説明

突然変異脂肪酸アシル−ACPチオエステラーゼ対立遺伝子を含むアブラナ属植物

本発明は新規種子脂質組成物を含む作物植物に関する。アブラナ属脂肪酸アシル−アシルキャリアタンパク質(ACP)チオエステラーゼBタンパク質(FATB)及びそのようなタンパク質をコード化する野生型及び突然変異核酸分子の両方を提供する。少なくとも3つの突然変異fatB対立遺伝子をそのゲノム中に含むアブラナ属植物、組織、及び種子も提供し、それにより種子油脂肪酸組成又はプロファイルが有意に変化する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの突然変異FATB対立遺伝子をゲノム中に含むことを特徴とする、少なくとも3つのFATB遺伝子を含むアブラナ属植物、又はその部分。
【請求項2】
FATB遺伝子が、FATB−A1、FATB−A2、FATB−A3、FATB−C1、FATB−C2、及びFATB−C3からなる群より選択される、請求項1記載の植物。
【請求項3】
FATB遺伝子が以下:
配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、又は配列番号11と少なくとも90%の配列同一性を含む核酸分子;及び
配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、又は配列番号12と少なくとも90%の配列同一性を含むアミノ酸配列をコード化する核酸分子
からなる群より選択される核酸分子を含む、請求項1又は2に記載の植物。
【請求項4】
少なくとも3つの突然変異FATB対立遺伝子をゲノム中に含み、突然変異FATB対立遺伝子が少なくとも3つの異なるFATB遺伝子の突然変異対立遺伝子である、請求項1〜3のいずれか一項記載の植物。
【請求項5】
少なくとも4つ又は5つの突然変異FATB対立遺伝子をゲノム中に含み、突然変異FATB対立遺伝子が少なくとも4つ又は5つの異なるFATB遺伝子の突然変異対立遺伝子である、請求項1〜4のいずれか一項記載の植物。
【請求項6】
少なくとも1つの野生型FATB対立遺伝子を含む、請求項1〜5のいずれか一項記載の植物。
【請求項7】
野生型及び突然変異FATB対立遺伝子についてホモ接合である、請求項1〜6のいずれか一項記載の植物。
【請求項8】
1つの追加の突然変異FATB対立遺伝子を含み、追加の突然変異FATB対立遺伝子が残りの野生型FATB対立遺伝子から選択され、植物が追加の突然変異FATB対立遺伝子についてヘテロ接合である、請求項7記載の植物。
【請求項9】
突然変異FATB対立遺伝子が、野生型FATBタンパク質と比較して1つ又は複数のアミノ酸が挿入、欠失、又は置換されたFATBタンパク質をコード化する、請求項1〜8のいずれか一項記載の植物。
【請求項10】
突然変異FATB対立遺伝子が、切断されたFATBタンパク質をコード化する、FATBタンパク質をコード化しない、又は、野生型FATBタンパク質と比較して生物学的活性が有意に低減した、もしくは、無いFATBタンパク質をコード化する、請求項1〜9のいずれか一項記載の植物。
【請求項11】
突然変異FATB対立遺伝子が欠失突然変異を含む、請求項1〜10のいずれか一項記載の植物。
【請求項12】
FATB対立遺伝子が、FATB−A1−FN1、FATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、FATB−A2−FN3、及びFATB−C2−FN1からなる群より選択される、請求項11記載の植物。
【請求項13】
突然変異FATB対立遺伝子がナンセンス突然変異を含む、請求項1〜10のいずれか一項記載の植物。
【請求項14】
FATB対立遺伝子が、FATB−A1−EMS01、FATB−A1−EMS02、FATB−A1−EMS03、FATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS04、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS01、FATB−C2−EMS02、FATB−C2−EMS03、FATB−C2−EMS05、及びFATB−C2−EMS06からなる群より選択される、請求項13記載の植物。
【請求項15】
突然変異FATB対立遺伝子がスプライス部位突然変異を含む、請求項1〜10のいずれか一項記載の植物。
【請求項16】
FATB対立遺伝子が、FATB−A1−EMS07、FATB−A1−EMS09、FATB−A2−EMS02、FATB−A2−EMS03、FATB−C1−EMS04、FATB−C2−EMS04、及びFATB−C3−EMS02からなる群より選択される、請求項15記載の植物。
【請求項17】
突然変異FATB対立遺伝子が、突然変異FATB対立遺伝子を含まない対応する植物により産生される機能的FATBタンパク質の量と比較して、植物細胞においてインビボで有意に低減した量の機能的FATBタンパク質をもたらす、請求項1〜16のいずれか一項記載の植物。
【請求項18】
種子油を産生し、その脂肪酸組成が、対応する野生型アブラナ属植物の種子油の脂肪酸組成と比較して有意に変化している、請求項1〜18のいずれか一項記載の植物。
【請求項19】
種子油中の飽和脂肪酸のレベルが、対応する野生型アブラナ属植物の種子油中の飽和脂肪酸のレベルと比較して有意に低減している、請求項18記載の植物。
【請求項20】
種子油が、種子油中の脂肪酸の全量に基づき、6重量%、5重量%、4重量%、3.5重量%と等しい、又は、それ未満の(3重量%、2重量%、又は1重量%未満、又はそれと等しい)飽和脂肪酸、特にパルミチン酸及び/又はステアリン酸を有する、請求項18又は19に記載の植物。
【請求項21】
種子油が、低飽和、又は、無飽和油とラベル付けできる、請求項18〜20のいずれか一項記載の植物。
【請求項22】
植物が、アブラナ属作物種、好ましくはセイヨウアブラナ(Brassica napus)、セイヨウカラシナ(Brassica juncea)、アビシニアガラシ(Brassica carinata)、ブラッシカ・ラパ(Brassica rapa)、又はブラッシカ・オレラケア(Brassica oleracea)である、請求項1〜21のいずれか一項記載の植物。
【請求項23】
植物が、アブラナ属脂肪種子種、好ましくはセイヨウアブラナ、セイヨウカラシナ、又はブラッシカ・ラパである、請求項1〜22のいずれか一項記載の植物。
【請求項24】
請求項1〜23のいずれか一項記載の植物の種子から入手可能な種子油。
【請求項25】
FATB遺伝子がFATB−A1、FATB−A2、FATB−A3、FATB−C1、FATB−C2、及びFATB−C3からなる群より選択される、アブラナ属FATB遺伝子の突然変異対立遺伝子。
【請求項26】
FATB遺伝子が以下:
配列番号1、配列番号3、配列番号5、配列番号7、配列番号9、又は配列番号11と少なくとも90%の配列同一性を含む核酸分子;及び
配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、又は配列番号12と少なくとも90%の配列同一性を含むアミノ酸配列をコード化する核酸分子
からなる群より選択される核酸分子を含む、請求項25記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項27】
野生型FATBタンパク質と比較して1つ又は複数のアミノ酸が挿入、欠失、又は置換したFATBタンパク質をコード化する、請求項25又は26に記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項28】
切断されたFATBタンパク質をコード化する、FATBタンパク質をコード化しない、又は、野生型FATBタンパク質と比較して生物学的活性が有意に低減した、もしくは、無いFATBタンパク質をコード化する、請求項25〜27のいずれか一項記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項29】
突然変異FATB対立遺伝子が欠失突然変異を含む、請求項25〜28のいずれか一項記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項30】
FATB対立遺伝子が、FATB−A1−FN1、FATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、FATB−A2−FN3、及びFATB−C2−FN1からなる群より選択される、請求項29記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項31】
突然変異FATB対立遺伝子がナンセンス突然変異を含む、請求項25〜28のいずれか一項記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項32】
FATB対立遺伝子が、FATB−A1−EMS01、FATB−A1−EMS02、FATB−A1−EMS03、FATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS04、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS01、FATB−C2−EMS02、FATB−C2−EMS03、FATB−C2−EMS05、及びFATB−C2−EMS06からなる群より選択される、請求項31記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項33】
突然変異FATB対立遺伝子がスプライス部位突然変異を含む、請求項25〜28のいずれか一項記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項34】
FATB対立遺伝子が、FATB−A1−EMS07、FATB−A1−EMS09、FATB−A2−EMS02、FATB−A2−EMS03、FATB−C1−EMS04、FATB−C2−EMS04、及びFATB−C3−EMS02からなる群より選択される、請求項33記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項35】
アブラナ属作物種、好ましくはセイヨウアブラナ、セイヨウカラシナ、アビシニアガラシ、ブラッシカ・ラパ、又はブラッシカ・オレラケアから単離される、請求項25〜34のいずれか一項記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項36】
アブラナ属脂肪種子種、好ましくはセイヨウアブラナ、セイヨウカラシナ、又はブラッシカ・ラパから単離される、請求項25〜35のいずれか一項記載の突然変異対立遺伝子。
【請求項37】
請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異対立遺伝子によりコード化される突然変異FATBタンパク質。
【請求項38】
生物学的サンプル中で、生物学的サンプル中に存在する核酸において突然変異FATB特異的領域の存在を決定することを含む、請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異FATB対立遺伝子を同定するための方法。
【請求項39】
生物学的サンプルを、少なくとも2つのプライマーの組を使用したポリメラーゼ連鎖反応アッセイにかけることをさらに含む、請求項38記載の方法であって、組が以下:
− プライマーの1つが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、プライマーの他方が突然変異FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域をそれぞれ特異的に認識する、プライマーの組、
− プライマーの1つが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、プライマーの他方が突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する、プライマーの組、
− プライマーの1つが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、プライマーの他方が突然変異FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域をそれぞれ特異的に認識する、プライマーの組
からなる群より選択される方法。
【請求項40】
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からそれぞれなり、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からなり、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からなり、
17〜200の連続ヌクレオチドが突然変異配列又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、
請求項39記載の方法。
【請求項41】
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される少なくとも17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異配列から選択される少なくとも17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列から選択される少なくとも17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、
3’に位置する17の連続ヌクレオチドが突然変異配列又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、
請求項39記載の方法。
【請求項42】
− 突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A1−FN1であり、及び、プライマーの組が配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号32の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A1−FN1であり、及び、プライマーの組が配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号43の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、及びFATB−A2−FN3からなる群より選択され、及び、プライマーの組が配列番号33の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号34の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、及びFATB−A2−FN3からなる群より選択され、及び、プライマーの組が配列番号44の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号45の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C2−FN1であり、及び、プライマーの組が配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号40の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C2−FN1であり、及び、プライマーの組が配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号48の配列を含む1つのプライマーを含む、
請求項39〜41のいずれか一項記載の方法。
【請求項43】
突然変異FATB対立遺伝子が、FATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS04、FATB−C1−EMS05、FATB−C2−EMS02、FATB−C2−EMS03、及びFATB−C3−EMS02からなる群より選択され、及び、プライマーの組が以下:
− 配列番号50の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号52の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号53の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号55の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号58の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号60の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号58の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号56の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号64の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号62の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号68の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号38の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号65の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号67の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号70の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号72の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号73の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号75の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、及び
− 配列番号76の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号78の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組
からなる群よりそれぞれ選択される、請求項39〜41のいずれか一項記載の方法。
【請求項44】
生物学的サンプルを、以下:
− 第1のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の5’隣接領域を特異的に認識し、及び、第2のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の3’隣接領域を特異的に認識する、プローブの組、
− 第1のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、及び、第2のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する、プローブの組、
− 場合により、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第2のプローブと併用し、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプローブ
からなる群より選択される、少なくとも1つの特異的プローブの組を使用したハイブリダイゼーションアッセイにかけることをさらに含む、請求項38記載の方法。
【請求項45】
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプローブが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列からそれぞれ選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプローブが、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプローブが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列からそれぞれ選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、ここで20〜1000の連続ヌクレオチドが突然変異配列もしくは隣接配列のいずれかにもっぱら由来しない、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む、請求項44記載の方法。
【請求項46】
突然変異FATB対立遺伝子が、FATB−A1−FN1、FATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、FATB−A2−FN3、及びFATB−C2−FN1からなる群より選択され、特異的プローブが配列番号25又は28のヌクレオチド配列を含む、請求項44又は45に記載の方法。
【請求項47】
突然変異FATB対立遺伝子が、FATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS04、FATB−C1EMS05、FATB−C2−EMS02、FATB−C2−EMS03、及びFATB−C3−EMS02からなる群より選択され、プローブの組が以下:
− 配列番号81の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号82の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号83の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号84の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号85の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号86の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号87の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号88の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号89の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号90の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号91の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号92の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号93の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号94の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号95の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号96の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号97の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号98の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号99の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号100の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組
からなる群よりそれぞれ選択される、請求項44又は45に記載の方法。
【請求項48】
植物、植物材料、又は種子のゲノムDNAにおいて突然変異及び/又は対応する野生型FATB特異的領域の存在を決定することを含む、アブラナ属植物、植物材料、又は種子において請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異FATB対立遺伝子の接合状態を決定するための方法。
【請求項49】
植物、植物材料、又は種子のゲノムDNAを、少なくとも2つ又は3つのプライマーの組を使用したポリメラーゼ連鎖反応にかけることを含み、プライマーの2つが以下:
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プライマー、及び、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域を特異的にそれぞれ認識する第2プライマー、
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プライマー、及び、野生型FATB対立遺伝子の突然変異部位を特異的に認識する第2プライマー、
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プライマー、及び、野生型FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域と突然変異部位の間の連結領域を特異的にそれぞれ認識する第2プライマー、
からなる群より選択される野生型FATB対立遺伝子を特異的に認識する、
ならびに、
プライマーの2つが以下:
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プライマー、及び、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域を特異的にそれぞれ認識する第2プライマー、
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プライマー、及び、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する第3プライマー、
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プライマー、及び、突然変異FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的にそれぞれ認識する第3プライマー
よりなる群より選択される突然変異FATB対立遺伝子を特異的に認識する、請求項49記載の方法。
【請求項50】
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異又は野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からそれぞれなり、又は
− 野生型FATB対立遺伝子の突然変異部位又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプライマーが、野生型FATB対立遺伝子の突然変異部位又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域の配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からなり、又は、
− 野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異部位の間、又は、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異部位の間、又は、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からそれぞれなり、
17〜200の連続ヌクレオチドが突然変異部位もしくは領域のいずれか、又は、隣接配列にもっぱら由来しない、
請求項50記載の方法。
【請求項51】
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異又は野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、又は、
− 突然変異部位又は領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、野生型FATB対立遺伝子の突然変異部位又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域の配列から選択される17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、又は、
− 5’又は3’隣接領域と突然変異部位又は領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異部位の間の連結領域あるいは突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域に及ぶ配列から選択される17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、
3’に位置する17の連続ヌクレオチドが突然変異部位もしくは領域又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、
請求項50記載の方法。
【請求項52】
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A1であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A1−FN1であり、プライマーの組が配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号32の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A1であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A1−FN1であり、プライマーの組が配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号43の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、及びFATB−A2−FN3からなる群より選択され、プライマーの組が配列番号33の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号34の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、及びFATB−A2−FN3からなる群より選択され、プライマーの組が配列番号44の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号45の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−C2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C2−FN1であり、プライマーの組が配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号40の配列を含む1つのプライマーを含み、又は、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−C2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C2−FN1であり、プライマーの組が配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号48の配列を含む1つのプライマーを含む、
請求項50〜52のいずれか一項記載の方法。
【請求項53】
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A1であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A1−EMS05であり、プライマーの組が配列番号50の配列を含む1つのプライマー、配列番号51の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号52の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A1であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A1−EMS06であり、プライマーの組が配列番号53の配列を含む1つのプライマー、配列番号54の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号55の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A2−EMS01であり、プライマーの組が配列番号59の配列を含む1つのプライマー、配列番号60の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号61の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A2−EMS05であり、プライマーの組が配列番号56の配列を含む1つのプライマー、配列番号57の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号58の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−A3であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−A3−EMS01であり、プライマーの組が配列番号62の配列を含む1つのプライマー、配列番号63の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号64の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−C1であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C1−EMS04であり、プライマーの組が配列番号67の配列を含む1つのプライマー、配列番号68の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号69の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−C1であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C1−EMS05であり、プライマーの組が配列番号65の配列を含む1つのプライマー、配列番号66の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号67の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−C2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C2−EMS02であり、プライマーの組が配列番号70の配列を含む1つのプライマー、配列番号71の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号72の配列を含む1つのプライマーを含み、
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−C2であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C2−EMS03であり、プライマーの組が配列番号73の配列を含む1つのプライマー、配列番号74の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号75の配列を含む1つのプライマーを含み、又は
− 野生型FATB対立遺伝子がFATB−C3であり、及び、突然変異FATB対立遺伝子がFATB−C3−EMS02であり、プライマーの組が配列番号76の配列を含む1つのプライマー、配列番号77の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号78の配列を含む1つのプライマーを含む、
請求項50〜52のいずれか一項記載の方法。
【請求項54】
植物、植物材料、又は種子のゲノムDNAを、少なくとも2つの特異的プローブの組を使用したハイブリダイゼーションにかけることを含み、特異的プローブの少なくとも1つが以下:
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子又は内因性遺伝子の5’隣接領域を特異的に認識する第1プローブ、及び、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子又は内因性遺伝子の3隣接領域を特異的に認識する第2プローブ、
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プローブ、及び、野生型FATB対立遺伝子の突然変異部位を特異的に認識する第2プローブ、
− 野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異部位の間の連結領域を特異的に認識するプローブ
からなる群より選択される野生型FATB対立遺伝子又は内因性遺伝子を特異的に認識し、並びに、特異的プローブの少なくとも1つが、以下:
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’隣接領域を特異的に認識する第1プローブ、及び、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の3’隣接領域を特異的に認識する第2プローブ、
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第1プローブ、及び、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する第3プローブ、
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプローブ
からなる群より選択される突然変異FATB対立遺伝子を特異的に認識する、請求項49記載の方法。
【請求項55】
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子又は内因性遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプローブが、突然変異もしくは野生型FATB対立遺伝子又は内因性遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列をそれぞれ含み、又は、
− 突然変異部位又は領域を特異的に認識するプローブが、野生型FATB対立遺伝子の突然変異部位又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域の配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列をそれぞれ含み、又は、
− 5’又は3’隣接領域と突然変異部位又は領域の間の連結領域を特異的に認識するプローブが、野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異部位の間、又は、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列をそれぞれ含み、20〜1000の連続ヌクレオチドが突然変異部位もしくは領域、又は、隣接配列のいずれにも由来しない、請求項54記載の方法。
【請求項56】
野生型FATB対立遺伝子が、FATB−A1、FATB−A2、及びFATB−C2からなる群より選択され、突然変異FATB対立遺伝子が、FATB−A1−FN1、FATB−A2−FN1、FATB−A2−FN2、FATB−A2−FN3、及びFATB−C2−FN1からなる群よりそれぞれ選択され、特異的プローブが配列番号25又は28の配列を含む、請求項54又は55に記載の方法。
【請求項57】
− 内因性遺伝子に特異的なプローブの組が、配列番号101の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号102の配列を含む1つのプローブを含み、及び
− 突然変異FATB対立遺伝子FATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS04、FATB−C1−EMS05、FATB−C2−EMS02、FATB−C2−EMS03、又はFATB−C3−EMS02に特異的なプローブの組が、以下:
− 配列番号81の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号82の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号83の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号84の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号85の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号86の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号87の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号88の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号89の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号90の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号91の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号92の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号93の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号94の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号95の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号96の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号97の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号98の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号99の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号100の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組
からなる群よりそれぞれ選択される、方法。
【請求項58】
少なくとも2つのプライマーの組を含む、生物学的サンプルにおいて、請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異FATB対立遺伝子を同定するためのキットであって、組が以下:
− プライマーの1つが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、プライマーの他方が突然変異FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域をそれぞれ特異的に認識する、プライマーの組、
− プライマーの1つが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、プライマーの他方が突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する、プライマーの組、
− プライマーの1つが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、プライマーの他方が突然変異FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域をそれぞれ特異的に認識する、プライマーの組
からなる群より選択される、キット。
【請求項59】
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からそれぞれなり、又は
− 突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からなり、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からなり、
17〜200の連続ヌクレオチドが突然変異配列又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、
請求項58記載のキット。
【請求項60】
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される少なくとも17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異配列から選択される少なくとも17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列から選択される少なくとも17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列を含み、
3’に位置する17の連続ヌクレオチドが突然変異配列又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、
請求項58記載のキット。
【請求項61】
少なくとも2つのプライマーの組が以下:
− 配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号32の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号43の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号33の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号34の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号44の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号45の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号40の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号48の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号50の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号52の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号53の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号55の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号58の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号60の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号58の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号56の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号64の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号62の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号68の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号38の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号65の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号67の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号70の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号72の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号73の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号75の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号76の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号78の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組
からなる群より選択される、請求項58〜60のいずれか一項に記載のキット。
【請求項62】
以下:
− 第1のプローブの1つが突然変異FATB対立遺伝子の5’隣接領域を特異的に認識し、第2のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の3’隣接領域を特異的に認識する、特異的プローブの組、
− 第1のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、第2のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する、特異的プローブの組、
− 場合により、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識する第2のプローブと併用し、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプローブ
からなる群より選択される、少なくとも1つの特異的プローブの組を含む、生物学的サンプルにおいて、請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異FATB対立遺伝子を同定するためのキット。
【請求項63】
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプローブが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプローブが、突然変異FATB対立遺伝子の突然変異配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含み、又は、
− 突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプローブが、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列からそれぞれ選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、ここで20〜1000の連続ヌクレオチドが突然変異配列もしくは隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む、請求項62記載のキット。
【請求項64】
少なくとも1つのプローブの組が以下:
− 配列番号25又は28のヌクレオチド配列を含む特異的プローブ、
− 配列番号101の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号102の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号81の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号82の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号83の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号84の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号85の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号86の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号87の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号88の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号89の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号90の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号91の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号92の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号93の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号94の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号95の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号96の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号97の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号98の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号99の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号100の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組
からなる群より選択される、請求項62又は63に記載のキット。
【請求項65】
以下:
− 第1のプライマーが、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、第2のプライマーが、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域を特異的にそれぞれ認識する少なくとも2つのプライマーの組、
− 第1のプライマーが突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、第2のプライマーが突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識し、第3のプライマーが野生型FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する、少なくとも3つのプライマーの組、
− 第1のプライマーが突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、第2のプライマーが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的にそれぞれ認識し、第3のプライマーが野生型FATB対立遺伝子の3’又は5’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的にそれぞれ認識する、少なくとも3つのプライマーの組
からなる群より選択されるプライマーの組を含む、アブラナ属植物、植物材料、又は種子において請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異FATB対立遺伝子の接合状態を決定するためのキット。
【請求項66】
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、突然変異又は野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からそれぞれなり、又は
− 野生型FATB対立遺伝子又は野生型FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識するプライマーが、野生型FATB対立遺伝子の突然変異領域又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域の配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からそれぞれなり、又は、
− 野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間、又は、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間、又は、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列から選択される17〜200の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列からそれぞれなり、
17〜200の連続ヌクレオチドが突然変異配列又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、
請求項65記載のキット。
【請求項67】
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、突然変異又は野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、又は、
− 突然変異領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、野生型FATB対立遺伝子の突然変異領域又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域の配列から選択される17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、又は、
− 5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプライマーが、その3’末端に、野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域に及ぶ配列から選択される17の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列をそれぞれ含み、
3’に位置する17の連続ヌクレオチドが突然変異領域又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、
請求項65記載のキット。
【請求項68】
プライマーの組が以下:
− 配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号32の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号31の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号43の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号33の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号34の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号44の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号45の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号40の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号39の配列を含む1つのプライマー及び/又は配列番号48の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号50の配列を含む1つのプライマー、配列番号51の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号52の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号53の配列を含む1つのプライマー、配列番号54の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号55の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号59の配列を含む1つのプライマー、配列番号60の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号61の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号56の配列を含む1つのプライマー、配列番号57の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号58の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号62の配列を含む1つのプライマー、配列番号63の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号64の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号67の配列を含む1つのプライマー、配列番号68の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号69の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号65の配列を含む1つのプライマー、配列番号66の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号67の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号70の配列を含む1つのプライマー、配列番号71の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号72の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号73の配列を含む1つのプライマー、配列番号74の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号75の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組、
− 配列番号76の配列を含む1つのプライマー、配列番号77の配列を含む1つのプライマー、及び/又は配列番号78の配列を含む1つのプライマーを含むプライマーの組
からなる群より選択される、請求項65〜67のいずれか一項に記載のキット。
【請求項69】
以下:
− 第1のプローブが、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’隣接領域を特異的に認識し、第2のプローブが、突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の3’隣接領域を特異的に認識する少なくとも2つのプローブの組、
− 第1のプローブが突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識し、第2のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識し、第3のプローブが野生型FATB対立遺伝子の突然変異領域を特異的に認識する、少なくとも3つのプローブの組、
− 第1のプローブが突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識し、第2のプローブが野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識する、少なくとも2つのプローブの組
からなる群より選択されるプローブの組を含む、アブラナ属植物、植物材料、又は種子において請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異FATB対立遺伝子の接合状態を決定するためのキット。
【請求項70】
− 突然変異及び野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域を特異的に認識するプローブが、突然変異又は野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列をそれぞれ含み、又は、
− 突然変異領域を特異的に認識するプローブが、野生型FATB対立遺伝子の突然変異領域又は突然変異FATB対立遺伝子の突然変異領域の配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列をそれぞれ含み、又は、
− 5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域を特異的に認識するプローブが、野生型FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間、又は、突然変異FATB対立遺伝子の5’又は3’隣接領域と突然変異領域の間の連結領域に及ぶ配列から選択される20〜1000の連続ヌクレオチドのヌクレオチド配列、又は、それと少なくとも80%の配列同一性を有する配列をそれぞれ含み、20〜1000の連続ヌクレオチドが突然変異領域又は隣接配列のいずれにももっぱら由来しない、請求項69記載のキット。
【請求項71】
プローブの組が以下:
− 特異的プローブが配列番号25又は28のヌクレオチド配列を含み、
− 配列番号101の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号102の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号81の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号82の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号83の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号84の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号85の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号86の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号87の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号88の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号89の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号90の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号91の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号92の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号93の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号94の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号95の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号96の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号97の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号98の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組、
− 配列番号99の配列を含む1つのプローブ及び/又は配列番号100の配列を含む1つのプローブを含むプローブの組
からなる群よりそれぞれ選択される、請求項69又は70に記載のキット。
【請求項72】
以下:
− 請求項38〜47のいずれか一項記載の少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を各々が含む少なくとも2つの植物を同定すること、
− 少なくとも2つの植物を交配し、少なくとも1つの交配からF1雑種種子を回収すること、
− 場合により、請求項38〜47のいずれか一項記載の少なくとも2つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を含むF1植物を同定すること
の工程を含む、1つの植物において請求項25〜36のいずれか一項記載の少なくとも2つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を組み合わせるための方法。
【請求項73】
請求項48〜57のいずれか一項記載の選択した突然変異FATB対立遺伝子の接合状態を決定することにより、選択した突然変異FATB対立遺伝子についてホモ接合又はヘテロ接合である、F1植物を同定する工程をさらに含む、請求項72記載の方法。
【請求項74】
以下:
(a)請求項38〜47のいずれか一項記載の少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を含む第1の植物を同定すること、
(b)第1の植物を、少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を含まない第2の植物と交配し、該交配からF1雑種種子を回収すること、
(c)場合により、請求項38〜47のいずれか一項記載の少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を含むF1植物を同定すること、
(d)少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を含むF1植物を、少なくとも1世代(x)について少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を含まない第2の植物と交配して、該交配からBCx種子を回収すること、
(e)各世代において、請求項38〜47のいずれか一項記載の方法に従って少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を含むBCx植物を同定すること
の工程を含む、請求項25〜36のいずれか一項記載の少なくとも1つの選択した突然変異FATB対立遺伝子を1つの植物から別の植物に移入するための方法。
【請求項75】
請求項48〜57のいずれか一項記載の選択した突然変異FATB対立遺伝子の接合状態を決定することにより、選択した突然変異FATB対立遺伝子についてホモ接合又はヘテロ接合である、BCx植物を同定する工程をさらに含む、請求項74記載の方法。
【請求項76】
請求項25〜36のいずれか一項記載の突然変異FATB対立遺伝子を、請求項72〜75のいずれか一項記載の1つのアブラナ属植物において、又は、1つのアブラナ属植物と組み合わせる、及び/又は、移入することを含む、請求項1〜23のいずれか一項記載の植物を作るための方法。
【請求項77】
以下:
− 2008年6月27日にNCIMB Limitedに受入番号NCIMB 41568で寄託されたFATB−A1−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1EMS04、及びFATB−C3−EMS02を含むアブラナ属種子、
− 2008年6月27日にNCIMB Limitedに受入番号NCIMB 41567で寄託されたFATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−C1EMS05、及びFATB−C2−EMS03を含むアブラナ属種子、及び
− 2008年6月27日にNCIMB Limitedに受入番号NCIMB 41566で寄託されたFATB−A2−EMS05、FATB−C1−EMS05、及びFATB−C2−EMS02を含むアブラナ属種子
からなる群より選択されるアブラナ属種子。
【請求項78】
請求項77の種子から得られた、アブラナ属植物、又はその細胞、部分、種子、もしくは子孫。
【請求項79】
請求項77の種子から生育したアブラナ属植物の繁殖及び/又は育種により得られた、そのゲノム中にFATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS04、FATB−C1−EMS05、FATB−C2−EMS02、FATB−C2EMS03、又はFATB−C3−EMS02対立遺伝子を含む、アブラナ属植物、又はその細胞、部分、種子、もしくは子孫。
【請求項80】
FATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS04、FATB−C1−EMS05、FATB−C2−EMS02、FATB−C2−EMS03、又はFATB−C3−EMS02対立遺伝子を含む種子であって、該対立遺伝子を含む基準種子が2008年6月27日に受入番号NCIMB 41566、NCIMB 41567、及び/又はNCIMB 41568で寄託されている種子。
【請求項81】
請求項77記載の種子から産生される、FATB−A1−EMS05、FATB−A1−EMS06、FATB−A2−EMS01、FATB−A2−EMS05、FATB−A3−EMS01、FATB−C1−EMS04、FATB−C1−EMS05、FATB−C2−EMS02、FATB−C2−EMS03、又はFATB−C3−EMS02対立遺伝子を含む、植物、又はその細胞、部分、種子、もしくは子孫。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【公表番号】特表2010−532667(P2010−532667A)
【公表日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−515401(P2010−515401)
【出願日】平成20年7月7日(2008.7.7)
【国際出願番号】PCT/EP2008/005551
【国際公開番号】WO2009/007091
【国際公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【出願人】(501018298)バイエル・バイオサイエンス・エヌ・ヴェー (12)
【氏名又は名称原語表記】Bayer BioScience N.V.
【Fターム(参考)】