説明

画像処理装置及び画像処理方法

【課題】アイコン画像を表示する際の、そのアイコン画像の意味などの案内が、必要な際に的確に行えるようにする。
【解決手段】当該装置の動作状況に応じた種類のアイコン画像を表示部に表示させる通常モード表示処理を行う。そして、通常モード表示処理中に、アイコン説明モードを起動させる操作入力受付があった場合に、その操作入力受付があった際に表示部で表示中のアイコン画像を選択するためのアイコン選択画像を表示部に、例えば同じ表示状態で表示させる。さらに、そのアイコン選択画像の表示中の操作入力受付で選択されたアイコン画像についての説明画像を表示部に表示させるアイコン説明表示処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば静止画や動画の撮像装置、携帯電話端末、電子情報端末などの画像表示機能を備えた装置に適用して好適な画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に、画面上にアイコンを表示させる場合に適用される技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばデジタルスチルカメラなどの撮像装置において、撮像画像や再生画像を表示する表示部で、撮像装置の動作モードや動作状況などを示す各種アイコン画像を表示させるようにしてある。例えば、電池残量、撮影サイズ、撮影モードなどをアイコン画像として表示させるようにしてある。
【0003】
このようなアイコン画像が表示される装置を使用するユーザは、それぞれのアイコン画像の意味を、予めユーザが覚えておく必要がある。ユーザにとっては、各アイコン画像の意味が判っている場合、表示されたアイコン画像から直ちに、現在の装置の状態が判り便利である。アイコン画像の意味は、通常、その装置の取り扱い説明書で説明するようにしてある。
【0004】
特許文献1には、アイコン画像を表示させる場合に、操作者からの次の指示入力が所定時間以内になかった場合に、アイコン画像の名称をアイコン画像に重畳して半透明の状態で表示する点についての記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−323578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のように、操作が一定時間ない状況の際に、アイコン画像の表示箇所に、アイコン画像の名称を表示させることで、表示されたアイコン画像が何を意味しているのか、その表示された名称から最低限の機能は知ることが出来る。
ところが、例えば撮像装置のディスプレイで、何も操作がない状況が一定時間続く毎に、常にアイコン画像に名称を示す文字が表示されることになり、撮像装置での撮影に集中しているユーザにとっては、非常に煩わしい表示形態になってしまう。
【0007】
特に、近年の撮像装置の多機能化に伴い、ディスプレイに表示されるアイコン画像の種類も多くなっており、1つの画面中に表示された多数のアイコン画像のそれぞれで、アイコンの名称が随時表示されるのは、好ましいとは言えない。このため、例え名称が表示される機能があったとしても、ユーザは、名称が表示される機能をオフにしたモードで使用される可能性が高く、そのような名称表示機能が生かされない可能性が高い。
【0008】
このように、画面中に表示されたアイコン画像の意味がユーザに判るようにするための改善については、従来から各種提案がなされているが、必ずしもユーザにとって使い勝手よい案内とは言えない問題があった。
【0009】
なお、ここまでの説明では、撮像装置のディスプレイ表示を例にして説明したが、アイコン画像を表示する表示部を備えた各種機器においては、いずれの機器の場合にも同様の問題がある。
【0010】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、表示部にアイコン画像を表示する際の、そのアイコン画像の意味などの案内が、必要な際に的確に行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、当該装置の動作状況に応じた種類のアイコン画像を表示部に表示させる通常モード表示処理を行う。そして、通常モード表示処理中に、アイコン説明モードを起動させる操作入力受付があった場合に、その操作入力受付があった際に表示部で表示中のアイコン画像を選択するためのアイコン選択画像を、表示部に、例えば同じ表示状態で表示させる。さらに、そのアイコン選択画像の表示中の操作入力受付で選択されたアイコン画像についての説明画像を表示部に表示させるアイコン説明表示処理を行う。
【0012】
このようにしたことで、ユーザは、アイコン説明モードを起動させる操作を行うことで、その操作時に画面上に表示されたアイコンを選択する画像が表示され、その選択で特定したアイコン画像についてのガイド画像が表示される。従って、アイコン説明モードを起動させる操作で、表示中のアイコン画像についてのガイド画像を簡単に表示させることが可能となる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によると、アイコン説明モードを起動させる操作で、表示中のアイコン画像についての説明画像を簡単に表示させることができ、装置の操作に対するユーザの理解を効果的に助けることができると共に、結果的に装置の操作性の向上につながる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施の形態による撮像装置の例を示す正面(a)及び背面(b)の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態による撮像装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態による説明モード起動時の処理例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態によるアイコン説明用のデータの例を示す説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるアイコンテーブル作成処理例を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態によるアイコンテーブルの例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態によるアイコン説明時のアイコン表示処理例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態による使用時の表示例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施の形態による説明モードボタン操作時の表示例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態によるアイコン説明モードでのアイコン選択時の表示例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態によるアイコン説明モードで、アイコン選択位置を移動させた際の表示例を示す説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態による特定のアイコンの説明の表示例を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施の形態による別のアイコンの説明の表示例を示す説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態によるアイコン説明から実行状態に移行した際の表示例を示す説明図である。
【図15】本発明の一実施の形態によるアイコン説明で、説明内容がない場合の表示例を示す説明図である。
【図16】本発明の他の実施の形態の例(タッチパネルの例)によるアイコン説明モードでのアイコン選択時の表示例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の順序で、本発明の実施の形態について説明する。
1.一実施の形態の撮像装置の形状の例(図1)
2.一実施の形態の撮像装置の内部構成の例(図2)
3.一実施の形態の例の説明モード起動時の処理(図3,図4,)
4.一実施の形態の例のアイコンテーブル作成処理(図5,図6)
5.他の実施の形態の例(タッチパネルの例)の表示例(図16)
6.変形例
【0016】
[1.一実施の形態の撮像装置の形状の例]
本発明の一実施の形態の撮像装置について説明する。
本実施の形態においては、画像処理装置を、静止画や動画の撮像を行うカメラである撮像装置に適用したものである。
図1は、本実施の形態の例の撮像装置の形状を示した斜視図であり、図1(a)は正面側を示し、図1(b)は背面側を示す。
【0017】
図1(a)に示すように、撮像装置100本体を構成する筐体の正面側には撮像レンズ101が配置してあり、脇にフラッシュ104が配置してあり、上面にシャッタボタン102及び電源ボタン103が配置してある。電源ボタン103をユーザが操作することで、撮像装置100は起動し、撮像するタイミングでシャッタボタン102をユーザが操作したタイミングで、静止画又は動画の撮像が行われる。
【0018】
図1(b)に示すように、撮像装置100本体を構成する筐体の背面側には、表示部を構成する液晶表示パネル200と、操作入力受付部を構成する各種操作ボタンが配置してある。配置された操作ボタンとしては、ここでは、再生ボタン105と、上下左右キー106と、決定キー107と、説明モードボタン108と、メニューボタン109とが配置してある。
再生ボタン105は、記録済みの静止画や動画の再生を指示するボタンである。上下左右キー106は、上下と左右の4方向を指示するボタンであり、操作を確定させる決定キー107との組み合わせで、液晶表示パネル200で各種案内表示や操作用の表示を行った際に、ユーザ入力が必要な表示についての入力を行うためのものである。
説明モードボタン108は、撮像装置100の動作モードを説明モードとするボタンである。説明モードでの処理の詳細については後述する。メニューボタンは、液晶表示パネル200に各種操作用のメニュー画面を表示させるボタンである。
なお、操作入力受付部としては、このような操作を直接受け付けるボタンやキーなどを備えた操作入力受付部の他に、外部の別の機器(リモートコントローラなど)からの操作入力を受け付ける操作入力受付部としてもよい。また、後述する別の例のように、タッチパネルを操作入力受付部としたものでもよい。
【0019】
また、撮像装置100本体を構成する筐体の側面には、開閉自在な蓋110が配置してあり、その蓋110の内部に電池収納部111と、メモリカードスロット112と、接続端子113とが配置してある。電池収納部111は、この撮像装置100を駆動する電源を供給する電池が収納される箇所である。メモリカードスロット112は、撮像装置100で撮像した画像データなどが記録(記憶)されるフラッシュメモリが内蔵されたメモリカード用のスロットである。接続端子113は、コンピュータ装置や映像機器などの外部機器と接続するための端子である。
【0020】
[2.一実施の形態の撮像装置の内部構成の例]
次に、図2を参照して、本実施の形態の例の撮像装置100の内部構成例について説明する。
撮像レンズ101に入射した像光が結像する箇所には、撮像部である撮像素子121が配置してあり、撮像素子121で撮像信号を得る。得られた撮像信号は、アナログ信号処理部122に供給して各種アナログ信号処理を行った後、アナログ/デジタル変換部123でデジタル撮像信号に変換する。変換されたデジタル撮像信号は、デジタル信号処理部124に供給して、デジタル信号処理を行い、所定のフォーマットのデジタル画像信号を得る。
デジタル信号処理部124で得られたデジタル画像信号は、中央制御部(CPU)133の制御で、フラッシュメモリ136に記録される。フラッシュメモリ136は、撮像装置100に内蔵されたフラッシュメモリである場合と、図1に示したメモリカードスロット112に装着されたメモリカード内のフラッシュメモリとの場合がある。
【0021】
また、デジタル信号処理部124で処理された画像信号を表示用画像信号生成処理部137に供給し、表示用画像信号生成処理部137で液晶表示パネル200に表示させる画像信号処理を行う。従って、表示部である液晶表示パネル200には、撮像部である撮像素子121で撮像した画像が表示される。表示用画像信号生成処理部137で生成される表示用画像信号には、撮像して得た画像の他に、各種案内用の画像があり、これらの画像の重畳処理や選択処理についても表示用画像信号生成処理部137で行う。各種案内や説明、設定などを行うための画像信号は、重畳画像生成部138で生成され、表示用画像信号生成処理部137に供給される。重畳画像生成部138で生成される画像としては、例えば通常モードで撮像中に表示させる各種案内用のアイコン画像や、説明モードでの案内表示画像などがある。これらの画像の詳細については後述する。
【0022】
また、デジタル信号処理部124が出力する画像信号又はフラッシュメモリ136に記録された画像信号は、入出力制御部125の制御で画像信号などを出力する端子113から、外部に出力させることが可能としてある。
【0023】
撮像装置100の制御系としては、中央制御部133を備える。中央制御部133には、図1に示した各種ボタン102,103,105,107,108,109からの操作指令が供給される。そして、これらのボタンでユーザの操作入力を受け付けたとき、中央制御部133は、バスライン131を介して各部に指示を送り、撮像などの動作を制御する。
【0024】
バスライン131には、撮像装置の動作プログラムなどが記憶されたプログラムRAM134と、処理中のデータなどを記憶するRAM135とが接続してあり、中央制御部133がプログラムRAM134に記憶されたプログラムに従って処理を実行する。後述する通常モード時のアイコン画像の表示処理と、その表示されたアイコン画像などを説明する説明モード時の表示処理についても、プログラムRAM134に記憶されたプログラムに従って中央制御部133の制御で行われる。
【0025】
ここで、図8を参照して、撮像を行うモードである、通常モードの際の液晶表示パネル200での表示例について説明する。
図8は、表示部である液晶表示パネル200に表示されるモニタ画像201の例を示し、モニタ画像201として、撮像部である撮像素子121が撮像して得た画像がほぼ全面に表示されている。このモニタ画像201は、リアルタイムに撮像される画像であるので、通常は動画像であり、シャッタボタン102を押すなどで撮像処理があった際には、一時的に撮像した画像の静止画像が表示されることがある。
【0026】
そして、モニタ画像201には、各種案内用のアイコン画像が重畳させてある。図8の例では、電池残量アイコン画像211と、撮影モード用アイコン画像212と、フラッシュ警告用アイコン画像213と、記録画像サイズアイコン画像214と、メモリカード装着アイコン画像215とが表示させてある。それぞれのアイコン画像211〜215は、モニタ画像201の上端や左端などの、各アイコン画像ごとに予め決められた位置に重畳させて表示させてある。
なお、図8の例では、撮像を行う撮像状態の通常モードでの表示としたが、その他のモード、例えば再生を行う再生状態の通常モードでの表示時にも、その再生を案内するアイコン画像が表示される。
本実施の形態の例の撮像装置100においては、この図8に示すような通常モードでの表示時に、図1に示した説明モードボタン108の操作入力があったとき、中央制御部133は、液晶表示パネル200に表示される画像を説明モードの表示とする処理を行う。
【0027】
[3.一実施の形態の例の説明モード起動時の処理]
図3のフローチャートは、説明モードボタン108の操作で、中央制御部133での制御処理で説明モードを起動させる際の処理の全体を示したものであり、図4はその説明モードでアイコン画像を説明するために用意されたデータの例を示す。なお、以下の説明で画面と述べた場合には、表示部である液晶表示パネル200の表示画面のことを示す。
【0028】
図3のフローチャートに従って説明すると、まず、通常モード表示処理が行われている間に、説明モードボタン108の操作入力を判別して説明モードが起動されると(ステップS100)、アイコンテーブルを作成する処理が行われる(ステップS101)。アイコンテーブルは、説明モードが起動された時点、つまり説明モードボタン108のユーザによる操作があった時点で、液晶表示パネル200に表示中のアイコン画像についてのデータを記憶するテーブルであり、例えばRAM135に記憶される。アイコンテーブルの作成処理とテーブルの詳細例は、図5及び図6で後述する。
【0029】
アイコンテーブルの作成処理が行われると、中央制御部133での制御で、ガイド初期画面表示処理が行われる(ステップS102)。このガイド初期画面表示では、撮像装置の操作を説明するための、予め用意された初期画面が表示される。
図9は、ガイド初期画面の表示例を示したものである。このガイド初期画面では、説明項目を選択するための各種ボタン表示が行なわれる。例えば図9に示すように、撮る/見るガイドボタン221と、アイコンガイドボタン222と、困ったときボタン223と、目的別ガイドボタン224と、用語検索ボタン225と、ガイド履歴表示ボタン225とを表示させてある。また、画面の下端には、ボタン選択を案内する操作ガイド表示227を表示させてある。
【0030】
図9の例では、アイコンガイドボタン222が選択されて、そのアイコンガイドボタン222に、選択枠228が表示された状態を示している。この状態で、決定キー107(図1)のユーザ操作があることで、アイコンガイドボタン222の選択が確定する。また、他のボタンの選択状態に移動させる際には、上下左右キー106のユーザ操作が行なわれる。なお、通常モードから説明モードが起動された際には、初期状態で、図9に示すようにアイコンガイドボタン222に選択枠228を表示させて、決定キー107の操作だけで直ちにアイコンガイドに移るようにしても良い。
【0031】
図3のフローチャートの説明に戻ると、この例では、このガイド初期画面表示が行なわれた状態で、決定キー107のユーザ操作があり、アイコン選択画面に表示処理が行なわれたものとする(ステップS103)。このアイコン選択画面表示では、アイコンテーブルに記憶されたデータに基づいて、直前に表示されていたアイコン画像を画面中に全て表示させる。そして、その表示されたアイコン画像中の1つのアイコン画像を選択する操作入力が、上下左右キー106と決定キー107の操作であった場合に、選択されたアイコン画像についてのアイコン説明表示処理が起動される(ステップS104)。アイコン説明表示処理が起動されると、説明画面が表示される(ステップS105)。
【0032】
ステップS105での説明画面を表示させた後、中央制御部133は、操作入力があるか否か判断し(ステップS106)、その判断に基づいて他の表示に移る。即ち、例えばメニューボタン操作がある場合には、ステップS102のガイド初期画面表示に戻る。また、終了操作がある場合には、通常画面表示に戻る(ステップS107)。さらに、説明画面で実行ボタン表示があり、その実行ボタンを選択して確定する操作がある場合には、説明画面で説明中の機能を選択するための機能選択画面表示が行なわれる(ステップS108)。
【0033】
図10は、図3のフローチャートのステップS103でのアイコン選択画面表示の表示処理例を示した図である。
アイコン選択画面表示では、アイコンテーブルのデータに基づいて、ステップS100の説明モードが起動される直前に通常モードで表示されていたアイコン画像のみを、通常モードでの表示状態と同じ表示状態で表示させてある。ここでの同じ表示状態とは、通常モード時そのままの画面内の配置位置及びサイズで表示させる。即ち、図8に示した例と同じ配置位置で、電池残量アイコン画像211と、撮影モード用アイコン画像212と、フラッシュ警告用アイコン画像213と、記録画像サイズアイコン画像214と、メモリカード装着アイコン画像215とを表示させる。但し、この例では、予めプログラムRAM134などに記憶させて用意された静止画像を背景画像231としたアイコン選択画面表示を行うようにしてある。この静止画像を背景画像231とした表示を行うことで、通常モードとは異なる表示であることがユーザには容易に理解できる。
【0034】
そして、図10に示したアイコン選択画面表示では、選択中のアイコンを示す選択枠表示233を行うと共に、選択操作を案内する選択案内表示232を行うようにしてある。選択案内表示232では、上下左右キー106と決定キー107の操作で、アイコン選択が行えることを図形などで案内してある。この上下左右キー106の操作入力があると、選択枠表示233の表示位置が順に移動し、所望のアイコン画像を選択することができる。決定キー107の操作で、その選択位置のアイコンが確定する。
【0035】
図11は、アイコン選択画面表示で、選択枠表示233′の位置を動かした例を示したものである。この図11の例では、図10の選択枠表示233から、上下左右キー106の操作で1つ右横に移動させ、記録画像サイズアイコン画像214を選択した例である。このようにして、選択枠表示の位置を、ユーザ所望のアイコン画像の位置とすることができる。
【0036】
図12は、図3のフローチャートのステップS105でのアイコン説明画面の表示例を示したものである。
図12の例のアイコン説明画面は、電池残量アイコン画像211を選択した場合の説明表示例を示した図である。このアイコン説明画面は、図4に示したアイコン説明用データに基いて行なわれる。アイコン説明用データは、この撮像装置100の表示パネルに表示可能に用意されたそれぞれのアイコン画像を説明するためのデータである。具体的には、図4に示すように、説明ID11と、タイトル12と、第1の説明文13と、第2の説明文14と、第3の説明文15と、ガイドコンテンツ画像16と、対応する画像オブジェクトID17などが、それぞれのアイコン画像に、対応付けて、用意されている。但し、説明文13,14,15については、3つの画面での説明が必要な場合に3種類記憶させてあり、2種類又は1種類だけが記憶されたアイコン画像の場合もある。対応する画像オブジェクトID17では、説明文13,14,15で説明された全てのアイコン画像の画像オブジェクトIDを記憶させてある。例えば図4の例では、説明ID001に対応する画像オブジェクトID17として、電池残量に関する全てのアイコン画像を示してある。従って、電池残量に関するどのアイコン画像が表示された状態でも、説明ID001の説明(タイトル12と第1の説明文13とガイドコンテンツ画像16)が表示される。
【0037】
図12の例のアイコン説明画面について説明すると、タイトル表示241と、アイコン画像変化例表示242と、説明文表示243と、操作案内表示244とを行うようにしてある。タイトル表示241は、図4のアイコン説明用のデータのタイトル12のデータを表示させたものである。説明文表示243としては、図4に示したように複数の説明文がある場合には、1ページずつ順に表示される。画像変化例表示242は、図4のアイコン説明用のデータのガイドコンテンツ画像16として用意された画像を表示させたものである。この例では、バッテリ残量を複数段階で示す画像(フル充電の画像、残量減少時の画像(その1)、残量減少時の画像(その2)、残量なしの画像)を並べて配置させた画像変化例表示242を表示させた例としてある。この図12の画像変化例表示242は一つの表示例であり、図4のガイドコンテンツ画像16として用意された、各アイコンを説明するための画像が表示される。
【0038】
図13は、別のアイコン画像の説明画面の表示例である。この例では、撮影される静止画の画像サイズのアイコン画像(図11のアイコン画像214に対応)についての説明文である。タイトル表示251と、アイコン画像変化例表示252と、説明文表示253と、実行ボタン表示254と、操作案内表示255とを行うようにしてある。アイコン画像変化例表示252では、表示される複数の画像サイズの一覧を表示させてある。実行ボタン表示254は、図3のフローチャートでのステップS106での実行ボタン操作を判断して、ステップS108に移るための表示である。図13の例では、実行ボタン表示254は、「使ってみる」と表示させてある。
【0039】
図14の例は、図3のフローチャートのステップS108での、説明画面で説明中の機能を選択するための機能選択画面表示例を示した図である。この例では、図13例の実行ボタン表示254を押したときの画像サイズ選択画面表示261である。選択可能な画像サイズの一覧中から、選択される画像サイズ表示262を行うようにしてある。また、操作案内表示263,264を行うようにしてある。
【0040】
この機能選択画面表示に基づいたユーザ操作で、撮影画像サイズ(画素数及び画像の縦横比)の設定(変更)操作を行うことができる。従って、ユーザが選択したアイコン画像についての説明文を表示させた後、その説明された機能についての設定を行うことができる。
【0041】
[4.一実施の形態の例のアイコンテーブル作成処理]
図5のフローチャートは、図3のフローチャートのステップS101での、アイコンテーブルの作成処理例を示した図である。アイコンテーブルは、既に説明したように、アイコンの説明モードが起動された際に、通常モードでの表示中のアイコン画像についての記憶データであり、RAM135などに記憶される。
図5に従って説明すると、アイコンテーブルの作成が開始されると(ステップS200)、アイコンテーブルの初期化処理が行なわれる(ステップS201)。その後、アイコンの説明モードが起動された際に、表示画面に表示中のアイコン画像を検索する(ステップS202)。そして、その検索された表示中のアイコン画像の画像オブジェクトの種別(ID)と、そのアイコン画像の表示位置及び表示サイズを、アイコンテーブルに格納して記憶させる。全ての表示中のアイコン画像についてのデータが格納されることで、アイコンテーブルの作成が終了する。
【0042】
図6は、アイコンテーブルのデータの例を示したものである。
アイコンテーブルは、図6に示すように、アイコンの表示物名称21と、表示ID22と、画像オブジェクト名23とを記憶させてある。これらのデータは、アイコン画像を表示させるために用意されたデータを参照して記憶される。さらに、画面中の水平方向の位置(x)24と、画面中の垂直方向の位置(y)と、水平方向の表示幅(w)26と、垂直方向の表示高さ(h)27とを記憶させてある。これらの位置や幅は、実際にアイコン画像を表示処理させた位置や幅の値としてある。位置や幅の値は、例えばアイコン画像を表示する画面の解像度を、単位として示してある。図6に示した例では、640×480の画面解像度において、表示物のxy座標をドット単位で表現している。それぞれの行や項目において、何も記憶させるデータがない場合には、そのことを示すヌルデータ(表中ではNULLと記載)を記憶させるようにしてある。
このようにアイコンテーブルを記憶させたことで、図3のフローチャートで説明したように、アイコン選択画像を表示させる際には、アイコンテーブルに記憶させた位置及びサイズで、アイコンの表示が可能となる。
【0043】
図7は、アイコンテーブルのデータに基づいて、アイコン選択画像を表示させる処理の例を示した図である。
図7に従って処理を説明すると、アイコン選択画像の表示処理が開始されると(ステップS300)、まず背景画像の描画処理が開始される(ステップS301)。その後、アイコンテーブルの先頭行がヌルデータ(無データ)か否か判断され(ステップS302)、何もデータが記憶されていない箇所であるヌルデータの場合には、そのことを示すメッセージ表示が行なわれる(ステップS303)。
【0044】
図15の表示例は、このステップS303での表示271の例を示したものである。
この例では、「説明できるアイコンがありません。[メニュー]を押してください」と表示させてある。
【0045】
図7の説明に戻ると、ステップS302でヌルデータでないと判断した場合には、アイコンテーブル上の先頭行の画像IDのアイコン画像を、そのテーブルで指示された座標位置及びサイズで描画させて、背景画像上に重畳表示させる(ステップS304)。そして、アイコンテーブルの次の行に移動し(ステップS305)、その移動した行がヌルデータ(無データ)か否か判断され(ステップS306)、ヌルデータの場合には、アイコン選択画像の作成処理を終了する(ステップS307)。
【0046】
ステップS306でヌルデータでない場合には、ステップS304の処理に戻り、その行の画像IDのアイコン画像を、そのテーブルで指示された座標位置及びサイズで描画させて、背景画像上に重畳表示させる。このようにして処理が繰り返されることで、例えば図10に示したように、その直前の通常モードで表示された全てのアイコン画像が、同じ位置及びサイズで表示されるようになる。
【0047】
従って、アイコン選択画面では、その直前の動作モードでの表示との関連が判り易い表示形態となり、簡単に所望のアイコンを選択できるようになり、意味がわかないアイコンを直感的に選択できるようになる。そして、アイコンを選択して決定操作すると、すぐにその説明が表示され、撮像装置に対する操作者の理解を助けることができ、結果的に撮像装置の操作性を向上させることができる効果を有する。また、アイコン選択画面では、背景映像を静止画像としたことで、アイコンが識別しやすい表示になると共に、通常とは異なる表示(つまりアイコン選択用の画面)であることが判り、アイコンの良好な選択が行える。
【0048】
[5.他の実施の形態の例(タッチパネルの例)の表示例]
ここまで説明した実施の形態の例では、アイコン選択画面などでの選択時には、表示パネル200とは別に配置された上下左右キー106や決定キー107を使用した操作を行うようにした。これに対して、液晶表示パネルなどの表示パネルとして、指などの物体の接触又は近接を検出するタッチパネルを備えた場合には、上下左右キーや決定キーに相当するボタンを画面中に表示させて、そのボタンのタッチで同様の操作が行えるようにしても良い。
【0049】
図16は、このタッチパネルの場合の撮像装置100′の例を示した図である。
撮像装置100′は、タッチパネル付表示パネル300を備え、図16は、アイコン選択画像を表示させた場合の例を示している。
表示パネル300には、予め用意された静止画像による背景画像301が表示させてあり、その背景画像301に重畳させて、各アイコン画像311,312,313,314,315を表示させてある。また、図16では、選択されるアイコンを示す表示枠321を、アイコン画像311に重ねて表示させてある。
さらに、方向指示及び決定操作を行うボタン表示331と、戻るボタン332と、終了ボタン333とを表示させてある。
【0050】
このような表示が行なわれた状態で、ボタン表示331が行なわれた箇所をユーザが指などでタッチすることで、図1例の撮像装置100と同様のアイコン画像の選択が可能になる。
なお、図16の例では、方向指示及び決定操作を行うボタン表示331を行うようにした。これに対して、アイコン選択画像が表示された状態で、表示パネル300に表示された各アイコン画像311,312,313,314,315の表示箇所の近傍を、ユーザの指などで直接タッチすることで、そのアイコン画像の選択を行うようにしても良い。このようにアイコン選択画像が表示された状態で、アイコン画像を直接タッチすることで、アイコン画像の選択ができることで、より簡単に所望のアイコンの説明表示が行える。
【0051】
[6.変形例]
なお、上述した実施の形態では、アイコン選択画面表示時に、図10に示したように、予め用意された静止画像を背景画像231とした表示を行うようにし、通常モードとは異なる表示として、ユーザに容易に選択用の表示であると区別できるようにした。この予め用意された背景画像については、重畳されたアイコン画像の表示を邪魔しない画像であることが好ましい。背景画像そのものはどのような画像でも良いが、例えば全面黒や全面白などの単色画像などの単調な画像よりも、何らかの風景などの画像の方が好ましい。全面黒などの単色画像が背景に表示された場合には、ユーザは故障と誤って判断する可能性があり、好ましくないので、本実施の形態の例の場合には何らかの背景画像を表示させてある。但し、業務用の撮像装置などのように、ある程度操作者が限られた装置の場合には、背景画像を省略して、背景を全面で同じ色とする無背景の表示としてもよい。あるいは、ユーザ操作による設定処理で、何らかの背景画像を重畳するモードと、無背景とする表示モードとを選択できるようにしてもよい。
【0052】
この背景画像については、静止画像ではなく、用意された動画像を背景映像としても良い。
あるいは、撮影時の通常モード表示時と同様に、撮像して得た画像信号による動画又は静止画の背景を表示させても良い。この撮像して得た画像信号による動画又は静止画の背景を表示させる際には、例えば画像の輝度を通常表示時よりも低下させた背景画像として、通常モードと容易に区別できるようにしても良い。輝度の代わりに色度を低下させた背景画像としても良い。予め用意された静止画像などの背景画像とする場合でも、通常表示時よりは輝度を落とした画像としても良い。
さらに、これらの各種背景画像の表示を、ユーザ操作による設定処理で選択できるようにしてもよい。
【0053】
また、上述した実施の形態の例では、説明モードボタンが操作された際に、図9に示した初期画面を表示させるようにしたが、例えば、説明モードボタンの操作入力があった際に、直接、図11などに示したアイコン選択画面を表示させるようにしてもよい。
また、図10などのアイコン選択画面では、動作モード時の表示画面と同じアイコン配置で表示を行う例としたが、アイコン画像の一覧表示などのその他の表示形態としても良い。
また、図10などの表示例で、通常モードでの表示状態と同じ表示状態として、通常モード時そのままの配置位置及びサイズで表示させたのは、1つの例であり、通常モード時とほぼ同じ表示状態であることが理解できる表示状態であれば他の表示状態でもよい。例えば、通常モード時に画面の隅に表示されていたアイコン画像を、若干、内側の見やすい位置に移動させて表示させるようにしてもよい。あるいは、通常モード時よりもアイコン画像の表示サイズを若干大きくし目立たせるようにしてもよい。
【0054】
また、上述した実施の形態の例では、撮像装置に適用した例としたが、その他の画像処理装置としての機能を備えた各種電子機器でのアイコン画像の説明に適用しても良い。
例えば、携帯電話端末装置が備える表示パネルでアイコン画像を表示させる際に、特定のキー操作などで説明モードとしたとき、図3のフローチャートに示す処理が行なわれて、アイコン選択用の画像が表示させ、その後の操作で説明画像となるようにしても良い。
また、タブレット型のパーソナルコンピュータ装置、携帯情報端末、音楽再生用端末、電子ゲーム端末、電子書籍端末などが備える表示パネルでアイコン画像を表示させた場合のキー操作で、同様のアイコン説明画像の表示を行うようにしても良い。これらの端末装置で表示パネルとしてタッチパネルを備えたものの場合には、例えば図16に示した表示例が適用可能である。
また、表示部そのものは、本実施の形態の形態で説明した処理を行う電子機器本体とは別体で構成されたものでもよい。例えば、撮像装置の場合に、その撮像装置で撮像した画像などを表示する表示装置(ファインダ)が撮像装置本体とは別体で構成された場合にも本発明は適用可能である。
【0055】
また、本発明で説明したアイコン説明画像を表示させる画像処理方法は、例えばソフトウェア(プログラム)化して実行が可能であり、既存の画像表示処理機能を備えた電子機器に、そのソフトウェアの組み込みで、同様の機能を追加するようにしても良い。この画像処理機能を備えた電子機器にソフトウェアを組み込んで、同様の処理を行う場合には、電子機器そのものが表示部を備えたものである必要はなく、例えば、その電子機器と接続された表示装置側でアイコン画像などを表示させる構成の場合にも適用可能である。
【符号の説明】
【0056】
100,100′…撮像装置、101…撮像レンズ、102…シャッタボタン、103…電源ボタン、104…フラッシュ、105…再生ボタン、106…上下左右キー、107…決定キー、108…説明モードボタン、109…メニューボタン、110…蓋、111…電池収納部、112…メモリカードスロット、113…接続端子、121…撮像素子、122…アナログ信号処理部、123…アナログ/デジタル変換部、124…デジタル信号処理部、125…入出力制御部、131…バスライン、132…操作入力部、133…中央制御部(CPU)、134…プログラムRAM、135…RAM、136…フラッシュメモリ、137…表示用画像信号生成部、138…重畳画像生成部、200…液晶表示パネル、300…タッチパネル付表示パネル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作受付部と、
当該装置の動作状況に応じた種類のアイコン画像を表示部に表示させる通常モード表示処理を行うと共に、前記通常モード表示処理の動作中に、前記操作受付部でアイコン説明モードを起動させる操作入力受付があった場合に、その操作入力受付があった際に表示部で表示中のアイコン画像を選択するためのアイコン選択画像を表示部に表示させ、前記アイコン選択画像の表示中に前記操作受付部での操作入力受付で選択されたアイコン画像についての説明画像を表示部に表示させるアイコン説明表示処理とを行う制御部とを備えた
画像処理装置。
【請求項2】
表示部に表示させる前記アイコン選択画像は、前記通常モード表示処理時に表示されたアイコン画像のみを表示させたものである
請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記アイコン選択画像でアイコン画像を表示部の表示画面中に表示させる表示状態は、前記通常モード表示処理で表示画面中にアイコン画像を表示させた状態に対応した表示状態とした
請求項2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記表示画面中にアイコン画像を表示させた状態に対応した表示状態は、表示画面中にアイコン画像を表示させた位置と同じ表示位置とした表示状態である
請求項3記載の画像処理装置。
【請求項5】
撮像部を備え、
前記通常モード表示処理は、前記撮像部で撮像した画像を表示させ、その撮像した画像中に前記アイコン画像を表示させる処理である
請求項4記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記説明モードで前記アイコン選択画像を表示する際には、前記通常モード表示処理のときとは異なる画像を背景として表示させる
請求項5記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記通常モード表示処理のときとは異なる画像は、前記撮像部で撮像した画像から得た静止画像である
請求項6記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記通常モード表示処理のときとは異なる画像は、記憶部に予め記憶された静止画像である
請求項6記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記通常モード表示処理のときとは異なる画像は、前記撮像部で撮像した画像の輝度又は色度を落とした画像である
請求項6記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記説明画像の中に表示された特定箇所を選択する操作入力受付が前記操作受付部であったとき、その説明画像で説明されたアイコン画像で示される機能についての設定画像表示を行う
請求項1記載の画像処理装置。
【請求項11】
前記アイコン選択画像での選択処理は、選択候補のアイコン画像を前記操作受付部での操作入力受付で順に移動させて、所望のアイコン画像を選択する処理である
請求項1記載の画像処理装置。
【請求項12】
前記操作受付部として、前記表示部の表示面での物体の接触又は接近を検出するタッチパネルを備え、
前記アイコン選択画像での選択処理は、前記タッチパネルでの接触又は接近を検出した位置又はその位置の近傍に表示されたアイコン画像を選択する処理である
請求項1記載の画像処理装置。
【請求項13】
操作受付部と、
当該装置の動作状況に応じた種類のアイコン画像を表示部に表示させる通常モード表示処理を行うと共に、前記通常モード表示処理の動作中に、前記操作受付部でアイコン説明モードを起動させる操作入力受付があった場合に、その操作入力受付があった際に表示部で表示中のアイコン画像の種類と表示状態を記憶し、その記憶した種類のアイコン画像を前記通常モード表示のときの表示状態に対応した表示状態としたアイコン選択画像を表示させ、そのアイコン選択画像で選択されたアイコン説明を表示させるアイコン説明表示処理とを行う制御部とを備えた
画像処理装置。
【請求項14】
表示部に表示させる前記アイコン選択画像は、前記通常モード表示処理時に表示されたアイコン画像のみを表示させたものである
請求項13記載の画像処理装置。
【請求項15】
前記表示画面中にアイコン画像を表示させた状態に対応した表示状態は、表示画面中にアイコン画像を表示させた位置と同じ表示位置とした表示状態である
請求項13記載の画像処理装置。
【請求項16】
撮像部を備え、
前記通常モード表示処理は、前記撮像部で撮像した画像を表示させ、その撮像した画像中に前記アイコン画像を表示させる処理である
請求項13記載の画像処理装置。
【請求項17】
前記説明モードで前記アイコン選択画像を表示する際には、前記撮像部で撮像した画像から得た静止画像、又は、記憶部に予め記憶された静止画像、又は、前記撮像部で撮像した画像の輝度又は色度を落とした画像を背景として表示させる
請求項16記載の画像処理装置。
【請求項18】
前記説明画像の中に表示された特定箇所を選択する操作入力受付が前記操作受付部であったとき、そのガイド画像で説明されたアイコン画像で示される機能についての設定画像表示を行う
請求項13記載の画像処理装置。
【請求項19】
動作状況に応じた種類のアイコン画像を表示部で表示中の画像に表示させる通常モード表示処理と、
前記通常モード表示処理の動作中に、アイコン説明モードを起動させる操作入力受付があった場合に、その操作入力受付があった際に表示部で表示中のアイコン画像を選択するためのアイコン選択画像を表示部に表示させ、前記アイコン選択画像の表示中の操作入力受付で選択されたアイコン画像についての説明画像を表示部に表示させるアイコン説明表示処理とを行う
画像処理方法。
【請求項20】
動作状況に応じた種類のアイコン画像を表示部で表示中の画像に表示させる通常モード表示処理と、
前記通常モード表示処理の動作中に、アイコン説明モードを起動させる操作入力受付があった場合に、その操作入力受付があった際に表示部で表示中のアイコン画像の種類と表示状態を記憶し、その記憶した種類のアイコン画像を前記通常モード表示のときの表示状態に対応した表示状態で表示させたアイコン選択画像を表示させ、そのアイコン選択画像で選択されたアイコン説明を表示させるアイコン説明表示処理とを行う
画像処理方法。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公開番号】特開2012−128473(P2012−128473A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−276645(P2010−276645)
【出願日】平成22年12月13日(2010.12.13)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】