説明

画像診断装置及び表示方法

【課題】 ステント留置前の術前診断に適したユーザインタフェースを備える画像診断装置を提供する。
【解決手段】 画像診断装置であって、縦断面画像を、縦断面画像表示領域420に表示する手段と、縦断面画像の軸方向の位置に対応する横断面画像を、横断面画像表示領域610に表示する手段と、長さ計測ボタン601が押下された場合に、横断面画像表示領域610を2つの矩形領域611、612に分割する手段と、縦断面画像表示領域420内に、指示子621、622を表示する手段と、を備え、前記横断面画像表示領域610が2つの矩形領域611、612に分割されると、前記2つの指示子621、622によって指示される位置に対応する横断面画像が、それぞれの矩形領域611、612に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像診断装置及び表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ステント等の高機能カテーテルによる血管内治療時の術前診断、あるいは、術後の結果確認のために、超音波画像診断装置や、光干渉断層画像診断装置(OCT)(例えば、特許文献1参照)、また、その改良型である、波長掃引を利用した光干渉断層画像診断装置(OFDI)が利用されている(以下、本明細書において、超音波画像診断装置と、光干渉断層画像診断装置(OCT)と、波長掃引を利用した光干渉断層画像診断装置(OFDI)とを総称して、「画像診断装置」と呼ぶこととする)。
【0003】
例えば、ステント留置前の術前診断では、留置すべきステントの長さやステントを留置する位置等を選択・決定すべく、治療対象となる病変部位の長さを測定するために用いられる。また、ステント留置後の結果確認においては、留置したステントが所望の病変部位をカバーしているか否かを確認するために用いられる。
【0004】
このような用途で画像診断装置が用いられるようになった結果、近年、ステント留置後の再狭窄が、ステントエッジから発生するケースが多いことがわかってきた。このため、例えば、いくつかのガイドラインでは、ステント留置時のステントエッジにおけるプラーク率として、50%以下を目標とする治療指針が示されるようになってきている。
【0005】
このようなことから、上記用途で用いられる画像診断装置の場合、留置後にステントエッジが位置する部分の血管内の状況(断面画像)を容易に参照でき、かつ、留置すべきステントの長さや留置すべき位置等を選択・決定できる構成となっていることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−14501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の画像診断装置の場合、軸方向に連続的に撮影された複数の断面画像を、撮影順序に従って1枚ずつ表示画面に表示(再生)させる構成となっているのが一般的である。このため、所望の位置における血管内の状況を把握することは容易であるが、ステント留置後にステントエッジが位置する部分におけるプラーク率の確認の観点から、当該位置における血管内の状況(断面画像)を把握することはユーザにとって必ずしも容易ではない。
【0008】
実際、ユーザは、これまで、早送り/巻き戻しを繰り返し、軸方向の位置を適宜変更しながら、複数の断面画像を表示画面に順次表示させることで、ステントエッジが位置する部分の血管内の状況の把握を行っており、作業効率がよいとは言えなかった。このため、画像診断装置においては、用途に適したユーザインタフェースの提供が求められている。
【0009】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、特に、ステント留置前の術前診断に適したユーザインタフェースを備える画像診断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像診断装置は以下のような構成を備える。即ち、
信号の送受信を連続的に行う送受信部を、管状組織の内部において軸方向に移動させながら該管状組織からの反射信号を取得し、該取得した反射信号に基づいて該管状組織の断面画像の構築に用いられるラインデータを生成するとともに、該生成したラインデータを用いて、該管状組織の軸と直交する方向の横断面画像を複数構築する画像診断装置であって、
それぞれの前記横断面画像の構築に用いられるラインデータを用いて、前記管状組織の軸方向の縦断面画像を構築し、第1の表示領域に表示する第1の表示手段と、
前記第1の表示領域に表示された前記縦断面画像における軸方向の任意の位置に対応する、前記横断面画像を、第2の表示領域に表示する第2の表示手段と、
前記第1の表示領域に対して所定の操作を実行する旨の指示を受け付けた場合に、前記第2の表示領域を少なくとも2つの個別領域に分割する分割手段と、
前記所定の操作を実行する旨の指示を受け付けた場合に、前記第1の表示領域に、前記縦断面画像における軸方向の位置を指示するための指示子を少なくとも2つ表示する指示手段と、を備え、
前記第2の表示手段は、前記分割手段により、前記第2の表示領域が少なくとも2つの個別領域に分割された場合に、前記指示手段により表示された少なくとも2つの指示子によって指示された、前記軸方向の位置に対応する横断面画像を、それぞれの個別領域に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ステント留置前の術前診断に適したユーザインタフェースを備える画像診断装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像診断装置の外観構成を示す図である。
【図2】画像診断装置100の機能構成を示す図である。
【図3】信号処理部の機能構成を示す図である。
【図4】画像診断装置100のモニタに表示される表示画面の一例を示す図である。
【図5】縦断面画像操作時の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】縦断面画像操作時の表示処理における表示画面の一例を示す図である。
【図7】縦断面画像操作時の表示処理における表示画面の一例を示す図である。
【図8】縦断面画像操作時の表示処理における表示画面の一例を示す図である。
【図9】縦断面画像操作時の表示処理における表示画面の一例を示す図である。
【図10】縦断面画像操作時の表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】縦断面画像操作時の表示処理における表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0014】
[第1の実施形態]
<1.画像診断装置の外観構成>
図1は本発明の一実施形態にかかる画像診断装置について説明する。なお、上述したように、画像診断装置には、超音波画像診断装置、光干渉断層画像診断装置(OCT)及び波長掃引利用の光干渉断層画像診断装置(OFDI)が含まれるが、外観構成については、光画像診断装置である、光干渉断層画像診断装置(OCT)及び波長掃引利用の光干渉断層画像診断装置(OFDI)について説明する。
【0015】
図1は、光画像診断装置(光干渉断層画像診断装置または波長掃引利用の光干渉断層画像診断装置)100の外観構成を示す図である。
【0016】
図1に示すように、光画像診断装置100は、光プローブ部101と、スキャナ/プルバック部102と、操作制御装置103とを備え、スキャナ/プルバック部102と操作制御装置103とは、信号線104により接続されている。
【0017】
光プローブ部101は、直接血管等の管状組織内に挿入され、伝送された測定光を連続的に管状組織に向けて送信するとともに、管状組織からの反射光を連続的に受信する送受信部を先端に備えるイメージングコアを内挿しており、該イメージングコアを用いることで管状組織の状態を測定する。
【0018】
スキャナ/プルバック部102は、光プローブ部101が着脱可能に取り付けられるよう構成されており、内蔵されたモータが駆動することで光プローブ部101に内挿されたイメージングコアのラジアル動作(管腔内の軸方向の動作及び回転方向の動作)を実現している。また、送受信部が受信した反射光を取得するとともに、信号線104を介して該取得した反射光を操作制御装置103に送信する。
【0019】
操作制御装置103は、測定を行うにあたり、各種設定値を入力するための機能や、測定結果を管状組織の断面画像として表示するための機能を備える。
【0020】
操作制御装置103において、111は本体制御部であり、測定により得られた反射光と、測定光を分離することで得られた参照光と、を干渉させることで干渉光データを生成するとともに、該干渉光データに基づいて生成されたラインデータを処理することで、管状組織の軸に直交する方向の横断面画像を複数構築する。
【0021】
111−1はプリンタ/DVDレコーダであり、本体制御部111における処理結果を印刷したり、データとして記憶したりする。112は操作パネルであり、ユーザは該操作パネル112を介して、各種設定値及び各種指示の入力を行う。113は表示装置としてのLCDモニタであり、本体制御部111において構築された管状組織の複数の断面画像を表示する。
【0022】
<2.画像診断装置の機能構成>
次に、画像診断装置100の機能構成について説明する。なお、上述したように、画像診断装置のうち、光画像診断装置には、更に、光干渉断層画像診断装置(OCT)及び波長掃引利用の光干渉断層画像診断装置(OFDI)が含まれるが、以下では、主として波長掃引利用の光干渉断層画像診断装置(OFDI)について説明する。
【0023】
図2は、画像診断装置100である、波長掃引利用の光干渉断層画像診断装置の機能構成を示す図である。
【0024】
208は波長掃引光源であり、Swept Laserが用いられる。Swept Laserを用いた波長掃引光源208は、SOA215(semiconductor optical amplifier)とリング状に結合された光ファイバ216とポリゴンスキャニングフィルタ(208b)よりなる、Extended−cavity Laserの一種である。
【0025】
SOA215から出力された光は、光ファイバ216を進み、ポリゴンスキャニングフィルタ208bに入り、ここで波長選択された光は、SOA215で増幅され、最終的にcoupler214から出力される。
【0026】
ポリゴンスキャニングフィルタ208bでは、光を分光する回折格子212とポリゴンミラー209との組み合わせで波長を選択する。具体的には、回折格子212により分光された光を2枚のレンズ(210、211)によりポリゴンミラー209の表面に集光させる。これによりポリゴンミラー209と直交する波長の光のみが同一の光路を戻り、ポリゴンスキャニングフィルタ208bから出力されることとなる。このため、ポリゴンミラー209を回転させることで、波長の時間掃引を行うことができる。
【0027】
ポリゴンミラー209は、例えば、72面体のミラーが使用され、回転数が50000rpm程度である。ポリゴンミラー209と回折格子212とを組み合わせた波長掃引方式により、高速、高出力の波長掃引が可能である。
【0028】
Coupler214から出力された波長掃引光源208の光は、第1のシングルモードファイバ230の一端に入射され、先端側に伝送される。第1のシングルモードファイバ230は、途中の光カップラ部234において第2のシングルモードファイバ237及び第3のシングルモードファイバ231と光学的に結合されている。従って、第1のシングルモードファイバ230に入射された光は、この光カップラ部234により最大で3つの光路に分割されて伝送される。
【0029】
第1のシングルモードファイバ230の光カップラ部234より先端側には、非回転部と回転部との間を結合し、光を伝送する光ロータリジョイント203が回転駆動装置204内に設けられている。
【0030】
更に、光ロータリジョイント203内の第4のシングルモードファイバ235の先端側には、光プローブ部101の第5のシングルモードファイバ236がアダプタ202を介して着脱自在に接続されている。これによりイメージングコア201内に挿通され回転駆動可能な第5のシングルモードファイバ236に、波長掃引光源208からの光が伝送される。
【0031】
伝送された光は、イメージングコア201の先端側から管状組織に対してラジアル動作しながら照射される。そして、管状組織(例えば血管)の表面あるいは内部で散乱した反射光の一部がイメージングコア201により取り込まれ、逆の光路を経て第1のシングルモードファイバ230側に戻る。さらに、光カップラ部234によりその一部が第2のシングルモードファイバ237側に移り、第2のシングルモードファイバ237の一端から出射されることで、光検出器(例えばフォトダイオード219)にて受光される。
【0032】
なお、光ロータリジョイント203の回転部側は回転駆動装置204のラジアル走査モータ205により回転駆動される。また、ラジアル走査モータ205の回転角度は、エンコーダ部206により検出される。更に、スキャナ/プルバック部102は、直線駆動装置207を備え、信号処理部223からの指示に基づいて、イメージングコア201の軸方向の動作を規定する。
【0033】
一方、第3のシングルモードファイバ231の光カップラ部234と反対側の先端には、参照光の光路長を微調整する光路長の可変機構225が設けられている。
【0034】
当該光路長の可変機構225は光プローブ部101を交換して使用した場合の個々の光プローブ部101の長さのばらつきを吸収できるよう、その長さのばらつきに相当する光路長を変化させる光路長変化手段として機能する。
【0035】
具体的には、第3のシングルモードファイバ231およびコリメートレンズ226が、その光軸方向に矢印233で示すように移動自在な1軸ステージ232上に設けられている。
【0036】
そして、光プローブ部101を交換した場合に、当該1軸ステージ232が、光プローブ部101の光路長のばらつきを吸収できるだけの光路長の可変範囲を移動することで光路長変化手段としての機能を実現する。なお、1軸ステージ232はオフセットを調整する調整手段としても機能する。例えば、光プローブ部101の先端が生体組織の表面に密着していない場合に、1軸ステージにより光路長を微小変化させることで、生体組織の表面位置からの反射光と干渉させる状態に設定することが可能となる。
【0037】
光路長の可変機構225で光路長が微調整された光は第3のシングルモードファイバ231の途中に設けられた光カップラ部234で第1のシングルモードファイバ230側から得られた光と混合されて、第2のシングルモードファイバ237を介してフォトダイオード219にて受光される。
【0038】
このようにしてフォトダイオード219にて受光された干渉光は光電変換され、アンプ220により増幅された後、復調器221に入力される。この復調器221では干渉した光の信号部分のみを抽出する復調処理を行い、その出力は干渉光信号としてA/D変換器222に入力される。
【0039】
A/D変換器222では、干渉光信号を例えば180MHzで2048ポイント分サンプリングして、1ラインのデジタルデータ(干渉光データ)を生成する。なお、サンプリング周波数を180MHzとしたのは、波長掃引の繰り返し周波数を40kHzにした場合に、波長掃引の周期(12.5μsec)の90%程度を2048点のデジタルデータとして抽出できることを前提としたものであり、特にこれに限定されるものではない。
【0040】
A/D変換器222にて生成されたライン単位の干渉光データは、信号処理部223に入力される。信号処理部223では干渉光データをFFT(高速フーリエ変換)により周波数分解して深さ方向のデータ(ラインデータ)を生成し、これを座標変換することにより、血管内の軸方向の各位置での断面画像を構築し、操作パネル238(図1の参照番号112に対応する)からの指示のもと、所定のフレームレートでLCDモニタ217(図1の参照番号113に対応する)に出力する。
【0041】
信号処理部223は、更に光路長調整手段制御装置218と接続されている。信号処理部223は光路長調整手段制御装置218を介して1軸ステージ232の位置の制御を行う。また、信号処理部223はモータ制御回路224と接続されており、モータ制御回路224よりビデオ同期信号を受信する。信号処理部223では、受信したビデオ同期信号に同期して断面画像の構築を行う。
【0042】
また、このモータ制御回路224のビデオ同期信号は、回転駆動装置204にも送られ、回転駆動装置204ではビデオ同期信号に同期した駆動信号を出力する。
【0043】
<3.信号処理部の機能構成>
次に、画像診断装置100の信号処理部223における各種処理を実現するための機能構成について説明する。なお、以下では、信号処理部223において実現される各種処理のうち、軸に直交する方向の横断面画像を構築する処理及び軸方向の縦断面画像を構築する処理(構築処理)、ならびにラインデータを信号処理部223内に格納する処理(格納処理)を中心に説明する。
【0044】
なお、以下に説明する構築処理及び格納処理は、専用のハードウェアを用いて実現されてもよいし、各部の機能をソフトウェアにより(コンピュータがプログラムを実行することにより)実現されてもよい。
【0045】
図3は、画像診断装置100の信号処理部223における構築処理と格納処理とを実現するための機能構成ならびに当該処理に関連する信号処理部223以外の機能ブロックを示した図である。
【0046】
図3に示すように、A/D変換器222で生成された干渉光データは、信号処理部223内のラインデータ生成部301において、モータ制御回路224から出力されるラジアル走査モータ205のエンコーダ部206の信号を用いて、ラジアル走査モータ1回転あたりのライン数が512本となるように処理される。
【0047】
なお、ここでは一例として、512ラインからなる横断面画像を構築することとしているが、ライン数はこれに限定されるものではない。
【0048】
ラインデータ生成部301より出力されたラインデータ314は、制御部306からの指示に基づいて、ラジアル走査モータ1回転分ごとに、ラインデータメモリ302に格納される。このとき、制御部306では、直線駆動装置207の移動量検出器より出力されたパルス信号313をカウントしておき、ラインデータ314をラインデータメモリ302に格納する際、それぞれのラインデータ314が生成された際にカウントされたカウント値と対応付けて格納する。
【0049】
なお、ここでは、ラインデータメモリ302を配し、ラインデータ314を、直線駆動装置207の移動量検出器より出力されたパルス信号313のカウント値と対応付けて格納する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、横断面画像構築部303の後に断面画像データメモリを配し、横断面画像317を、直線駆動装置207の移動量検出器より出力されたパルス信号313のカウント値と対応付けて格納するように構成してもよい。
【0050】
図3の説明に戻る。カウント値と対応付けて格納されたラインデータ315は、制御部306からの指示に基づいて、横断面画像構築部303にて各種処理(ライン加算平均処理、フィルタ処理等)が施された後、Rθ変換されることで、順次横断面画像317として出力される。
【0051】
更に、画像処理部305において、LCDモニタ217に表示するための画像処理が施された後、軸と直交する方向の横断面画像317’としてLCDモニタ217に出力される。
【0052】
また、カウント値と対応付けて格納されたラインデータ315は、制御部306からの指示に基づいて、縦断面画像構築部304により読み出される。縦断面画像構築部304では、読み出されたラインデータ315を用いて軸方向の縦断面画像316を構築する。
【0053】
なお、ここでは一例としてラインデータ315から縦断面画像316の構築を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、横断面画像317から縦断面画像を構築するように構成してもよい。
【0054】
構築された縦断面画像316は、制御部306からの指示に基づいて、画像処理部305により読み出され、LCDモニタ217に表示するための画像処理が施された後、縦断面画像316’としてLCDモニタ217に出力される。
【0055】
LCDモニタ217では、画像処理部305において画像処理された横断面画像317’と縦断面画像316’とを並列して表示する。また、操作パネル238を介してユーザから入力された指示に対応する位置に配列されているラインデータと同じカウント値が対応付けられた、ラインデータメモリ302内の各ラインデータを用いて構築された横断面画像317’を再表示する。
【0056】
なお、LCDモニタ217における横断面画像317’及び縦断面画像316’の表示、ならびに操作パネル238を介してユーザから入力された指示に対応する横断面画像317’の再表示については、以下に詳細に説明する。
【0057】
<4.画像診断装置のLCDモニタに表示される表示画面>
はじめに、画像診断装置100のLCDモニタ217に表示される表示画面について説明する。図4は、画像診断装置100のLCDモニタ217に横断面画像317’及び縦断面画像316’を表示するための表示画面400の一例を示す図である。
【0058】
図4に示すように、表示画面400は、横断面画像を連続的に表示可能な横断面画像表示領域410と、縦断面画像を表示する縦断面画像表示領域420と、当該領域410、420に対する各種操作を行うための操作領域430と、を備える。
【0059】
操作領域430は、更に、横断面画像表示領域410に表示された横断面画像に対する操作を行う横断面画像操作領域431と、縦断面画像表示領域420に表示された縦断面画像に対する操作を行う縦断面画像操作領域432と、横断面画像表示領域410に軸方向に横断面画像を再生させるための操作を行う画像再生操作領域433と、を備える。
【0060】
上記構成のもと、所定のファイルを読み出し、画像再生操作領域433の各種ボタンを操作することで、横断面画像表示領域410内に、複数の横断面画像を連続的に表示させたり、連続表示中の複数の横断面画像を途中で一時停止させたり、更に、当該複数の横断面画像を、早送りまたは巻き戻ししながら連続的に表示させたりすることができる。なお、図4の例では、軸方向の所定の位置(縦断面画像表示領域420の縦断面画像422に対して矢印421によって指示された位置)に対応する横断面画像411を表示させた様子を示している。
【0061】
図4に示す状態で、操作領域430の各種ボタンを操作することで、横断面画像411や縦断面画像422の所定領域を指定したり、当該指定した所定領域の面積や、各種長さを算出することができる。なお、以下では、特に縦断面画像操作領域432の各種ボタンを操作した場合の表示処理について説明する。
【0062】
<5.縦断面画像操作時の表示処理における表示画面>
縦断面画像操作領域432を操作した場合の表示処理について図5〜図9を用いて説明する。
【0063】
図5は、縦断面画像操作時の表示処理の流れを示すフローチャートであり、図6〜図9は、縦断面画像操作時の表示処理の各工程における表示画面400を示した図である。以下、図5に示す縦断面画像操作時の表示処理の流れについて図6〜図9を参照しながら説明する。
【0064】
ステップS501では、縦断面画像操作領域432の長さ計測ボタン601が押下されたか否かを判定する。ステップS501において長さ計測ボタン601が押下されていないと判定された場合には、押下されるまで待機する。
【0065】
一方、ステップS501において長さ計測ボタン601が押下されたと判定された場合には、ステップS502に進み、横断面画像表示領域410を2画面に分割する。図6はステップS502において、2画面に分割された横断面画像表示領域610を示している。
【0066】
図6に示すように、横断面画像表示領域610は、等しい大きさの2つの矩形領域611、612に分割される。なお、このとき、矩形領域611には、分割直前に横断面画像表示領域410に表示されていた横断面画像が縮小して表示され、矩形領域612には、何も表示されない。
【0067】
ステップS503では、縦断面画像表示領域420に先端位置指示子を表示する。先端位置指示子とは、ステントを留置する際の先端位置を決定するために、ステントの先端位置の候補となる軸方向の位置の横断面画像を横断面画像表示領域610に表示させるための指示子である。図6は、縦断面画像表示領域420に先端位置指示子621を表示させた様子を示している。縦断面画像表示領域420に表示された当該先端位置指示子621は、縦断面画像表示領域420内において、軸方向に移動させることができるように構成されている。
【0068】
ステップS504では、先端位置指示子621によって示された位置に対応する横断面画像を矩形領域611に表示する。
【0069】
ステップS505では、先端位置指示子621の位置が確定したか否かを判定する。ステップS505において、先端位置指示子621の位置が確定していないと判定された場合には、確定したと判定されるまでステップS503に戻って先端位置指示子621と横断面画像を更新しながら、待機する。この状態では、先端位置指示子621が縦断面画像表示領域420内を軸方向に移動するごとに、矩形領域611に表示される横断面画像が変化することとなる。
【0070】
ステップS505において、先端位置指示子621の位置が確定したと判定された場合には、ステップS506に進み、縦断面画像表示領域420に後端位置指示子を表示する。後端位置指示子とは、ステントを留置する際の後端位置を決定するために、ステントの後端位置の候補となる軸方向の位置の横断面画像を横断面画像表示領域610に表示させるとともに、留置すべきステントの長さを決定するために、先端位置指示子621との間の距離が算出される指示子である。
【0071】
ステップS507では、後端位置指示子によって示された位置に対応する横断面画像を矩形領域612に表示する。図7は、縦断面画像表示領域420に後端位置指示子622を表示させるとともに、後端位置指示子622によって示された位置に対応する横断面画像を、矩形領域612に表示させた様子を示している。縦断面画像表示領域420内に表示された当該後端位置指示子622は、縦断面画像表示領域420内において、軸方向に移動させることができるように構成されている。
【0072】
ステップS508では、後端位置指示子622の位置が確定したか否かを判定する。ステップS508において、後端位置指示子622の位置が確定していないと判定された場合には、確定したと判定されるまでステップ506に戻って待機する。この状態では、後端位置指示子622が縦断面画像表示領域420内を軸方向に移動するごとに、矩形領域612に表示される横断面画像が変化することとなる。
【0073】
ステップS508において、後端位置指示子622の位置が確定したと判定された場合には、ステップS509に進む。
【0074】
ステップS509では、先端位置指示子621と後端位置指示子622との間の距離を算出し、算出結果を縦断面画像表示領域420及び縦断面画像操作領域432に表示する。図7は、後端位置指示子622の位置が確定し、縦断面画像表示領域420及び縦断面画像操作領域432に、先端位置指示子621と後端位置指示子622との間の距離(L1)及び距離表示線が表示された様子を示している。
【0075】
このように、矩形領域611、612に先端位置指示子621と後端位置指示子622に対応する横断面画像をそれぞれ同時に表示させる構成とすることで、ユーザは、ステントを留置する際のステントの先端位置候補と後端位置候補の横断面画像を同時に視認することが可能となる。更に、先端位置指示子621と後端位置指示子622の位置を確定させた場合に、両者間の距離を算出し表示する構成とすることで、ユーザは、先端位置候補と後端位置候補の間の距離を認識することが可能となる。これにより、留置すべきステントの位置及び長さを容易に選択・決定することが可能となる。
【0076】
図5に戻る。ステップS510では、ユーザが、他の先端位置候補及び後端位置候補を検討するか否かを判定する。具体的には、縦断面画像操作領域432の長さ計測ボタン601が再度押下されたか否かを判定し、再度押下されたと判定された場合には、新たに、他の先端位置候補及び後端位置候補を検討する意思があると判定し、ステップS503に戻る。
【0077】
ステップS503では、縦断面画像表示領域420に表示されていた先端位置指示子621及び後端位置指示子622を消去し、新たに、先端位置指示子を表示する。図8は、ステップS510において、ユーザに他の先端位置候補及び後端位置候補を検討する意思があると判定され、ステップS503において、新たに、先端位置指示子821を表示した様子を示す図である。
【0078】
図8に示すように、縦断面画像表示領域420には、新たに先端位置指示子821が表示される。なお、1回目に長さ計測ボタン601が押下された際に算出された先端位置指示子621と後端位置指示子622との間の距離は、そのまま継続して表示される。
【0079】
以下、ステップS504からS508までは、1回目に長さ計測ボタン601が押下された際の処理と同じ処理が実行される。ステップS509では、2回目に長さ計測ボタン601が押下された後に確定した先端位置指示子と後端位置指示子との間の距離を算出し、算出結果を縦断面画像表示領域420及び縦断面画像操作領域432に表示する。
【0080】
図9は、先端位置指示子821及び後端位置指示子922の位置が確定され、縦断面画像表示領域420及び縦断面画像操作領域432に、先端位置指示子821と後端位置指示子922との間の距離(L2)及び距離表示線が表示された様子を示している。
【0081】
一方、ステップS510において、ユーザに、他の先端位置候補と後端位置候補を検討する意思がないと判定された場合には、ステップS511に進む。ステップS511では、他の操作領域(横断面画像操作領域431、画像再生操作領域433)が操作されたか否かを判定する。
【0082】
ステップS511において、他の操作領域が操作されていないと判定された場合には、ステップS510に戻る。一方、ステップS511において、他の操作領域が操作されたと判定された場合には、ステップS512に進み、横断面画像表示領域610を1画面に戻し、縦断面画像操作時の表示処理を終了する。
【0083】
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る画像診断装置では、長さ計測ボタン601が押下されることで、横断面画像表示領域が2分割され、それぞれの矩形領域に、先端位置指示子及び後端位置指示子が指示する位置に対応する横断面画像を表示させるとともに、先端位置指示子と後端位置指示子の位置が確定した後は、両者の間の距離を算出し、横断面画像表示領域に表示する構成とした。
【0084】
これにより、ユーザは、ステントを留置する場合のステントの先端位置候補と後端位置候補の横断面画像を同時に視認することが可能になるとともに、先端位置候補と後端位置候補の間の距離を認識することが可能となる。
【0085】
この結果、留置すべきステントの位置及び長さを容易に選択・決定することが可能となる。なお、本実施形態では、長さ計測ボタン601を連続して2回押下できる構成としているが、本発明はこれに限定されない。長さ計測ボタン601を押下できる回数は、1回であっても、3回以上であってもよい。また、分割された横断面画像表示領域の形状を矩形としたが、それに限定されず、三角形、台形、円形などであってもよい。
【0086】
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、留置すべきステントの位置及び長さを検討できるよう、長さ計測ボタン601を複数回押下できる構成とした。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、留置すべきステントの長さが予め制限されている状況下においては、留置すべきステントの位置のみが検討できればよい。そこで、本実施形態に係る画像診断装置では、このような場合において、ユーザの操作を容易にする機能を付加する構成とした。以下、本実施形態に係る画像診断装置の構成について説明する。
【0087】
図10は、本実施形態に係る画像診断装置における縦断面画像操作時の表示処理の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS501〜ステップS510までの処理は、上記第1の実施形態において、図5を用いて説明した処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0088】
ステップS1013では、距離表示線がマウスポインタによってドラッグされたか否かを判定する。距離表示線とは、先端位置指示子と後端位置指示子の位置が確定し、算出された両者の間の距離が縦断面画像表示領域420に表示される際に、先端位置指示子と後端位置指示子との間に表示される矢印記号である。
【0089】
ステップS1013において、距離表示線がドラッグされていないと判定された場合には、所定時間が経過するまで待機し、所定時間が経過しても距離表示線がドラッグされていないと判定された場合には、ステップS503に戻る。一方、ステップS1013において、距離表示線がドラッグされたと判定された場合には、ステップS1014に進む。
【0090】
ステップS1014では、先端位置指示子と後端位置指示子とが、距離表示線で示された距離を維持したまま、距離表示線とともに移動する。
【0091】
ステップS1015では、距離表示線がドラッグされることにより移動した、先端位置指示子と後端位置指示子のそれぞれの位置に対応する横断面画像を、矩形領域611、612に表示する。
【0092】
図11は、距離表示線がドラッグされ、縦断面画像表示領域420内において、紙面右方向に移動した様子を示した図である。図11に示すように、先端位置指示子と後端位置指示子とは、距離表示線により示された距離を維持したまま、平行移動する。
【0093】
このような機能を付加することで、例えば、先端位置指示子と後端位置指示子との間の距離を、予め決定されているステントの長さに設定しておくことで、ユーザは、当該長さを維持したまま、先端位置指示子が指示する位置に対応する横断面画像と、後端位置指示子が指示する位置に対応する横断面画像と、を同時に視認することが可能となる。
【0094】
この結果、ユーザは、ステントの長さが決定している場合に留置すべきステントの位置を容易に選択・決定することが可能となる。
【0095】
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態において、先端位置指示子と後端位置指示子の位置はそれぞれ別途指示し確定するように構成されている。しかし、これに限定されず、予めステントの長さが決まっている場合は、その長さを入力しておき、先端位置指示子の位置が指定される、又は確定されると、自動的に後端位置指示子の位置が決定され、表示されるように構成してもよい。あるいは、先端位置を指定または確定した後、ステント長さを入力することによって後端位置指示子が表示されるように構成してもよい。
【0096】
[第4の実施形態]
上記第1〜第3の実施形態では、縦断面画像における指示子として、先端位置指示子と後端位置指示子を表示する構成としたが、さらに、中央位置あるいはその他の任意の位置に、第3の指示子を表示するように構成してもよい。この場合、3つの指示子に対応する位置の横断面画像を表示するために、第2の表示領域は3つの矩形領域に分割される。これにより、ステントの先端位置および後端位置だけでなく、中間位置における横断面画像を確認することができる。
【0097】
[第5の実施形態]
上記第1〜4の実施形態では、特に言及しなかったが、先端位置指示子の色と、当該先端位置指示子が指示する位置に対応する横断面画像が表示される矩形領域の外縁部の色とを同じに構成してもよい。同様に、後端位置指示子の色と、当該後端位置指示子が指示する位置に対応する横断面画像が表示される矩形領域の外縁部の色とを同じに構成してもよい。これにより、矩形領域611、612に表示されている横断面画像が、いずれの指示子により指示された位置に対応する断面画像であるかを、ユーザは容易に把握することが可能となる。
【0098】
また、上記第1〜4の実施形態では、波長掃引利用の光干渉断層画像診断装置(OFDI)を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、光干渉断層画像診断装置(OCT)に適用することができる。また、超音波トランスデューサを先端に有する超音波プローブによって生体管腔の断面画像を得る超音波画像診断装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0099】
101:光プローブ部、102:スキャナ及びプルバック部、103:操作制御装置、104:信号線、111:本体制御部、111−1:プリンタ及びDVDレコーダ、112:操作パネル、113:LCDモニタ、400:表示画面、410:横断面画像表示領域、411:横断面画像、420:縦断面画像表示領域、421:矢印、422:縦断面画像、430:操作領域、431:横断面画像操作領域、432:縦断面画像操作領域、433:画像再生操作領域、601:長さ計測ボタン、611:矩形領域、612:矩形領域、621:先端位置指示子、622:後端位置指示子、821:先端位置指示子、922:後端位置指示子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号の送受信を連続的に行う送受信部を、管状組織において軸方向に移動させながら該管状組織からの反射信号を取得し、該取得した反射信号に基づいて該管状組織の断面画像の構築に用いられるラインデータを生成するとともに、該生成したラインデータを用いて、該管状組織の軸と直交する方向の横断面画像を複数構築する画像診断装置であって、
それぞれの前記横断面画像の構築に用いられるラインデータを用いて、前記管状組織の横軸方向の縦断面画像を構築し、第1の表示領域に表示する第1の表示手段と、
前記第1の表示領域に表示された前記縦断面画像における軸方向の任意の位置に対応する、前記横断面画像を、第2の表示領域に表示する第2の表示手段と、
前記第1の表示領域に対して所定の操作を実行する旨の指示を受け付けた場合に、前記第2の表示領域を少なくとも2つの個別領域に分割する分割手段と、
前記所定の操作を実行する旨の指示を受け付けた場合に、前記第1の表示領域に、前記縦断面画像における軸方向の位置を指示するための指示子を少なくとも2つ表示する指示手段と、を備え、
前記第2の表示手段は、前記分割手段により、前記第2の表示領域が少なくとも2つの個別領域に分割された場合に、前記指示手段により表示された少なくとも2つの指示子によって指示された、前記軸方向の位置に対応する横断面画像を、それぞれの個別領域に表示することを特徴とする画像診断装置。
【請求項2】
前記指示手段により表示された指示子のうち、2つの指示子が指示する位置が確定された場合に、当該2つの指示子の間の距離が算出され、前記第1の表示領域には、当該算出された距離が表示されることを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
【請求項3】
前記第1の表示領域において、前記算出された距離を表示するにあたり、前記2つの指示子の間には、当該2つの指示子を結ぶ距離表示線が表示されることを特徴とする請求項2に記載の画像診断装置。
【請求項4】
前記2つの指示子の間の距離が算出され、前記第1の表示領域に当該算出された距離が表示された後に、再び、前記第1の表示領域に対して所定の操作を実行する旨の指示を受け付けた場合、前記第1の表示領域に表示されていた前記距離表示線は表示されたまま、前記2つの指示子は消去され、新たに、別の指示子が表示されることを特徴とする請求項3に記載の画像診断装置。
【請求項5】
前記2つの指示子の間の距離が算出され、前記第1の表示領域に当該算出された距離が表示された後に、前記距離表示線がドラッグされた場合、前記2つの指示子は、その間の距離を維持したまま、前記軸方向に平行移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の画像診断装置。
【請求項6】
前記2つの指示子が前記軸方向に平行移動する間、前記2つの個別領域には、それぞれ、該2つの指示子によって指示される、前記軸方向の位置に対応する断面画像が表示されることを特徴とする請求項5に記載の画像診断装置。
【請求項7】
前記2つの指示子の色と、前記2つの個別領域の外縁部の色とが対応していることを特徴とする請求項1に記載の画像診断装置。
【請求項8】
信号の送受信を連続的に行う送受信部を、管状組織の内部において軸方向に移動させながら該管状組織からの反射信号を取得し、該取得した反射信号に基づいて該管状組織の断面画像の構築に用いられるラインデータを生成するとともに、該生成したラインデータを用いて、該管状組織の軸と直交する方向の横断面画像を複数構築する画像診断装置における表示方法であって、
それぞれの前記横断面画像の構築に用いられるラインデータを用いて、前記管状組織の軸方向の縦断面画像を構築し、第1の表示領域に表示する第1の表示工程と、
前記第1の表示領域に表示された前記縦断面画像における軸方向の任意の位置に対応する、前記横断面画像を、第2の表示領域に表示する第2の表示工程と、
前記第1の表示領域に対して所定の操作を実行する旨の指示を受け付けた場合に、前記第2の表示領域を2つの個別領域に分割する分割工程と、
前記所定の操作を実行する旨の指示を受け付けた場合に、前記第1の表示領域に、前記縦断面画像における軸方向の位置を指示するための指示子を少なくとも2つ表示する指示工程と、を備え、
前記第2の表示工程は、前記分割工程において、前記第2の表示領域が少なくとも2つの個別領域に分割された場合に、前記指示工程において表示された少なくとも2つの指示子によって指示された、前記軸方向の位置に対応する横断面画像を、それぞれの個別領域に表示することを特徴とする画像診断装置における表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−200532(P2012−200532A)
【公開日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−70340(P2011−70340)
【出願日】平成23年3月28日(2011.3.28)
【出願人】(000109543)テルモ株式会社 (2,232)
【Fターム(参考)】