説明

真空保存二重袋

【課題】現在、食品に代表される保存パックは真空保存を目的としていないものが多く、また真空パックを目的としたものには空気を吸引するための大掛かりな機械を必要とするものがほとんどである。食品を代表とする生ものや調理品に関して長期保存の代表的な手法である『真空パック』及び『冷凍保存』を手軽に行える保存袋です。
【解決手段】二重袋にして外袋と内袋の中に水、または空気等を入れ加圧することで内袋内を真空状態にする。外袋と内袋の中に水等を入れた状態で凍結することで、冷凍庫から出した後も保冷が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭における食品等、生もの・調理品の真空・冷凍用保存袋に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、食品に代表される保存パックは真空保存を目的としていないものが多く、また真空パックを目的としたものには空気を吸引するための大掛かりな機械を必要とするものがほとんどである。食品を代表とする生ものや調理品に関して長期保存の代表的な手法である『真空パック』及び『冷凍保存』を手軽に行える保存袋です。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
食品を代表とする生もの、調理品の保存・運搬を手軽に実現する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
二重袋にして外袋と内袋の中に水、または空気等を入れ加圧することで内袋内を真空状態にする。外袋と内袋の中に水等を入れた状態で凍結することで、冷凍庫から出した後も保冷が可能となる。
【発明の効果】
【0005】
従来の真空保存パックは空気を抜きシーリングするための大掛かりな機械を必要とし、また、食品保存用チャック付き袋では真空パックをするのが容易ではなかった。さらに冷凍したものを運搬する場合も別に保冷剤を用意する必要があった。上記のように二重袋にすることによりこの問題を解決することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
二重袋の形態にする。
【0007】
真空状態を維持するため二重チャックを付ける。
【0008】
外袋と内袋の間に水、または空気等を注入する為、外袋に口を設ける。
この口には逆流防止弁を採用する。
【0009】
外袋と内袋の間に水、または空気等を注入・排出するためのホースを作る。
ホースの一端は水道の蛇口に接続できるように加工する。
【産業上の利用可能性】
【0010】
食品の他、つり用のえさの保存・運搬等幅広く使えると考えます。また、外出先でも簡単に真空パックができるのでキャンプやバーベキュー等の残り物を持ち帰る際にも活用できます。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】使用前の袋の状態
【図2】食品等を入れ水を入れ真空パックした状態
【符号の説明】
【0012】
A チャック
B 内袋
C 外袋
D 逆流防止弁
E 水道接続可能口
F ホース
G 食品等
H 水、または空気等

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内袋内に保存したい食品等を入れ、外袋と内袋との間に水、または空気等を入れて加圧し内袋内の空気を排出し真空状態をつくる。逆流防止弁を使用することで真空状態を保持し、さらにチャックをすることで真空状態の維持が可能となるため内袋と外袋の間に入れた水、または空気等を排出しても内袋の中は真空状態が維持され食品等を長期保存できる。
【請求項2】
外袋と内袋の間に水等を入れ加圧した場合、チャック後排出せず冷凍することで、冷凍庫から出してもより長期の保冷が可能である。
【請求項3】
水、または空気等の注入方法としてホースを使用し、ホースの一端は水道の蛇口にも取付ができるよう加工する。また、逆流防止弁にホースを差し込むことで真空処理後に水、または空気等の排出を行えるようにし、数回の再利用を可能とする。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate