説明

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、記憶媒体及びプログラム

【課題】 画像入力装置を画像処理装置の近傍に置いたままにしておかなくても、画像入力装置に格納された画像データに対する操作を行うことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像入力装置と無線通信可能な画像処理装置であって、画像入力装置と通信可能になったことに応じて、画像入力装置に格納された印刷可能な全ての画像データを取得する取得手段と、取得手段によって取得された画像データに対する処理の指示を、ユーザから受付ける受付手段と、取得手段によって取得された画像データを、受付手段によって受付けた指示に従って処理する処理手段とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、記憶媒体及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ等の画像入力装置に格納された画像データを、MFP(Multi function Peripheral)等の画像処理装置で印刷する場合、ユーザは、例えば、次のような方法によって、印刷を行うことができる。ユーザは、画像入力装置に格納された画像データをSDカード等の可搬メディアに記憶し、当該可搬メディアを画像処理装置に接続した状態で、印刷したい画像データを選択し、選択された画像データを印刷することができる。
【0003】
また、装置間で画像データを転送する方法として、例えば、特許文献1に記載された方法のように、近距離の装置間で高速に無線通信を行う仕組みも考案されている。このような仕組みを、デジタルカメラ等の画像入力装置に採用すれば、画像入力装置を画像処理装置の通信部の近傍に配置するだけで、ユーザは、画像入力装置に格納された画像データに対する操作を行うことができるようになる。
【特許文献1】特開2008−99236号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画像入力装置を画像処理装置の通信部の近傍に配置し、画像入力装置に格納された画像データに対する操作を行う場合、ユーザは、印刷したい画像データの選択や、印刷設定をしている間、画像入力装置を通信部の近傍に置いたままにする必要がある。
【0005】
画像入力装置を置いたまま操作をする場合、例えば、コンビニエンスストアや、空港、ホテル等のオープンスペースでは、置いたままの画像入力装置が、第三者によって盗難されるおそれがある。また、画像入力装置を置いたまま操作をする場合、例えば、ユーザは、画像データに対する操作の終了後、画像入力装置を置き忘れてしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、画像入力装置を画像処理装置の近傍に置いたままにしておかなくても、画像入力装置に格納された画像データに対する操作を行うことができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像入力装置と無線通信可能な画像処理装置であって、画像入力装置と通信可能になったことに応じて、画像入力装置に格納された印刷可能な全ての画像データを取得する取得手段と、取得手段によって取得された画像データに対する処理の指示を、ユーザから受付ける受付手段と、取得手段によって取得された画像データを、受付手段によって受付けた指示に従って処理する処理手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザは、画像入力装置を画像処理装置の近傍に置いたままにしておかなくても、画像入力装置に格納された画像データに対する操作を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
【0010】
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0011】
まず本第1の実施形態に関わる画像処理装置の構成を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態における画像処理装置100の外観図である。
【0012】
画像処理装置100は、通信部10と表示部11とを備える。
【0013】
通信部10は、デジタルカメラや、携帯電話、PDA、ノート型パソコン等の画像入力装置と無線で通信を行うためのものである。ユーザは、画像入力装置1000を通信部10に近づけることによって、画像処理装置100と、画像入力装置1000との通信が可能になる。このように画像処理装置100は、画像入力装置1000と無線通信可能に構成されている。
【0014】
表示部11は、画像処理装置100は、タッチパネルと液晶表示部とで構成され、操作画面を表示し、ユーザからの指示を受付ける。また、表示部11は、画像処理装置100の状態を表示する。
【0015】
次に、図2を用いて、画像処理装置100と画像入力装置1000とからなる画像処理システムの構成を説明する。
【0016】
コントローラ部110は、リーダ部200、プリンタ部300と電気的に接続されており、リーダ部200やプリンタ部300から情報を受信したり、リーダ部200やプリンタ部300に各種コマンドを送信したりする。また、コントローラ部110は、ネットワーク4000を介して、PC(Personal computer)4001、4002と接続されており、PC4001やPC4002からネットワーク4000を介して画像データや制御コマンドを受信する。ネットワークとしては、例えばイーサネット(登録商標)があげられる。
【0017】
リーダ部200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダ部200は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙をスキャナユニット210によって読み取ることができる位置まで搬送する原稿給紙ユニット290とで構成される。
【0018】
スキャナコントローラ210Aは、コントローラ部110からの指示に基づいて、原稿給紙ユニット290とスキャナユニット210を制御する。
【0019】
プリンタ部300は、印刷用のシートを収納する給紙ユニット310と、画像データをシートに転写、定着するマーキングユニット320と、印刷されたシートを排紙する排紙ユニット330とで構成される。プリンタ部300は、コントローラ部110からの指示に基づいて、給紙ユニット310からシートを給紙し、給紙したシートに画像データを印刷し、印刷したシートを排紙ユニット330に排紙する。
【0020】
なお、給紙ユニット310は、複数種類のシートを収納することができる。また、排紙ユニット330は、印刷されたシートに対して、ソートやステイプルを行うことができる。
【0021】
操作部250は、図1の表示部11に相当し、例えば、ハードキーや、液晶表示部と液晶表示部上に貼り付けられたタッチパネル部で構成され、それらを介してユーザの指示を受付ける。操作部250は、ユーザから受付けた指示に対応するコマンドをコントローラ部110に送信し、コントローラ部110は、受信したコマンドに従った制御を行う。また、操作部250は、液晶表示部に、画像処理装置100の操作を受付けるためのソフトキーや、画像処理装置100の機能や状態を示す表示を行う。
【0022】
HDD(Hard Disk Drive)260は、画像処理装置100の各種設定や、画像データを記憶する。
【0023】
これらの構成を用いて、画像処理装置100は、例えば、コピー機能、画像データ送信機能、プリンタ機能などを実行する。コピー機能を実行する場合、コントローラ部110は、リーダ部200によって原稿の画像データを読込み、読み込んだ画像データをプリンタ部300によってシートに印刷する。画像データ送信機能を実行する場合、コントローラ部110は、リーダ部200によって読み取った画像データをコードデータに変換し、ネットワーク4000を介してPC4001、4002に送信する。プリンタ機能を実行する場合、コントローラ部110は、PC4001、4002からネットワーク4000を介して受信したコードデータを解析、展開することによって、画像データに変換し、プリンタ部300に出力する。プリンタ部300は、コントローラ部110から受けた画像データに基づいて印刷を行う。言い換えると、コントローラ部110は画像処理部であると言え、プリンタ部300は画像形成部であると言える。
【0024】
なお、本実施形態では、画像処理装置の例として複数の機能からなるMFP100を用いて説明するが、コピー機能のみからなるコピー機、またはプリンタ機能のみからなるSFP(Single Function Peripheral)であってもよい。
【0025】
無線通信部400は、通信部10に備えられるものであり、通信部10に画像入力装置1000が近づけられことを検知し、画像入力装置1000との間で、制御データや画像データ等を送受する。無線通信部400は、制御装置110からの指示に基づいて制御するようにしてもよいし、無線通信部400が独自にCPUを備え、CPUが無線通信部400を制御するようにしてもよい。
【0026】
次に、図3に示すブロック図を用いて、コントローラ部110の構成を説明する。
【0027】
メインコントローラ111は、主にCPU(Central Processing unit)112と、バスコントローラ113と、各種I/F(interface)コントローラ回路から構成される。
【0028】
CPU112とバスコントローラ113は、コントローラ部110全体の動作を統括的に制御する。CPU112はROM(Read only memory)114からROMI/F115を経由して読込んだプログラムに基づいて各種動作を実行する。例えば、CPU112は、読み込んだプログラムに基づいて、図1に示したPC4001またはPC4002から受信したコードデータ(例えばPDL(ページ記述言語))を解釈したり、DRAM116やHDD260等のメモリの記憶制御を行ったりする。
【0029】
バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バスの調停やDMA(Direct Memory Access)データ転送の制御を行う。
【0030】
DRAM(Dynamic Random Access memory)116はDRAMI/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
【0031】
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスタイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に、圧縮された状態で蓄積されたコードデータをラスタイメージデータに伸長する等の処理を行う。
【0032】
SRAM119はCodec118の一時的なワーク領域として使用される。Codec118は、I/F120を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0033】
Graphic Processor135は、DRAM116に蓄積されたラスタイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化などの処理を行う。SRAM136はGraphic Processor135の一時的なワーク領域として使用される。Graphic Processor135はI/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
【0034】
Network Contorller121はI/F123によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって、ネットワーク4000のような外部ネットワークと接続される。
【0035】
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バス125としては、例えば、PCI(Peripheral Component Interconnent)バスがあげられる。I/O制御部126は、リーダ部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期式のシリアル通信部コントローラ127を2チャンネル装備している。I/O制御部126は、I/Oバス128によってスキャナI/F140、プリンタI/F145に接続されている。
【0036】
パネルI/F132は、図1に示す操作部250との間でデータの受渡しを行うI/Fであって、LCDコントローラ131から転送されてきた画像データを、操作部250に転送する。また、パネルI/F132は、操作部250が備えるハードキーや液晶タッチパネルキーなどのキーを介して受付けたキー入力信号をキー入力I/F130を介してI/O制御部126に転送する。
【0037】
リアルタイムクロックモジュール133は、MFP100内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ用電池134によって電力を供給されている。
【0038】
E−IDE(Enhanced Integrated Drive Electronics)インタフェース161は、HDD260を接続するためのものである。CPU112は、E−IDEI/Fを介してHDD260に画像データを記憶させたり、HDD260から画像データを読み込んだりする。
【0039】
コネクタ142とコネクタ147は、それぞれリーダ部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(143、148)とビデオI/F(144、149)とから構成される。
【0040】
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダ部200と接続され、スキャナバス141を介してメインコントローラ111と接続されている。スキャナI/F140は、リーダ部200から受け取った画像に対して所定の処理を施す。また、スキャナI/F140は、リーダ部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する。スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
【0041】
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、プリンタバス146を介してメインコントローラ111と接続されている。プリンタI/F145は、メインコントローラ111から出力された画像データに所定の処理を施してプリンタ部300へ出力する。DRAM116上に展開されたラスタイメージデータのプリンタ部への転送はバスコントローラ113によって制御され、ラスタイメージデータはプリンタバス146、プリンタI/F145、ビデオI/F149を経由してプリンタ部300へDMA転送される。
【0042】
SRAM(Static Random Access Memory)151は、バックアップ用の電池から供給される電源により、MFP100全体の電源が遮断されても、記憶内容を保持可能なメモリである。SRAM151は、バス150を介してI/O制御部と接続されている。
【0043】
EEPROM(Electorically Erasable and Programmable Read Only Memory)152も、同様にバス150を介してI/O制御部126と接続されたメモリである。
【0044】
無線通信I/F180は、図2に示す無線通信部400との間でデータの受渡しを行うI/Fであって、CPU112は、無線通信I/F180を介して無線通信部400からデータを受信する。また、CPU112は、無線通信I/F180を介して無線通信部400にデータを転送する。
【0045】
次に、図4を用いて操作部250について説明する。図4は、タッチパネルを備える液晶表示部に表示される画面であり、ユーザによって、ボタンが押下されたことを検知して、CPU112は、押下されたボタンに対応する機能を実行する。
【0046】
コピーモードキー524は、コピー機能を実行する場合に押すキーである。そして、このコピーモードキー524が押されたときに、530に示すコピーモードの画面を表示する。拡張機能キー501は、両面複写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等のモードに入るためのキーである。
【0047】
540はステータスラインであり、機器の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。図4に示す例の場合、コピー待機中であることを示している。
【0048】
画像モードキー502は、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入るためのキーである。ユーザモードキー503は、モードメモリの登録、標準モード画面の設定を行うためのキーである。応用ズームキー504は、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、及び、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入るためのキーである。また、M1キー505、M2キー506、M3キー507は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び出す際に用いられるキーである。オプションキー509は、フィルムから直接複写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行うキーである。ソータキー510は、ソート、ノンソート、グループの設定を行うキーである。原稿混載キー511は、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズと言うように、異なるサイズの原稿を一緒にセットする際に押すキーである。
【0049】
等倍キー512は、複写倍率を100%にするためのキーである。縮小キー514、拡大キー515は、それぞれ定型の縮小、拡大を行うためのキーである。ズームキー516は任意の変倍率を設定する為の操作に移行するためのキーである。用紙選択キー513は、複写用紙の選択を行う際に押すキーである。518、520は濃度キーで、キー518を押す毎に濃く複写され、キー520を押す毎に薄く複写される。濃度表示517は、濃度キー518、520の押下に応じて濃度を示す表示が左右に変化する。AEキー519は、例えば新聞のような地肌の濃い原稿を自動濃度調整して複写する処理を指示するためのキーである。HiFiキー521は、写真原稿のように中間調の濃度が濃い原稿の複写の際に押すキーである。文字強調キー522は、文字原稿の複写で文字を際だたせる処理を指示するための押すキーである。
【0050】
560は履歴キーであり、これを押下することで、印刷済みのジョブの履歴情報が表示される。たとえば、印刷ジョブの、終了時刻、ユーザ名、ファイル名、印刷枚数等の情報を表示する。
【0051】
ガイドキー523は、ユーザがキーの機能の説明を受けたいときに押下するキーであり、キーの説明が表示される。ファックスキー525は、ファックスを行うときに押すキーである。Boxキー526は、Box機能を表示させたいときに押すキーである。プリンタキー527は、プリントの濃度を変更する、あるいは、リモートのホストコンピュータからのPDLデータのプリント出力詳細情報を参照したい場合に押すキーである。IDキー528は画像処理装置のID(例えばIPアドレスなどのネットワークアドレスやマシン名などの情報)を表示する指示をするためのキーである。
【0052】
次に、図5のブロック図で、画像入力装置1000の構成を説明する。
【0053】
画像入力装置1000は、CPU1001、ROM1002、RAM1003、無線通信部1004、撮像部1005、操作部1006、表示部1007、2次記憶部1008から構成されている。そして、それらは、図示するようにバスを介して相互に接続されている。
【0054】
CPU1001は、ROM1002に格納されているプログラムに従って動作し、画像入力装置1000の各種動作を制御する。
【0055】
ROM1002は、CPU1001によって実行されるプログラムを格納した不揮発性メモリである。
【0056】
RAM1003は、CPU1001のワークメモリとして機能する。また、RAM1003は、撮像部1005から出力される画像データや、2次記憶部1008から読み出される画像データを一時的に記憶する。
【0057】
無線通信部1004は、無線通信に必要な符号化・復号化回路部、アンテナ等から構成され、無線通信部1004と通信可能な範囲に存在する外部の装置と通信を行う。
【0058】
撮像部205は、入射する光を結像するレンズ、結像した光を電気信号に変換する光電変換器(CCDやCMOSセンサ等)、光電変換器から出力されるアナログ電気信号をデジタル電気信号へ変換するADコンバータ等から構成される。CPU1001は、撮像部1005で変換されたデジタル電気信号に基づいて画像データを生成し、画像データが撮影された日付や、撮影条件等の設定データ等をヘッダ情報として付加したものを、1つのファイルとして、2次記憶部1008に記憶する。
【0059】
操作部1006は、撮影を指示するレリーズボタン、デジタルカメラの動作モードを選択するモード選択ダイヤル、メニュー項目を呼び出すメニューボタン、メニュー項目を選択・指示する十字カーソルボタン等のボタン、ダイヤル、スイッチ等で構成される。
【0060】
これらのボタン、ダイヤル、スイッチの状態及び状態変化は、電気信号としてCPU1001に出力され、CPU1001は、指示に従った制御を行う。
【0061】
表示部1007は、液晶表示部で構成され、操作画面の表示や、撮影された画像データの表示を行う。
【0062】
2次記憶部1008は、撮影した画像データ等をファイルとして格納する。なお、2次記憶部1008は、内蔵型の不揮発性メモリであってもよいし、着脱可能なメモリカードであってもよい。
【0063】
なお、これらは、不図示の電池等の電源装置によって電力を供給されているものとする。
【0064】
次に、図6のフローチャートを用いて、画像処理装置100と、画像入力装置1000における制御手順を説明する。図6のフローチャートにおける、画像入力装置1000の処理は、画像入力装置1000のCPU1001がROM1002に格納されたプログラムを読み出して実行することによって行われる。また、図6のフローチャートにおける画像処理装置100の処理は、画像処理装置100のCPU112がROM114に格納されたプログラムを読み出して実行することによって行われる。なお、本実施形態では、画像処理装置の例としてMFPを、画像入力装置の例としてデジタルカメラを用いて説明する。
【0065】
まず、操作部250を介して、ユーザから、デジタルカメラ等の画像入力装置1000内の画像データを印刷する要求を受付けた場合に、S1501の処理を実行する。
【0066】
S1501にて、画像処理装置100のCPU112は、図7の1601に示すように、デジタルカメラ1000を、画像処理装置100に接触させるよう促すメッセージを、操作部250に表示させる。なお、CPU112は、デジタルカメラ1000の通信部10に接触させるように促すメッセージを操作部250に表示するようにしてもよい。CPU112は、当該メッセージを表示している間、デジタルカメラ1000から情報が送信されるのを待つ。ユーザは、当該メッセージを確認し、デジタルカメラ1000を、通信部10に近づける。
【0067】
S1502にて、デジタルカメラ1000のCPU1001は、無線通信部1004と通信可能な範囲に、無線通信部400が存在するか否かを監視している。そして、CPU1001は、無線通信部1004と通信可能な範囲に、無線通信部400が存在すると判定した場合に、無線通信部1004に無線通信部400と接続を行うための処理を実行させる。そして接続されたら、CPU1001は、デジタルカメラ1000の装置ID、送信される画像データのサイズ情報等を画像処理装置100に送信する。ここで、デジタルカメラ1000は、操作部1006を介してユーザから転送指示を受付けなくても、デジタルカメラ1000が通信部10に近づけられるだけで、デジタルカメラの装置ID、送信される画像データのサイズ情報等を画像処理装置100に転送する。
【0068】
S1503にて、画像処理装置100のCPU112は、デジタルカメラ1000からデジタルカメラの装置ID、送信される画像データのサイズ情報等を受信、取得した場合に、S1504に処理を進める。
【0069】
S1504にて、CPU112は、受信したサイズ情報をもとに、送信される画像データのサイズと、HDD260の空き容量とを比較する。比較の結果、CPU112は、HDD260に、画像データを記憶可能な空き容量があると判定した場合には、S1505に処理を進め、空き容量がないと判定した場合には、S1506に処理を進める。
【0070】
S1505に処理を進めた場合、CPU112は、図7の1603に示すように、デジタルカメラ1000に、画像データを送信するように指示する。一方、S1506に処理を進めた場合、CPU112は、図7の1602に示すようにデジタルカメラ1000に、画像データの縮小画像データ(サムネイル等)を送信するように指示する。
【0071】
S1507にて、デジタルカメラのCPU1001は、画像処理装置100によって指示された画像データを画像処理装置100に送信する。ここで、送信される画像データは、S1506の指示に応じて送信された画像データである場合には縮小画像データであり、S1505の指示に応じて送信された画像である場合には画像データそのものである。画像入力装置1000が縮小画像データを持たない場合には、CPU1001が、画像データを縮小する処理を行った後に、画像処理装置100に送信する。
【0072】
S1508にて、CPU112は、デジタルカメラ1000から送信された画像データを受信する。ここで、受信される画像データは、S1506の指示に応じて送信された画像データである場合には縮小画像データであり、S1505の指示に応じて送信された画像である場合には画像データそのものである。
【0073】
S1509にて、CPU112は、図7の1604に示すように、印刷対象の画像データをユーザに選択させるために、受信した画像データの縮小画像データを操作部250に表示させ、ユーザからの画像の選択を受付ける。S1508で、縮小画像データを受信している場合には、CPU112は、受信した画像データを操作部250に表示させる。一方、画像データそのものを受信している場合には、CPU112は、受信した画像データから、操作部250に表示可能なサイズの縮小画像データを生成し、生成した縮小画像データを操作部250に表示させる。
【0074】
S1510にて、CPU112は、ユーザによって、S1509で選択された画像データの印刷指示を受付けたか否かを判定する。例えば、CPU112は、画面1606の印刷ボタンが押されたか否かを判定する。CPU112は、印刷指示を受付けたと判定した場合には、S1511に処理を進める。
【0075】
S1511にて、CPU112は、印刷指示を受付けた画像データがHDD260内に存在するか否かを判定する。S1509にて、縮小画像データしか受信していない場合には、印刷指示を受付けた画像データがHDD260に存在しないと判定し、S1512に処理を進める。一方、S1509にて、画像データそのものを受信しており、S1511にて、CPU112は、印刷指示を受付けた画像データがHDD260に存在すると判定した場合には、S1516に処理を進める。S1516で、CPU112は、S1509で選択された画像データをプリンタ部300に印刷させる。
【0076】
一方、S1512に処理を進めた場合、CPU112は、図7に示す1605の画面を操作部250に表示させる。CPU112は、当該メッセージを表示している間、ユーザによって画像入力装置1000が、無線通信部400と通信可能な範囲に近づけられ、デジタルカメラ1000から情報が送信されるのを待つ。ユーザは、当該メッセージを確認し、デジタルカメラ1000を、通信部10に近づける。
【0077】
S1514で、CPU1001は、画像処理装置100によって指示された画像データを、画像処理装置100に送信する。
【0078】
S1513で、CPU112は、デジタルカメラ1000によって送信された画像データを受信し、受信した画像データをS1506で印刷する。
【0079】
S1512〜S1514のステップを経て印刷を行う場合、画像処理装置100は、画像入力装置1000に格納されている画像データのうち、ユーザによって選択された画像データのみを受信する。そのため、全ての画像データを受信する場合と比較して必要な空き容量が少なくて済む。
【0080】
以上のように、ユーザは、デジタルカメラ1000に格納された画像データを画像処理装置100に取り込み、デジタルカメラ1000を通信部10に置いたままにせずとも、画像処理装置100の操作部250から、印刷したい画像データを選択できるようになる。そして、画像データの選択後、ユーザは、操作部250に表示された指示に従って、デジタルカメラ1000を通信部10に配置すれば、所望の画像を印刷させることができる。そのため、ユーザが通信部10にデジタルカメラ1000を配置した後、印刷のための操作を行っている間、デジタルカメラ1000を手元に置いておくことができるので、通信部10に配置されたデジタルカメラ1000が、盗難されにくくなる。また、ユーザは、デジタルカメラ1000で画像の送信指示等を行わずとも、操作部250に表示される指示に従ってデジタルカメラ1000を画像処理装置100の通信部10に近づけるだけで、所望の画像を印刷することができる。
【0081】
また、S1510にて、CPU112は、印刷したい画像データの選択に加えて、操作部250に表示される図4のような画面を介して画像データの印刷設定(部数や、ステイプルの指定等)を受付けるように制御してもよい。その場合、CPU112は、受付けた印刷設定をHDD260に記憶しておき、S1508またはS1513で受信した画像データを、受付けた印刷設定でもって、印刷するように制御する。
【0082】
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
【0083】
第2の実施形態では、画像入力装置1000から画像処理装置100に送信された画像データについて、ユーザが印刷設定を行った場合に、当該印刷設定を画像データに関連付けて画像入力装置1000に記憶させる方法について説明する。その方法によって、ユーザは、一度、画像データについて印刷設定をおこなった後、別の機会に、同じ印刷設定によって印刷を行いたい場合に、同じ印刷設定を再度行う必要がなくなる。
【0084】
画像処理装置100や、画像入力装置1000のハードウェア構成については、第1の実施形態と同様であるため、詳しい説明は省略する。
【0085】
図8のフローチャートのうち、図6のフローチャートと同じ処理については、同じ符号を付けてあり、図6のフローチャートの処理と同様の処理を行うため、ここでは説明を省略する。
【0086】
S1508で画像データを受信すると、S1509にて、CPU112は、図9の1801に示す操作画面を操作部250に表示させる。当該操作画面には、印刷対象の画像データをユーザに選択させるために、受信した画像データの縮小画像データを操作部250が表示される。また、ユーザから画像データに対する印刷設定を受付けるための印刷設定画面1803を表示させるための印刷設定キー1802もCPU112によって表示される。
【0087】
次に、印刷設定キー1802が押された場合、S1701で、CPU112は、印刷設定画面1803を操作部250に表示させ、ユーザから印刷設定を受付ける。例えば、選択された画像データの印刷部数や、出力補正、日付印字等を設定することができる。なお、印刷設定画面1803は、ユーザが印刷設定を行うための画面の一例であり、印刷設定画面や、印刷設定項目はこれに限られるものではない。例えば、図4に示す画面を操作部250に表示させ、当該画面を介して、詳細な設定ができるようにしてもよい。また、印刷設定画面には、設定保存メニュー1803によって、ユーザが行った印刷設定をデジタルカメラ1000に保存させるか否かを設定することができる。
【0088】
印刷設定を保存するように設定された状態で、OKキーが押された場合、CPU112は、画面1804を操作部250に表示させる。この状態で、ユーザがデジタルカメラ1000を通信部10に近づけると、CPU112は、設定された印刷設定を、デジタルカメラ1000に送信し、デジタルカメラ1000の2次記憶部1008に記憶するように指示する。
【0089】
S1703で当該指示を受付けたデジタルカメラ1000は、画像処理装置100から受信した印刷設定を、S1704で、2次記憶部1008に記憶しておく。その後、別の機会に、ユーザが再度、デジタルカメラ1000を、画像処理装置100に近づけた場合に、CPU1001は、例えば、S1507のタイミングで、2次記憶部1008に記憶された印刷設定を画像処理装置100に送信する。そして、画像処理装置100は、S1701にて、受信した印刷設定を、印刷設定画面として操作部250に表示する。そして、ユーザによって、画面1803のOKキーが押され、S1515で印刷を行う場合に、CPU112は、当該印刷設定によって印刷を行う。
【0090】
S1510以降の処理は、第1の実施形態と同様であるため、詳しい説明は省略する。
【0091】
以上のような制御を行うことにより、ユーザは、一度、画像データについて印刷設定をおこなった後、別の機会に、同じ印刷設定によって印刷を行いたい場合に、同じ印刷設定を再度行う必要がなくなる。
【0092】
<その他の実施形態>
なお、上述した実施形態においては、S1504で、CPU112は、受信したサイズ情報によって示されるデータサイズと、閾値として予め定められたデータサイズとを比較するようにしてもよい。CPU112は、サイズ情報によって示されるデータサイズが、予め定められたデータサイズ以下であると判定した場合には、S1505に処理を進める。一方、CPU112は、サイズ情報によって示されるデータサイズが、予め定められたデータサイズより大きい場合には、S1506に処理を進める。それによって、ユーザは、画像入力装置から受信した画像データの記憶に用いる容量を予め定めておくことができ、それ以外の記憶領域は、画像処理等の他の処理に確保しておくことができる。
【0093】
また、上述の実施形態では、S1507で、CPU1001は、画像入力装置1000に記憶された印刷可能な全ての画像データ(または画像データの縮小画像データ)を画像処理装置100に送信するように制御したが、これに限られるものではない。例えば、CPU1001は、送信禁止フラグが付与された画像データや、プロテクトがかけられた画像データを送信しないように制御してもよい。また、CPU1001は、画像入力装置1000に格納された画像データのうち、送信フラグが付与された画像データのみを画像処理装置100に送信するように制御してもよい。それによって、ユーザは、画像処理装置100に送信したい画像データを制限することができ、所望の画像データのみを画像処理装置100に送信することができる。
【0094】
また、上述の実施形態では、画像入力装置1000に格納された画像データを画像処理装置100にて印刷する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像データを外部のPC4001やPC4002等に送信する場合や、画像処理装置100に画像データを蓄積する場合、画像処理装置100にて画像処理等の加工を行う場合についても適用できる。これらの場合でも、ユーザは、画像入力装置1000を通信部10の近傍に置いたままの状態にせずとも、画像入力装置1000に格納された画像データに対する操作を行うことができる。
【0095】
以下、図10に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置100で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0096】
図10は、本発明に係る画像処理装置100で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0097】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報、作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0098】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0099】
本実施形態におけるフローチャートに示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0100】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体を、システムあるいは装置に供給するようにしてもよい。また、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0101】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0102】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM等を用いることができる。
【0103】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけに限られるものではない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0104】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0105】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像処理装置制御装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る画像処理装置の操作部の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る画像入力装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態に係る表示画面を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係るデータ処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係る表示画面を示す図である。
【図10】本実施形態に係る読み出し可能なプログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明するための図である。
【符号の説明】
【0106】
10 通信部
100 画像処理装置
112 CPU
250 操作部
260 HDD
400 無線通信部
1000 画像入力装置
1001 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像入力装置と無線通信可能な画像処理装置であって、
前記画像入力装置と通信可能になったことに応じて、前記画像入力装置に格納された印刷可能な全ての画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された画像データに対する処理の指示を、ユーザから受付ける受付手段と、
前記取得手段によって取得された画像データを、前記受付手段によって受付けた指示に従って処理する処理手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
画像入力装置と無線通信可能な画像処理装置であって、
前記画像入力装置と通信可能になったことに応じて、前記画像入力装置に格納された画像データの情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された情報に基づいて、印刷すべき画像データを選択させる選択手段と、
前記選択手段によって選択された画像データを、前記画像入力装置と通信可能になったことに応じて、前記画像入力装置から受信する受信手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
【請求項3】
画像データを記憶する記憶手段と、
前記取得手段によって取得された画像データの情報に基づいて、前記画像データを前記記憶手段に記憶可能か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記画像データを前記記憶手段に記憶可能であると判定された場合に、前記画像データを前記記憶手段に記憶し、前記判定手段によって前記画像データを前記記憶手段に記憶可能であると判定されなかった場合に、前記画像データの縮小画像データを前記記憶手段に記憶するよう制御する記憶制御手段とをさらに備え、
前記選択手段は、前記記憶制御手段によって、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて、前記画像データを選択させることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
画像入力装置と無線通信可能な画像処理装置の制御方法であって、
前記画像入力装置と通信可能になったことに応じて、前記画像入力装置に格納された印刷可能な全ての画像データを取得する取得工程と、
前記取得工程で取得された画像データに対する処理の指示を、ユーザから受付ける受付工程と、
前記取得工程で取得された画像データを、前記受付工程によって受付けた工程に従って処理する処理工程とを備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項5】
画像入力装置と無線通信可能な画像処理装置の制御方法であって、
前記画像入力装置と通信可能になったことに応じて、前記画像入力装置に格納された画像データの情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得された情報に基づいて、印刷すべき画像データを選択させる選択工程と、
前記選択工程で選択された画像データを、前記画像入力装置と通信可能になったことに応じて、前記画像入力装置から受信する受信工程とを備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項6】
前記取得工程によって取得された画像データの情報に基づいて、前記画像データを記憶手段に記憶可能か否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記画像データを前記記憶手段に記憶可能であると判定された場合に、前記画像データを前記記憶手段に記憶し、前記判定工程で前記画像データを前記記憶手段に記憶可能であると判定されなかった場合に、前記画像データの縮小画像データを前記記憶手段に記憶するよう制御する記憶制御工程とをさらに備え、
前記選択工程では、前記記憶制御工程にて前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて、前記画像データを選択させることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
【請求項7】
請求項4乃至6のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項8】
請求項4乃至6のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−6034(P2010−6034A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−171738(P2008−171738)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】