説明

発熱体収納装置

【課題】本発明は、発熱体収納装置に関するもので、冷却能力を向上させ、小型化することを目的とするものである。
【解決手段】内部を仕切板16によって放熱部17と発熱部18の区画に区分し、この2発熱部18は発熱体素子22を設け、放熱部17は、発熱体素子22から発生した熱を熱移動手段25で集めて放出する放熱板24を設け、仕切板16には、発熱部18と放熱部17とを連通する開口19を設け、熱移動手段25は、仕切板16を貫通して発熱体素子22と放熱板24を連絡し、空気取入口10aから取り入れた空気が、発熱部18、開口19の順で通過し、放熱部17で吸熱した後に空気排出口9aから外部に送出されるものであるので、冷却能力を向上させ、小型化することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換装置を用いた発熱体収納装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、携帯電話の基地局は、数十アンペア以上の電流が流れることから、ある点では発熱体とも表現される。つまり、冷却をすることがその動作を安定化させるためには極めて重要なものとなる。このような携帯電話の基地局はその冷却を行う為に次のような構成をとっている。(図13参照)。
【0003】
すなわち、図示しないが、発熱体となる送・受信機を収納したキャビネットと、キャビネットの開口部に装着された冷却装置である熱交換装置(101)とを備えた構成となっていた。そして、図9に示すように、熱交換装置101の構造としては、外気用の第1吸込口107と第1吐出口108およびキャビネット内用の第2吸込口109および第2吐出口110を有する本体ケース111と、この本体ケース111内に設けられた外気用の第1送風機112およびキャビネット内用の第2送風機113と、前記本体ケース111内において室外空気とキャビネット内空気との熱交換を行う熱交換器114とを備えた構成となっていた。(なお、これに類似する先行文献としては特開2000−161875号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−161875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の冷却装置においては、キャビネット内に配置された発熱体素子(例えば、半導体)自体の周囲温度を所定の温度以下に保つために、大きな風量の冷却空気を流さなくてはならなかった。すなわち、高温環境を嫌う発熱体素子がキャビネット内で分散して配置されているので、小さな風量では、配置された場所によっては冷却空気が発熱体の発熱によって高温になってしまい、冷却できない発熱体素子ができてしまうことになる。従って、キャビネット内のどの場所でも所定の温度以下に保つために、従来は冷却装置の風量を大きくすることで冷却を行っていた。そのため、外気用の第1送風機112およびキャビネット内用の第2送風機113は大きな能力を有する送風機を用いることとなり、結果として冷却装置の大型化をまねいていた。
【0006】
そこで、本発明は、キャビネット内で熱移動をさせて冷却すべき場所を集中させることで、発熱体素子が他の発熱体に及ぼす影響を小さくし、キャビネットの排出空気を従来に比べ高温とし、冷却装置の冷却能力を向上することで、冷却装置を小型化し、結果とし て、発熱体収納装置を小型化することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そして、この目的を達成する為に本発明は、空気取入口と空気排出口を有し、内部を仕切板によって2つの区画に区分したキャビネットと、この2つの区画の一方の区画は、電子回路を搭載した発熱体を設けた発熱部とし、他方の区画には、放熱板を設け、前記発熱体から発生した熱を集めて放出する放熱部とし、前記空気取入口は、前記発熱部の外壁に設け、前記仕切板には、前記発熱部と前記放熱部とを連通する開口を設け、前記発熱体には、発生する熱を吸収して移動させる熱移動手段を設け、この熱移動手段は、前記仕切板を貫通して前記発熱体と前記放熱板を連絡した構成の発熱体収納装置であって、前記空気取入口から取入れた空気が、前記発熱部、前記開口の順で通過し、前記放熱部で吸熱した後に前記空気排出口から外部に送出されるものであり、これにより、所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0008】
以上のように本発明は、空気取入口と空気排出口を有し、内部を仕切板によって2つの区画に区分したキャビネットと、この2つの区画の一方の区画は、電子回路を搭載した発熱体を設けた発熱部とし、他方の区画には、放熱板を設け、前記発熱体から発生した熱を集めて放出する放熱部とし、前記空気取入口は、前記発熱部の外壁に設け、前記仕切板には、前記発熱部と前記放熱部とを連通する開口を設け、前記発熱体には、発生する熱を吸収して移動させる熱移動手段を設け、この熱移動手段は、前記仕切板を貫通して前記発熱体と前記放熱板を連絡した構成の発熱体収納装置であって、前記空気取入口から取入れた空気が、前記発熱部、前記開口の順で通過し、前記放熱部で吸熱した後に前記空気排出口から外部に送出されるものであるので、前記排出口からの吹出し空気温度を従来に比べ高くするこができ、冷却能力を向上させることができる。すなわち、本発明においては、熱移動手段によって、上流に位置する発熱体素子の影響で下流に位置する発熱体素子の周囲温度が上がることを抑制することができるため、キャビネットの排出空気を従来に比べ高温とすることができ、冷却装置の冷却能力を向上することができるため、冷却装置を小型化することができ、結果として、発熱体収納装置を小型化することを目的とするものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の一実施形態の設置例を示す斜視図
【図2】本発明の一実施形態の発熱体収納装置の分解斜視図
【図3】本発明の一実施形態の発熱体収納装置(キャビネット側)の断面図
【図4】本発明の一実施形態の発熱体収納装置に用いる基板の斜視図
【図5】本発明の一実施形態の発熱体収納装置に用いる基板の取付図
【図6】本発明の一実施形態の発熱体収納装置の放熱部の斜視図
【図7】本発明の一実施形態の発熱体収納装置に用いる基板の斜視図
【図8】本発明の一実施形態の発熱体収納装置に用いる基板のフランジ部の斜視図
【図9】本発明の一実施形態の発熱体収納装置に用いる基板のフランジ部の斜視図
【図10】本発明の第2の実施形態の発熱体収納装置の分解斜視図
【図11】本発明の第2の実施形態の発熱体収納装置(キャビネット側)の断面図
【図12】本発明の第2の実施形態の発熱体収納装置の放熱部の斜視図
【図13】従来の熱交換装置の構成図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1において、1はビルディングを示し、その屋上2には、携帯電話の基地局となる発熱体収納装置3が設けられている。発熱体収納装置3は箱状のキャビネット4とこのキャビネット4内に設けた送・受信機5と前記キャビネット4の前面開口部にドアのごとく開閉自在に設けた冷却装置6とにより構成されている。
【0012】
図2は、発熱体収納装置3の内部構成を説明するための分解図である。冷却装置6は、図2に示すように、外気(第1環境)用の第1吸気口7と第1吐出口8およびキャビネット4内(第2環境、以降、内気と呼ぶ)用の第2吸気口9および第2吐出口10を有する本体ケース11と、この本体ケース11内に設けられた外気用の第1送風ファン12、およびキャビネット4内、すなわち内気用の第2送風ファン13と、前記本体ケース11内において外気と内気との熱交換を行う熱交換器14とを備えている。第1送風ファン12、熱交換器14、第2送風ファン13は、この順で下からほぼ一列に並んで配置されている。
【0013】
詳細には図示しないが、熱交換器14は、長方形状で合成樹脂製の複数の板体をそれぞれ所定間隔を離した状態で重合させた構成としている。この板体の表面には、その表面をレーン状に仕切る複数の整流壁をそれぞれ設けている。この重合された板体の間に、第1環境の空気(外気)、第2環境の空気(内気)とを交互に流し、冷たい外気と温かい内気の間で熱交換を行うものである。
【0014】
さて、以上のような冷却装置6によれば、キャビネット4内で送・受信機5によって高温となった空気(内気)は、冷却装置6の第2吸気口9から第2送風ファン13に吸引される。第2送風ファン13から吹き出された空気は、熱交換器14へと送られる。一方、冷たい外気は,第1送風ファン12の運転によって第1吸気口7から吸い込まれ、さらに、熱交換器14へと送られる。熱交換器14では、冷たい外気と高温の内気との間で熱交換が行われ、冷やされた内気は、第2吐出口10からキャビネット4内に吹き出され、外気は、第1吐出口8より再び外気へと放出されることになる。
【0015】
次に、キャビネット4内の構成について説明する。図3に示すように、キャビネット4内には、基板上に設けられた送・受信機5が、基板面を縦にして冷却装置6側(ドア側)から差し込むようにして設けられ、複数の基板が略平行に並んでいる。キャビネット4の冷却装置6側には、冷却装置6の第2吸気口9と連通する空気排出口9aと、冷却装置6の第2吐出口10と連通する空気取入口10aが設けられている。キャビネット4内は、キャビネット4の背面15側、すなわち、冷却装置6とは対面となる側(放熱部17)と、送・受信機5を設けた部分(発熱部18)を区画する仕切板16を設ける。仕切板16は、放熱部17と発熱部18を完全に区画するものではなく、その下部に放熱部17と発熱部18とを連通する開口19を設ける。放熱部17の上部には、キャビネット4内の空気を循環させる第1の循環ファン20が設けられており、空気排出口9a(冷却装置6の第2吸気口9)へと連絡している。一方、発熱部18の上部にもキャビネット4内の空気を循環するため、第2の循環ファン21が設けられ、空気排出口9a(冷却装置6の第2吸気口9)へと連絡している。
【0016】
送・受信機5が設けられた基板28は、図4に示すように、高温となる発熱体素子22が設けられた基板本体23と、放熱板24と、発熱体素子22から発生する熱を受け取って放熱板24へと導く熱移動手段25とで構成されている。熱移動手段25には、例としてヒートパイプが用いられる。熱移動手段25には、断熱処理を施し、発熱部18内に熱を逃がさないようにする。基板28は、図5に示すように、放熱板24側を奥側にしてキャビネット4の開口側から挿入する。仕切板16には、基板挿入孔26が設けられ、この基板挿入孔26に放熱板24を貫通させる。こうして、放熱部17に放熱板24が配置され、発熱部18に基板本体23が配置されるようになる。放熱板24は、図6に示すように、上下方向に平行になるように、放熱部17に突き出して設けられる。
【0017】
上記構成において、キャビネット4内の空気の流れを説明する。冷却装置6において冷却された空気はキャビネット4の空気取入口10a(第2吐出口10)からキャビネット4内の発熱部18に送り込まれる。発熱部18では、第2の循環ファン21によって、この冷却空気の一部が上昇し、そのまま発熱部18内の冷却を行い、空気排出口9a(冷却装置6の第2吸気口9)へと送られることになる(第1の送風経路)。一方、発熱部18に流入した空気の残りは、第1の循環ファン20の運転によって、仕切板16の下に設けられた開口19から放熱部17へと吸い込まれる。この冷却空気は、放熱部17を上昇し、第1の循環ファン20から空気排出口9a(冷却装置6の第2吸気口9)へと送られることになる(第2の送風経路)。一方で、熱移動手段25は、発熱体素子22から発生した熱を放熱板24へと移動して、放熱部17は高温となっている。この高温となった放熱部17に吸い込まれた冷却空気が通過することによってキャビネット4内の冷却を行うものである。
【0018】
このように、キャビネット4内で送・受信機5の発熱体素子22から発生する熱の大部分は、熱移動手段25によって放熱部17に集められ、その放熱部17において冷却空気により冷却されるため、上流に位置する発熱体素子22の影響による下流に位置する発熱体素子22の周囲温度上昇を抑制することができるとともに、放熱部17の下流に発熱体素子22が存在しないため放熱部17の下流における温度は従来のキャビネットに比べ高温とすることができ、空気排出口9aから冷却装置6に供給されるキャビネット4内空気を従来に比べ高温とすることができる。よって、冷却装置6において、内気と外気の温度差が大きくなることで、冷却能力が向上し、冷却装置6を小型化することができ、結果として、発熱体収納装置3を小型化することができる。
【0019】
また、図7では、送・受信機5が設けられた基板本体29が、熱移動機能を備えたものになっている。基板本体29上の発熱体素子22は、伝熱しやすいよう基板本体29と密着している。基板本体29には、その先端に放熱板24が設けられている。このような構成によれば、基板本体29全体に熱を受けることができるため、放熱効果が高くなる効果がある。
【0020】
また、図8に示すように、放熱板24と基板28との間には、フランジ27が設けられ、基板挿入孔26と接合するようにする。フランジ27の周囲には、パッキンを設けて基板挿入孔26と密着嵌合させ、放熱部17と発熱部18との間を仕切っても良い。
【0021】
また、図9に示すように、フランジ27の外周と基板挿入孔26の内周とが勘合するようにしても良い。さらには、フランジ27の外周側は、放熱部17側を小さくしたテーパー型としてもよい。このテーパーは、基板28を押し込むことによって、フランジ27が基板挿入孔26に密着して嵌合することになる。また、このテーパーを設けたフランジ27は、金属製とするとよい。金属製のフランジ27は、発熱部18、放熱部17の温度上昇によって膨張し、基板挿入孔26との嵌合密度がより強固になる。
【0022】
本実施の形態では、放熱部17側に設けられた第1の循環ファン20と、発熱部18側に設けられた第2の循環ファン21を別に設けることとしたが、放熱部17と発熱部18の風路が合流した後の空気排出口9a(第2吸気口9)近傍に、循環ファンを設けても良い。
【0023】
(実施の形態2)
図10〜12を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0024】
図10は、第2の実施の形態による発熱体収納装置3の分解図である。冷却装置6の構成は第1の実施の形態と同じであるので、その説明は省略する。
【0025】
図10〜12に示すように、キャビネット4内には、第1の実施の形態と同様、基板上に設けられた送・受信機5が、基板面を縦にして冷却装置6側(ドア側)から差し込むようにして設けられ、複数の基板が略平行に並んでいる。キャビネット4の冷却装置6側には、冷却装置6の第2吸気口9と連通する空気排出口9aと、冷却装置6の第2吐出口10と連通する空気取入口10aが設けられている。キャビネット4内は、キャビネット4の背面15側、すなわち、冷却装置6とは対面となる側(放熱部17)と、送・受信機5を設けた部分(発熱部18)を区画する仕切板16を設ける。仕切板16は、放熱部17と発熱部18を完全に区画している。放熱部17の下側のキャビネット4の壁面には、外部から空気を吸い込む放熱部吸込口30が設けられている。放熱部17の上側のキャビネット4の壁面には、外部へ空気を排出する放熱部排出口31が設けられている。さらに、放熱部排出口31の上流側には、放熱部ファン32が設けられている。
【0026】
上記構成によれば、送・受信機5から発生した熱は、熱移動手段(図10〜12では図示せず)によって放熱部17に集められる。すなわち、送・受信機5を備えた発熱部18は、外部と完全に隔離された状態になり、塵埃等が浸入しない状態となる。熱が集められた放熱部17には、放熱部ファン32の運転により、放熱部吸込口30から外部の冷たい空気が吸い込まれる。この冷たい空気は放熱板24から熱を奪うことによって放熱部17の冷却が行われる。放熱部17を通過した空気は放熱部排出口31から再び外部へと放出される。
【0027】
仕切板16には、第1の実施の形態同様、基板挿入孔26が設けられており、この基板挿入孔26に基板28(放熱板24)を通し、フランジで仕切板16と接合している。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は、空気取入口と空気排出口を有し、内部を仕切板によって2つの区画に区分したキャビネットと、この2つの区画の一方の区画は、電子回路を搭載した発熱体を設けた発熱部とし、他方の区画には、放熱板を設け、前記発熱体から発生した熱を集めて放出する放熱部とし、前記空気取入口は、前記発熱部の外壁に設け、前記仕切板には、前記発熱部と前記放熱部とを連通する開口を設け、前記発熱体には、発生する熱を吸収して移動させる熱移動手段を設け、この熱移動手段は、前記仕切板を貫通して前記発熱体と前記放熱板を連絡し、前記空気取入口から発熱部を通過し、前記空気排出口へと送る第1の送風経路と、前記空気取入口から前記開口を通過し、前記放熱部で吸熱した後に前記空気排出口から外部に送出される第2の送風経路を有するものであるので、熱交換効率を向上させることができる。すなわち、本発明においては、熱移動手段によって、キャビネット内で高温となる部分を放熱部に集中して設けることになるので、内部に発熱する機器を設けたキャビネット、部屋などの冷却に有用である。
【符号の説明】
【0029】
1 ビルディング
2 屋上
3 発熱体収納装置
4 キャビネット
5 送・受信機
6 冷却装置
7 第1吸気口
8 第1吐出口
9 第2吸気口
9a 空気排出口
10 第2吐出口
10a 空気取入口
11 本体ケース
12 第1送風ファン
13 第2送風ファン
14 熱交換器
15 背面
16 仕切板
17 放熱部
18 発熱部
19 開口
20 第1の循環ファン
21 第2の循環ファン
22 発熱体素子
23 基板本体
24 放熱板
25 熱移動手段
26 基板挿入孔
27 フランジ
28 基板
29 基板本体
30 放熱部吸込口
31 放熱部排出口
32 放熱部ファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気取入口と空気排出口を有し、内部を仕切板によって2つの区画に区分したキャビネットと、この2つの区画の一方の区画は、電子回路を搭載した発熱体を設けた発熱部とし、他方の区画には、放熱板を設け、前記発熱体から発生した熱を集めて放出する放熱部とし、前記空気取入口は、前記発熱部の外壁に設け、前記仕切板には、前記発熱部と前記放熱部とを連通する開口を設け、前記発熱体には、発生する熱を吸収して移動させる熱移動手段を設け、この熱移動手段は、前記仕切板を貫通して前記発熱体と前記放熱板を連絡した構成の発熱体収納装置であって、前記空気取入口から取入れた空気が、前記発熱部、前記開口の順で通過し、前記放熱部で吸熱した後に前記空気排出口から外部に送出される発熱体収納装置。
【請求項2】
前記キャビネットに併設し、前記空気排出口から吹き出した空気を冷却した後に前記空気取入口に送り込む冷却装置を設けた請求項1に記載の発熱体収納装置。
【請求項3】
前記発熱体は、電子部品を搭載した回路基板であって、前記熱移動手段は、一方をこの回路基板上の高発熱部品に接触させ、他方を前記放熱板に接触させた請求項1または2に記載の発熱体収納装置。
【請求項4】
前記熱移動手段は、ヒートパイプであることを特徴とする請求項1〜3いずれかひとつに記載の発熱体収納装置。
【請求項5】
前記発熱部における前記熱移動手段に断熱処理を施した請求項1〜4いずれかひとつに記載の発熱体収納装置。
【請求項6】
前記発熱体は、前記熱移動手段と前記放熱板とを一体にして構成され、前記仕切板には放熱板貫通孔を設け、前記発熱体は、前記放熱板貫通孔に前記発熱部側から貫通して設置する請求項1〜5いずれかひとつに記載の発熱体収納装置。
【請求項7】
前記発熱体に、前記放熱板貫通孔を塞ぐようにフランジ接合する仕切板接合板を設け、前記仕切板に密着して接合する請求項6記載の発熱体収納装置。
【請求項8】
前記仕切板接合板と前記仕切板との接合面にパッキンを設けた請求項7記載の発熱体収納装置。
【請求項9】
前記発熱体に、仕切板嵌合板を設け、この仕切板嵌合板が前記放熱板貫通孔に嵌合して固定される請求項6記載の発熱体収納装置。
【請求項10】
前記仕切板嵌合板の周囲にパッキンを設けた請求項9記載の発熱体収納装置。
【請求項11】
前記仕切板嵌合板は金属である請求項9または10記載の発熱体収納装置。
【請求項12】
前記発熱体は、基板上に電子回路を搭載したものであって、鉛直方向に平行かつ前記空気取入口に直交するように配置したことを特徴とする請求項1〜11いずれかひとつに記載の発熱体収納装置。
【請求項13】
前記仕切板に設けた前記開口は、前記キャビネット下部に設けた請求項1〜12いずれかひとつに記載の発熱体収納装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−65913(P2013−65913A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−6904(P2013−6904)
【出願日】平成25年1月18日(2013.1.18)
【分割の表示】特願2008−300490(P2008−300490)の分割
【原出願日】平成20年11月26日(2008.11.26)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】