説明

画像編集装置

【課題】静止画像や動画像といった素材をスライドショー形式で連続再生する際、より効果的なインサート画像を挿入できる画像編集装置を提供すること。
【解決手段】静止画像や動画像を連続表示できる画像編集装置であって、連続表示用の複数の画像を取得する取得手段と、取得した複数の画像を表示対象として日時順に表示装置に表示するよう制御する表示制御手段と、再生順において前後の関係となる対の画像の撮影情報を比較し、該比較結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、当該前後の画像の撮影情報の変化量に大きさに応じたインサート画像を挿入する挿入手段と、を備えた画像編集装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関し、特に画像の編集が可能な画像編集装置に関する。
【背景技術】
【0002】
静止画像や動画像といった素材をスライドショー形式で連続表示できる電子機器やプログラムが知られている。このような電子機器やプログラムは、単純に画像を連続表示するだけでなく、複数の撮影画像をスライドショー形式で連続表示する再生順によっては各画像の繋がり具合が非連続的であれば、それらの間にインサート画像を挿入することによって補完することがある。例えば、特許文献1は、再生順の前後関係となる各画像の撮影位置情報や撮影日時情報を利用して、非連続的な部分を無くすためのインサート画像を挿入する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−261877号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のインサート画像挿入方法は、再生順の前後関係となる各画像の撮影情報の変化量が所定の値を超えた場合に一意にインサートする画像が決定されるため、単調な演出効果が繰り返される可能性がある。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、より効果的なインサート画像を挿入することができる画像編集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の画像編集装置は、静止画像や動画像を連続表示できる画像編集装置であって、連続表示用の複数の画像を取得する取得手段と、取得した複数の画像を表示対象として日時順に表示装置に表示するよう制御する表示制御手段と、再生順において前後の関係となる対の画像の撮影情報を比較し、該比較結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、当該前後の画像の撮影情報の変化量の大きさに応じたインサート画像を挿入する挿入手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、連続表示する画像の画像間に、より効果的なインサート画像を挿入することができる画像編集装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態1にかかるPCの構成図
【図2】実施の形態1にかかる各画像間の撮影位置が非連続であると判断した場合にインサート画像が挿入されることを示した図
【図3】実施の形態1にかかる各画像間の撮影日時が非連続であると判断した場合にインサート画像が挿入されることを示した図
【図4】実施の形態1にかかるインサート画像の挿入位置を検出するためのフローチャート
【図5】実施の形態1にかかるインサート画像を作成するためのフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施の形態1〕
実施の形態1にかかるPC100は、連続表示する画像に、より効果的なインサート画像を挿入することができる。本実施の形態では、画像を連続表示するスライドショーの一例を作成する場合を説明する。以下、図を用いて、システムの構成および動作について詳細に説明する。
【0010】
[1.システムの構成]
まず、PC100のシステムの構成について図1を用いて説明する。図1は、PC100の全体構成を示す。
【0011】
PC100は、CPU101、システム管理メモリ102、ワークメモリ103、HDD104、マウス105、キーボード106、USBコネクタ107、表示デバイス108、液晶ディスプレイ109等から構成されている。
【0012】
CPU101は、PC100上の処理を実行する処理部である。CPU101は、システム管理メモリ102、ワークメモリ103、HDD104、表示デバイス108、USBコネクタ107に電気的に接続されている。CPU101は、表示デバイス108を介して、液晶ディスプレイ109に表示される画面を変更することができる。また、CPU101は、USBコネクタ107を介して、マウス105やキーボード106を用いてのユーザーの操作情報を受け付ける。また、図示していないが、PC100の各部に供給される電力等のシステムを全体的に制御している。
【0013】
システム管理メモリ102は、OS(オペレーションシステム)などが保持されているメモリである。また、システム管理メモリ102には、システム時刻などが格納されている。システム時刻は、CPU101がOSのプログラムを動作させることにより更新される。
【0014】
ワークメモリ103は、CPU101が各種処理動作を実行するために必要な情報を一時的に格納するメモリである。
【0015】
CPU101は、HDD104に記録保存されている各種画像の中からスライドショー再生の対象となる複数の画像を選択指定した後に、この複数の画像を日時順に切り換え表示する際に、再生順によって前後の関係となる各画像に付加されている撮影情報を比較し、この比較結果に基づいて当該前後の繋がり具合が非連続であるかを判定し、前後の画像が非連続であると判定した場合に、当該前後の画像の撮影情報の変化量に応じたインサート画像を挿入することができる。このCPU101の動作の詳細は後述する。
【0016】
マウス105は、ユーザーが編集操作時に使用するポインティングデバイスである。ユーザーは、マウス105を操作することにより、画像編集ソフトの画面上において、画像データやインサート画像を選択することができる。
【0017】
キーボード106は、ユーザーが編集操作時に文字入力などを行う、キーボードデバイスである。
【0018】
USBコネクタ107は、マウス105とキーボード106をPC100に接続するためのコネクタであり、マウス105、キーボード106で行われたユーザーの選択操作、編集操作を、CPU101に伝える。
【0019】
表示デバイス108は、CPU101で演算された画面情報を映像化するデバイスであり、画面情報を液晶ディスプレイ109に伝える。
【0020】
[2.各画像間の撮影位置が非連続である場合のインサート画像の挿入]
続いて、各画像間の撮影位置が非連続である場合のインサート画像の挿入について図2を用いて説明する。
【0021】
図2は、スライドショー形式で複数の画像を連続表示する場合を例示した図である。すなわち、HDD104に記録保存されている各種画像の中からスライドショー再生の対象とする複数の画像をユーザーが選択指定した後に、CPU101がこの複数の画像を日時順に切り換え表示する場合を例示した図である。
【0022】
この場合、CPU101は、スライドショーの再生が開始された際に、HDD104から再生対象画像を日時順に読み出すと共に、この再生順によって前後の関係となる各画像、つまり、画像の並びの前後において隣合う関係にある各画像に付加されている撮影位置を比較して、その間の距離差(位置ギャップ)を算出し、この距離差に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が連続的であるか非連続的であるかを判定し、非連続であると判定した場合にはこの画像間に、距離差の変化量の大きさに応じたスケールで、前の画像の撮影場所から後の画像の撮影場所までの移動軌跡を示すインサート画像を挿入表示するようにしている。
【0023】
図2に示す例1では、CPU101が非連続であると判定した画像間において、撮影位置のギャップが大きい場合の例を示している。図2に示す例1では、CPU101が非連続であると判定した画像間において、「国A」から「国B」へと撮影位置が変化している。このとき、CPU101は、非連続であると判定した画像間に、「国A」と「国B」との撮影位置のギャップを示すスケールである「地球地図」を採用する。そして、CPU101は、採用した「地球地図」に対して「国A」から「国B」への移動軌跡を付与させたインサート画像を作成する。そして、CPU101は、スライドショーの再生が開始された際に、再生対象画像を日時順に読み出すと共に、非連続であると判定した画像間に、作成したインサート画像を挿入する。これにより、PC100は、再生対象の画像に連続性を持たせたスライドショー再生を行なうことができる。PC100によれば、ユーザーは、画像間の繋がりが然るべきスケールにて表現された、連続性のあるスライドショー再生を楽しむことができる。
【0024】
図2に示す例2や例3は、例1に比べて採用するスケールが異なる。例2においては、CPU101が非連続であると判定した画像間において、「県A」から「県B」へと撮影位置が変化している。このとき、CPU101は、非連続であると判定した画像間に、「県A」と「県B」との撮影位置のギャップを示すスケールである「日本地図」を採用している。また、例3においては、CPU101が非連続であると判定した画像間において「ランドマークA」から「ランドマークB」へと撮影位置が変化している。このとき、CPU101は、非連続であると判定した画像間に、「ランドマークA」から「ランドマークB」との撮影位置のギャップを示すスケールである「県地図」を採用している。
【0025】
[3.各画像間の撮影日時が非連続である場合のインサート画像の挿入]
続いて、各画像間の撮影日時が非連続である場合のインサート画像の挿入について図3を用いて説明する。
【0026】
図3は、スライドショー形式で複数の画像を連続表示する場合を例示した図である。すなわち、HDD104に記録保存されている各種画像の中からスライドショー再生の対象となる複数の画像をユーザーが選択指定した後に、CPU101がこの複数の画像を日時順に切り換え表示する場合を例示した図である。
【0027】
この場合、CPU101は、スライドショーの再生が開始された際に、HDD104から再生対象画像を日時順に読み出すと共に、この再生順によって前後の関係となる各画像、つまり、画像の並びの前後において隣合う関係にある各画像に付加されている撮影日時を比較して、その間の時間差(日時ギャップ)を算出し、この距離差に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が連続的であるか非連続的であるかを判定し、非連続であると判定した場合にはこの画像間に、時間差の変化量の大きさに応じたスケール(ここでは、カレンダー、日めくり、時計)で、前の画像の撮影日時から後の画像の撮影日時までの日時経過を示すインサート画像を挿入表示するようにしている。
【0028】
図3に示す例1では、CPU101が非連続であると判定した画像間において、撮影日時のギャップが大きい場合の例を示している。図3に示す例1では、CPU101が非連続であると判定した画像間において、「月A」から「月B」へと撮影日時が変化している。このとき、CPU101は、非連続であると判定した画像間に、「月A」と「月B」との撮影日時のギャップを示すスケールである「月別カレンダー」を採用する。そして、CPU101は、採用した「月別カレンダー」に対して「月A」から「月B」への日時変化を示したインサート画像を作成する。この例では、「月Aの月別カレンダー」と「月Bの月別カレンダー」とを並べたインサート画像を作成する。そして、CPU101は、スライドショーの再生が開始された際に、再生対象画像を日時順に読み出すと共に、非連続であると判定した画像間に、作成したインサート画像を挿入する。これにより、PC100は、再生対象の画像に連続性を持たせたスライドショー再生を行なうことができる。PC100によれば、ユーザーは、画像間の繋がりが然るべきスケールにて表現された、連続性のあるスライドショー再生を楽しむことができる。
【0029】
図3に示す例2や例3は、例1に比べて採用するスケールが異なる。例2においては、CPU101が非連続であると判定した画像間において、「日A」から「日B」へと撮影日時が変化している。このとき、CPU101は、非連続であると判定した画像間に、「日A」と「日B」との撮影位置のギャップを示すスケールである「日めくりカレンダー」を採用している。この例では、「日Aの日めくりカレンダー」と「日Bの日めくりカレンダー」とを並べたインサート画像を作成する。また、例3においては、CPU101が非連続であると判定した画像間において「時刻A」から「時刻B」へと撮影日時が変化している。このとき、CPU101は、非連続であると判定した画像間に、「時刻A」から「時刻B」との撮影日時のギャップを示すスケールである「アナログ時計」を採用している。この例では、「アナログ時計」の「長針短針」が「時刻A」から「時刻B」へと動的に(アニメーション効果として)変化するインサート画像を作成する。
【0030】
[4.インサート画像の挿入位置を検出]
続いて、インサート画像の挿入位置を検出の比較について説明する。図4は実施の形態1にかかる各画像の撮影情報の比較のフローチャートである。
【0031】
まず、CPU101は、スライドショーの再生が開始された際に、HDD104から再生対象画像を日時順にソートして読み出す(S1000)。CPU101は、先頭画像と次の画像に付加されている撮影位置を比較する(S1001)。CPU101は、先頭画像に付加されている撮影位置と、次の画像に付加されている撮影位置との距離差(撮影位置の変化量)が所定の範囲未満であるか否かに基づいて前後の画像の繋がり具合が連続的であるか非連続的であるかを判定する(S1002)。先頭画像と、次の画像との撮影位置の距離差が所定範囲以上であれば(S1002におけるNo)、CPU101は、先の画像と、続く次の画像とは非連続的であると判断して、距離差に基づくインサート画像を挿入すると決定する。一方、先頭画像と、次の画像との撮影位置の距離差が所定範囲未満であるとき(S1002におけるYes)、CPU101は、先頭画像と次の画像に付加されている撮影日時を比較する(S1003)。CPU101は、先頭画像に付加されている撮影日時と、次の画像に付加されている撮影日時との時間差(撮影日時の変化量)が所定の範囲以上であるか否かに基づいて前後の画像の繋がり具合が連続的であるか非連続的であるかを判定する(S1004)。先頭画像と、次の画像との撮影日時の時間差が所定範囲以上であれば(S1004におけるYes)、CPU101は、先の画像と、続く次の画像とは非連続的であると判断して、時間差に基づくインサート画像を挿入すると決定する。ステップS1002或いはS1004において、インサート画像を挿入すると決定された場合、CPU101は、インサート画像を作成する(S1005)。すなわち、ステップS1002にてインサート画像を挿入すると決定された場合、CPU101は、距離差に基づくインサート画像を作成する。また、ステップS1004にてインサート画像を挿入すると決定された場合、CPU101は、時間差に基づくインサート画像を作成する。ここのインサート画像の作成については、詳細を後述する。ステップS1004にてNoだった場合および、ステップS1005が終了した場合は、CPU101はステップS1006の動作に移行する。CPU101は、スライドショー再生対象画像のすべてについて、ステップS1002やステップS1004におけるインサート画像の挿入判定が終了したか否かを判断する(S1005)。スライドショー再生対象画像のすべてについてインサート画像の挿入判定が終わっていない場合(S1006におけるNo)、CPU101は、このインサート画像の挿入位置を検出する動作を再生対象画像全体に対して順次繰り返す。スライドショー再生対象画像のすべてについてインサート画像の挿入判定が終わると(S1006におけるYes)、CPU101は、インサート画像の挿入位置検出を終了する。
【0032】
実施の形態1にかかるインサート画像の挿入位置検出動作において、CPU101は、先の画像と、続く次の画像との距離差が所定範囲以上であるときは、距離差に基づくインサート画像を作成するようにした。このとき、距離差が判定された画像間には、時間差に基づくインサート画像は採用しないようにしてもよい。距離差が所定範囲以上である場合、時間差も所定範囲以上となっている場合が多いと考えられる。先の画像と、続く次の画像とのを埋めるのに相応しいインサート画像を、距離差に基づくインサート画像にするか、時間差に基づくインサート画像にするかについての判断を、距離差の度合と時間差の度合との比較により行なうようにしてもよい。
【0033】
[5.インサート画像の作成]
続いて、インサート画像の作成について説明する。図4は実施の形態1にかかるインサート画像の作成のフローチャートである。
【0034】
まず、CPU101は、スライドショー再生の際に、連続表示の前後の対画像(先の画像、次の画像)に付加されている撮影位置の変化量を算出する(S1100)。CPU101は、先の画像に付加されている撮影位置と、後の画像に付加されている撮影位置との距離差(撮影位置の変化量)に応じて地図効果のスケールを決定する(S1101)。上述したように、例えば「国A」から「国B」であれば、「地球地図」のスケールを決定する。続いて、CPU101は、当該前後の撮影位置を始点終点とする移動軌跡を地図画像上に重畳させる(S1102)。CPU101は、作成したインサート画像を作成してスライドに挿入する(S1103)。
【0035】
次に、CPU101は、スライドショー再生の際に、連続表示の前後の対画像(先の画像、次の画像)に付加されている撮影日時の変化量を算出する(S1104)。CPU101は、先の画像に付加されている撮影日時と、後の画像に付加されている撮影日時との時間差(撮影日時の変化量)に応じて日時効果のスケールを決定する(S1105)。上述したように、「時刻A」から「時刻B」であれば、「アナログ時計」のスケールを決定する。続いて、CPU101は、当該前後の画像の撮影日時を始点終点とする日時経過を示す画像を表示する(S1106)。CPU101は、インサート画像を作成してスライドに挿入する(S1107)。
【0036】
以上のようにして、スライドショー再生用の連続画像において、非連続性が判定された画像間にはインサート画像が挿入される。このインサート画像は、前後の画像の撮影情報の差情報に応じたスケールにて表現された画像である。そして、インサート画像には、前後の画像の撮影情報の変化が視認できる形で静的或いは動的(アニメーション効果)として表現されている。CPU101は、インサート画像が挿入されたスライドショー再生を行なうことができる。
【0037】
上記の実施の形態においては、撮影情報として、対の画像間の撮影日時や、撮影場所の位置を比較する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、対の画像間の撮影高度や、撮影水深の比較であってもよい。
【0038】
上記実施の形態では、画像編集装置としてPC100に適用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、クラウドサービスを想定したときに、ネットワーク上にて、本発明の思想を実現するようにしてもよい。このとき、ユーザーは、クラウドサービスの制御装置に対して、ムービー作成用の画像を提供する。スライドショー作成用の画像を提供されると、クラウドサービスの制御装置は、図4に示すフローチャートに従って、スライドショーを作成し、ユーザーのローカルの端末に該スライドショーを供給するようにしてもよい。すなわち、スライドショー作成用の複数の画像を取得する取得ステップと、スライドショー作成用の対象となっている画像に関連付けられた表示演出効果に基づいて、表示対象の画像を表示するとき又は非表示にするときの遷移演出効果を決定する決定ステップと、決定された表示演出効果および遷移演出効果に基づいて、スライドショーを生成し、該スライドショーを供給する供給ステップと、を有する、画像編集方法を使用するシステムに本発明は適用可能である。
【0039】
上記実施の形態では、スライドショーとしたが、編集トラック上に画像素材とインサート画像を配置して記録、再生するショートムービーの作成にも本発明を適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、電子機器に関し、特に画像の編集操作が可能な電子機器に関する。つまり、本発明はPC100への適用に限定されず、画像の編集操作が可能であれば、携帯電話、ビデオカメラ等の電子機器にも適用可能である。また、同様の機能を実行可能なプログラムを格納したCDやDVD等の記録メディアにも適用可能である。
【符号の説明】
【0041】
100 PC
101 CPU
102 システム管理メモリ
103 ワークメモリ
104 HDD
105 マウス
106 キーボード
107 USBコネクタ
108 表示デバイス
109 液晶ディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
静止画像や動画像を連続表示できる画像編集装置であって、
連続表示用の複数の画像を取得する取得手段と、
前記取得した複数の画像を表示対象として表示装置に連続表示するよう制御する表示制御手段と、
前記連続表示の順において前後の関係となる対の画像の撮影情報を比較し、該比較結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、当該前後の画像の撮影情報の変化量に大きさに応じたインサート画像を挿入する挿入手段と、
を備えた、画像編集装置。
【請求項2】
前記撮影情報は、撮影場所の位置であり、
前記挿入手段は、
前記前後の関係となる対の画像に付加されている前記撮影情報を比較し、該比較結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、前記撮影場所の位置の変化量の大きさに応じたスケールで、前の画像の撮影場所から後の画像の撮影場所までの移動軌跡を示すインサート画像を挿入する、
請求項1に記載の画像編集装置。
【請求項3】
前記撮影情報は、撮影場所の高度であり、
前記挿入手段は、
前記前後の関係となる対の画像に付加されている前記撮影情報を比較し、該比較結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、前記撮影場所の高度の変化量の大きさに応じたスケールで、前の画像の撮影場所から後の画像の撮影場所までの移動軌跡を示すインサート画像を挿入する、
請求項1に記載の画像編集装置。
【請求項4】
前記撮影情報は、撮影場所の水深であり、
前記挿入手段は、前記前後の関係となる対の画像に付加されている前記撮影情報を比較し、該比較の結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、前記撮影場所の水深の変化量の大きさに応じたスケールで、前の画像の撮影場所から後の画像の撮影場所までの移動軌跡を示すインサート画像を挿入する、
請求項1に記載の画像編集装置。
【請求項5】
前記挿入手段は、前記前後の画像の撮影場所の繋がりが非連続であると判断された場合において、前の画像の撮影場所の位置から後の画像の撮影場所の位置までの移動軌跡を、アニメーション効果として表現したインサート画像を挿入する、
請求項2に記載の画像編集装置。
【請求項6】
前記撮影情報は、撮影日時であり、
前記挿入手段は、前記前後の関係となる対の画像に付加されている前記撮影日時を比較し、該比較の結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、前記撮影日時の変化量の大きさに応じたスケールで、前の画像の撮影日時から後の画像の撮影日時までの日時経過を示すインサート画像を挿入する、
請求項1に記載の画像編集装置。
【請求項7】
前記挿入手段は、前記前後の画像の撮影日時の繋がりが非連続であると判断された場合において、前の画像の撮影日時から後の画像の撮影日時までの日時経過をアニメーション効果として表現したインサート画像を挿入する、
請求項1に記載の画像編集装置。
【請求項8】
コンピュータに対して、連続表示用の複数の画像を取得する取得ステップと、前記取得した複数の画像を表示対象として表示装置に連続表示するよう制御する表示制御ステップと、この連続表示の順によって前後の関係となる各画像の撮影情報を比較し、この比較結果に基づいて当該前後の画像の繋がり具合が非連続であると判断した場合に、当該前後の画像の撮影情報の変化量に大きさに応じたインサート画像を挿入する挿入ステップと、
を有する画像編集方法。
【請求項9】
請求項8の画像編集方法を記述したプログラムを格納した記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−222771(P2012−222771A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−89887(P2011−89887)
【出願日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】