説明

画像形成システム装置

【課題】画像形成装置に複数の用紙後処理装置を順に連結して設置するとき、用紙後処理装置の誤連結を防止する。
【解決手段】複写機、ファクシミリ、プリンタ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に、上流側に設ける画像形成装置または用紙後処理装置に取り付ける装置連結部材を用いて、インサータ装置、多機能折り装置、スタッカ装置、フィニッシャ装置、多機能パンチ装置、くるみ製本装置、中綴じ製本装置などの複数の用紙後処理装置を順に連結してなる画像形成システム装置において、用紙後処理装置を、その所定連結順位に応じて、基準ピン23やねじ孔22aの位置などが異なる形状の装置連結部材20を用いて連結してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に、上流側に設ける画像形成装置または後処理装置に取り付ける装置連結部材を用いて、インサータ装置、多機能折り装置、スタッカ装置、フィニッシャ装置、多機能パンチ装置、くるみ製本装置、中綴じ製本装置などの複数の用紙後処理装置を順に連結してなる画像形成システム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置等の上流装置に後処理装置等の下流装置を連結するときは、例えば特許文献1に記載されるような構成としていた。すなわち、下流装置に同梱する装置連結部材を、上流装置の排紙位置にねじ止め固定して後、下流装置の用紙受け入れ側でステーに取り付けた下流側連結部材に固定するなどして、上流装置に下流装置を連結していた。
【0003】
画像形成装置に複数の用紙後処理装置を順に連結するときには、例えば特許文献2に記載されるように、同形状の装置連結部材を使用し、複数の用紙後処理装置を順に連結して連続して設置していた。
【0004】
【特許文献1】特開2002−128319号公報
【特許文献2】特開2005−3782号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、このような従来の画像形成システム装置では、画像形成装置に複数の用紙後処理装置を順に連結して設置するとき、連結順位を違えても、連結可能である問題があった。
【0006】
そこで、この発明の第1の目的は、画像形成装置に複数の用紙後処理装置を順に連結して設置するとき、用紙後処理装置の誤連結を防止することにある。
【0007】
この発明の第2の目的は、部品形状の簡単な設計変更で、用紙後処理装置の誤連結を有効に防止することにある。
【0008】
この発明の第3の目的は、互いに置き換え使用する用紙後処理装置の連結順位を誤らないようにすることにある。
【0009】
この発明の第4の目的は、連結順位を入れ替え可能な用紙後処理装置の連結順位の入れ替えを可能とすることにある。
【0010】
この発明の第5の目的は、順に連結する用紙後処理装置の連結位置の微調整を可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
請求項1に記載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
複写機、ファクシミリ、プリンタ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に、用紙搬送方向上流側に設ける画像形成装置または用紙後処理装置に取り付ける装置連結部材を用いて、インサータ装置、多機能折り装置、スタッカ装置、フィニッシャ装置、多機能パンチ装置、くるみ製本装置、中綴じ製本装置などの複数の用紙後処理装置を順に連結してなる画像形成システム装置において、
前記用紙後処理装置を、その所定連結順位に応じて、すなわち第何番目に連結するかによって、例えば基準ピンの位置を異ならしめたり、装置連結部材の取付ねじのねじ孔位置を異ならしめたりした異なる形状の前記装置連結部材を用いて連結してなることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載の画像形成システム装置において、前記装置連結部材に上流装置である画像形成装置や用紙後処理装置にねじ止めするねじ孔を設け、そのねじ孔位置を前記用紙後処理装置の所定連結順位に応じて異ならしめてなることを特徴とする。装置連結部材を取り付ける上流装置には、当然に、装置連結部材のねじ孔に対応してねじ孔を設ける。
【0013】
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の画像形成システム装置において、前記用紙後処理装置と、同一所定連結順位でそれと置き換え使用する別の用紙後処理装置とを、同一形状の前記装置連結部材を用いて連結可能としてなることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載の画像形成システム装置において、連結順位を入れ替え可能な前記用紙後処理装置を、同一形状の前記装置連結部材を用いて連結可能としてなることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像形成システム装置において、前記上流装置に対する前記装置連結部材の取り付け位置を、用紙搬送方向と直交する方向に移動調整自在としてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の画像形成システム装置によれば、用紙後処理装置を、その所定連結順位に応じて、異なる形状の装置連結部材を用いて連結してなるので、画像形成装置に複数の用紙後処理装置を順に連結して設置するとき、連結順位を間違えると、装置連結部材を用いてうまく連結することができなくなり、用紙後処理装置の誤連結を防止することができる。
【0017】
請求項2に記載の画像形成システム装置によれば、装置連結部材に上流装置にねじ止めするねじ孔を設け、そのねじ孔位置を用紙後処理装置の所定連結順位に応じて異ならしめてなるので、画像形成装置に複数の用紙後処理装置を順に連結して設置するとき、連結順位を間違えると、上流装置のねじ孔と装置連結部材のねじ孔とが合わなくなり、部品形状の簡単な設計変更で、装置連結部材を用いてうまく連結できないようにして、用紙後処理装置の誤連結を有効に防止することができる。
【0018】
請求項3に記載の画像形成システム装置によれば、用紙後処理装置と、同一所定連結順位でそれと置き換え使用する別の用紙後処理装置とを、同一形状の装置連結部材を用いて連結可能としてなるので、排他的に互いに置き換え使用する用紙後処理装置を同じ連結順位に配置してその連結順位を誤らないようにすることができる。
【0019】
請求項4に記載の画像形成システム装置によれば、連結順位を入れ替え可能な用紙後処理装置を、同一形状の装置連結部材を用いて連結可能としてなるので、例えば同種類の用紙後処理装置のように、連結順位を入れ替え可能な用紙後処理装置を連続して連結するとき、その連結順位の入れ替えを可能として高生産性や高積載対応を可能とすることができる。
【0020】
請求項5に記載の画像形成システム装置によれば、上流装置に対する装置連結部材の取り付け位置を、用紙搬送方向と直交する方向に移動調整自在としてなるので、順に連結する用紙後処理装置がそれぞれ狙い通りの連結位置にない場合に、狙い通りの連結位置となるように微調整可能とし、用紙ジャムの発生や用紙へのダメージの発生をなくすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明による画像形成システム装置の一例のシステム構成を示す。
【0022】
図中符号10は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、またはそれらの複合機などの画像形成装置である。画像形成装置10には、4つの用紙後処理装置を順に連結してなる。図示例では、4つの用紙後処理装置を順に連結するが、もちろん4つに限らず、3つや5つ以上の用紙後処理装置を順に連結するようにしてもよい。
【0023】
まず、画像形成装置10の直ぐ下流には、中綴じや端綴じの用紙束の表紙、合紙などを挿入するインサータ装置11を連結する。次いで、インサータ装置11の直ぐ下流には、用紙をZ折りしたり三つ折りしたりする多機能折り装置12を連結する。それから、多機能折り装置12の直ぐ下流には、用紙を連続してスタックするスタッカ装置13を連結する。最後に、スタッカ装置13の直ぐ下流には、端綴じ、シフトスタックなどを行うフィニッシャ装置14を連結する。この他にも、用紙後処理装置として、例えば多機能パンチ装置、くるみ製本装置、中綴じ製本装置などを連結することができる。
【0024】
図2には、画像形成装置10の左側面を示す。
図示するように、画像形成装置10の左側面には、画像形成済みの用紙を排出する横に細長な排紙口15をあけ、そのまわりには、手前側に2つのねじ孔16a、16bを設け、また奥側に2つのねじ孔16c、16dを設ける。符号17は、底面に取り付けて複数設けるキャスタである。
【0025】
図3には、インサータ装置11に同梱する、すなわち一緒に梱包する製品連結部材である。
製品連結部材20は、板金材を、画像形成装置10の排紙口15を囲む大きさの門形状とし、両側の内側縁から直角に曲げ起こして折り曲げ片21a、21bを設ける。そして、それぞれ画像形成装置10のねじ孔16a、16b、16c、16dに対応するようにねじ孔22a、22b、22c、22dをあけ、ねじ孔22cの近くには基準ピン23を立て、また折り曲げ片21a、21bには下向きに開口する一定幅の切欠き24a、24bを設けてなる。
【0026】
図4には、図3に示す製品連結部材20を、図2に示す画像形成装置10の左側面に取り付けた状態を示す。
図示するように、画像形成装置10の左側面から折り曲げ片21a、21bおよび基準ピン23が突出する向きとしてその左側面に製品連結部材20をあてがい、ねじ孔16a、16b、16c、16dにねじ孔22a、22b、22c、22dを合わせ、ねじ孔22a、22b、22c、22dにそれぞれ取付ねじ25a、25b、25c、25dを挿入してねじ孔16a、16b、16c、16dにねじ込み、製品連結部材20を画像形成装置10の左側面に取り付ける。
【0027】
図5には、インサータ装置11の用紙受け入れ側の構成を示す。
図5において、符号30は前側板、31は後側板である。前側板30には、切欠き24aとほぼ等しい幅の嵌合孔32aをあける。他方、後側板31には、切欠き24bとほぼ等しい幅の嵌合孔32bをあけ、また基準ピン23が緩みなくはまり込む幅の基準長孔33をあける。そのような前側板30と後側板31間には、ステー34を組み付けてなる。
【0028】
ステー34には、下流側連結部材35を重ね合わせる。下流側連結部材35には、手前側と後側に、傾斜するガイド孔36a、36bをあけ、それらのガイド孔36a、36bを通して段付ねじ37a、37bをステー34にねじ付ける。下流側連結部材35は、手前側と後側に、手前から後に向けてガイドピン38a、38bを支持してなる。ガイドピン38a、38bは、切欠き24a、24bおよび嵌合孔32a、32bに緩みなくはまり込む径とする。
【0029】
図6には、インサート装置11に製品連結部材20を連結した状態を示す。
図示するように、製品連結部材20の折り曲げ片21a、21bを前側板30と後側板31間に入れ、切欠き24a、24bを嵌合孔32a、32bに合わせ、下流側連結部材35を手前から後に向けて押してガイド孔36a、36bと段付ねじ37a、37bとの係合により平行移動しながら上昇し、ガイドピン38a、38bをそれぞれ切欠き24a、24bを通して嵌合孔32a、32bにはめ込み、画像形成装置10に取り付ける装置連結部材20を用いて画像形成装置10にインサータ装置11を連結する。
【0030】
図7には、画像形成装置10にインサータ装置11を連結したときの互いの前後方向の位置決めを示す。
図示するように、画像形成装置10にインサータ装置11を連結したとき、製品連結部材20の基準ピン23がインサータ装置11の後側板31にあけた基準長孔33にはまり込み、画像形成装置10に対してインサータ装置11の前後位置が正確に位置決めされるようになっている。
【0031】
さて、図2〜7では、画像形成装置10にインサータ装置11を連結する場合について説明したが、インサータ装置11に多機能折り装置12を連結するときも、多機能折り装置12にスタッカ装置13を連結するときも、またスタッカ装置13にフィニッシャ装置14を連結するときも、同様に上流装置に取り付ける装置連結部材20を用いて下流側の用紙後処理装置を順に連結してなる。
【0032】
ただし、図示例の画像形成システム装置では、用紙後処理装置を、その所定連結順位に応じて、第何番目に連結するかによって、基準ピン23の位置が異なる装置連結部材20を用いて連結してなる。当然、基準ピン23の位置に合わせて、それぞれの基準ピン23がはまり込むことができるように下流装置の基準長孔33の位置も違えてなる。よって、上流装置である画像形成装置10または用紙後処理装置に製品連結部材20を一度ねじ止め固定すると、上流装置と下流装置の連結を切り離しても、同じ所定連結順位でしか再連結できないようになっている。
【0033】
図8〜12には、この発明による画像形成システム装置の他例を示す。図8には、最上流装置である画像形成装置10の左側面を示す。
図示するように、画像形成装置10の左側面には、画像形成済みの用紙を排出する横に細長な排紙口15をあけ、そのまわりには、手前側に上下に並べて4つのねじ孔16a、16e、16f、16gと、少し離して1つのねじ孔16bを設け、また奥側に2つのねじ孔16c、16dを設ける。符号17は、同様にキャスタである。
【0034】
図9には、インサータ装置11の製品連結部材20と画像形成装置10の互いのねじ孔の位置関係を示す。
インサータ装置11の製品連結部材20の手前側には、図示するごとく、画像形成装置10の手前側のねじ孔16a、16bに対応してねじ孔22a、22bを設ける。
【0035】
図10には、多機能折り装置12の製品連結部材20Aとインサータ装置11の互いのねじ孔の位置関係を示す。
図示するように、インサータ装置11の左側面手前側には、上下に並べて4つのねじ孔40a、40e、40f、40gと、少し離して1つのねじ孔40bを設けてなる。他方、多機能折り装置12の製品連結部材20Aの手前側には、図示するごとく、インサータ装置11の手前側のねじ孔40e、40bに対応してねじ孔41a、41bを設ける。
【0036】
図11には、スタッカ装置13の製品連結部材20Bと多機能折り装置12の互いのねじ孔の位置関係を示す。
図示するように、多機能折り装置12の左側面手前側には、上下に並べて3つのねじ孔42e、42f、42gと、少し離して1つのねじ孔42bを設けてなる。他方、スタッカ装置13の製品連結部材20Bの手前側には、図示するごとく、多機能折り装置12の手前側のねじ孔42f、42bに対応してねじ孔43a、43bを設ける。多機能折り装置12の左側面手前側には、インサータ装置11の製品連結部材20のねじ孔22aに合致するねじ孔を有しないから、多機能折り装置12の下流にインサータ装置11を連結することはできない構成となっている。
【0037】
図12には、フィニッシャ装置14の製品連結部材20Cとスタッカ装置13の互いのねじ孔の位置関係を示す。
図示するように、スタッカ装置13の左側面手前側には、上下に並べて2つのねじ孔44f、44gと、少し離して1つのねじ孔44bを設けてなる。他方、フィニッシャ装置14の製品連結部材20Cの手前側には、図示するごとく、フィニッシャ装置14の手前側のねじ孔44g、44bに対応してねじ孔45a、45bを設ける。スタッカ装置13の左側面手前側には、インサータ装置11の製品連結部材20のねじ孔22aや多機能折装置12の製品連結部材20Aのねじ孔41aに合致するねじ孔を有しないから、スタッカ装置13の下流にインサータ装置11や多機能折り装置12を連結することはできない構成となっている。
【0038】
以上のとおり、図8〜12に示す例では、第何番目に連結するかによって、装置連結部材の取付ねじのねじ孔の位置を異ならしめた、異なる形状の装置連結部材20、20A、20B、20Cを用いて、用紙後処理装置を順に連結する。これにより、上流装置である画像形成装置10または用紙後処理装置に製品連結部材20を一度ねじ止め固定すると、上流装置と下流装置の連結を切り離しても、同じ所定連結順位でしか再連結できないようになっている。
【0039】
図13には、図1に示す画像形成システム装置のスタッカ装置13に代えて、そのスタッカ装置13と排他的に使用可能なくるみ製本装置50を使用した画像形成システム装置を示す。
このとき、スタッカ装置13と、同一所定連結順位でそれと置き換え使用するくるみ製本装置50とは、同一形状の装置連結部材20Bを用いて連結するようにする。このようにすると、排他的に互いに置き換え使用するスタッカ装置13とくるみ製本装置50を同じ連結順位に配置してその連結順位を誤らないようにすることができる。
【0040】
図14には、図1に示す画像形成システム装置のスタッカ装置13を連続して連結する画像形成システム装置を示す。
この画像形成システム装置によっては、装置連結部材として同じ形状の装置連結部材20Bを使用して2つのスタッカ装置13を連続して設置する。そして、第1番目、第2番目、第3番目か第4番目、第5番目に連結するかによって、異なる形状の装置連結部材20、20A、20B、20Cを用い、用紙後処理装置を順に連結する。
【0041】
図8〜12に示すような構成とすると、スタッカ装置13が具備する製品連結部材20Bは、スタッカ装置13の排紙口側のねじ孔位置に対応しており、スタック装置13を連続して連結することが可能である。このように、連結順位を入れ替え可能な用紙後処理装置は、同一形状の装置連結部材を用いて連結すると、例えばスタッカ装置13のような同種類の用紙後処理装置のように、連結順位を入れ替え可能な用紙後処理装置を連続して連結するとき、その連結順位の入れ替えを可能として高生産性や高積載対応を可能とすることができる。
【0042】
図15には、製品連結部材20の別例を示す。
この図15に示す例では、製品連結部材20にあけるねじ孔16a、16b、16c、16dを前後方向に長い長孔とする。このようにすると、上流装置に対する装置連結部材20の取り付け位置を、用紙搬送方向と直交する方向に移動調整自在として、順に連結する用紙後処理装置がそれぞれ狙い通りの連結位置にない場合に、狙い通りの連結位置となるように微調整可能とし、用紙ジャムの発生や用紙へのダメージの発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明による画像形成システム装置の一例のシステム構成図である。
【図2】図1に示す画像形成システム装置の画像形成装置の左側面図である。
【図3】同画像形成システム装置のインサータ装置に同梱する製品連結部材の斜視図である。
【図4】図3に示す製品連結部材の、図2に示す画像形成装置の左側面に対する取付状態図である。
【図5】インサータ装置の用紙受け入れ側の構成を示す斜視図である。
【図6】インサート装置に製品連結部材を連結した状態を示す斜視図である。
【図7】画像形成装置にインサータ装置を連結したときの互いの前後方向の位置決めを示す斜視図である。
【図8】この発明による画像形成システム装置の他例を示すもので、最上流装置である画像形成装置の左側面図である。
【図9】その画像形成システム装置のインサータ装置の製品連結部材と画像形成装置の互いのねじ孔の位置関係図である。
【図10】同画像形成システム装置の多機能折り装置の製品連結部材とインサータ装置の互いのねじ孔の位置関係図である。
【図11】同画像形成システム装置のスタッカ装置の製品連結部材と多機能折り装置の互いのねじ孔の位置関係図である。
【図12】同画像形成システム装置のフィニッシャ装置の製品連結部材とスタッカ装置の互いのねじ孔の位置関係図である。
【図13】図1に示す画像形成システム装置のスタッカ装置に代えて、そのスタッカ装置と排他的に使用可能なくるみ製本装置を使用した画像形成システム装置のシステム構成図である。
【図14】図1に示す画像形成システム装置のスタッカ装置を連続して連結する画像形成システム装置のシステム構成図である。
【図15】この発明による画像形成システム装置で使用する製品連結部材の別例を示す図である。
【符号の説明】
【0044】
10 画像形成装置
11 インサータ装置(用紙後処理装置)
12 多機能折り装置(用紙後処理装置)
13 スタッカ装置(用紙後処理装置)
14 フィニッシャ装置(用紙後処理装置)
15 排紙口
16a、16b、16c、16d、16e、16f、16g ねじ孔
20、20A、20B、20C 製品連結部材
21a、21b 折り曲げ片
22a、22b、22c、22d ねじ孔
23 基準ピン
24a、24b 切欠き
25a、25b、25c、25d 取付ねじ
32a、32b 嵌合孔
33 基準長孔
40a、40b、40e、40f、40g ねじ孔
41a、41b ねじ孔
42b、42e、42f、42g ねじ孔
43a、43b ねじ孔
44b、44f、44g ねじ孔
45a、45b ねじ孔
50 くるみ製本装置(用紙後処理装置)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置に、上流装置に取り付ける装置連結部材を用いて複数の用紙後処理装置を順に連結してなる画像形成システム装置において、
前記用紙後処理装置を、その所定連結順位に応じて、異なる形状の前記装置連結部材を用いて連結してなることを特徴とする画像形成システム装置。
【請求項2】
前記装置連結部材に上流装置にねじ止めするねじ孔を設け、そのねじ孔位置を前記用紙後処理装置の所定連結順位に応じて異ならしめてなることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成システム装置。
【請求項3】
前記用紙後処理装置と、同一所定連結順位でそれと置き換え使用する別の用紙後処理装置とを、同一形状の前記装置連結部材を用いて連結可能としてなることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成システム装置。
【請求項4】
連結順位を入れ替え可能な前記用紙後処理装置を、同一形状の前記装置連結部材を用いて連結可能としてなることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載の画像形成システム装置。
【請求項5】
前記上流装置に対する前記装置連結部材の取り付け位置を、用紙搬送方向と直交する方向に移動調整自在としてなることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1に記載の画像形成システム装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−281748(P2008−281748A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−125510(P2007−125510)
【出願日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【出願人】(000006932)リコーエレメックス株式会社 (708)
【Fターム(参考)】