説明

空調設備

【課題】外気を有効利用することで、さらなる省エネルギーを図る空調設備を提供する。
【解決手段】空調機3に冷水を供給する複数の冷凍機4と、これら各冷凍機にそれぞれ接続されて冷凍機との間で水を循環させて冷凍機を冷却する複数の冷却塔5とを備える空調設備である。外気の状況に応じて、冷凍機を作動させて冷凍機によって空調機に供給する冷水を得る第1運転モードと、冷凍機を作動させることなく複数の冷却塔を直列に接続してこれら直列に接続した冷却塔から直接空調機に供給する冷水を得る第2運転モードとを択一的に選択する運転モード選択手段18を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、サーバー等の高発熱の電子装置が多数設置されたデータセンターのコンピュータ室のような部屋を空調するのに適した空調設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の一般的な空調設備においては、空調域が広い場合、複数の空調機に冷水を供給する複数の冷凍機と、これら各冷凍機にそれぞれ接続され該冷凍機との間で水を循環させて該冷凍機を冷却する複数の冷却塔とを備えている。
【0003】
ところで、複数の冷却塔を有する場合、下記特許文献1には、省エネルギーの観点から冷却塔を並列に接続するとともに、冷却水流量の測定結果に基づいて、各冷却塔のファンの回転数を冷却塔ごとに制御することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007ー333361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に開示された技術では、一応の省エネルギー対策が採られているものの、空調設備全体を勘案した場合、満足が得られる結果を得られてはいない。
ところで、サーバー等の高発熱の電子装置が多数設置されるようなコンピュータ室の空調を行う場合は、夏季に限らず春や秋の中間季あるいは冬季においても、冷房が必要になることがある。中間季や冬季では夏季に比べて外気温度が低いため、外気を有効に利用できれば、前記特許文献1に開示された技術に比べ、さらなる省エネルギーを図れることが期待できる。
本発明は、上記事情を考慮し、外気を有効利用することで、さらなる省エネルギーを図ることができる空調設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1の発明の空調設備は、空調機に冷水を供給する複数の冷凍機と、これら各冷凍機にそれぞれ接続されて該冷凍機との間で水を循環させて該冷凍機を冷却する複数の冷却塔とを備える空調設備において、外気の状況に応じて、前記冷凍機を作動させて該冷凍機によって前記空調機に供給する冷水を得る第1運転モードと、前記冷凍機を作動させることなく前記複数の冷却塔のうち少なくともいくつかを直列に接続してこれら直列に接続した冷却塔から直接前記空調機に供給する冷水を得る第2運転モードとを択一的に選択する運転モード選択手段を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、夏季のような外気温度が高い場合には、第1運転モードに切り換えて、冷凍機を作動させてこの冷凍機によって空調機に供給する冷水を得る。また、中間季あるいは冬季では、第2運転モードに切り換えて、冷凍機を作動させることなく複数の冷却塔のうち少なくともいくつかを直列に接続してこれら直列に接続した冷却塔から直接前記空調機に供給する冷水を得る。
ここでは、複数の冷却塔を直列に接続しているため、これら冷却塔を得た後の冷却水温度は、ただ一つの冷却塔によって冷却する場合に比べて、より低い温度の冷却水が得られる。このため、外気温度がそれほど低くない中間季においても、第2運転モードを採用できる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の空調設備において、前記冷却塔として密閉式冷却塔を用いることを特徴とする。
【0009】
この場合、冷却塔に供給される冷却水が外気と直接接触しないため、冷却水が空気中の不純物等によって汚染されることがない。このため、直接冷却水を供給する空調機内の熱交換器での腐食やスケールが付着するのを防止できる。加えて、第1運転モードに切り換えた際に、冷却塔からの冷却水が、冷凍機の空調機側の循環管路に混入する場合でも、それらに付随する熱交換での腐食やスケールが付着するのを防止できる
【0010】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の空調設備において、前記運転モード選択手段による運転モードの選択が、前記空調機の冷却負荷、前記冷却塔の能力および外気の湿球温度によって決定されることを特徴とする。
【0011】
この場合、空調機の冷却負荷、冷却塔の能力および外気の湿球温度によって、運転モード選択手段による運転モードの選択が一義的に決定することとなり、運転モード選択手段の構成の容易化が図れる。
なお、実際の制御は、第1運転モードと第2運転モードの切り替えが頻繁に起こらないよう、両者を区分けする部分を含んで中間条件領域を設け、外気の湿球温度等の条件がこの中間条件領域にあるときには、第1あるいは第2運転モードに強制的に設定するようにするのが好ましい。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空調設備において、前記冷凍機から前記空調機へ冷水を移送する往管と、前記空調機から前記冷凍機へ戻る使用後の冷水を移送する還管と、前記冷凍機と前記冷却塔とを接続する冷却管とを備え、前記還管から分岐した分岐還管が、前記直列に接続される前記冷却塔のうち冷却水の流れを基準とした最初の冷却塔に付随する冷却管に接続され、前記往管から分岐した分岐往管が、前記直列に接続される前記冷却塔のうち冷却水の流れを基準とした最後の冷却塔に付随する冷却管に接続されていることを特徴とする。
【0013】
この場合、第1運転モードと第2運転モードを切り換える場合、往管や還管並びに冷却管の一部を共通して使用することができ、それら使用する管の全長を短くすることができ、結果的にコストダウンが図れる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1の発明によれば、夏季のような外気温度が高い場合には、第1運転モードに切り換えて、冷凍機を作動させてこの冷凍機によって空調機に供給する冷水を得る。また、中間季あるいは冬季では、第2運転モードに切り換えて、冷凍機を作動させることなく複数の冷却塔を直列に接続してこれら直列に接続した冷却塔から直接前記空調機に供給する冷水を得る。以上のような運転が可能となるため、外気の有効利用が図れ、その結果、さらなる省エネルギーを図ることができる
【0015】
請求項2の発明によれば、冷却塔に供給される冷却水が外気と直接接触しないため、冷却水が空気中の不純物等によって汚染されることがなく、このため、空調機内の熱交換器での腐食やスケールの付着が防止できる。
【0016】
請求項3の発明によれば、空調機の冷却負荷、冷却塔の能力および外気の湿球温度によって、運転モード選択手段による運転モードの選択が一義的に決定することとなり、運転モード選択手段の構成の容易化が図れる。
【0017】
請求項4の発明によれば、第1運転モードと第2運転モードを切り換える場合、往管や還管並びに冷却管の一部を共通して使用することができ、それら使用する管の全長を短くすることができ、結果的にコストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態の空調設備の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の空調設備の第1運転モードを示す図である。
【図3】本発明の実施形態の空調設備の第2運転モードを示す図である。
【図4】本発明の実施形態の空調設備の制御部の内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の空調設備で使用する冷却塔の性能曲線を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態の空調設備の構成を示す図である。この空調設備1は、サーバー等の高発熱の電子機器が設置されたデータセンターのコンピュータ室である空調対象室2に配置された空調機3と、これら空調機3に冷水を供給する複数の冷凍機4と、これら冷凍機4にそれぞれ接続されて各冷凍機4との間で水を循環させて冷凍機4を冷却する複数の冷却塔5とを備える。
ここで、個々の冷凍機4と冷却塔5は互いに対をなしており、少なくとも冷却塔5は図1に示すように横一列になるように並んで配置されている。
【0020】
前記冷凍機4から空調機側へは冷凍機側の往側枝管6及び還側枝管7がそれぞれ延びていて、それら往側枝管6と還側枝管7は集合して往管8と還管9に接続される。往管8は、その先端が前記空調機3に接続される空調機側の往側枝管10に接続され、この往側枝管10を介して冷凍機4側から空調機3へ冷水を供給する。また、還管9は、その先端が前記空調機3に接続される空調機側の還側枝管11に接続され、この還側枝管11を介して空調機3から冷凍機4側へ冷水が戻される。
【0021】
互いに対応する前記冷凍機4と前記冷却塔5は、往側冷却管12および還側冷却管13によってそれぞれ接続されている。前記横一列に並んで配置される冷却塔5のうち隣接する冷却塔の往側冷却管12と還側冷却管13同士は連通管14により連通されている。また、往側冷却管12、還側冷却管13および連通管14には開閉弁が介装されており、これらの開閉弁を開閉操作することにより、前記対をなす冷凍機4と冷却塔5同士が接続された状態と、複数の冷却塔5同士が直列に接続された状態との切り換えが可能になっている。なお、開閉弁の開閉操作については後に詳しく説明する。
【0022】
一方、前記往管8からは分岐往管15が分岐されていて、この分岐往管15は、直列に接続される前記冷却塔5のうち冷却水の流れを基準とした最後の冷却塔(図1における右端の冷却塔)に付随する往側冷却管12Aに接続されている。一方、前記還管9からは分岐還管16が分岐されていて、この分岐還管16は、直列に接続される冷却塔のうち冷却水の流れを基準とした最初の冷却塔(図1における左端の冷却塔)に付随する還側冷却管13Aに接続されている。
【0023】
前記往管8と分岐往管15の接続部には、往管8に空調機側の開閉弁8Aおよび冷凍機側の開閉弁8Bが、また分岐往管15に開閉弁15Aがそれぞれ介装されている。一方、前記還管9と分岐還管16の接続部には、還管9に空調機側の開閉弁9Aおよび冷凍機側の開閉弁9Bが、また分岐還管16に開閉弁16Aがそれぞれ介装されている。
【0024】
分岐往管15と往側冷却管12Aとの接続部には、分岐往管15に開閉弁15Bが、また分岐往管12Aに冷凍機側の開閉弁12Bおよび冷却塔側の開閉弁12Cがそれぞれ介装されている。一方、分岐還管16と還側冷却管13Aとの接続部には、分岐還管16に開閉弁16Bが、また分岐還管13Aに冷凍機側の開閉弁13Bおよび冷却塔側の開閉弁12Cがそれぞれ介装されている。
【0025】
往側冷却管12と連通管14との各接続部には、往側冷却管12に冷凍機側の開閉弁12Dおよび冷却塔側の開閉弁12Eが、また連通管14に開閉弁14Aがそれぞれ介装されている。一方、還側冷却管13と連通管14との各接続部には、還側冷却管13に冷凍機側の開閉弁13Dおよび冷却塔側の開閉弁13Eが、また連通管14に開閉弁14Bがそれぞれ介装されている。
【0026】
上記の各開閉弁は制御部(運転モード選択手段)18からの信号により開閉され、これにより、冷凍機4を作動させて冷凍機4によって空調機3に供給する冷水を得る第1運転モードと、冷凍機4を作動させることなく複数の冷却塔5を直列に接続してこれら直列に接続した冷却塔5から空調機3に供給する冷水を得る第2運転モードとが択一的に選択される。
【0027】
すなわち、第1運転モードのとき、開閉弁9A、9B、12B,12C、12D、12E、13B、13C、13D、13Eがそれぞれ「開状態」、開閉弁14A、14B、15A、15B、16A、16Bがそれぞれ「閉状態」になる。これにより、空調機3、冷凍機4および冷却塔5を接続する配管において、図2に示す冷却水、冷水の流れが確保される。また、第2運転モードのとき、開閉弁8A、9A、12C、12E、13C、13E、14A、14B、15A、15B、16A、16Bがそれぞれ「開状態」、開閉弁8B、9B、12B、12D、13B,13Dがそれぞれ「閉状態」になる。これにより、空調機3、冷凍機4および冷却塔5を接続する配管において、図3に示す冷水を兼ねた冷却水の流れが確保される。
【0028】
次に、上記構成の空調設備の作用について図4および図5を参照しながら説明する。図4は、空調設備の制御部の内容を示すフローチャートである。
〔ステップ1〕
まず、冷却塔5の出口から流出する冷却水温度Tw0を設定する。この冷却水温度Tw0は、例えば、第2運転モードを採用したときの直列に接続した最後の冷却塔5から流出される冷却水の温度である。
【0029】
〔ステップ2〕
次に、外気の湿球温度の計測(twb)を行う。この計測は、外気の湿球温度を直接計測しても良く、あるいは、外気の乾球温度と相対湿度を測定し、それらの値から演算によって算出しても良い。
【0030】
〔ステップ3〕
次に、冷房負荷の計測を行う。ここでは、データセンターのコンピュータ室である空調対象室2に配置されたサーバーの消費電力を計測する。
〔ステップ4〕
上記計測された冷房負荷に対応し得る、必要な冷却水量Q(kwwH/10)を算出する。
【0031】
〔ステップ5〕
前記のようにして算出した外気の湿球温度twb、冷却水流量、および冷却塔5の性能曲線から、冷却塔5を直列に並べたときの各冷却塔5ごとに、その出口から流出する冷却水温度Tw2を演算して算出する。
図5は、本発明の実施形態の空調設備で使用する冷却塔(冷却能力800RT、設計水量10400l/min、)の性能曲線を示す図である。この図において横軸には外気の湿球温度、縦軸には循環水出口温度つまり出口から流出する冷却水温度をとっている。
【0032】
例えば、外気の湿球温度が15°のときに、空調機から戻される冷却水の温度が37℃の場合には、図5からわかるように、最初の冷却塔から流出する冷却水の温度は29℃になる。この温度の冷却水では、空調機3に供給したところで冷房負荷に対応できない。この最初の冷却塔から流出する冷却水を2番目の冷却塔へ供給する。以下、順に繰り返し、最終的に5番目の冷却塔へ供給する。このときの冷却水温度を、各冷却塔ごとに調べてみると、2番目の冷却塔へは29℃の冷却水が供給され、そこから流出する冷却水温度は24,1℃になる。3番目の冷却塔へは24.1℃の冷却水が供給され、そこから流出する冷却水温度は21℃になる。4番目の冷却塔へは21℃の冷却水が供給され、そこから流出する冷却水温度は19℃になる。5番目の冷却塔へは19℃の冷却水が供給され、そこから流出する冷却水温度は17.6℃になる。
【0033】
〔ステップ6〕
つまり、例えば5台直列に接続した場合、前記条件下では5番目の冷却塔からは17.6°の冷却水が得られる。この冷却水温度T w2(n)が、ステップ1で設定した冷却水温度Tw0に対してその値以下の温度か否か判断する。
〔ステップ7〕
冷却水温度T w2(n)が冷却水温度Tw0を超える場合には、冷凍機を用いた冷房運転、すなわち、図2に示す第1運転モードが選択される。
【0034】
〔ステップ8〕
他方、冷却水温度T w2(n)が冷却水温度Tw0以下の場合には、冷凍機を作動させることなく複数(例えば5個)の冷却塔を直列に接続し、これら直列に接続した冷却塔から直接前記空調機に供給する冷水を得る、図3に示す第2運転モードが選択される。
例えば、上記図5で示した例であると、5番目の冷却塔から流出される冷却水温度T w2(n)が17.6°であり、この冷却水温度は、ステップ1で設定した冷却水温度Tw0の20℃以下であるため、第2運転モードが選択される。
【0035】
本発明によれば、夏季のような外気温度が高い場合には、第1運転モードに切り換えて、冷凍機4を作動させてこの冷凍機4によって空調機3に供給する冷水を得る。また、中間季あるいは冬季では、第2運転モードに切り換えて、冷凍機4を作動させることなく複数の冷却塔5を直列に接続してこれら直列に接続した冷却塔5から直接空調機3に供給する冷水を得る。以上のような運転が可能となるため、外気の有効利用が図れ、その結果、大幅な省エネルギーを図ることができる
【0036】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、前記実施形態では、空調設備の配管を第1運転モード対応と第2運転モード対応に切り換えるのに配管中に介装した開閉弁を用いているが、これに限られることなく、2方弁あるいは3方弁、さらにはそれらと通常の開閉弁を組み合わせたものを用いてそれぞれの運転モード対応に切り換えるようにしても良い。
【0037】
また、前記実施形態では、第2運転モードを5台ある冷却塔5をすべて直列に並べてし使用した例を示したが、これに限られることなく、そのうちのうちのいくつか、例えば、4台あるいは3台だけ直列に並べて使用しても良い。さらに、すべての冷却塔を直列に並べるのは図3に示すとおりであるが、そのうちのいくつかの冷却塔のファンを停止した状態で、冷却水を循環させてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 空調設備
2 空調対象室
3 空調機
4 冷凍機
5 冷却塔
6 往側枝管
7 還側枝管
8 往管
9 還管
10 空調機側枝管
11 空調機側枝管
12 往側冷却管
12A 冷却水の流れを基準とした最後の冷却塔に付随する往側冷却管
13 還側冷却管
13A 冷却水の流れを基準とした最初の冷却塔に付随する還側冷却管
14 連通管
15 分岐往管
16 分岐還管
18 制御部(運転モード選択手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
空調機に冷水を供給する複数の冷凍機と、これら各冷凍機にそれぞれ接続されて該冷凍機との間で水を循環させて該冷凍機を冷却する複数の冷却塔とを備える空調設備において、
外気の状況に応じて、前記冷凍機を作動させて該冷凍機によって前記空調機に供給する冷水を得る第1運転モードと、前記冷凍機を作動させることなく前記複数の冷却塔のうち少なくともいくつかを直列に接続してこれら直列に接続した冷却塔から直接前記空調機に供給する冷水を得る第2運転モードとを択一的に選択する運転モード選択手段を備えることを特徴とする空調設備。
【請求項2】
前記冷却塔として密閉式冷却塔を用いることを特徴とする請求項1に記載の空調設備。
【請求項3】
前記運転モード選択手段による運転モードの選択は、前記空調機の冷却負荷、前記冷却塔の能力および外気の湿球温度によって決定されることを特徴とする請求項1または2に記載の空調設備。
【請求項4】
前記冷凍機から前記空調機へ冷水を移送する往管と、
前記空調機から前記冷凍機へ戻る使用後の冷水を移送する還管と、
前記冷凍機と前記冷却塔とを接続する冷却管とを備え、
前記往管から分岐した分岐往管が、前記直列に接続される前記冷却塔のうち冷却水の流れを基準とした最後の冷却塔に付随する冷却管に接続され
前記還管から分岐した分岐還管が、前記直列に接続される前記冷却塔のうち冷却水の流れを基準とした最初の冷却塔に付随する冷却管に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の空調設備。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−237468(P2012−237468A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−105169(P2011−105169)
【出願日】平成23年5月10日(2011.5.10)
【出願人】(306022513)新日鉄エンジニアリング株式会社 (897)
【Fターム(参考)】