように、A1用バッファメモリ部2−14へ書込み制御信号(s223)を出力する。それとともに、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、P2用フレームメモリ部2−11へ読出し制御信号(s221)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1である場合、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、図47〜52の「A2用バッファメモリ書込み制御(s124,s224,s324,s424)」に示すように、A2用バッファメモリ部2−15へ書込み制御信号(s224)を出力する。それとともに、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、P2用フレームメモリ部2−11へ読出し制御信号(s221)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2である場合、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、図55〜60の「A3用バッファメモリ書込み制御(s125,s225,s325,s425)」に示すように、A3用バッファメモリ部2−16へ書込み制御信号(s225)を出力する。それとともに、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、P2用フレームメモリ部2−11へ読出し制御信号(s221)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3である場合、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、図63〜68の「A4用バッファメモリ書込み制御(s126,s226,s326,s426)」に示すように、A4用バッファメモリ部2−17へ書込み制御信号(s226)を出力する。それとともに、P2用フレームメモリ読出制御部2−13は、P2用フレームメモリ部2−11へ読出し制御信号(s221)を出力する。なお、読出し制御信号(s221)には、読み出す画素データのフレームメモリの座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s221)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P2用フレームメモリ部2−11から最初に画素データが出力される場合を一例として説明する。この場合、書込み制御信号(s223)とともに出力される読出し制御信号(s221)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ読出し制御(s121,s221,s321,s421)」に示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ出力(s122,s222,s322,s422)」の「P2(奇数ライン)」および「P2(偶数ライン)」に示すように、エリア信号A1に含まれていた(0,2)、(4,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s224)とともに出力される読出し制御信号(s221)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれていた(0,3842)、(4,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s225)とともに出力される読出し制御信号(s221)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれていた(2160,2)、(2164,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s226)とともに出力される読出し制御信号(s221)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,961)となる。これにより、エリア信号A4に含まれていた(2160,3842)、(2164,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0108】
P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、受け付けた基準アドレスに従い、P3用フレームメモリ部3−11に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s321)を、P3用フレームメモリ部3−11へ出力する。それとともに、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、受け付けた基準アドレスに従い、A1〜A4用バッファメモリ部3−14〜3−17のいずれかに、P3用フレームメモリ部3−11から出力された画素データを記憶させるための書込み制御信号(s323〜s326)を出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0である場合、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、図39〜44の「A1用バッファメモリ書込み制御(s123,s223,s323,s423)」に示すように、A1用バッファメモリ部3−14へ書込み制御信号(s323)を出力する。それとともに、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、P3用フレームメモリ部3−11へ読出し制御信号(s321)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1である場合、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、図47〜52の「A2用バッファメモリ書込み制御(s124,s224,s324,s424)」に示すように、A2用バッファメモリ部3−15へ書込み制御信号(s324)を出力する。それとともに、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、P3用フレームメモリ部3−11へ読出し制御信号(s321)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2である場合、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、図55〜60の「A3用バッファメモリ書込み制御(s125,s225,s325,s425)」に示すように、A3用バッファメモリ部3−16へ書込み制御信号(s325)を出力する。それとともに、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、P3用フレームメモリ部3−11へ読出し制御信号(s321)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3である場合、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、図63〜68の「A4用バッファメモリ書込み制御(s126,s226,s326,s426)」に示すように、A4用バッファメモリ部3−17へ書込み制御信号(s326)を出力する。それとともに、P3用フレームメモリ読出制御部3−13は、P3用フレームメモリ部3−11へ読出し制御信号(s321)を出力する。なお、読出し制御信号(s321)には、読み出す画素データのフレームメモリの座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s321)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P3用フレームメモリ部3−11から最初に画素データが出力される場合を一例として説明する。この場合、書込み制御信号(s323)とともに出力される読出し制御信号(s321)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ読出し制御(s121,s221,s321,s421)」が示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ出力(s122,s222,s322,s422)」の「P3(奇数ライン)」および「P3(偶数ライン)」に示すように、エリア信号A1に含まれていた(2,0)、(6,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s324)とともに出力される読出し制御信号(s321)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれていた(2,3840)、(6,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s325)とともに出力される読出し制御信号(s321)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれていた(2162,0)、(2166,0)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s326)とともに出力される読出し制御信号(s321)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,961)となる。これにより、エリア信号A4に含まれていた(2162,3840)、(2166,3840)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0109】
P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、受け付けた基準アドレスに従い、P4用フレームメモリ部4−11に記憶された画素データを読み出させるための読出し制御信号(s421)を、P4用フレームメモリ部4−11へ出力する。それとともに、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、受け付けた基準アドレスに従い、A1〜A4用バッファメモリ部4−14〜4−17のいずれかに、P4用フレームメモリ部4−11から出力された画素データを記憶させるための書込み制御信号(s423〜s426)を出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が0である場合、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、図39〜44の「A1用バッファメモリ書込み制御(s123,s223,s323,s423)」に示すように、A1用バッファメモリ部4−14へ書込み制御信号(s423)を出力する。それとともに、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、P4用フレームメモリ部4−11へ読出し制御信号(s421)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が1である場合、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、図47〜52の「A2用バッファメモリ書込み制御(s124,s224,s324,s424)」に示すように、A2用バッファメモリ部4−15へ書込み制御信号(s424)を出力する。それとともに、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、P4用フレームメモリ部4−11へ読出し制御信号(s421)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が2である場合、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、図55〜60の「A3用バッファメモリ書込み制御(s125,s225,s325,s425)」に示すように、A4用バッファメモリ部4−16へ書込み制御信号(s425)を出力する。それとともに、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、P4用フレームメモリ部4−11へ読出し制御信号(s421)を出力する。また、受け付けた基準アドレスの水平座標の値を4で除算した際の剰余が3である場合、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、図63〜68の「A4用バッファメモリ書込み制御(s126,s226,s326,s426)」に示すように、A4用バッファメモリ部4−17へ書込み制御信号(s426)を出力する。それとともに、P4用フレームメモリ読出制御部4−13は、P4用フレームメモリ部4−11へ読出し制御信号(s421)を出力する。なお、読出し制御信号(s421)には、読み出す画素データのフレームメモリの座標を示す読出しアドレスが含まれている。読出し制御信号(s421)に含まれる読出しアドレスが示す座標について、P4用フレームメモリ部4−11から最初に画素データが出力される場合を一例として説明する。この場合、書込み制御信号(s423)とともに出力される読出し制御信号(s421)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ読出し制御(s121,s221,s321,s421)」が示すように、(0,0)、(1,0)となる。これにより、図39、図47、図55および図63の「フレームメモリ出力(s122,s222,s322,s422)」の「P4(奇数ライン)」および「P4(偶数ライン)」に示すように、エリア信号A1に含まれていた(2,2)、(6,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s424)とともに出力される読出し制御信号(s421)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(0,960)、(1,960)となる。これにより、エリア信号A2に含まれていた(2,3842)、(6,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s425)とともに出力される読出し制御信号(s421)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,0)、(541,0)となる。これにより、エリア信号A3に含まれていた(2162,2)、(2166,2)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。また、書込み制御信号(s426)とともに出力される読出し制御信号(s421)に含まれる読出しアドレスが示す座標は、(540,960)、(541,961)となる。これにより、エリア信号A4に含まれていた(2162,3842)、(2166,3842)のそれぞれの座標の画素を示す画素データが読み出されることになる。
【0110】
P1用フレームメモリ部1−11は、入力端子1cから出力された画像信号P1(s119)を受け付ける。また、P1用フレームメモリ部1−11は、P1用フレームメモリ書込制御部1−12から出力された書込み制御信号(s120)を受け付ける。そして、P1用フレームメモリ部1−11は、受け付けた画像信号P1に含まれる画素データを、受け付けた書込み制御信号に含まれる書込みアドレスが示す座標に記憶させる。また、P1用フレームメモリ部1−11は、P1用フレームメモリ読出制御部1−13から出力された読出し制御信号(s121)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号に含まれる読出しアドレスが示す座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P1用フレームメモリ部1−11は、読出した画素データを含む画像信号P1(s122)を出力する。
【0111】
P2用フレームメモリ部2−11は、入力端子2cから出力された画像信号P2(s219)を受け付ける。また、P2用フレームメモリ部2−11は、P2用フレームメモリ書込制御部2−12から出力された書込み制御信号(s220)を受け付ける。そして、P2用フレームメモリ部2−11は、受け付けた画像信号P2に含まれる画素データを、受け付けた書込み制御信号に含まれる書込みアドレスが示す座標に記憶させる。また、P2用フレームメモリ部2−11は、P2用フレームメモリ読出制御部2−13から出力された読出し制御信号(s221)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号に含まれる読出しアドレスが示す座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P2用フレームメモリ部2−11は、読出した画素データを含む画像信号P2(s222)を出力する。
【0112】
P3用フレームメモリ部3−11は、入力端子3cから出力された画像信号P3(s319)を受け付ける。また、P3用フレームメモリ部3−11は、P3用フレームメモリ書込制御部3−12から出力された書込み制御信号(s320)を受け付ける。そして、P3用フレームメモリ部3−11は、受け付けた画像信号P3に含まれる画素データを、受け付けた書込み制御信号に含まれる書込みアドレスが示す座標に記憶させる。また、P3用フレームメモリ部3−11は、P3用フレームメモリ読出制御部3−13から出力された読出し制御信号(s321)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号に含まれる読出しアドレスが示す座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P3用フレームメモリ部3−11は、読出した画素データを含む画像信号P3(s322)を出力する。
【0113】
P4用フレームメモリ部4−11は、入力端子4cから出力された画像信号P4(s419)を受け付ける。また、P4用フレームメモリ部4−11は、P4用フレームメモリ書込制御部4−12から出力された書込み制御信号(s420)を受け付ける。そして、P4用フレームメモリ部4−11は、受け付けた画像信号P4に含まれる画素データを、受け付けた書込み制御信号に含まれる書込みアドレスが示す座標に記憶させる。また、P4用フレームメモリ部4−11は、P4用フレームメモリ読出制御部4−13から出力された読出し制御信号(s421)を受け付けると、受け付けた読出し制御信号に含まれる読出しアドレスが示す座標に記憶された画素データを読み出す。そして、P4用フレームメモリ部4−11は、読出した画素データを含む画像信号P4(s422)を出力する。
【0114】
A1用バッファメモリ部1−14〜4−14のそれぞれは、P1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−13〜4−13のそれぞれから出力された書込み制御信号(s123,s223,s323,s423)を受け付けると、P1〜P4用フレームメモリ部1−11〜4−11のそれぞれから出力された画像信号P1〜P4(s122,s222,s322,s422)のそれぞれに含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。また、A1用バッファメモリ部1−14〜4−14のそれぞれは、後述するバッファメモリ読出制御部1−18から出力された読出し制御信号(s131,s231,s331,s431)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、A1用バッファメモリ部1−14〜4−14のそれぞれは、奇数ラインの画素データと偶数ラインの画素データとのいずれかを読出して出力する。
【0115】
A2用バッファメモリ部1−15〜4−15のそれぞれは、P1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−13〜4−13のそれぞれから出力された書込み制御信号(s124,s224,s324,s424)を受け付けると、P1〜P4用フレームメモリ部1−11〜4−11のそれぞれから出力された画像信号P1〜P4(s122,s222,s322,s422)のそれぞれに含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。また、A2用バッファメモリ部1−15〜4−15のそれぞれは、後述するバッファメモリ読出制御部2−18から出力された読出し制御信号(s132,s232,s332,s432)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、A2用バッファメモリ部1−15〜4−15のそれぞれは、奇数ラインの画素データと偶数ラインの画素データとのいずれかを読出して出力する。
【0116】
A3用バッファメモリ部1−16〜4−16のそれぞれは、P1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−13〜4−13のそれぞれから出力された書込み制御信号(s125,s225,s325,s425)を受け付けると、P1〜P4用フレームメモリ部1−11〜4−11のそれぞれから出力された画像信号P1〜P4(s122,s222,s322,s422)のそれぞれに含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。また、A3用バッファメモリ部1−16〜4−16のそれぞれは、後述するバッファメモリ読出制御部3−18から出力された読出し制御信号(s133,s233,s333,s433)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、A3用バッファメモリ部1−16〜4−16のそれぞれは、奇数ラインの画素データと偶数ラインの画素データとのいずれかを読出して出力する。
【0117】
A4用バッファメモリ部1−17〜4−17のそれぞれは、P1〜P4用フレームメモリ読出制御部1−13〜4−13のそれぞれから出力された書込み制御信号(s126,s226,s326,s426)を受け付けると、P1〜P4用フレームメモリ部1−11〜4−11のそれぞれから出力された画像信号P1〜P4(s122,s222,s322,s422)のそれぞれに含まれる画素データを、奇数ラインと偶数ラインとで記憶する。また、A4用バッファメモリ部1−17〜4−17のそれぞれは、後述するバッファメモリ読出制御部4−18から出力された読出し制御信号(s134,s234,s334,s434)のそれぞれを受け付けると、記憶している画素データを記憶した順番と同じ順番で読出して出力する。このとき、A4用バッファメモリ部1−17〜4−17のそれぞれは、奇数ラインの画素データと偶数ラインの画素データとのいずれかを読出して出力する。
【0118】
バッファメモリ読出制御部1−18は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、バッファメモリ読出制御部1−18は、受け付けた基準アドレスに従い、A1用バッファメモリ部1−14〜4−14のそれぞれに記憶された画素データを読出して出力させるための読出し制御信号(s131,s231,s331,s431)を、A1用バッファメモリ部1−14〜4−14のそれぞれへ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図41〜図46の「P1:A1用バッファメモリ読出し制御(s131)」が示すように、バッファメモリ読出制御部1−18は、A1用バッファメモリ部1−14へ読出し制御信号(s131)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部1−18は、図41〜図46の「P3:A1用バッファメモリ読出し制御(s331)」が示すように、A1用バッファメモリ部3−14へ読出し制御信号(s331)を出力する。これにより、図41の「A1用バッファメモリ出力(s127,s227,s327,s427)」が示すように、エリア信号A1に含まれる(0,0)の座標の画素を示す画素データがA1用バッファメモリ部1−14から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A1に含まれる(2,0)の座標の画素を示す画素データがA1用バッファメモリ部3−14から読み出されて出力されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図41〜図46の「P2:A1用バッファメモリ読出し制御(s231)」が示すように、バッファメモリ読出制御部1−18は、A1用バッファメモリ部2−14へ読出し制御信号(s231)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部1−18は、図41〜図46の「P4:A1用バッファメモリ読出し制御(s431)」が示すように、A1用バッファメモリ部4−14へ読出し制御信号(s431)を出力する。これにより、エリア信号A1に含まれる(0,2)の座標の画素を示す画素データがA1用バッファメモリ部2−14から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A1に含まれる(2,2)の座標の画素を示す画素データがA1用バッファメモリ部4−14から読み出されて出力されることになる。
【0119】
バッファメモリ読出制御部2−18は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、バッファメモリ読出制御部2−18は、受け付けた基準アドレスに従い、A2用バッファメモリ部1−15〜4−15のそれぞれに記憶された画素データを読出して出力させるための読出し制御信号(s132,s232,s332,s432)を、A2用バッファメモリ部1−15〜4−15のそれぞれへ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図49〜図54の「P1:A2用バッファメモリ読出し制御(s132)」が示すように、バッファメモリ読出制御部2−18は、A2用バッファメモリ部1−15へ読出し制御信号(s132)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部2−18は、図49〜図54の「P3:A2用バッファメモリ読出し制御(s332)」が示すように、A2用バッファメモリ部3−15へ読出し制御信号(s332)を出力する。これにより、図49の「A2用バッファメモリ出力(s128,s228,s328,s428)」に示すように、エリア信号A2に含まれる(0,3840)の座標の画素を示す画素データがA2用バッファメモリ部1−15から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A2に含まれる(2,3840)の座標の画素を示す画素データがA2用バッファメモリ部3−15から読み出されて出力されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図49〜図54の「P2:A2用バッファメモリ読出し制御(s232)」が示すように、バッファメモリ読出制御部2−18は、A2用バッファメモリ部2−15へ読出し制御信号(s232)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部2−18は、図49〜図54の「P4:A2用バッファメモリ読出し制御(s432)」が示すように、A2用バッファメモリ部4−15へ読出し制御信号(s432)を出力する。これにより、エリア信号A2に含まれる(0,3842)の座標の画素を示す画素データがA2用バッファメモリ部2−15から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A2に含まれる(2,3842)の座標の画素を示す画素データがA2用バッファメモリ部4−15から読み出されて出力されることになる。
【0120】
バッファメモリ読出制御部3−18は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、バッファメモリ読出制御部3−18は、受け付けた基準アドレスに従い、A3用バッファメモリ部1−16〜4−16のそれぞれに記憶された画素データを読出して出力させるための読出し制御信号(s133,s233,s333,s433)を、A3用バッファメモリ部1−16〜4−16のそれぞれへ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図57〜図62の「P1:A3用バッファメモリ読出し制御(s133)」に示すように、バッファメモリ読出制御部3−18は、A3用バッファメモリ部1−16へ読出し制御信号(s133)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部3−18は、図57〜図62の「P3:A3用バッファメモリ読出し制御(s333)」に示すように、A3用バッファメモリ部3−16へ読出し制御信号(s333)を出力する。これにより、図57の「A3用バッファメモリ出力(s129,s229,s329,s429)」に示すように、エリア信号A3に含まれる(2160,0)の座標の画素を示す画素データがA3用バッファメモリ部1−16から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A3に含まれる(2162,0)の座標の画素を示す画素データがA3用バッファメモリ部3−16から読み出されて出力されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図57〜図62の「P2:A3用バッファメモリ読出し制御(s233)」が示すように、バッファメモリ読出制御部3−18は、A3用バッファメモリ部2−16へ読出し制御信号(s233)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部3−18は、図57〜図62の「P4:A3用バッファメモリ読出し制御(s433)」に示すように、A3用バッファメモリ部4−16へ読出し制御信号(s433)を出力する。これにより、エリア信号A3に含まれる(2160,2)の座標の画素を示す画素データがA3用バッファメモリ部2−16から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A3に含まれる(2162,2)の座標の画素を示す画素データがA3用バッファメモリ部4−16から読み出されて出力されることになる。
【0121】
バッファメモリ読出制御部4−18は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、バッファメモリ読出制御部4−18は、受け付けた基準アドレスに従い、A4用バッファメモリ部1−17〜4−17のそれぞれに記憶された画素データを読出して出力させるための読出し制御信号(s134,s234,s334,s434)を、A4用バッファメモリ部1−17〜4−17のそれぞれへ出力する。具体的には、受け付けた基準アドレスの水平座標が偶数であるとき、図65〜図70の「P1:A4用バッファメモリ読出し制御(s134)」に示すように、バッファメモリ読出制御部4−18は、A4用バッファメモリ部1−17へ読出し制御信号(s134)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部4−18は、図65〜図70の「P3:A4用バッファメモリ読出し制御(s334)」が示すように、A4用バッファメモリ部3−17へ読出し制御信号(s334)を出力する。これにより、図65の「A4用バッファメモリ出力(s130,s230,s330,s430)」に示すように、エリア信号A4に含まれる(2160,3840)の座標の画素を示す画素データがA4用バッファメモリ部1−17から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A4に含まれる(2162,3840)の座標の画素を示す画素データがA4用バッファメモリ部3−17から読み出されて出力されることになる。また、受け付けた基準アドレスの水平座標が奇数であるとき、図65〜図70の「P2:A4用バッファメモリ読出し制御(s234)」に示すように、バッファメモリ読出制御部4−18は、A4用バッファメモリ部2−17へ読出し制御信号(s234)を出力する。それとともに、バッファメモリ読出制御部4−18は、図65〜図70の「P4:A4用バッファメモリ読出し制御(s434)」に示すように、A4用バッファメモリ部4−17へ読出し制御信号(s434)を出力する。これにより、エリア信号A4に含まれる(2160,3842)の座標の画素を示す画素データがA4用バッファメモリ部2−17から読み出されて出力されることになる。それとともに、エリア信号A4に含まれる(2162,3842)の座標の画素を示す画素データがA4用バッファメモリ部4−17から読み出されて出力されることになる。
【0122】
同期信号挿入部1−19は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、同期信号挿入部1−19は、受け付けた基準アドレスに基づき、HD−SDI信号の規格に準拠した同期コードを生成する。また、同期信号挿入部1−19は、A1用バッファメモリ部1−14〜4−14のそれぞれから出力された画素データ(s127、s227、s327、s427)を受け付ける。そして、同期信号挿入部1−19は、受け付けた画素データ(s127、s227、s327、s427)と、生成した同期コードとを含む信号を生成し、生成した信号をエリア信号A1として出力する。なお、同期コードはHD−SDI規格で規定された多重期間に挿入される。これは、同期信号挿入部2−19〜4−19においても同様である。
【0123】
同期信号挿入部2−19は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、同期信号挿入部2−19は、受け付けた基準アドレスに基づき、HD−SDI信号の規格に準拠した同期コードを生成する。また、同期信号挿入部2−19は、A2用バッファメモリ部1−15〜4−15のそれぞれから出力された画素データ(s128、s228、s328、s428)を受け付ける。そして、同期信号挿入部2−19は、受け付けた画素データ(s128、s228、s328、s428)と、生成した同期コードとを含む信号を生成し、生成した信号をエリア信号A2として出力する。
【0124】
同期信号挿入部3−19は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、同期信号挿入部3−19は、受け付けた基準アドレスに基づき、HD−SDI信号の規格に準拠した同期コードを生成する。また、同期信号挿入部3−19は、A3用バッファメモリ部1−16〜4−16のそれぞれから出力された画素データ(s129、s229、s329、s429)を受け付ける。そして、同期信号挿入部3−19は、受け付けた画素データ(s129、s229、s329、s429)と、生成した同期コードとを含む信号を生成し、生成した信号をエリア信号A3として出力する。
【0125】
同期信号挿入部4−19は、同期分離部5−2から出力された基準アドレス(s504)を受け付ける。そして、同期信号挿入部4−19は、受け付けた基準アドレスに基づき、HD−SDI信号の規格に準拠した同期コードを生成する。また、同期信号挿入部4−19は、A4用バッファメモリ部1−17〜4−17のそれぞれから出力された画素データ(s130、s230、s330、s430)を受け付ける。そして、同期信号挿入部4−19は、受け付けた画素データ(s130、s230、s330、s430)と、生成した同期コードとを含む信号を生成し、生成した信号をエリア信号A4として出力する。
【0126】
出力端子1d〜4dのそれぞれは、同期信号挿入部1−19〜4−19のそれぞれから出力されたエリア信号A1〜A4(s135、s235、s335、s435)のそれぞれを受け付ける。そして、出力端子1d〜4dのそれぞれは、受け付けたエリア信号A1〜A4のそれぞれを出力する。具体的には、出力端子1dはエリア信号A1を出力し、出力端子2dはエリア信号A2を出力し、出力端子3dはエリア信号A3を出力し、出力端子4dはエリア信号A4を出力する。
【0127】
なお、ここでは、再配置処理部12における遅延量を1フレーム+2ラインとしたが、P1〜P4用フレームメモリ部1−11〜4−11のそれぞれからの画素データの読出しを早めることにより、遅延量を(1/2)フレームまで抑制することが可能である。
【0128】
このように本実施形態において画像信号生成装置として動作する並び替え処理部11は、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2と、P1〜P4用フレームメモリ部1−10〜4−10とを有する。
【0129】
並べ替え処理部11は、受信したエリア信号A1〜A4のそれぞれに含まれる複数の画素データをA1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれが備えるフレームメモリに記憶させる。
【0130】
そして、並べ替え処理部11は、A1〜A4用フレームメモリ部1−2〜4−2のそれぞれに記憶された複数の画素データを、スーパーハイビジョン画像において垂直方向に隣接する2個の画素および水平方向に隣接する2個の画素からなる4個の画素のそれぞれを示す4個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識する。
【0131】
そして、並べ替え処理部11は、複数の画素データ群のそれぞれを構成する4個の画素データのそれぞれを、P1〜P4用フレームメモリ部1−10〜4−10のそれぞれが備えるフレームメモリに重複することなく記憶させる。
【0132】
そして、並べ替え処理部11は、P1〜P4用フレームメモリ部1−10〜4−10のそれぞれに記憶された複数の画素データを水平方向のライン毎に画像信号P1〜P4のそれぞれとして出力させる。
【0133】
これにより、画像信号P1〜P4間には、エリアの境界が存在しない。
【0134】
従って、スーパーハイビジョン画像において、SDTV画像やHDTV画像に比べて画像処理が複雑になるのを回避することができる。
【0135】
なお、本実施形態においては、画像が垂直方向および水平方向に2個に等分割された場合について説明した。但し、本発明は、画像が少なくとも垂直方向に2個に等分割された場合、すなわち、画像を垂直方向に2m個および水平方向にn個(m,nは自然数)に等分割した場合に適用することが可能であり、上述した効果を得ることができる。
【0136】
また、本発明においては、画像信号生成装置内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを画像信号生成装置にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを画像信号生成装置に読み込ませ、実行するものであっても良い。画像信号生成装置にて読取可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、画像信号生成装置に内蔵されたHDDなどを指す。
【符号の説明】
【0137】
1a〜5a,1c〜5c 入力端子
1b〜4b,1d〜4d 出力端子
1−1,2−1,3−1,4−1,5−1 同期分離部
1−2 A1用フレームメモリ部
1−3 バッファメモリ書込制御部
1−4,2−4,3−4,4−4 P1用バッファメモリ部
1−5,2−5,3−5,4−5 P2用バッファメモリ部
1−6,2−6,3−6,4−6 P3用バッファメモリ部
1−7,2−7,3−7,4−7 P4用バッファメモリ部
1−8,1−12 P1用フレームメモリ書込制御部
1−9,1−13 P1用フレームメモリ読出制御部
1−10,1−11 P1用フレームメモリ部
1−14,2−14,3−14,4−14 A1用バッファメモリ部
1−15,2−15,3−15,4−15 A2用バッファメモリ部
1−16,2−16,3−16,4−16 A3用バッファメモリ部
1−17,2−17,3−17,4−17 A4用バッファメモリ部
1−18,2−18,3−18,4−18 バッファメモリ読出制御部
1−19,2−19,3−19,4−19 同期信号挿入部
2−8,2−12 P2用フレームメモリ書込制御部
2−9,2−13 P2用フレームメモリ読出制御部
2−10,2−11 P2用フレームメモリ部
3−8,3−12 P3用フレームメモリ書込制御部
3−9,3−13 P3用フレームメモリ読出制御部
3−10,3−11 P3用フレームメモリ部
4−8,4−12 P4用フレームメモリ書込制御部
4−9,4−13 P4用フレームメモリ読出制御部
4−10,4−11 P4用フレームメモリ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を垂直方向に2m個および水平方向にn個(m,nは自然数)に等分割した(2m×n)個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを水平方向のライン毎に送信するための(2m×n)個のエリア信号を並行して受信する画像信号生成装置であって、
前記受信した(2m×n)個のエリア信号のそれぞれに含まれる複数の画素データを記憶する(2m×n)個の第1のフレームメモリと、
(2m×n)個の第2のフレームメモリと、
前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを、前記画像において垂直方向に隣接する2m個の画素および水平方向に隣接するn個の画素からなる(2m×n)個の画素のそれぞれを示す(2m×n)個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識する第1の制御部と、
前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに重複することなく記憶させる第2の制御部と、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを水平方向のライン毎に(2m×n)個の画像信号のそれぞれとして出力させる第3の制御部と、を有する画像信号生成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像信号生成装置において、
前記第2の制御部は、前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのうち、当該(2m×n)個の画素データのそれぞれが示す(2m×n)個の画素における当該画素データが示す画素の前記画像上の相対的な位置に応じて予め定められた第2のフレームメモリに記憶させる画像信号生成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像信号生成装置において、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれは、前記(2m×n)個のエリアのそれぞれと対応付けられた(2m×n)個の領域に分割され、
前記第2の制御部は、前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記予め定められた第2のフレームメモリの前記(2m×n)個の領域のうち、当該画素データが示す画素が含まれていたエリアに対応する領域に記憶させる画像信号生成装置。
【請求項4】
(2m×n)個(m,nは自然数)の第1および第2のフレームメモリを有し、画像を垂直方向に2m個および水平方向にn個に等分割した(2m×n)個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを水平方向のライン毎に送信するための(2m×n)個のエリア信号を並行して受信する画像信号生成装置における画像信号生成方法であって、
前記受信した(2m×n)個のエリア信号のそれぞれに含まれる複数の画素データを前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶させる処理と、
前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを、前記画像において垂直方向に隣接する2m個の画素および水平方向に隣接するn個の画素からなる(2m×n)個の画素のそれぞれを示す(2m×n)個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識する処理と、
前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに重複することなく記憶させる記憶処理と、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを水平方向のライン毎に(2m×n)個の画像信号のそれぞれとして出力させる処理と、を有する画像信号生成方法。
【請求項5】
請求項4に記載の画像信号生成方法において、
前記記憶処理は、前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのうち、当該(2m×n)個の画素データのそれぞれが示す(2m×n)個の画素における当該画素データが示す画素の前記画像上の相対的な位置に応じて予め定められた第2のフレームメモリに記憶させる処理である画像信号生成方法。
【請求項6】
請求項5に記載の画像信号生成方法において、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれは、前記(2m×n)個のエリアのそれぞれと対応付けられた(2m×n)個の領域に分割され、
前記記憶処理は、前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記予め定められた第2のフレームメモリの前記(2m×n)個の領域のうち、当該画素データが示す画素が含まれていたエリアに対応する領域に記憶させる画像信号生成方法。
【請求項7】
(2m×n)個(m,nは自然数)の第1および第2のフレームメモリを有し、画像を垂直方向に2m個および水平方向にn個に等分割した(2m×n)個のエリアのそれぞれに含まれる複数の画素のそれぞれを示す複数の画素データを水平方向のライン毎に送信するための(2m×n)個のエリア信号を並行して受信する画像信号生成装置に、
前記受信した(2m×n)個のエリア信号のそれぞれに含まれる複数の画素データを前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶させる機能と、
前記(2m×n)個の第1のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを、前記画像において垂直方向に隣接する2m個の画素および水平方向に隣接するn個の画素からなる(2m×n)個の画素のそれぞれを示す(2m×n)個の画素データから構成される複数の画素データ群として認識する機能と、
前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに重複することなく記憶させる記憶機能と、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれに記憶された複数の画素データを水平方向のライン毎に(2m×n)個の画像信号のそれぞれとして出力させる機能と、を実現させるためのプログラム。
【請求項8】
請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記記憶機能は、前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのうち、当該(2m×n)個の画素データのそれぞれが示す(2m×n)個の画素における当該画素データが示す画素の前記画像上の相対的な位置に応じて予め定められた第2のフレームメモリに記憶させる機能であるプログラム。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムにおいて、
前記(2m×n)個の第2のフレームメモリのそれぞれは、前記(2m×n)個のエリアのそれぞれと対応付けられた(2m×n)個の領域に分割され、
前記記憶機能は、前記複数の画素データ群のそれぞれを構成する(2m×n)個の画素データのそれぞれを、前記予め定められた第2のフレームメモリの前記(2m×n)個の領域のうち、当該画素データが示す画素が含まれていたエリアに対応する領域に記憶させる機能であるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図71】
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【図72】
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【公開番号】特開2013−55485(P2013−55485A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191914(P2011−191914)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【出願人】(303013763)NECエンジニアリング株式会社 (651)
【出願人】(000004352)日本放送協会 (2,206)
【Fターム(参考)】