説明

積層型全MgB2SIS接合および積層型全MgB2SIS接合方法

【課題】高い臨界温度特性を持つMgB2を上部電極および下部電極に用いた積層型全MgB2SIS接合を得ることを目的とする。
【解決手段】基板上に成膜された二硼化マグネシウム(MgB2)からなる下部電極と、該下部電極上に成膜された窒化アルミニウム(AlN)からなる絶縁層と、該絶縁層上に成膜されたMgB2からなる上部電極とを有することを特徴とする積層型全MgB2SIS接合であって、下部電極としてMgB2を成膜するステップと、絶縁層としてAlNを成膜するステップと、上部電極としてMgB2を成膜するステップとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属−化合物超伝導層/絶縁層/金属−化合物超伝導層の積層構造を有する積層型全MgB2SIS接合および積層型全MgB2SIS接合方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
超伝導物質MgB2は、金属‐化合物系超伝導体として最も高い臨界温度(Tc=39K)を示していること、また常伝導抵抗率(数μΩ)や磁場侵入長(100nm程度)が小さく、コヒーレンス長(数nm)が比較的長いことから、超伝導物質の研究分野のみならず線材やエレクトロニクスの応用分野においても大きな関心と期待が寄せられている。
【0003】
現在、MgB2薄膜作製法の主流は、室温でMgとB、あるいはBをレーザ蒸着や電子ビーム蒸着などの方法で成膜して、Mg雰囲気中で高温(数100℃〜1000℃)のアニールを行い、39Kの超伝導臨界温度を有するMgB2薄膜を得る。しかし、この方法は数100℃を超える高温のアニールを必要とするため、低温プロセスを必要とするジョセフソン接合技術やデバイス開発などの積層薄膜の作製技術において大きな困難をもたらしている。
【0004】
また、エッチングプロセスにおいて、従来、金属−化合物超伝導デバイスプロセスによく用いられていた反応性イオンエッチング法(RIE)は、Mgと反応するガスが見つかっていないため、MgB2接合の作製プロセスに導入することが出来ない。したがって、MgB2は金属−化合物超伝導材料でありながら、従来とは異なるデバイス作製技術が必要とされている。
【0005】
近年、スパッタリング方法を用いてサファイア基板上にMgとBとを同時蒸着させることにより高温アニールを行うことなく、超伝導特性を持つMgB2薄膜を低い基板温度(<300℃)で低温合成する方法が開示された(例えば、非特許文献1)。超伝導の臨界温度(Tc=27K)こそバルク状のMgB2や高温アニールしたMgB2薄膜より低いが、300℃以下の低い基板温度で成膜したこと、薄膜の表面が非常に平坦であることは、積層薄膜やトンネル接合などの実現を可能とするものであり大きな期待がもたれている。
【0006】
【非特許文献1】A. Saito, A. Kawakami, H. Shimakage, and Z. Wang, "As-Grown Deposition of Superconducting MgB2 Thin Films by Multiple-Target Sputtering System," Jpn. J. Appl. Pys., vol.41, Part 2, no.2A, pp. L127-L129, Feb. 2002
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記課題を克服し、高い臨界温度特性を持つMgB2を上部電極および下部電極に用いた積層型全MgB2SIS接合を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このため請求項1に記載の発明は、金属−化合物超伝導層/絶縁層/金属−化合物超伝導層の積層構造を有する積層型全MgB2SIS接合であって、
基板上に成膜された二硼化マグネシウム(MgB2)からなる下部電極と、該下部電極上に成膜された窒化アルミニウム(AlN)からなる絶縁層と、該絶縁層上に成膜されたMgB2からなる上部電極とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の積層型全MgB2SIS接合において、前記下部電極の膜厚が160nmであり、前記絶縁層の膜厚が0.08〜0.28nmであり、前期上部電極の膜厚が40nmであることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、金属−化合物超伝導層/絶縁層/金属−化合物超伝導層の積層構造を有する積層型全MgB2SIS接合方法であって、
下部電極としてMgB2を成膜するステップと、絶縁層としてAlNを成膜するステップと、上部電極としてMgB2を成膜するステップとを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の積層型全MgB2SIS接合方法において、前記下部電極と、前記絶縁層と、前記上部電極とをスパッタにより成膜することを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の積層型全MgB2SIS接合方法において、前記上部電極上に保護層として窒化ニオブ(NbN)を成膜したことを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の積層型全MgB2SIS接合方法において、前記スパッタは同一真空中で行うことを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の積層型全MgB2SIS接合方法において、前記絶縁層であるAlNを室温にて成膜したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
高い臨界温度を有するMgB2を用いた積層型全MgB2SIS接合の実現により、広いギャップ電圧、高い電流密度、高い高周波数特性等を持つ良好なジョセフソン素子を得ることができる。
【0016】
本発明による積層型全MgB2SIS接合は、(1)MgB2層堆積(2)AlN層堆積(3)MgB2層堆積、という一連の工程を経て形成される。この工程においては試料表面を大気中にさらすことなく同一真空中で3層構造が形成できるため界面を清浄に保ったまま接合が形成できる。
【0017】
また、MgB2と同じ六方晶構造を持ちa軸長の近いAlN薄膜をバリア層として介することにより面内配向性や結晶性が改善されより良好なジョセフソン接合を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明による積層型全MgB2SIS接合は、単結晶サファイア基板上に下部電極にMgB2、トンネルバリアにAlN、上部電極にMgB2を用いたMgB2/AlN/MgB2トンネル接合である。エッチングには、フォットリソグラフィと反応性イオンエッチング、ECRドライエッチング、リフトオフなどを用いる。MgB2薄膜を成膜するときの基板温度は、200〜300℃の範囲内に設定され、成膜圧力やレートなどの成膜条件に併せて最適化を行う。薄膜の組成比は、Mg(DCスパッタ)とB(RFスパッタ)の放電電力を独立にコントロールすることによって制御されている。
【実施例】
【0019】
図3は本発明の製造装置であるカルーセルスパッタリング装置の平面図である。符号1は反応室である。符号2は超伝導材料を生成する基板であって、例えばAl23である。符号3はMg(マグネシウム純度99.9%)のターゲットである。符号4はB(ホウ素純度99.5%)のターゲットである。符号5はアルゴン(Ar)ガスや窒素(N2)ガスを供給するパイプである。符号6はArガスを供給するパイプである。符号7はイオンビームソースであってArイオンを生成して基板に照射するものである。符号8は予備室であって,反応室1の真空を維持した状態で基板を出し入れするために設けられたものである。符号9はランプヒータであって基板2を加熱するものである。符号10、符号11は真空ポンプである。符号12、符号13は荒引き用のロータリポンプである。符号14はNbダーゲットである。符号15はAlターゲットである。
【0020】
基板2は紙面に垂直な方向に延びた板状で基板ホルダHに保持されている。なお、この例では6枚の基板2が基板ホルダHに保持されている。基板ホルダHは6面体の多角形筒型であり各面に基板2が保持され、紙面に垂直方向のホルダ中心軸Rを中心に回転する。Mgターゲット3、Bターゲット4、Nbターゲット14、Alターゲット15は、図3に示すように紙面に垂直な面に保持され、基板2に対向するように配置される。なお、本実施例のカルーセルスパッタ方式とは膜質、膜厚の均一化のため、多角形筒型の基板ホルダが垂直な回転軸の周りを回転しながら薄膜作成を行う、従来スパッタ法の一つの方式である。
【0021】
次に、本発明の積層型全MgB2超伝導薄膜を製造する方法について説明する。反応室1内は、常にロータリポンプ12とターボ分子ポンプなどの高真空ポンプ10により1×107Torr程度の高真空状態に保たれている。基板2を予備室8内でロータリポンプ13により大気圧(760Torr)から1Torr程度の真空状態に荒引きした後、高真空ポンプ11を作動させ1×106Torr程度の高真空状態にする。その後、基板2はゲートバルブを介して、反応室1に搬送される。
【0022】
反応室1において、基板2の表面をランプヒータ9によって290℃に加熱するとともに、基板ホルダHをホルダ中心軸Rを中心に図中時計回りに50rpmで回転させ、Arガスを供給パイプ6より供給し、基板2をイオンビームソース7より放出されるイオンビームによりクリーニングする。このときのイオンビームのパワーは300V×100mA、クリーニング時間は5分間とする。そして、再び反応室1を高真空状態に排気した後、Arガスを反応室1内に供給パイプ5より供給する。
【0023】
基板温度290℃、前記Arガス雰囲気中で、Mgターゲット3に直流電力300W、Bターゲット4に交流電力800Wを印加してマグネトロンスパッタを行い、MgB2を基板2上に160nmの膜厚で成膜する。Mgターゲット3およびBターゲット4と、基板2との間でArガスが放電しプラズマ状になり、ArイオンがMgターゲット3およびBターゲット4に衝突する。その結果、Mgターゲット3およびBターゲット4からArイオンのスパッタリングによりMgおよびBの原子もしくはイオンが叩き出され、反応室1においてMgとBが反応してMgとBの化合物が高速で回転している基板2に被着される。あるいは回転している基板2に被着したMgとBが反応しMgとBの化合物が基板2上に生成される。一般にArガス中で放電を行いスパッタ膜を形成する場合、Arは不活性ガスであるからターゲット表面でも化学反応は生じない。膜中に微量のArが混入することはあるが、基本的にターゲットと同じ膜が生成される。
【0024】
MgB2成膜後、再び前記反応室1内を高真空状態するとともに基板を室温まで下げる。N2ガスを反応室1に供給し5mTorrの平衡圧力にて、Alターゲット15に直流200Wを印加してスパッタを開始する。反応室1中のN2ガスの構成元素であるNが、ターゲット元素Alと反応して化合物膜であるAlN薄膜(AlNバリア層)が基板2のMgB2膜上に形成される。
【0025】
このようにして、基板2にMgB2、次いでAlNを成膜した後、反応室を高真空状態に排気し、再び、基板温度290℃、基板回転50rpm、Arガス5mTorr雰囲気中で、Mgターゲット3に直流電力300W、Bターゲット4に交流電力800Wを印加し、マグネトロンスパッタによりMgB2を成膜する。このようにして基板2上にはMgB2/AlN/MgB2積層膜が形成される。
最後に保護層の役割を果たすNbNをスパッタにより成膜して、図2に示すような積層型全MgB2超伝導薄膜を完成する。
【0026】
なお、本実施の形態で使用した基板はc面Al23(サファイア)である。また、MgB2成膜時の基板温度は290℃、AlN成膜時の基板温度は室温とした。
MgB2成膜時の反応室1内の成膜圧力は5mTorr、Mgの投入電力は300Wの直流電力、Bの投入電力は800Wの高周波電力とし、カルーセルスパッタによる基板2の回転速度は50rpmとした。AlN成膜時の成膜圧力は5mTorr、成膜ガスは窒素99.999%、Alの投入電力は200Wの直流電力とした。また、NbN成膜時の成膜圧力は2mTorr、成膜ガスは窒素99.999%、基板回転は行わずNb投入電力は700Wの直流電力とした。
【0027】
なお、上述の例では、スパッタ法の一例であるマグネトロンスパッタリングを用いて行ったがこの発明はこの方法に限定されるものではない。
【0028】
以上の方法により作製した積層型全MgB2超伝導薄膜をドライエッチングプロセスにより加工し、所定の形状の接合領域を得る。
図4に示すとおり、(a)積層型全MgB2超伝導薄膜を作製後、(b)AZレジストを施し、RIEエッチング、ECRエッチングによりベースパタニングを行う。(c)そして、RIEエッチング、ECRエッチングにより接合パターニングを施し、(d)SiO層を蒸着する。(e)リフトオフを行い、配線層としてNbを成膜後、(f)RIEエッチングにより配線層を形成し積層型全MgB2SIS接合を完成する。
なお、上述の例では、エッチング法の一例であるドライエッチングを用いて行ったがこの発明はこの方法に限定されるものではない。
【0029】
図1(a)に本発明により作製した積層型全MgB2SIS接合表面のAFM像を図1(b)にその断面像を示す。上部電極であるMgB2薄膜の表面は、非常に平坦に仕上がっていることがわかる。また、図5に示すように、上述の実施例に基づいて作製した積層型全MgB2SIS接合の、AlNバリアの絶縁層を0.28nm、0.14nm、0.08nmの3種類について作製し、各々の絶縁層の膜厚による特性評価を行ったところ、全てにおいてジョセフソン接合特有の特性を確認することができた。なお、バリア層に用いるAlNのa軸長は0.3144nmである。従ってa軸長0.3086nmを持つMgB2とバリア層との格子ミスフィットは、1.9%である。よって、本発明により作製された全MgB2SIS接合は、同じ六方晶構造を持ちa軸長の近いAlN薄膜をバリア層に用いることにより面内配向性や結晶性が改善されることが予想される。
【0030】
図5左はAlNバリア層の膜厚が0.28nmでの特性を示す。この時、臨界電流密度は32.5A/cm2、ギャップ電圧は3.5mV、サブギャップ抵抗は20Ω、ノーマル抵抗は5.3Ωであった。同様に、図5中はAlNバリア層の膜厚が0.14nmでの特性を示す。臨界電流密度は120A/cm2、ギャップ電圧は3.6mV、サブギャップ抵抗は5.2Ω、ノーマル抵抗は1.6Ωであった。また、図5右は、AlNバリア層の膜厚が0.08nmでの特性であり、臨界電流密度は875A/cm2と高い値を示したが、ギャップ電圧の特性を見ることは困難であった。よって、AlNバリア層が0.14nm付近で作成したものについて比較的良い特性が得られることがわかった。以上より、AlNバリア層を膜厚0.14nmで成膜した積層型全MgB2SIS接合の特性評価を行った結果を以下に示す。
【0031】
図6に本実施例により作製した積層型全MgB2SIS接合の電流電圧特性を示す。接合のサイズは20μm×20μmであり、下部電極のMgB2の膜厚は160nm、AlNバリア層の膜厚は0.14nm、上部電極のMgB2の膜厚は40nmである。AlNの成膜は室温で行った。このとき臨界電流は460μAであり、臨界電流密度は115A/cm2であった。電圧がゼロと4mV付近のところでそれぞれ明瞭な超伝導電流と準粒子トンネリング電流が観測されている。3層連続成膜プロセスで作成したMgB2SIS接合として、このようなシャープなギャップ構造を示したI−V特性は初めての例である。
【0032】
図7に本実施例により作製した全MgB2SIS接合の電流電圧特性と、dI/dV−V特性とを示す。接合のサイズは5μm×5μmである。温度4.2Kでのギャップ電圧2Δは3.6mVであった。
【0033】
図8は本実施例により作製した積層型全MgB2SIS接合の臨界電流の外部磁場依存性である。理想的なフランホーファパターンが得られており、良好なジョセフソントンネリングを示している。特に、AlNバリアの厚さが僅か0.14 nm程度にもかかわらず、接合がリーク電流の小さいI−V特性と理想的なフランホーファパターンを示したことは表面平坦性のよいMgB2下部電極と均一なトンネル電流分布が得られていることを示唆している。MgB2が発見されて短い間にこのような全MgB2SIS接合が作成されたことは、今後さらに良質なジョセフソン接合の実現が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の積層型全MgB2SIS接表面のAFM像である。
【図2】本発明の積層型全MgB2SIS接合を示す図である。
【図3】本発明の積層型全MgB2SIS接合に用いるカルーセルスパッタ装置の平面図を示す図である。
【図4】本発明の積層型全MgB2SIS接合のエッチングプロセスを示す図である。
【図5】本発明の積層型全MgB2SIS接合における電流電圧特性とAlNバリア層との膜厚依存性を示す図である。
【図6】本発明の積層型全MgB2SIS接合のAlNバッファ層0.14nmにおける接合のサイズ20μm ×20μmの電流電圧特性を示す図である。
【図7】本発明の積層型全MgB2SIS接合のAlNバッファ層0.14nmにおける接合のサイズ5μm ×5μmのdI/dV−V特性を示す図である。
【図8】本発明の積層型全MgB2SIS接合のAlNバッファ層0.14nmにおける接合のサイズ20μm ×20μmの臨界電流の外部磁場依存性を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
1 反応室
2 基板
3 Mgターゲット
4 Bターゲット
5 Arガス+Nガスの供給パイプ
6 Arガスの供給パイプ
7 イオンビームソース
8 予備室
9 ランプヒータ
10,11 真空ポンプ
12,13 ロータリポンプ
14 Nbターゲット
15 Alターゲット
H 基板ホルダ
R ホルダ中心軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属−化合物超伝導層/絶縁層/金属−化合物超伝導層の積層構造を有する積層型全MgB2SIS接合であって、
基板上に成膜された二硼化マグネシウム(MgB2)からなる下部電極と、該下部電極上に成膜された窒化アルミニウム(AlN)からなる絶縁層と、該絶縁層上に成膜されたMgB2からなる上部電極とを有することを特徴とする積層型全MgB2SIS接合。
【請求項2】
前記下部電極の膜厚が160nmであり、前記絶縁層の膜厚が0.08〜0.28nmであり、前期上部電極の膜厚が40nmであることを特徴とする請求項1記載の積層型全MgB2SIS接合。
【請求項3】
金属−化合物超伝導層/絶縁層/金属−化合物超伝導層の積層構造を有する積層型全MgB2SIS接合方法であって、
下部電極としてMgB2を成膜するステップと、絶縁層としてAlNを成膜するステップと、上部電極としてMgB2を成膜するステップとを備えることを特徴とする積層型全MgB2SIS接合方法。
【請求項4】
前記下部電極と、前記絶縁層と、前記上部電極とをスパッタにより成膜することを特徴とする請求項3記載の積層型全MgB2SIS接合方法。
【請求項5】
前記上部電極上に保護層として窒化ニオブ(NbN)を成膜したことを特徴とする請求項3記載の積層型全MgB2SIS接合方法。
【請求項6】
前記スパッタは同一真空中で行うことを特徴とする請求項3記載の積層型全MgB2SIS接合方法。
【請求項7】
前記絶縁層であるAlNを室温にて成膜したことを特徴とする請求項3記載の積層型全MgB2SIS接合方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−237384(P2006−237384A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−51539(P2005−51539)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2004年9月1日 社団法人応用物理学会発行の「2004年(平成16年)秋季 第65回 応用物理学会学術講演会講演予稿集 第0分冊」に発表
【出願人】(301022471)独立行政法人情報通信研究機構 (1,071)
【Fターム(参考)】