説明

画像形成装置

【課題】周辺の明るさを検知して無駄な電力消費を抑制する。
【解決手段】プリンタ装置10において、照度検知部11は、周辺照度を検知して周辺照度11sを出力し、比較部20aは、周辺照度11sと閾値32aとを比較する。接続状態検出部20bは、周辺照度11sが閾値32aより小さいときには、通信部12とホストコンピュータ1,2との接続状態を検出する。電力供給停止指示部20cは、接続状態が未接続のときには、電力供給部13に対し電力供給の停止を指示する。更に、使用状態情報取得部20dは、他のプリンタ装置3,4の使用状態情報70を取得し、判定部20eは、使用状態情報70に基づいて電力の停止条件が成立しているか否かを判定する。停止条件が成立しているときには、電力供給停止依頼部20fは、他のプリンタ装置3,4に電力の供給の停止を依頼するので、無駄な電力消費が抑制できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ装置等の画像形成装置に係り、特に、周辺の明るさが暗くなったことを検知し、画像形成装置の電源及びネットワークを介して接続されている他の画像形成装置の電源をオフする技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、シリアルインタフェース(例えば、ユニバーサル・シリアル・バス、以下「USB」という。)を介してホストコンピュータに接続されている画像形成装置において、画像形成装置がホストコンピュータからの電源供給バスの電圧を監視してホストコンピュータの電源状態を検出し、ホストコンピュータの電源オフを検出したときには、画像形成装置の電源をオフして省電力化を図る技術が知られている。このような技術では、ホストコンピュータと画像形成装置とが、中継装置を介して接続されている場合には、画像形成装置は、ホストコンピュータの電源オフを検出できないという問題があった。
【0003】
下記の特許文献1には、上記の問題を解決するため、画像形成装置からホストコンピュータに状態を問い合せ、この問い合せに対する応答結果に基づいて、画像形成装置の電源を制御する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−142768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の画像形成装置では、例えば、特許文献1に記載されているように、タイマにより、時間監視を行い、所定の時間が経過したときに、ホストコンピュータへ問い合せを行い、これに対する応答があった場合には、電源オン状態を継続し、応答がなかった場合には、電源をオフにするようにしている。このため、所定の時間が経過する度に、問い合せ応答動作が発生し、画像形成装置において、オーバヘッドの増大を招いていた。更に、画像形成装置が省電力モード中であっても、所定の時間毎に問い合せ応答動作を行うので、無駄な電力を消費していた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像処理装置は、周辺の照度を検知して周辺照度を出力する照度検知部と、通信媒体を介して、通信機能を有する外部装置と情報の送受信を行う通信部と、前記外部装置から受信した印刷ジョブデータに基づいて画像を形成する画像形成部と、各部に電力を供給する電力供給部と、前記周辺照度を入力し、前記周辺照度と閾値とを比較して比較結果を出力する比較部と、前記比較結果を入力し、前記周辺照度が前記閾値より小さいときには、前記通信部と前記外部装置との接続状態を検出する接続状態検出部と、検出された前記接続状態が未接続であったときには、前記電力供給部に対し、電力供給の停止を指示する電力供給停止指示部とを備えている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の画像形成装置によれば、周辺照度を検出することにより、周辺の明るさが暗くなった場合には、情報処理装置との接続状態を検出し、接続状態が未接続であったときには、電源をオフにするので、オーバヘッドを増大させることなく効果的に無駄な電力消費を削減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は本発明の実施例1における画像形成装置(例えば、プリンタ装置)を示す概略の機能ブロック図である。
【図2】図1のプリンタ装置を示す概略の回路図である。
【図3】図3は図2中のプリンタエンジンを示す概略の構成図である。
【図4】図4は図1中の管理情報格納用メモリに格納されるホスト情報を示す図である。
【図5】図5は図1中の管理情報格納用メモリに格納される他のプリンタ装置の使用状態情報を示す図である。
【図6】図6は本発明の実施例1における図1のプリンタ装置の電源制御の動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は本発明の実施例2におけるプリンタ装置を示す概略の機能ブロック図である。
【図8】図8は図7のプリンタ装置を示す概略の回路図である。
【図9】図9は図8中の管理情報格納用メモリに格納される他のプリンタ装置の使用状態情報を示す図である。
【図10】図10は本発明の実施例2における図8のプリンタ装置の電源装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
【実施例1】
【0010】
(実施例1の構成)
図1は本発明の実施例1における画像形成装置(例えば、プリンタ装置)を示す概略の機能ブロック図である。
【0011】
本実施例1のプリンタ装置10は、通信媒体であるローカルエリアネットワーク(以下、「LAN」という。)等のネットワーク5を介して、クライアントである情報処理装置(例えば、ホストコンピュータ)1,2及び他のプリンタ装置3,4と接続されている。ネットワーク5において、プリンタ装置10及び他のプリンタ装置3,4は、記録媒体(例えば、用紙)P等に画像を形成するサービスを提供するプリントサーバであり、ホストコンピュータ1,2は、そのプリントサーバに対し、印刷ジョブデータを送信して画像形成を依頼するクライアントに位置づけられる。
【0012】
プリンタ装置10は、周辺の明るさを検知して周辺照度11sを出力する照度検知部11と、ネットワーク5を介して、ホストコンピュータ1,2及び他のプリンタ装置3,4と通信を行う通信部12と、プリンタ装置10の各部に電力を供給する電力供給部13と、ホストコンピュータ1,2から受信した印刷ジョブデータに基づいて、画像を形成する画像形成部14と、プリンタ装置10の全体を制御する制御部20とを有している。
【0013】
通信部12は、ネットワーク5との接続を検出しており、ネットワーク5から通信信号を受信しているインタフェース接続状態と、通信信号を検出していないインタフェース未接続状態と、の2つの状態を持っている。通信部12は、ホストコンピュータ1,2、及び他のプリンタ装置3,4とネットワーク5を介して、情報の送受信を行い、制御部20から応答要求指示が出されると、ホストコンピュータ1,2に応答要求を送信し、ホストコンピュータ1,2から応答を受信したときには、制御部20にこれを伝える機能を有している。
【0014】
制御部20は、記憶部30を有している。記憶部30は、印刷ジョブデータ等のデータを蓄積するデータ蓄積用メモリ31と、プリンタ装置10の動作に関する情報を格納する管理情報格納用メモリ32とを有している。
【0015】
制御部20は、周辺照度11sを入力し、周辺照度11sと閾値32aとを比較する比較部20aと、周辺照度11sが前記照度閾値32aより小さいときには、通信部12によりホストコンピュータ1,2との接続状態を検出する接続状態検出部20bと、接続状態が未接続であったときには、電力供給部13に対し、電力供給の停止を指示する電力供給停止指示部20cとを有している。
【0016】
制御部20は、更に、ネットワーク5に接続されている他のプリンタ装置3,4の使用状態情報70を取得する使用状態情報取得部20dと、使用状態情報70に基づいて、他のプリンタ装置3,4における電源供給の停止条件が成立しているか否かを判定する判定部20eと、停止条件が成立しているときには、他のプリンタ装置3,4に対し、通信部12を介して電力供給の停止を依頼する電力供給停止依頼部20fとを有している。
【0017】
図2は、図1のプリンタ装置10を示す概略の回路図である。
前述したように、プリンタ装置10は、照度検知部11、通信部12、電力供給部13、画像形成部14、及び制御部20を有している。これらの各部を構成する回路は、アドレス/データバス15を介して相互に接続されている。
【0018】
照度検知部11は、プリンタ装置10の周辺の照度を検知する光学センサ11aを有している。光学センサ11aは、周辺の照度を検知して周辺照度11sを出力し、その周辺照度11sを制御部20が読み出すように構成されている。
【0019】
通信部12は、ホストインタフェース部12aを有している。ホストインタフェース部12aは、例えば、イーサネット(登録商標)、USB2.0、IEEE1284、及びIEEE1394等の規格で動作するインタフェース部であり、前記規格に従い、ホストコンピュータ1,2から印刷ジョブデータを受信する機能やホストコンピュータ1,2及び他のプリンタ装置3,4と制御情報の送受信を行う機能を有している。
【0020】
通信部12は、制御部20の接続状態検出部20bからホストコンピュータ1,2に対する応答要求指示があったときには、ホストコンピュータ1,2に応答要求を送信し、ホストコンピュータ1,2から応答を受信したときには、これを制御部20の接続状態検出部20bに伝えるようになっている。接続状態検出部20bは、応答を受信したときには、プリンタ装置10とホストコンピュータ1,2とは、接続中であり、応答信号を受信しないときは、プリンタ装置10とホストコンピュータ1,2とは、未接続状態であることを検出する。
【0021】
電力供給部13は、電源部13aを有している。電源部13aは、プリンタ装置10の各部に電力を供給するものであり、制御部20の制御により、プリンタ装置10の各部への電力供給を供給状態又は停止状態にする機能を有している。
【0022】
画像形成部14は、制御部20の指示に従って印刷ジョブデータを制御するプリンタエンジンインタフェース部14aと、印刷ジョブデータに基づいて、用紙Pに画像を形成するプリンタエンジン40とを有している。プリンタエンジンインタフェース部14aは、制御部20の指示に従って、印刷ジョブデータをプリンタエンジン40に転送し、制御信号の送受信を行う機能を有する回路である。
【0023】
制御部20は、中央処理装置(以下「CPU」という。)21と、プログラム用リードオンリメモリ(以下「ROM」という。)22と、記憶部30とを有している。CPU21は、ROM22に格納されているプログラムを実行することにより、画像形成装置10全体を制御する機能を有している。
【0024】
記憶部30は、印刷ジョブデータ等のデータを蓄積するデータ蓄積用メモリ31と、プリンタ装置10の動作に関する情報を格納する管理情報格納用メモリ32とを有している。記憶部30内の管理情報格納用メモリ32には、プリンタ装置10の上位装置であるホストコンピュータ1,2のホスト情報60、他のプリンタ3,4を特定するための図示しない特定情報、他のプリンタ装置3,4の使用状態情報70、及び閾値32aが格納されている。
【0025】
図3は、図2中のプリンタエンジン40を示す概略の構成図である。
プリンタエンジン40は、表面に静電潜像を担持する感光ドラム41と、感光ドラム41の表面を帯電する帯電部42と、帯電した感光ドラム41の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光部43と、感光ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを供給し、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部44と、感光ドラム41の表面のトナー像を用紙Pに転写する転写部45と、用紙Pに転写されたトナー像に熱と圧力を加えることにより用紙Pに定着させる定着部46とを有している。
【0026】
転写部45の下方には、用紙Pを積載する用紙カセット47が設けられている。用紙カセット47には、用紙Pの有無を検出する用紙センサ48と、用紙Pを搬送路に繰り出すホッピングローラ49とが設けられている。ホッピングローラ49の用紙搬送方向の下流には、用紙Pを転写部45に搬送するレジストローラ50が設けられている。
【0027】
図4は、図1中の管理情報格納用メモリ32に格納されるホスト情報60を示す図である。
【0028】
ホスト情報60とは、ホストコンピュータ1,2のホスト名及びIP(Internet Protocol)アドレスのことをいう。制御部20は、受信した印刷ジョブデータのヘッダ及びデータを解析し、その中からホスト情報60を取得する。取得したホスト情報60は、管理情報格納用メモリ32内のホスト情報格納エリア内に順次格納される。この場合、受信したジョブデータに含まれるIPアドレス及び名称が、既にホスト情報格納エリア内に存在する場合には、ホスト情報格納エリア内に新たにレコードを追加しない。
【0029】
ここで、ホスト情報60のホスト名、IPアドレスについて説明する。ホスト名は、ネットワーク5に接続されているホストコンピュータ1,2を識別するための識別子であって、キャラクタ表現されて格納されている。IPアドレスは、インターネットにおいて、広く使用されているインターネットプロトコルバージョン4(Internet Protocol version4)における宛先アドレスをいう。IPアドレスは、ネットワーク5を識別するネットワークアドレスと、ホストコンピュータ1,2を識別するホストアドレスとを有しており、10進数で表現されて格納されている。
【0030】
図4において、ホスト登録[1]61a=“01”は、画像形成装置10の立ち上げ後、最初に受信した印刷ジョブデータのホスト情報60の登録であることを示している。ホスト名[1]61b=“host−a”は、プリンタ装置10が最初に受信した印刷ジョブデータを送信したホストコンピュータ1の名称が“host−a”であることを示している。IPアドレス[1]61c=“10.20.30.40”は、プリンタ装置10が最初に受信した印刷ジョブデータを送信したホストコンピュータ1のIPアドレスを示している。このIPアドレスにおいて、“10.20.30.00”は、ネットワーク5を示すネットワークアドレスであり、“40”は、ネットワーク5内におけるホストコンピュータ1のホストアドレスである。
【0031】
ホスト名[2]62a=“host−b”は、プリンタ装置10が2番目に受信した印刷ジョブデータを送信したホストコンピュータ2の名称が“host−b”であることを示している。IPアドレス[1]62c=“10.20.30.43”は、プリンタ装置10が2番目に受信した印刷ジョブデータを送信したホストコンピュータ2のIPアドレスを示している。このIPアドレスにおいて、“10.20.30.00”は、ネットワーク5を示すネットワークアドレスであり、“43”は、ネットワーク5内におけるホストコンピュータ2のホストアドレスである。
【0032】
このように、プリンタ装置10及びホストコンピュータ1,2は、同一のネットワークアドレス“10.20.30.00”を有するネットワーク5に接続されている。プリンタ装置10の管理情報格納用メモリ32内には、プリンタ装置3,4を特定するための図示しない特定情報(ホスト名、IPアドレス)が予め、記憶されている。この特定情報は、プリンタ装置10がブロードキャストを用いて、取得するようにしてもよい。
【0033】
図5は、図1中の管理情報格納用メモリ32に格納される他のプリンタ装置3,4の使用状態情報70を示す図である。
【0034】
制御部20の使用状態情報取得部20dは、ネットワーク5を介し、他のプリンタ装置3,4に対して応答要求を送信する。使用状態情報取得部20dは、応答を受信した他のプリンタ装置3,4と通信を行い、周辺照度71a,72a,・・・及び接続端末数71b,72b,・・・からなる使用状態情報70を取得する。管理情報格納用メモリ32には、この使用状態情報71a,71b,72a,72b,・・・が格納されている。
【0035】
ここで周辺照度71a,72a,・・・とは、他のプリンタ装置3,4の周辺の照度を他のプリンタ装置3,4が有する照度検知部で測定した値である。接続端末数71b,72b,・・・とは、他のプリンタ装置3,4をプリントサーバと見たときに、この他のプリンタ装置3,4に印刷ジョブを依頼するホストコンピュータ1,2のうち、他のプリンタ装置3,4と接続中のホストコンピュータ1,2の台数をいう。例えば、プリンタ装置3と、全てのホストコンピュータ1,2との接続状態が、通信終了処理又はネットワーク障害等によって終了したときには、プリンタ装置3の接続端末数71bは、“0”となる。
【0036】
図5の例では、プリンタ装置3の周辺照度71aが“A_l”であり、接続端末数71bが“A_c”であることが示されている。同様に、プリンタ装置4の周辺照度72aが“B_l”であり、接続端末数72bが“B_c”であることが示されている。
【0037】
(実施例1のプリンタ装置10の全体動作)
図1〜図3を用いて、本実施例1のプリンタ装置10の全体の動作を説明する。
【0038】
図1及び図2において、ネットワーク5を介し、ホストコンピュータ1,2に接続されているホストインタフェース部12aがホストコンピュータ1,2から印刷ジョブデータを受信すると、割り込み信号が発生し、制御部20は、割り込み処理を実行する。制御部20は、割り込み処理の中で、印刷ジョブデータ受信を認識する。受信した印刷ジョブデータは、ホストインタフェース部12aからアドレス/データバス15を介して、データ蓄積用メモリ31に蓄積される。
【0039】
制御部20は、そのデータ蓄積用メモリ31を印刷バッファとして利用し、アドレス/データバス15を介して、印刷ジョブデータをプリンタエンジンインタフェース部14aに送出する。制御部20は、プリンタエンジンインタフェース部14aを制御して印刷ジョブデータをプリンタエンジン40に送り、プリンタエンジン40を制御して画像を形成する。
【0040】
図3において、プリンタエンジン40は、印刷ジョブデータを受信すると、感光ドラム41、帯電部42等を回転させて画像形成動作が開始される。用紙Pは、ホッピングローラ49により、用紙カセット47から繰り出され、レジストローラ50を経由して感光ドラム41及び転写部45付近に搬送される。帯電部42は、感光ドラム41の表面を帯電する。露光部43は、印刷ジョブデータに基づいて作成された画像データ(ビットマップイメージ)に沿って光を照射する。この結果、感光ドラム41の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像部44によってトナーが供給され、可視画像であるトナー像が形成される。
【0041】
用紙Pは、感光ドラム41と転写部45に挟持されて搬送され、転写部45に高電圧が印加されることにより、トナー像が用紙Pに転写される。トナー像が転写された用紙Pは、定着部46に搬送され、定着部46において、熱及び圧力が加えられてトナー像が用紙Pに定着する。
【0042】
(実施例1のプリンタ装置10の電源制御の動作)
図6は、本発明の実施例1における図1のプリンタ装置10の電源制御の動作を示すフローチャートである。
【0043】
ステップS1において、プリンタ装置10に電源が投入されて、本処理が開始される。電源オンにより、電源部13aは、プリンタ装置10内の各部に電力を供給する。ステップS2において、制御部20は、プリンタ装置10内の各回路を初期設定し、記憶部30を初期化する。制御部20は、プリンタエンジンインタフェース部14aを介して、印刷準備制御を行う。制御部20は、ホストインタフェース部12aを介して、ホストコンピュータ1,2及び他のプリンタ装置3,4と接続開始の通信を行う。ステップS3において、プリンタ装置10は、印刷ジョブデータの受信を待つ待機状態となる。
【0044】
ステップS3において、印刷ジョブデータを受信したときには、ステップS4へ進む。ステップS4において、制御部20は、ホストコンピュータ1,2からの印刷ジョブデータの受信を検出し、検出した印刷データ開始パケット内のヘッダ及びデータを解析し、その中からホスト情報(ホスト名、IPアドレス)60を取得する。このホスト情報60を、図4に示す管理情報格納用メモリ32内にあるホスト情報格納エリアに格納する。このとき、制御部20は、ホスト情報60を受信した順番に順次格納していく。制御部20は、受信した印刷ジョブデータを、プリンタエンジンインタフェース部14aを介してプリンタエンジン40に送出する。
【0045】
ステップS5において、プリンタエンジン40は、受信した印刷ジョブデータの画像形成処理を行い、終了後、ステップS3の印刷ジョブデータ受信待ちに戻る。
【0046】
前記ステップS3において、印刷ジョブデータを受信していないときには、ステップS6へ進み、ステップS6において、制御部20は、プリンタ装置10がパワーセーブ状態か否かを判定する。パワーセーブ状態でないときには(NO)、ステップS3へ戻り、パワーセーブ状態のときには(YES)、ステップS7へ進む。
【0047】
ステップS7において、制御部20は、光学センサ11aにより、プリンタ装置10の周辺の周辺照度11sを取得する。制御部20の比較部20aは、その取得した周辺照度11sと予め設定された閾値32aとを比較し、取得した周辺照度11sが閾値32aより小さいときには、プリンタ装置10の周辺が暗いと判断し、ステップS8へ進む。取得した照度が閾値32aより大きいときには、プリンタ装置10の周辺が明るいと判断し、ステップS3へ戻る。前記閾値32aは、管理情報格納用メモリ32に格納されている。
【0048】
ステップS8において、制御部20の接続状態検出部20bは、ホストインタフェース部12aを介して、ネットワーク5との接続を確認する。ホストインタフェース部12aがネットワーク5から通信信号を受信している状態、即ち、インタフェース接続状態のときには、ステップS9、及びステップS12へ進む。つまり、ステップS9,S10と、ステップS12〜S17は、並行処理される。
【0049】
ステップS8において、ホストインタフェース部12aがネットワーク5から通信信号を受信していないとき、即ち、インタフェース未接続状態のときには(NO)、接続状態検出部20bは、ステップS19へ進み、ステップS19において、電力供給停止指示部20cは、電源部13aに対して電源オフの指示をし、電源部13aは、プリンタ装置10の各部への電力供給を停止する。
【0050】
ステップS9において、制御部20の接続状態検出部20bは、管理情報格納用メモリ32内にあるホスト情報格納エリアに格納されているホスト情報60を順次、読み出す。制御部20の接続状態検出部20bは、そのホスト情報60に基づいて、複数のホストコンピュータ1,2に対し、ホストインタフェース部12aを介して、応答要求のパケットを送信する。
【0051】
ステップS10において、ホストコンピュータ1,2からの応答パケット受信待ちとなる。接続状態検出部20bは、複数のホストコンピュータ1,2の少なくとも1台から応答を受信したときには、ステップS11へ進み、所定時間待機した後、ステップS3へ戻る。接続状態検出部20bは、複数のホストコンピュータ1,2のすべてから応答を受信しなかったときには(NO)、ステップS18へ進み、ステップS18において待機状態になる。
【0052】
ステップS12において、制御部20の接続状態検出部20bは、管理情報格納用メモリ32内に予め登録されている図示しない他のプリンタ装置3,4の装置情報を順次、読み出し、他のプリンタ装置3,4に対し、ホストインタフェース部12aを介して応答要求のパケットを送信する。
【0053】
ステップS13において、他のプリンタ装置3,4からの応答パケット受信待ちとなる。ステップS13において、接続状態検出部20bは、複数の他のプリンタ装置3,4の少なくとも1台から応答を受信したときには(YES)、ステップS14へ進み、応答要求のパケットを送信したすべての他のプリンタ装置3,4から応答を受信しなければ(NO)、ステップS18へ進み、ステップS18において待機状態になる。
【0054】
ステップS14において、制御部20の使用状態情報取得部20dは、応答を受信した他のプリンタ装置3,4と通信して他のプリンタ装置3,4の使用状態情報70を取得する。使用状態情報70は、周辺照度71a,72a,・・・と、接続端末数71b,72b,・・・から構成されている。使用状態情報取得部20dは、その使用状態情報70を管理情報格納用メモリ32内にあるプリンタ情報格納エリアに、図5に示すように格納する。
【0055】
図5の例では、プリンタ装置3の周辺照度71aが“A_l”であり、接続端末数71bが“A_c”であることが示されている。同様に、プリンタ装置4の周辺照度72aが“B_l”であり、接続端末数72bが“B_c”であることが示されている。
【0056】
ステップS15において、電源停止条件を満たす他のプリンタ装置3,4がある場合には(YES)、ステップS16に進み、電源停止条件を満たす他のプリンタ装置3,4がない場合には(NO)、ステップS18へ進み、ステップS18において待機状態になる。ステップS16において、制御部20の電力供給停止依頼部20fは、電源停止条件を満たす他のプリンタ装置3,4に対して電力供給を停止する依頼を送信し、ステップS17において、所定時間待機し、ステップS3に戻る。ここで、この所定時間は、電力供給を停止する依頼を送信した他のプリンタ3,4の台数が多いほど長くなる。
【0057】
ここで、電源停止条件とは、接続端末数=0か、又は周辺照度11sが閾値32a以下であることをいう。即ち、制御部20は、プリンタ情報格納エリア内の周辺照度71a、及び接続端末数71bを読み、“A_l”<閾値32aか、又は“A_c”=0の場合には、プリンタ装置3に対して電力供給を停止する依頼を送信する。更に、“B_l”<閾値32aか、又はB_c=0の場合には、プリンタ装置4に対して電力供給を停止する依頼を送信する。
【0058】
ステップS18において、電力供給停止指示部20cは、待機状態にある。この待機状態において、複数のホストコンピュータ1,2のすべてから応答を受信しなかったという条件が成立し、且つ、応答要求のパケットを送信したすべての他のプリンタ装置3,4から応答を受信しないか、又は電源停止条件を満たす他のプリンタ装置3,4がないという条件が成立した場合には、ステップS19に進む。
【0059】
ステップS19において、電力供給停止指示部20cは、電源部13aに対して電源オフの指示をし、電源部13aは、プリンタ装置10の各部への電力供給を停止する。
【0060】
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、次の(1)及び(2)のような効果がある。
【0061】
(1) 周辺照度11sを検出し、周辺の明るさが暗くなったことを認識して使用者がいないと判断する。この場合に、ホストコンピュータ1,2との接続状態を確認し、未接続の場合にはプリンタ装置10の電源を停止するので、オーバヘッドを増大させることなく効果的に無駄な電力消費を抑制できる。
【0062】
(2) 他のプリンタ装置3,4の使用状態情報70を取得し、他のプリンタ装置3,4に対する電源供給の停止条件を判断して他のプリンタ装置3,4の電源供給を停止させるので、消費電力をより低減できる。
【実施例2】
【0063】
(実施例2の構成)
図7は、本発明の実施例2におけるプリンタ装置10Aを示す概略の機能ブロック図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。更に、図8は、図7のプリンタ装置10Aを示す概略の回路図であり、実施例1を示す図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0064】
本実施例2のプリンタ装置10Aの構成は、実施例1とほぼ同様である。本実施例2の構成と実施例1との相違点は、下記の通りである。
【0065】
本実施例2では、制御部20A内にタイマ部23が設けられており、このタイマ部23に対応してCPU21A内にタイマ21aが設けられている。更に、本実施例2の使用状態情報80の構成が実施例の使用状態情報70の構成と異なっており、本実施例2の使用状態情報取得部20dAの構成が実施例1の使用状態情報取得部20dと異なっている。又、本実施例2の判定部20eAの構成が実施例1の判定部20eと異なっている。
【0066】
図9は、図8中の管理情報格納用メモリ32に格納される他のプリンタ装置3,4の使用状態情報80を示す図である。
【0067】
制御部20A内の使用状態情報取得部20dAは、ネットワーク5を介して他のプリンタ装置3,4に対して応答要求を送信する。使用状態情報取得部20dAは、応答を受信した他のプリンタ装置3,4と通信を行い、周辺照度81a,82a,・・・、接続端末数81b,82b,・・・、及び第1の待機時間81c,82c,・・・からなる使用状態情報80を取得する。管理情報格納用メモリ32には、その使用状態情報80(=81a,81b,81c,82a,82b,82c,・・・)が格納されている。
【0068】
ここで周辺照度81a,82a,・・・とは、他のプリンタ装置3,4の周辺の照度を他のプリンタ装置3,4の照度検知部11で測定した値である。接続端末数81b,82b,・・・とは、他のプリンタ装置3,4をプリントサーバと見たときに、この他のプリンタ装置3,4に印刷ジョブを依頼するホストコンピュータ1,2のうち、他のプリンタ装置3,4と接続中のホストコンピュータ1,2の台数をいう。例えば、プリンタ装置3と、全てのホストコンピュータ1,2との接続状態が、通信終了処理又はネットワーク障害等によって終了したときには、プリンタ装置3の接続端末数71bは、“0”となる。第1の待機時間81c,82c,・・・とは、他のプリンタ装置3,4が最後の印刷ジョブデータを受信した後、印刷ジョブデータを受信しない継続時間をいう。プリンタ装置10Aは、プリンタ装置10Aが印刷ジョブデータを受信しない継続時間である第2の待機時間を計数する機能を有している。プリンタ装置10Aの制御部20Aの判定部20eAは、第1の待機時間が第2の待機時間より大きいときに、電力供給の停止条件が成立していると判断するようになっている。
【0069】
図9の例では、プリンタ装置3の周辺照度81aが“A_l”であり、接続端末数81bが“A_c”であり、第1の待機時間81cが“A_t”であることが示されている。同様に、プリンタ装置4の周辺照度82aが“B_l”であり、接続端末数82bが“B_c”であり、第1の待機時間82cが“B_t”であることが示されている。
【0070】
(実施例2の動作)
図10は、本発明の実施例2における図8のプリンタ装置10Aの電源制御の動作を示すフローチャートであり、実施例1を示す図6中のステップと共通のステップには共通符号が付されている。
【0071】
図10において、ステップS1〜S13、及びステップS16〜S19は、実施例1と同様のステップである。本実施例2においては、新たなステップS21,S23が追加され、更に、実施例1のステップS14が本実施例2のステップS22に、実施例1のステップS15が本実施例2のステップS24に、それぞれ置き換えられている。
【0072】
実施例1と同様のステップS1,S2が実行される。ステップS3において、印刷ジョブデータの受信を検出したときには、実施例1と同様のステップS4,S5が実行される。ステップS5において、用紙P等に画像が印刷される。実施例1と異なるステップS21において、タイマ部23は、タイマ21aを第2の待機時間の計測用の待機タイマとして起動し、ステップS3に戻る。
【0073】
ステップS3において、印刷ジョブデータの受信を検出しないときには、実施例1と同様のステップS6〜S13が実行される。
【0074】
実施例1と異なるステップS22において、制御部20Aの使用状態情報取得部20dAは、応答を受信した他のプリンタ装置3,4と通信して他のプリンタ装置3,4の使用状態情報80を取得する。使用状態情報80は、周辺照度81a,82a,・・・と、接続端末数81b,81b,・・・と、第1の待機時間81c,82c,・・・とから構成されている。使用状態情報取得部20dAは、その使用状態情報80を、図9の管理情報格納用メモリ32内にあるプリンタ情報格納エリアに格納する。
【0075】
ステップS22において、制御部20Aの使用状態情報取得部20dAが他のプリンタ装置3,4の使用状態情報80を取得すると、ステップS23へ進む。
【0076】
ステップS23において、制御部20Aの判定部20eAは、タイマ21aから第2の待機時間を読み出す。
【0077】
ステップS24において、判定部20eAは、取得された使用状態情報80に基づいて、他のプリンタ装置3,4の電源供給の停止条件が成立しているか否かを判定する。電力供給の停止条件を満たす他のプリンタ装置3,4がある場合には、ステップS16へ進み、電力供給の停止条件を満たす他のプリンタ装置3,4装置がない場合には、ステップS18へ進み、ステップS18において待機状態になる。ステップS16において、制御部20Aの電力供給停止依頼部20fは、電力供給の停止条件を満たす他のプリンタ装置3,4に対して電力供給を停止する依頼を送信する。
【0078】
ここで、電力供給の停止条件とは、周辺照度81a,81b,・・・が閾値32a以下であるか、接続端末数81b,82b,・・・が“0”か、又は、第1の待機時間81c,82c,・・・が第2の待機時間より大きいことをいう。
【0079】
即ち、判定部20eAは、プリンタ情報格納エリア内の周辺照度81a,82a,・・・、接続端末数81b,82b,・・・、及び第1の接続端末数81c,82c,・・・を読み、“A_l”<閾値32aか、“A_c”=0か、又はA_t>第2の待機時間の場合には、プリンタ装置3の電力供給の停止条件が成立していると判定する。同様に、“B_l”<閾値32aか、“B_c”=0か、又はB_t>第2の待機時間の場合には、プリンタ装置4の電力供給の停止条件が成立していると判定する。実施例1と同様のステップS17〜S19が実行されて本処理を終了する。
【0080】
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、実施例1の効果に加え、プリンタ装置10Aの周辺照度11sが暗くなったときには、プリンタ装置10Aよりも待機時間の長い他のプリンタ装置3,4に対し、電力供給の停止を依頼するので、より効果的に省電力を行うことができる。
【0081】
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(1)〜(6)のようなものがある。
【0082】
(1) 実施例1、2では、画像形成装置としてプリンタ装置10,10A及びプリンタ装置3,4を例に説明したが、ファクシミリ装置、及び複合機等であっても広く適用可能である。
【0083】
(2) 通信媒体としてLANを想定したネットワーク5で説明したが、通信媒体は、USB等の規格により上位のホストコンピュータ1,2と1対1で接続される通信ケーブルでもよいし、無線通信であってもよい。
【0084】
(3) 他のプリンタ装置3,4に替えて、例えば、データベースサーバ等のサーバであっても広く適用可能である。
【0085】
(4) 実施例1、2では、ネットワーク5に、ホストコンピュータ1,2及び他のプリンタ装置3,4が接続されている例で説明したが、ホストコンピュータ及び他のプリンタ装置の接続台数は、特に限定されない。
【0086】
(5) 実施例1、2では、周辺照度11sと閾値32aとの比較を制御部20,20A内の比較部20aで行うことで説明したが、照度検知部11において、比較を行い、周辺照度11sが閾値32aより小さいときには、割り込みを発生させるようにしてもよい。
【0087】
(6) 実施例1では、他のプリンタ装置3,4の電力供給の停止条件として、他のプリンタ装置3,4の周辺照度71aが閾値32aより小さいか、又は接続中のホストコンピュータ1,2の台数が“0”のときとしたが、停止条件として、他のプリンタ装置3,4の周辺照度71aが閾値32aより小さく、且つ接続中のホストコンピュータ1,2の台数が“0”のときとしてもよい。同様に、実施例2においても、他のプリンタ装置3,4の周辺照度81aが閾値32aより小さく、接続中のホストコンピュータ1,2の台数81bが“0”であり、且つ第1の待機時間が前記第2の待機時間81cより大きいときに、前記停止条件が成立するとしてもよい。
【符号の説明】
【0088】
1,2 ホストコンピュータ
3,4 プリンタ装置
5 ネットワーク
10,10A プリンタ装置
11 照度検知部
12 通信部
13 電力供給部
14 画像形成部
20,20A 制御部
20a 比較部
20b 接続状態検出部
20c 電力供給停止指示部
20d,20dA 使用状態情報取得部
20e,20eA 判定部
20f 電力供給停止依頼部
30 記憶部
32 管理情報格納用メモリ
32a 閾値
60 ホスト情報
70,80 使用状況情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
周辺の照度を検知して周辺照度を出力する照度検知部と、
通信媒体を介して、通信機能を有する外部装置と情報の送受信を行う通信部と、
前記外部装置から受信した印刷ジョブデータに基づいて画像を形成する画像形成部と、
各部に電力を供給する電力供給部と、
前記周辺照度を入力し、前記周辺照度と閾値とを比較して比較結果を出力する比較部と、
前記比較結果を入力し、前記周辺照度が前記閾値より小さいときには、前記通信部と前記外部装置との接続状態を検出する接続状態検出部と、
検出された前記接続状態が未接続であったときには、前記電力供給部に対し、電力供給の停止を指示する電力供給停止指示部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記接続状態検出部は、
前記外部装置に対して前記情報の送受信を試み、前記情報の送受信が可能なときには、前記接続状態は接続中であると検出し、前記情報の送受信が不可能なときには、前記接続状態は未接続であると検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記外部装置には、
他の前記画像形成装置と前記印刷ジョブデータを出力する情報処理装置とが含まれ、
前記画像形成装置は、更に、
前記通信媒体を介して前記他の画像形成装置の使用状態情報を取得する使用状態情報取得部と、
取得された前記使用状態情報に基づいて、前記他の画像形成装置における電源供給の停止条件が成立しているか否かを判定する判定部と、
判定された前記停止条件が成立しているときには、前記通信媒体を介して前記他の画像形成装置に対し、電力供給の停止を依頼する電力供給停止依頼部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
前記使用状態情報は、
前記他の画像形成装置の前記周辺照度と、
前記他の画像形成装置に対して前記接続中である前記情報処理装置の台数と、
を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記使用状態情報は、
前記他の画像形成装置の前記周辺照度と、
前記他の画像形成装置に対して前記接続中である前記情報処理装置の台数と、
前記他の画像形成装置が前記印刷ジョブデータを継続して受信しない第1の待機時間と、
を有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記判定部は、
前記使用状態情報における前記他の画像形成装置の前記周辺照度が前記閾値より小さいか、又は前記使用状態情報における前記情報処理装置の台数が0であるとき、前記停止条件が成立していると判定することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
【請求項7】
請求項5記載の画像形成装置は、更に、
前記印刷ジョブデータを継続して受信しない第2の待機時間を計時するタイマ部を有し、
前記判定部は、
前記使用状態情報における前記他の画像形成装置の前記周辺照度が前記閾値より小さいか、前記使用状態情報における前記情報処理装置の台数が0であるか、又は前記第1の待機時間が前記第2の待機時間より大きいときに、前記停止条件が成立していると判定することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−52535(P2013−52535A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−190593(P2011−190593)
【出願日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(591044164)株式会社沖データ (2,444)
【Fターム(参考)】