説明

異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム及びその方法

【課題】 本発明は、異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム及びその方法を提供することにある。
【解決手段】 ホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムにおいて、ホームネットワーク上に存在する異種ミドルウェアに接続したデバイスを相互連動させるために、異種のミドルウェアに対するブリッジアダプティング手段の間の接続設定/解除と、UMBメッセージ解析/伝達を行うブリッジコア手段と、ブリッジコア手段とミドルウェアとを接続し、それぞれのミドルウェアに対するローカルメッセージとUMBメッセージとの間の相互変換を通して、異種デバイスに対するデバイス発見/解除、デバイス制御/監視、イベント登録/発生通知を行う複数のブリッジアダプティング手段を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム及びその方法、特に異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイス間の相互連動性を提供する、ホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ホームネットワークミドルウェアとして広く使われているものであるHAVI(home Audio VIDeo Interoperabili-ty)、JINI、LonWorks、HnCP(Home Netwark Control Protocol)、UPnP(Universal Plug and Play)などがある。
【0003】
ソニー、フィリップス、トムソンなどの家電メーカを中心に1997年に創立されたHAVIは、AVネットワークの事実上(de facto)標準として推進されており、IEEE1394高速バスを基盤にしている。サンマイクロシステムズを中心とするJINIはジャバ(Java(登録商標))技術を基盤に、JVMとRMI技術とを要求する。LonWorksは、米国のEchelon社によって提案されており、様々な通信媒体を支援する自動化技術の総合ソリューションを提供するシステムである。HnCPは、韓国のLG電子、三星電子を始めとする電力線モデムメーカを中心に画定されるプロトコルである。UPnPは、Microsoft(登録商標)を中心にUPnPフォーラムで制定したミドルウェアとして、既存のインターネットで用いられるTCP/IP基盤のプロトコルを基盤にしている。
【0004】
現在、このようなミドルウェアは、相互に異なった物理媒体とプロトコルとを用いることによって、これらのミドルウェア上に接続したデバイスの間に相互連動性を提供できないという問題点があるが、これを解決するための従来の技術では、登録特許第10-0413684号に開示される技術があり、これは図1を通して説明する。
【0005】
図1は、従来のホームネットワークシステムの構成例示図であり、図に示されているように、第1デバイス100、第2デバイス110、及びゲートウェイ120からなるが、ここで、第1デバイス100は、第1ミドルウェアであるHAVIを用いる装置であり、第2デバイス110は第2ミドルウェアであるUPnPを使用する装置である。
【0006】
第1デバイス100は、固有のデバイス機能を行う第1機能モジュール101、第1機能モジュールから送受信するメッセージを、所定基準仕様によって解析及び変換する第1ミドルウェア(HAVI)102、及び第1ミドルウェア(HAVI)102からのメッセージをネットワークに接続し、ネットワークから受信したメッセージを第1ミドルウェア(HAVI)102に伝達する第1ネットワーク接続部(IEEE1394)103から構成される。
【0007】
一方、第2デバイス110は、固有のデバイス機能を行う第2機能モジュール111、第2機能モジュールから送受信するメッセージを所定基準仕様によって、解析及び変換第2ミドルウェア(UPnP)112、及びUPnP112からのメッセージをネットワーク上に接続し、ネットワークから受信したメッセージをUPnP112に伝達する第2ネットワーク接続部(TCP/IP)113から構成される。
【0008】
ゲートウェイ120は、ネットワーク上のデバイスに採択されているミドルウェアを含み、相互に異なるデバイスの間のメッセージ交換を中継する装置である。中継動作は、以下の通り大きく3つ過程に区分できる。
【0009】
1つ目は、第1デバイス100から第2デバイス110に伝送されるメッセージが発生し、ゲートウェイ120に転送される過程であり、2つ目は、ゲートウェイ120から、GENERIC HAVI AGENT122によりメッセージを解析して第2ミドルウェア(UPnP)123が第2ミドルウェア(UPnP)112の形式に合うようにメッセージを変換して伝送する過程であり、3つ目は、第2デバイス110でメッセージを実行して結果をリターンする過程である。
【0010】
第1デバイス100の第1機能モジュール101は、第2デバイス110が所定の機能または動作を行うように命令するメッセージを作って、第1ミドルウェア(HAVI)102に送る。そうすると、第1ミドルウェア(HAVI)102はこのメッセージをHAVI基準仕様に合う形式に作って、ゲートウェイ120のGENERIC HAVI AGENT122に伝送する。
【0011】
ゲートウェア120のGENERIC HAVI AGENT122は、ARBITER121に第2デバイスが利用可能であるのか否かを問う。ARBITER121は、受信したメッセージの形式がHAVI形式であるため、これと異なる形式を提供するGENERIC UPnP AGENT123に、第2デバイス110がネットワーク上で利用可能であるのか否かを問う。
【0012】
GENERIC UPnP AGENT123は、IEEE1394規格部124に第2デバイスの名前が入っていると、第2デバイス110が利用可能であるという応答を作り、ARBITER121に伝送する。第2デバイス110が利用可能であれば、ARBITER121は、再びTCP/IP125を介してGENERIC UPnP AGENT123のTCP/IP125に、最初に受信した機能、または動作命令とパラメーターが入ったメッセージを伝送する。UPnPのTCP/IP125は、UPnPミドルウェア仕様に画定される形式にメッセージを変換して第2デバイス110に伝送する。
【0013】
第2デバイス120に転送されたメッセージは、第2ミドルウェア(UPnP)112で解析され、第2機能モジュール111に伝送される。第2機能モジュール111は、メッセージで命令した機能を実行した後、その実行結果をゲートウェイ120のARBITER121に伝送し、第1デバイスの第1機能モジュール101にその実行結果を伝送する。
【0014】
上述の従来の技術は、相異したミドルウェア上に接続したデバイスの間に基本的な相互連動性を提供するが、次のような問題点がある。
【0015】
1つ目は、特定デバイスに対する制御命令の際、制御を受けようとする対象(被制御対象)が、制御を受けようとするデバイスにどのように見えるようになるのか、また、制御を受けようとするデバイス(被制御デバイス)が、制御を受けようとするデバイスにいつ自動的に感知されるのか、に対する問題を全く考慮していないという問題点がある。
【0016】
2つ目は、ミドルウェアエージェント(Agent)及びARBITERを介したミドルウェアメッセージ変換方法でも、ミドルウェアエージェント内のテンプレートを介して単純にメッセージ変換をしており、このメッセージ変換は様々な方式でなされ得るが、既存の方式では1:1ブリッジ方式による1:1メッセージ変換方式がある。この方式は、最もよくメッセージを変換するという利点はあるが、変換しなければならないミドルウェアの個数が増加する場合には、変換のために有していなければならないメッセージ変換テンプレートの複雑度が非常に高くなるという点から、実用価値がないという問題点がある。ここで、メッセージ変換複雑図は、{n×(n-1)}/2であり、nは、ホームネットワークミドルウェアの個数である。
【0017】
3つ目は、ARBITERが特定デバイスを制御しようと全てのミドルウェアエージェントに疑問を通してデバイスを検索する方法は、ネットワーク上に多くのパケットを誘発してネットワーク上に負荷をかけるという問題点がある。
【0018】
その他にも、従来の方法ではデバイス制御及び監視に対する方法は、記述されているが、デバイス接続及び解除、デバイスイベント登録及びイベント発生に対しては、全く記述されていないという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
本発明は、上述した従来の技術の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動性を提供するホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム及びその方法を提供することにある。
【0020】
すなわち、本発明は、異種のホームネットワークミドルウェア上に接続している全てのデバイスを仮想的に、まるで同一のミドルウェア上に接続している実際の物理的なデバイスのように見せるようにすることによって、デバイス接続/解除、デバイス制御、イベント登録/発生通知を該ミドルウェアなどの変形なしに、既存の該ミドルウェアメカニズム通りに運用できるようにする、異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム及びその方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記目的を達成するため、本発明は、ホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムにおいて、ホームネットワーク上に存在する異種ミドルウェアに接続したデバイスを相互連動させるために、異種のミドルウェアに対するブリッジアダプティング手段の間の接続設定/解除と、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージの解析/伝達を行うためのブリッジコア手段と、前記ブリッジコア手段と前記ミドルウェアとを接続して、それぞれのミドルウェアに対するローカルメッセージと汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージとの間の相互変換を通して異種デバイスに対するデバイスの発見/解除、デバイス制御/監視、及びイベント登録/発生通知を行うための複数のブリッジアダプティング手段とを含む。
【0022】
また、本発明の方法は、ホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムに適用されるブリッジ方法において、第1ブリッジアダプタが、デバイスローカルメッセージを前記ミドルウェアから受信し、前記デバイスに対する仮想的/論理的な抽象化過程を通して汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを生成するブリッジメッセージ生成ステップと、ブリッジアダプタコアが、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してルーチング情報を獲得して該ルーチング情報を用いて、第2ブリッジアダプタに前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを伝達するブリッジメッセージ伝達ステップと、前記第2ブリッジアダプタが、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してローカルメッセージに変換し、該ミドルウェアに伝送するメッセージ解析/変換ステップとを含む。
【0023】
本発明は、現在ホームネットワークミドルウェアで広く使用されるHAVI、JINI、LonWorks、HnCP、UPnPなどに接続された異種のデバイスの間の相号連動性を提供するための共同ブリッジシステム及び動作方法に関する。
【発明の効果】
【0024】
本発明は、異種のホームネットワークミドルウェアを用いる様々なデバイスの間の相互連動性を提供することによって、既存に使われているミドルウェアのある変形なしでも該ミドルウェア上位階層に汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタを具現できるようにして、またこれによって、その他のミドルウェアネットワーク上に接続されている異種のデバイスを、まるで自身のネットワークに接続されているデバイスのように認識し、制御、モニタリングできるようにする効果が得られる。
【0025】
また、本発明は、如何なる制約も無く、様々な方式のミドルウェア及び様々な異種のデバイスが1つのホームネットワークで接続できるようにし、これによってさらに容易にデジタルホームをなし得るようにするという効果が得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明のもっとも好ましい実施の形態を添付する図面を参照して説明する。
【0027】
図2は、本発明に係るホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムの一実施の形態の構成図である。
【0028】
本発明に係る汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムは、ひとつの汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200及び全てのミドルウェア階層上に置かれる汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210、240、260、280を含んでなる。
【0029】
前記のような本発明は、ホームネットワークミドルウェアドメイン上に接続している物理的なデバイスを、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)ドメイン上に仮想的に抽象化されたデバイスで表現するようにし、このように抽象化されたデバイスを、その他全てのミドルウェア上に該デバイス形態で登録するようにして、異種のその他のネットワーク上に接続している全てのデバイスを、仮想的にまるで同一のミドルウェアドメイン上に接続している実際の物理的なデバイスのように見えるようにすることによって、デバイスイベント、デバイス制御及びモニタリングサービスを該ミドルウェアなどの変形なしに、既存の該ミドルウェアメカニズム通りに運用できるようにするものである。
【0030】
本発明に係る異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイス間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムは、ホームネットワーク上に存在する異種ミドルウェアに接続したデバイスを、相互連動させるために、異種のミドルウェアに対するブリッジアダプティング手段の間の接続設定/解除と、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージの解析/伝達を行う汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200と、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200と該ミドルウェアとを接続し、それぞれのミドルウェアに対するローカルメッセージと汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージとの間の相互変換を通して異種デバイスに対するデバイスの発見/解除、デバイス制御/監視、及びイベント登録/発生通知を行う複数の汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210、240、260、280を含む。
【0031】
以下に、それぞれに対する説明をする。
【0032】
まず、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200は、グローバルディスパッチャ(Global Dispatcher)201、メッセージルータ202、及びミドルウェアルーチングテイブル(MRT:Middl-ewareRouting Table)203を含んでなる。
【0033】
ここで、グローバルディスパッチャ201は、汎用ミドルウェアブリッジ
UMBアダプタ210、240、260、280との接続設定及び解除を管理するコネクタ2011、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してメッセージルータ202に伝達するパーサ2012、及びルーチング情報を用いて汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを伝送するパケッタイザー2013を含む。すなわち、グローバルディスパッチャ201は、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタから伝達された汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してメッセージルータ202に伝達し、メッセージルータ202から受け取ったルーチング情報によって汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを目的地に該当する汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタに伝達する。
【0034】
一方、メッセージルータ202は、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを該汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタにルーチングし、MRT(MRT:MiddlewareRouting Table)203は、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタとの接続ID(Connection ID)及びミドルウェア ID(Middleware ID)をフィールドに有する。つまり、メッセージルータ202は、MRT203を用いて目的地ブリッジアダプタに対するルーチング情報を、グローバルディスパッチャ201に伝達するという機能を行う。
【0035】
前記のような構成を有する汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200は、有無線統合ホームネットワーク環境において、HAVI、UPnP、LonWorks、HnCPなどのような個別の団体標準ミドルウェア220、250、270、290を汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)を介して相互に接続させ、各ミドルウェアに接続された様々な異種の情報家電機器(デバイス)の間に相互連動性を提供するために、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210、240、260、280との接続設定及び解除、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージ解析、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージルーティングなどの基本機能と、これに関連した機能を行う。
【0036】
一方、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210、240、260、280は、デバイスの発見/解除、デバイス制御/監視、そしてイベント登録/発生機能を行うものであり、グローバルディスパッチャ211、デバイス管理部212、イベント処理部213、ローカルディスパッチャ214、UDT-LDTマッパー215、VDPデータベース216、Sequence Table、そしてGlobal and Local Event Tableデータ構造などを含んでなる。汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタのそれぞれの構成要素に対する機能は、図5で共に説明するようにする。
【0037】
前記のような構成を有する汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210、240、260、280は、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200と下位該ミドルウェアネットワークとを接続するモジュールであり、遠隔またはローカルネットワーク上に接続されている様々な異種のデバイスに対するデバイスの接続/解除、デバイス制御/監視、デバイスイベント登録/発生などのサービスを提供する。
【0038】
以下、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタに対して説明する。全ての汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210、240、260、280は、ローカルディスパッチャ214、デバイス管理部212、イベント処理部213、UDT-LDTマッパー215、VDPデータベース216、及びグローバルディスパッチャ211から構成される。ただし、番号は便宜上「210」の汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタに対する番号を用いるようにする。
【0039】
まず、ローカルディスパッチャ214は、該ミドルウェアから外部の異なるブリッジアダプターに伝送するローカルメッセージを受け取って、ローカルメッセージルーチングテーブルLRTを用いてデバイス管理部212、またはイベント処理部213に伝達するか、デバイス管理部212またはイベント処理部213で変換されたLDT情報メッセージを受け取って、ローカルメッセージを生成し、該ミドルウェアに伝達する機能を行う。
【0040】
デバイス管理部212は、ローカルメッセージをUDT情報を含むメッセージに変換し、グローバルディスパッチャ211に伝達するか、またはグローバルディスパッチャ211から伝達された汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージをローカルデバイス情報メッセージに変換してローカルディスパッチャ214に伝達する機能を行う。さらに詳細には、デバイス管理部212は、VDP管理器2121とデバイスブローカ2122とから構成されるが、VDP管理器2121は、UDT-LDTマッピング情報を用いて、実際ローカルデバイス情報と汎用デバイス情報との間の相互変換をし、VDPデータベース216に格納する機能を行う。一方、デバイスブローカ2122は、VDP管理器2121に情報変換命令メッセージを伝送し、応答として変換情報を受け取って、グローバルディスパッチャ211やローカルディスパッチャ214に伝達する。
【0041】
イベント処理部213は、遠隔イベント処理器2131とローカルイベント処理器2132とから構成されるが、これは外部の他のブリッジアダプタを通して伝達された、イベント登録要請に対する汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してイベントを登録し、自身のミドルウェアを介して伝達されたイベント発生ローカルメッセージをUDT情報メッセージに変換する機能を行う。
【0042】
グローバルディスパッチャ211は、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200から伝達された汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを、グローバルメッセージルーチングテーブルGRTを用いてデバイス管理部212またはイベント処理部213に伝達するか、デバイス管理部212、またはイベント処理部213から伝達されたUDT情報メッセージを汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)イメージに変換し、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200に伝達する機能を行う。
【0043】
UDT-LDTマッパー215は、ローカルの実際ローカルデバイス情報と仮想の汎用デバイス情報との間のマッピング情報を格納しており、VDPデータベース216は、実際ローカルデバイス情報及び仮想の汎用デバイスUD情報を格納する。
【0044】
図3は、本発明に係る汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージの一実施の形態説明図であり、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージ画定を示す。
【0045】
汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210、240、260、280は、該ミドルウェアメッセージを図3のように汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージに変換し、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200を介して異なる汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタに伝達する。
【0046】
図4は、本発明に係る汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)のMRTの一実施の形態構造図であり、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)が管理する唯一のデータ構造体であるMRTの資料構造を示す。
【0047】
MRTは、図に示しているように、インデックスフィールド、ファイル記述子フィールド、及びMiddleware IDフィールドは3つのフィールドから構成される。
【0048】
1つ目は、インデックスフィールドは、MRTにいくつのデータがあるかを示すインデックスである。したがって、Index=3であれば、3つのデータがMRTに入っていることを示す。
【0049】
2つ目は、ファイル記述子フィールドは、現在汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)に接続している汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタなどのネットワークソケット(socket)に対する接続ポインタを示す。例えば、LonWorks AdaptorがUMB-Coreとの接続ポイントがFd0であれば、ここで(Fd0=3540)のようにFdの値は整数である。LonWorks Adaptorにメッセージを伝送するためにはsend(Fd0、message);を実行すると、ネットワークを通してUMB-CoreからLonWorks Adaptorにメッセージを伝達するようになる。
【0050】
最後に、Middleware ID(MiddlewareID)フィールドは、現在UMB-Cに接続されているアダプタAdaptorなどの識別情報(ID)を示す。したがって、仮りにIndex=1、Fd1=3555、LonWorksであれば、フィールドがMRTに入っているのであれば、この意味は、MRT2番目データであるIndex=1であるデータは、UMB-Coreとの接続ポイントは「3555」であり、このアダプターAdaptorは、LonWorksアダプタであるということを示す。
【0051】
図5は、本発明に係る新しいロンワークス(LonWorks)デバイス接続時、ロンワークス(LonWorks)アダプタのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【0052】
すなわち、図5は、新しいロンワークス(LonWorks)デバイス230がミドルウェア(LonWorks)220に接続する場合、ロンワークス(LonWorks)汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210を介して新しいデバイスに対する情報を汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200に接続している全てのUMBアダプタ240、260、280に通知するためのロンワークス(LonWorks)アダプタの動作メカニズムを示す。
【0053】
以下、ロンワークス(LonWorks)デバイスとUPnPデバイスとの間の相互連動を例にして、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)動作メカニズムを説明するようにする。このような動作は、その他のミドルウェアに接続している、如何なるデバイスなども以下のような動作メカニズムを通して相互間に連動サービスの提供を受けることができる。
【0054】
まず、新しいロンワークス(LonWorks)デバイスが、ミドルウェア(LonWorks)220に接続(Plugin)すると、ミドルウェア(LonWorks)220を介してロンワークス(LonWorks)UMBアダプタ210のローカルディスパッチャの内部パーサ2141は、デバイスが接続したというローカルロンワークス(LonWorks)メッセージ(「Service Pin Msg」)を受信する(501)。
【0055】
ローカルディスパッチャの内部パーサ2141は、該当ローカルメッセージを解析し、その解析したメッセージパラメータSPIN、LID、PIDを含むメッセージを、ローカルディスパッチャのディスパッチャ2142に伝達する(502)。ここで、「SPIN」はService Pin Msg、「LID」はLocal ID、「PID」は、Program IDを示す。
【0056】
ローカルディスパッチャのディスパッチャ2142は、有しているローカルメッセージルーチングテーブル(LRT:Local Message Rou-ting Table)を基盤にし、前記伝達されたメッセージパラメーターをデバイス管理部212や、イベント処理部213に伝達する。この時、デバイスイベントに関するメッセージは、イベント処理部213に伝達し、その他の残りのメッセージは、デバイス管理部212に伝送される。
【0057】
デバイス管理部212上のデバイスブローカ2122に新しいデバイスが接続した、というメッセージ(SPIN、LID、PIDなどのパラメータ含む)が伝送されると(503)、デバイスブローカ2122は、VDP管理器2121にVDPデータベース上に物理的なデバイス情報と、これに対応する汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)で用いられる抽象化された論理的なデバイス情報を登録しろとの命令を下すメッセージ(CREAT、LID、LDType含む)を伝送する(504)。
【0058】
前記命令を受け取ったVDP管理器2121は、UDT-LDTマッパー215を介して、ロンワークス(LonWorks)物理的なデバイスを仮想的に抽象化された論理デバイスに変換した後、VDPデータベース216(図7A参照)を生成する。
【0059】
次いで、VDP管理器2121は、現在新しく接続された物理的なデバイスを仮想的に抽象化させたUDT情報(GID、GDType含む)をデバイス ブローカ2122に伝達する(505)。ここで、GIDはGlobal ID、GDTypeは、Global Device Typeを示す。
【0060】
UDT情報を受信したデバイスブローカ2122は、UDT情報を含むメッセージ(All(Multicastの意味)notifyOnlineStatu-s、GID、ONLINE、GDType、Function List、A-ction Listなどを含む)を、グローバルディスパッチャ211のパケッタイザー2114に伝送する(506)。すると、パケッタイザー2114は、新しいデバイスが接続されたという受信したメッセージを汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージ形態(「notifyOnlineStatus」)(図3参照)に変換して汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200に伝送する(507)。
【0061】
図6は、本発明に係る照明デバイスに対する汎用デバイスUDの一実施の形態説明図であり、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)で用いる物理的なデバイスを仮想的に抽象化させた照明に関するUDを示す。
【0062】
すなわち、図6は、ホームネットワーク上に存在する物理的実際のデバイス(Physical Device)をUMB(汎用ミドルウェアブリッジ)を介してホームネットワーク上に存在する全てのミドルウェアから共通して理解するようにするために画定した仮想的な論理的デバイス(Virtual De-vice)のフィールドを示す。
【0063】
UDTは、全ての仮想的な汎用デバイス(UD:Universal Dev-ice)の集合を示す。したがって、UDTは、図6の照明に対するUDを含み、ディマー(Dimmer)、テレビジョン、オーディオ・システム、スイッチ、バルブ(Valve)など様々なデバイスに対するUDを全て含むものである。
【0064】
図に示しているように、全てのUD(Universal Device)はデバイスタイプ(Device Type)、機能識別情報(Function ID)、アクション識別情報(Action ID)、イベント識別情報(Eve-nt ID)、及びパラメーターから構成される。
【0065】
つまり、全てのミドルウェアネットワーク上のデバイスは、図6のようなUD形態に変換され、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムで仮想デバイスとして用いられる。
【0066】
図7Aは、本発明に係る汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタのV-DP(Virtual Device Proxy)データベース(DB)に対する一実施の形態説明図であり、図7Bは本発明に係るUDT-LDTマッパーに対する一実施の形態図である。
【0067】
図7Aに示しているように、VDPデータベースは全てのデバイスに対する実際のデバイス情報とUMB上に示したUDに対する情報を全て含んでいるデータベースを示す。したがって、動作時、実際のデバイスが新しく接続(Pl-ugin)された時、このVDPデータベースを介するとUMB-UDデバイスに変換が可能で、反対にUMB-UDが汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200を介してUMBアダプタAdaptorに入ってくる時には、UMB-UDを実際デバイスであるローカルデバイス(LD)に変換が可能で、また制御及びモニタリングも同じ方式で可能である。
【0068】
制御及びモニタリングは、図6に示しているように、汎用デバイスUD上にグローバルした機能及びアクション、イベントなどを画定したため、これに相応する実際ローカル機能、アクション、イベントなどもこのVDPデータベーステーブル上に登録させておくと、ランタイム(Run Time)時リアルタイムメッセージ変換を介して制御及びモニタリングが可能になる。
【0069】
一方、図7Bに示しているように、汎用デバイスタイプ(UDT:Univ-ersal Device Type)ローカルデバイスタイプ(LDT:Loc-al Device Type)マッパーは、UMBを介してミドルウェア間のデバイス相互連動をするため、図6のような実際のデバイスであるローカルデバイス(LD:Local Device)をUMB上に表現した汎用デバイス(UD:Universal Device)と、実際特定ネットワーク上に存在するローカルデバイス(LD)をUMB上に表現した汎用デバイス(UD:Un-iversal Device)と相互変換するための変換テーブルを示す。
【0070】
図8は、本発明に係るUMBアダプタ内のデバイス接続時、UMBコアでの
ブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートであり、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)の動作のメカニズムを示す。
【0071】
図8内のSSDP過程は、新しい汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ210が汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200の位置情報(IP、Port)を検索するための過程を示す。
【0072】
図5の「507」過程を通して伝達されたメッセージは、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200パーサ2012に伝えられる(801)。
【0073】
パーサ2012は、伝達されてきたメッセージを分析した後、その分析されたメッセージパラメーター情報をメッセージルータ202に伝達する(802)。
【0074】
メッセージルータ202は、現在伝達されてきたメッセージがMulticastメッセージ(デバイス接続/解除メッセージ)であるのか、またはユニキャスト(Unicast)メッセージ(デバイス制御/解除、及びイベント登録/発生メッセージ)であるのかを把握し、Multicastメッセージである場合、MRT(MRT:MiddlewareRouting Table)上に登録されている全ての汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタに、現在伝達されたメッセージをパケッタイザー2013を介してそのまま伝達する(803、804)。
【0075】
一方、ユニキャストメッセージであれば、MRTで伝達されたパラメーター内のMiddleware IDのようなIDを有する汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタに該当メッセージを伝達する。
【0076】
図9は、本発明に係るロンワークス(LonWorks)デバイス接続時、UPnPアダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【0077】
図8の過程を通して伝達された汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを、UMBアダプタのグローバルディスパッチャ(Global D-ispatcher)(211参照)のパーサが受信すると901、該当メッセージを分析した後、パラメーターをグローバルディスパッチャのディスパッチャに伝達する(902)。
【0078】
グローバルディスパッチャのディスパッチャは、伝達されたメッセージをグローバルメッセージルーチングテーブル(GRT:Global Messag-e Routing Table)を参照にし、デバイス管理部(Device Manager)(212参照)やイベント処理部(Event Handle-r)(213参照)に伝達する。この時にも、イベントに関連したメッセージはイベント処理部に伝達し、それ以外にその他のメッセージは、デバイス管理部に伝達する。
【0079】
したがって、現在伝送されたメッセージは、デバイス接続に関するメッセージであるため、デバイス管理部上のデバイスブローカに該当メッセージパラメーターを伝達する(905)。
【0080】
次いで、デバイスブローカは、該当メッセージがデバイス接続に関するメッセージであることを確認した後、VDP管理器にVDPデータベース上に仮想のデバイスを生成させることを指示する(904)。
【0081】
これによって、VDP管理器は、ロンワークス(Lon Works)物理デバイスを抽象化させた汎用デバイステンプレート(UDT)をUPnPネットワーク上のローカルデバイスに変換させるために、UDT-LDTマッパーを介して変換させた後VDPデータベースを生成させる。このようにVDPデータベースに遠隔の仮想デバイスが生成されると、このデバイスはまるで実際のUPnPネットワーク上に接続したデバイスのようにUPnPデバイスが認識するようになり、既存のUPnPミドルウェア上のメカニズムに該当遠隔の仮想デバイスを制御及び監視できるようになる。
【0082】
VDPデータベース上に新しいデバイス情報が生成されると、VDP管理器はデバイスブローカにローカルIDとローカルデバイスタイプ(LD Type)とを有するメッセージをデバイスブローカに送る。
【0083】
すると、デバイスブローカは、UPnPネットワーク上に新しいデバイスが接続したという広告メッセージをローカルディスパッチャを介してUPnPアダプタのミドルウェアに伝送する(906、907)。
【0084】
図5、図8、図9までの過程が新しいデバイスが接続した時、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)上のアダプタなどとコアが処理する1サイクルの動作メカニズムである。一方、デバイス接続解除メカニズムは、前記説明したデバイス接続過程と類似しており、接続解除された時には該デバイスをVDPデータベースで除去する過程が追加されるという点が異なる。
【0085】
一方、メッセージが接続/解除メッセージではない制御/監視メッセージ(図10及び図11)、イベント登録/発生通知メッセージ(図12及び図13)である場合におけるブリッジ方法も、今まで説明した図5、図8、図9までの過程(新しいデバイスが接続したした時の過程)と類似しているため、簡略にその違いだけを説明するようにする。
【0086】
図10は、本発明に係る遠隔にあるロンワークス(LonWorks)デバイスをUPnP制御部で制御する際、UPnPアダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【0087】
ミドルウェアから遠隔にあるロンワークス(LonWork-s)デバイス230を制御を受けようとする場合、図に示しているように、UMBアダプタ240を介して、Local UPnPメッセージを汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)制御メッセージqueryActionに変換し、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200に伝送する(1001ないし1005)。
【0088】
図11は、本発明に係る遠隔にあるデバイスでロンワークス(LonWor-ks)デバイスに対する制御要請時のロンワークス(LonWorks)アダプタのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【0089】
遠隔にあるデバイス(すなわち、「240」、「260」、「280」に該当するアダプタ側にあるデバイス)でロンワークス(LonWorks)デバイス230に対する制御要請をする場合、図に示しているように、汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200を介して、ロンワークス(LonWor-ks)アダプタ210に伝送された共同ブリッジメッセージをローカルロンワークス(LonWorks)メッセージに変換し、該ロンワークス(LonWorks)デバイス230を制御する(1101ないし1105)。
【0090】
図12は、本発明に係る遠隔にあるデバイスでロンワークス(LonWor-ks)デバイスに対するイベント登録要請時、ロンワークス(LonWor-ks)アダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【0091】
図12は、遠隔にあるデバイス(すなわち、「240」、「260」、「280」に該当するアダプタ側にあるデバイス)でロンワークス(LonWorks)デバイス230に対するイベント登録要請をする場合、ロンワークス(LonW-orks)アダプタ210の動作メカニズム(1201ないし1205)を示しているものであり、このような過程で汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)200を介して伝達されてきたイベントは、ローカルイベントテーブル(Local Event Table)上に登録され、ローカルイベントテーブル(Local Event Table)上に登録されたイベントは、イベント方式またはポーリング方式による周期的な点検により、該イベント値が変更されたのかをチェックする。
【0092】
図13は、本発明に係るロンワークス(LonWorks)デバイスで登録されたイベントが発生した時、ロンワークス(LonWorks)アダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【0093】
図13は、ロンワークス(LonWorks)デバイス230で登録されたイベントが発生する場合、ロンワークス(LonWorks)アダプタ210を介して登録されたイベントをまたUDTに変換し、イベントを登録した遠隔のデバイス(すなわち、「240」、「260」、「280」に該当するアダプタ側にあるデバイス)に伝達する動作メカニズムを示す1301ないし1305)。
上述のような本発明の方法は、プログラムに具現され、コンピュータで読み取ることができる形態で、記録媒体(CDロム、ラム、ロム、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスクなど)に格納され得る。
【0094】
尚、本発明は、上記した本実施の形態に限られるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】従来のホームネットワークシステムの構成例示図である。
【図2】本発明に係るホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムの一実施の形態の構成図である。
【図3】本発明に係る汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージの一実施の形態説明図である。
【図4】本発明に係る汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)のMRTの一実施の形態の構造図である。
【図5】本発明に係る新しいロンワークス(LonWorks)デバイス接続時、ロンワークス(LonWorks)アダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【図6】本発明に係る照明デバイスに対する汎用デバイスUDの一実施の形態の説明図である。
【図7A】本発明に係る汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタのVDPデータベースに対する一実施の形態の説明図である。
【図7B】本発明に係るUDT-LDTマッパーに対する一実施の形態の説明図である。
【図8】本発明に係るUMBアダプタ内のデバイス接続時、UMBコアでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【図9】本発明に係るロンワークス(LonWorks)デバイス接続時、UPnPアダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【図10】本発明に係る遠隔にあるロンワークス(LonWorks)デバイスをUPnP制御部で制御時、UPnPアダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【図11】本発明に係る遠隔にあるデバイスでロンワークス(LonW-orks)デバイスに対する制御要請時、ロンワークス(LonWorks)アダプタのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【図12】本発明に係る遠隔にいるデバイスでロンワークス(LonW-orks)デバイスに対するイベント登録要請時、ロンワークス(LonW-orks)アダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【図13】本発明に係るロンワークス(LonWorks)デバイスで登録されたイベントが発生時、ロンワークス(LonWorks)アダプタでのブリッジ方法に対する一実施の形態のフローチャートである。
【符号の説明】
【0096】
200 汎用ミドルウェアブリッジコア(UMB-Core)
201、211 グローバルディスパッチャ
202 メッセージルータ
210、240、260、280 汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)アダプタ
212 デバイス管理部
213 イベント処理部
214 ローカルディスパッチャ
215 UDT-LDTマッパー
216 VDPデータベース
220、250、270、290 ミドルウェア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムにおいて、
ホームネットワーク上に存在する異種ミドルウェアに接続したデバイスを相互連動させるために、異種のミドルウェアに対するブリッジアダプティング手段の間の接続設定/解除と、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージの解析/伝達を行うためのブリッジコア手段と、
該ブリッジコア手段と前記ミドルウェアとを接続して、それぞれのミドルウェアに対するローカルメッセージと汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージとの間の相互変換を通して異種デバイスに対するデバイスの発見/解除、デバイス制御/監視、及びイベント登録/発生通知を行うための複数のブリッジアダプティング手段
とを含むことを特徴とする異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスとの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項2】
前記ブリッジコア手段が、
前記ブリッジアダプティング手段から伝達された汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してメッセージルーチング手段に伝達し、メッセージルーチング手段から受け取ったルーチング情報によって、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを伝達する目的地ブリッジアダプティング手段に伝達するための第1グローバルディスパッチング手段と、
MRTを用いて、目的地ブリッジアダプティング手段に対するルーチング情報を、前記第1グローバルディスパッチング手段に伝達するための前記メッセージルーチング手段
とを含むことを特徴とする請求項1に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項3】
前記メッセージルーチング手段が、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージがMulticastメッセージなのかまたはユニキャストメッセージなのかを把握し、Multicastメッセージであれば、MRT上に登録されている全てのブリッジアダプタに前記汎用ブリッジメッセージを、前記第1グローバルディスパッチング手段を通して伝達し、ユニキャストメッセージであれば、前記MRTで前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージ内のミドルウェア識別情報(ID)に該当するブリッジアダプタを探し、前記第1グローバルディスパッチング手段を通し、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを伝達することを特徴とする請求項2に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項4】
前記Multicastメッセージが、デバイス接続/解除メッセージを含み、
前記ユニキャストメッセージが、デバイス制御/監視メッセージ及びイベント登録/発生通知メッセージを含むことを特徴とする請求項3に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項5】
前記第1グローバルディスパッチング手段が、
前記ブリッジアダプティング手段との接続設定及び解除を管理するためのコネクティング手段と、
前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析し、前記メッセージルーチング手段に伝達するためのパッシング手段と、
前記ルーチング情報を用いて、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを前記目的地ブリッジアダプティング手段に伝送するためのパケッタイジング手段
とを含むことを特徴とする請求項2に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項6】
前記ブリッジアダプティング手段が、
前記ミドルウェアから外部の異なるブリッジアダプティング手段に伝送するローカルメッセージを受け取って、ローカルメッセージルーチングテーブルLRTを用いて、デバイス管理手段またはイベント処理手段に伝達するか、前記デバイス管理手段または前記イベント処理手段で変換されたLDT情報メッセージを受け取って、ローカルメッセージを生成して前記ミドルウェアに伝達するための第1ローカルディスパッチング手段と、
前記ローカルメッセージをUDT情報を含むメッセージに変換し、第2グローバルディスパッチング手段に伝達するか、または前記第2グローバルディスパッチング手段から伝達された汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージをローカルデバイス情報メッセージに変換して前記第1ローカルディスパッチング手段に伝達するための前記デバイス管理手段と、
外部の異なるブリッジアダプティング手段を通して伝達された、イベント登録要請に対する汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してイベントを登録し、前記ブリッジアダプティング手段のミドルウェアを介して伝達されたイベント発生ローカルメッセージをUDT情報メッセージに変換するための前記イベント処理手段と、
前記ブリッジコア手段から伝達された前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを、グローバルメッセージルーチングテーブルGRTを用いて、前記デバイス管理手段または前記イベント処理手段に伝達するか、前記デバイス管理手段または前記イベント処理手段から伝達されたUDT情報メッセージを、汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージに変換し、前記ブリッジコア手段に伝達するための前記第2グローバルディスパッチング手段と、
ローカルの実際ローカルデバイス情報と仮想の汎用デバイス情報との間のマッピング情報を格納しているUDT-LDTマッピング情報格納手段と、
実際ローカルデバイス情報及び仮想の汎用デバイスUD情報を格納するVDP格納手段
とを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項7】
前記デバイス管理手段が、
前記UDT-LDTマッピング情報を用いて、実際ローカルデバイス情報と汎用デバイス情報との間の相互変換をし、前記VDP格納手段に格納するためのVDP管理手段と、
前記VDP管理手段に情報変換命令メッセージを伝送し、応答として変換情報を受け取って、前記第2グローバルディスパッチング手段や前記第1ローカルディスパッチング手段に伝達するためのデバイスブローカ手段
とを含むことを特徴とする請求項6に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項8】
前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージが、デバイスの発見通知/解除メッセージ、デバイス制御/監視メッセージ、及びイベント登録/発生通知メッセージを含むことを特徴とする請求項6に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項9】
前記MRTが、インデックスフィールド、ファイル記述子フィールド、及びミドルウェアアイディフィールドを含むことを特徴とする請求項6に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項10】
前記UDT情報が、デバイスタイプ、機能識別情報、アクション識別情報、イベント識別情報、及びパラメーターを含むことを特徴とする請求項6に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項11】
前記VDP格納手段が、インデックスフィールド、仮想/実際の如何(Vi-rtual/Physical)フィールド、グローバル識別情報(GID)フィールド、ローカル識別情報(LID)フィールド、VDTデバイスタイプ(GD Type)フィールド、ローカルデバイスタイプ(LD Type)フィールド、ローカル住所フィールド、機能リストフィールド、及びアクションリストフィールドから構成されることを特徴とする請求項6に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項12】
前記UDT-LDTマッピング情報格納手段におけるマッピング情報が、デバイスマッピングテーブル、機能マッピングテーブル、アクション/イベントマッピングテーブルパラメーターマッピングテーブルを含むことを特徴とする請求項6に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システム。
【請求項13】
ホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)システムに適用されるブリッジ方法において、
第1ブリッジアダプタが、デバイスローカルメッセージを前記ミドルウェアから受信し、前記デバイスに対する仮想的/論理的な抽象化過程を通して汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを生成するブリッジメッセージ生成ステップと、
ブリッジアダプタコアが、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してルーチング情報を獲得して該ルーチング情報を用いて、第2ブリッジアダプタに前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを伝達するブリッジメッセージ伝達ステップと、
前記第2ブリッジアダプタが、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析してローカルメッセージに変換し、該ミドルウェアに伝送するメッセージ解析/変換ステップとを含むことを特徴とする異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)方法。
【請求項14】
前記ブリッジメッセージ生成ステップにおける抽象化過程が、実際ローカルデバイス情報と汎用デバイス情報との間の相互変換のためのマッピング情報を用いて、物理的なデバイスを仮想の論理的なデバイスに変換することを特徴とする請求項13に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相号連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)方法。
【請求項15】
前記デバイスローカルメッセージが、デバイス接続/解除メッセージ、デバイス制御/監視メッセージ、及びイベント登録/発生通知メッセージを含むことを特徴とする請求項13に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に
接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)方法。
【請求項16】
前記ブリッジメッセージ伝達ステップが、
前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを解析するメッセージ解析ステップと、
前記メッセージ解析ステップの解析結果、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージがMulticastメッセージであれば、MRT上に登録されている全ての第2ブリッジアダプタに前記汎用ブリッジメッセージを伝達するステップと、
前記メッセージ解析ステップの解析結果、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージがユニキャストメッセージであれば、前記MRTで前記汎用ブリッジメッセージ内のミドルウェア識別情報(ID)に該当する第2ブリッジアダプタを探し、前記汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)メッセージを伝達するステップ
とを含むことを特徴とする請求項13ないし請求項15の何れか一項に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)方法。
【請求項17】
前記Multicastメッセージが、デバイス接続/解除メッセージを含み、前記ユニキャスト(Unicast)メッセージが、デバイス制御/監視メッセージ及びイベント登録/発生通知メッセージを含むことを特徴とする請求項16に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)方法。
【請求項18】
前記メッセージ解析/変換ステップが、前記ミドルウェアブリッジメッセージを解析した結果、イベント登録メッセージであれば、ローカルメッセージに変換して該ミドルウェアに伝達する過程を行わず、自身で登録し、登録されたイベントが発生するかを周期的に監視することを特徴とする請求項16に記載の異種のホームネットワークミドルウェア上に接続しているホームデバイスの間の相互連動のためのホームネットワーク汎用ミドルウェアブリッジ(UMB)方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−172422(P2006−172422A)
【公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−207263(P2005−207263)
【出願日】平成17年7月15日(2005.7.15)
【出願人】(596180076)韓國電子通信研究院 (733)
【氏名又は名称原語表記】Electronics and Telecommunications Research Institute
【住所又は居所原語表記】161 Kajong−dong, Yusong−gu, Taejon korea
【Fターム(参考)】