説明

画像形成装置

【課題】生産性の向上を図ることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、複数の給紙トレイを有し、ジョブの実行予定を示すスケジュール画像60をLCD31に表示させる操作表示制御部300を備え、操作表示制御部300は、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙Pが収納されていない場合、スケジュール画像60中に、当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ジョブの実行予定を示すスケジュール画像を表示する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。この画像形成装置によれば、表示画面の縦軸に沿って用紙の種類を示す情報を表示し、横軸に沿って稼働時間や使用枚数を示す情報を表示して、スケジュール表示を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−348713号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の画像形成装置では、ジョブが指定した用紙と一致する用紙が給紙トレイに収納されていない場合、ジョブが実行できなくなる。この場合、ユーザは、複数の給紙トレイのうち、いずれの給紙トレイに用紙を補給してよいか理解できず、ジョブの実行を可能とする状態にリカバリーすることに支障をきたし、生産性の低下につながってしまう。
【0005】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、生産性の向上を図ることが可能な画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、複数の給紙トレイを有し、ジョブの実行予定を示すスケジュール画像を表示手段に表示させる制御手段を備えた画像形成装置であって、前記制御手段は、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、前記スケジュール画像中に、当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行うことを特徴とする。
【0007】
また、この画像形成装置において、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、スケジュール画像中に、当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行う。このため、ユーザは用紙の補給を行うべき給紙トレイを迅速に理解でき、その給紙トレイに対して用紙の補給を行うことができる。これにより、リカバリー作業の迅速化につながり、生産性の向上を図ることができる。
【0008】
また、この画像形成装置において、前記制御手段は、各給紙トレイの情報を示す給紙トレイ表示欄と、当該給紙トレイ表示欄毎に対応付けられて給紙トレイ毎にジョブの実行予定を示すジョブ実行予定表示欄とを、スケジュール画像に含めて表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、当該給紙トレイの給紙トレイ表示欄に用紙を補給する旨の補給マークを表示することが好ましい。
【0009】
この画像形成装置によれば、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、当該給紙トレイの給紙トレイ表示欄に用紙を補給する旨の補給マークを表示する。このため、補給マークは給紙トレイ表示欄に表示され、補給マークと給紙トレイの情報とが近い位置で表示されることとなる。これにより、ユーザにとって用紙を補給すべき給紙トレイが明確となり、わかりやすい表示とすることができる。
【0010】
また、画像形成装置において、前記制御手段は、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示することが好ましい。
【0011】
この画像形成装置によれば、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示する。このため、ユーザは、ポップアップ表示される用紙内容の情報を参照することにより、補給すべき用紙を理解でき、補給すべき用紙の選別についても迅速に行うことができ、一層生産性を向上させることができる。
【0012】
また、画像形成装置において、前記制御手段は、前記給紙トレイ表示欄に給紙トレイの用紙内容の情報を表示すると共に、ジョブが指定する用紙内容の情報を前記給紙トレイ表示欄と異なる箇所にポップアップ表示させることが好ましい。
【0013】
この画像形成装置によれば、給紙トレイ表示欄に給紙トレイの用紙内容の情報を表示すると共に、ジョブが指定する用紙内容の情報を給紙トレイ表示欄と異なる箇所にポップアップ表示させる。このため、ポップアップ表示される用紙内容の情報は給紙トレイ表示欄に表示される用紙内容の情報と重なることがなく、ユーザは、給紙トレイ表示欄の用紙内容の情報と、ポップアップ表示される用紙内容の情報とを比較することができる。これにより、ユーザは、補給マークのみならず、用紙内容の情報の比較によっても補給すべき給紙トレイを知ることができ、補給マークの見落とし等があったとしてもユーザは用紙を補給すべき給紙トレイを理解することができる。従って、生産性の向上を図ることができる。
【0014】
また、画像形成装置において、前記制御手段は、ジョブの実行が不可能であることを表示するジョブ実行不可表示欄を表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、前記ジョブ実行不可表示欄にジョブの実行が不可である旨を表示し、当該表示箇所をユーザが指定することにより、当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行うと共に、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示させることが好ましい。
【0015】
この画像形成装置によれば、ジョブの実行が不可能であることを表示するジョブ実行不可表示欄を表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、ジョブ実行不可表示欄にジョブの実行が不可である旨を表示し、当該表示箇所をユーザが指定することにより、当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行うと共に、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示する。このため、ユーザの指定がなければ、ポップアップ表示等は行われないこととなる。よって、ユーザにポップアップ表示等を行う否かを選択させることができ、利便性を向上させることができる。
【0016】
また、画像形成装置において、前記制御手段は、前記ポップアップ表示に設定変更表示を含ませて表示させると共に、前記設定変更表示がユーザによって指定されることにより、用紙の給紙先となる給紙トレイと各給紙トレイに収納される用紙内容の設定とを変更する設定変更画面を表示させることが好ましい。
【0017】
この画像形成装置によれば、ポップアップ表示に設定変更表示を含ませて表示させると共に、設定変更表示がユーザによって指定されることにより設定変更画面を表示させる。このため、ユーザは、設定変更表示を指定することにより用紙の給紙先となる給紙トレイや給紙トレイに収納される用紙内容の設定を変更でき、ユーザの望む給紙トレイからの給紙を行うことができる。
【0018】
また、画像形成装置において、前記制御手段は、前記設定変更画面において、ユーザが指定することによりジョブが指定する用紙内容の情報を給紙トレイに収納される用紙内容の情報に上書きする上書表示を表示することが好ましい。
【0019】
この画像形成装置によれば、設定変更画面において、ユーザが指定することによりジョブが指定する用紙内容の情報を給紙トレイに収納される用紙内容の情報に上書きする上書表示を表示する。このため、ユーザは上書表示を指定するだけでユーザの望む給紙トレイの設定を適切化でき、操作性の向上を図ることができる。
【0020】
また、画像形成装置において、前記制御手段は、ジョブの内容を一覧にて示す一覧画像を表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、前記一覧画像において当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行うことが好ましい。
【0021】
この画像形成装置によれば、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、一覧画面において当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行う。このため、スケジュール画像の表示中でなくとも一覧の表示中においても、ユーザは用紙の補給を行うべき給紙トレイを迅速に理解でき、その給紙トレイに対して用紙の補給を行うことができる。これにより、リカバリー作業の迅速化につながり、生産性の向上を図ることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す制御ブロック図である。
【図3】図1に示した積載部を示す概略図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示している。
【図4】スケジュール画像の一例を示す図である。
【図5】各給紙トレイの用紙内容の設定、及び、入力されたジョブを示す図であり、(a)は各給紙トレイの用紙内容の設定を示し、(b)は入力されたジョブを示している。
【図6】図5に示した各給紙トレイの用紙内容の設定及びジョブに応じたスケジュール画像を示す図である。
【図7】実行不可バーを指定したときの第1の表示例を示す図である。
【図8】実行不可バーを指定したときの第2の表示例を示す図である。
【図9】実行不可バーを指定したときの第3の表示例を示す図である。
【図10】実行不可バーを指定したときの第4の表示例を示す図である。
【図11】用紙を補給した場合におけるスケジュール画像の第1の例を示す図である。
【図12】用紙を補給した場合におけるスケジュール画像の第2の例を示す図である。
【図13】設定変更画面の一例を示す図である。
【図14】一覧画像の一例を示す図である。
【図15】本実施形態に係る画像形成装置のスケジュール画像の表示処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態に基づいて、本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。図1は、本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【0025】
本実施形態に係る画像形成装置1は、本体部1aと後処理装置50とを備えたデジタル複合機であって、本体部1aは、原稿dから画像を読み取り、読み取った画像を用紙Pに画像形成するものである。また、本体部1aは、画像データを含むページデータや各画像データの画像形成条件等の設定情報を含むジョブのジョブ情報を外部装置等から受信し、受信したジョブ情報に基づいて画像を用紙P上に形成するものである。この本体部1aは、画像読取部20と、操作表示部30と、プリント部40とを有して構成されている。
【0026】
画像読取部20は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り部21と読取部22とを備え、操作表示部30により受け付けられた設定情報に基づいて複数の原稿dの画像を読み取るものである。自動原稿送り部21の原稿トレイT1に載置された原稿dは読取箇所であるコンタクトガラスに搬送され、原稿dの片面又は両面の画像は光学系を介してCCD(Charge Coupled Device)22aにより読み取られる。なお、ここでいう画像とは、図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む概念である。
【0027】
画像読取部20により読み取られた画像の画像データ(アナログ画像信号)は、後述する画像制御部100の読取処理部140に出力され、読取処理部140においてA/D変換され各種画像処理が施された後、プリント部40に出力される。
【0028】
操作表示部30は、表示手段として機能するLCD(Liquid Crystal Display)31、LCD31を覆うように設けられたタッチパネル32、及び操作キー群33から構成され、タッチパネル32又は操作キー群33を介してユーザからの指示を受け付け、その指示に基づく操作信号を後述する制御部110に出力するものである。また、操作表示部30は、制御部110から入力される表示信号に従って、各種画像や処理結果等をLCD31に表示するものである。
【0029】
プリント部40は、入力された画像データに基づいて、電子写真方式の画像形成処理を行うものであり、積載部41、用紙搬送部42、画像形成部43、及び搬出部44を備えて構成される。
【0030】
積載部41は、複数の給紙トレイ411a〜411c、給紙手段41a、手差しトレイT2等を備えている。各給紙トレイ411a〜411cは、それぞれ予め定められた種類の用紙Pが収納されており、給紙手段41aによって用紙Pを最上部から1枚ずつ用紙搬送部42に向けて搬送するものである。なお、図1に示す例では3つの給紙トレイ411a〜411cを備える例を説明するが、給紙トレイの数は3つに限らず、2つ又は4つ以上であってもよい。
【0031】
手差しトレイT2は、ユーザのニーズに合わせて様々な種類の用紙Pを積載可能となっており、積載された用紙Pを給紙ローラによって最上部から1枚ずつ用紙搬送部42に向けて搬送するものである。
【0032】
用紙搬送部42は、各給紙トレイ411a〜411c又は手差しトレイT2から搬送された用紙Pを、複数の中間ローラ、レジストローラ42a等を経て転写装置43aへと搬送するものである。また、用紙搬送部42は、搬送路切換板により片面画像形成処理済みの用紙Pを両面搬送路に搬送し、再び中間ローラ、レジストローラ42a等を経て転写装置43aへと搬送する機能を備えている。
【0033】
画像形成部43は、感光体ドラム、帯電装置、画像データに基づくレーザ光を出力するレーザ出力部とレーザ光を主走査方向に走査させるポリゴンミラーとを有する露光装置、現像装置、転写装置43a、クリーニング部、及び定着装置43bを備え、ジョブ情報に基づいて、用紙Pに画像を形成するものである。具体的に画像形成にあたっては、露光装置が、帯電装置により帯電された感光体ドラムにレーザ光を照射して静電潜像を形成する。そして、静電潜像が形成された感光体ドラムの表面に、現像装置が帯電したトナーを付着させて静電潜像を現像する。現像装置により感光体ドラム上に形成されたトナー像は、転写装置43aにおいて用紙Pに転写される。また、用紙Pにトナー像が転写された後、感光体ドラムの表面の残留トナー等は、クリーニング部により除去される。
【0034】
定着装置43bは、用紙搬送部42によって搬送された用紙Pに転写されたトナー像を熱定着するものである。定着された用紙Pは、搬出部44の排紙ローラに挟持されて搬出口から後処理装置50に搬送される。
【0035】
後処理装置50は、ソートユニット、折ユニット、パンチユニット、及びステイプルユニット等の各種後処理ユニットを備え、画像形成された用紙Pのソート処理、折処理、パンチ処理、及び設定された綴じ位置に用紙Pの束を綴じるステイプル処理等を行うものである。また、後処理装置50は、本体部1aより画像形成された用紙Pや各種後処理が施された用紙Pが排紙され積載される排紙トレイT3等を備えている。
【0036】
図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の構成を示す制御ブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1は、図1に示した本体部1aと後処理装置50に加えて、プリンタコントローラ1bを備えている。このプリンタコントローラ1bは、画像形成装置1をネットワークプリンタとして使用する場合に用いられ、PC2からデータを受信し、当該データを画像データやジョブとして本体部1aに送信するものである。
【0037】
このようなプリンタコントローラ1bは、コントローラ制御部11、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御部12、画像メモリ13、及びLANIF(Local Area Network Interface)14を備えている。
【0038】
コントローラ制御部11は、プリンタコントローラ1bの各部動作を統括的に制御し、LANIF14を介してPC2から入力されるデータをジョブとして本体部1aに送信するものである。
【0039】
DRAM制御部12は、LANIF14により受信されたデータの画像メモリ13への格納や、画像メモリ13からのデータの読み出しを制御するものである。また、DRAM制御部12は、画像制御部100のDRAM(Dynamic Random Access Memory)制御部160とPCI(Peripheral Components Interconnect)バスで接続されており、コントローラ制御部11からの指示に従ってプリント対象のデータを画像メモリ13から読み出してDRAM制御部160に画像データを出力するものである。
【0040】
画像メモリ13はDRAMから構成されており、画像データを一時的に格納するものである。LANIF14は、NIC(Network Interface Card)やモデム等のLANネットワークと接続するための通信インターフェイスであり、PC2からデータを受信するものである。LANIF14によって受信されたデータは、DRAM制御部12に出力されることとなる。
【0041】
また、本体部1aは、図1に示した画像読取部20、操作表示部30、及びプリント部40に加えて、画像制御部100を備えている。また、画像制御部100は、制御部110、不揮発性メモリ120、RAM(Random Access Memory)130、読取処理部140、圧縮IC(Integrated Circuit)150、DRAM制御部160、画像メモリ170、伸張IC180、及び書込処理部190を有している。
【0042】
制御部110は、CPU(Central Process Unit)等から構成され、画像形成装置1の各部を集中制御するものである。不揮発性メモリ120は、システムプログラム及び各種アプリケーションプログラムを記憶したものである。RAM130は、各種データを記憶するワークエリアとして機能するものである。このような構成であるため、制御部110は、不揮発性メモリ120に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM130に展開し、RAM130に展開されたプログラムとの協働で各種処理を実行し、画像形成装置1の各部を集中制御することとなる。
【0043】
読取処理部140は、CCD22aから入力されるアナログ画像信号に、アナログ処理、A/D変換処理、シェーディング処理等の各種処理を施した後に、デジタル画像データを生成するものである。圧縮IC150は、入力されたデジタル画像データに圧縮処理を施してDRAM制御部160に出力するものである。
【0044】
DRAM制御部160は、制御部110からの指示に従って、圧縮IC150による画像データの圧縮処理及び伸張IC180による圧縮画像データの伸張処理を制御すると共に、画像メモリ170への画像データの入出力制御を行うものである。画像メモリ170は、画像データを記憶するものである。伸張IC180は、圧縮IC150により圧縮処理が施された圧縮画像データに伸張処理を施すものである。
【0045】
また、画像メモリ170は、圧縮メモリ171とページメモリ172とから構成されている。圧縮メモリ171は、圧縮IC150により圧縮された圧縮画像データを記憶するものである。ページメモリ172は、伸張IC180により伸張処理が施された画像データを記憶するものである。
【0046】
このような構成であるため、DRAM制御部160は、画像読取部20により読み取られた画像信号の保存が指示されると、読取処理部140から入力された画像データの圧縮処理を圧縮IC150により実行させる。そして、DRAM制御部160は、圧縮IC150により圧縮された圧縮画像データを圧縮メモリ171に記憶させる。また、DRAM制御部160は、圧縮メモリ171に記憶された圧縮画像データのプリント出力が指示されると、圧縮メモリ171から圧縮画像データを読み出し、伸張IC180により伸張処理を施してページメモリ172に記憶させる。記憶後、DRAM制御部160は、ページメモリ172に記憶された画像データのプリント出力が指示されると、ページメモリ172から画像データを読み出し、書込処理部190に出力する。
【0047】
書込処理部190は、DRAM制御部160から入力した画像データに基づいて、画像形成のためのプリントデータを生成し、プリント部40に出力するものである。
【0048】
また、画像読取部20は、図1に示した自動原稿送り部21等(図2において図示を省略する)、及びCCD22aに加えて、画像読取制御部200を備えている。画像読取制御部200は、自動原稿送り部21及び読取部22等を制御して原稿面を露光走査させるものである。この露光走査によって、反射光がCCD22aに入力され、CCD22aにおいて光電変換され、アナログ画像データとして読取処理部140に出力されることとなる。
【0049】
操作表示部30は、図1に示したLCD31、タッチパネル32、及び操作キー群33(図2において図示を省略する)に加えて、操作表示制御部300を備えている。操作表示制御部300は、制御部110から入力される表示信号に従って各種画像をLCD31に表示させるものである。このため、操作表示制御部300と制御部110とは、表示内容を制御する制御手段として機能する。また、操作表示制御部300は、タッチパネル32や操作キー群33からから入力される操作信号を制御部110に出力するものである。
【0050】
プリント部40は、図1に示した画像形成部43に加えて、プリント制御部400を備えている。プリント制御部400は、制御部110からの指示に従って画像形成部43等のプリント部40の各部を制御し、書込処理部190から入力されたプリントデータに基づいて用紙Pに画像形成を行わせるものである。また、プリント制御部400は制御部110からの指示に従った後処理信号を後処理装置50に送信するものである。
【0051】
後処理装置50は、後処理ユニット51と後処理制御部500とを備えている(図1において図示せず)。後処理ユニット51は、前述したソートユニット等から構成されている。後処理制御部500は、後処理ユニット51を制御するものであり、プリント制御部400から入力される後処理信号に応じて、各部を駆動制御して用紙Pに所定の後処理を行わせ、排紙トレイT3に排紙させるものである。
【0052】
ここで、積載部41についてさらに説明する。図3は、図1に示した積載部41を示す概略図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示している。図3(a)及び(b)に示すように、積載部41は、概略的に載置部41bと、リフトアップ部41cと、用紙位置検出センサ41dと、用紙有無検出センサ41eとを備えている。
【0053】
載置部41bは用紙Pを積載する部位である。リフトアップ部41cは、載置部41bに載置される用紙Pのうち最上端用紙P1を所定位置までリフトアップするリフトアップ手段として機能するものである。このリフトアップ部41cは、プリント制御部400によって駆動されるモータMの駆動によって載置部41bをリフトアップ及びリフトダウンするようになっている。具体的にリフトアップ部41cは、給紙トレイ411a〜411cを画像形成装置1の本体部1aから引き出した場合に図3(a)に示す最下位置までリフトダウンし、給紙トレイ411a〜411cを画像形成装置1の本体部1aに押し込んだ場合に図3(b)に示す位置までリフトアップする。
【0054】
用紙位置検出センサ41dは、リフトアップ部41cにより載置部41bがリフトアップされ、載置部41bに載置される用紙Pのうち最上端用紙P1が接触したことを検出するものである。用紙位置検出センサ41dは、最上端用紙P1が接触すると、その旨の信号をプリント制御部400に送信し、プリント制御部400はモータMを停止させることとなる。用紙有無検出センサ41eは、載置部41bに用紙が載置されているかを検出するものである。
【0055】
また、プリント制御部400は、リフトアップ部41cによるリフトアップ量、及び、用紙有無検出センサ41eからの信号によって、給紙トレイ411a〜411cに収納される用紙Pの枚数を推定する。
【0056】
具体的に説明すると、プリント制御部400は、用紙有無検出センサ41eからの信号によって用紙Pが1枚も収納されていない場合に、用紙枚数が0枚であると推定する。また、用紙有無検出センサ41eからの信号によって少なくとも1枚の用紙Pが収納されていると判断できる場合、リフトアップ部41cのリフトアップ量に基づいて収納される用紙Pの最大枚数と最小枚数とを推定する。この際、プリント制御部400は、モータMの回転量からリフトアップ量を算出し、このリフトアップ量からレベルを求める。レベルは例えば「1」から「4」までの4段階であり、例えばレベル「4」であれば最大枚数を550枚と推定すると共に、最小枚数を388枚と推定する。なお、用紙有無検出センサ41eからの信号により用紙枚数が0枚であると推定された場合をレベル「0」とすると、プリント制御部400は、レベル「0」からレベル「4」の5段階で、収納される用紙枚数を推定することとなる。
【0057】
さらに、プリント制御部400は、推定した用紙枚数の情報を、制御部110を介して操作表示制御部300に送信し、操作表示制御部300は推定用紙枚数に応じて後述推定用紙枚数情報61eの表示内容を制御することとなる。
【0058】
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、ジョブの実行予定を示すスケジュール画像をLCD31に表示するようになっている。図4は、スケジュール画像60の一例を示す図である。なお、以下の説明において給紙トレイの数は9個とする。
【0059】
図4に示すようにスケジュール画像60には、各給紙トレイの情報を示す給紙トレイ情報表示欄61と、指標表示欄62と、ジョブ実行予定表示欄63と、ジョブ実行不可表示欄64とが表示される。
【0060】
給紙トレイ情報表示欄61は、各給紙トレイの情報を表示する表示欄であって、スケジュール画像60の縦軸に沿って表示されている。給紙トレイの情報とは、給紙トレイのトレイ番号情報61a、給紙トレイに収納される用紙Pのサイズ情報61b、給紙トレイに収納される用紙Pの紙質情報61c、給紙トレイに収納される用紙Pの坪量情報61d、及び給紙トレイに収納される用紙Pの推定用紙枚数情報61eから構成されている。なお、推定用紙枚数情報61eは、プリント制御部400によって求められたレベルに応じて表示される。また、給紙トレイ情報表示欄61は、スケジュール画像60の縦軸に沿って表示されているが、これに限らず横軸に沿って表示されていてもよい。
【0061】
指標表示欄62は、ジョブの実行の指標、すなわちジョブの実行の目安となる情報を表示する表示欄であって、スケジュール画像60の横軸に沿って表示されている。ここで、ジョブの実行の指標とは、例えば用紙枚数の情報である。具体的に図4に示す例において指標表示欄62には、用紙枚数0枚、250枚、500枚、750枚などと250枚毎の区切り表示がされている。なお、ジョブの実行の指標とは、用紙枚数に限らず、例えばジョブの実行時間の情報など、他の情報であってもよい。また、指標表示欄62はスケジュール画像60の横軸に沿って表示されているが、給紙トレイ情報表示欄61がスケジュール画像60の横軸に沿って表示されている場合には、縦軸に沿って表示されていてもよい。
【0062】
ジョブ実行予定表示欄63は、ジョブの実行予定を示す表示欄であって、給紙トレイ情報表示欄61及び指標表示欄62に対応付けられて表示されている。また、ジョブ実行予定表示欄63は、各給紙トレイそれぞれのジョブの実行予定を示すために、横軸に沿う12個の各トレイ表示欄63a〜63iを有している。
【0063】
ジョブ実行不可表示欄64は、ジョブの実行が不可能であることを表示する表示欄であって、ジョブが指定する用紙Pと一致する給紙トレイが存在しない場合に、表示が行われる表示欄である。このジョブ実行不可表示欄64は、スケジュール画像60の縦軸に沿って表示されている。
【0064】
次に、スケジュール画像60によるジョブの実行予定の表示状態を説明する。PC2からサイズSRA3且つ坪量64〜74g/mの上質紙200枚に画像形成すると共にトレイ1を指定するトレイ指定ジョブが入力され、その後、サイズSRA3且つ坪量75〜80g/mの上質紙600枚に画像形成するオートジョブが入力され、次いで、PC2からサイズSRA3且つ坪量221〜256g/mの上質紙400枚に画像形成するオートジョブが入力された場合を例に説明する。また、図4に示す例において各給紙トレイの用紙Pの最小枚数は388枚であり、最大枚数が550枚と推定されているものとする。なお、トレイ指定ジョブとは、用紙の給紙先となる給紙トレイを指定するジョブである。また、オートジョブとは、用紙の給紙先となる給紙トレイを指定せず装置自体に選択させるジョブである。
【0065】
この場合、画像形成装置1の制御部110は、1つ目のジョブがトレイ1を指定していることから、トレイ1の用紙Pを使用すると判断する。また、1つ目のジョブは、SRA3且つ坪量64〜74g/mの上質紙を指定しており、この用紙内容がトレイ1に収納される用紙Pの用紙内容と一致している。このため、操作表示制御部300は、トレイ1のトレイ表示欄63aに用紙枚数0枚から延びる印刷バー63mを表示させる。
【0066】
なお、1つ目のジョブは200枚の画像形成を指示するものである。このため、操作表示制御部300は、用紙枚数0枚から200枚まで延びる印刷バー63mをトレイ1のトレイ表示欄63aに表示させることとなる。
【0067】
このように、制御部110は、スケジュール画像60においてジョブの実行が可能である場合、ジョブ実行予定表示欄63のうちジョブが実行される給紙トレイに対応付けて実行予定を表示させる。
【0068】
次に、画像形成装置1の制御部110は、2つ目のジョブに対して、SRA3且つ坪量75〜80g/mの上質紙が収納されているトレイ4〜トレイ9を使用可能と判断する。そして、制御部110は、まず600枚のジョブに対してトレイ4に収納される用紙Pを使用すると選択する。このため、操作表示制御部300は、トレイ4のトレイ表示欄63dの用紙枚数200枚から延びる印刷バー63mを表示させる。
【0069】
ここで、トレイ4には用紙Pが388枚しか収納されていない可能性がある。よって、操作表示制御部300は、用紙枚数200枚から588枚まで延びる印刷バー63mをトレイ4のトレイ表示欄63dに表示させることとなる。さらに、操作表示制御部300は、印刷バー63mの後端位置である588枚から延びる補助バー63nを表示させる。なお、この補助バー63nは、トレイ4に収納される最大枚数550枚から最小枚数388枚を減じた162枚の長さで表示される。すなわち、補助バー63nは、588枚から750枚まで延びるものとなる。この補助バー63nにより、画像形成装置1は給紙トレイに用紙Pが残っている可能性があることを示している。
【0070】
なお、図4に示す例では、2つ目のジョブが600枚の画像形成を指示するものである。このため、補助バー63nは162枚の長さで表示されている。しかし、例えば2つ目のジョブが450枚の画像形成を指示するものである場合などトレイ4に収納される用紙Pの最大枚数に満たない場合には、補助バー63nは、ジョブの終了の450枚から最小枚数388枚を減じた62枚に応じた長さとなる。
【0071】
また、トレイ4には用紙Pが388枚から550枚しか収納されていないため、2つ目のジョブについて用紙Pが不足する。よって、制御部110は、ATS(Auto Tray Switch)機能により、トレイ4の用紙Pを全て使い切った後にトレイ5に収納される用紙Pを使用すると選択する。このため、操作表示制御部300は、トレイ1のトレイ表示欄63aに表示される印刷バー63mの後端位置である588枚の位置に対応させて、トレイ5のトレイ表示欄63eの用紙枚数588枚から延びる印刷バー63mを表示させる。この印刷バー63mは、ジョブの終了となる200+600=800枚まで伸びるものとなる。なお、ATS機能とは、給紙トレイに収納される用紙Pが無くなった際に、ジョブに応じた他の給紙トレイを検索し、検索された給紙トレイに給紙先を自動切替する機能である。
【0072】
次いで、画像形成装置1の制御部110は、3つ目のジョブに対して、いずれの給紙トレイも使用不可と判断する。すなわち、3つ目のジョブが示す、サイズSRA3且つ坪量221〜256g/mの上質紙が収納されている給紙トレイがないため、制御部110は、いずれの給紙トレイも使用不可と判断する。このため、操作表示制御部300は、ジョブ実行不可表示欄64に実行不可バー63oを表示させる。この実行不可バー63oは、2つ目のジョブの終了時点である用紙枚数800枚から、3つ目のジョブの画像形成枚数400枚を800枚に加算した1200枚まで延びるものとなる。
【0073】
以上がスケジュール画像60の基本的な表示状態である。さらに、本実施形態に係る画像形成装置1では生産性向上のため、図4に示す表示状態に加えて、以下の表示を実行することとしている。
【0074】
図5は、各給紙トレイの用紙内容の設定、及び、入力されたジョブを示す図であり、(a)は各給紙トレイの用紙内容の設定を示し、(b)は入力されたジョブを示している。まず、図5(a)に示すように、トレイ1は、色管理に関するプロファイルNo.が「指定無し」であり、用紙サイズが「A4S」であり、用紙種類が「普通紙」であり、用紙名称が「普通紙」であり、坪量が「64〜74g/m」であり、用紙色が「白」であり、用紙のパンチ穴が「なし」に設定されている。また、トレイ1の用紙Pの残量はx1枚と検出されているものとする。以下、図5(a)に示すように、トレイ2〜トレイ9について各項目ごとに情報が設定されている。
【0075】
以上のように各給紙トレイの用紙内容が設定されている状態で、図5(b)に示すジョブが入力されたとする。すなわち、1つ目のジョブが、トレイを指定しないオートジョブであり、プロファイルNo.「指定無し」、用紙サイズ「A3」、用紙種類「普通紙」、用紙名称「普通紙」、坪量「64〜74g/m」、用紙色「白」であり、用紙のパンチ穴「なし」であとする。また、2つ目のジョブが、トレイを指定しないオートジョブであり、プロファイルNo.「指定無し」、用紙サイズ「A3」、用紙種類「上質紙」、用紙名称「上質紙」、坪量「Don’t Care」、用紙色「白」であり、用紙のパンチ穴「なし」であるとする。さらに、1つ目のジョブは1000枚の画像形成を指示し、2つ目のジョブは200枚の画像形成を指示しているとする。
【0076】
図6は、図5に示した各給紙トレイの用紙内容の設定及びジョブに応じたスケジュール画像60を示す図である。まず、1つ目のジョブの用紙内容に一致する給紙トレイはトレイ9である。しかし、トレイ9には、用紙Pが入っておらず、ジョブを実行することができない。このため、操作表示制御部300は、図6に示すように、ジョブ1について実行不可バー63oをジョブ実行不可表示欄64に表示させる。
【0077】
さらに、2つ目のジョブの用紙内容に一致する給紙トレイはトレイ6及びトレイ8である。なお、2つ目のジョブは、坪量が「Don’t Care」で指定されていないため、用紙内容はトレイ6及びトレイ8に一致する。しかし、トレイ6及びトレイ8には、用紙Pが入っておらず、ジョブを実行することができない。このため、操作表示制御部300は、図6に示すように、ジョブ2について実行不可バー63oをジョブ実行不可表示欄64に表示させる。
【0078】
そして、ユーザが1つ目のジョブについての実行不可バー63oを指定したとする。これにより、操作表示制御部300は、図7に示す表示を行う。図7は、実行不可バー63oを指定したときの第1の表示例を示す図である。図7に示すように、操作表示制御部300はトレイ9に用紙Pを補給する旨の指示表示65を行う。これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、ユーザに対して用紙Pの補給を促し、リカバリー作業の迅速化を図る。すなわち、単に実行不可バー63oを表示するだけでは、ユーザはどの給紙トレイに対してリカバリー作業を行えばよいか不明であるが、指示表示65を行うことにより、リカバリー対象となる給紙トレイを明確にし、リカバリー作業の迅速化を図ることとなる。
【0079】
また、ユーザが2つ目のジョブについての実行不可バー63oを指定したとする。これにより、操作表示制御部300は、図8に示す表示を行う。図8は、実行不可バー63oを指定したときの第2の表示例を示す図である。図8に示すように、操作表示制御部300はトレイ6又はトレイ8に用紙Pを補給する旨の指示表示65を行う。これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、ユーザに対して用紙Pの補給を促し、リカバリー作業の迅速化を図る。
【0080】
なお、ユーザに対して用紙Pの補給を促す表示については、図7及び図8に示す例に限らず、以下の表示であってもよい。
【0081】
図9は、実行不可バー63oを指定したときの第3の表示例を示す図である。ユーザが1つ目のジョブについての実行不可バー63oを指定した場合、操作表示制御部300は、1つ目のジョブの用紙内容に一致するトレイ9の給紙トレイ情報表示欄61のうち、給紙トレイのトレイ番号情報61aに補給マーク66を表示させる。これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、ユーザに対して用紙Pの補給を促し、リカバリー作業の迅速化を図る。
【0082】
また、1つ目のジョブについての実行不可バー63oを指定した場合、操作表示制御部300は、ジョブが指定する用紙内容の情報についてポップアップ表示67を行う。このため、ユーザは、ポップアップ表示67に含まれる用紙内容の情報を参照することにより、補給すべき用紙Pを理解でき、補給すべき用紙Pの選別についても迅速に行うことができる。
【0083】
また、このポップアップ表示67は、給紙トレイ情報表示欄61と異なる箇所に表示される。このため、ユーザは、給紙トレイ表示欄61の用紙内容の情報と、ポップアップ表示67に含まれる用紙内容の情報とを比較でき、補給マーク66の見落とし等があったとしてもユーザは用紙Pを補給すべき給紙トレイを理解することができる。
【0084】
図10は、実行不可バー63oを指定したときの第4の表示例を示す図である。ユーザが2つ目のジョブについての実行不可バー63oを指定した場合、操作表示制御部300は、2つ目のジョブの用紙内容に一致するトレイ6及びトレイ8の給紙トレイ情報表示欄61のうち、給紙トレイのトレイ番号情報61aに補給マーク66を行う。これにより、本実施形態に係る画像形成装置1は、ユーザに対して用紙Pの補給を促し、リカバリー作業の迅速化を図る。なお、ポップアップ表示67については、図9に示したものと同様である。
【0085】
ここで、図11及び図12を参照して用紙Pを補給した場合のスケジュール画像60を説明する。図11は、用紙Pを補給した場合におけるスケジュール画像60の第1の例を示す図である。トレイ9に用紙Pを充分に補給した場合、図11に示すようにジョブ1に対応する実行不可バー63oが消去され、トレイ9のトレイ表示欄63iに印刷バー63mが表示される。
【0086】
図12は、用紙Pを補給した場合におけるスケジュール画像60の第2の例を示す図である。さらに、トレイ6に用紙Pを充分に補給した場合、図12に示すようにジョブ2に対応する実行不可バー63oが消去され、トレイ6のトレイ表示欄63fに印刷バー63mが表示される。なお、図12に示す例では、トレイ6に用紙Pを補給したが、トレイ8に用紙を補給してもよい。
【0087】
ここで、図9及び図10に示すように、ポップアップ表示67には、設定変更表示67aが含まれている。操作表示制御部300は、この表示67aがユーザによって指定されることにより、用紙Pの給紙先となる給紙トレイと、各給紙トレイの用紙内容の設定とを変更する設定変更画面を表示することとなる。
【0088】
図13は、設定変更画面の一例を示す図である。設定変更表示67aがユーザによって指定されることにより、操作表示制御部300は、図13に示すような設定変更画面80を表示させる。この設定変更画面80は、用紙Pの給紙先となる給紙トレイと、各給紙トレイの用紙内容の設定とを変更可能とする画面である。ユーザは、設定変更画面80の表示中に入力操作を行うことによって、用紙Pの給紙先となる給紙トレイと、各給紙トレイの用紙内容の設定とを変更することができる。
【0089】
以下、設定変更画面80について詳細に説明する。設定変更画面80には、トレイ変更表示欄81と、用紙設定表示欄82と、操作ボタン83とが表示される。トレイ変更表示欄81は、ユーザが変更したい給紙トレイを選択するための表示欄である。ユーザは、トレイ変更表示欄81に表示される給紙トレイのいずれか1つを選択することにより、用紙Pの給紙先となる給紙トレイを変更することができる。
【0090】
用紙設定表示欄82は、現時点における給紙トレイの用紙内容の設定を「現在の設定」として表示し、ジョブが指定する用紙内容を「予約した設定」として表示する表示欄である。また、用紙設定表示欄82では、「現在の設定」と「予約した設定」とのうち異なる部分について着色表示が行われる。すなわち、図13に示す例では、「現在の設定」のうち用紙種類「上質紙」、用紙名称「上質紙」、及び坪量「81〜105g/m」について着色表示が行われ、「予約した設定」のうち用紙種類「普通紙」、用紙名称「普通紙」、及び坪量「64〜74g/m」について着色表示が行われている。
【0091】
操作ボタン83は、ユーザ操作を受け付ける表示部分であり、上書表示83aと閉じる表示83bとからなっている。上書表示83aは、ユーザが指定することにより「予約した設定」を「現在の設定」に上書するための操作部分である。閉じる表示83bは、設定変更画面80自体を非表示にするための操作部分である。ユーザは、上書表示83aを指定することによって、ジョブが示す用紙内容の情報を、給紙トレイの用紙内容に簡易に上書でき、給紙トレイの設定を適切化することができる。
【0092】
図14は、一覧画像の一例を示す図である。また、ユーザがタッチパネル32や操作キー群33に所定の操作を行うことにより、操作表示制御部300は、LCD31上に一覧画像90を表示させることができる。この一覧画像90は、図14に示すように、ジョブの内容を一覧にて示すものであって、各種情報をマトリクス状に表示するものである。
【0093】
詳細に説明すると、一覧画像90は、縦列にジョブを表示し、横列に各種情報を表示する。すなわち、一覧画像90では画像上側から順にジョブ1、ジョブ2と表示され、画像左側から順に、「モード」「状態」「枚数」「部数」「残枚数」「時間(分)」「ユーザ名」「ファイル名」「用紙補給トレイ」の各情報が表示される。
【0094】
ここで、「モード」「状態」「枚数」「部数」「残枚数」「時間(分)」「ユーザ名」及び「ファイル名」については、通常のジョブに関する情報である。しかし、本実施形態において一覧画像90には「用紙補給トレイ」が表示されている。この「用紙補給トレイ」の欄には、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、用紙Pを補給すべきトレイ番号が表示される。具体的に図14に示す例において、ジョブ1の「用紙補給トレイ」の欄には「9」と表示され、トレイ9に用紙を補給する旨の表示が行われている。同様に、ジョブ2の「用紙補給トレイ」の欄には「6、8」と表示され、トレイ6及びトレイ8に用紙を補給する旨の表示が行われている。
【0095】
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の動作をフローチャートを参照して説明する。図15は、本実施形態に係る画像形成装置1のスケジュール画像60の表示処理を示すフローチャートである。なお、図15に示す例では、オートジョブが入力されたものとして説明する。
【0096】
図15に示すように、まずプリンタコントローラ1bを介してジョブ情報が入力されると、制御部110は、ジョブ情報を参照し、ジョブ実行に必要な用紙枚数を算出する(S1)。具体的に制御部110は、ジョブ情報に含まれる部数あたりの用紙Pの枚数情報、部数情報、両面又は片面に画像形成するか否かの情報等に基づいて、ジョブの実行に必要な用紙枚数を算出する。
【0097】
次いで、プリント制御部400は、各給紙トレイについて、収納される用紙Pの用紙枚数を推定する(S2)。このとき、プリント制御部400は図3を参照して説明したように最小枚数と最大枚数と推定する。
【0098】
その後、制御部110は、ジョブが指定する用紙内容と一致する用紙内容の給紙トレイがあるか否かを判断する(S3)。ジョブが指定する用紙内容と一致する用紙内容の給紙トレイがないと判断した場合(S3:NO)、操作表示制御部300は、ジョブ実行不可表示欄64にジョブの実行不可を示す実行不可バー63oを表示させる(S4)。その後、図15に示す処理は終了する。
【0099】
一方、ジョブが指定する用紙内容と一致する用紙内容の給紙トレイがあると判断した場合(S3:YES)、制御部110は、一致する給紙トレイに用紙Pが収納されているか否かを判断する(S5)。一致する給紙トレイに用紙Pが収納されていないと判断した場合(S5:NO)、操作表示制御部300は、ジョブ実行不可表示欄64にジョブの実行不可を示す実行不可バー63oを表示させると共に、給紙トレイのトレイ番号情報61aに補給マーク66を表示させる(S6)。その後、図15に示す処理は終了する。
【0100】
一致する給紙トレイに用紙Pが収納されていると判断した場合(S5:YES)、制御部110は、用紙Pが収納されている給紙トレイのうち1つを選択する(S7)。そして、制御部110は、ステップS2において推定された最小枚数からジョブの実行に必要な用紙枚数を減じ、減じた値がマイナスであるか否かを判断する(S8)。
【0101】
減じた値がマイナスでないと判断した場合(S8:NO)、操作表示制御部300は、ステップS7において選択された給紙トレイのトレイ表示欄63a〜63iに印刷バー63mを表示する(S9)。その後、図15に示す処理は終了する。
【0102】
一方、減じた値がマイナスであると判断した場合(S8:YES)、操作表示制御部300は、ステップS7において選択された給紙トレイのトレイ表示欄63a〜63iに印刷バー63mを表示すると共に、最小枚数を超える部分について補助バー63nを表示させる(S10)。また、制御部110は、ジョブ情報に含まれる用紙内容の情報を参照し、用紙内容に一致する他の給紙トレイがあるか否を判断する(S11)。
【0103】
用紙内容に一致する他の給紙トレイがないと判断した場合(S11:NO)、処理はステップS4に移行する。そして、操作表示制御部300は、ステップS10において表示される印刷バー63mの後端位置に対応させて、ジョブ実行不可表示欄64にジョブの実行不可を示す実行不可バー63oを表示させる(S4)。その後、図15に示す処理は終了する。
【0104】
用紙内容に一致する他の給紙トレイがあると判断した場合(S11:YES)、制御部110は、一致する他の給紙トレイに用紙Pが収納されているか否かを判断する(S12)。一致する他の給紙トレイに用紙Pが収納されていると判断した場合(S12:YES)、処理はステップS7に移行し、再度給紙トレイが選択される。
【0105】
一致する給紙トレイに用紙Pが収納されていないと判断した場合(S12:NO)、操作表示制御部300は、ステップS10において表示される印刷バー63mの後端位置に対応させて、ジョブ実行不可表示欄64にジョブの実行不可を示す実行不可バー63oを表示させると共に、給紙トレイのトレイ番号情報61aに補給マーク66を表示させる(S6)。その後、図15に示す処理は終了する。
【0106】
このようにして、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙Pが収納されていない場合、スケジュール画像60中に、当該給紙トレイに用紙Pを補給する旨の表示を行う。このため、ユーザは用紙Pの補給を行うべき給紙トレイを迅速に理解でき、その給紙トレイに対して用紙の補給を行うことができる。これにより、リカバリー作業の迅速化につながり、生産性の向上を図ることができる。
【0107】
また、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、当該給紙トレイの給紙トレイ表示欄61に用紙Pを補給する旨の補給マーク66を表示する。このため、補給マーク66は給紙トレイ表示欄61に表示され、補給マーク66と給紙トレイの情報とが近い位置で表示されることとなる。これにより、ユーザにとって用紙Pを補給すべき給紙トレイが明確となり、わかりやすい表示とすることができる。
【0108】
また、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙Pが収納されていない場合、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示する。このため、ユーザは、ポップアップ表示される用紙内容の情報を参照することにより、補給すべき用紙Pを理解でき、補給すべき用紙Pの選別についても迅速に行うことができ、一層生産性を向上させることができる。
【0109】
また、給紙トレイ表示欄61に給紙トレイの用紙内容の情報を表示すると共に、ジョブが指定する用紙内容の情報を給紙トレイ表示欄61と異なる箇所にポップアップ表示させる。このため、ポップアップ表示される用紙内容の情報は給紙トレイ表示欄61に表示される用紙内容の情報と重なることがなく、ユーザは、給紙トレイ表示欄61の用紙内容の情報と、ポップアップ表示される用紙内容の情報とを比較することができる。これにより、ユーザは、補給マーク66のみならず、用紙内容の情報の比較によっても補給すべき給紙トレイを知ることができ、補給マーク66の見落とし等があったとしてもユーザは用紙Pを補給すべき給紙トレイを理解することができる。従って、生産性の向上を図ることができる。
【0110】
また、ジョブの実行が不可能であることを表示するジョブ実行不可表示欄64を表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙Pが収納されていない場合、ジョブ実行不可表示欄64にジョブの実行が不可である旨を表示し、当該表示箇所をユーザが指定することにより、当該給紙トレイに用紙Pを補給する旨の表示を行うと共に、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示する。このため、ユーザの指定がなければ、ポップアップ表示等は行われないこととなる。よって、ユーザにポップアップ表示等を行う否かを選択させることができ、利便性を向上させることができる。
【0111】
また、ポップアップ表示に設定変更表示67aを含ませて表示させると共に、設定変更表示67aがユーザによって指定されることにより設定変更画面80を表示させる。このため、ユーザは、設定変更表示67aを指定することにより用紙Pの給紙先となる給紙トレイや給紙トレイに収納される用紙内容の設定を変更でき、ユーザの望む給紙トレイからの給紙を行うことができる。
【0112】
また、設定変更画面80において、ユーザが指定することによりジョブが指定する用紙内容の情報を給紙トレイに収納される用紙内容の情報に上書きする上書表示83aを表示する。このため、ユーザは上書表示83aを指定するだけでユーザの望む給紙トレイの設定を適切化でき、操作性の向上を図ることができる。
【0113】
また、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙Pが収納されていない場合、一覧画面90において当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行う。このため、スケジュール画像60の表示中でなくとも一覧の表示中においても、ユーザは用紙Pの補給を行うべき給紙トレイを迅速に理解でき、その給紙トレイに対して用紙Pの補給を行うことができる。これにより、リカバリー作業の迅速化につながり、生産性の向上を図ることができる。
【0114】
以上、本発明に係る画像形成装置を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
【0115】
例えば、図15に示すフローチャートは、ジョブが給紙トレイを指定しないオートジョブである場合を例に説明したが、これに限らず、ジョブがトレイ指定ジョブであっても補給マーク66表示させるなど、給紙トレイに用紙Pを補給する旨の表示を行ってもよい。
【0116】
また、本実施形態において画像形成装置はデジタル複合機であるが、これに限らず、プリンタなどの他の画像形成装置であってもよい。
【0117】
さらに、本実施形態においてスケジュール画像60は、図4等に示したものに限らず、ジョブの実行予定を示すものであれば、特に表示形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0118】
1 画像形成装置
1a 本体部
1b プリンタコントローラ
2 PC
11 コントローラ制御部
12 DRAM制御部
13 画像メモリ
14 LANIF
20 画像読取部
21 自動原稿送り部
22 読取部
22a CCD
30 操作表示部
31 LCD
32 タッチパネル
33 操作キー群
40 プリント部
41 積載部
411a〜411c 複数の給紙トレイ
41a 給紙手段
41b 載置部
41c リフトアップ部
41d 用紙位置検出センサ
41e 用紙有無検出センサ
42 用紙搬送部
42a レジストローラ
43 画像形成部
43a 転写装置
43b 定着装置
44 搬出部
50 後処理装置
60 スケジュール画像
61 給紙トレイ情報表示欄
61a トレイ番号情報
61b サイズ情報
61c 紙質情報
61d 坪量情報
61e 推定用紙枚数情報
62 指標表示欄
63 ジョブ実行予定表示欄
63a〜63i トレイ表示欄
63m 印刷バー
63n 補助バー
63o 実行不可バー
64 ジョブ実行不可表示欄
65 指示表示
66 補給マーク
67 ポップアップ表示
67a 設定変更表示
70 入力画面
71 設定変更画像表示部
71a 用紙種類設定ボタン
71b 用紙名称設定ボタン
71c 坪量設定ボタン
71d 色紙ボタン
71e パンチ穴設定ボタン
71f 表裏調整設定ボタン
71g 速度設定ボタン
71h 厚さ設定ボタン
72 詳細画像表示部
72a 普通紙設定ボタン
72b 上質紙設定ボタン
72c カラー用紙設定ボタン
72d 塗工紙GL設定ボタン
72e 塗工紙ML設定ボタン
72f 塗工紙GO設定ボタン
72g 塗工紙ML設定ボタン
80 設定変更画面
81 トレイ変更表示欄
82 用紙設定表示欄
83 操作ボタン
83a 上書表示
83b 閉じる表示
100 画像制御部
110 制御部
120 不揮発性メモリ
130 RAM
140 読取処理部
150 圧縮IC
160 DRAM制御部
170 画像メモリ
171 圧縮メモリ
172 ページメモリ
180 伸張IC
190 書込処理部
200 画像読取制御部
300 操作表示制御部
400 プリント制御部
500 後処理制御部
d 原稿
M モータ
P 用紙
P1 最上端用紙
T1 原稿トレイ
T2 手差しトレイ
T3 排紙トレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の給紙トレイを有し、ジョブの実行予定を示すスケジュール画像を表示手段に表示させる制御手段を備えた画像形成装置であって、
前記制御手段は、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、前記スケジュール画像中に、当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行う
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御手段は、各給紙トレイの情報を示す給紙トレイ表示欄と、当該給紙トレイ表示欄毎に対応付けられて給紙トレイ毎にジョブの実行予定を示すジョブ実行予定表示欄とを、スケジュール画像に含めて表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、当該給紙トレイの給紙トレイ表示欄に用紙を補給する旨の補給マークを表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記給紙トレイ表示欄に給紙トレイの用紙内容の情報を表示すると共に、ジョブが指定する用紙内容の情報を前記給紙トレイ表示欄と異なる箇所にポップアップ表示させる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、ジョブの実行が不可能であることを表示するジョブ実行不可表示欄を表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、前記ジョブ実行不可表示欄にジョブの実行が不可である旨を表示し、当該表示箇所をユーザが指定することにより、当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行うと共に、ジョブが指定する用紙内容の情報をポップアップ表示させる
ことを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記ポップアップ表示に設定変更表示を含ませて表示させると共に、前記設定変更表示がユーザによって指定されることにより、用紙の給紙先となる給紙トレイと各給紙トレイに収納される用紙内容の設定とを変更する設定変更画面を表示させる
ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記設定変更画面において、ユーザが指定することによりジョブが指定する用紙内容の情報を給紙トレイに収納される用紙内容の情報に上書きする上書表示を表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、ジョブの内容を一覧にて示す一覧画像を表示可能であり、ジョブが指定する用紙内容に一致する用紙内容の給紙トレイに用紙が収納されていない場合、前記一覧画像において当該給紙トレイに用紙を補給する旨の表示を行う
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−51161(P2011−51161A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−200550(P2009−200550)
【出願日】平成21年8月31日(2009.8.31)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】