説明

画像処理装置、画像処理システム、画像処理プログラム

【課題】別の描画処理単位でもフォントデータを利用することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】クライアント装置2から送られてきた一連の描画指示データを描画処理単位として受け取ると、描画部11は、描画指示データに従って文字を描画する。描画の際に、記憶部12に記憶されているフォントデータ14を用いる。フォントデータがなければ描画処理単位内のフォントデータを用いるが、そのフォントデータを記憶部12に記憶させ、管理テーブル15に登録して管理する。クライアント装置2が別の描画処理単位を送信する際には管理テーブル15の内容を取得して、画像処理装置1の記憶部12に記憶されているフォントデータ14についてはフォントデータを転送しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理システム、画像処理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、プリンタなどの出力装置には、いくつかのフォントが備えられており、このフォントを用いて文字を出力することができる。さらに、種々のフォントを出力装置にダウンロードし、そのフォントにより文字を出力する機能も一般的に備えられている。例えば特許文献1においても、フォントをプリンタにダウンロードして利用することが記載されている。このように出力装置に備えられているフォントやダウンロードしたフォントを用いる場合、フォントを指定して文字コードを出力装置に送れば、そのフォントの文字が出力されることになる。
【0003】
このような出力装置に備えられているフォントやダウンロードしたフォント以外のフォントについても利用することができる。この場合には、文字コードなどの一連の描画指示データとともに、使用する文字単位でフォントのデータを出力装置へ転送する。出力装置では、転送されてきたフォントのデータを用いて描画指示データ中の文字コードをイメージ化して出力させる。この機能を用いることによって、所望のフォントにより文字画像を出力することができる。
【0004】
図6は、一般的な描画ジョブで転送されるデータの一例の説明図である。図6に示すように、文書などの出力の際には、一連の描画指示データを描画ジョブとして出力装置へ転送する。その描画ジョブの中に一連の描画指示データとともに、所望のフォントのデータを文字単位で含めて出力装置へ転送している。フォントのデータとしては、文字の形状情報であるグリフデータと、そのグリフデータの属性情報であるメトリクスを含んでいる。図6に示す例では、あるフォントにおける文字「あ」、「い」、…、「こ」に対応するグリフデータ及びメトリクスを転送し、その後にこれらのデータを用いて文字を描画する描画指示データとして、文字「あ」を描画する指示、文字「い」を描画する指示、…文字「こ」を描画する指示を転送している。このような描画ジョブによって、転送されてくるフォントのデータを用いて文字「あ」、「い」、…、「こ」が出力される。
【0005】
このように描画ジョブ内に含めて転送するフォントのデータは、描画に用いられる文字に対応するものしか転送されない。また、その描画ジョブの処理でのみ用いられ、出力装置に蓄積されることはないし、別の描画ジョブで用いられることもない。そのため、同じ文字であっても描画ジョブが異なれば、毎回、その文字のフォントのデータを出力装置に転送していた。
【0006】
【特許文献1】特開2000−155657号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、別の描画処理単位でもフォントデータを利用することができる画像処理装置、画像処理システム、画像処理プログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願請求項1に記載の発明は、フォントデータを記憶する記憶手段と、一連の描画指示データを描画処理単位として前記記憶手段に記憶されているフォントデータ及び前記描画処理単位内のフォントデータを用いて描画処理を行う描画手段と、前記フォントデータを文字ごとに管理する管理手段を有し、前記管理手段は、前記描画処理単位にフォントデータが含まれている場合に該フォントデータを前記記憶手段に記憶させ、該フォントデータを管理することを特徴とする画像処理装置である。
【0009】
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置の構成における前記管理手段が、要求に応じてフォントデータの管理情報を転送することを特徴とする画像処理装置である。
【0010】
本願請求項3に記載の発明は、フォントデータを用いて描画処理を行う描画処理装置と、一連の描画指示データを描画処理単位として前記描画処理装置へ転送する転送装置を含み、前記描画処理装置は、フォントデータを記憶する記憶手段と、前記転送装置から受け取った描画処理単位について前記記憶手段に記憶されているフォントデータ及び前記描画処理単位内のフォントデータを用いて描画処理を行う描画手段と、前記描画処理単位にフォントデータが含まれている場合に該フォントデータを前記記憶手段に記憶させ、該フォントデータを文字ごとに管理する管理手段を有し、前記転送装置は、前記描画処理装置の前記管理手段が管理しているフォントデータの管理情報を取得する管理情報取得手段と、前記管理情報から前記描画処理装置が管理しているフォントデータについては前記描画処理単位に含めずに描画処理単位を前記描画処理装置へ送信する送信手段を有することを特徴とする画像処理システムである。
【0011】
本願請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置の機能をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本願請求項1に記載の発明によれば、描画処理単位内のフォントデータを記憶しておいて、他の描画処理単位で利用することができるという効果がある。
【0013】
本願請求項2に記載の発明によれば、本願請求項1に記載の発明の効果に加え、本発明の画像処理装置を利用する装置において、記憶されているフォントデータを知ることができる。
【0014】
本願請求項3に記載の発明によれば、転送装置から描画処理装置へ転送される描画処理単位内のフォントデータを描画処理装置に記憶しておいて、転送装置からの他の描画処理単位で利用することができるという効果がある。
【0015】
本願請求項4に記載の発明によれば、本願請求項1又は請求項2に記載の発明の効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は、本発明の実施の一形態における動作の一例を示すブロック図である。図中、1は画像処理装置、2はクライアント装置、3は通信路、11は描画部、12は記憶部、13は管理部、14はフォントデータ、15は管理テーブル、21はドライバ部、22は管理情報取得部、23は送信部である。画像処理装置1とクライアント装置2は、ネットワークやケーブルなどによる通信路3を通じて通信が行えるように接続されている。
【0017】
画像処理装置1は、クライアント装置2から送られてくる一連の描画指示データを描画処理単位として受け取り、その描画処理単位ごとに描画指示データに従い描画処理を行って出力する。この例では、画像処理装置1は描画部11、記憶部12、管理部13等を含んで構成されている。なお、描画した画像を出力する出力手段や画像形成手段など、他の種々の構成を含んでいてよい。
【0018】
描画部11は、描画指示データに従って描画処理を行う。このとき、描画指示データが文字の描画を指示するものであれば、記憶部12に記憶されているフォントデータ14や、描画指示データとともに描画処理単位内に含まれているフォントデータを用いて、指示されたフォントの文字を描画する。
【0019】
記憶部12は、画像処理装置1内で記憶する必要がある様々なデータを記憶する。ここでは、少なくともフォントデータ14と、そのフォントデータを管理部13が管理するための管理テーブル15を記憶している。フォントデータ14は、それぞれのフォントごとに各文字の形状情報であるグリフデータとその属性情報であるメトリクスを含んでいる。記憶部12が記憶するフォントデータ14としては、もともと装置にROMなどで組み込まれているフォントデータ、及び、クライアント装置2などの外部の装置からダウンロードされた、全ての文字のデータがそろったフォントデータのほか、描画処理単位で描画指示データとともに送られてきた文字ごとのフォントデータがある。
【0020】
管理部13は、記憶部12に記憶されている管理テーブル15を用いてフォントを管理している。特に、送られてきた描画処理単位内にフォントデータが含まれている場合に、そのフォントデータを記憶部12に記憶させるとともに、そのフォントデータを管理テーブル15に登録して管理する。描画処理単位に含まれているフォントデータは、描画に必要となる文字に対応するものが送られてくるので、フォントデータの管理も文字ごとに行う。
【0021】
図2は、管理部13によるフォント管理の概要の説明図である。管理テーブル15はフォント情報テーブルを有しており、記憶部12がフォントデータ14として記憶しているフォントがフォント情報テーブルに登録されている。なお、図2に示す例では、フォント情報テーブルには、装置に予め登録されている固有フォントと、登録操作によってフォントデータをダウンロードして登録したダウンロードフォントと、描画処理単位に含まれているフォントデータを登録した描画フォントの3種類に分けて示している。
【0022】
このうち固有フォントとダウンロードフォントは、一般的には利用できる文字のフォントデータがそろっている。これに対して描画フォントについては、描画処理単位内で使用する文字についてしか転送されないので、使用されたことがある文字であればフォントデータが登録されているが、まだ送られてきたことがない文字についてはフォントデータが記憶部12に記憶されていない。そのため、フォントごとに文字管理テーブルを設け、各文字について対応するフォントデータが記憶部12に記憶されているか否かを管理している。図2に示した例では、文字「a」、「b」はフォントデータが記憶部12に記憶されているが、文字「z」はフォントデータがまだ送られてきておらず、記憶部12に記憶されていないことを示している。このようにして、少なくとも描画フォントについては文字ごとに、記憶部12に記憶されているフォントデータ14を管理している。描画フォントとして登録されたフォントデータは、そのフォントデータを含む描画処理単位の処理が終了しても削除されず、他の描画処理単位で利用すればよい。
【0023】
また管理部13は、クライアント装置2からの要求に応じてフォントデータの管理情報を転送する機能も有している。転送する管理情報は、管理テーブル15に登録されているフォントやその属性情報などであり、描画処理単位に含まれていたフォントについては、登録されている文字についても転送する。あるいは、クライアント装置2からのフォント及び文字の問い合わせに対してフォントデータの有無を転送してもよい。
【0024】
クライアント装置2は、画像処理装置1に対して画像の出力を依頼する装置の一つとして例示したものであり、この例ではドライバ部21を通じて一連の描画指示データを描画処理単位として画像処理装置1へ送ることにより画像の出力を依頼する。図1に示した例では、ドライバ部21に管理情報取得部22、送信部23が設けられている。
【0025】
管理情報取得部22は、画像処理装置1の管理部13が管理しているフォントデータの管理情報を取得する。この管理情報により、画像処理装置1が記憶しているフォントがわかり、また、これまでに描画処理単位に含めて転送したフォントの文字についてもわかる。
【0026】
送信部23は、一連の描画指示データを描画処理単位として画像処理装置1へ送信する。このとき、管理情報取得部22で取得した管理情報から、画像処理装置1が記憶していないフォントの文字については、描画処理単位内に当該フォントの文字に対応するフォントデータを含めて送信する。また、画像処理装置1が記憶しているフォントの文字については、描画処理単位内にフォントデータを含めずに、描画指示データとして文字の描画指示を送るのみとする。従って、画像処理装置1がフォントデータを記憶している場合には、フォントデータを送らない分だけ描画処理単位として画像処理装置1へ転送するデータ量は少なくなり、データ転送時間は短くなる。また、別の描画処理単位で送信したフォントデータも画像処理装置1に記憶されているため、改めて描画処理単位に含めて送信する必要はない。
【0027】
次に、本発明の実施の一形態における動作の一例について説明する。図3は、クライアント装置の動作の一例を示すフローチャートである。クライアント装置2において画像処理装置1を通じてデータを出力する際には、ドライバ部21が出力の指示を受けて一連の描画指示データを描画処理単位として画像処理装置1へ送信する。その処理として、まずS41において、ドライバ部21の管理情報取得部22は、画像処理装置1に対してフォントデータの管理情報を要求する。この要求に対して画像処理装置1の管理部13は、記憶部12に記憶されている管理テーブル15を参照してフォントデータの管理情報をクライアント装置2へ送信する。クライアント装置2の管理情報取得部22は、画像処理装置1から送られてきたフォントデータの管理情報を受け取って送信部23へ渡す。
【0028】
フォントデータの管理情報を受け取ったら、出力するデータに従って描画指示データを送信部23が生成し、一連の描画指示データを描画処理単位として画像処理装置1へ送信する。描画指示データを生成する際に、S42において、描画対象が文字であり、その文字が既に画像処理装置1に記憶されているか否かを判断する。この判断は、S41で受け取ったフォントデータの管理情報を参照して行う。また、画像処理部1に記憶されるフォントデータは、文字を単位として登録管理されているので、出力させようとする文字のフォント(書体)が画像処理装置1に存在していても、その文字のフォントデータが存在するとは限らない。従って、S42での判断は文字単位で行う。
【0029】
既に画像処理装置1に記憶されている文字の場合には、そのままS44に進んで当該文字を描画するための描画指示データを生成し、S45において画像処理装置1に転送する。この場合には、描画を指示する文字に対応するフォントデータは、画像処理装置1には転送しない。そのため、画像処理装置1に転送されるデータ量は減少する。
【0030】
また、描画対象の文字が画像処理装置1に記憶されていなければ、S43において、描画対象の文字のグリフデータやメトリクスを含むフォントデータを生成し、またS44において当該文字を描画するための描画指示データを生成し、S45においてフォントデータと描画指示データを画像処理装置1に転送する。
【0031】
S46において、未処理の出力すべきデータが残っているか否かを判断し、残っている場合にはS42へ戻って処理を繰り返す。これにより一連の描画指示データを画像処理装置1に転送する。
【0032】
図4は、画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。クライアント装置2から一連の描画指示データが送られてくると、描画部11はそれぞれの描画指示データに従って描画処理を行う。ここでは文字の描画を指示する描画指示データに対する処理を示している。
【0033】
S51において、描画を指示された文字について管理テーブル15を検索し、S52において、当該文字に対応するフォントデータが記憶部12に記憶されているか否かを判断する。フォントデータが記憶部12に記憶されていれば、S55において、記憶されていたフォントデータを用いて文字の描画処理を行う。
【0034】
描画を指示された文字に対応するフォントデータが記憶部12に記憶されていない場合には、その文字の描画のためにクライアント装置2から送られてくるフォントデータを用いることになる。そのフォントデータは、一連の描画指示データとともに描画処理単位に含まれている。管理部13は、S53において、描画対象の文字に対応する当該描画処理単位内のフォントデータを記憶部12に記憶させるとともに、S54において管理テーブル15を更新し、描画対象の文字のフォントデータを登録する。そしてS55において、記憶されていたフォントデータを用いて文字の描画処理を行う。
【0035】
S53及びS54で登録したフォントデータについては、現在処理を行っている描画処理単位についての処理が終了しても消去されることはない。従って、現在処理中の描画処理単位以降に送られてくる描画処理単位においても、現在処理中の描画処理単位で転送されてきたフォントデータを用いた描画が行われる。
【0036】
S56において、描画処理単位の全ての描画指示データについて処理を行ったか否かを判断し、未処理の描画指示データが残っている場合には、S51へ戻って未処理の描画指示データについての処理を繰り返す。描画処理単位の全ての描画指示データについて処理を終えたら、その描画処理単位についての描画処理を終える。
【0037】
図5は、本発明の実施の一形態の機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。図中、61はプログラム、62はコンピュータ、71は光磁気ディスク、72は光ディスク、73は磁気ディスク、74はメモリ、81はCPU、82は内部メモリ、83は読取部、84はハードディスク、85はインタフェース、86は通信部である。
【0038】
上述の実施の一形態で説明した画像処理装置1またはクライアント装置2のドライバ部21の各部の機能の一部または全部を、コンピュータにより実行可能なプログラム61によって実現してもよい。その場合、そのプログラム61およびそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶させておけばよい。記憶媒体とは、コンピュータのハードウェア資源に備えられている読取部83に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、読取部83にプログラムの記述内容を伝達できるものである。例えば、光磁気ディスク71,光ディスク72(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク73,メモリ74(ICカード、メモリカードなどを含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
【0039】
これらの記憶媒体にプログラム61を格納しておき、例えばコンピュータ62の読取部83あるいはインタフェース85にこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム61を読み出し、内部メモリ82またはハードディスク84に記憶し、CPU81によってプログラム61を実行することによって、本発明の実施の一形態で説明した画像処理装置1またはクライアント装置2のドライバ部21の機能を実現すればよい。あるいは、ネットワークなどを介してプログラム61をコンピュータ62に転送し、コンピュータ62では通信部86でプログラム61を受信して内部メモリ82またはハードディスク84に記憶し、CPU81によってプログラム61を実行することによって、本発明の実施の一形態で説明した画像処理装置1またはクライアント装置2のドライバ部21の機能を実現すればよい。なお、コンピュータ62には、このほかインタフェース85を介して様々な装置と接続してもよい。例えば情報処理装置1として構成する場合には描画した画像を出力する表示部や画像形成部などを接続してもよい。
【0040】
もちろん、一部の機能についてハードウェアによって構成することもできるし、すべてをハードウェアで構成してもよい。あるいは、他の構成とともに本発明も含めたプログラムとして構成してもよい。例えば画像形成装置1の場合には、複写機などの画像読取装置を含む装置において制御プログラムとともに1つのプログラムとして構成してもよい。もちろん、他の用途に適用する場合には、その用途におけるプログラムと一体化してもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の一形態における動作の一例を示すブロック図である。
【図2】管理部13によるフォント管理の概要の説明図である。
【図3】クライアント装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】画像処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の一形態の機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。
【図6】一般的な描画ジョブで転送されるデータの一例の説明図である。
【符号の説明】
【0042】
1…画像処理装置、2…クライアント装置、3…通信路、11…描画部、12…記憶部、13…管理部、14…フォントデータ、15…管理テーブル、21…ドライバ部、22…管理情報取得部、23…送信部、61…プログラム、62…コンピュータ、71…光磁気ディスク、72…光ディスク、73…磁気ディスク、74…メモリ、81…CPU、82…内部メモリ、83…読取部、84…ハードディスク、85…インタフェース、86…通信部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォントデータを記憶する記憶手段と、一連の描画指示データを描画処理単位として前記記憶手段に記憶されているフォントデータ及び前記描画処理単位内のフォントデータを用いて描画処理を行う描画手段と、前記フォントデータを文字ごとに管理する管理手段を有し、前記管理手段は、前記描画処理単位にフォントデータが含まれている場合に該フォントデータを前記記憶手段に記憶させ、該フォントデータを管理することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記管理手段は、要求に応じてフォントデータの管理情報を転送することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
フォントデータを用いて描画処理を行う描画処理装置と、一連の描画指示データを描画処理単位として前記描画処理装置へ転送する転送装置を含み、前記描画処理装置は、フォントデータを記憶する記憶手段と、前記転送装置から受け取った描画処理単位について前記記憶手段に記憶されているフォントデータ及び前記描画処理単位内のフォントデータを用いて描画処理を行う描画手段と、前記描画処理単位にフォントデータが含まれている場合に該フォントデータを前記記憶手段に記憶させ、該フォントデータを文字ごとに管理する管理手段を有し、前記転送装置は、前記描画処理装置の前記管理手段が管理しているフォントデータの管理情報を取得する管理情報取得手段と、前記管理情報から前記描画処理装置が管理しているフォントデータについては前記描画処理単位に含めずに描画処理単位を前記描画処理装置へ送信する送信手段を有することを特徴とする画像処理システム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の画像処理装置の機能をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−204244(P2008−204244A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−40626(P2007−40626)
【出願日】平成19年2月21日(2007.2.21)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】