説明

番組情報出力制御装置及び番組情報出力制御方法

【課題】番組表の表示制御に優れた番組情報出力制御装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の番組情報出力制御装置は、指示手段と、出力制御手段とを備える。前記指示手段は、番組表出力を指示する。前記出力制御手段は、前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って複数の番組のセルが配置された番組表を表示させ、前記番組表出力の指示があったときに放送中番組を出力していた場合には前記放送中番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させ、前記番組表出力の指示があったときに記録番組を出力していた場合には前記記録番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させるように制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、番組表を表示するための表示情報の出力を制御する番組情報出力制御装置及び番組情報出力制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルテレビ放送信号を受信し、受信したデジタルテレビ放送信号に基づく番組を記録したり、再生したりすることが可能なテレビ放送受信装置が普及している。例えば、テレビ放送受信装置は、HDD、DVD、又はBD(Blu-ray)(登録商標)などを使ってデジタルテレビ放送信号に基づく番組を記録することができる。また、テレビ放送受信装置は、デジタルテレビ放送信号からサービス情報を取得し、このサービス情報に基づき番組表の表示を制御することができる。番組表上には、チャンネル軸と時間軸に沿って複数チャンネルに対応した複数放送番組が表示される。このような番組表は、電子番組案内(EPG)と呼ばれている。
【0003】
さらに、近年、複数チューナを備えた高機能テレビ放送受信装置が登場している。例えば、高機能テレビ放送受信装置は、複数チューナで同時間帯に受信した複数チャンネルに対応した複数番組を記録したり、複数の記録番組の中から選択された記録番組を再生したりすることができる。
【0004】
さらに、高機能テレビ放送受信装置は、例えば、複数の記録番組を番組表形式で表示することができる。よって、高機能テレビ放送受信装置は、複数チャンネルに対応した複数放送番組を一覧表示するための第1の番組表と、複数チャンネルに対応した複数記録番組を一覧表示するための第2の番組表とを表示することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−17263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した高機能テレビ放送受信装置は、ユーザのニーズに合った第1の番組表と第2の番組表との切り換え表示ができない。例えば、高機能テレビ放送受信装置が、所定番組を表示している状態で、第1の番組表表示キーを介して第1の番組表の表示指示を受け付けると、第1の番組表を表示する。また、高機能テレビ放送受信装置が、所定番組を表示している状態で、第2の番組表表示キーを介して第2の番組表の表示指示を受け付けると、第2の番組表を表示する。
【0007】
上記のように、第1の番組表と第2の番組表との表示制御には関連性が無く、第1の番組表を表示するためには、第1の番組表表示キーを介した操作が必要であり、第2の番組表を表示するためには、第2の番組表表示キーを介した操作が必要であり、不便であった。
【0008】
つまり、上記した高機能デジタルテレビ受信機は、適切な番組表表示ができず不便であるという課題があった。
【0009】
本発明の目的は、番組表の表示制御に優れた番組情報出力制御装置及び番組情報出力制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態の番組情報出力制御装置は、指示手段と、出力制御手段とを備える。前記指示手段は、番組表出力を指示する。前記出力制御手段は、前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って複数の番組のセルが配置された番組表を表示させ、前記番組表出力の指示があったときに放送中番組を出力していた場合には前記放送中番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させ、前記番組表出力の指示があったときに記録番組を出力していた場合には前記記録番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させるように制御する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】第1〜第5の実施形態に共通のデジタル放送受信装置(番組情報出力制御装置)の構成の一例を示す図である。
【図2】第1〜第5の実施形態に共通のデジタル放送受信装置のTS受信処理モジュールの構成の一例を示す図である。
【図3】第1の番組表及び第2の番組表(第1例)を示す図である。
【図4】第1の番組表及び第2の番組表(第2例)を示す図である。
【図5】第1又は第2の番組表を切り換え表示する第1の表示制御の一例を示すフローチャートである。
【図6】第1又は第2の番組表を切り換え表示する第3の表示制御の一例を示すフローチャートである。
【図7】第1又は第2の番組表を切り換え表示する第5の表示制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、第1〜第5の実施形態について図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、第1〜第5の実施形態に共通のデジタル放送受信装置(番組情報出力制御装置)の構成の一例を示す図である。第1〜第5の実施形態では、デジタル放送受信装置による番組表の切り換え表示制御について説明する。しかしながら、本発明は、デジタル放送受信装置による記録再生制御に限定されるものではない。例えば、HDDレコーダ、BD(Blu-ray)(登録商標)レコーダ、及びDVDレコーダ等の番組記録装置により以下説明する番組表の切り換え表示制御を実現することも可能である。
【0014】
図1に示すように、例えば、デジタル放送受信装置10は、記録再生モジュール11及び表示部12により構成されている。なお、上記した番組記録装置は、記録再生モジュール11により構成されるが、表示部12を持たない点で、デジタル放送受信装置10と異なる。記録再生モジュール11が、以下説明する番組表の切り換え表示制御を実行する。
【0015】
例えば、記録再生モジュール11は、記録再生制御モジュール111、TS受信処理モジュール112、信号選択モジュール113、AVデコードモジュール114、表示処理モジュール115、記録モジュール116〜119、CAS制御モジュール120、番組データベース処理モジュール121、操作入力部122、信号受信部123、視聴制御モジュール124、メモリ125、表示制御モジュール126を備える。
【0016】
また、図2に示すように、例えば、TS受信処理モジュール112は、チューナ1121a、TS分離モジュール1121b、デスクランブルモジュール1121c、チューナ1122a、TS分離モジュール1122b、デスクランブルモジュール1122c、チューナ1123a、TS分離モジュール1123b、デスクランブルモジュール1123c、チューナ1124a、TS分離モジュール1124b、デスクランブルモジュール1124cを備える。
【0017】
チューナ1121aは、放送番組(コンテンツ)の信号を受信し、放送番組の信号をTS分離モジュール1121bへ送信する。TS分離モジュール1121bは、放送番組の信号から番組情報(ECM)を分離する。この分離されたECMは、CAS制御モジュール120を介して、カードスロット(カードインターフェースI/F)に装着されたCASカード(ICカード)141又は142に転送される。CASカード141又は142の中では、記憶されているワーク鍵(Kw)を用いてECMの暗号が復号されスクランブル鍵(Ks)が得られる。さらに、ECMから番組に関する属性情報が得られ、CASカード141又は142に記憶されている契約情報と比較してデスクランブルを行うか否かが判定される。この判定を行う際に、番組の属性情報で指定される課金方式に基づいて制御が行われる。なお、暗号鍵KsとKwは放送事業者毎に異なるが、全受信機で共通な鍵である。
【0018】
チューナ1122a、1123a、1124a、TS分離モジュール1122b、1123b、1124bの動作は、基本的にチューナ1121a、TS分離モジュール1121bの動作と同じであり、これらの動作の詳細説明は省略する。
【0019】
例えば、CAS制御モジュール120は、TS分離モジュール1121bから送られてきたECMをCASカード141又は142へ送り、CASカード141又は142から応答されたスクランブル鍵Ksをデスクランブルモジュール1121cに設定する。同様に、CAS制御モジュール120は、TS分離モジュール1122bから送られてきたECMをCASカード141又は142へ送り、CASカード141又は142から応答されたスクランブル鍵Ksをデスクランブルモジュール1122cに設定する。同様に、CAS制御モジュール120は、TS分離モジュール1123bから送られてきたECMをCASカード141又は142へ送り、CASカード141又は142から応答されたスクランブル鍵Ksをデスクランブルモジュール1123cに設定する。同様に、CAS制御モジュール120は、TS分離モジュール1124bから送られてきたECMをCASカード141又は142へ送り、CASカード141又は142から応答されたスクランブル鍵Ksをデスクランブルモジュール1124cに設定する。
【0020】
デスクランブルモジュール1121c〜1124cは、設定されたスクランブル鍵Ksを用いて暗号化された放送番組をデスクランブルし、デスクランブルされた放送番組の信号を記録再生制御モジュール111に出力する。記録再生制御モジュール111は、放送番組の信号を記録モジュール116〜119の何れかの記録モジュールに記録したり、信号選択モジュール113へ出力したりする。
【0021】
例えば、記録モジュール116〜119は、HDD、光ディスクディスクドライブ、SD(登録商標)カードリーダライタであり、記録再生制御モジュール109からの放送番組の信号を記録可能に構成されている。なお、記録モジュール116〜119は、デジタル放送受信装置10に対して接続される外部機器であってもよい。この場合、記録再生制御モジュール111からの出力は、IEEE1394インターフェース又はHDMI(High-Definition Multimedia Interface)インターフェースなどを介して、記録モジュール116〜119へ転送されることになる。
【0022】
信号選択モジュール113は、ユーザからのチャンネル選択(チャンネル指定)に対応して、選択チャンネルの番組放送の信号を選択し、AVデコードモジュール114へ出力する。AVデコードモジュール105は、放送番組の信号をAV情報(映像および音声)へデコードし出力する。デコード出力(映像)は、表示処理モジュール106を介して、表示部12へ出力される。表示処理モジュール115は、OSD(On Screen Display)等によりユーザへの情報を提示するための、GUI(Graphical User Interface)機能を備える。このGUI機能により、各種設定画面等を表示部12に表示することができる。また、このGUI機能により、第1の番組表(図3に示す現在番組表)又は第2の番組表(図3に示す過去番組表)を表示部12に表示することができる。第1及び第2の番組表については後に詳しく説明する。
【0023】
デジタル放送受信装置10は、放送信号から第1又は第2の番組表を表示するための番組表情報を取得する。或いは、デジタル放送受信装置10は、ネットワーク経由で番組表情報を取得する。番組データベース処理モジュール121は、取得された番組表情報を記憶し、記憶した番組表情報に基づき第1又は第2の番組表を生成することができる。例えば、表示制御モジュール126は、生成された第1又は第2の番組表を表示するように、表示処理モジュール115を制御する。上記したように、表示処理モジュール115は、GUI機能により、第1又は第2の番組表を表示部12に表示することができる。
【0024】
操作入力部122は、複数のキーを備え、これら複数キーの何れかのキーを介して、ユーザからの操作入力(指示)を受け付け、受け付けた指示を記録再生制御モジュール111、視聴制御モジュール124、又は表示制御モジュール126等へ通知する。同様に、リモートコントローラ(RC)130は、複数のキーを備え、これら複数のキーの何れかのキーを介して、ユーザからの操作入力(指示)を受け付け、受け付けた指示を信号受信部123へ送信する。信号受信部123は、受信した指示を記録再生制御モジュール111、視聴制御モジュール124、又は表示制御モジュール126等へ通知する。
【0025】
本実施形態では、リモートコントローラ130を介した操作例について説明する。操作入力部122を介した操作例は、リモートコントローラ130を介した操作例と実質的に同一であるため、省略する。
【0026】
例えば、リモートコントローラ130は、チャンネルキーを介して、ユーザからのチャンネル選択の指示を受け付け、信号受信部123に対して、このチャンネル選択の指示を送信する。信号受信部123は、チャンネル選択の指示を、視聴制御モジュール124に通知し、視聴制御モジュール124は、チャンネル選択の指示に基づき、信号選択モジュール113を制御する。これにより、信号選択モジュール113は、チャンネル選択の指示に対応して、所定のチャンネルの番組放送の信号を選択し、その結果、表示部12には、所定のチャンネルの番組放送の映像が表示される。
【0027】
また、リモートコントローラ130は、番組表表示キーを介して、ユーザからの番組表表示の指示を受け付け、信号受信部123に対して、この番組表表示の指示を送信する。信号受信部123は、番組表表示の指示を、表示制御モジュール126に通知し、表示制御制御モジュール126は、番組表表示の指示に基づき、後述する第1又は第2の番組表の表示を制御し、これに対応して、表示処理モジュール115は、第1又は第2の番組表を出力し、表示部12は、第1又は第2の番組表を表示する。
【0028】
次に、番組の記録について説明する。上記説明したように、デジタル放送受信装置10は、複数のチューナを備えている。これにより、デジタル放送受信装置10は、複数チャンネルの番組を同時に記録することができる。図2では、4チューナを備えたデジタル放送受信装置10が示されているが、本実施形態はこれに限定されるものではない。以下、デジタル放送受信装置10が、7チューナを備えるケースを想定する。つまり、デジタル放送受信装置10が、7チャンネルの番組を同時に記録することができるケースについて説明する。
【0029】
例えば、リモートコントローラ130等を介して、チャンネル101〜107に対して自動番組記録が設定されているケースについて説明する。例えば、チャンネル101〜107に対して全日(24時間)の自動番組記録が設定されると、記録再生制御モジュール111は、全日、チャンネル101〜107の全番組を記録するように制御し、記録モジュール116〜119は、全日、チャンネル101〜107の全番組を記録する。なお、記録モジュール116〜119の記憶容量は有限であるため、記録するビットレートによって記録時間が決まる(記録容量/(記録するビットレート×チャンネル数)。例えば、記録再生制御モジュール111は、各チャンネルの番組を最大24時間分(つまり24時間×7チャンネル=168時間)を蓄積するように制御し、各チャンネルの最新の番組が最大で24時間分蓄積される。
【0030】
また、チャンネル101〜107に対して19:00〜22:00(3時間)の自動番組記録が設定されると、記録再生制御モジュール111は、19:00〜22:00の間、チャンネル101〜107の全番組を記録するように制御し、記録モジュール116〜119は、19:00〜22:00の間、チャンネル101〜107の全番組を記録する。この場合も、例えば、記録再生制御モジュール111は、各チャンネルの番組を最大24時間分(つまり24時間×7チャンネル=168時間)を蓄積するように制御し、各チャンネルの記録された番組のうちの最新の番組が最大で24時間分蓄積される。
【0031】
また、デジタル放送受信装置10は、上記した自動番組記録だけでなく、指定番組記録も可能である。例えば、記録再生制御モジュール111は、表示部12に表示された第1の番組表の中から選択された番組の記録予約を受け付け、選択された番組を記録することもできる。このように、第1の番組表を介して指定された番組を記録する処理を、指定番組記録と呼ぶ。
【0032】
デジタル放送受信装置10は、上記した自動番組記録により記録された番組を第2の番組表により一覧表示することができる。また、デジタル放送受信装置10は、上記した指定番組記録により記録された番組を第2の番組表により一覧表示することもできる。また、また、デジタル放送受信装置10は、上記した自動番組記録及び指定番組記録により記録された番組を第2の番組表により一覧表示することもできる。本実施形態では、自動番組記録により記録された番組を第2の番組表により一覧表示するケースについて詳細に説明する。
【0033】
図3は、第1の番組表(現在番組表)及び第2の番組表(過去番組表)の一例を示す図である。
【0034】
第1の番組表は、チャンネル軸(例えばチャンネル101〜107のチャンネル軸)と時間軸(例えば19:00〜0:00の時間軸)に沿って複数チャンネル(例えばチャンネル101〜107)に対応した複数放送番組(P1086〜P1091、P2086〜P2091、P3086〜P3091、P4086〜P4091、P5086〜P5091、P6086〜P6091、P7086〜P7091)を表示するものである。つまり、第1の番組表は、複数放送番組に対応した複数放送番組セルを含む。
【0035】
図3に示す第1の番組表は、例えば、複数の放送中番組(P1086、P2086、P3086、P4086、P5086、P6086、P7086)をトップに表示し、複数の放送中番組の後段に複数の放送予定番組(P1087〜P1091、P2087〜P2091、P3087〜P3091、P4087〜P4091、P5087〜P5091、P6087〜P6091、P7087〜P7091)を表示するものである。
【0036】
一方の第2の番組表は、チャンネル軸(例えばチャンネル101〜107のチャンネル軸)と時間軸(例えば14:00〜19:00の時間軸)に沿って複数チャンネル(例えばチャンネル101〜107)に対応した複数記録番組(P1081〜P1085、P2081〜P2085、P3081〜P3085、P4081〜P4085、P5081〜P5085、P6081〜P6085、P7081〜P7085)及び複数の放送中番組(P1086、P2086、P3086、P4086、P5086、P6086、P7086)を表示するものである。つまり、第2の番組表は、複数放送番組(複数の放送中番組)に対応した複数放送番組セル(複数の放送中番組セル)及び複数記録番組に対応した複数記録番組セルを含む。
【0037】
図3に示す第2の番組表は、例えば、複数の放送中番組(P1086、P2086、P3086、P4086、P5086、P6086、P7086)をボトムに表示し、複数の放送中番組の上段に複数記録番組(P1081〜P1085、P2081〜P2085、P3081〜P3085、P4081〜P4085、P5081〜P5085、P6081〜P6085、P7081〜P7085)を表示するものである。
【0038】
なお、第2の番組表示は、複数記録番組を含み、複数の放送中番組を含まないように構成することもできる。
【0039】
上記した第1の番組表は、チャンネルを選択するためのものであり、第2の番組表は、記録番組を選択するためのものである。つまり、第1の番組表は、チャンネルを選局するために使用することができ、第2の番組表は、記録番組を再生するために使用することができる。例えば、リモートコントローラ130の方向キーが押下され、第1の番組表上の所定の放送番組セルにカーソルをフォーカスさせ、さらに、リモートコントローラ130の決定ボタンが押下されると、所定の放送番組セルに対応したチャンネルを選局することができる。また、リモートコントローラ130の方向キーが押下され、第2の番組表上の所定の記録番組セルにカーソルをフォーカスさせ、さらに、リモートコントローラ130の決定ボタンが押下されると、所定の記録番組セルに対応した記録番組を再生することができる。
【0040】
(第1の実施形態)
次に、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第1の表示制御の一例について説明する。図5は、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第1の表示制御の一例を示すフローチャートである。
【0041】
例えば、デジタル放送受信装置10の視聴制御モジュール124が、チャンネル104の放送中番組P4086の視聴を制御している状態(ライブ視聴状態)、つまり、表示部12が、放送中番組P4086の映像を表示している状態で、リモートコントローラ130の番組表表示キーが押下された場合は(ST100、YES)、表示制御モジュール126は、第1の番組表の表示を制御し、これにより、表示部12は、図3に示すような第1の番組表(現在番組表)を表示する(ST101)。例えば、第1の番組表において、放送中番組(視聴中番組)P4086のセルにフォーカスしたカーソルが表示される。
【0042】
第1の番組表が表示された状態で、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)等を介して、ユーザからのカーソル移動の指示を受け付けると、信号受信部123に対して、カーソル移動の指示を送信する。信号受信部123は、カーソル移動の指示を、表示制御モジュール126に通知し、表示制御制御モジュール126は、カーソル移動の指示に基づき、第1の番組表の表示を制御し、これに対応して、表示処理モジュール115は、放送中番組P4086のセル上にカーソルが表示された第1の番組表の出力を、例えば放送中番組P3086のセル上にカーソルが表示された第1の番組表の出力へ切り換える。
【0043】
さらに、リモートコントローラ130が、決定キー等を介して、ユーザからの決定の指示を受け付けると(ST103、YES)、信号受信部123に対して、決定の指示を送信する。信号受信部123は、決定の指示を、視聴制御モジュール124に通知し、視聴制御モジュール124は、決定の指示に基づき、例えば、放送中番組P3086の視聴を制御する。これに対応して、信号選択モジュール113は、チャンネル103の信号を選択し(ST104)、表示部12は、チャンネル103の放送中番組P3086の映像を表示する。
【0044】
第1の番組表が表示された状態で、リモートコントローラ130の番組表表示キー又は終了キーが押下された場合は(ST105、YES)、視聴制御モジュール124は、例えば、放送中番組P4086(第1の番組表が表示される前に視聴していた番組(ラストチャンネル))の視聴を制御する。これに対応して、信号選択モジュール113は、チャンネル104の信号を選択し(ST106)、表示部12は、チャンネル104の放送中番組P4086の映像を表示する。
【0045】
また、例えば、デジタル放送受信装置10の記録再生制御モジュール111及び視聴制御モジュール124が、記録番組P4085を再生している状態、つまり、表示部12が、記録番組P4085の映像を表示している状態で、リモートコントローラ130の番組表表示キーが押下された場合は(ST100、NO)、表示制御モジュール126は、第2の番組表の表示を制御し、これにより、表示部12は、図3に示すような第2の番組表(過去番組表)を表示する(ST111)。例えば、第2の番組表において、再生中の記録番組P4085のセルにフォーカスしたカーソルが表示される。
【0046】
第2の番組表が表示された状態で、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)等を介して、ユーザからのカーソル移動の指示を受け付けると、信号受信部123に対して、カーソル移動の指示を送信する。信号受信部123は、カーソル移動の指示を、表示制御モジュール126に通知し、表示制御制御モジュール126は、カーソル移動の指示に基づき、第2の番組表の表示を制御し、これに対応して、表示処理モジュール115は、再生中の記録番組P4085のセル上にカーソルが表示された第2の番組表の出力を、例えば記録番組P3085のセル上にカーソルが表示された第2の番組表の出力へ切り換える。
【0047】
さらに、リモートコントローラ130が、決定キー等を介して、ユーザからの決定の指示を受け付けると(ST113、YES)、信号受信部123に対して、決定の指示を送信する。信号受信部123は、決定の指示を、記録再生制御モジュール111及び視聴制御モジュール124に通知し、記録再生制御モジュール111及び視聴制御モジュール124は、決定の指示に基づき、例えば、記録番組P3085の再生を制御する。これに対応して、信号選択モジュール113は、記録番組P3085の再生信号を選択し(ST114)、表示部12は、記録番組P3085の映像を表示する。
【0048】
第2の番組表が表示された状態で、リモートコントローラ130の番組表表示キー又は終了キーが押下された場合は(ST115、YES)、記録再生制御モジュール111及び視聴制御モジュール124は、例えば、記録番組P4085(第2の番組表が表示される前に再生していた番組(ラストコンテンツ))の再生を制御する。これに対応して、信号選択モジュール113は、記録番組P4085の再生信号を選択し(ST116)、表示部12は、記録番組P4085の映像を表示する。
【0049】
つまり、上記したように、デジタル放送受信装置10の記録再生制御モジュール111及び視聴制御モジュール124が、放送中番組を視聴(出力)している第1の状態又は記録番組を再生(出力)している第2の状態を検出し、表示制御モジュール126が、状態検出結果及び番組表表示の指示に応じて、第1又は第2の番組表の表示(出力)を制御する。即ち、表示制御モジュール126は、第1の状態であれば、第1の番組表の表示(出力)を制御し、第2の状態であれば、第2の番組表の表示(出力)を制御する。
【0050】
なお、自動番組記録が動作(機能)していることを条件として、表示制御モジュール126が、状態検出結果及び番組表表示の指示に応じて、第1又は第2の番組表の表示(出力)を制御してもよい。つまり、自動番組記録が停止している場合には、番組表表示の指示に応じて、第1の番組表は表示されるが、第2の番組表は表示されない。
【0051】
以上により、ユーザのニーズに合った第1の番組表と第2の番組表との切り換え表示が可能となる。
【0052】
(第2の実施形態)
次に、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第2の表示制御の一例について説明する。
【0053】
例えば、デジタル放送受信装置10のメモリ125は、第1及び第2の番組表の表示履歴(出力履歴)を記憶し、表示制御モジュール126は、表示履歴に基づき第1又は第2の番組表の表示(出力)を制御する。
【0054】
例えば、前回(直前に)、第1の番組表が表示されている場合に、番組表表示キーにより番組表表示が指示されると、表示制御モジュール126は、第1の番組表の表示(出力)を制御する。逆に、前回(直前に)、第2の番組表が表示されている場合に、番組表表示キーにより番組表表示が指示されると、表示制御モジュール126は、第2の番組表の表示(出力)を制御する。
【0055】
さらに、第1の実施形態で説明した第1の表示制御と、この第1の実施形態で説明した第1の表示制御とを組み合わせることもできる。
【0056】
例えば、放送中番組の視聴中が検出された第1の状態で番組表表示キーにより番組表表示が指示された場合には、表示制御モジュール126は、第1の番組表の表示を制御する。また、記録番組の再生中が検出された第2の状態で番組表表示キーにより番組表表示が指示された場合には、表示制御モジュール126は、第2の番組表の表示を制御する。また、放送中番組の視聴中でなく、記録番組の再生中でもない第3の状態で、番組表表示キーにより番組表表示が指示された場合、表示制御モジュール126は、表示履歴に基づき第1又は第2の番組表の表示を制御する。
【0057】
第3の状態とは、例えば、デジタル放送受信装置10のネットワーク機能により、インターネット上のサイトの映像を再生している状態である。或いは、デジタル放送受信装置10のパッケージメディアの再生機能により、パッケージメディアの映像を再生している状態である。
【0058】
以上により、ユーザのニーズに合った第1の番組表と第2の番組表との切り換え表示が可能となる。
【0059】
(第3の実施形態)
次に、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第3の表示制御の一例について説明する。図6は、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第3の表示制御の一例を示すフローチャートである。
【0060】
例えば、デジタル放送受信装置10の表示部12が、図3に示す第1の番組表を表示(出力)した第1の状態で(ST201)、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)又はページアップキー等を介して、カーソルの過去の時間方向への移動の指示又はページアップの指示を受け付けると(ST202、YES)、表示制御モジュール126は、図3に示す第1の番組表の表示(出力)を図3に示す第2の番組表の表示(出力)へ切り換え、表示部12は第2の番組表を表示する(ST211)。第1の状態とは、例えば、第1の番組表の中の所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスした状態である。
【0061】
なお、ST203〜ST206は、上記説明したST103〜ST106に対応するため、説明は省略する。
【0062】
また、この第3の実施形態では、第2の番組表が複数の放送中番組を含むケースについて説明した。よって、表示切り換え前の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第2の番組表においても所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスする。
【0063】
例えば、第2の番組表が複数の放送中番組を含まないケースであれば、表示切り換え前の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第2の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)に時間的に最も近い所定記録番組セル(P4085)にカーソルがフォーカスする。言い換えれば、表示切り換え後の第2の番組表を構成する複数記録番組セルの中の最も新しい時間帯の所定記録番組セル(P4085)にカーソルがフォーカスする。
【0064】
或いは、第2の番組表が複数の放送中番組を含んでいても、上記したように、表示切り換え前の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第2の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)に時間的に最も近い所定記録番組セル(P4085)にカーソルがフォーカスしてもよい。
【0065】
また、例えば、デジタル放送受信装置10の表示部12が、図3に示す第2の番組表を表示(出力)した第2の状態で(ST211)、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)又はページダウンキー等を介して、カーソルの未来の時間方向への移動の指示又はページダウンの指示を受け付けると(ST212、YES)、表示制御モジュール126は、図3に示す第2の番組表の表示(出力)を図3に示す第1の番組表の表示(出力)へ切り換え、表示部12は第1の番組表を表示する(ST201)。第2の状態とは、例えば、第2の番組表の中の所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスした状態である。
【0066】
なお、ST213〜ST216は、上記説明したST113〜ST116に対応するため、説明は省略する。
【0067】
また、この第3の実施形態では、第2の番組表が複数の放送中番組を含むケースについて説明した。よって、表示切り換え前の第2の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第1の番組表においても所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスする。
【0068】
例えば、第2の番組表が複数の放送中番組を含まないケースであれば、表示切り換え前の第2の番組表においては所定記録番組セル(P4085)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスする。
【0069】
以上により、ユーザのニーズに合った第1の番組表と第2の番組表との切り換え表示が可能となる。
【0070】
(第4の実施形態)
次に、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第4の表示制御の一例について説明する。第3の表示制御では、全日(24時間)の自動番組記録を前提として説明した。ここで説明する第4の表示制御では、例えば、19:00〜22:00(3時間)の自動番組記録を前提として説明する。
【0071】
例えば、デジタル放送受信装置10の表示部12が、図4に示す第1の番組表を表示(出力)した第1の状態で、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)又はページアップキー等を介して、カーソルの過去の時間方向への移動の指示又はページアップの指示を受け付けると(ST202、YES)、表示制御モジュール126は、図4に示す第1の番組表の表示(出力)を図4に示す第2の番組表の表示(出力)へ切り換え、表示部12は第2の番組表を表示する。第1の状態とは、例えば、第1の番組表の中の所定放送中番組セルにカーソルがフォーカスした状態である。
【0072】
また、この第4の実施形態では、第2の番組表が複数の放送中番組を含むケースについて説明した。よって、表示切り換え前の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第2の番組表においても所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスする。
【0073】
例えば、第2の番組表が複数の放送中番組を含まないケースであれば、表示切り換え前の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第2の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)に時間的に最も近い所定記録番組セル(P4068)にカーソルがフォーカスする。言い換えれば、表示切り換え後の第2の番組表を構成する複数記録番組セルの中の最も新しい時間帯の所定記録番組セル(P4068)にカーソルがフォーカスする。
【0074】
或いは、第2の番組表が複数の放送中番組を含んでいても、上記したように、表示切り換え前の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第2の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)に時間的に最も近い所定記録番組セル(P4068)にカーソルがフォーカスしてもよい。
【0075】
また、例えば、デジタル放送受信装置10の表示部12が、図4に示す第2の番組表を表示(出力)した第2の状態で、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)又はページダウンキー等を介して、カーソルの未来の時間方向への移動の指示又はページダウンの指示を受け付けると、表示制御モジュール126は、図4に示す第2の番組表の表示(出力)を図4に示す第1の番組表の表示(出力)へ切り換え、表示部12は第1の番組表を表示する。第2の状態とは、例えば、第2の番組表の中の放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスした状態である。
【0076】
また、この第4の実施形態では、第2の番組表が複数の放送中番組を含むケースについて説明した。よって、表示切り換え前の第2の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第1の番組表においても所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスする。
【0077】
例えば、第2の番組表が複数の放送中番組を含まないケースであれば、表示切り換え前の第2の番組表においては所定記録番組セル(P4068)にカーソルがフォーカスし、表示切り換え後の第1の番組表においては所定放送中番組セル(P4086)にカーソルがフォーカスする。
【0078】
以上により、ユーザのニーズに合った第1の番組表と第2の番組表との切り換え表示が可能となる。
【0079】
(第5の実施形態)
次に、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第5の表示制御の一例について説明する。図7は、第1又は第2の番組表を切り換え表示する第5の表示制御の一例を示すフローチャートである。
【0080】
例えば、デジタル放送受信装置10の視聴制御モジュール124が、チャンネル104の放送中番組P4086の視聴を制御している状態(ライブ視聴状態)、つまり、表示部12が、放送中番組P4086の映像を表示している状態で、リモートコントローラ130の番組表表示キーが押下された場合は(ST300、YES)、表示制御モジュール126は、第1の番組表の表示を制御し、これにより、表示部12は、図3に示すような第1の番組表(現在番組表)を表示する(ST301)。
【0081】
また、例えば、デジタル放送受信装置10の記録再生制御モジュール111及び視聴制御モジュール124が、記録番組P4085を再生している状態、つまり、表示部12が、記録番組P4085の映像を表示している状態で、リモートコントローラ130の番組表表示キーが押下された場合は(ST300、NO)、表示制御モジュール126は、第2の番組表の表示を制御し、これにより、表示部12は、図3に示すような第2の番組表(過去番組表)を表示する(ST311)。
【0082】
例えば、デジタル放送受信装置10の表示部12が、図3に示す第1の番組表を表示(出力)した第1の状態で(ST301)、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)又はページアップキー等を介して、カーソルの過去の時間方向への移動の指示又はページアップの指示を受け付けると(ST302、YES)、表示制御モジュール126は、図3に示す第1の番組表の表示(出力)を図3に示す第2の番組表の表示(出力)へ切り換え、表示部12は第2の番組表を表示する(ST311)。
【0083】
なお、ST303〜ST306は、上記説明したST103〜ST106に対応するため、説明は省略する。
【0084】
また、例えば、デジタル放送受信装置10の表示部12が、図3に示す第2の番組表を表示(出力)した第2の状態で(ST311)、リモートコントローラ130が、方向キー(上下左右の4方向の指定キー)又はページダウンキー等を介して、カーソルの未来の時間方向への移動の指示又はページダウンの指示を受け付けると(ST312、YES)、表示制御モジュール126は、図3に示す第2の番組表の表示(出力)を図3に示す第1の番組表の表示(出力)へ切り換え、表示部12は第1の番組表を表示する(ST301)。 なお、ST313〜ST316は、上記説明したST113〜ST116に対応するため、説明は省略する。
【0085】
なお、上記したモジュールとは、ハードウェアで実現するものであっても良いし、CPU等を使ってソフトウェアで実現するものであってもよい。
【0086】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0087】
以下は、特願2010−150342の分割直前の特許請求の範囲に記載された発明である。
【0088】
[1]
放送中番組を出力している第1の状態又は記録番組を出力している第2の状態を検出する検出手段と、
番組表出力を指示する指示手段と、
前記検出手段による検出結果及び前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って放送番組を表示する第1の番組表を表示するための第1の表示情報、及び前記チャンネル軸と前記時間軸に沿って記録番組を表示する第2の番組表を表示するための第2の表示情報のいずれか一方の表示情報を出力するように制御する出力制御手段と、
を備えた番組情報出力制御装置。
【0089】
[2]
前記検出手段は、放送中番組を出力している第1の状態、及び記録番組を出力している第2の状態を検出可能に構成され、
前記出力制御手段は、前記第1の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて前記第1の表示情報を出力し、前記第2の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて前記第2の表示情報を出力するように制御する[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0090】
[3]
複数チャンネルを同時に受信可能に構成された番組受信手段と、
前記複数チャンネルを同時に記録可能に構成された番組記録手段と、
を備えた[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0091】
[4]
前記第1及び第2の表示情報の出力履歴を記憶する記憶手段を備え、
前記出力制御手段は、インターネット上のサイトの映像を再生している、或いはパッケージメディアの映像を再生している第3の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて、前記出力履歴に基づき前記第1及び第2の表示情報のいずれか一方の表示情報を出力するように制御する[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0092】
[5]
前記出力制御手段は、前記第3の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて、前記出力履歴により直前に前記第1の表示情報が表示されたことが示されている場合には前記第1の表示情報を出力するように制御し、前記出力履歴により直前に前記第2の表示情報が表示されたことが示されている場合には前記第2の表示情報を出力するように制御する[4]に記載の番組情報出力制御装置。
【0093】
[6]
前記出力制御手段は、前記指示手段による所定指示に応じて、前記第1の表示情報の出力を前記第2の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0094】
[7]
前記第1の番組表は、前記複数放送番組に対応した複数放送番組セルを含み、
前記指示手段は、前記複数放送番組セルの中の所定放送番組セルにフォーカスされたカーソルの移動を指示可能に構成され、
前記出力制御手段は、前記第1の表示情報の出力中に、前記指示手段による前記カーソルの過去の時間方向への移動の指示に応じて、前記第1の表示情報の出力を前記第2の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0095】
[8]
前記第2の番組表は、前記複数記録番組に対応した複数記録番組セルを含み、
前記出力制御手段は、前記第1の表示情報の出力中に、前記指示手段による前記カーソルの過去の時間方向への移動の指示に応じて、前記第1の表示情報の出力を、前記カーソルが前記複数記録番組セルの中の最も新しい時間帯の所定記録番組セルにフォーカスした状態の前記第2の番組表を表示するための前記第2の表示情報の出力へ切り換える[7]に記載の番組情報出力制御装置。
【0096】
[9]
前記出力制御手段は、前記指示手段による所定指示に応じて、前記第2の表示情報の出力を前記第1の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0097】
[10]
前記第2の番組表は、前記複数記録番組に対応した複数記録番組セルを含み、
前記指示手段は、前記複数記録番組セルの中の所定記録番組セルにフォーカスされたカーソルの移動を指示可能に構成され、
前記出力制御手段は、前記第2の表示情報の出力中に、前記指示手段による前記カーソルの現在又は未来の時間方向への移動の指示に応じて、前記第2の表示情報の出力を前記第1の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0098】
[11]
検出手段は、放送中番組を出力している第1の状態又は記録番組を出力している第2の状態を検出し、
指示手段は、番組表出力を指示し、
出力制御手段は、前記第1の状態又は前記第2の状態の検出結果及び前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って放送番組を表示する第1の番組表を表示するための第1の表示情報、及び前記チャンネル軸と前記時間軸に沿って記録番組を表示する第2の番組表を表示するための第2の表示情報のいずれか一方の表示情報を出力するように制御する番組情報出力制御方法。
【0099】
以下、本願の原出願の分割直前の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0100】
[1]
番組表出力を指示する指示手段と、
放送中番組を出力している第1の状態又は記録番組を出力している第2の状態のいずれの状態であるか、及び前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って放送番組を表示する第1の番組表を表示するための第1の表示情報、及び前記チャンネル軸と前記時間軸に沿って記録番組を表示する第2の番組表を表示するための第2の表示情報のいずれか一方の表示情報を出力するように制御する出力制御手段と、
を備え、
前記第1の番組表は、複数の放送中番組をトップに表示し、複数の放送中番組の後段に複数の放送予定番組を表示する番組情報出力制御装置。
【0101】
[2]
前記出力制御手段は、前記第1の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて前記第1の表示情報を出力し、前記第2の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて前記第2の表示情報を出力するように制御する[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0102】
[3]
複数チャンネルを同時に受信可能に構成された番組受信手段と、
前記複数チャンネルを同時に記録可能に構成された番組記録手段と、
を備えた[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0103】
[4]
前記第1及び第2の表示情報の出力履歴を記憶する記憶手段を備え、
前記出力制御手段は、インターネット上のサイトの映像を再生している、或いはパッケージメディアの映像を再生している第3の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて、前記出力履歴に基づき前記第1及び第2の表示情報のいずれか一方の表示情報を出力するように制御する[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0104】
[5]
前記出力制御手段は、前記第3の状態の検出及び前記番組表出力の指示に応じて、前記出力履歴により直前に前記第1の表示情報が表示されたことが示されている場合には前記第1の表示情報を出力するように制御し、前記出力履歴により直前に前記第2の表示情報が表示されたことが示されている場合には前記第2の表示情報を出力するように制御する[4]に記載の番組情報出力制御装置。
【0105】
[6]
前記出力制御手段は、前記指示手段による所定指示に応じて、前記第1の表示情報の出力を前記第2の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0106】
[7]
前記第1の番組表は、前記複数放送番組に対応した複数放送番組セルを含み、
前記指示手段は、前記複数放送番組セルの中の所定放送番組セルにフォーカスされたカーソルの移動を指示可能に構成され、
前記出力制御手段は、前記第1の表示情報の出力中に、前記指示手段による前記カーソルの過去の時間方向への移動の指示に応じて、前記第1の表示情報の出力を前記第2の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0107】
[8]
前記第2の番組表は、前記複数記録番組に対応した複数記録番組セルを含み、
前記出力制御手段は、前記第1の表示情報の出力中に、前記指示手段による前記カーソルの過去の時間方向への移動の指示に応じて、前記第1の表示情報の出力を、前記カーソルが前記複数記録番組セルの中の最も新しい時間帯の所定記録番組セルにフォーカスした状態の前記第2の番組表を表示するための前記第2の表示情報の出力へ切り換える[7]に記載の番組情報出力制御装置。
【0108】
[9]
前記出力制御手段は、前記指示手段による所定指示に応じて、前記第2の表示情報の出力を前記第1の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0109】
[10]
前記第2の番組表は、前記複数記録番組に対応した複数記録番組セルを含み、
前記指示手段は、前記複数記録番組セルの中の所定記録番組セルにフォーカスされたカーソルの移動を指示可能に構成され、
前記出力制御手段は、前記第2の表示情報の出力中に、前記指示手段による前記カーソルの現在又は未来の時間方向への移動の指示に応じて、前記第2の表示情報の出力を前記第1の表示情報の出力へ切り換える[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0110】
[11]
指示手段は、番組表出力を指示し、
出力制御手段は、放送中番組を出力している第1の状態又は記録番組を出力している第2の状態のいずれの状態であるか、及び前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って放送番組を表示する第1の番組表を表示するための第1の表示情報、及び前記チャンネル軸と前記時間軸に沿って記録番組を表示する第2の番組表を表示するための第2の表示情報のいずれか一方の表示情報を出力するように制御し、
前記第1の番組表は、複数の放送中番組をトップに表示し、複数の放送中番組の後段に複数の放送予定番組を表示する番組情報出力制御方法。
【0111】
[12]
前記第1の番組表は、チャンネルを選局するために使用することができ、前記第2の番組表は、記録番組を再生するために使用することができる[1]に記載の番組情報出力制御装置。
【0112】
[13]
前記第1の番組表は、チャンネルを選局するために使用することができ、前記第2の番組表は、記録番組を再生するために使用することができる[11]に記載の番組情報出力制御方法。
【符号の説明】
【0113】
10…デジタル放送受信装置、11…記録再生モジュール、12…表示部、111…記録再生制御モジュール、112…TS受信処理モジュール、113…信号選択モジュール、114…AVデコードモジュール、115…表示処理モジュール、116〜119…記録モジュール、120…CAS制御モジュール、121…番組データベース処理モジュール、122…操作入力部、123…信号受信部、124…視聴制御モジュール、125…メモリ、126…表示制御モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組表出力を指示する指示手段と、
前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って複数の番組のセルが配置された番組表を表示させ、
前記番組表出力の指示があったときに放送中番組を出力していた場合には前記放送中番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させ、
前記番組表出力の指示があったときに記録番組を出力していた場合には前記記録番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させるように制御する出力制御手段と、
を備えた番組情報出力制御装置。
【請求項2】
複数チャンネルを同時に受信可能に構成された番組受信手段と、
前記複数チャンネルを同時に記録可能に構成された番組記録手段と、
を備えた請求項1に記載の番組情報出力制御装置。
【請求項3】
前記指示手段は、前記複数の番組のセルの中の所定のセルにフォーカスされたカーソルの移動を指示可能に構成される請求項1又は2に記載の番組情報出力制御装置。
【請求項4】
前記出力制御手段は、フォーカスされた前記放送中番組のセルの選択により、前記放送中番組のチャンネルを選択し、この選択されたチャンネルの前記放送中番組を出力する請求項1乃至3の何れか1つに記載の番組情報出力制御装置。
【請求項5】
前記出力制御手段は、フォーカスされた前記記録番組のセルの選択に対応して、前記記録番組を再生し、この再生された前記記録番組を出力する請求項1乃至4の何れか1つに記載の番組情報出力制御装置。
【請求項6】
指示手段は、番組表出力を指示し、
出力制御手段は、前記番組表出力の指示に応じて、チャンネル軸と時間軸に沿って複数の番組のセルが配置された番組表を表示させ、
前記番組表出力の指示があったときに放送中番組を出力していた場合には前記放送中番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させ、
前記番組表出力の指示があったときに記録番組を出力していた場合には前記記録番組のセルにフォーカスを当てた前記番組表を表示させるように制御する番組情報出力制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−217205(P2012−217205A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−157349(P2012−157349)
【出願日】平成24年7月13日(2012.7.13)
【分割の表示】特願2012−56293(P2012−56293)の分割
【原出願日】平成22年6月30日(2010.6.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.HDMI
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】