説明

画像形成装置における配信サーバでの配信設定方法

【課題】従来、画像形成装置にファームウェアを配信する配信サーバは、ファームウェアのアップデートにおいて、アップデートしてはいけない組み合わせがあるが、それを配信サーバに認識される作業に負荷がかかっていた。また、ファームウェアのバージョンが大量になった際に、バージョン間でのアップデートの可否を、個々に設定する作業に負荷がかかるという課題があった。
【解決手段】画像形成装置にファームウェアを配信する配信サーバは、ファームウェアのアップデートにおいて、アップデートしてはいけない組み合わせがあるが、その判断を自動的に行うことが可能となる。また、ファームウェアのバージョンが大量になった際に、バージョン間でのアップデートの可否を、個々に設定する作業を自動的に行うことが可能になる。それにより、配信サーバへのファーム登録作業の負荷を軽減することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置の稼働状態や印刷カウンタ等を取得して、状態に応じて利用者への通知を行う画像形成装置の監視装置および監視方法、及び、画像形成装置のファームウェアを配信する配信サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置のファームウェアアップデートは以下のように行っていた。
【0003】
ファームウェアは、バージョンアップ、もしくは障害等の理由により更新する必要が生じた場合に、配信サーバによりファームウェアのアップデートを行う。
【0004】
配信サーバによって配信するファームウェアは、配信サーバのWeb画面を用いて登録する。だが、登録するファームウェアが増えるに従い、ファームウェアのバージョン間のアップデート可否設定や、種別毎のアップデート属性の設定作業が複雑になっており、Web画面を使用したファームウェア登録作業を効率化するための方法が求められている。
【0005】
Web画面の技術に関する発明として、最近では、ユーザの利用頻度の高い表示項目を優先的に表示することにより、ユーザが利用する表示項目にたどり着くまでの時間を短くし、操作性を向上させる方法が、考案されている(特許文献1)。
【0006】
特許文献1によると、Webサーバと、クライアントPCがインターネットを介して接続されるWeb検索システムにおいて、前記クライアントPCを使用するユーザが、クライアントPCのディスプレイに表示されたWeb画面上で操作した表示項目の操作回数を使用頻度の情報として、ユーザ毎にWebサーバの統計情報データベースに記憶しておき、ユーザが、同じWeb画面の表示要求を前記Webサーバに要求した場合に、Webサーバが、統計情報データベースに記憶されたユーザ毎の表示項目の使用頻度情報に基づき、表示項目を画面の上位部分から使用頻度の高い順に並べたWeb画面データをクライアントPCに送信し、クライアントPCのディスプレイに表示項目を画面の上位部分から使用頻度の高い順に表示したWeb画面を表示させる。
【0007】
つまり、特許文献1は、Webサーバが操作者の操作回数を使用頻度の情報として、統計情報データベースに記憶することで、ユーザ毎の表示項目の使用頻度情報に基づき、使用頻度の高い順に並べる特許である。
【0008】
一方、本発明は、登録しようとするファームウェアのバージョンに対して、適用可能なファームウェアのバージョンを自動的に判断し、デフォルト値を自動設定する発明である。従って、ユーザの操作性を向上させるという目的は同じだが、使用頻度は考慮していないため、先願とは異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2005−258492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来、画像形成装置にファームウェアを配信する配信サーバは、ファームウェアのアップデートにおいて、アップデートしてはいけない組み合わせがあるが、それを配信サーバに認識される作業に負荷がかかっていた。例えば、商談用のファームウェアが搭載されている画像形成装置に対し、一般用ファームウェアを適用するのはNGである。同様に、特殊な認証を行った特殊ファームウェアが搭載されている画像形成装置に対し、一般用ファームウェアを適用するのもNGである。
【0011】
また、ファームウェアのバージョンが大量になった際に、バージョン間でのアップデートの可否を、個々に設定する作業に負荷がかかるという課題がある。例えば、V1.0から、V1.1へのアップデートはOKだが、V1.0から、V1.2へのアップデートはNGの場合がある。そうした場合、これらの組み合わせを、配信サーバにファームを登録する際に、全て考慮して、反映するのは、非常に手間がかかるし、間違いも発生しやすいという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0012】
1台以上の画像形成装置の情報を、監視装置から受信し、受信した情報の解析および蓄積を行なう監視センタホストと、画像形成装置の情報を送出する1台以上の画像形成装置と、1台以上の画像形成装置から情報を収集し、前記監視センタホストに対し情報送信を行なう1台以上の監視装置と、画像形成装置のファームウェア、アプリケーションを配信する配信サーバと、画像形成装置に搭載され、配信サーバからソフトウェアを受信してインストールするクライアントモジュールから成り、
前記配信サーバに、前記画像形成装置用のファームウェアを登録する際に、
登録対象のファームウェアに紐づく、商品コードを検索する手段(S1301)と、
前記商品コードに紐づく、最新のファームウェアを検索する手段(S1302)と、
前記最新のファームウェアの種類が適切かどうかを判断する手段(S1303)と、
前記最新のファームウェアの種類が適切であれば、前記最新のファームウェアのアップデート設定を引き継ぐ手段(S1305)と、
前記最新のファームウェアの種類が適切でなければ、最新より一つ前のファームウェアを検索する手段(S1304)と、
前記登録対象のファームウェアの種類が変更された場合に、ファームウェアの種類によって、アップデート設定を変更する手段(S1312、S1313、S1314、S1315、S1316)と、
前記登録対象のファームウェアと、前記配信サーバに登録済のファームウェアの全てのバージョンに対して、アップデート設定の整合性を確認する手段(S1317)と、
を具備するシステム。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、画像形成装置にファームウェアを配信する配信サーバは、ファームウェアのアップデートにおいて、アップデートしてはいけない組み合わせがあるが、その判断を自動的に行うことが可能となる。
【0014】
また、ファームウェアのバージョンが大量になった際に、バージョン間でのアップデートの可否を、個々に設定する作業を自動的に行うことが可能になる。
【0015】
これらにより、配信サーバへのファーム登録作業の負荷を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明のシステム構成を示す図である。
【図2】販売会社ホスト102、107のハードウェア構成図である。
【図3】監視装置117、122、123のハードウェア構成図である。
【図4】監視装置117、122、123の、別の形態のハードウェア構成図である。
【図5】画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131におけるハードウェア構成図である。
【図6】監視センタホスト111における画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成図である。
【図7】監視装置117、122、123における画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成図である。
【図8】画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131における画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成図である。
【図9】監視センタホスト111、或いは、監視装置117、122、123或いは、画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131におけるメモリマップの構造を示す図である。
【図10】本発明における配信サーバのWeb画面でのサンプルを示す。
【図11】本発明に関わるブロック図を示している。
【図12】本発明におけるフローを示している。
【図13】1203のバージョン間のアップデート設定を示している。
【図14】ファームウェアの種類におけるアップデートの種別を示している。
【図15】監視センタホストと、配信サーバの連携画面を示している。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【0018】
図1は、本実施形態における監視システム全体図を示すものである。図1において、本監視システムには、システム101およびシステム106を始めとする複数の販売会社システムが接続されている。それぞれ管轄の地域や顧客の販売情報や監視システムに関わる情報を蓄積するためのデータベース103、108もシステムに含まれている。
【0019】
販売会社のシステム101、106には、データベース103、108へのデータ登録や修正などの制御を行なうPC104、109もシステムに含まれる。PC104、109はまた監視センタホストである監視センタホスト111が提供するWebサイトへアクセスしてデータの閲覧等を行う。なお、販売会社ホスト102、107は、監視センタホスト111のデータを使用して、課金処理やサービスマン派遣処理などの販売会社の業務を行う役割を持つ。また、操作部および表示部を持ち、PC104、109の役割を果たす事も可能である。販売会社ホスト102、データベース103、PC104はLAN105で接続されており、また、販売会社ホスト107、データベース108、PC109はLAN110で接続されている。
【0020】
なお、図1では、販売会社側の各々のシステムは、複数の装置から構成されるよう示されているが、その目的とするところは、後述の各機能を達成すればよい。例えば、データベース103、108は、物理的に販売会社ホスト102、107内にそれぞれ存在してもよい。さらに、販売会社ホスト102、107からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。つまり、複数の装置から構成されるようにしてもよいし、1つの装置から構成するようにしても良い。
【0021】
次に、販売会社側と顧客側の中間に、監視センタホスト111が存在する。データベース112は、監視のための情報や、顧客側から収集した画像形成装置のカウンタ、障害履歴情報、障害パターンテーブルなどを蓄積する履歴記憶手段としてのデータベースである。監視センタホスト111とデータベース112はLAN113で接続されており、LAN113は、インターネットに接続可能となっている。なお、データベース112は、物理的に監視センタホスト111内に存在してもよい。さらに、監視センタホスト111からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。
【0022】
監視センタホスト111は、監視装置117、122、123(後述)や131(後述)から監視対象としての画像形成装置の情報、稼働状態を示す情報(障害情報を含む)を収集、蓄積、加工し、警告等を外部に提供する機能を有する。例えば、販売会社ホスト102、107にそれら情報を配信する役割を持つ機能を有する。稼働状態としては、例えば、示す状態情報には、トナー切れ、ドアオープン、ドラム交換、カートリッジなし、冷却ファン異常、基板異常、原稿台ガラス汚れ、ステイプル切れ、給紙センサ光量不足などを例として挙げる事が出来る。また、フォントメモリオーバーフロー、レンダリングエラー、定着器異常、カウンタ異常、両面ユニット異常、紙詰まりなどを挙げることも出来る。更にカウンタ情報として、販売会社の課金対象となる課金カウンタ、顧客の部門別に集計された部門カウンタ、用紙サイズ別に集計されたサイズ別カウンタ、画像形成装置内の部品の消耗度を示す部品カウンタなどが挙げられる。
【0023】
課金カウンタは画像形成装置の印刷枚数を示し、部門カウンタは顧客が設定している部門毎の印刷枚数を示す。部品カウンタは、例えばドラムなどの部品では、その回転数をカウンタとし、スキャナランプなどの部品では、時間(秒)をカウンタとする。これらの稼働情報を示す情報が稼働情報となる。
【0024】
さらにまた、販売会社ホスト102、107がそれぞれから監視センタホスト111に監視対象としている画像形成装置の情報や監視に関する設定を監視センタホスト111に登録することができる。監視センタホスト111では、各販売会社ホストから登録された監視対象の画像形成装置や、監視に関する設定をマージして一括管理できる。また、監視装置117、122、123や、画像形成装置131に対し、監視に関わる設定を行うこともできる。
【0025】
ここで、本監視システムによるサービスは、販売会社と顧客との契約に基づき、提供されるものである。従って、販売会社が契約に基づき監視対象と決定した画像形成装置のみを、本監視システムの監視対象としている。監視センタホスト111は、インターネットを介して接続したPCに対し、データベース112に蓄積した情報、または加工した情報を閲覧するWebページを提供している。このWebページは、ユーザ認証により、販売会社別、顧客別、およびユーザの権限別に閲覧内容を限定して提供している。さらに、Webページから、一部データの変更も可能としている。
【0026】
次に、販売会社側と顧客側の中間に、配信サーバ133が存在する。データベース134は、画像形成装置に適用するためのファームウェアやアプリケーション、ソフトウェアライセンス情報などを蓄積する記憶手段としてのデータベースである。配信サーバ133とデータベース134はLAN135で接続されており、LAN135は、インターネットに接続可能となっている。なお、データベース134は、物理的に配信サーバ133内に存在してもよい。さらに、配信サーバ133からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。なお、LAN113とLAN135は同一としてもよく、データベース134とデータベース112はデータを共有しても構わない。
【0027】
図1中には、監視センタホスト111およびデータベース112と、配信サーバ133とデータベース134が1つずつしか示されていない。しかし、実際には、多くの画像形成装置および監視装置からの情報収集や、ファームウェア配信の負荷分散を行なうために、複数の監視センタホスト、データベースに分散処理をさせるケースもある。以下の記載においては、配信サーバ133及び配信サーバと通信可能に設置されているデータベース134を含む配信システムのことを配信サーバ133と呼び、説明を簡易なものとしている。
【0028】
次に、顧客側のシステム構成について説明する。顧客側環境としては異なる複数の環境がある。図1中では、顧客システム114、119、129が示されている。顧客システム114(A社X事業所)においては、インターネットに接続されたLAN118に接続された画像形成装置115、116が、監視装置117により監視され、監視装置117はインターネット経由で監視センタホスト111と通信している。一方、顧客システム(A社Y事業所)においては、監視装置122、123によってLAN128上の画像形成装置が管理されている。監視装置122により、画像形成装置120、121、124、125が、監視装置123により画像形成装置126、127が夫々管理されている。監視装置117、122、123は、データベース133(不図示)と接続されている。監視装置は、画像形成装置115、116から収集した情報の蓄積、蓄積したデータの加工結果の保存を行うとともに、画像形成装置監視に関わる設定もデータベース(不図示)133内に保存している。
【0029】
なお、不図示のデータベース133は、LAN118上に接続され、独立して存在してもよい。さらに、監視装置117、122、123からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。監視装置は、画像形成装置の状態情報(たとえば障害等の発生)を、画像形成装置から受信するつど監視センタホスト111に送信する。
【0030】
顧客129(B社)においては、インターネットに接続されたLAN130に接続された画像形成装置131自身が直接、インターネット経由で監視センタホスト111と通信している。画像形成装置131は、監視装置117、122,123と同等の機能を有しており、自身の情報(たとえばカウンタ情報や障害等の発生)を積極的に監視センタホスト111に送信している。
【0031】
なお、以下の点に留意する必要がある。
【0032】
(1)以上説明した構成におけるインターネットを介した通信においては、HTTP/SOAPプロトコルが利用可能である。SOAPは、Simple Object Access Protocolの略称である。SOAPは、XML(eXtended Markup Language)をベースとして、あるコンピュータから他のコンピュータのデータやサービスを呼び出すためのプロトコルである。本例では、SOAPはHTTPの上に実装される。SOAPによる通信は、XML文書に付帯情報を付けたSOAPメッセージを交換する。したがってSOAPをサポートするコンピュータには、SOAPメッセージを生成するSOAPメッセージ生成部と、SOAPメッセージを解釈するSOAPメッセージ解釈部とが備えられている。画像形成装置の状態情報は、本実施形態ではSOAPメッセージによって監視センタホスト111に送信される。
【0033】
(2)A社における各画像形成装置は監視装置を介して監視センタホスト111と通信を行なうように説明した。しかし、設定の変更により、B社に設置される画像形成装置131と同様に監視装置を介することなく、監視センタホストとの通信を行なえる。
【0034】
<ハードウェア構成>
図2は、監視センタホスト111のハードウェア構成図を示す。また、配信サーバ133、販売会社ホスト102、107のハードウェア構成も同様である。図2において、第1CPU201、第2CPU202は本装置上の各処理を司る。書換え不可能なROM203は本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM204は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶できかつ書き換え可能である。第1HDD205、第2HDD206は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報、および画像形成装置から収集した情報などを記憶する。たとえば、部品カウンタ、課金カウンタ、部門カウンタなどがハードディスクに保存される。
【0035】
監視センタホスト111の場合、後述する図6の処理を第1HDD205に有している。このプログラムは、RAM204を一時保存領域として使用し、第1CPU201もしくは、第2CPU202によって呼び出され実行される。
【0036】
配信サーバ133の場合も同様に、後述する図6の処理を第1HDD205に有している。このプログラムは、RAM204を一時保存領域として使用し、第1CPU201もしくは、第2CPU202によって呼び出され実行される。
【0037】
入力装置207は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティング画像形成装置である。表示部208は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。NetworkI/F209は、ネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F210は外部記憶機器等を接続する。それら要素がシステムバス211により結び付き、データをやりとりしている。
【0038】
図3は、監視装置117、122、123のハードウェア構成図を示す。また、PC104、109のハードウェア構成図にも該当させることが出来る。
【0039】
CPU301は、本装置上の各処理を司る。ROM302は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶し、書換え不可能である。RAM303は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶でき、かつ書き換え可能である。監視装置117では、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報、および画像形成装置から収集した情報などをHDD304に記憶する。PC104、109においては、WebページなどをHDD304に記憶する。入力装置305は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティング画像形成装置である。表示部306は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。NetworkI/F307は、ネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F308は外部記憶機器等を接続する。それらがシステムバス309により結び付き、データをやりとりしている。
【0040】
図4は、監視装置117、122、123の、別の形態のハードウェア構成図である。CPU401は、本装置上の各処理を司る。ROM402は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶し、書換え不可能である。FlashROM403は、本装置の各処理に関わるデータおよび一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報、および画像形成装置から収集した情報などを記憶する。シリアルI/F404は、本装置上のプログラムがエラーやログを出力しており、シリアルケーブルを用いて端末を接続する事が可能である。NetworkI/F405は、ネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。それらがシステムバス406により結び付き、データをやりとりしている。
【0041】
図5は、画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131におけるハードウェア構成図を示す。画像形成装置としては、具体的には、プリンタ及びファクシミリ機能が統合的に設けられた複合機、PCなどからデータを受信し印刷するプリンタ(電子写真方式及びインクジェット方式を含む)や、スキャナーや、ファクシミリなどが挙げられる。本図では、画像形成装置の一例として複合機の構成を示している。
【0042】
イメージリーダ502は、原稿給送部501で原稿を読み込む。イメージリーダ502、画像形成部503は、読み込んだ原稿や、ネットワーク経由で受信したデータを印刷画像に変換・印刷出力する。排紙部504は印刷出力した紙を排出し、ソートやステイプルといった処理を施す。NetworkI/F505はネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。CPU506は本装置上の各処理を司る。画像形成装置の動作状態を監視し、障害等の特定のイベントが発生した場合には、その状態を示す状態情報を、あらかじめ定めた宛先へと送信する。宛先はたとえば、監視センタホスト111や監視装置などである。不揮発性記憶手段のROM507は本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。書き換え可能なRAM508は本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。HDD509は本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、本装置へ送信されてきたユーザデータなどを記憶する。
【0043】
画像形成装置は、後述する図8の処理をHDD509に有している。このプログラムは、RAM508を一時保存領域として使用し、CPU506によって呼び出され実行される。
【0044】
操作部510は本装置への指示入力を受け付ける。表示部511は本装置の動作状況および操作部510に対する操作に関わる情報を表示する。そしてそれらがシステムバス512により結び付き、データをやりとりしている。
【0045】
なお、画像形成装置自身が監視のための情報を積極的に送信する機能を持つ画像形成装置131では、ROM507或いはHDD509内に、前記監視データ送出処理にかかわるプログラムやデータを保持している。
【0046】
<ソフトウェア>
図6は、監視センタホスト111、配信サーバ133における画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成図を示す。SOAP通信部601は、監視装置117、122、123または画像形成装置131よりNetworkI/F209を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部602に渡す。また、SOAPメッセージ作成部603により作成したSOAPデータをNetworkI/F209を介して監視装置117、122、123または画像形成装置131に送信する。
【0047】
収集情報処理部604では、監視下の監視装置117、122、123または画像形成装置131から受信した情報をそのまま、または、加工し、データベースアクセス部606を介してデータベース112、データベース134に格納する。
【0048】
また、収集情報処理部604は、遠隔監視システムに関わる機能を実現する。たとえば、監視下の監視装置117、122、123または画像形成装置131から受信した情報およびデータベース112、データベース134に格納されているデータを元に、カウンタ情報の集計、エラー情報、ファーム最新情報を担当サービスマンや顧客側管理者へ通知する。
【0049】
監視制御部605は、監視装置117、122、123または画像形成装置131の情報を取得しに行くスケジュール管理や、監視内容、方法の制御を行なう。さらに必要に応じて、監視下の監視装置117、122、123または画像形成装置131へ、SOAPメッセージ作成部603、SOAP通信部601、NetworkI/F209を介して、指示を送信する。
【0050】
図7は、監視装置117、122、123における画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成図を示す。
【0051】
SOAP通信部701は、監視センタホスト111よりNetworkI/F307、405を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部703に渡す。また、SOAPメッセージ作成部702により作成したSOAPデータをNetworkI/F307、405を介して監視センタホスト111、配信サーバ133に送信する。
【0052】
監視制御部704は、後述する監視センタホスト111からの監視設定に従い、情報蓄積部に保持する監視画像形成装置情報を更新したり、画像形成装置115、116の情報を取得し、スケジュール管理を行なう。
【0053】
画像形成装置情報処理部705は、監視制御部704により管理するスケジュールにより、本装置が積極的に画像形成装置115、116から収集したカウンタ情報、サービスコールやジャム、トナー切れなどの情報を、情報蓄積部706に蓄積する。またはこの蓄積は、画像形成装置115、116の状態に応じて行われる。
【0054】
情報蓄積部706に蓄積したデータは、画像形成装置情報処理部705を介してそのままSOAPメッセージ作成部702に渡され監視センタホスト111へ送信される。あるいは、画像形成装置情報処理部705内で解釈、加工されてからSOAPメッセージ作成部702に渡されて監視センタホスト111へ送信される場合もある。
【0055】
図8は、各画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131における画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成図を示す。
【0056】
SOAP通信部801は、監視センタホスト111、配信サーバ133よりNetworkI/F505を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部803に渡す。また、SOAPメッセージ作成部802により作成したSOAPデータをNetworkI/F505を介して監視センタホスト111、配信サーバ133に送信する。
【0057】
ネットワーク情報取得部804は、DHCP環境においてはIPアドレス、DNSサーバ、ゲートウェイアドレスを自動的に取得する事が可能である。
【0058】
また、操作部510から入力されHDD509に保存されたネットワーク情報が存在する場合は、その情報を取得する。
【0059】
画像形成装置情報収集部805は、本複合機内部のスケジュールにより、または、監視センタホスト111からの指示により内部に保持するカウンタ情報を取得し、また、内部で発生したサービスコールやジャム、トナー切れなどの情報を取得する。
【0060】
取得したデータは、そのままSOAPメッセージ作成部802に渡し監視センタホスト111へ送信する場合と、画像形成装置情報収集部805内で蓄積、解釈、加工してからSOAPメッセージ作成部802に渡し監視センタホスト111へ送信する場合がある。
【0061】
図9は、監視センタホスト111、配信サーバ133或いは、監視装置117、122、123或いは、画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131におけるメモリマップの構造を示す図である。本発明に係る処理プログラムを実行する際、監視センタホスト111ではRAM204上に、各監視装置117ではRAM303或いはFlashROM403上に、各画像形成装置ではRAM508上にプログラムをロードしたメモリマップを示す図である。
【0062】
メモリマップは、基本I/Oプログラム901、システム・プログラム902、本実施例の処理プログラムを初めとする各種処理プログラム903、関連データを格納するエリア904、プログラムのワークエリア905で構成されている。基本I/Oプログラム901は、本装置上の入出力を司る。システム・プログラム902は、各処理プログラムに動作環境を提供する。なお、容量の制約により901〜905として利用する領域が足りなくなった場合、第1HDD205または第2HDD206をRAM204の、HDD304をRAM303の、HDD509をRAM508の領域の一部として扱うことも可能である。
【0063】
図10は、本発明における配信サーバのWeb画面でのサンプルを示す。
【0064】
本発明では、ファームウェアアップデートにおいて、アップデートしてはいけない組み合わせを加味し、アップデートの設定を、一つ前のバージョンから引き継いで設定する。
【0065】
図10は、配信サーバのWeb画面を示しており、配信サーバに登録済のファームウェアと、登録対象のファームウェアの、アップデート設定を行う画面を示している。以下に、図10を詳細に説明する。
【0066】
1001は、配信サーバのファームウェア登録画面を示している。1002は、登録するファームウェアのバージョンを示している。本発明でのファームウェアセットの呼称は、ファームグループバージョンとする。1003は、配信サーバに登録されているファームウェアのファームグループバージョンが表示されている。ファームグループバージョンの後ろに()で記載されているのは、ファームウェアの種別を示している。ファームウェアの種別は、正式、個別、商談、その他、特殊認証などがあり、それぞれ用途が異なっている。ファームグループバージョンの左側のチェックボックスは、登録するファームウェアに対し、アップデートが可能かを示している。
【0067】
本発明でのアップデートとは、配信サーバから、画像形成装置にファームウェアを配信し、インストールすることを示す。アップデートができない場合は、配信サーバから画像形成装置にファームウェアをダウンロードのみ行い、その後の処理はサービスマンが行う。
【0068】
1004は、アップデートの設定を前バージョンから引き継ぐことを示している。本発明では、1004のデフォルト値として、前バージョンの値をセットする。
【0069】
1005は、登録するファームウェアに対して、種類を選択させるプルダウンである。種類としては、正式、個別、商談、その他、特殊認証の中から選択する。この種類については後述する。1006は、1005で選択したファームウェアの種類によって、チェックボタンを変動させていることを示している。配信サーバに登録されているファームウェアは、それぞれ種類が違うので、これから登録するファームとの整合性を取るために、登録済のファームウェアとの整合性を確認し、チェックのON/OFFを変動させる。1007は、バージョン間のアップデート可否情報をCSVファイルから読み込み、反映させることを示す。ファームウェアは、たとえ、同じ種類であっても、バージョンによっては、アップデート可能であったり、不可能であったりする。従って、その可否をCSVファイルに記載して、予め、デフォルト値に反映させることも、可能である。
【0070】
図11は、本発明に関わるブロック図を示している。
【0071】
1101では、画像形成装置のブロック図を示している。1102では、画像形成装置の通信I/F部を示している。通信I/F部は、画像形成装置と配信サーバとの通信を司る。1103では、通信データ制御部を示している。通信データ制御部は、通信I/F部1102から受信した通信データを制御する。1104は、データ制御部を示している。データ制御部は画像形成装置内のデータの制御を司る。1105は、ソフトウェアインストール部を示している。ソフトウェアインストール部は、配信サーバから受信したファームウェアのデータを画像形成装置にインストールする。1106は、ソフトウェア記憶部を示す。ソフトウェア記憶部は、画像形成装置内のソフトウェアデータを記憶する。
【0072】
1107は、PCを示している。PCは配信サーバのWeb画面を操作して、ファームウェアの登録が可能である。また、PCに配信サーバからファームウェアをダウンロード可能である。1108では、配信サーバのブロック図を示している。
【0073】
1109では、配信サーバの通信I/Fを示す。通信I/F部は、画像形成装置と配信サーバとの通信を司る。1110では、通信データ制御部を示している。通信データ制御部は、通信I/F部1109から受信した通信データを制御する。1111では、ファームデータ登録部を示している。ファームデータ登録部は、ファームウェアの情報をファームデータ記憶部1113に登録する。1112では、ファームデータ検索部を示している。ファームデータ検索部は、ファームウェアの検索をファームデータ記憶部1113より行う。1113では、ファームデータ記憶部を示している。ファームデータ記憶部は、配信サーバ内に配信用のファームデータを記憶する。1114では、配信サーバの通信I/F部を示す。通信I/F部は、PC1107との通信を司る。1115では、データ制御部を示している。データ制御部は配信サーバ内のデータの制御を司る。1116では、商品データ検索部を示している。商品データ検索部は、ファームウェアに紐づく、商品データを、商品データ記憶部1117から検索する。1117では、商品データ記憶部を示している。商品データ記憶部では、配信サーバが管理する商品データを記憶している。
【0074】
図12では、本発明におけるフローを示している。以下に詳細に説明する。
【0075】
S1201では、配信サーバのWeb画面を使用してファームウェアの構成ファイルを登録する。S1202では、配信サーバのWeb画面を使用してファームウェアのデータファイルを登録する。S1203では、配信サーバのWeb画面を使用して、バージョン間のアップデート設定を行う。この時の設定画面が図10となる。
【0076】
図13は、1203のバージョン間のアップデート設定を示している。以下に詳細に説明する。
【0077】
S1301では、登録しようとしているファームと同じ商品コードを、商品データ検索部1116により検索する。S1302では、S1301の結果を用いて、更に、複数の商品コードに紐づく、ファームの中で最新のバージョンの組み合わせを検索する。更に、複数の商品コードの検索でも該当するものが検索できなければ、仕向け違いなどの近しい商品コードから検索する方法もある。S1303では、S1302の検索結果での最新のファームが、一つ前のバージョンのファームとなるので、前記ファームの種類が、商談か、特殊認証ではないかを判断する。商談か特殊認証ファームであれば、S1305に進み、そうでなければ、S1304に進む。S1304では、更に、もう一つ前のバージョンを検索し、再度、商談か、特殊認証ファームではないかを確認する。S1305では、一つ前のバージョンのチェック設定を引き継いで反映する。配信サーバのWeb画面では、図10の1004のチェック設定に反映される。
【0078】
S1306では、ユーザーによって、ファームウェア種別が選択される。配信サーバのWeb画面では、図10の1005のプルダウン設定によって入力される。S1307では、S1306で選択されたファーム種別が“正式“であれば、S1312に進み、チェック設定1004に”正式“の条件に合う設定を行う。”正式“でなければ、S1308に進む。S1308では、S1306で選択されたファーム種別が“個別“であれば、S1313に進み、チェック設定1004に”個別“の条件に合う設定を行う。”個別“でなければ、S1309に進む。S1309では、S1306で選択されたファーム種別が“商談“であれば、S1314に進み、チェック設定1004に” 商談“の条件に合う設定を行う。” 商談“でなければ、S1310に進む。S1310では、S1306で選択されたファーム種別が“特殊認証“であれば、S1315に進み、チェック設定1004に”特殊認証“の条件に合う設定を行う。”特殊認証“でなければ、S1311に進む。S1311では、S1306で選択されたファーム種別が“その他“であれば、S1316に進み、チェック設定1004に”その他“の条件に合う設定を行う。
【0079】
S1317では、バージョン間で、アップデート不可能な組み合わせ情報を確認する。同じ種類のファームであっても、組み合わせによっては、アップデート不可能な組み合わせになるので、それを判断する。バージョン間で、アップデート不可能な組み合わせは、手作業で設定してもよいし、その組み合わせの内容を記載したCSVファイルを配信サーバに入力する方法でもよい。
【0080】
S1318では、アップデート不可能な組み合わせがあるかを、判断する。ある場合は、S1319に進み、アップデート不可能な組み合わせのチェックボタンをグレーアウトする。ない場合は、S1320に進む。S1320では、図10の画面を設定中に商品コードが追加/削除された場合のことを示している。そうした場合は、S1302に戻り、再度、設定をやりなおす。そうでない場合は、処理を終了する。
【0081】
図14は、ファームウェアの種類におけるアップデートの種別を示している。
【0082】
1401は、ファームウェアの種類におけるアップデートの種別の表の一例を示しており、既存ファームウェアが商談や、特殊認証の場合は、図10の1004のチェック設定に、デフォルトで反映しない。既存ファームウェアが正式、個別、その他の場合は、新規ファームウェアが正式、個別、その他だと、図10の1004のチェック設定に、デフォルトで反映する。
【0083】
図15は、監視センタホストと、配信サーバの連携画面を示している。
【0084】
1501では、画像形成装置に、配信するファームウェアを選択し、配信の設定を行う。
【0085】
配信サーバは、前記配信設定をする際に、画像形成装置に搭載されているファームウェアの種別を判断し、適用するファームウェアを選択する際に、適用可能かの判断を行う。図14に示されているファーム種別で同じものであれば、適用可能だが、種別が違う場合は、配信の可否を判断する。また、ファーム種別が同じものであっても、アップデート不可のものがあれば、適用許可しない。
【0086】
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0087】
また、本発明には、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた場合についても、本発明は適用される。その場合、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
【符号の説明】
【0088】
101 システム
106 システム
103 データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1台以上の画像形成装置の情報を、監視装置から受信し、受信した情報の解析および蓄積を行なう監視センタホストと、画像形成装置の情報を送出する1台以上の画像形成装置と、1台以上の画像形成装置から情報を収集し、前記監視センタホストに対し情報送信を行なう1台以上の監視装置と、画像形成装置のファームウェア、アプリケーションを配信する配信サーバと、画像形成装置に搭載され、配信サーバからソフトウェアを受信してインストールするクライアントモジュールから成り、
前記配信サーバに、前記画像形成装置用のファームウェアを登録する際に、
登録対象のファームウェアに紐づく、商品コードを検索する手段(S1301)と、
前記商品コードに紐づく、最新のファームウェアを検索する手段(S1302)と、
前記最新のファームウェアの種類が適切かどうかを判断する手段(S1303)と、
前記最新のファームウェアの種類が適切であれば、前記最新のファームウェアのアップデート設定を引き継ぐ手段(S1305)と、
前記最新のファームウェアの種類が適切でなければ、最新より一つ前のファームウェアを検索する手段(S1304)と、
前記登録対象のファームウェアの種類が変更された場合に、ファームウェアの種類によって、アップデート設定を変更する手段(S1312、S1313、S1314、S1315、S1316)と、
前記登録対象のファームウェアと、前記配信サーバに登録済のファームウェアの全てのバージョンに対して、アップデート設定の整合性を確認する手段(S1317)と、
を具備するシステム。
【請求項2】
前記監視センタホストと前記配信サーバが連携して、ファームウェアを配信する際に、前記監視センタホストの管理する前記画像形成装置に搭載されているファームウェアの種類を判別して、配信するファームウェアを判断する手段(1501)と、
を具備する請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
アップデート不可なバージョンは、選択できないように、グレーアウトする/非表示にする手段(S1319)と、
を具備する請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
バージョン間のアップデートの可否を記載したcsvファイルから、アップデートのフラグを設定する手段(1007、S1317)と、
を具備する請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
一つ前のバージョンのフラグ設定を検索する時、商品コードを用いるが、同一商品コード内に情報がない場合、仕向け違いの、近傍の商品コードから検索をする手段(S1302)と、
を具備する請求項1に記載のシステム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2012−221197(P2012−221197A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−85900(P2011−85900)
【出願日】平成23年4月8日(2011.4.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】