画像処理装置
【課題】 同じ問題を何度でも解くことができる手法を提供する。さらに、問題の誤解答の部分だけを集めて、新しく問題を作成することができるようにもする。
【解決手段】 (1)テスト用紙や問題用紙に解答を行ったものをMFPにより読み込む。手書きの答えの部分を消去し、複写を行う。
(2)複数の解答済みテスト用紙あるいは問題用紙を読み込み、誤解答の問題を認識し、複数の用紙から誤解答の問題を集めて、1つ、または複数の用紙に複写する。
【解決手段】 (1)テスト用紙や問題用紙に解答を行ったものをMFPにより読み込む。手書きの答えの部分を消去し、複写を行う。
(2)複数の解答済みテスト用紙あるいは問題用紙を読み込み、誤解答の問題を認識し、複数の用紙から誤解答の問題を集めて、1つ、または複数の用紙に複写する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置における、教育の場で用いられる問題用紙の再利用に関するものである。
【背景技術】
【0002】
学校や学習塾を始めとした教育の場で、生徒や学習者の教材として、教師が作成したり、専門の業者が印刷した問題用紙が使用されている。
【0003】
又、別の従来例としては、特許文献1及び特許文献2をあげることが出来る。
【特許文献1】特開2003−177659号公報
【特許文献2】特開2003−295747号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
学習においては、同じ問題を繰り返して練習することによって、それが身についていくものであるが、通常、これらの問題用紙はいったん解答してしまうと、同じ問題を再度解きたいと考えた場合には、同じ問題用紙を新しく入手するか、鉛筆等で解答された問題用紙を消しゴムで消して再度使用するというような作業が必要となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するため、原稿を読み取る原稿読み取り手段と、読み取った画像より、手書き文字を判別する文字判別手段と、前記文字判別手段により、手書き文字であると判別された領域を消去する画像消去手段と、元画像から手書き文字を消去した消去処理済み画像を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置を提供するものである。
【0006】
また、前記原稿が学校や塾等で使用されるテストや問題用紙であり、解答済みの問題用紙を読み取り、解答した部分を消去して、画像出力を行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0007】
また、画像消去は、問題用紙中の所定の解答領域に対して行われることを特徴とする画像処理装置である。
【0008】
また、一方で、画像消去は、問題用紙中の活字部分とは異なる色で記述された解答部分の手書き文字に対して行われることを特徴とする画像処理装置である。
【0009】
さらに、複数の問題用紙を読み取り、問題用紙中の正解と不正解の問題を識別する識別手段と、前記識別手段により、不正解の問題を抽出し、手書き文字を消去し、1枚あるいは複数の出力用紙に出力することを特徴とする画像処理装置である。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明によれば解答済み問題用紙を読み込み、解答部分や採点部分を消去することによって、同じ問題を何度でも解くことができ、学習効果が上がる。さらに、問題の誤解答の部分だけを集めて、新しく問題を作成することができるので、より効果的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(実施例1)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【0013】
図1において、本発明の画像処理システムは、画像処理装置100と画像データサーバ110からなる。画像処理装置100は画像入出力部101と画像入出力制御部105からなる。画像処理装置100はネットワーク112を介して、画像データサーバ110と接続されている。
【0014】
ここで、画像入出力部101は、操作部102、リーダ部103及びプリンタ部104を有し、互いに画像データ等を通信できるよう接続されている。操作部102は、デジタル複写機本体101及び画像入出力制御部105に対し、操作の命令をするために使用される。また、リーダ部103は、原稿の画像を読み取り、原稿に応じた画像データを画像処理部111及び画像入出力制御部105へ出力するために使用される。また、画像出力手段たるプリンタ部104は、画像処理部111及び画像入出力制御部105からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録するために使用される。
【0015】
一方、画像入出力制御部105は、画像入出力部101のリーダ部103と接続された制御部109と、その制御部109と接続するファクシミリ部106、ネットワークインターフェイス部107及びハードディスク108を有し、ファクシミリ部106には、電話回線113が接続され、ネットワークインターフェイス部107には、ネットワーク112が接続されている。
【0016】
ファクシミリ部106は、電話回線113を介してファクシミリ受信した圧縮データを伸長して、伸長された画像データを制御部109へ転送し、また、制御部109から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像を電話回線113を介してファクシミリ送信する。ファクシミリ部106で受信した画像圧縮データは制御部109を通じて、ハードディスク108へ一時的に保存することができる。また、ネットワークインターフェイス部107は、ネットワーク112と制御部109のインターフェイスである。また、制御手段たる制御部109はリーダ部103、ファクシミリ部106、ネットワークインターフェイス部107、ハードディスク108のそれぞれの間のデータの流れ、特に画像データの流れを制御している。従って、画像データの記憶と、画像データの出力とを制御できることとなる。
【0017】
次に、リーダ部103及びプリンタ部104について、図2を参照して説明する。ここで、図2は、リーダ部103及びプリンタ部104について説明するための断面図である。
【0018】
図2に示されるリーダ部103において、201は原稿給送装置であり、その上面に給紙された原稿を送る装置である。202はプラテンガラスであり、透明な平板で、その上に原稿を置き、原稿からの反射光を通すことができる。203はランプであり、点灯することで光を放射し原稿の露光を可能とする。205乃至207はミラーであり、その反射面と所定の角度により、予め定まった方向へ光を送ることができる。204はスキャナユニットであり、ランプ203とミラー205をその内部に有しており、スキャナユニット204が移動し、プラテンガラス202上の原稿を露光しながら走査して(露光走査)、原稿全面の画像データを収集することができる。208はレンズであり、集光し、任意の点に像を投影できる。209はCCD(ChargeCoupled Device:電荷結合デバイス)イメージセンサ(以下、「CCD」という。)であり、光の情報を画像データに変換することができる。
【0019】
一方、図2に示されるプリンタ部104において、210はレーザ発光部であり、レーザ光を照射する。211は感光ドラムであり、感光ドラム上に照射されたレーザにより潜像が形成される。212は現像器であり、感光ドラム211上に形成した潜像を現像する。213及び214はカセットであり、記録紙を一定量格納しておくことができる。215は転写部であり、搬送されてきた記録紙に、現像された潜像を転写する。216は定着部であり、転写部215により記録紙に転写された現像剤を定着させて、記録紙上に上記潜像を定着させる。217は排出ローラであり、記録紙を排出する。218はフラッパであり、通常の片面記録の場合、両面記録の場合及び多重記録の場合を切り換える。219は再給紙搬送路であり、両面記録又は多重記録を選択し、フラッパ218により搬送路が変更された場合に、既に記録された記録紙を搬送する搬送路である。220はソータであり、複数の仕分けのためのソータビン221を有し、記録紙の仕分けをすることができる。また、仕分けされた記録紙をホチキス止めするステイプルをすることもできる。221はレーザドライバであり、上述したレーザ発光部210を駆動制御し、レーザ光が任意に制御される。
【0020】
次に、操作部102について、図3を参照して説明する。ここで、図3は、操作部102のキー配列について説明するための説明図である。
【0021】
本発明の画像処理システムにおける画像処理装置は、コピー機能、ファクシミリ機能及びパーソナルボックス機能を有しており、ユーザが操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちから必要な機能を選択することができる。
【0022】
図3において、301は主電源ランプであり、電源オン時に点灯する。ここで、図示していない電源スイッチが本体の側面に配置され、本体の通電が制御されている。302は、予熱キーであり予熱モードのオン・オフに使用する。303は、コピーモードキーであり、複数の機能の中からコピーをする機能であるコピーモードを選択するときに使用する。304は、ファックスモードキーであり、複数の機能の中からファクシミリ通信をする機能であるファクシミリモードを選択する場合に使用する。305は、パーソナルキーボックスキーであり、複数の機能の中からパーソナルボックス機能を利用するパーソナルボックスモードを選択する場合に使用する。306は、コピースタートキーであり、コピーの開始を指示したい場合に使用する。307は、ストップキーであり、コピーを中断したり、中止したりする場合に使用する。308は、リセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。309は、ガイドキーであり、画像入出力装置の各機能を知りたい場合に使用する。310は、ユーザモードキーであり、ユーザがシステムの基本設定を変更する場合に使用する。311は、割り込みキーであり、コピー中に割り込みをしてコピーをしたい場合に使用する。312は、テンキーであり、数値の入力を行う場合に使用する。313は、クリアキーであり、上記入力した数値等をクリアする場合に使用する。314は、20個のワンタッチダイヤルキーであり、ファクシミリ送信において、一回の操作であるワンタッチでダイヤルする場合に使用する。315は、2枚組のフタであり、ワンタッチダイヤルキー314の各キー部分がくり抜かれた形状の二重のフタになっている。図示されていないセンサースイッチにより、2枚のフタが閉じられた第1の状態、1枚のフタだけが開いた第2の状態、及び2枚のフタが開いた第3の3種類のフタの開閉状態が検出される。そこで、3種類のフタの開閉状態と組み合わせて、ワンタッチダイヤルキー314の各キーの役割が決定されるので、本発明の実施の形態では、キーが20×3=60個存在するのと同等の効果を持つことになる。316は、液晶画面と、タッチセンサとの組み合わせからなるタッチパネルであり、各モード毎に個別の設定画面が表示され、更に、描画されたキーに触れることでそのキーの入力と認識され、各種の詳細な設定を行うことが可能である。
【0023】
ユーザが画像入出力装置画像処理装置の操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちからコピー機能を選択した場合、ユーザがコピースタートキー306を押すと、リーダ部103の動作により、原稿が画像データにされ、プリンタ部104へ転送される。そして、プリンタ部104により、転送された画像データが記録紙にプリントアウトされる。
【0024】
また、ユーザが画像処理装置100の操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちからファクシミリ機能を選択した場合、ファクシミリ送信及びファクシミリ受信をするファクシミリ通信が可能となる。すなわち、ファクシミリ送信をする場合には、リーダ部103の動作により、原稿が画像データにされ、画像入出力制御部105の制御部109動作により、制御された画像データは、ファクシミリ部106によりデータを圧縮され、電話回線113を介して、ファクシミリ送信先へ転送される。一方、ファクシミリ受信をする場合には、電話回線113を介して、画像圧縮データが受信され、ファクシミリ部106により画像圧縮データが伸長され、画像データとされた後、制御部109により制御された画像データはリーダ部103を通り、プリンタ部104へ転送される。そして、プリンタ部104により、転送された画像データが記録紙にプリントアウトされる。
【0025】
また、ユーザが画像処理装置100の操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちからパーソナルボックス機能を選択した場合については、後述する。
【0026】
次に、画像入出力制御部105のハードディスク108について、図4を参照して説明する。ここで、図4は、ハードディスク108の論理的な使用方法について説明するための説明図である。図4に示すように、本発明の実施の形態においては、ハードディスクの記憶領域をテンポラリ領域401と、パーソナルボックス領域402に論理的に分けている。テンポラリ領域401は、画像データの出力順序を変更したり、複数部出力においても一回のスキャンで出力可能とするため画像データを一時的に記憶する記憶領域である。つまり、制御部109により制御されるデータを記憶するための記憶領域である。パーソナルボックス領域402は、パーソナルボックス機能を使用するための記憶領域であり、分割されたボックス403〜407を有している。
【0027】
ここで、パーソナルボックス機能とは、文書をプリントアウトする場合、パーソナルコンピュータ等のホストやスキャナ、あるいは画像データサーバからデジタル画像処理システムのハードディスクの記憶領域を指定して画像を転送し、記録紙(用紙)への出力は画像入出力装置の操作部から行うという機能である。
【0028】
ボックス403〜407は各ユーザ毎に割り当てられ、各ボックスにはボックス名とパスワードを付けることができる。ユーザはボックス名を指定することで各ボックスにアクセスすることができ、また、パスワードを入力し、本人かどうかの認証をしたあとでないと実際にボックスの中を見たり、記録紙(用紙)に出力することはできない。
【0029】
図7において、701は各ボックスの情報を示すボックス情報表示であり、ボックスナンバーとボックス名、ドキュメント(文書、又は原稿)数が表示される。タッチパネル316上のボックスナンバーは、ボタンになっており、このボックスナンバーの表示に触れることにより開くボックスを選択することができる。また、各ボックスは、上述したハードディスク108のボックス403乃至407と一対一に対応しており、ここで、ボックスを選択することは、対応するハードディスク108のパーソナルボックス領域にあるボックスを選択することになる。
【0030】
702、703はそれぞれ上下のカーソルキーであり、一画面に表示できない数のボックスが存在した場合、ボックス情報表示701を上下にスクロールさせることができる。704は終了キーであり、図7の画面を終了させ、その前画面である標準画面に戻すときに使用する。
【0031】
あるボックスナンバーのタッチパネル316の該当個所を触れると、開くボックスを指定することとなり、タッチパネル316は図8の画面を表示する。パスワード入力画面である図8において、801は取消キーであり、パスワード入力をやめるときに使用する。従って、801に触れると図7の画面に戻る。802は、OKキーであり、入力したパスワードの認証開始の指示を与える。
【0032】
図8の画面において、操作部102のテンキー312よりパスワードを入力し、パスワード入力終了後802を押すと、認証が開始され、入力されたパスワードの正誤判定が行われる。パスワードが間違っていた場合、本人と認証されずに、パスワード誤入力表示をする。その後、図8のパスワード入力画面に戻る。
【0033】
入力したパスワードが正しい場合、タッチパネルの表示が図9の画面に移行する。選択したボックス内に記憶されている複数のドキュメント(文書、又は原稿)から記録紙(用紙)に出力する一つのドキュメントを選択する。選択した一つのボックスに記憶するドキュメントを選択する画面である図9において、901はボックス内のドキュメント情報表示であり、ドキュメントの記憶された日時及びそのドキュメントのファイル名が表示されている。また、現在選択されているドキュメントは反転表示され、ファイル名に触れることにより選択されているドキュメントを変更することができる。例えば、図9では、ファイル名1のドキュメントが選択されている。902及び903はそれぞれ上下のカーソルキーであり、一画面に表示できない数のドキュメントが存在した場合、ドキュメント情報表示901を上下にスクロールさせることができる。904はプリントキーであり、ドキュメントを選択した後にこのキーを押すことにより、記録紙(用紙)に出力することができる。905は消去キーであり、ボックス内のドキュメントを記録紙(用紙)に出力せずに消去する場合に使用する。906は、閉じるキーであり、図9の画面を閉じる場合に使用し、閉じることで図7の画面に移行する。
【0034】
次に、上記図9に示すプリントキー904を押された場合、選択されたドキュメントの各ページを、設定した枚数についてプリント出力することができる。
【0035】
次に本発明の実施の形態において、問題用紙の解答部分と採点部分の記述を消去する手段について、図5の画像処理部のブロック図と、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0036】
まず、ステップ1001では、リーダ部103にて画像の読み取りを行う。次に画像処理部111で画像データに対して画像処理を行う。図5において、501は汎用画像処理回路であり、画像の地を飛ばしたり、文字強調、フィルタ処理等を行う。502は領域判別回路であり、画像の各画素がどの領域に属すかを判別する。503は画像消去回路であり、画素毎に画像データを消去する。ステップ1002〜1006は領域判定回路502の動作を示したものである。ステップ1002において、画像中の注目画素が解答領域であると判定された場合、ステップ1003で、解答領域であるというフラグがセットされる。ステップ1004において、採点領域であると判定された場合、ステップ1005で、採点領域であるというフラグがセットされる。それ以外の領域はステップ1006で通常領域であるというフラグがセットされる。その後、ステップ1008において、解答領域フラグか採点領域フラグがセットされている画素に対して、画像消去の処理を行う。ステップ1008では1ページ分の処理が終了したかを判定し、ステップ1002〜1007を繰り返す。1ページ分の処理が終了した場合には、ステップ1009において、図1におけるメモリ106に制御部109を介して、画像データの格納を行う。ステップ1010において、全てのページが終了したかどうかを判定し、残りのページがある場合には、ステップ1001〜1009を繰り返す。最後に、ステップ1011にて画像をプリンタ部104で出力する。問題用紙の画像データ中の領域判定は、例えば、所定の領域が問題、解答、採点領域であらかじめ決められているように構成しても良いし、解答部は青いペン、採点部は赤いペンで記述されるようにし、色判定によって処理を行っても良い。または、手書き文字を認識するような構成にて、領域を判定しても良い。
【0037】
上述した処理によって、図11に示した解答済みの問題用紙は、図12に示した未解答状態の問題用紙となって出力される。
【0038】
(実施例2)
実施例1において、画像処理部111を図6のような構成とすることもできる。
【0039】
図6の画像処理部111において、601は汎用画像処理回路であり、画像の地を飛ばしたり、文字強調、フィルタ処理等を行う。602は領域判別回路であり、画像の各画素がどの領域に属すかを判別する。603は画像消去回路であり、画素毎に画像データを消去する。604は正誤判定回路であり、画像中の採点部における○×のいずれであるかを判定し、×である場合に対応する問題領域のみメモリ106に格納するよう、制御部109に通知を行う。その結果、図13の左に示す4枚の問題用紙を読み込み、誤解答した問題部分を集めて、未解答状態の1枚の問題用紙として図13の右に示された状態で再構成する。図13右の問題用紙に示す通り、1枚目の問題2、4、5、2枚目の問題5、3枚目の問題1,44枚目の問題1,3が再構成されて1枚の問題用紙に出力されている。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施形態の画像処理装置の概略構成図。
【図2】本発明の実施形態の画像入出力部の構成を示す断面図。
【図3】本発明の実施形態の画像入出力部の操作部の説明図。
【図4】本発明の実施形態の画像入出力制御部のハードディスクの論理的な使用方法について説明するための説明図。
【図5】本発明の実施形態の画像処理部のブロック図。
【図6】本発明の実施例2の画像処理部のブロック図。
【図7】本発明の実施形態のボックス選択画面。
【図8】本発明の実施形態のボックス使用時のパスワード入力画面。
【図9】本発明の実施形態のボックス使用時のファイル選択画面。
【図10】本発明の実施形態の動作を説明するフローチャート。
【図11】本発明の実施形態の入力する問題用紙の一例。
【図12】本発明の実施形態の出力された問題用紙の一例。
【図13】本発明の実施例2の入力と出力例。
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置における、教育の場で用いられる問題用紙の再利用に関するものである。
【背景技術】
【0002】
学校や学習塾を始めとした教育の場で、生徒や学習者の教材として、教師が作成したり、専門の業者が印刷した問題用紙が使用されている。
【0003】
又、別の従来例としては、特許文献1及び特許文献2をあげることが出来る。
【特許文献1】特開2003−177659号公報
【特許文献2】特開2003−295747号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
学習においては、同じ問題を繰り返して練習することによって、それが身についていくものであるが、通常、これらの問題用紙はいったん解答してしまうと、同じ問題を再度解きたいと考えた場合には、同じ問題用紙を新しく入手するか、鉛筆等で解答された問題用紙を消しゴムで消して再度使用するというような作業が必要となっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するため、原稿を読み取る原稿読み取り手段と、読み取った画像より、手書き文字を判別する文字判別手段と、前記文字判別手段により、手書き文字であると判別された領域を消去する画像消去手段と、元画像から手書き文字を消去した消去処理済み画像を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置を提供するものである。
【0006】
また、前記原稿が学校や塾等で使用されるテストや問題用紙であり、解答済みの問題用紙を読み取り、解答した部分を消去して、画像出力を行うことを特徴とする画像処理装置である。
【0007】
また、画像消去は、問題用紙中の所定の解答領域に対して行われることを特徴とする画像処理装置である。
【0008】
また、一方で、画像消去は、問題用紙中の活字部分とは異なる色で記述された解答部分の手書き文字に対して行われることを特徴とする画像処理装置である。
【0009】
さらに、複数の問題用紙を読み取り、問題用紙中の正解と不正解の問題を識別する識別手段と、前記識別手段により、不正解の問題を抽出し、手書き文字を消去し、1枚あるいは複数の出力用紙に出力することを特徴とする画像処理装置である。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明によれば解答済み問題用紙を読み込み、解答部分や採点部分を消去することによって、同じ問題を何度でも解くことができ、学習効果が上がる。さらに、問題の誤解答の部分だけを集めて、新しく問題を作成することができるので、より効果的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(実施例1)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【0013】
図1において、本発明の画像処理システムは、画像処理装置100と画像データサーバ110からなる。画像処理装置100は画像入出力部101と画像入出力制御部105からなる。画像処理装置100はネットワーク112を介して、画像データサーバ110と接続されている。
【0014】
ここで、画像入出力部101は、操作部102、リーダ部103及びプリンタ部104を有し、互いに画像データ等を通信できるよう接続されている。操作部102は、デジタル複写機本体101及び画像入出力制御部105に対し、操作の命令をするために使用される。また、リーダ部103は、原稿の画像を読み取り、原稿に応じた画像データを画像処理部111及び画像入出力制御部105へ出力するために使用される。また、画像出力手段たるプリンタ部104は、画像処理部111及び画像入出力制御部105からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録するために使用される。
【0015】
一方、画像入出力制御部105は、画像入出力部101のリーダ部103と接続された制御部109と、その制御部109と接続するファクシミリ部106、ネットワークインターフェイス部107及びハードディスク108を有し、ファクシミリ部106には、電話回線113が接続され、ネットワークインターフェイス部107には、ネットワーク112が接続されている。
【0016】
ファクシミリ部106は、電話回線113を介してファクシミリ受信した圧縮データを伸長して、伸長された画像データを制御部109へ転送し、また、制御部109から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像を電話回線113を介してファクシミリ送信する。ファクシミリ部106で受信した画像圧縮データは制御部109を通じて、ハードディスク108へ一時的に保存することができる。また、ネットワークインターフェイス部107は、ネットワーク112と制御部109のインターフェイスである。また、制御手段たる制御部109はリーダ部103、ファクシミリ部106、ネットワークインターフェイス部107、ハードディスク108のそれぞれの間のデータの流れ、特に画像データの流れを制御している。従って、画像データの記憶と、画像データの出力とを制御できることとなる。
【0017】
次に、リーダ部103及びプリンタ部104について、図2を参照して説明する。ここで、図2は、リーダ部103及びプリンタ部104について説明するための断面図である。
【0018】
図2に示されるリーダ部103において、201は原稿給送装置であり、その上面に給紙された原稿を送る装置である。202はプラテンガラスであり、透明な平板で、その上に原稿を置き、原稿からの反射光を通すことができる。203はランプであり、点灯することで光を放射し原稿の露光を可能とする。205乃至207はミラーであり、その反射面と所定の角度により、予め定まった方向へ光を送ることができる。204はスキャナユニットであり、ランプ203とミラー205をその内部に有しており、スキャナユニット204が移動し、プラテンガラス202上の原稿を露光しながら走査して(露光走査)、原稿全面の画像データを収集することができる。208はレンズであり、集光し、任意の点に像を投影できる。209はCCD(ChargeCoupled Device:電荷結合デバイス)イメージセンサ(以下、「CCD」という。)であり、光の情報を画像データに変換することができる。
【0019】
一方、図2に示されるプリンタ部104において、210はレーザ発光部であり、レーザ光を照射する。211は感光ドラムであり、感光ドラム上に照射されたレーザにより潜像が形成される。212は現像器であり、感光ドラム211上に形成した潜像を現像する。213及び214はカセットであり、記録紙を一定量格納しておくことができる。215は転写部であり、搬送されてきた記録紙に、現像された潜像を転写する。216は定着部であり、転写部215により記録紙に転写された現像剤を定着させて、記録紙上に上記潜像を定着させる。217は排出ローラであり、記録紙を排出する。218はフラッパであり、通常の片面記録の場合、両面記録の場合及び多重記録の場合を切り換える。219は再給紙搬送路であり、両面記録又は多重記録を選択し、フラッパ218により搬送路が変更された場合に、既に記録された記録紙を搬送する搬送路である。220はソータであり、複数の仕分けのためのソータビン221を有し、記録紙の仕分けをすることができる。また、仕分けされた記録紙をホチキス止めするステイプルをすることもできる。221はレーザドライバであり、上述したレーザ発光部210を駆動制御し、レーザ光が任意に制御される。
【0020】
次に、操作部102について、図3を参照して説明する。ここで、図3は、操作部102のキー配列について説明するための説明図である。
【0021】
本発明の画像処理システムにおける画像処理装置は、コピー機能、ファクシミリ機能及びパーソナルボックス機能を有しており、ユーザが操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちから必要な機能を選択することができる。
【0022】
図3において、301は主電源ランプであり、電源オン時に点灯する。ここで、図示していない電源スイッチが本体の側面に配置され、本体の通電が制御されている。302は、予熱キーであり予熱モードのオン・オフに使用する。303は、コピーモードキーであり、複数の機能の中からコピーをする機能であるコピーモードを選択するときに使用する。304は、ファックスモードキーであり、複数の機能の中からファクシミリ通信をする機能であるファクシミリモードを選択する場合に使用する。305は、パーソナルキーボックスキーであり、複数の機能の中からパーソナルボックス機能を利用するパーソナルボックスモードを選択する場合に使用する。306は、コピースタートキーであり、コピーの開始を指示したい場合に使用する。307は、ストップキーであり、コピーを中断したり、中止したりする場合に使用する。308は、リセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。309は、ガイドキーであり、画像入出力装置の各機能を知りたい場合に使用する。310は、ユーザモードキーであり、ユーザがシステムの基本設定を変更する場合に使用する。311は、割り込みキーであり、コピー中に割り込みをしてコピーをしたい場合に使用する。312は、テンキーであり、数値の入力を行う場合に使用する。313は、クリアキーであり、上記入力した数値等をクリアする場合に使用する。314は、20個のワンタッチダイヤルキーであり、ファクシミリ送信において、一回の操作であるワンタッチでダイヤルする場合に使用する。315は、2枚組のフタであり、ワンタッチダイヤルキー314の各キー部分がくり抜かれた形状の二重のフタになっている。図示されていないセンサースイッチにより、2枚のフタが閉じられた第1の状態、1枚のフタだけが開いた第2の状態、及び2枚のフタが開いた第3の3種類のフタの開閉状態が検出される。そこで、3種類のフタの開閉状態と組み合わせて、ワンタッチダイヤルキー314の各キーの役割が決定されるので、本発明の実施の形態では、キーが20×3=60個存在するのと同等の効果を持つことになる。316は、液晶画面と、タッチセンサとの組み合わせからなるタッチパネルであり、各モード毎に個別の設定画面が表示され、更に、描画されたキーに触れることでそのキーの入力と認識され、各種の詳細な設定を行うことが可能である。
【0023】
ユーザが画像入出力装置画像処理装置の操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちからコピー機能を選択した場合、ユーザがコピースタートキー306を押すと、リーダ部103の動作により、原稿が画像データにされ、プリンタ部104へ転送される。そして、プリンタ部104により、転送された画像データが記録紙にプリントアウトされる。
【0024】
また、ユーザが画像処理装置100の操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちからファクシミリ機能を選択した場合、ファクシミリ送信及びファクシミリ受信をするファクシミリ通信が可能となる。すなわち、ファクシミリ送信をする場合には、リーダ部103の動作により、原稿が画像データにされ、画像入出力制御部105の制御部109動作により、制御された画像データは、ファクシミリ部106によりデータを圧縮され、電話回線113を介して、ファクシミリ送信先へ転送される。一方、ファクシミリ受信をする場合には、電話回線113を介して、画像圧縮データが受信され、ファクシミリ部106により画像圧縮データが伸長され、画像データとされた後、制御部109により制御された画像データはリーダ部103を通り、プリンタ部104へ転送される。そして、プリンタ部104により、転送された画像データが記録紙にプリントアウトされる。
【0025】
また、ユーザが画像処理装置100の操作部102を操作することにより、これら複数の機能のうちからパーソナルボックス機能を選択した場合については、後述する。
【0026】
次に、画像入出力制御部105のハードディスク108について、図4を参照して説明する。ここで、図4は、ハードディスク108の論理的な使用方法について説明するための説明図である。図4に示すように、本発明の実施の形態においては、ハードディスクの記憶領域をテンポラリ領域401と、パーソナルボックス領域402に論理的に分けている。テンポラリ領域401は、画像データの出力順序を変更したり、複数部出力においても一回のスキャンで出力可能とするため画像データを一時的に記憶する記憶領域である。つまり、制御部109により制御されるデータを記憶するための記憶領域である。パーソナルボックス領域402は、パーソナルボックス機能を使用するための記憶領域であり、分割されたボックス403〜407を有している。
【0027】
ここで、パーソナルボックス機能とは、文書をプリントアウトする場合、パーソナルコンピュータ等のホストやスキャナ、あるいは画像データサーバからデジタル画像処理システムのハードディスクの記憶領域を指定して画像を転送し、記録紙(用紙)への出力は画像入出力装置の操作部から行うという機能である。
【0028】
ボックス403〜407は各ユーザ毎に割り当てられ、各ボックスにはボックス名とパスワードを付けることができる。ユーザはボックス名を指定することで各ボックスにアクセスすることができ、また、パスワードを入力し、本人かどうかの認証をしたあとでないと実際にボックスの中を見たり、記録紙(用紙)に出力することはできない。
【0029】
図7において、701は各ボックスの情報を示すボックス情報表示であり、ボックスナンバーとボックス名、ドキュメント(文書、又は原稿)数が表示される。タッチパネル316上のボックスナンバーは、ボタンになっており、このボックスナンバーの表示に触れることにより開くボックスを選択することができる。また、各ボックスは、上述したハードディスク108のボックス403乃至407と一対一に対応しており、ここで、ボックスを選択することは、対応するハードディスク108のパーソナルボックス領域にあるボックスを選択することになる。
【0030】
702、703はそれぞれ上下のカーソルキーであり、一画面に表示できない数のボックスが存在した場合、ボックス情報表示701を上下にスクロールさせることができる。704は終了キーであり、図7の画面を終了させ、その前画面である標準画面に戻すときに使用する。
【0031】
あるボックスナンバーのタッチパネル316の該当個所を触れると、開くボックスを指定することとなり、タッチパネル316は図8の画面を表示する。パスワード入力画面である図8において、801は取消キーであり、パスワード入力をやめるときに使用する。従って、801に触れると図7の画面に戻る。802は、OKキーであり、入力したパスワードの認証開始の指示を与える。
【0032】
図8の画面において、操作部102のテンキー312よりパスワードを入力し、パスワード入力終了後802を押すと、認証が開始され、入力されたパスワードの正誤判定が行われる。パスワードが間違っていた場合、本人と認証されずに、パスワード誤入力表示をする。その後、図8のパスワード入力画面に戻る。
【0033】
入力したパスワードが正しい場合、タッチパネルの表示が図9の画面に移行する。選択したボックス内に記憶されている複数のドキュメント(文書、又は原稿)から記録紙(用紙)に出力する一つのドキュメントを選択する。選択した一つのボックスに記憶するドキュメントを選択する画面である図9において、901はボックス内のドキュメント情報表示であり、ドキュメントの記憶された日時及びそのドキュメントのファイル名が表示されている。また、現在選択されているドキュメントは反転表示され、ファイル名に触れることにより選択されているドキュメントを変更することができる。例えば、図9では、ファイル名1のドキュメントが選択されている。902及び903はそれぞれ上下のカーソルキーであり、一画面に表示できない数のドキュメントが存在した場合、ドキュメント情報表示901を上下にスクロールさせることができる。904はプリントキーであり、ドキュメントを選択した後にこのキーを押すことにより、記録紙(用紙)に出力することができる。905は消去キーであり、ボックス内のドキュメントを記録紙(用紙)に出力せずに消去する場合に使用する。906は、閉じるキーであり、図9の画面を閉じる場合に使用し、閉じることで図7の画面に移行する。
【0034】
次に、上記図9に示すプリントキー904を押された場合、選択されたドキュメントの各ページを、設定した枚数についてプリント出力することができる。
【0035】
次に本発明の実施の形態において、問題用紙の解答部分と採点部分の記述を消去する手段について、図5の画像処理部のブロック図と、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0036】
まず、ステップ1001では、リーダ部103にて画像の読み取りを行う。次に画像処理部111で画像データに対して画像処理を行う。図5において、501は汎用画像処理回路であり、画像の地を飛ばしたり、文字強調、フィルタ処理等を行う。502は領域判別回路であり、画像の各画素がどの領域に属すかを判別する。503は画像消去回路であり、画素毎に画像データを消去する。ステップ1002〜1006は領域判定回路502の動作を示したものである。ステップ1002において、画像中の注目画素が解答領域であると判定された場合、ステップ1003で、解答領域であるというフラグがセットされる。ステップ1004において、採点領域であると判定された場合、ステップ1005で、採点領域であるというフラグがセットされる。それ以外の領域はステップ1006で通常領域であるというフラグがセットされる。その後、ステップ1008において、解答領域フラグか採点領域フラグがセットされている画素に対して、画像消去の処理を行う。ステップ1008では1ページ分の処理が終了したかを判定し、ステップ1002〜1007を繰り返す。1ページ分の処理が終了した場合には、ステップ1009において、図1におけるメモリ106に制御部109を介して、画像データの格納を行う。ステップ1010において、全てのページが終了したかどうかを判定し、残りのページがある場合には、ステップ1001〜1009を繰り返す。最後に、ステップ1011にて画像をプリンタ部104で出力する。問題用紙の画像データ中の領域判定は、例えば、所定の領域が問題、解答、採点領域であらかじめ決められているように構成しても良いし、解答部は青いペン、採点部は赤いペンで記述されるようにし、色判定によって処理を行っても良い。または、手書き文字を認識するような構成にて、領域を判定しても良い。
【0037】
上述した処理によって、図11に示した解答済みの問題用紙は、図12に示した未解答状態の問題用紙となって出力される。
【0038】
(実施例2)
実施例1において、画像処理部111を図6のような構成とすることもできる。
【0039】
図6の画像処理部111において、601は汎用画像処理回路であり、画像の地を飛ばしたり、文字強調、フィルタ処理等を行う。602は領域判別回路であり、画像の各画素がどの領域に属すかを判別する。603は画像消去回路であり、画素毎に画像データを消去する。604は正誤判定回路であり、画像中の採点部における○×のいずれであるかを判定し、×である場合に対応する問題領域のみメモリ106に格納するよう、制御部109に通知を行う。その結果、図13の左に示す4枚の問題用紙を読み込み、誤解答した問題部分を集めて、未解答状態の1枚の問題用紙として図13の右に示された状態で再構成する。図13右の問題用紙に示す通り、1枚目の問題2、4、5、2枚目の問題5、3枚目の問題1,44枚目の問題1,3が再構成されて1枚の問題用紙に出力されている。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施形態の画像処理装置の概略構成図。
【図2】本発明の実施形態の画像入出力部の構成を示す断面図。
【図3】本発明の実施形態の画像入出力部の操作部の説明図。
【図4】本発明の実施形態の画像入出力制御部のハードディスクの論理的な使用方法について説明するための説明図。
【図5】本発明の実施形態の画像処理部のブロック図。
【図6】本発明の実施例2の画像処理部のブロック図。
【図7】本発明の実施形態のボックス選択画面。
【図8】本発明の実施形態のボックス使用時のパスワード入力画面。
【図9】本発明の実施形態のボックス使用時のファイル選択画面。
【図10】本発明の実施形態の動作を説明するフローチャート。
【図11】本発明の実施形態の入力する問題用紙の一例。
【図12】本発明の実施形態の出力された問題用紙の一例。
【図13】本発明の実施例2の入力と出力例。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原稿を読み取る原稿読み取り手段と、読み取った画像より、手書き文字を判別する文字判別手段と、前記文字判別手段により、手書き文字であると判別された領域を消去する画像消去手段と、元画像から手書き文字を消去した消去処理済み画像を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置。
【請求項2】
前記原稿が学校や塾等で使用されるテストや問題用紙であり、解答済みの問題用紙を読み取り、解答した部分を消去して、画像出力を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
画像消去は、問題用紙中の所定の解答領域に対して行われることを特徴とする請求項2の画像処理装置。
【請求項4】
画像消去は、問題用紙中の活字部分とは異なる色で記述された解答部分の手書き文字に対して行われることを特徴とする請求項2の画像処理装置。
【請求項5】
複数の問題用紙を読み取り、問題用紙中の正解と不正解の問題を識別する識別手段と、前記識別手段により、不正解の問題を抽出し、手書き文字を消去し、1枚あるいは複数の出力用紙に出力することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項1】
原稿を読み取る原稿読み取り手段と、読み取った画像より、手書き文字を判別する文字判別手段と、前記文字判別手段により、手書き文字であると判別された領域を消去する画像消去手段と、元画像から手書き文字を消去した消去処理済み画像を出力する画像出力手段とを有する画像処理装置。
【請求項2】
前記原稿が学校や塾等で使用されるテストや問題用紙であり、解答済みの問題用紙を読み取り、解答した部分を消去して、画像出力を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
画像消去は、問題用紙中の所定の解答領域に対して行われることを特徴とする請求項2の画像処理装置。
【請求項4】
画像消去は、問題用紙中の活字部分とは異なる色で記述された解答部分の手書き文字に対して行われることを特徴とする請求項2の画像処理装置。
【請求項5】
複数の問題用紙を読み取り、問題用紙中の正解と不正解の問題を識別する識別手段と、前記識別手段により、不正解の問題を抽出し、手書き文字を消去し、1枚あるいは複数の出力用紙に出力することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−243141(P2006−243141A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−55829(P2005−55829)
【出願日】平成17年3月1日(2005.3.1)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年3月1日(2005.3.1)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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