説明

画像形成装置、画像形成システム、制御方法及びプログラム

【課題】情報処理装置の電源を切り忘れた場合でも、消費電力を抑制することが可能な画像形成システムを提供する。
【解決手段】少なくとも1つの情報処理装置(100-1〜100-n(nは、任意の整数))と、少なくとも1つの画像形成装置(200)と、がネットワーク(NW)を介して接続し、画像形成装置(200)は、画像形成装置(200)の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を管理する管理部(201)と、電源OFF時刻の履歴を基に、電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出部(202)と、平均電源OFF時刻に電源をONにしている情報処理装置(100-1〜100-n)の台数と画像形成装置(200)の使用状態とに応じて画像形成装置(200)の電源をOFFにする制御部(203)と、を有して構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワークの普及に伴い、PC(Personal Computer)等の情報処理装置をプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置と接続し、複数台の情報処理装置で少なくとも1台の画像形成装置を共用し、画像形成装置の有効活用が図られている。
【0003】
しかし、複数台の情報処理装置で画像形成装置を共用するため、どの情報処理装置のユーザが画像形成装置を使用するかがわからない。このため、画像形成装置の電源をONにさせたままの状態にすることが多くなり、無駄な電力を消費させてしまうことになる。
【0004】
近年では、画像形成装置においても省エネ要求が高まっており、例えば、特許文献1(特開2000-141831号公報)には、人手によらず、複数のコンピュータによって共有されるプリンタ等の共有機器の電源管理を行う技術について開示されている。
【0005】
上記特許文献1では、プリンタは、一定周期毎にネットワーク上のパソコンに対してPingコマンド等により応答要求を行い、少なくとも1つのパソコンから応答があった場合は、消費電力を考慮しない通常モードの設定を行い、いずれのパソコンからも応答がなかった場合は、消費電力をセーブするモードの設定または電源をオフする処理を実行することにしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記特許文献1の技術では、プリンタは、少なくとも1つのパソコンから応答があった場合は、通常モードの設定を行うため、パソコンの電源を切り忘れた場合は、プリンタは、そのパソコンから応答を常に受け続けることになり、消費電力をセーブすることができないことになる。即ち、上記特許文献1の技術では、パソコンの電源を切り忘れた場合は、画像形成装置の消費電力を抑制することができない。
【0007】
このため、パソコン(情報処理装置)の電源を切り忘れた場合でも、画像形成装置の消費電力を抑制することが可能な仕組みの開発が必要視されることになる。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、情報処理装置の電源を切り忘れた場合でも、消費電力を抑制することが可能な画像形成装置、画像形成システム、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
【0010】
<画像形成装置>
本発明にかかる画像形成装置は、
少なくとも1つの情報処理装置とネットワークを介して接続する画像形成装置であって、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を管理する時刻履歴管理手段と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出手段と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0011】
<画像形成システム>
本発明にかかる画像形成システムは、
少なくとも1つの情報処理装置と、少なくとも1つの画像形成装置と、がネットワークを介して接続して構成する画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を管理する時刻履歴管理手段と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出手段と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0012】
<制御方法>
本発明にかかる制御方法は、
少なくとも1つの情報処理装置とネットワークを介して接続する画像形成装置で行う制御方法であって、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を時刻履歴管理手段に記録して管理する時刻履歴管理工程と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出工程と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御工程と、
を有することを特徴とする。
【0013】
<プログラム>
本発明にかかるプログラムは、
少なくとも1つの情報処理装置とネットワークを介して接続する画像形成装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を時刻履歴管理手段に記録して管理する時刻履歴管理処理と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出処理と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御処理と、
を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、情報処理装置の電源を切り忘れた場合でも、消費電力を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本実施形態の画像形成システムのシステム構成例を示す図である。
【図2】本実施形態の画像形成装置200の処理動作例を示す図である。
【図3】第2の実施形態の画像形成装置200の処理動作例を示す図である。
【図4】第3の実施形態の画像形成装置200の処理動作例を示す図である。
【図5】第4の実施形態の画像形成システムのシステム構成例を示す図である。
【図6】第4の実施形態の画像形成装置200の処理動作例を示す図である。
【図7】第5の実施形態の画像形成装置200の処理動作例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<本実施形態の画像形成システムの概要>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の画像形成システムの概要について説明する。
【0017】
本実施形態の画像形成システムは、少なくとも1つの情報処理装置100-1〜100-n(nは、任意の整数)と、少なくとも1つの画像形成装置200と、がネットワークNWを介して接続して構成する画像形成システムである。
【0018】
本実施形態の画像形成装置200は、画像形成装置200の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を管理する管理部201と、電源OFF時刻の履歴を基に、電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出部202と、平均電源OFF時刻に電源をONにしている情報処理装置100-1〜100-nの台数と画像形成装置200の使用状態とに応じて画像形成装置200の電源をOFFにする制御部203と、を有して構成する。
【0019】
これにより、本実施形態の画像形成装置200は、平均電源OFF時刻に電源をONにしている情報処理装置100-1〜100-nの台数と画像形成装置200の使用状態とに応じて画像形成装置200の電源をOFFにすることができるため、情報処理装置100-1〜100-nの電源を切り忘れた場合でも、消費電力を抑制することができる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の画像形成システムについて詳細に説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
<画像形成システムのシステム構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の画像形成システムのシステム構成例について説明する。
【0021】
本実施形態の画像形成システムは、複数の情報処理装置100-1〜100-n(nは、任意の整数)と、1つの画像形成装置200と、がネットワークNWを介して接続して構成している。ネットワークNWは、有線、無線を問わずあらゆる通信形態が適用可能である。本実施形態では、ネットワークNW上に1つの画像形成装置200が存在し、その1つの画像形成装置200を複数の情報処理装置100-1〜100-nで共用する。
【0022】
情報処理装置100-1〜100-nは、PC(Personal Computer)等の機器であり、情報処理装置100-1〜100-nから画像形成装置200にジョブ(画像データ)を送信し、画像形成装置200で画像形成を行う。
【0023】
画像形成装置200は、MFP(Multi Function Printer)等の機器であり、情報処理装置100-1〜100-nから受け付けたジョブ(画像データ)を基に画像形成を行う。本実施形態の画像形成装置200は、図1に示すように管理部201と、算出部202と、制御部203と、を有して構成する。
【0024】
管理部201は、画像形成装置200の動作履歴とジョブ履歴とを記録して管理する。動作履歴とは、画像形成装置200の電源をONにした時刻(電源ON時刻)、画像形成装置200の電源をOFFにした時刻(電源OFF時刻)などの履歴情報が挙げられる。また、ジョブ履歴とは、ジョブを送信してきた情報処理装置100-1〜100-nに関する情報(情報処理装置のID等)、画像形成装置200においてジョブを実行した実行時刻、ジョブに関する情報(画像データ等)などの履歴情報が挙げられる。
【0025】
算出部202は、管理部201で管理する動作履歴に含まれる電源OFF時刻の履歴を基に、ある期間内の電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する。これにより、画像形成装置200のある期間内の平均電源OFF時間を算出することができる。
【0026】
制御部203は、算出部202で算出した平均電源OFF時刻に電源をONにしている情報処理装置100-1〜100-nの台数と、管理部201で管理する画像形成装置200の使用状態(ジョブ履歴)と、に応じて画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する。これにより、情報処理装置100-1〜100-nの電源を切り忘れた場合でも、消費電力を抑制することができる。
【0027】
<画像形成装置200の処理動作例>
次に、図2を参照しながら、本実施形態の画像形成装置200の処理動作例について説明する。なお、以下の処理動作では、情報処理装置100-1〜100-nを情報処理装置100として説明する。
【0028】
まず、制御部203は、画像形成装置200の動作履歴とジョブ履歴とを管理部201に記録して管理する(ステップA1)。
【0029】
次に、算出部202は、管理部201に記録して管理した画像形成装置200の動作履歴に含まれる電源OFF時刻を基に、統計処理を行い、ある期間内の電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する(ステップA2)。例えば、過去1ヶ月や3ヶ月といった期間内の電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する。なお、上記算出した平均電源OFF時刻に対して所定の時刻(α時刻)だけ加算した時刻を平均電源OFF時刻にすることが好ましい(平均電源OFF時刻=平均電源OFF時刻+α時刻)。これにより、画像形成装置200の平均電源OFF時間から所定の時刻(α時刻)だけ経過した場合に、後述する応答要求を開始することができる。
【0030】
次に、制御部203は、算出部202で算出した平均電源OFF時刻になった場合に、ネットワークNW上に存在する各情報処理装置100に対してPing等により応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップA3)。電源ON状態の情報処理装置100は、画像形成装置200からの応答要求に対して応答を返すため、制御部203は、応答があった情報処理装置100の台数を確認することで、電源ON状態の情報処理装置100の台数を確認することができる。
【0031】
制御部203は、応答があった情報処理装置100の台数が0の場合は(ステップA4/Yes)、電源ON状態の情報処理装置100の台数が0と判断し、現在の時刻(電源OFF時刻)を管理部201に記録し(ステップA8)、画像形成装置200の電源をOFFにする(ステップA9)。
【0032】
また、応答があった情報処理装置100の台数が0でない場合は(ステップA4/No)、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上であるか否かを判定する(ステップA5)。画像形成装置200は、ジョブ履歴を管理部201に記録して管理しているため、制御部203は、管理部201で管理するジョブ履歴を基に、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上経過しているか否かを判定することができる。
【0033】
制御部203は、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上である場合は(ステップA5/Yes)、画像形成装置200の電源をOFFにする旨を電源ON状態の情報処理装置100に送信し、画像形成装置200の電源をOFFにする旨のポップアップを情報処理装置100の表示部上に表示する(ステップA7)。その後、制御部203は、現在の時刻(電源OFF時刻)を管理部201に記録し(ステップA8)、画像形成装置200の電源をOFFにする(ステップA9)。
【0034】
また、制御部203は、ステップA5の判定条件を満たさない場合は(ステップA5/No)、予め設定した所定時間だけ待機し、その所定時間が経過した後に(ステップA6)、再度応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップA3)。
【0035】
なお、上記処理では、制御部203は、画像形成装置200の電源をOFFにする旨のポップアップを情報処理装置100の表示部上に表示した後に(ステップA7)、現在の時刻(電源OFF時刻)を管理部201に記録し(ステップA8)、画像形成装置200の電源をOFFにした(ステップA9)。しかし、画像形成装置200の電源をOFFにする旨のポップアップを情報処理装置100の表示部上に表示した後に(ステップA7)、画像形成装置200の電源をOFFにしない旨の要求を情報処理装置100から受け付けた場合は、画像形成装置200の電源をOFFにしないようにすることも可能である。なお、画像形成装置200の電源をOFFにしないようにした場合は、予め設定した所定時間だけ待機し、その所定時間が経過した後に(ステップA6)、再度応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認することが好ましい(ステップA3)。
【0036】
<本実施形態の画像形成システムの作用・効果>
このように、本実施形態の画像形成装置200は、画像形成装置200の動作履歴、ジョブ履歴を管理部201に記録して管理し、その動作履歴に含まれる電源OFF時刻の履歴を基に、平均電源OFF時刻を算出し、その算出した平均電源OFF時刻に、ネットワークNW上に存在する各情報処理装置100に対して応答要求を行う。そして、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、ジョブ履歴に含まれる最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上である場合は、画像形成装置200の電源をOFFにする。これにより、情報処理装置100の電源を切り忘れた場合でも、平均電源OFF時刻に電源をONにしている情報処理装置100の台数と画像形成装置200の使用状態(最終ジョブの状態)とに応じて画像形成装置200の電源をOFFにすることができるため、消費電力を抑制することができる。
【0037】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
【0038】
第1の実施形態では、画像形成装置200は、図2に示すように、ネットワークNW上に存在する各情報処理装置100に対してPing等により応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認することにした(ステップA3)。
【0039】
第2の実施形態では、ネットワークNW上に存在する各情報処理装置100の中から応答要求を行う情報処理装置100のグループを画像形成装置200に設定し、画像形成装置200は、図3に示すように、画像形成装置200に設定されたグループに該当する情報処理装置100に対してPing等により応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップB3)。
【0040】
例えば、個人使用のPC等の情報処理装置100は、夜でも画像形成装置200を使用する可能性が高い。しかし、CAD端末等の情報処理装置100は、夜に画像形成装置200を使用する可能性が低い。このため、ネットワークNW上に存在する情報処理装置100をある基準でグループ分けし、画像形成装置200を使用する可能性の高い情報処理装置100のグループを人手操作で予め画像形成装置200に設定し、画像形成装置200は、画像形成装置200に設定されたグループに該当する情報処理装置100に対してのみ応答要求を行う。これにより、ネットワークNW上に存在する各情報処理装置100の中で画像形成装置200を使用する可能性の高い情報処理装置100に対してのみ応答要求を行うことができる。その結果、応答要求の処理を効率的に行うことができる。なお、ステップA7のポップアップ表示は、画像形成装置200に設定されたグループに該当する情報処理装置100だけでなく、ネットワークNW上に存在する電源ON状態の各情報処理装置100に対して行うことが好ましい。
【0041】
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
【0042】
第2の実施形態では、応答要求を行う情報処理装置100のグループを予め画像形成装置200に設定し、図3に示すように、画像形成装置200に設定したグループに該当する情報処理装置100に対してのみ応答要求を行うことにした(ステップB3)。
【0043】
第3の実施形態では、図4に示すように、画像形成装置200に記録したジョブ履歴を基に、画像形成装置200の使用頻度が所定の値より高い情報処理装置100を特定し、その特定した情報処理装置100を応答要求対象の情報処理装置100として画像形成装置200に自動設定する(ステップC2)。そして、画像形成装置200は、その自動設定された応答要求対象の情報処理装置100に対して応答要求を行う(ステップC3)。ジョブ履歴には、ジョブを送信してきた情報処理装置100に関する情報(情報処理装置のID等)が含まれるため、画像形成装置200は、ジョブ履歴を基に、画像形成装置200の使用頻度が所定の値より高い情報処理装置100を特定することができる。
【0044】
例えば、ジョブ履歴に、A、B、Cの情報処理装置100のIDが記録されており、Aの情報処理装置100は画像形成装置200を5回使用した履歴があり、Bの情報処理装置100は画像形成装置200を3回使用した履歴があり、Cの情報処理装置100は画像形成装置200を1回使用した履歴があると仮定する。そして、所定の値として1回を設定した場合は、画像形成装置200の使用頻度が所定の値より高い情報処理装置100として、A、Bの情報処理装置100を特定することができる。A、Bの情報処理装置100を応答要求対象の情報処理装置100として画像形成装置200に自動設定し、画像形成装置200は、そのA、Bの情報処理装置100のIDを基に応答要求を行う。これにより、画像形成装置200の使用頻度が高い情報処理装置100に対してのみ応答要求を行うことができるため、応答要求の処理を効率的に行うことができる。また、第2の実施形態では、画像形成装置200を使用する可能性の高い情報処理装置100のグループを人手操作で予め画像形成装置200に設定することにした。しかし、第3の実施形態では、画像形成装置200に記録したジョブ履歴を基に、画像形成装置200の使用頻度が所定の値より高い情報処理装置100を画像形成装置200に自動設定することができるため、応答要求の処理を効率的に行うことができる。
【0045】
なお、上記処理では、ステップC2において応答要求対象の情報処理装置100を画像形成装置200に自動設定することにした。しかし、ステップC2の処理を開始する前に、ジョブ履歴を基に、応答要求対象の情報処理装置100を画像形成装置200に自動設定しておくことも可能である。
【0046】
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
【0047】
第1〜第3の実施形態では、図1に示すように、複数の情報処理装置100-1〜100-nで1台の画像形成装置200を共用する場合について説明した。
【0048】
第4の実施形態では、図5に示すように、複数の情報処理装置100-1〜100-nで複数台の画像形成装置200-1〜200-n(nは、任意の整数)を共用する場合について説明する。
【0049】
<画像形成システムのシステム構成例>
まず、図5を参照しながら、本実施形態の画像形成システムのシステム構成例について説明する。
【0050】
本実施形態の画像形成システムは、複数の情報処理装置100-1〜100-n(nは、任意の整数)と、複数の画像形成装置200-1〜200-n(nは、任意の整数)と、がネットワークNWを介して接続して構成している。本実施形態では、ネットワークNW上に複数の画像形成装置200-1〜200-nが存在し、その複数の画像形成装置200-1〜200-nを複数の情報処理装置100-1〜100-nで共用する。本実施形態の画像形成装置200-1〜200-nは、図1に示す画像形成装置200と同様に構成する。
【0051】
<画像形成装置200の処理動作例>
次に、図6を参照しながら、本実施形態の画像形成装置200の処理動作例について説明する。
【0052】
まず、各画像形成装置200は、自装置の動作履歴と、各画像形成装置200のジョブ履歴と、を記録して管理する(ステップD1)。各画像形成装置200は、自装置のジョブ履歴をネットワークNW上の他の画像形成装置200に送信することで、各画像形成装置200のジョブ履歴を記録することができる。
【0053】
次に、各画像形成装置200は、自装置の動作履歴に含まれる電源OFF時刻を基に、統計処理を行い、ある期間内の電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する(ステップD2)。
【0054】
次に、各画像形成装置200は、上記算出した平均電源OFF時刻になった場合に、ネットワークNW上に存在する各情報処理装置100に対してPing等により応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップD3)。
【0055】
各画像形成装置200は、応答があった情報処理装置100の台数が0の場合は(ステップD4/Yes)、電源ON状態の情報処理装置100の台数が0と判断し、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し、各画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する(ステップD13)。
【0056】
例えば、ある第1の画像形成装置200において、応答があった情報処理装置100の台数が0と判定した場合は(ステップD4/Yes)、第1の画像形成装置200は、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し、他の第2、第3の画像形成装置200に対して電源OFF要求を送信する。他の第2、第3の画像形成装置200は、第1の画像形成装置200から電源OFF要求を受け付けた場合に、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し、画像形成装置200の電源をOFFにする。そして、第1の画像形成装置200は、第2、第3の画像形成装置200が電源OFFになった場合に、第1の画像形成装置200の電源をOFFにする。これにより、第1の画像形成装置200は、応答があった情報処理装置100の台数が0と判定した場合は、第1〜第3の全ての画像形成装置200の電源をOFFにすることができる。
【0057】
また、応答があった情報処理装置100の台数が0でない場合は(ステップD4/No)、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上であるか否かを判定する(ステップD5)。画像形成装置200は、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上である場合は(ステップD5/Yes)、各画像形成装置200のジョブ履歴を基に、最終ジョブ履歴の実行時刻の最も早い画像形成装置200を特定する(ステップD6)。
【0058】
次に、画像形成装置200は、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200が自装置か否かを判定し(ステップD8)、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200が自装置である場合は(ステップD8/Yes)、画像形成装置200の電源をOFFにする旨を電源ON状態の情報処理装置100に送信し、画像形成装置200の電源をOFFにする旨のポップアップを情報処理装置100の表示部上に表示する(ステップD9)。その後、画像形成装置200は、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し(ステップD10)、画像形成装置200の電源をOFFにする(ステップD11)。
【0059】
また、画像形成装置200は、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200が自装置でない場合は(ステップD8/No)、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する(ステップD12)。例えば、ある第1の画像形成装置200において、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200が自装置ではなく、第2の画像形成装置200であると判定した場合は(ステップD8/No)、第1の画像形成装置200は、第2の画像形成装置200に対して電源OFF要求を送信する。第2の画像形成装置200は、第1の画像形成装置200から電源OFF要求を受け付けた場合に、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し、画像形成装置200の電源をOFFにする。これにより、第1の画像形成装置100は、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200の電源をOFFにするように制御することができる。画像形成装置200は、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200の電源をOFFにした後は、予め設定した所定時間だけ待機し、その所定時間が経過した後に(ステップD6)、再度応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップD3)。
【0060】
また、画像形成装置200は、ステップD5の判定条件を満たさない場合は(ステップD5/No)、予め設定した所定時間だけ待機し、その所定時間が経過した後に(ステップD6)、再度応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップD3)。
【0061】
<本実施形態の画像形成システムの作用・効果>
このように、本実施形態の画像形成装置200は、各画像形成装置200のジョブ履歴を管理し、そのジョブ履歴を基に、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200を特定し、その特定した画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する。これにより、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200から電源をOFFにすることができる。
【0062】
例えば、ネットワークNW上にA、B、Cの3台の画像形成装置200が存在していると仮定する。この場合、A、B、Cの各画像形成装置200は、各画像形成装置200のジョブ履歴を記録して管理する。また、各画像形成装置200の平均電源OFF時間がAは0時、Bは1時、Cは2時と仮定する。
【0063】
この場合、0時になった場合に、Aの画像形成装置200は応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップD3)。応答があった情報処理装置100の台数が0の場合は(ステップD4/Yes)、Aの画像形成装置200は、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し、A,B,Cの各画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する(ステップD13)。
【0064】
また、応答があった情報処理装置100の台数が0ではないが(ステップD4/No)、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上である場合は(ステップD5/Yes)、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200を特定する(ステップD7)。
【0065】
この時の各画像形成装置200の最終ジョブの実行時刻がAは21時、Bは22時、Cは23時である場合は、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200はAであり、自装置に該当するため(ステップD8/Yes)、Aの画像形成装置200は、Aの画像形成装置200の電源をOFFにする旨を電源ON状態の情報処理装置100に送信し、Aの画像形成装置200の電源をOFFにする旨のポップアップを情報処理装置100の表示部上に表示する(ステップD9)。その後、Aの画像形成装置200は、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し(ステップD10)、Aの画像形成装置200の電源をOFFにする(ステップD11)。
【0066】
なお、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上である条件を満たしていない場合は(ステップD5/No)、予め設定した所定時間だけ待機し、その所定時間が経過した後に(ステップD6)、再度応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップD3)。
【0067】
次に、1時になった場合に、Bの画像形成装置200は応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップD3)。応答があった情報処理装置100の台数が0の場合は(ステップD4/Yes)、Bの画像形成装置200は、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し、B,Cの各画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する(ステップD13)。
【0068】
また、応答があった情報処理装置100の台数が0ではないが(ステップD4/No)、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上である場合は(ステップD5/Yes)、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置を特定する(ステップD7)。
【0069】
この時の各画像形成装置200の最終ジョブの実行時刻がBは23時30分、Cは23時である場合は、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200はCであり、自装置に該当しないため(ステップD8/No)、Bの画像形成装置200は、Cの画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する(ステップD12)。そして、予め設定した所定時間だけ待機し、その所定時間が経過した後に(ステップD6)、再度応答要求を行い、応答があった情報処理装置100の台数を確認する(ステップD3)。
【0070】
この時、応答があった情報処理装置100の台数が0の場合は(ステップD4/Yes)、Bの画像形成装置200は、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し、Bの各画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する(ステップD13)。
【0071】
また、応答があった情報処理装置100の台数が0ではないが(ステップD4/No)、応答があった情報処理装置100の台数が所定の台数以下であり、且つ、最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定の時間以上である場合は(ステップD5/Yes)、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置を特定する(ステップD7)。
【0072】
この時に電源ONになっている画像形成装置200はBのみであるため、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置はBとなり、自装置に該当するため(ステップD8/Yes)、Bの画像形成装置200は、Bの画像形成装置200の電源をOFFにする旨を電源ON状態の情報処理装置100に送信し、Bの画像形成装置200の電源をOFFにする旨のポップアップを情報処理装置100の表示部上に表示する(ステップD9)。その後、Bの画像形成装置200は、現在の時刻(電源OFF時刻)を記録し(ステップD10)、Bの画像形成装置200の電源をOFFにする(ステップD11)。
【0073】
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。
【0074】
第4の実施形態では、図6に示すように、画像形成装置200毎に記録したジョブ履歴を基に、最終ジョブの実行時刻の早い画像形成装置200を特定し(ステップD7)、その特定した画像形成装置200の電源をOFFにするように制御した(ステップD8〜D12)。
【0075】
第5の実施形態では、図7に示すように、電力消費量の一番大きい画像形成装置200を特定し(ステップE7)、その特定した画像形成装置200の電源をOFFにするように制御する(ステップE8〜E12)。これにより、電力消費量の大きい画像形成装置200から電源をOFFすることができる。例えば、各画像形成装置200の電力消費量がAは3W、Bは2W、Cは1Wである場合は、電力消費量の一番大きい画像形成装置200としてAの画像形成装置200を特定する。
【0076】
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
【0077】
例えば、上述した本実施形態の画像形成装置200を構成する各部の制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
【0078】
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
【0079】
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。なお、リムーバブル記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
【0080】
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することになる。
【0081】
また、本実施形態における画像形成装置200は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
【符号の説明】
【0082】
100 情報処理装置
200 画像形成装置
201 管理部
202 算出部
203 制御部
NW ネットワーク
【先行技術文献】
【特許文献】
【0083】
【特許文献1】特開2000−141831号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの情報処理装置とネットワークを介して接続する画像形成装置であって、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を管理する時刻履歴管理手段と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出手段と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数が所定の台数以下であり、且つ、前記画像形成装置を最後に使用した最終ジョブの実行時刻からの経過時間が所定時間以上である場合に、前記画像形成装置の電源をOFFにすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記平均電源OFF時刻に、前記情報処理装置に応答要求を送信し、前記応答要求に対する応答を受け付けた前記情報処理装置の台数を基に、前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数を特定することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記応答要求を送信する情報処理装置を設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、
前記平均電源OFF時刻に、前記設定手段に設定された前記情報処理装置に応答要求を送信することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成装置を使用した前記情報処理装置の使用履歴を管理する使用履歴管理手段を有し、
前記設定手段は、前記使用履歴を基に、前記画像形成装置の使用頻度が所定の値以上の情報処理装置を特定し、該特定した情報処理装置を、前記応答要求を送信する情報処理装置として設定することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成装置は、前記ネットワーク上に複数存在し、
前記制御手段は、
前記画像形成装置の電源をOFFにする場合は、各画像形成装置の使用状態に応じて電源をOFFにする前記画像形成装置を特定し、該特定した画像形成装置の電源をOFFにするように制御することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成装置は、前記ネットワーク上に複数存在し、
前記制御手段は、
前記画像形成装置の電源をOFFにする場合は、各画像形成装置の電力消費量に応じて電源をOFFにする前記画像形成装置を特定し、該特定した画像形成装置の電源をOFFにするように制御することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、
前記画像形成装置の電源をOFFにする前に、電源をONにしている情報処理装置に対し、前記画像形成装置の電源をOFFにする旨を通知し、前記情報処理装置から応答があった場合は、前記画像形成装置の電源をOFFにしないようにすることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
少なくとも1つの情報処理装置と、少なくとも1つの画像形成装置と、がネットワークを介して接続して構成する画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を管理する時刻履歴管理手段と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出手段と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成システム。
【請求項10】
少なくとも1つの情報処理装置とネットワークを介して接続する画像形成装置で行う制御方法であって、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を時刻履歴管理手段に記録して管理する時刻履歴管理工程と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出工程と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。
【請求項11】
少なくとも1つの情報処理装置とネットワークを介して接続する画像形成装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像形成装置の電源をOFFにする電源OFF時刻の履歴を時刻履歴管理手段に記録して管理する時刻履歴管理処理と、
前記電源OFF時刻の履歴を基に、前記電源OFF時刻の平均である平均電源OFF時刻を算出する算出処理と、
前記平均電源OFF時刻に電源をONにしている前記情報処理装置の台数と前記画像形成装置の使用状態とに応じて前記画像形成装置の電源をOFFにする制御処理と、
を、前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−111106(P2012−111106A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−261287(P2010−261287)
【出願日】平成22年11月24日(2010.11.24)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】