説明

癌の抑制

本発明は、癌及び癌障害を抑制する際での使用のためのポリペプチドに関する。処置では、非細胞傷害性プロテアーゼの使用を採用し、それは癌細胞に対して標的化され、そのように送達された場合、プロテアーゼは内在化され、癌細胞からの分泌を阻害する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
癌細胞からの分泌に関与するSNAREタンパク質を発現する癌細胞の抑制に使用するためのポリペプチドであって、ここでポリペプチドは以下:
(i)該癌細胞において発現される該SNAREタンパク質を切断することが可能である、非細胞傷害性プロテアーゼ;
(ii)癌細胞上の結合部位に結合することが可能である標的成分(TM)(その結合部位がエンドサイトーシスを受けて、癌細胞内のエンドソーム中に取り込まれることが可能である);及び
(iii)エンドソーム内からのプロテアーゼを、エンドソーム膜を通過して、癌細胞の細胞質中にトランスロケーションさせることが可能であるトランスロケーションドメインを含み;
ただし、癌細胞が神経内分泌腫瘍細胞ではなく;
そしてポリペプチドがクロストリジウム神経毒素(ホロ毒素)ではない、ポリペプチド。
【請求項2】
請求項1記載の使用のためのポリペプチドであって、癌が以下:肺癌、腎臓癌、脳癌、乳癌、膵臓癌、結腸直腸癌、副腎癌、食道癌、リンパ腫(例、B細胞;マンテル細胞)、白血病(例、多発性ミエローマ)、急性白血病、膀胱癌、骨癌、腸癌、子宮頸癌、慢性リンパ性白血病、ホジキンリンパ腫、肝臓癌、皮膚癌、中咽頭癌、ミエローマ、前立腺(例、前立腺軟組織肉腫)、胃癌、睾丸癌、子宮癌、又はカポジ肉腫からなる群より選択される、ポリペプチド。
【請求項3】
請求項1又は2記載の使用のためのポリペプチドであって、癌細胞が以下:肺癌細胞、腎臓癌細胞、脳癌細胞、乳癌細胞、膵臓癌細胞、結腸直腸癌細胞、副腎癌細胞、食道癌細胞、リンパ腫(例、B細胞;マンテル細胞)癌細胞、白血病(例、多発性ミエローマ)癌細胞、急性白血病癌細胞、膀胱癌細胞、骨癌細胞、腸癌細胞、子宮頸癌細胞、慢性リンパ性白血病細胞、ホジキンリンパ腫細胞、肝臓癌細胞、メラノーマ皮膚癌細胞、中咽頭癌細胞、ミエローマ細胞、前立腺癌細胞。軟組織肉腫細胞、胃癌細胞、睾丸癌細胞、子宮癌細胞、又はカポジ肉腫癌細胞からなる群より選択される、ポリペプチド。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項記載の使用のためのポリペプチドであって、TMが以下:ErbB受容体、例えばEGF受容体など;成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)受容体;インスリン様増殖因子受容体(IGFR);ガストリン放出ペプチド(GRP)受容体;ボンベシンペプチド(BB)受容体;成長ホルモン(GH)受容体;血管内皮増殖因子(VEGF)受容体;アセチルコリン(ACH)受容体;ソマトスタチン(SST)受容体;コルチスタチン(CST)受容体;ケモカイン(C−X−Cモチーフ)受容体、例えばCXCR4など;ニューロピリン受容体;ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体;VIP−グルカゴン−GRF−セクレチンスーパーファミリー受容体、例えばPAC受容体又はVPAC受容体など;FLT受容体;CHRN受容体;EPH受容体、例えばEPHA受容体など;EFN受容体;DLK1受容体、DLL3受容体、FGF受容体;JAG受容体;LIF受容体;NMB受容体;NOTCH受容体;PDGF受容体;c−kit受容体;TGF受容体;エンドセリン受容体;ケモカイン受容体;又はアンギオポエチン受容体を含む群より選択される受容体に結合する、ポリペプチド。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項記載の使用のためのポリペプチドであって、TMが以下:ErbBペプチド、例えばEGFペプチドなど、アドレノメデュリン(ADM)ペプチド、AMペプチド、AMFペプチド、アンフィレグリンペプチド、APRILペプチド、アルテミンペプチド、ベータセルリンペプチド、ボンベシンペプチド、CTRペプチド、エンドセリンペプチド、エリスロポエチンペプチド、FGFペプチド、FSHペプチド、ガストリンペプチド、ガストリン放出ペプチド(GRP)、GDNFペプチド、グレリンペプチド、GHRHペプチド、G−CSFペプチド、成長ホルモンペプチド、HB−EGFペプチド、肝細胞増殖因子(HGF)ペプチド、ILペプチド、ケラチノサイト増殖因子ペプチド、レプチンペプチド、LIFペプチド、アルファ−メラノトロピンペプチド、MGSA/GROペプチド、NRGペプチド、オキシトシンペプチド、オステオポンチン(OPN)ペプチド、ニューレグリン−1ペプチド、VIP又はPACAPペプチド、PDGFペプチド、プロラクチンペプチド、SCFペプチド、ソマトスタチン(SST)ペプチド、コルチスタチン(CST)ペプチド、TNFペプチド、TGFペプチド、VEGFペプチド、バソプレッシンペプチド、アンギオポエチンペプチド、B−CLLペプチド、BCGF−12KDペプチド、BAFFペプチド、ガラニンペプチド、GDNFペプチド、GnRHペプチド、IGF−IIペプチド、LHペプチド、ニューロトロフィンペプチド、サブスタンスPペプチド、TGF−アルファペプチド;IGFペプチド、アンギオポエチンペプチド、CXCペプチド、CCLペプチド、又は請求項4において定義する受容体に結合する抗体もしくは抗体フラグメントを含む群より選択される、ポリペプチド。
【請求項6】
非細胞傷害性プロテアーゼがクロストリジウム神経毒素L鎖又はIgAプロテアーゼを含む、請求項1〜5のいずれか一項記載の使用のためのポリペプチド。
【請求項7】
トランスロケーションドメインがクロストリジウム神経毒素トランスロケーションドメインを含む、請求項1〜6のいずれか一項記載の使用のためのポリペプチド。
【請求項8】
以下:
(i)癌細胞中で発現されるSNAREタンパク質を切断することが可能であり、該SNAREタンパク質が癌細胞からの分泌に関与する、非細胞傷害性プロテアーゼ;
(ii)癌細胞上の結合部位に結合することが可能である標的成分(TM)(その結合部位がエンドサイトーシスを受けて、癌細胞内のエンドソーム中に取り込まれることが可能である);及び
(iii)エンドソーム内からのプロテアーゼを、エンドソーム膜を通過して、癌細胞の細胞質中にトランスロケーションさせることが可能であるトランスロケーションドメインを含み;
ただし、癌細胞が神経内分泌腫瘍細胞ではなく;
そしてポリペプチドがクロストリジウム神経毒素(ホロ毒素)ではない、ポリペプチド。
【請求項9】
請求項8記載のポリペプチドであって、TMが以下:ErbB受容体、例えばEGF受容体など;成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)受容体;インスリン様増殖因子(IGF)受容体;ガストリン放出ペプチド(GRP)受容体;ボンベシンペプチド(BB)受容体;成長ホルモン(GH)受容体;血管内皮増殖因子(VEGF)受容体;アセチルコリン(ACH)受容体;ソマトスタチン(SST)受容体;コルチスタチン(CST)受容体;ケモカイン(C−X−Cモチーフ)受容体、例えばCXCR4など;ニューロピリン受容体;ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)受容体;VIP−グルカゴン−GRF−セクレチンスーパーファミリー受容体、例えばPAC受容体又はVPAC受容体など;FLT受容体;CHRN受容体;EPH受容体、例えばEPHA受容体など;EFN受容体;DLK1受容体、DLL3受容体、FGF受容体;JAG受容体;LIF受容体;NMB受容体;NOTCH受容体;PDGF受容体;c−kit受容体;TGF受容体;エンドセリン受容体;ケモカイン受容体;又はアンギオポエチン受容体を含む群より選択される受容体に結合する、ポリペプチド。
【請求項10】
請求項8又は請求項9記載のポリペプチドであって、TMが以下:ErbBペプチド、例えばEGFペプチドなど、アドレノメデュリン(ADM)ペプチド、AMペプチド、オートクライン可動性因子(AMF)ペプチド、アンフィレグリンペプチド、APRILペプチド、アルテミンペプチド、オートクライン可動性因子(AMF)ペプチド、ベータセルリンペプチド、ボンベシンペプチド、CTRペプチド、エンドセリンペプチド、エリスロポエチンペプチド、FGFペプチド、FSHペプチド、ガストリンペプチド、ガストリン放出ペプチド(GRP)、GDNFペプチド、グレリンペプチド、GHRHペプチド、G−CSFペプチド、成長ホルモンペプチド、HB−EGFペプチド、肝細胞増殖因子(HGF)ペプチド、ILペプチド、ケラチノサイト増殖因子ペプチド、レプチンペプチド、LIFペプチド、アルファ−メラノトロピンペプチド、MGSA/GROペプチド、NRGペプチド、オキシトシンペプチド、オステオポンチン(OPN)ペプチド、ニューレグリン−1ペプチド、VIP又はPACAPペプチド、PDGFペプチド、プロラクチンペプチド、SCFペプチド、ソマトスタチン(SST)ペプチド、コルチスタチン(CST)ペプチド、TNFペプチド、TGFペプチド、VEGFペプチド、バソプレッシンペプチド、アンギオポエチンペプチド、B−CLLペプチド、BCGF−12KDペプチド、BAFFペプチド、ガラニンペプチド、GDNFペプチド、GnRHペプチド、IGF−IIペプチド、LHペプチド、NTペプチド、サブスタンスPペプチド、TGF−アルファペプチド;IGFペプチド、アンギオポエチンペプチド、CXCペプチド、CCLペプチド、又は請求項9において定義する受容体に結合する抗体もしくは抗体フラグメントを含む群より選択される、ポリペプチド。
【請求項11】
非細胞傷害性プロテアーゼがクロストリジウム神経毒素プロテアーゼ又はIgAプロテアーゼを含む、請求項8〜10のいずれか一項記載のポリペプチド。
【請求項12】
トランスロケーションドメインがクロストリジウム神経毒素トランスロケーションドメインを含む、請求項8〜11のいずれか一項記載のポリペプチド。
【請求項13】
配列番号7、10、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、又は44のいずれか1つと少なくとも90〜92%、又は少なくとも95〜97%、又は少なくとも98〜99%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項8記載のポリペプチド。
【請求項14】
請求項8〜13のいずれか一項記載のポリペプチドをコードする核酸。
【請求項15】
配列番号6、又は9のいずれか1つと少なくとも90〜94%、又は少なくとも95〜97%、又は少なくとも98〜99%の配列同一性を有する核酸配列を含む、請求項8記載のポリペプチドをコードする核酸。
【請求項16】
患者に有効量の請求項8〜13のいずれか一項記載のポリペプチド又は請求項14又は15記載の核酸を投与することを含む、患者において癌を抑制する方法。
【請求項17】
肺癌、腎臓癌、脳癌、乳癌、膵臓癌、結腸直腸(例、結腸又は直腸)癌、副腎癌、食道癌、リンパ腫(例、B細胞;マンテル細胞)、白血病(例、多発性ミエローマ)、急性白血病、膀胱癌、骨癌、腸癌、子宮頸癌、慢性リンパ性白血病、ホジキンリンパ腫、肝臓癌、皮膚癌、中咽頭癌、ミエローマ、前立腺癌(例、前立腺軟組織肉腫)、胃癌、睾丸癌、子宮癌、又はカポジ肉腫からなる群より選択される癌を抑制するための、請求項16記載の方法。
【請求項18】
肺癌細胞、腎臓癌細胞、脳癌細胞、乳癌細胞、膵臓癌細胞、結腸直腸癌細胞、副腎癌細胞、食道癌細胞、リンパ腫(例、B細胞;マンテル細胞)癌細胞、白血病(例、多発性ミエローマ)癌細胞、急性白血病癌細胞、膀胱癌細胞、骨癌細胞、腸癌細胞、子宮頸癌細胞、慢性リンパ性白血病細胞、ホジキンリンパ腫細胞、肝臓癌細胞、皮膚癌細胞、中咽頭癌細胞、ミエローマ細胞、前立腺癌細胞、軟組織肉腫細胞、胃癌細胞、睾丸癌細胞、子宮癌細胞、又はカポジ肉腫細胞からなる群より選択される癌細胞からの分泌を抑制するための、請求項16又は17記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【公表番号】特表2012−508589(P2012−508589A)
【公表日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−543822(P2011−543822)
【出願日】平成21年11月17日(2009.11.17)
【国際出願番号】PCT/GB2009/051559
【国際公開番号】WO2010/055358
【国際公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【出願人】(509039046)シンタキシン リミテッド (7)
【Fターム(参考)】