説明

白色結晶化ガラス物品及びその製造方法

【課題】Feの含有量を制限することなく、安定した白色度を示すことができる白色結晶化ガラス物品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】複数のガラス小領域1bが互いに融着しており、ガラス小領域1b間の界面3から内部に向けて主結晶として針状結晶4が析出している結晶化ガラスにより構成されている白色結晶化ガラス物品であって、白色着色剤2が0.3〜2質量%の範囲で含有されていることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、白色の結晶化ガラス物品及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
結晶化ガラス物品は、化学的耐久性、機械的強度等の特性に優れており、また石材、人工石材の人研、陶板、タイル、着色ガラス等とは異なる新しい独特の外観を呈するデザインを追及する各種の提案がなされている。
【0003】
特許文献1には、不純物のFeの含有量を制限することで、結晶化ガラス表面のL*a*b*表色系色度における色座標a*及びb*が±1.0以下であって、かつ白色度L*が93.5以上であることを特徴とする天然大理石様結晶化ガラスが開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、3層のガラス層が融着一体化され、中間層が結晶化ガラス層よりなり、意匠面となる外層が非晶質ガラス層よりなり、非晶質ガラス層は、結晶化ガラス層との線膨張係数の差が15×10−7/K以下であって、厚さが1mm〜10mmである模様入り結晶化ガラス物品が開示されている。模様入り結晶化ガラス物品の非晶質ガラス層には、白色着色剤のZrSiOを含有させてもよいことが記載されている。
【0005】
特許文献3には、着色した天然大理石様結晶化ガラスの製造方法が開示されており、NiOなどの着色酸化物からなる無機顔料を添加することにより、各種の色調に着色した天然大理石様結晶化ガラスの製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−077001号公報
【特許文献2】特開2009-173526号公報
【特許文献3】特開平1−157432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の従来の結晶化ガラス物品は、結晶化ガラスの白色度を向上させるために、不純物のFeの含有量を200ppm以下に制限することにより、L*a*b*表色系色度における色座標a*及びb*を±1.0以下に抑制し、√((ΔL*)+(Δa*)+(Δb*))と定義される色差ΔEが大きくならないように色調の安定を図っている。このために原料中の不純物の管理や工程から混入する不純物の管理が必要とされた。また原料も不純物量の少ない高価なものを使用する必要があった。
【0008】
特許文献2においては、非晶質ガラス層に着色剤を含有させることが開示されており、着色剤の1つとして白色着色剤であるZrSiOが挙げられている。しかしながら、非晶質ガラス層にZrSiOを含有させても、Fe等の含有量による影響を受け、安定した白色度を得ることができないという問題がある。
【0009】
特許文献3には、無機顔料からなる着色剤を添加することが記載されているが、Fe等の含有量による影響を受けることなく、安定した白色度を示す白色結晶化ガラス物品を得る方法については何ら開示されていない。
【0010】
本発明の目的は、Feの含有量を制限することなく、安定した白色度を示すことができる白色結晶化ガラス物品及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の白色結晶化ガラス物品は、複数のガラス小領域が互いに融着しており、ガラス小領域間の界面から内部に向けて主結晶として針状結晶が析出している結晶化ガラスにより構成されている白色結晶化ガラス物品であって、白色着色剤が0.3〜2質量%の範囲で含有されていることを特徴としている。
【0012】
本発明によれば、Feの含有量を制限することなく、安定した白色度を示すことができる。
【0013】
本発明においては、Feの含有量を制限することなく、安定した白色度を示すことができるので、Feの含有量は、例えば、200ppmより多い含有量であってもよい。従って、原料中の不純物の管理や工程から混入する不純物の管理の必要がなく、効率良く、かつ経済的に製造することができる。
【0014】
Feの含有量は、例えば、200ppmより多いことが好ましく、さらに好ましくは350ppm以上であり、さらに好ましくは450ppm以上である。Feの含有量の上限値については、例えば、800ppm以下であることが好ましく、さらに好ましくは700ppm以下であり、さらに好ましくは600ppm以下である。
【0015】
本発明においては、白色着色剤が0.3〜2質量%の範囲で含有されている。このような範囲で白色着色剤を含有することにより、安定した白色度を示すことができる。例えば、ロット間において、色差ΔEを、1.0以下にすることができる。白色着色剤のさらに好ましい含有量は、0.5〜1.5質量%の範囲である。白色着色剤の含有量が少なすぎると、結晶化ガラスの色むらの影響を受けて色差ΔEが1.0を超える場合がある。一方、白色着色剤の含有量が多すぎると、結晶化ガラスの表面の流動性が白色着色剤によって阻害され、平坦な表面を形成することができない場合がある。
【0016】
本発明において用いる白色着色剤としては、例えば、ケイ酸ジルコニウム、酸化ジルコニウム及び酸化アルミニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種が含まれる。
【0017】
白色着色剤の平均粒子径は、0.1〜50μmで、0.1μmよりも小さくなると粉体が凝集して色調にムラを生じる。50μmより大きくなると、ガラスの流動性を阻害して結晶化ガラス物品の表面の平滑性が損なわれる。
【0018】
本発明の製造方法は、上記本発明の白色結晶化ガラス物品を集積法により製造することができる方法であり、軟化点より高い温度で熱処理すると軟化変形しながら表面から内部に向かって針状の結晶が析出する性質を有する複数の結晶性ガラス小体と、0.3〜2質量%の白色着色剤とを混合して混合物を調製する工程と、混合物を耐火容器内に集積する工程と、耐火容器内の混合物を熱処理して複数の結晶性ガラス小体を融着一体化させるとともに、結晶を析出させる工程とを備えることを特徴としている。
【0019】
本発明の製造方法によれば、Feの含有量を制限することなく、安定した白色度を示すことができる白色結晶化ガラス物品を効率良く製造することができる。従って、鉄分含有量の少ない高価なガラス原料を使用することなく、安定した色調の白色結晶化ガラス物品を経済的に製造することができる。
【0020】
結晶性ガラス小体の粒度は、篩の目開きで0.1〜6mmの範囲にあるものが好ましく用いられる。なお、篩の目開きで0.1〜6mmの範囲とは、0.1mmの目開きの篩を通過せず、6mmの目開きの篩を通過する粒度範囲を意味している。
【0021】
また、集積工程において、意匠面側に、粒度が篩の目開きで0.3〜4.5mmの範囲にある結晶性ガラス小体を配置することが好ましい。これにより、焼成後の結晶化ガラス物品の意匠面において、良好な平滑性を得ることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、Feの含有量を制限することなく、安定した白色度を示すことができる白色結晶化ガラス物品とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に従う一実施形態の白色結晶化ガラス物品におけるガラス小領域を模式的に示す図。
【図2】本発明に従う一実施形態における結晶性ガラス小体を熱処理するときの状態を模式的に示す図。
【図3】本発明に従う一実施形態における白色結晶化ガラス物品の製造方法に用いる耐火容器及び耐火容器内の混合物を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を具体的な実施形態により説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0025】
図1は、本発明に従う一実施形態におけるガラス小領域を模式的に示す図である。図1に示すように、複数のガラス小領域1bが互いに融着しており、ガラス小領域の融着により、界面3が形成されている。界面3には、白色着色剤2が配置されている。ガラス小領域1b間の界面3から、ガラス小領域1bの内部に向けて針状結晶4が析出している。
【0026】
白色着色剤2は、0.3〜2質量%の範囲で含有されている。
【0027】
針状結晶4は、例えばβ−ウォラストナイト結晶や、ディオプサイド結晶である。
【0028】
β−ウォラストナイト結晶を析出するガラス組成としては、質量百分率表示で、SiO 45〜75%、Al 1〜25%、CaO 2〜25%、ZnO 0〜18%、BaO 0〜20%、MgO 0〜1.5%、SrO 0〜1.5%、NaO 1〜15%、KO 0〜7%、LiO 0〜5%、B 0〜1.5%、CeO 0〜0.5%、SO 0〜0.5%、Sb 0〜1%、As 0〜1%の組成が挙げられる。
【0029】
ディオプサイド結晶を析出するガラス組成としては、質量百分率表示で、SiO 45〜75%、Al 1〜25%、CaO 2〜20%、MgO 1.5〜17%、ZnO 0〜18%、BaO 0〜20%、SrO 0〜1.5%、NaO 1〜15%、KO 0〜7%、LiO 0〜5%、B 0〜1.5%、CeO 0〜0.5%、SO 0〜0.5%、Sb 0〜1%、As 0〜1%の組成が挙げられる。
【0030】
白色着色剤2としては、上述のように、ケイ酸ジルコニウム、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムなどが挙げられる。
【0031】
図1に示すように、ガラス小領域1b間の界面3から内部に向けて主結晶として針状結晶4が析出したような複数のガラス小領域から構成される結晶化ガラスは、一般に表面結晶化ガラスと呼ばれており、ガラス粒子の融着による模様から大理石などの天然石のような独特の外観を有する結晶化ガラスとすることができる。このような深みのあるソフトな外観は、表面での反射光に加えて、入射する光がある深さまで透過した後、このような結晶組織で反射するためもたらされるものであると考えられる。
【0032】
本発明においては、さらに0.3〜2質量%の含有量で白色着色剤が含有されている。このような白色着色剤は、図1に示すように、ガラス小領域1b間の界面3に配置されており、界面3の位置に白色着色剤2が配置されることにより、ガラス小領域内に含有される鉄分等の不純物量が変化しても、安定した白色度を示すことができる。
【0033】
ガラス小領域1bの大きさは、一般には、0.5〜3mmである。
【0034】
本発明の白色結晶化ガラス物品において、結晶量は、5〜35質量%の範囲内であることが好ましい。
【0035】
図2は、図1に示す結晶化ガラスになるまでの工程を示す模式図である。
【0036】
図2(a)は、熱処理する前の結晶性ガラス小体1aと、その表面に付着している白色着色剤2を模式的に示している。
【0037】
結晶性ガラス小体1aは、ガラス原料を調合し、溶融させた後、粉砕などの工程で粒状体にすることにより、作製することができる。このような結晶性ガラス小体と、白色着色剤とを混合した状態が、図2(a)に示す状態である。
【0038】
図2(b)は、図2(a)に示す結晶性ガラス小体と白色着色剤の混合物を熱処理することにより、結晶性ガラス小体1aが軟化変形し、隣接する結晶性ガラス小体1aと融着して、界面3が形成された状態を示している。
【0039】
図2(c)は、複数のガラス小領域1bが互いに融着して界面3を形成し、融着した界面3が核となり、内部に向かって針状結晶4が成長を開始した状態を示している。針状結晶4がさらに内部に向かって結晶成長することにより、図1に示す状態の結晶化ガラスとなる。
【0040】
本実施形態において、針状結晶4は、β−ウォラストナイト結晶であり、白色着色剤2は、ZrSiOである。
【0041】
図3は、本発明の白色結晶化ガラス物品の製造方法を説明するための結晶性ガラス小体と白色着色剤の混合物を収納した状態の耐火容器を示す断面図である。
【0042】
本発明の製造方法においては、先ず、結晶性ガラス小体と0.3〜2質量%の範囲内の白色着色剤とを混合して、混合物を調製し、この混合物を、耐火容器内に浸漬する。
【0043】
図3に示す耐火容器は、耐火材からなるボード10の上に、枠体11を配置することにより構成されている。ボード10は、例えば、シリカ−アルミナのファイバーボードや、耐熱結晶化ガラスなどから形成される。枠体11は、ムライトやコージェライトなどの耐火物から形成される。ボード10と枠体11からなる容器の内面に、アルミナなどの剥離剤を塗布した後、結晶性ガラス小体と白色着色剤との混合物12が入れられる。
【0044】
本実施形態において、好ましくは、意匠面側に配置される混合物12aと、意匠面と反対側に配置される混合物12bとで、結晶性ガラス小体の粒度の異なるものを用いる。具体的には、意匠面側に配置される混合物12aとして、粒度の揃った結晶性ガラス小体を用いることが好ましい。例えば、意匠面側の混合物12aに、粒度が篩の目開きで0.3〜4.5mmの範囲にある結晶性ガラス小体を用いることが好ましい。さらには、粒度が篩の目開きで2.0〜4.0mmの範囲にある結晶性ガラス小体を用いることが好ましい。この場合、意匠面側と反対側に位置する混合物12bには、例えば、篩の目開きで0.5〜2mmの範囲の結晶性ガラス小体と、篩の目開きで4mmを超える結晶性ガラス小体を混合したものを結晶性ガラス小体として用いることが好ましい。
【0045】
意匠面側の混合物12aに、上記のように粒度の揃った(例えば0.3〜4.5mmの篩の目開きの範囲内のもの)を用いることにより、意匠面側における表面をより平坦化することができ、意匠性に優れた白色結晶化ガラス物品を製造することができる。
【0046】
以上のようにして、耐火容器内に結晶性ガラス小体と白色着色剤の混合物を集積した後、熱処理して結晶性ガラス小体を融着一体化させるとともに、結晶性ガラス小体を融着させて形成したガラス小領域内において、界面から内部に向けてβ−ウォラストナイトなどの針状結晶を析出させ、本発明の白色結晶化ガラス物品を製造する。
【0047】
熱処理温度としては、例えば、1000〜1200℃の範囲内の温度が好ましく、さらに好ましくは1050〜1150℃の範囲内の温度である。熱処理温度が低すぎると、ガラスの軟化流動が充分に行われず、得られる白色結晶化ガラス物品の機械的強度が低くなる場合がある。熱処理温度が高すぎると、白色結晶化ガラス物品の意匠面に気孔が表われ、外観が悪くなるため好ましくない。
【実施例】
【0048】
以下、本発明を具体的な実施例により説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0049】
(実施例1)
β−ウォラストナイト結晶を析出するガラス組成として、質量百分率表示で、SiO 63%、Al 6%、CaO 16%、ZnO 4%、BaO 5%、NaO 3%、KO 2%、LiO 0.4%、B 0.2%、Sb 0.4%の組成となるように、ガラス原料を調合して溶融し、溶融物を水中に投入して粉砕した後、乾燥した。得られた粉砕物を、篩の目開きで1.5〜4.2mmの範囲となるように分級し、結晶性ガラス小体として用いた。この結晶性ガラス小体と、白色着色剤としてのZrSiOを混合した。白色着色剤の含有量が0.5質量%となるように混合した。この混合物を、意匠側に配置する混合物として用いた。
【0050】
また、粒度が篩の目開きで0.1〜6mmの範囲である結晶性ガラス小体に、ZrSiOを0.5質量%となるように混合した混合物を調製した。この混合物を、意匠側とは反対側、すなわち下層用の混合物として耐火容器内に敷きつめた。その上に、先程用意した篩の目開きで1.5〜4.2mmの範囲にある結晶性ガラス小体と白色着色剤の混合物を積層させた。下層の混合物と上層の混合物は、それぞれ厚みが15mm程度となるように積層した。
【0051】
次に、混合物を集積した耐火容器を焼成炉に入れて、約1100℃の温度で熱処理することにより、厚さ15mmの白色結晶化ガラス物品を得た。
【0052】
(実施例2)
白色着色剤であるZrSiOの含有量を1.5質量%となるように混合する以外は、上記実施例1と同様にして、白色結晶化ガラス物品を製造した。
【0053】
(比較例1)
結晶性ガラス小体に、白色着色剤であるZrSiOを混合しない以外は、上記実施例1と同様にして白色結晶化ガラス物品を製造した。
【0054】
〔色差ΔEの評価〕
結晶性ガラス小体のFe含有量として、460ppm〜600ppmの範囲内のものを用い、実施例1及び2並びに比較例1の白色結晶化ガラス物品を、それぞれ10枚作製した。得られた白色結晶化ガラス物品について、色差ΔEを評価した。L*a*b*表色系色度における色差ΔE(=√((ΔL*)+(Δa*)+(Δb*))の評価は、JUKI製の色差計JP7200Fにて、D65光源測定により行った。
【0055】
測定結果を表1に示す。
【0056】
【表1】

【0057】
表1に示す結果から明らかなように、本発明に従い、白色着色剤を0.3〜2質量%の範囲内で含有した白色結晶化ガラス物品は、ΔEが1.0以下であり、安定した白色度を示すことがわかる。
【符号の説明】
【0058】
1a…結晶性ガラス小体
1b…ガラス小領域
2…白色着色剤
3…ガラス小領域間の界面
4…針状結晶
10…ボード
11…枠体
12…結晶性ガラス小体と白色着色剤の混合物
12a…意匠面側の混合物
12b…意匠面側と反対側の混合物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のガラス小領域が互いに融着しており、ガラス小領域間の界面から内部に向けて主結晶として針状結晶が析出している結晶化ガラスにより構成されている白色結晶化ガラス物品であって、白色着色剤が0.3〜2質量%の範囲で含有されていることを特徴とする白色結晶化ガラス物品。
【請求項2】
Feの含有量が、200ppmより多いことを特徴とする請求項1に記載の白色結晶化ガラス物品。
【請求項3】
白色着色剤が、ケイ酸ジルコニウム、酸化ジルコニウム及び酸化アルミニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の白色結晶化ガラス物品。
【請求項4】
軟化点より高い温度で熱処理すると軟化変形しながら表面から内部に向かって針状の結晶が析出する性質を有する複数の結晶性ガラス小体と、0.3〜2質量%の白色着色剤とを混合して混合物を調製する工程と、
前記混合物を耐火容器内に集積する工程と、
前記耐火容器内の前記混合物を熱処理して前記複数の結晶性ガラス小体を融着一体化させるとともに、前記結晶を析出させる工程とを備えることを特徴とする白色結晶化ガラス物品の製造方法。
【請求項5】
粒度が篩の目開きで0.1〜6mmの範囲にある結晶性ガラス小体を用いることを特徴とする請求項4に記載の白色結晶化ガラス物品の製造方法。
【請求項6】
集積工程において、意匠面側に、粒度が篩の目開きで0.3〜4.5mmの範囲にある結晶性ガラス小体を配置させることを特徴とする請求項4または5に記載の白色結晶化ガラス物品の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−197188(P2012−197188A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−60743(P2011−60743)
【出願日】平成23年3月18日(2011.3.18)
【出願人】(000232243)日本電気硝子株式会社 (1,447)
【Fターム(参考)】