説明

画像形成装置

【課題】 ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行とを適切に制御することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 MFPは、ファーストコピー判定条件13aを記憶する記憶部と、コピーに対する課金を制御する課金制御手段と、コピーを制御するコピー制御手段とを備えており、課金制御手段は、モノクロ印刷動作が実行される場合にモノクロコピー用の課金を実行し、カラー印刷動作が実行される場合にカラーコピー用の課金を実行し、コピー制御手段は、コピーの指示を受け付けた場合、ファーストコピー判定条件13aを満たさないときに通常カラーコピー動作を実行し、ファーストコピー判定条件13aを満たすときにファーストカラーコピー動作を実行し、ファーストコピー判定条件13aには、「課金優先モードではない」という条件52が含まれていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コピーを実行する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コピーを実行する画像形成装置として、ファーストコピータイムを短縮する画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
また、コピーを実行する画像形成装置として、モノクロ印刷を実行した場合にモノクロコピー用の課金を実行し、カラー印刷を実行した場合にカラーコピー用の課金を実行することによって正確な課金を実行するものが知られている。そのような画像形成装置として、例えば、スキャンエンジンによって読み取られた画像からプリントエンジンによる印刷のためのカラー情報を生成し、生成したカラー情報に基づいてモノクロ印刷およびカラー印刷の何れかを実行する画像処理装置であって、モノクロ印刷を実行した場合にモノクロコピー用の課金を実行し、カラー印刷を実行した場合にカラーコピー用の課金を実行する画像処理装置が知られている(特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−74049号公報
【特許文献2】特開2010−4275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、画像形成装置は、モノクロ印刷用のトナーで印刷デバイスによる印刷を実行するモノクロ印刷動作が実行されるときにモノクロコピー用の課金を実行し、カラー印刷用のトナーが利用可能な状態で印刷デバイスによる印刷を実行するカラー印刷動作が実行されるときにカラーコピー用の課金を実行する構成である場合、読取デバイスによって読み取られた画像から印刷デバイスによる印刷のためのカラー情報を生成する前に、ファーストコピータイムを短縮するためにカラー印刷動作の実行を開始させるようにすると、このカラー印刷動作において実際にはモノクロ印刷が実行されるときであっても、カラーコピー用の課金を実行するという問題がある。この問題は、ファーストコピータイムを短縮するために生じてしまうものであるが、ファーストコピータイムの短縮よりも課金の正確性を重視する利用者に不満を与えてしまう。
【0006】
そこで、本発明は、ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行とを適切に制御することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、情報を記憶する記憶部と、原稿から画像を読み取る読取デバイスと、記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスと、前記読取デバイスによって読み取られた画像に基づいた前記印刷デバイスによる印刷であるコピーの指示を受け付けるコピー指示受付手段と、前記読取デバイスによって読み取られた画像から前記印刷デバイスによる印刷のためのカラー情報を生成するカラー情報生成手段と、前記カラー情報生成手段によって生成されたカラー情報に基づいて前記印刷デバイスによって印刷を実行する印刷デバイス制御手段と、コピーに対する課金を制御する課金制御手段と、コピーを制御するコピー制御手段とを備えており、前記印刷デバイス制御手段は、モノクロ印刷用のトナーで印刷を実行するモノクロ印刷動作と、カラー印刷用のトナーが利用可能な状態で印刷を実行するカラー印刷動作とを実行可能であり、前記課金制御手段は、前記読取デバイスによって読み取られた画像に基づいた前記印刷デバイスによるモノクロ印刷であるモノクロコピー用の前記課金を前記モノクロ印刷動作が実行される場合に実行し、前記読取デバイスによって読み取られた画像に基づいた前記印刷デバイスによるカラー印刷であるカラーコピー用の前記課金を前記カラー印刷動作が実行される場合に実行し、前記コピー制御手段は、前記カラー情報生成手段によって生成されたカラー情報に基づいて前記印刷デバイス制御手段に前記モノクロ印刷動作および前記カラー印刷動作の何れか一方を開始させる通常カラーコピー動作と、前記コピー指示受付手段が受け付けた前記コピーの指示に基づいて前記印刷デバイス制御手段に前記カラー印刷動作を開始させるファーストカラーコピー動作とを実行可能であり、前記記憶部は、前記コピー制御手段が前記ファーストカラーコピー動作を実行するための判定条件であるファーストカラーコピー判定条件を記憶しており、前記コピー制御手段は、前記コピー指示受付手段が前記コピーの指示を受け付けた場合、前記ファーストカラーコピー判定条件を満たさないときに前記通常カラーコピー動作を実行し、前記ファーストカラーコピー判定条件を満たすときに前記ファーストカラーコピー動作を実行し、前記ファーストカラーコピー判定条件には、前記課金の正確性よりも前記ファーストカラーコピー動作の実行を優先するという条件である課金非優先条件が含まれていることを特徴とする。
【0008】
この構成により、本発明の画像形成装置は、課金の正確性よりもファーストカラーコピー動作の実行を優先するという条件である課金非優先条件を満たさないときにファーストカラーコピー動作ではなく通常カラーコピー動作を実行するので、ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行とを適切に制御することができる。
【0009】
また、本発明の画像形成装置は、前記ファーストカラーコピー動作の実行よりも前記課金の正確性を優先する課金優先モードの指定を受け付ける課金優先モード指定受付手段を備えており、前記課金非優先条件は、前記課金優先モードではないという条件であっても良い。
【0010】
この構成により、本発明の画像形成装置は、ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行との何れを優先するかを利用者に選択させることができる。
【0011】
また、本発明の画像形成装置は、前記課金制御手段による前記課金の状況を記憶する課金デバイスが接続される課金デバイス接続部を備えており、前記課金非優先条件は、前記課金デバイス接続部に前記課金デバイスが接続されていないという条件であっても良い。
【0012】
この構成により、本発明の画像形成装置は、課金デバイス接続部に課金デバイスが接続されている場合にファーストカラーコピー動作を禁止するので、課金デバイス接続部に課金デバイスが接続されているだけで正確な課金を実行することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の画像形成装置は、ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行とを適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るMFPのブロック図である。
【図2】図1に示すMFPの構成図である。
【図3】図1に示すファーストコピー判定条件を示す図である。
【図4】モノクロコピーボタン、カラーコピーボタンおよびAutoコピーボタンの何れかが押された場合の図1に示すメインコントローラーの動作のフローチャートである。
【図5】コピー用のモノクロ印刷動作を実行する場合の図1に示すエンジンコントローラーの動作のフローチャートである。
【図6】コピー用のカラー印刷動作を実行する場合の図1に示すエンジンコントローラーの動作のフローチャートである。
【図7】課金優先モードの変更の指示があった場合の図1に示すメインコントローラーの動作のフローチャートである。
【図8】図1に示す表示部に表示される課金優先モード設定画面を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るMFPのブロック図である。
【図10】図9に示すファーストコピー判定条件を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0016】
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置としてのMFP(Multifunction Peripheral)10のブロック図である。図2は、MFP10の構成図である。
【0018】
図1および図2に示すように、MFP10は、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部11と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部12と、プログラムおよび各種の情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部13と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター14と、原稿から画像を読み取る読取デバイスであるスキャナー15と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部16と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由でPC(Personal Computer)などの外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部17と、課金の状況、すなわち、コピーの使用量を記憶する課金デバイスであるキーカウンター18と、キーカウンター18が着脱可能に接続される課金デバイス接続部としてのカウンター接続部19と、スキャナー15によって読み取られた画像のRGBデータからプリンター14による印刷のためのカラー情報としてのCMYKデータを生成するカラー情報生成手段としてのカラーコンバーター20と、プリンター14を制御するエンジンコントローラー30と、MFP10全体を制御するメインコントローラー40とを備えている。
【0019】
操作部11は、スキャナー15によって読み取られた画像に基づいたプリンター14によるモノクロ印刷であるモノクロコピーをMFP10に実行させるための指示(以下「モノクロコピーの指示」という。)が入力されるモノクロコピーボタン11aと、スキャナー15によって読み取られた画像に基づいたプリンター14によるカラー印刷であるカラーコピーをMFP10に実行させるための指示(以下「カラーコピーの指示」という。)が入力されるカラーコピーボタン11bと、モノクロコピーおよびカラーコピーのうちスキャナー15によって読み取られた画像に基づいてMFP10に自動的に選択させたコピーをMFP10に実行させるための指示(以下「Autoコピーの指示」という。)が入力されるAutoコピーボタン11cとを備えている。
【0020】
記憶部13は、後述のコピー制御手段42が後述のファーストモノクロコピー動作およびファーストカラーコピー動作を実行するための判定条件であるファーストコピー判定条件13aを記憶している。ファーストコピー判定条件13aは、コピー制御手段42がファーストカラーコピー動作を実行するための判定条件であるので、本発明のファーストカラーコピー判定条件を構成している。
【0021】
記憶部13は、後述のファーストコピー動作の実行よりも課金の正確性を優先する課金優先モードの設定状況を記憶する課金優先モードフラグ13bを記憶している。
【0022】
図3は、ファーストコピー判定条件13aを示す図である。
【0023】
図3に示すように、ファーストコピー判定条件13aには、Autoコピーの指示によるコピーではないことを意味する「ACS設定オフ」という条件51と、「課金優先モードではない」という条件52とが含まれている。条件52は、課金の正確性よりも後述のファーストコピー動作の実行を優先するという条件であり、本発明の課金非優先条件を構成している。
【0024】
図2に示すように、プリンター14は、記録媒体91を収納する複数のトレイ14aと、トナーによって形成された画像であって最終的に記録媒体91に定着させられる予定のトナー画像が現像される感光体としてのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の感光体ドラム14b、14c、14d、14eと、感光体ドラム14b〜14eに現像されたトナー画像が一時的に転写される中間転写体としての中間転写ベルト14fと、中間転写ベルト14fに転写されたトナー画像を記録媒体91に転写する転写ローラー14gと、記録媒体91に転写されたトナー画像を熱によって記録媒体91に定着させる定着ローラー14hと、定着ローラー14hに記録媒体91を押し付ける加圧ローラー14iと、中間転写ベルト14fに転写されたトナー画像に記録媒体91の搬送のタイミングを合わせるためのレジストローラー14jと、印刷された記録媒体91が排出される排出トレイ14kと、複数の搬送ローラーを備えていて記録媒体91を搬送する搬送部14lとを備えている。
【0025】
図1に示すように、エンジンコントローラー30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種の情報を予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMおよび記憶部13に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
【0026】
エンジンコントローラー30は、ROMまたは記憶部13に記憶されているプログラムを実行することによって、カラーコンバーター20によって生成されたCMYKデータに基づいてプリンター14によって印刷を実行する印刷デバイス制御手段31、および、コピーに対する課金を制御する課金制御手段32として機能する。
【0027】
印刷デバイス制御手段31は、モノクロ印刷用のトナー、すなわち、ブラックのトナーで印刷を実行するモノクロ印刷動作と、カラー印刷用のトナー、すなわち、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のトナーが利用可能な状態で印刷を実行するカラー印刷動作とを実行可能である。
【0028】
課金制御手段32は、モノクロ印刷動作が実行される場合にモノクロコピー用の課金を実行し、カラー印刷動作が実行される場合にカラーコピー用の課金を実行する。
【0029】
メインコントローラー40は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種の情報を予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMおよび記憶部13に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
【0030】
メインコントローラー40は、ROMまたは記憶部13に記憶されているプログラムを実行することによって、モノクロコピーボタン11a、カラーコピーボタン11bまたはAutoコピーボタン11cに入力されたコピーの指示を受け付けるコピー指示受付手段41、コピーを制御するコピー制御手段42、および、課金優先モードの指定を受け付ける課金優先モード指定受付手段43として機能する。
【0031】
コピー制御手段42は、コピー指示受付手段41がモノクロコピーの指示を受け付けた場合に印刷デバイス制御手段31にモノクロ印刷動作を開始させる通常モノクロコピー動作と、コピー指示受付手段41がモノクロコピーの指示を受け付けた場合にコピー指示受付手段41が受け付けたモノクロコピーの指示に基づいて印刷デバイス制御手段31にモノクロ印刷動作を開始させるファーストモノクロコピー動作と、コピー指示受付手段41がカラーコピーの指示を受け付けた場合にカラーコンバーター20によって生成されたCMYKデータに基づいて印刷デバイス制御手段31にモノクロ印刷動作およびカラー印刷動作の何れか一方を開始させる通常カラーコピー動作と、コピー指示受付手段41がカラーコピーの指示を受け付けた場合にコピー指示受付手段41が受け付けたカラーコピーの指示に基づいて印刷デバイス制御手段31にカラー印刷動作を開始させるファーストカラーコピー動作と、コピー指示受付手段41がAutoコピーの指示を受け付けた場合にカラーコンバーター20によって生成されたCMYKデータに基づいて印刷デバイス制御手段31にモノクロ印刷動作およびカラー印刷動作の何れか一方を開始させるAutoコピー動作とを実行可能である。
【0032】
次に、MFP10の動作について説明する。
【0033】
図4は、モノクロコピーボタン11a、カラーコピーボタン11bおよびAutoコピーボタン11cの何れかが押された場合のメインコントローラー40の動作のフローチャートである。
【0034】
メインコントローラー40は、モノクロコピーボタン11a、カラーコピーボタン11bおよびAutoコピーボタン11cの何れかが押されると、図4に示す動作を開始する。
【0035】
図4に示すように、メインコントローラー40のコピー指示受付手段41は、モノクロコピーボタン11a、カラーコピーボタン11bまたはAutoコピーボタン11cに入力されたコピーの指示を受け付ける(S101)。すなわち、コピー指示受付手段41は、モノクロコピーボタン11aが押された場合にモノクロコピーの指示を受け付け、カラーコピーボタン11bが押された場合にカラーコピーの指示を受け付け、Autoコピーボタン11cが押された場合にAutoコピーの指示を受け付ける。
【0036】
次いで、メインコントローラー40のコピー制御手段42は、スキャナー15によって原稿から画像を読み取る(S102)。ここで、コピー制御手段42は、スキャナー15がADF(Auto Document Feeder)である場合であってスキャナー15に複数枚の原稿がセットされている場合、スキャナー15によって複数枚の原稿から画像を読み取る。
【0037】
次いで、コピー制御手段42は、スキャナー15によって読み取られた画像のRGBデータからのCMYKデータの生成をカラーコンバーター20によって開始させる(S103)。
【0038】
次いで、コピー制御手段42は、ファーストコピー動作、すなわち、ファーストモノクロコピー動作またはファーストカラーコピー動作を実行するか否かをファーストコピー判定条件13aに基づいて判定する(S104)。ここで、コピー制御手段42は、ファーストコピー判定条件13aに含まれる全ての条件を満たす場合に、ファーストコピー動作を実行すると判断する。一方、コピー制御手段42は、ファーストコピー判定条件13aに含まれる何れかの条件を満たさない場合に、ファーストコピー動作を実行しないと判断する。例えば、上述したように、ファーストコピー判定条件13aには、Autoコピーの指示によるコピーではないことを意味する「ACS設定オフ」という条件51が含まれている。したがって、コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がAutoコピーの指示である場合、ファーストコピー動作を実行しないと判断する。コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーまたはカラーコピーの指示である場合、ファーストコピー動作を実行するか否かをファーストコピー判定条件13aのうち条件51以外の条件にも基づいて判定する。
【0039】
コピー制御手段42は、ファーストコピー動作を実行しないとS104において判定すると、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがカラーコンバーター20によって確定されたと判断するまで、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがカラーコンバーター20によって確定されたか否かを判断する(S105)。
【0040】
コピー制御手段42は、全てのページのCMYKデータが確定されたとS105において判断すると、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示であるか否かを判断する(S106)。
【0041】
コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示ではないとS106において判断すると、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがモノクロデータであるか否かを判断する(S107)。
【0042】
コピー制御手段42は、ファーストコピー動作を実行するとS104において判定すると、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示であるか否かを判断する(S108)。
【0043】
コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示であるとS106において判断するか、全てのページのCMYKデータがモノクロデータであるとS107において判断するか、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示であるとS108において判断すると、エンジンコントローラー30にコピー用のモノクロ印刷動作の開始を指示する(S109)。
【0044】
コピー制御手段42は、CMYKデータにモノクロデータではないページがあるとS107において判断するか、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示ではないとS108において判断すると、エンジンコントローラー30にコピー用のカラー印刷動作の開始を指示する(S110)。
【0045】
コピー制御手段42は、S109またはS110の処理を終了すると、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像のうち1ページ分のCMYKデータをエンジンコントローラー30に送信する(S111)。
【0046】
次いで、コピー制御手段42は、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータの送信を終了したか否かを判断する(S112)。
【0047】
コピー制御手段42は、全てのページのCMYKデータの送信を終了していないとS112において判断すると、未だエンジンコントローラー30に送信していないページのCMYKデータについてS111の処理を実行する。
【0048】
一方、コピー制御手段42は、全てのページのCMYKデータの送信を終了したとS112において判断すると、図4に示す動作を終了する。
【0049】
したがって、コピー制御手段42は、通常モノクロコピー動作、ファーストモノクロコピー動作、通常カラーコピー動作、ファーストカラーコピー動作およびAutoコピー動作を次のように実行する。
【0050】
<通常モノクロコピー動作>
コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示である場合、ファーストコピー動作を実行しないとS104において判定すると、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがカラーコンバーター20によって確定されることを待った後(S105でYES)、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示であるとS106において判断して、エンジンコントローラー30にコピー用のモノクロ印刷動作の開始を指示する(S109)。
【0051】
<ファーストモノクロコピー動作>
コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示である場合、ファーストコピー動作を実行するとS104において判定すると、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがカラーコンバーター20によって確定されることを待つことなく、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示であるとS108において判断して、エンジンコントローラー30にコピー用のモノクロ印刷動作の開始を指示する(S109)。
【0052】
<通常カラーコピー動作>
コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がカラーコピーの指示である場合、ファーストコピー動作を実行しないとS104において判定すると、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがカラーコンバーター20によって確定されることを待った後(S105でYES)、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示ではないとS106において判断して、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがモノクロデータであるか否かを判断する(S107)。そして、コピー制御手段42は、全てのページのCMYKデータがモノクロデータであるとS107において判断すると、エンジンコントローラー30にコピー用のモノクロ印刷動作の開始を指示する(S109)。一方、コピー制御手段42は、CMYKデータがモノクロデータではないページがあるとS107において判断すると、エンジンコントローラー30にコピー用のカラー印刷動作の開始を指示する(S110)。
【0053】
<ファーストカラーコピー動作>
コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がカラーコピーの指示である場合、ファーストコピー動作を実行するとS104において判定すると、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがカラーコンバーター20によって確定されることを待つことなく、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示ではないとS108において判断して、エンジンコントローラー30にコピー用のカラー印刷動作の開始を指示する(S110)。
【0054】
<Autoコピー動作>
コピー制御手段42は、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がAutoコピーの指示である場合、ファーストコピー動作を実行しないとS104において判定して、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがカラーコンバーター20によって確定されることを待った後(S105でYES)、S101においてコピー指示受付手段41によって受け付けられたコピーの指示がモノクロコピーの指示ではないとS106において判断して、S102においてスキャナー15によって読み取られた画像の全てのページのCMYKデータがモノクロデータであるか否かを判断する(S107)。そして、コピー制御手段42は、全てのページのCMYKデータがモノクロデータであるとS107において判断すると、エンジンコントローラー30にコピー用のモノクロ印刷動作の開始を指示する(S109)。一方、コピー制御手段42は、CMYKデータがモノクロデータではないページがあるとS107において判断すると、エンジンコントローラー30にコピー用のカラー印刷動作の開始を指示する(S110)。
【0055】
図5は、コピー用のモノクロ印刷動作を実行する場合のエンジンコントローラー30の動作のフローチャートである。
【0056】
エンジンコントローラー30は、S109においてコピー用のモノクロ印刷動作の開始がメインコントローラー40から指示されると、図5に示す動作を開始する。
【0057】
図5に示すように、エンジンコントローラー30の印刷デバイス制御手段31は、モノクロ印刷用のトナーで印刷を実行するモノクロ印刷動作を開始する(S121)。すなわち、エンジンコントローラー30は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の感光体ドラム14b〜14eのうち、ブラックの感光体ドラム14eのみを利用可能な状態にして、トレイ14aから搬送部14lによって記録媒体91の搬送を開始する。
【0058】
次いで、印刷デバイス制御手段31は、S111においてメインコントローラー40から送信された1ページ分のCMYKデータを受信したと判断するまで、S111においてメインコントローラー40から送信された1ページ分のCMYKデータを受信したか否かを判断する(S122)。
【0059】
印刷デバイス制御手段31は、S111においてメインコントローラー40から送信された1ページ分のCMYKデータを受信したとS122において判断すると、受信した1ページ分のCMYKデータに基づいてプリンター14に1ページ分の印刷を実行させる(S123)。
【0060】
次いで、エンジンコントローラー30の課金制御手段32は、モノクロコピー用の課金を実行する(S124)。具体的には、課金制御手段32は、モノクロコピー用の課金に対応する値である“1”を、キーカウンター18が記憶している値に加える。
【0061】
次いで、印刷デバイス制御手段31は、後続のページがあるか否かをメインコントローラー40からの信号に基づいて判断する(S125)。
【0062】
印刷デバイス制御手段31は、後続のページがあるとS125において判断すると、再びS122の処理に戻る。
【0063】
一方、印刷デバイス制御手段31は、後続のページがないとS125において判断すると、モノクロ印刷動作を終了して(S126)、図5に示す動作を終了する。
【0064】
図6は、コピー用のカラー印刷動作を実行する場合のエンジンコントローラー30の動作のフローチャートである。
【0065】
エンジンコントローラー30は、S110においてコピー用のカラー印刷動作の開始がメインコントローラー40から指示されると、図6に示す動作を開始する。
【0066】
図6に示すように、エンジンコントローラー30は、カラー印刷用のトナーが利用可能な状態で印刷を実行するカラー印刷動作を開始する(S141)。すなわち、エンジンコントローラー30は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の感光体ドラム14b〜14eを利用可能な状態にして、トレイ14aから搬送部14lによって記録媒体91の搬送を開始する。
【0067】
次いで、印刷デバイス制御手段31は、S111においてメインコントローラー40から送信された1ページ分のCMYKデータを受信したと判断するまで、S111においてメインコントローラー40から送信された1ページ分のCMYKデータを受信したか否かを判断する(S142)。
【0068】
印刷デバイス制御手段31は、S111においてメインコントローラー40から送信された1ページ分のCMYKデータを受信したとS142において判断すると、受信した1ページ分のCMYKデータに基づいてプリンター14に1ページ分の印刷を実行させる(S143)。
【0069】
次いで、エンジンコントローラー30の課金制御手段32は、カラーコピー用の課金を実行する(S144)。具体的には、課金制御手段32は、カラーコピー用の課金に対応する値である“4”を、キーカウンター18が記憶している値に加える。
【0070】
次いで、印刷デバイス制御手段31は、後続のページがあるか否かをメインコントローラー40からの信号に基づいて判断する(S145)。
【0071】
印刷デバイス制御手段31は、後続のページがあるとS145において判断すると、再びS142の処理に戻る。
【0072】
一方、印刷デバイス制御手段31は、後続のページがないとS145において判断すると、カラー印刷動作を終了して(S146)、図6に示す動作を終了する。
【0073】
図7は、課金優先モードの変更の指示があった場合のメインコントローラー40の動作のフローチャートである。
【0074】
メインコントローラー40は、課金優先モードの変更が操作部11を介して指示されると、図7に示す動作を開始する。なお、課金優先モードの変更は、例えば、サービスマンが使用可能なメンテナンスモードから指示されることができるようになっていても良いし、通常の利用者が使用可能なシステムメニューから指示されることができるようになっていても良い。
【0075】
図7に示すように、メインコントローラー40の課金優先モード指定受付手段43は、図8に示す課金優先モード設定画面60を表示部12に表示する(S161)。
【0076】
図8は、表示部12に表示される課金優先モード設定画面60を示す図である。
【0077】
図8に示すように、課金優先モード設定画面60には、課金優先モードに設定するためのボタンである設定ボタン61と、課金優先モードを解除するためのボタンである解除ボタン62とが含まれている。
【0078】
図7に示すように、課金優先モード指定受付手段43は、S161の処理の後、設定ボタン61および解除ボタン62の何れかが操作部11を介して押されたと判断するまで、設定ボタン61および解除ボタン62の何れかが操作部11を介して押されたか否かを判断する(S162)。
【0079】
課金優先モード指定受付手段43は、設定ボタン61および解除ボタン62の何れかが操作部11を介して押されたとS162において判断すると、課金優先モードが指定されたか否かを判断する(S163)。ここで、課金優先モード指定受付手段43は、設定ボタン61が押された場合、課金優先モードが指定されたと判断する。一方、課金優先モード指定受付手段43は、解除ボタン62が押された場合、課金優先モードが指定されなかったと判断する。
【0080】
課金優先モード指定受付手段43は、課金優先モードが指定されたとS163において判断すると、課金優先モードフラグ13bをオン状態にする(S164)。
【0081】
一方、課金優先モード指定受付手段43は、課金優先モードが指定されなかったとS163において判断すると、課金優先モードフラグ13bをオフ状態にする(S165)。
【0082】
課金優先モード指定受付手段43は、S164またはS165の処理を終了すると、図8に示す課金優先モード設定画面60の表示部12への表示を終了して(S166)、図7に示す動作を終了する。
【0083】
図3に示すように、ファーストコピー判定条件13aには、「課金優先モードではない」という条件52が含まれている。したがって、課金優先モードフラグ13bがオン状態にされている場合、すなわち、課金優先モードである場合、S104において、コピー制御手段42は、ファーストコピー動作を実行しないと判断する。すなわち、コピー制御手段42は、課金優先モードフラグ13bがオン状態にされている場合、ファーストモノクロコピー動作およびファーストカラーコピー動作を禁止する。
【0084】
以上に説明したように、MFP10は、課金の正確性よりもファーストカラーコピー動作の実行を優先するという条件である課金非優先条件を満たさないとき(S104でNO)にファーストカラーコピー動作ではなく通常カラーコピー動作を実行するので、ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行とを適切に制御することができる。
【0085】
また、MFP10は、課金優先モード指定受付手段43によって受け付け可能である課金優先モードに基づいた「課金優先モードではない」という条件52が課金非優先条件であるので、ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行との何れを優先するかを利用者に選択させることができる。
【0086】
(第2の実施の形態)
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
【0087】
なお、本実施の形態に係る画像形成装置の構成のうち、第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成と同様な構成については、第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0088】
図9は、本実施の形態に係る画像形成装置としてのMFP70のブロック図である。
【0089】
図9に示すように、MFP70の構成は、MFP10(図1参照。)が課金優先モードフラグ13b(図1参照。)および課金優先モード指定受付手段43(図1参照。)を備えておらず、MFP10がファーストコピー判定条件13a(図1参照。)に代えてファーストコピー判定条件13cを備えている構成と同様である。
【0090】
図10は、ファーストコピー判定条件13cを示す図である。
【0091】
図10に示すように、ファーストコピー判定条件13cの構成は、ファーストコピー判定条件13a(図3参照。)が「課金優先モードではない」という条件52(図3参照。)に代えて、「カウンター接続部にキーカウンターが接続されていない」という条件53を含んでいる構成と同様である。
【0092】
次に、MFP70の動作について説明する。
【0093】
なお、MFP70の動作は、図7に示す動作を実行しないことを除いて、MFP10の動作と同様である。
【0094】
図10に示すように、ファーストコピー判定条件13cには、「カウンター接続部にキーカウンターが接続されていない」という条件53が含まれている。したがって、カウンター接続部19にキーカウンター18が接続されている場合、S104において、コピー制御手段42は、ファーストコピー動作を実行しないと判断する。すなわち、コピー制御手段42は、カウンター接続部19にキーカウンター18が接続されている場合、ファーストモノクロコピー動作およびファーストカラーコピー動作を禁止する。
【0095】
なお、MFP70は、カウンター接続部19にキーカウンター18が接続されているか否かをMFP70の起動時に予め確認しておくようになっているが、S104において確認するようになっていても良い。
【0096】
以上に説明したように、MFP70は、課金の正確性よりもファーストカラーコピー動作の実行を優先するという条件である課金非優先条件を満たさないとき(S104でNO)にファーストカラーコピー動作ではなく通常カラーコピー動作を実行するので、ファーストコピータイムの短縮と、正確な課金の実行とを適切に制御することができる。
【0097】
また、MFP70は、カウンター接続部19にキーカウンター18が接続されている場合にファーストカラーコピー動作を禁止するので、カウンター接続部19にキーカウンター18が接続されているだけで正確な課金を実行することができる。
【0098】
上述の各実施の形態において、モノクロコピー用の課金に対応する値、カラーコピー用の課金に対応する値は、それぞれ“1”、“4”が使用されているが、モノクロコピー用の課金と、カラーコピー用の課金とに差があれば、値はこれらでなくても良い。
【0099】
本発明の画像形成装置は、上述の各実施の形態においてMFPであるが、コピー専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良い。
【符号の説明】
【0100】
10 MFP(画像形成装置)
13 記憶部
13a、13c ファーストコピー判定条件(ファーストカラーコピー判定条件)
14 プリンター(印刷デバイス)
15 スキャナー(読取デバイス)
18 キーカウンター(課金デバイス)
19 カウンター接続部(課金デバイス接続部)
20 カラーコンバーター(カラー情報生成手段)
31 印刷デバイス制御手段
32 課金制御手段
41 コピー指示受付手段
42 コピー制御手段
43 課金優先モード指定受付手段
52、53 条件(課金非優先条件)
70 MFP(画像形成装置)
91 記録媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を記憶する記憶部と、原稿から画像を読み取る読取デバイスと、記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスと、前記読取デバイスによって読み取られた画像に基づいた前記印刷デバイスによる印刷であるコピーの指示を受け付けるコピー指示受付手段と、前記読取デバイスによって読み取られた画像から前記印刷デバイスによる印刷のためのカラー情報を生成するカラー情報生成手段と、前記カラー情報生成手段によって生成されたカラー情報に基づいて前記印刷デバイスによって印刷を実行する印刷デバイス制御手段と、コピーに対する課金を制御する課金制御手段と、コピーを制御するコピー制御手段とを備えており、
前記印刷デバイス制御手段は、モノクロ印刷用のトナーで印刷を実行するモノクロ印刷動作と、カラー印刷用のトナーが利用可能な状態で印刷を実行するカラー印刷動作とを実行可能であり、
前記課金制御手段は、前記読取デバイスによって読み取られた画像に基づいた前記印刷デバイスによるモノクロ印刷であるモノクロコピー用の前記課金を前記モノクロ印刷動作が実行される場合に実行し、前記読取デバイスによって読み取られた画像に基づいた前記印刷デバイスによるカラー印刷であるカラーコピー用の前記課金を前記カラー印刷動作が実行される場合に実行し、
前記コピー制御手段は、前記カラー情報生成手段によって生成されたカラー情報に基づいて前記印刷デバイス制御手段に前記モノクロ印刷動作および前記カラー印刷動作の何れか一方を開始させる通常カラーコピー動作と、前記コピー指示受付手段が受け付けた前記コピーの指示に基づいて前記印刷デバイス制御手段に前記カラー印刷動作を開始させるファーストカラーコピー動作とを実行可能であり、
前記記憶部は、前記コピー制御手段が前記ファーストカラーコピー動作を実行するための判定条件であるファーストカラーコピー判定条件を記憶しており、
前記コピー制御手段は、前記コピー指示受付手段が前記コピーの指示を受け付けた場合、前記ファーストカラーコピー判定条件を満たさないときに前記通常カラーコピー動作を実行し、前記ファーストカラーコピー判定条件を満たすときに前記ファーストカラーコピー動作を実行し、
前記ファーストカラーコピー判定条件には、前記課金の正確性よりも前記ファーストカラーコピー動作の実行を優先するという条件である課金非優先条件が含まれていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記ファーストカラーコピー動作の実行よりも前記課金の正確性を優先する課金優先モードの指定を受け付ける課金優先モード指定受付手段を備えており、
前記課金非優先条件は、前記課金優先モードではないという条件であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記課金制御手段による前記課金の状況を記憶する課金デバイスが接続される課金デバイス接続部を備えており、
前記課金非優先条件は、前記課金デバイス接続部に前記課金デバイスが接続されていないという条件であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−98584(P2013−98584A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−236413(P2011−236413)
【出願日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【出願人】(000006150)京セラドキュメントソリューションズ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】