説明

移動局からのバッファに入れられた高度化アップリンクデータをノードBに転送するための無線通信方法

【課題】WTRUからの高度化アップリンク(EU)データをノードBに効率良く転送する。
【解決手段】EUデータが、生成され、WTRUのバッファの中に格納される。WTRUは、所望のTFC(トランスポートフォーマット組合せ)、またはデータトラフィックインジケータを求める要求を含むメッセージをノードBに伝送する。ノードBは、EUデータスケジューリングメッセージをWTRUに伝送することにより、WTRUとノードBの間における1回または複数回の許可されたEUデータ伝送をスケジュールする。WTRUは、バッファの中に格納されたEUデータのすべての伝送をサポートするのに十分である場合、バッファの中に格納されたEUデータのすべてをノードBに伝送する。十分でない場合、WTRUは、EUデータの一部を、所望のTFC情報、または詳細なTVM(トラフィック量測定値)情報とともに、ノードBに伝送する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、WTRU(無線送信/受信ユニット)とノードBとを含む無線通信システムに関する。より詳細には、本発明は、EU(高度化アップリンク)伝送をスケジュールするために、ノードBにWTRU UL(アップリンク)トラフィック情報を提供することに関する。
【背景技術】
【0002】
FDD(周波数分割2重)システムなどの無線通信システムにおいて、ULカバレッジ、ULスループット、およびUL伝送待ち時間を向上させるための方法が、3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)のR6(リリース6)において、現在、調査されている。RNC(無線ネットワークコントローラ)においてUL物理チャネルのスケジュールおよび割り当てを行う代わりに、ノードB(すなわち、基地局コントローラ)が、複数のWTRUと通信するのに使用されて、RNCが、システムの全体的な制御を保持する場合でも、より効率的な判定を行うことができ、UL無線リソースを、RNCよりもうまく短期で管理することができるようにする。類似のアプローチが、FDDモードとTDD(時間分割2重)モードの両方に関して、UMTS(universal mobile telecommunications system)におけるHSDPA(高速データパケットアクセス)のR5(リリース5)に関するダウンリンクにおいて既に採用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ノードBが、効率的な割り当て判定を行い、異なるデータフローの間で優先順位を付けるのに、ノードBは、個々のデータチャネルに関して、WTRUにおいてバッファに入れられたULデータの知識、ならびにそれらのデータの関連する優先順位を要する。
しかし、従来のULシグナル方法は、限られた容量を有し、このため、WTRUからの詳細なTVM(トラフィック量測定値)情報の報告を収容できない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、WTRU(すなわち、移動局)からのバッファに入れられたEUデータをノードBに転送するための無線通信方法および無線通信装置である。装置は、無線通信システム、WTRU、および/またはIC(集積回路)であることが可能である。EUデータが生成され、WTRUのバッファの中に格納される。WTRUは、ノードBに転送すべきEUデータをWTRUが有することを示す、初期EUデータ伝送要求メッセージをノードBに伝送する。初期EUデータ伝送要求メッセージは、所望のTFC(トランスポートフォーマット組合せ)、またはデータトラフィックインジケータを求める要求を含む。初期EUデータ伝送要求メッセージを受信したことに応答して、ノードBは、EUデータスケジューリングメッセージをWTRUに伝送することにより、WTRUとノードBの間で、1回または複数回の許可されたEUデータ伝送をスケジュールする。WTRUは、許可されたEUデータ伝送が、バッファの中に格納されたEUデータのすべての伝送をサポートするのに十分である場合、バッファの中に格納されたEUデータのすべてをノードBに転送する。十分ではない場合、WTRUは、EUデータの一部を、所望のTFC情報、または詳細なTVM情報とともに、ノードBに伝送する。
【0005】
WTRUのバッファの中に格納されたEUデータを転送するのに使用される手続きは、EUデータの量が、確立された閾値を超えるか否かに依存することが可能である。初期EUデータ伝送要求メッセージは、格納されたEUデータの量が、確立された閾値を超えて初めて、ノードBに伝送されることが可能である。確立された閾値を超えない場合、WTRUは、ノードBからのスケジューリング情報を要することなしに、WTRUのバッファからのEUデータのすべてをノードBに転送することができる。確立された閾値が、0に設定されている場合、WTRUは、ノードBからスケジューリング情報を受信して初めて、WTRUのバッファからの格納されたEUデータをノードBに転送することができる。
【0006】
EUデータ伝送要求メッセージは、少なくとも1つのレイヤ1物理制御フィールド内、またはレイヤ2MAC(メディアアクセス制御)ヘッダ内で識別されることが可能である。
【0007】
所望のTFC、またはデータトラフィックインジケータは、EU−DPCCH(EU専用物理制御チャネル)上の少なくとも1つの物理制御フィールド内でシグナルされることが可能である。EU−DPCCH上の別のフィールドは、他のEU関連メッセージを含むことが可能である。さらなるスケジューリングを要する、WTRUがノードBに転送すべきEUデータが全く存在しない場合、物理制御フィールドは、空であるか、含められない。
【0008】
代替の実施形態では、EUデータ伝送メッセージは、フィールドが、所望のTFC情報、または詳細なTVM情報を含んでいる、MACヘッダを含むことが可能である。MACヘッダは、他の1つまたは複数のEU MACフィールドをさらに含むことが可能である。MACヘッダが、空である、または含められない場合、WTRUがノードBに転送すべきEUデータは、全く存在しない。
【0009】
本発明のより詳細な理解は、例として与えられ、添付の図面と併せて理解されるべき、好ましい実施例の以下の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に従って動作する無線通信システムを示す図である。
【図2】EUデータスケジューリングメッセージによって許可されたEUデータ伝送が、WTRUにおいてバッファに入れられたEUデータのすべてを伝送するのに十分でない場合の図1のシステムに関するシグナルフローを示す図である。
【図3】EUデータスケジューリングメッセージによって許可されたEUデータ伝送が、WTRUにおいてバッファに入れられたEUデータのすべてを伝送するのに十分である場合の図1のシステムに関するシグナルフローを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による、EUチャネルを介してEUデータスケジューリング情報を要求するために使用されるフレーム構造を示す図である。
【図5】本発明の代替の実施形態による、所望のTFC情報、または詳細なTVM情報を示すのに使用されるMAC PDUフォーマットを示す図である。
【図6】本発明による、バッファに入れられたEUデータを転送するための方法ステップを含むプロセスを示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以降、「WTRU」という用語には、UE(ユーザ機器)、移動局、固定加入者ユニットまたは移動加入者ユニット、ポケットベル、あるいは無線環境で動作することができる他の任意のタイプのデバイスが含まれるが、以上には限定されない。
【0012】
以下で言及する場合、「ノードB」という用語には、基地局、サイトコントローラ、アクセスポイント、または無線環境における他の任意のタイプのインタフェースデバイスが含まれるが、以上には限定されない。
【0013】
本発明は、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、CDMA2000、およびCDMA全般に適用される、TDD、FDD、およびTD−SCDMA(時間分割同期符号分割多重アクセス)にさらに適用できる可能性があるが、その他の無線システムにも適用可能であるものと考えられる。
【0014】
本発明の諸特徴は、ICに組み込まれても、多数の互いに接続するコンポーネントを含む回路内で構成されてもよい。
【0015】
図1は、本発明に従って動作する無線通信システム100を示す。システム100は、無線シグナル115を介して互いに通信する、WTRU105とノードB110とを含む。WTRU105は、少なくとも1つのバッファ120を含む。
【0016】
図2は、第1のEUデータスケジューリングメッセージによって許可された1回または複数回のEUデータ伝送が、WTRU105のバッファ120の中に格納されたEUデータのすべてを伝送するのに十分でない場合の無線通信システム100に関するシグナルフローの図である。EUデータ205が、WTRU105において生成され、WTRU105のバッファ120の中に格納される。バッファ120の中のEUデータの量が、確立されたEUデータバッファ閾値を超えると、WTRU105が、EUシグナルチャネルを介して、初期要求メッセージ210をノードB110に送信する。WTRU105によって送信されるEUデータ伝送は、確立された閾値を超えない場合、ノードB110によってスケジュールされることを要求されない。
【0017】
初期要求メッセージ210は、所望のTFC、またはデータトラフィックインジケータを含むことが可能である。EU制御チャネルの限られたペイロード容量が、所望のTFCのシグナルを収容することができない場合、WTRU105は、ノードB110に伝送すべきEUデータをWTRU105が有することを示すメッセージを、EU制御チャネルを介して、ノードB110に送信することができる。所望のTFCは、可能なアップリンクトランスポートフォーマット(つまり、TFC)の事前構成されたリストに対するインデックスであることが可能である。
【0018】
やはり図2を参照すると、初期要求メッセージ210を受信した後、ノードB110は、第1のEUデータスケジューリングメッセージ215を介して、WTRU105とノードB110の間における1回または複数回のEUデータ伝送をスケジュールする。第1のEUデータスケジューリングメッセージ215を受信したことに応答して、WTRU105は、第1のEUデータスケジューリングメッセージ215によって許される、1回または複数回のEUデータ伝送220をノードB110に送信する。第1のEUデータスケジューリングメッセージ215によって許されるEUデータ伝送が、WTRU105においてバッファに入れられたEUデータのすべてを伝送するのに十分でない場合、WTRU105は、所望のTFC情報を含むEUデータ伝送220をノードB110に送信する。メッセージ210およびメッセージ220の中に含められる所望のTFC情報は、EUデータ伝送220とともに、少なくとも1つの物理制御フィールド内か、またはMACヘッダ内でシグナルされることが可能である。所望のTFCは、所定のTFCのリストへのインデックスによって反映されることが可能である。所望のTFCは、ノードB110によって、後のスケジューリングメッセージ225a〜225nを決め、生成するのに使用される。
【0019】
代替として、所望のTFC情報の代わりに、詳細なTVM情報が、EUデータ伝送220とともに提供されてもよい。詳細なTVM情報は、EU−DCH(EU専用チャネル)にマップされた優先順位クラスに関連付けられることが可能な個々のトラフィックフロー(チャネル)に関連する、バッファに入れられたデータの量を示すことが可能である。ノードB110は、EU伝送220を介して報告される、所望のTFC情報、または詳細なTVM情報、および場合により関連する優先順位の包括的な知識を利用して、後のアップリンクスケジュールを決めることができる。WTRU105は、さらなるEUデータを後に獲得すると、更新された所望のTFC情報、または詳細なTVM情報をノードB110に報告することを選択することができる。次に、ノードB110は、後のEUデータスケジューリングメッセージ225a〜225nを介して、WTRU105からノードB110への後のEUデータ伝送をスケジュールする。
【0020】
図3は、EUデータスケジューリングメッセージによって許可された1回または複数回のEUデータ伝送が、WTRU105のバッファ120の中に格納されたEUデータのすべてを伝送するのに十分である場合の無線通信システム100に関するシグナルフローの図である。EUデータ305が、WTRU105において生成され、WTRU105のバッファ120の中に格納される。バッファ120の中のEUデータの量が、確立されたEUデータバッファ閾値を超えると、WTRU105は、EUシグナルチャネルを介して、初期要求メッセージ310をノードB110に送信する。初期要求メッセージ310は、所望のTFC、またはデータトラフィックインジケータを含むことが可能である。EU制御チャネルの限られたペイロード容量が、所望のTFCのシグナルを収容することができない場合、WTRU105は、ノードB110に伝送すべきEUデータをWTRU105が有することを示すメッセージを、EU制御チャネルを介して、ノードB110に送信することができる。所望のTFCは、可能なアップリンクトランスポートフォーマット(つまり、TFC)の事前構成されたリストに対するインデックスであることが可能である。
【0021】
WTRU105によって送信されるEUデータ伝送は、確立されたEUデータバッファ閾値を超えない場合、ノードB110によってスケジュールされることを要求されない。
【0022】
やはり図3を参照すると、初期要求メッセージ310を受信した後、ノードB110は、EUデータスケジューリングメッセージ315を介して、WTRU105とノードB110の間における1回または複数回のEUデータ伝送をスケジュールする。EUデータスケジューリングメッセージ315を受信したことに応答して、WTRU105は、EUデータスケジューリングメッセージ315によって許可された、1回または複数回のEUデータ伝送320を送信する。EUデータスケジューリングメッセージ315によって許可されたEUデータ伝送が、WTRU105においてバッファに入れられたEUデータ305のすべてを伝送するのに十分である場合、WTRU105のバッファ120の中に格納されたEUデータのすべてが、ノードB110に送信される。その場合、所望のTFC情報、または詳細なTVM情報を示すULシグナル情報が、含められないか、または関連するメッセージフィールドが空のままにされて、WTRU105が、さらなるスケジューリング割り当てを要さないことを示す。
【0023】
図4は、本発明の一実施形態による、EUチャネルを介してEUデータスケジューリング情報を要求するために使用されるフレーム構造400を示す。フレーム構造400は、初期要求メッセージ210に組み込まれることが可能であり、場合により、図2に関連して前述したEUデータ伝送220に組み込まれることが可能である。
【0024】
フレーム構造400は、「要求のTFC情報/EUデータ指示」フィールド405と、「他のEU関連メッセージ群」フィールド410とを含む。要求のTFC情報/EUデータ指示フィールド405は、EU−DPCCH上の少なくとも1つの物理制御フィールド内でシグナルされる。空の要求のTFC情報/EUデータ指示フィールド405は、WTRU105がノードB110に送信すべき、バッファに入れられたEUデータが、もはや存在せず、このため、ノードB110からのさらなるスケジューリング割り当てが要求されないことを示す。EU−DPCCHは、EU−DCHおよび/またはHS−DPCCH(高速専用物理制御チャネル)と符号多重化、または時間多重化されることが可能である。
【0025】
図5は、本発明の代替の実施形態による、所望のTFC情報、または詳細なTVM情報を示すのに使用されるMAC PDU(プロトコルデータユニット)フォーマット500を示す。MAC PDUフォーマット500は、EUデータ伝送220に組み込まれることが可能であり、場合により、図2に関連して前述した初期要求メッセージ210に組み込まれることが可能である。
【0026】
MAC PDUフォーマット500は、「要求のTFC/TVM情報フィールド」505と、1つまたは複数の「他のEU MACヘッダフィールド群」510と、MAC SDUフィールド515とを含む。要求のTFC/TVM情報フィールド505は、EUデータ伝送のMACヘッダ内でシグナルされる。空の要求のTFC/TVM情報フィールド505は、WTRU105がノードB110に送信すべき、バッファに入れられたEUデータが、もはや存在せず、このため、ノードB110からのさらなるスケジューリング割り当てが要求されないことを示す。
【0027】
図6は、本発明による、WTRU105からのユーザデータをノードB110に転送するための方法ステップを含むプロセス600の流れ図である。ステップ605で、EUデータが、生成され、WTRU105のバッファ120の中に格納される。オプションのステップ610で、WTRU105のバッファ120の中に格納されたEUデータの量が、確立された閾値を超えたか否かについての判定が行われる。WTRU105のバッファ120の中の格納されたEUデータの量が、確立された閾値を超えない場合、EU伝送は、ノードBスケジューリングなしに許され、格納されたEUデータのすべてが、ノードB110に伝送される(ステップ630)。格納されたEUデータの量が、確立された閾値を超える場合、WTRU105は、所望のTFC情報、またはトラフィックインジケータ(すなわち、EUデータ指示)だけを含む初期EUデータ伝送要求メッセージをノードB110に送信して、WTRU105が、ノードB110に送信すべきEUデータを有することを示す(ステップ615)。
【0028】
確立されたEUデータバッファ閾値は、0に設定されてもよいことに留意されたい。その場合、WTRU105のバッファ120の中に少しでもEUデータが格納されると、初期要求メッセージ210の伝送が常にトリガされる。
【0029】
やはり図6を参照すると、ステップ620で、ノードB110が、1回または複数回の許可されたEUデータ伝送を含むEUデータスケジューリングメッセージをWTRU105に送信して、WTRU105においてバッファに入れられたEUデータのノードB110への伝送をスケジュールする。ステップ625で、WTRU105は、許可されたEUデータ伝送が、バッファに入れられたEUデータのすべてを伝送するのに十分であるかどうかを判定する。現在のスケジューリング情報によって許可されたEUデータ伝送が、バッファ120の中に格納されたEUデータのすべての伝送をサポートするのに十分である場合、WTRU105においてバッファに入れられたEUデータのすべてが、許可されたEUデータ伝送の中でノードB110に伝送される(ステップ630)。
【0030】
現在のスケジューリング情報によって許可されたEUデータ伝送が、WTRU105においてバッファに入れられたEUデータのすべてを伝送するのに十分でない場合、WTRU105は、所望のTFC情報、または詳細なTVM情報を含む1回または複数回のEUデータ伝送をノードB110に伝送する(ステップ635)。ステップ640で、ノードB110が、EUデータに関連する優先順位を判定する。ノードB110は、要求のTFC情報、または詳細なTVM情報の知識、ならびに関連する優先順位を、EU物理チャネルを決めるため、ならびにWTRU105においてバッファに入れられたEUデータが、もはや存在しなくなるまで、1回または複数回のさらなるEUデータ伝送をスケジュールし、伝送するために利用する。
【0031】
本発明を、好ましい諸実施形態に関連して特に図示し、説明してきたが、前述した本発明の範囲を逸脱することなく、形態および詳細において様々な変更を加えることができることが当業者には理解されよう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッファと、
高度化アップリンク(EU)データを生成し、前記バッファの中に前記高度化アップリンク(EU)データを格納する手段と、
1回または複数回の許可された高度化アップリンク(EU)データ伝送をスケジュールするスケジューリングメッセージを受信する手段と、
前記スケジューリングメッセージが、前記バッファに格納されている高度化アップリンク(EU)データ量について送信を許可しているか否かを決定する手段と、
前記バッファに格納されている前記高度化アップリンク(EU)データの少なくとも一部を送信する手段と
を具えたことを特徴とする無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項2】
前記バッファに格納されている高度化アップリンク(EU)データの全てについて送信を許可していないとき、前記バッファの中に格納された前記高度化アップリンク(EU)データの一部を、トラフィック量測定値(TVM)情報と共に送信する手段
をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項3】
前記トラフィック量測定値(TVM)情報は、前記バッファ内の高度化アップリンク(EU)データの総量を含むことを特徴とする請求項2記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項4】
前記トラフィック量測定値(TVM)情報は、優先度と関連付けられたトラフィックチャネルに関連する高度化アップリンク(EU)データ量を含むことを特徴とする請求項2記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項5】
前記バッファに格納されている高度化アップリンク(EU)データの全てについて送信を許可しているとき、前記バッファの中に格納された前記高度化アップリンク(EU)データの全てを送信する手段
をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項6】
前記バッファの中に格納された前記高度化アップリンク(EU)データ量を含む高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージを送信する手段をさらに具え、
前記高度化アップリンク(EU)データは、複数の優先度クラスに関連付けられた複数のデータフローに関連することを特徴とする請求項1記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項7】
前記高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージは、優先度と関連付けられたトラフィックチャネルに関連する高度化アップリンク(EU)データ量をさらに含むことを特徴とする請求項6記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項8】
前記高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージは、当該無線送信/受信ユニット(WTRU)が伝送するための高度化アップリンク(EU)データを有することを示すことを特徴とする請求項6記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項9】
前記高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージは、
高度化アップリンク(EU)データと共に、同一のメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)に多重化されたことを特徴とする請求項6記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項10】
前記高度化アップリンク(EU)データは、メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)内で送信されることを特徴とする請求項1記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項11】
前記メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)は、トラフィック量測定値(TVM)情報を含むことを特徴とする請求項10記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項12】
前記メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)は、1つ又は複数の他の高度化アップリンク(EU)メディアアクセス制御(MAC)フィールドをさらに具えたことを特徴とする請求項10記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項13】
空き又はトラフィック量測定値(TVM)情報を含まないフィールドは、当該無線送信/受信ユニット(WTRU)が伝送するための高度化アップリンク(EU)データを有さないことを示すことを特徴とする請求項10記載の無線送信/受信ユニット(WTRU)。
【請求項14】
無線送信/受信ユニット(WTRU)において実行される高度化アップリンク(EU)データを送信する方法であって、
高度化アップリンク(EU)データを生成し、バッファの中に該高度化アップリンク(EU)データを格納するステップと、
1回または複数回の許可された高度化アップリンク(EU)データ伝送をスケジュールするスケジューリングメッセージを受信するステップと、
前記スケジューリングメッセージが、前記バッファに格納されている高度化アップリンク(EU)データ量について送信を許可しているか否かを決定するステップと、
前記バッファに格納されている前記高度化アップリンク(EU)データの少なくとも一部を送信するステップと
を具えたことを特徴とする方法。
【請求項15】
前記バッファに格納されている高度化アップリンク(EU)データの全てについて送信を許可していないとき、前記バッファの中に格納された前記高度化アップリンク(EU)データの一部を、トラフィック量測定値(TVM)情報と共に送信するステップ
をさらに具えたことを特徴とする請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記トラフィック量測定値(TVM)情報は、前記バッファ内の高度化アップリンク(EU)データの総量を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項17】
前記トラフィック量測定値(TVM)情報は、優先度と関連付けられたトラフィックチャネルに関連する高度化アップリンク(EU)データ量を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項18】
前記バッファに格納されている高度化アップリンク(EU)データの全てについて送信を許可しているとき、前記バッファの中に格納された前記高度化アップリンク(EU)データの全てを送信するステップ
をさらに具えたことを特徴とする請求項14記載の方法。
【請求項19】
前記バッファの中に格納された前記高度化アップリンク(EU)データ量を含む高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージを送信するステップをさらに具え、
前記高度化アップリンク(EU)データは、複数の優先度クラスに関連付けられた複数のデータフローに関連することを特徴とする請求項14記載の方法。
【請求項20】
前記高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージは、優先度と関連付けられたトラフィックチャネルに関連する高度化アップリンク(EU)データ量をさらに含むことを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージは、当該無線送信/受信ユニット(WTRU)が伝送するための高度化アップリンク(EU)データを有することを示すことを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項22】
前記高度化アップリンク(EU)データ送信リクエストメッセージは、
高度化アップリンク(EU)データと共に、同一のメディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)に多重化されたことを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項23】
前記高度化アップリンク(EU)データは、メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)内で送信されることを特徴とする請求項14記載の方法。
【請求項24】
前記メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)は、トラフィック量測定値(TVM)情報を含むことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記メディアアクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(PDU)は、1つ又は複数の他の高度化アップリンク(EU)メディアアクセス制御(MAC)フィールドをさらに具えたことを特徴とする請求項23記載の方法。
【請求項26】
空き又はトラフィック量測定値(TVM)情報を含まないフィールドは、当該無線送信/受信ユニット(WTRU)が伝送するための高度化アップリンク(EU)データを有さないことを示すことを特徴とする請求項23記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−139509(P2011−139509A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−42765(P2011−42765)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【分割の表示】特願2007−261217(P2007−261217)の分割
【原出願日】平成16年11月10日(2004.11.10)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】