説明

画像形成装置

【課題】騒音の発生並びに製品コストの高騰を抑制しつつ、効率良くオゾンを機外へと排出することができ、画像不具合の発生を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム19に電圧を印加する帯電デバイス24と、感光体ドラム19を駆動させる駆動源と、帯電デバイス24から発生するオゾンを機外へと排出するファン31と、帯電デバイス24のON時間をカウントするタイマ37と、画像形成処理終了後における帯電デバイス24のOFFから駆動源の駆動停止までのタイミング及びファン31の回転速度を全速から低速へと切り替えるタイミングをタイマ37のカウント値に応じて制御する制御回路36と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ・複写機・ファクシミリ又はこれらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置、特に、像担持体の劣化を抑制するために帯電デバイスから発生するオゾンを機外へと排出するファンを備えた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、プリンタ・複写機・ファクシミリ又はこれらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置は、像担持体の表面を帯電デバイスで帯電した後に、パーソナルコンピュータ等から出力された印刷データに含まれる画像データや画像読取部で読み取った画像データに基づいて静電潜像を形成することで像担持体の表面に転写像を形成している。
【0003】
また、像担持体を帯電する帯電デバイスとしては、コロナ放電を利用したスコロトロン方式や、像担持体に導電性の弾性ローラを当接させ、そのニップ部近傍の放電を利用したローラ方式等が周知である。
【0004】
一方、このような帯電デバイスにあっては、何れの方式においても、その放出量に差があるものの、オゾンが発生し、そのオゾンによって像担持体が劣化してしまうという問題があった。
【0005】
また、画像形成処理時間が連続して長くなれば、オゾン発生量も多くなるため、像担持体がオゾン暴露(劣化)しないように、発生したオゾンを機外へと排出するファンを設けると共に、オゾン発生量を、例えば、画像形成処理枚数やチャージ時間で推定し、そのオゾン発生量に応じてファンを回転させる技術や(例えば、特許文献1参照)、画像形成処理の終了前後の所定タイミングでファンの回転速度を切り換える技術(例えば、特許文献2,3参照)が知られている。
【特許文献1】実開平01−166355号公報
【特許文献2】特開平08−110738号公報
【特許文献3】実開平04−072247号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、オゾン排出用のファンの駆動時間をオゾン発生量に応じて回転させたり、ファンの回転速度を切り換えただけでは、充分な排出効果を得られることが困難で、特に、感光体ドラムと帯電デバイスとの対向部付近に滞留したオゾンを排出することは非常に困難であるという問題が生じていた。
【0007】
尚、特に、特許文献3に開示の技術のように、ファンを常時回転させていると、消費電力の無駄が発生するばかりでなく、ファン駆動用モータの駆動音やファン自体の風切音等の騒音の発生が問題となる。
【0008】
また、このような騒音を抑制するために専用ダクト等を設けると、大掛かりな排気装置となってしまうばかりでなく、製品コストが高騰するといった問題も発生してしまう。
【0009】
さらに、オゾン排出用のファンを設置しただけでは、帯電デバイス内に滞留するオゾンを機外へと排出することは困難で、帯電デバイスの直近での像担持体がオゾン暴露され易く、転写残や像流れ等の画像不具合が発生するといった問題も生じていた。
【0010】
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、騒音の発生並びに製品コストの高騰を抑制しつつ、効率良くオゾンを機外へと排出することができ、画像不具合の発生を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の画像形成装置は、像担持体表面に電圧を印加する帯電デバイスと、前記像担持体を駆動させる駆動源と、前記帯電デバイスから発生するオゾンを機外へと排出するファンと、前記像担持体に現像剤を供給する現像デバイスと、前記像担持体に供給された現像剤を記録媒体へと転写する転写デバイスと、を備えた画像形成装置において、前記帯電デバイスのON時間をカウントするカウンタと、画像形成処理終了後における前記帯電デバイスのOFFから前記駆動源の駆動停止までのタイミング及び前記ファンの回転速度を全速から低速へと切り替えるタイミングを前記カウンタのカウント値に応じて制御する制御回路と、を備えていること特徴とする。
【0012】
この際、前記制御回路は、前記帯電デバイスのOFFから前記駆動源の駆動停止までのタイミングと、前記ファンの回転速度を全速から低速へと切り替えるタイミングと、を連動又は独立して制御するのが好ましい。
【0013】
また、前記制御回路は、前記ファンの回転速度を全速から低速へと切り替えた後、一定時間経過後に停止するのが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の画像形成装置は、上記事情を考慮し、騒音の発生並びに製品コストの高騰を抑制しつつ、効率良くオゾンを機外へと排出することができ、画像不具合の発生を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの説明図、図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における要部の説明図、図3は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における制御回路の制御ルーチンのタイミング図、図4は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における制御回路の制御タイミングの一覧表である。
【0017】
(画像形成装置の全体構成)
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ1は、画像形成装置本体としてのプリンタ本体2の内部にスライド変位可能に格納された給紙カセット3と、給紙カセット3の収納空間4内に収納した転写紙(図示せず)を取り出す給紙部5と、プリンタ本体2の正面に配置した手差トレイ6と、手差トレイ6にセットした転写紙(図示せず)を取り出す手差給紙部7と、各給紙部5,7から供給された転写紙を搬送する搬送経路8と、搬送経路8のシート搬送方向上流側で各給紙部5,7の合流部よりもシート搬送方向下流側に配置したレジストローラ対9と、レジストローラ対9よりも搬送経路8のシート搬送方向下流側に配置されてトナーコンテナ10から供給されたトナー等の現像剤により転写紙の一面に転写像を形成する画像形成部11と、画像形成部11よりも搬送経路8のシート搬送方向下流側に配置されて転写紙の一面に形成されたトナー画像を定着する定着装置12と、定着装置12を通過した転写紙の他面に転写像を形成する場合に搬送経路8の定着装置12よりも搬送経路下流側からレジストローラ対9よりも搬送経路8の搬送経路上流側へと引き戻す反転経路13と、搬送経路8の終端部に設けられた排紙部14とを備えている。
【0018】
(トナーコンテナ10の構成)
トナーコンテナ10は、コンテナ本体15の内部に補給用トナーが収納されている。また、その補給用トナーは、可撓性樹脂材料等からなるパドル16によって攪拌されると共に、スパイラル17によって転写紙幅方向(図1の紙面奥行き方向)に搬送された後、その所定位置で画像形成部11の現像デバイス18へと供給される。
【0019】
(現像デバイス18の構成)
この現像デバイス18は、トナーコンテナ10から供給された補給用トナーを攪拌しつつ画像形成部11の感光体ドラム19に供給するもので、その内部には隔壁20によって仕切られた状態で一対のスパイラル21,22が配置されている。
【0020】
隔壁20の両端(図1の紙面奥行き方向)は各スパイラル21,22の両端間を連通するように開放しており、スパイラル17の下方に設けられたスパイラル21により現像デバイス18の一方側へ向けてトナーを攪拌搬送(往路)した後に、この一方側の隔壁開放端で折り返されてスパイラル22により現像デバイス18の他方側へと向けて補給用トナーを攪拌搬送(復路)し、さらにこの他方側の隔壁開放端で再び折り返される循環搬送経路が構成されている。また、スパイラル22には、感光体ドラム19に接触して補給用トナーを供給する現像ローラ23が配置されている。
【0021】
現像ローラ23は、その周面が感光体ドラム19の周面と対向するように配置されている。従って、現像ローラ23に搬送されつつある補給用トナーは、現像ローラ23を介して感光体ドラム19の周面に供給され、これによって感光体ドラム19の周面にトナー像が形成されることになる。この際、現像ローラ(マグネットローラ)23は、感光体ドラム19にトナーを凝集しないよう適度に攪拌しつつ供給する。
【0022】
(画像形成部11の構成)
画像形成部11は、図2に示すように、感光体ドラム19の周囲に、感光体ドラム19の回転方向(図示矢印参照)に沿う画像形成プロセス順に、帯電デバイス24・露光デバイス25(図1参照)・現像デバイス18(現像ローラ23)・転写デバイス26・クリーニングデバイス27・除電デバイス28を備えている。
【0023】
これにより、画像形成部11は、感光体ドラム19が図示しない駆動手段によって所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動され、その表面が帯電デバイス24によって所定の極性・電位に均一に帯電される。
【0024】
帯電後の感光体ドラム19は、その表面に露光デバイス25によって静電潜像が形成される。ここで、露光デバイス25は、パーソナルコンピュータ等から出力された印刷データに含まれる画像データに基づいて、感光体ドラム19の表面にレーザ光Pを照射し、感光体ドラム19の表面のレーザ光照射部分の電荷を除去して画像情報に応じた静電潜像を形成する。
【0025】
そして、感光体ドラム19の表面に形成された静電潜像は、現像デバイス18によってトナーコンテナ10から供給された電荷を有するトナーが静電的に付着されて未定着トナー像として現像される。さらに、その未定着トナー像は、転写デバイス26によって転写紙に転写像として転写される。
【0026】
この際、転写紙に未定着トナー像を転写した感光体ドラム19は、クリーニングデバイス27によって残留トナー等の除去処理が行われた後、次の画像形成時の帯電のために除電デバイス28により除電処理が施される。
【0027】
(帯電デバイス24の構成)
帯電デバイス24は、本実施の形態では、オゾンの発生が少ないローラ方式が採用されており、感光体ドラム19の表面に接触する帯電ローラ29と、帯電ローラ29の表面付着物を除去するファーブラシ等の除去ローラ30とを備えている。
【0028】
また、帯電デバイス24の近傍には、帯電デバイス24で発生したオゾンを機外へと排出するためのファン31が配置されている。尚、ファン31は、ファンモータ32の駆動によって、全速回転及び減速(例えば、半速)回転の2回転速度に切り換えが可能となっている。
【0029】
(露光デバイス25の構成)
露光デバイス25は、例えば、図示を略するパーソナルコンピュータから送信された印刷データに含まれる画像データを処理して、感光体ドラム19の表面にレーザ光Pを照射する。尚、ここでの印刷データには、上述した画像データの他、例えば、画像形成処理部数・拡大/縮小率・カラー/モノクロ指定・画像濃度等の各種設定に関するデータ等が該当する。また、露光デバイス25は、画像形成装置として、例えば、複写機能の場合には画像読取部で読み取った画像データ、ファクシミリ機能の場合には電話回線等を介して受信した画像データを処理する。
【0030】
(転写デバイス26の構成)
転写デバイス26には、転写電圧が印加され、感光体ドラム19の表面に形成されたトナー像を、感光体ドラム19と協働して転写紙をニップ搬送しつつ、その印加電圧によって転写する。
【0031】
(クリーニングデバイス27の構成)
クリーニングデバイス27は、感光体ドラム19の表面に接触する研磨ローラ33と、感光体ドラム19の表面とカウンタ方向で先端が当接するクリーニングブレード34とを備え、トナー像転写後の感光体ドラム19の表面に残存したトナー等を除去する。

(除電デバイス28の構成)
除電デバイス28は、LED光源等のイレースランプが用いられ、帯電デバイス24で帯電された感光体ドラム19を除電する。
【0032】
(制御回路36の構成)
一方、本発明の画像形成部11にあっては、感光体ドラム19の回転制御、帯電デバイス24の帯電バイアス制御、現像デバイス18(現像ローラ23)への現像バイアス制御、転写デバイス26の転写バイアス制御、ファンモータ32の駆動制御、除電デバイス28のイレース光量制御、等がROM35に格納されたオゾン排出制御情報に基づいて制御回路36によってオゾン排出制御が実行される。尚、ROM35には、上述したオゾン排出制御情報の他、画像形成処理全般に係わる制御情報も格納されており、制御回路36によって画像形成処理全般の制御が実行される。
【0033】
また、制御回路36は、タイマ(カウンタ)37のカウント値によって、上述したROM35に格納されたオゾン排出制御情報に基づいて、画像形成部11の各種駆動系の駆動タイミング等を制御する。
【0034】
(実施例)
上記の構成において、感光体ドラム19に帯電ローラ29を圧接させると、帯電ローラ29は感光体ドラム19に対して従動回転する。
【0035】
また、帯電ローラ29には、例えば、DC成分(450V)にAC(正弦波Vpp=1.2kV、周波数f=1.5kHz)を重畳させたバイアス印加によって感光体ドラム19を300Vに帯電する。
【0036】
その後、露光デバイス25から照射されたレーザ光Pによるレーザ露光により、感光体ドラム19の表面上に静電潜像が形成され、現像デバイス18からのトナー供給によってその静電潜像が可視化(現像)される。
【0037】
さらに、転写デバイス26によって感光体ドラム19の表面上のトナー像が転写紙に転写され、定着装置12でトナー像が転写紙に定着させられる。
【0038】
また、感光体ドラム19の表面に残存したトナーや外添剤等の現像剤は、クリーニングデバイス27で回収されるが、クリーニングブレード34で掻き取られる前に、一部は研磨ローラ33の表面に保持され、感光体ドラム19と研磨ローラ33とが線速差をもって回転することにより、感光体ドラム19の表面を研摩する。
【0039】
(オゾン排出制御)
一方、制御回路36は、例えば、図示しないパーソナルコンピュータから印刷データを受信すると、その印刷データ(例えば、部数・拡大/縮小率・画像品質等)に含まれる画像データを解析すると共に、図3に示すように、感光体ドラム19の駆動(メインモータ駆動)、除電デバイス28の駆動(イレースランプ点灯)、ファンモータ32の全速回転駆動、等の初期駆動を開始した後、帯電デバイス24による帯電(メインチャージ)、現像デバイス18への現像バイアスの印加、転写デバイス26や定着装置12のバイアス印加・駆動等を含めた画像形成処理を開始する。
【0040】
そして、この画像形成処理の終了に伴って現像バイアスが停止され、帯電デバイス24のメインチャージがOFFされると、タイマ37がカウントを開始すると共に、そのカウント開始(メインチャージOFF)を基準として、
(1)感光体ドラム19の駆動用メインモータの駆動停止タイミング及び除電デバイス28の点灯停止タイミング<期間(1)>
(2)オゾン排出用のファン31のファンモータ32による全速回転駆動停止タイミング<期間(2)>
が決定されると共に、感光体ドラム19の駆動用メインモータの駆動停止を基準として、
(3)オゾン排出用のファン31のファンモータ32による全速回転駆動停止後に切り替えられた半速回転駆動における停止タイミング<期間(3)>
が決定・制御される。
【0041】
具体的には、制御回路36は、図4に示すように、一連の画像形成処理時間、即ち、オゾン発生要因である帯電デバイス24の連続メインチャージON時間に応じて、各期間(1),(2)を決定する。尚、期間(3)に関しては、メインチャージON時間に関係なく一定(例えば、60秒以下)に設定して良い。
【0042】
これにより、帯電デバイス24の連続チャージ時間(例えば、タイマ37のカウント時間や画像形成処理枚数等で算出)に応じて、帯電デバイス24のメインチャージOFFのタイミングを基準として、感光体ドラム19の駆動停止タイミング、オゾン排出用のファン31のファンモータ32の全速回転駆動停止タイミングを決定すると共に、例えば、画像形成処理時間が比較的短い場合には早期に感光体ドラム19の駆動及びファンモータ32の全速回転駆動を停止して騒音対策に貢献し、画像形成処理時間が比較的長い場合には効率良くオゾン分散が可能となるように感光体ドラム19の駆動及びファンモータ32の全速回転駆動を停止して騒音対策に貢献することができる。
【0043】
この際、何れの場合においても、ファンモータ32の全速駆動停止後にあっても、感光体ドラム19は所定時間駆動を継続しているため、帯電デバイス24の直近等に滞留するオゾンを分散させることができるため、感光体ドラム19が滞留するオゾンによって悪影響を受け難くし、オゾンによる感光体ドラム19の表面電位低下に伴う像流れ等の画像不具合を抑制することができ、長期間にわたる安定した画像形成処理を実現することができる。
【0044】
ところで、上記実施の形態では、一つのファン31を配置した場合で説明したが、例えば、複合機等の大型な画像形成装置等では、複数のファン31を配置する場合も想定される。
【0045】
この場合、例えば、第1,第2の2つのファンを配置した場合、図5に示すように、第1のファン(例えば、ファン31)は、上記実施の形態と同じ、又は、メインチャージがONしてから全速回転駆動を開始した後に上記実施の形態と同じとし、第2のファンを駆動用メインモータのON/OFFと同期させても良い。
【0046】
尚、図6に示すように、メインチャージがONされるまでは、第2のファンにおいても半速回転駆動としても良いし、第1及び第2の各ファンの何れも半速回転駆動としても良い。
【0047】
ところで、上記実施の形態では、本発明の画像形成部11をプリンタ1に適用して説明したが、例えば、プリンタ・複写機・ファクシミリ又はこれらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置全般に適用することができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの説明図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における要部の説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における制御回路の制御ルーチンのタイミング図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における制御回路の制御タイミングの一覧表である。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における複数ファン設置の場合の変形例1の制御回路の制御ルーチンのタイミング図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における複数ファン設置の場合の変形例2の制御回路の制御ルーチンのタイミング図である。
【符号の説明】
【0049】
1…プリンタ(画像形成装置)
11…画像形成部
19…感光体ドラム(像担持体)
24…帯電デバイス
31…ファン
32…ファンモータ
36…制御回路
37…タイマ(カウンタ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
像担持体表面に電圧を印加する帯電デバイスと、前記像担持体を駆動させる駆動源と、前記帯電デバイスから発生するオゾンを機外へと排出するファンと、前記像担持体に現像剤を供給する現像デバイスと、前記像担持体に供給された現像剤を記録媒体へと転写する転写デバイスと、を備えた画像形成装置において、
前記帯電デバイスのON時間をカウントするカウンタと、画像形成処理終了後における前記帯電デバイスのOFFから前記駆動源の駆動停止までのタイミング及び前記ファンの回転速度を全速から低速へと切り替えるタイミングを前記カウンタのカウント値に応じて制御する制御回路と、を備えていること特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御回路は、前記帯電デバイスのOFFから前記駆動源の駆動停止までのタイミングと、前記ファンの回転速度を全速から低速へと切り替えるタイミングと、を連動又は独立して制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御回路は、前記ファンの回転速度を全速から低速へと切り替えた後、一定時間経過後に停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−15012(P2010−15012A)
【公開日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−175402(P2008−175402)
【出願日】平成20年7月4日(2008.7.4)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】