説明

窓枠構造

【課題】本発明は、窓枠構造の枠材を連結する部分を細くすることにより、採光部の意匠性を向上させる窓枠構造を提供することを目的とする。
【解決手段】建物(3)の躯体(68)と結合される窓枠構造であって、それぞれの上端部と下端部で躯体と結合される1対の縦桟(10、40、及び12、並びに14、44、及び16)と、それぞれの左端部と右端部で躯体と結合される1対の横桟(20、42、及び22、並びに24、46、及び26)と、を有し、横桟は、窓枠構造の縦方向に連設される他の窓枠構造の横桟と直接結合するための少なくとも1つの嵌合部(6a、6b、6c、及び6d)を有する、ことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、採光壁を構成するための窓枠構造に関する。
【背景技術】
【0002】
建物の外壁部を構成する採光可能なカーテンウォール、屋根等が種々存在する。それらの構造は、上下方向に伸びる縦桟としての複数の方立と水平方向に伸びる横桟としての複数の無目とを格子状に交差させて、方立と無目とに囲まれる複数の開口部にガラス板、化粧パネル又は合成樹脂でできた壁材を嵌め込むことにより、採光壁を形成するものである。
【0003】
従来、採光壁のための開口部は、方立と無目とにより形成された、1組の窓枠構造として独立して存在できる窓枠構造を、緩衝材及び連結材として使用される目地材を介して、上下方向、左右方向に連続的に複数組配設することによって、形成していた。
【0004】
また、アルミニウム等の窓枠構造の材質と、窓枠構造を支持する支持部材(主に建物の躯体)の材質とでは、熱膨張率が異なる材質が使用されることが多い。このため、この熱膨張率の差異により窓枠構造と、窓枠構造を支持する支持部材との間に応力が生じ、その応力を吸収するための種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−158413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、窓枠構造と隣接する窓枠構造との間に幅の大きな目地を形成する必要があったため、採光部全体における窓枠構造の枠材の占める割合が大きくなり、採光部の意匠性に影響を与えるという不具合があった。
【0007】
また、熱膨張率の差異により窓枠構造と、窓枠構造を支持する支持部材との間に応力が生じ、特に縦桟及び横桟の間隔を広くした場合、この様な応力によって窓枠構造がゆがんだり、窓枠構造と支持部材との結合状態が悪化するといった不具合があった。
【0008】
さらに、大型の窓枠構造の採光材としてガラスなどの破損しやすい部材を用いた場合に、層間変位により窓枠と建物の躯体とが共に変形することにより、採光材が破損することを防止するため、窓枠の幅を広くすることができるが、採光壁における窓枠の占める割合が大きくなるため意匠性に影響を与えるという不具合があった。
【0009】
そこで、本発明は、上述した不具合を解決することが可能な窓枠構造を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、窓枠構造の枠材を連結する部分を細くすることにより、採光部の意匠性を向上させる窓枠構造を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、窓枠構造と支持部材との間に応力が生じても、窓枠がゆがまず、窓枠と支持部材との結合状態を良好に維持する窓枠構造を提供することを目的とする。
【0012】
さらに、本発明は、意匠性に影響を与えることなく、層間変位による窓枠及び建物の躯体の変形によって採光材が破損することを防止する窓枠構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る窓枠構造は、建物の躯体と結合される窓枠構造であって、それぞれの上端部と下端部で躯体と結合される1対の縦桟と、それぞれの左端部と右端部で躯体と結合される1対の横桟と、を有し、横桟は、窓枠の縦方向に連設される他の窓枠の横桟と直接嵌合するための少なくとも1つの嵌合部を有すること、を特徴とする。
【0014】
さらに、本発明に係る窓枠構造では、縦桟は、少なくとも2つの方立と、少なくとも2つの方立を結合するための第1のジョイントとを有し、横桟は、少なくとも2つの無目と、少なくとも2つの無目を結合するための第2のジョイントとを有することが好ましい。
【0015】
さらに、本発明に係る窓枠構造では、窓枠構造の開口部に嵌め込まれている採光材と胴縁とが結合されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る窓枠構造では、躯体と結合される横桟は、窓枠の縦方向に連設される他の窓枠の横桟と直接嵌合するための少なくとも1つの嵌合部を有するので、採光壁面における窓枠の占める割合を小さくし、意匠性を向上させることが可能となった。
【0017】
また、本発明に係る窓枠構造では、躯体と結合される縦桟は、窓枠の横方向に連設される他の窓枠の縦桟と直接結合するための少なくとも1つの結合部を有するので、採光壁面における窓枠の占める割合をさらに小さくし、意匠性を向上させることが可能となった。
【0018】
また、本発明に係る窓枠構造では、縦桟及び/又は横桟は、それぞれ窓枠と支持部材との間に生じる応力を吸収するためのジョイントとを有するので、大きな開口部を有する窓枠構造を構成することが可能となった。
【0019】
さらに、本発明に係る窓枠構造では、窓枠構造の開口部に嵌め込まれている採光材と胴縁とが結合されているので、破損しやすい部材を使用した場合でも意匠性に影響を与えることなく大きな開口部を有する窓枠構造を構成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る窓枠構造を上下及び左右に連結した例を示す図である。
【図2】図1の窓枠構造1を中心とした要部の拡大図である。
【図3】窓枠構造及び隣接する窓枠構造の一部の桟並びに採光材と建物の躯体との結合状態の一例を示す図である。
【図4】採光材と胴縁との結合方法の一例を示す図である。
【図5】図2のA−A’横断面図である。
【図6】図2のB−B’横断面図である。
【図7】図2のC−C’横断面図である。
【図8】図2のD−D’縦断面図である。
【図9】図2のG部に配設されたジョイントの部分拡大図である。
【図10】図2のE−E’縦断面図である。
【図11】図2のF−F’横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明に係る窓枠構造の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。なお、添付した図面において同一又は類似する構造又は機能を有する部材には、同一又は類似する参照番号が付されている。また、理解を容易にするために図面の縮尺は、適宜変更されている。
【0022】
図1は、本発明に係る窓枠構造を上下及び左右に連結した例を示す図である。
【0023】
窓枠構造1の周囲には、連続する他の窓枠構造が配設されている。すなわち、窓枠構造1の左側には、窓枠構造101が配設され、窓枠構造1の右側には、窓枠構造501が配設される。また、窓枠構造1の下側には、窓枠構造301が配設され、窓枠構造1の上側には、窓枠構造701が配設される。さらに、窓枠構造1の左斜め下側には、窓枠構造201が配設され、窓枠構造1の右斜め下側には、窓枠構造401が配設され、窓枠構造1の右斜め上側には、窓枠構造601が配設され、窓枠構造1の左斜め上側には、窓枠構造801が配設されている。
【0024】
このように、窓枠構造は、建物の外壁等において構造的に独立した連続した開口部を形成することを可能とする。なお、図1に示す窓枠構造の連結方法は一例であって、これに限定されるものではなく、上下方向のみに連結させたり、左右方向のみに連結させても良い。
【0025】
図2は、図1の窓枠構造1を中心とした要部の拡大図である。
【0026】
太線で示された窓枠構造1は、上下方向に平行に配設される方立10、12、14及び16と、左右方向に平行に配設される無目20、22、24及び26と、ジョイント40、42、44及び46とを有している。方立10及び12、並びに方立14及び16はそれぞれ対になって窓枠構造の縦桟を形成する。同様に、無目20及び22、並びに無目24及び26はそれぞれ対になって窓枠構造の横桟を形成する。ジョイント40、42、44及び46は、縦桟又は横桟を形成するそれぞれの方立及び無目の間に配設される。窓枠構造1は、例えば5[m]四方の略正方形とすることができる。
【0027】
図2では明記されないが、窓枠構造1とともに連続する開口部を形成する窓枠構造101〜801も窓枠構造1と同様の構造を有している。例えば、窓枠構造101は、上下方向に平行に配設される方立110、112、114及び116と、左右方向に平行に配設される無目120、122、124及び126と、ジョイント140、142、144及び146とを有している。
【0028】
図2に示すように、ジョイント40は、方立10の上端部と12の下端部との間に配設され、ジョイント42は、無目20の右端部と22の左端部との間に配設され、ジョイント44は、方立14の上端部と16の下端部との間に配設され、ジョイント46は無目24の右端部と26の左端部との間に配設されている。
【0029】
ジョイント40、42、44及び46は、周囲温度の変化により窓枠構造を構成する部材が伸縮したときに、その伸縮長を吸収することができる機能を有するように構成されている。
【0030】
図2では、同一形状を有する2つの方立又は無目を使用して窓枠構造の桟を形成しているが、部材の長手方向の長さが異なる方立又は無目に使用しても良い。すなわち、ジョイントの位置は、桟の任意の位置に配設することができる。また、3つ以上の方立又は無目を2つ以上のジョイントを結合することにより窓枠構造の桟を形成することも可能である。
【0031】
窓枠構造1が形成する開口部には、採光材30a〜30eが嵌め込まれている。同様に、窓枠構造101が形成する開口部には、一部が図示されていない採光材130a〜130eが嵌め込まれ、窓枠構造201が形成する開口部には、一部が図示されていない採光材230a〜230eが嵌め込まれ、窓枠構造301が形成する開口部には、符号が付されていない採光材330a〜330eが嵌め込まれ、窓枠構造401が形成する開口部には、一部が図示されていない採光材430a〜430eが嵌め込まれ、窓枠構造501が形成する開口部には、一部が図示されていない採光材530a〜530eが嵌め込まれ、窓枠構造601が形成する開口部には、一部が図示されていない採光材630a〜630eが嵌め込まれ、窓枠構造701が形成する開口部には、符号が付されていない採光材730a〜730eが嵌め込まれ、窓枠構造801が形成する開口部には、一部が図示されていない採光材830a〜830eが嵌め込まれている。
【0032】
なお、図2では、各窓枠構造の開口部には横方向に並んで配設される5つの採光材30a〜30eが嵌め込まれているが、窓枠構造1に嵌め込む採光材の数は、採光材の大きさ、重量及び強度等を考慮して他の数(4以下又は6以上)とすることもできる。また、各窓枠構造の開口部には、縦方向に2段以上の採光材を嵌め込むようにしても良い。
【0033】
図2で利用される採光材は、ガラス板、化粧パネル又は合成樹脂等で構成することができる。例えば、中空ハニカム構造を有するポリカーボネート樹脂で採光材30a〜30eを構成した場合、軽量でかつ高い剛性と断熱性能を有する開口部を構成することができる。
【0034】
ポリカーボネート樹脂で構成される採光材には、ポリカーボネート系樹脂からなる基材の表面に耐候性、防汚性あるいは耐擦傷性等の機能層を設けたものを使用することができる。耐候性層は、例えばアクリル系樹脂等の耐候性に優れた樹脂あるいはポリカーボネート系樹脂に紫外線吸収材を添加したものと、ポリカーボネート系樹脂からなる基材とを共押出することにより形成することができる。
【0035】
図3は、窓枠構造1及び隣接する窓枠構造の一部の桟並びに採光材30a〜30eと、建物3の躯体68との結合状態の一例を示す図である。
【0036】
建物3は、基礎70、基礎70の上に基礎70と鉛直方向に配設される建物3の躯体68a及び68c、基礎70と平行方向に設置される建物3の躯体68b及び68d、並びに基礎70と平行方向に設置される胴縁72a及び72b等を有している。
【0037】
窓枠構造1の方立10と窓枠構造101の方立114とは、方立10と方立114との間に形成される結合部5aによって結合され、窓枠構造1の方立12と窓枠構造101の方立116とは、方立12と方立116との間に形成される結合部5bによって結合され、窓枠構造1の方立14と窓枠構造501の方立510とは、方立14と方立510との間に形成される結合部5cによって結合され、窓枠構造1の方立16と窓枠構造501の方立512とは、方立16と方立512との間に形成される結合部5dによって結合される(図2参照)。
【0038】
窓枠構造1の無目20と窓枠構造301の無目324とは、無目20と無目324との間に形成される嵌合部6aによって嵌合され、窓枠構造1の無目22と窓枠構造301の無目326とは、無目22と無目326との間に形成される嵌合部6bによって嵌合され、窓枠構造1の無目24と窓枠構造701の方立720とは、無目24と方立720との間に形成される嵌合部6cによって嵌合され、窓枠構造1の無目26と窓枠構造701の方立722とは、無目26と方立722との間に形成される嵌合部6dによって嵌合される(図2参照)。
【0039】
窓枠構造1の左桟は、方立10の下端部付近に形成される結合部7aによって方立10が建物3の躯体3b近傍に結合され、方立12の上端部付近に形成される結合部7bによって方立12が建物3の躯体3a近傍に結合され、窓枠構造1の右桟は、方立14の下端部付近に形成される結合部7cによって方立14が建物3の躯体3c近傍に結合され、方立16の上端部付近に形成される結合部7dによって方立16が建物3の躯体3d近傍に結合されている。
【0040】
窓枠構造1の下桟は、無目20の左端部付近に形成される結合部8aによって無目20が建物3の躯体3b近傍に結合され、無目22の右端部付近に形成される結合部8bによって無目22が建物3の躯体3c近傍に結合され、窓枠構造1の上桟は、無目24の左端部付近に形成される結合部8cによって無目24が建物3の躯体3a近傍に結合され、無目26の右端部付近に形成される結合部8dによって無目6が建物3の躯体3d近傍に結合されている。
【0041】
窓枠構造1は、図3に示すように、結合部7a〜7d及び結合部8a〜8dによって建物3の躯体68と結合されている。
【0042】
また、採光材30a〜30eは、窓枠構造1だけでなく、建物3にも直接支持されている。すなわち、採光材30a〜30eは、胴縁72aと72bとの2箇所で建物3の躯体68にそれぞれ支持されている。なお、採光材30a〜30eを支持するための結合箇所の数は、採光材30a〜30eの大きさ、重量及び強度等を考慮して適当な数とすることができる。例えば、長手方向の長さが5600mm程度、横方向の長さが500mm程度、幅が40mm程度のポリカーボネート製の採光材を使用した場合は、結合箇所を5箇所とすることが好ましい。
【0043】
建物3に結合された胴縁72a及び72bと採光材30a〜30eとは、採光材30a〜30eに設置された結合部材と胴縁72a及び72bとをビス又はボルト及びナット等の締結部材で締結することにより結合される。
【0044】
建物3に結合された胴縁72a及び72bと採光材30a〜30eとを結合することにより、大型の窓枠構造の採光材としてガラスなどの破損しやすい部材を使用した場合でも、層間変位により採光材が破損すること防止できる。すなわち、胴縁72a及び72bと採光材30a〜30eとが結合されていることにより、層間変位が生じた場合に、建物3の躯体68の変形に追従するように採光材30a〜30eが傾斜する。窓枠1もまた建物3の躯体68又は胴縁72と結合されているため、層間変位により建物3の躯体68に追従して窓枠1も変形する。このため、層間変位による窓枠1の変形に採光材30a〜30eが追従することができ、変形した窓枠1に採光材30が接触することがないため、採光材30a〜30eが破損するおそれはない。なお、採光材の破損を防止するためには、合成樹脂製の採光材を使用することが好ましい。
【0045】
図4は、採光材30b〜30dと胴縁72aとの結合方法の一例を示す図である。
【0046】
採光材30bと採光材30cとは、採光材30bの有する凸部30b1と採光材30cの有する凹部30c2とを嵌合することにより連結される。同様に、採光材30cと採光材30dとは、採光材30cの有する凸部30c1と採光材30dの有する凹部30d2とを嵌合することにより連結される。結合部材32aは、採光材30bの有する凸部30b1と採光材30cの有する凹部30c2との嵌合部に取り付けられ、結合部材32bは採光材30cの有する凸部30c1と採光材30dの有する凹部30d2との連結部に嵌め込むことにより採光材30b〜30dに取り付けられる。結合部材32a及び32bと胴縁72aとをボルト64d〜64kにより締結することにより、採光材30b〜30dは、胴縁72aに直接支持されることとなる。なお、図4には図示されていないが、採光材30aと30bとの連結部及び採光材30dと30eとの連結部においても同様の方法で胴縁72aと結合される。また、採光材30a〜30eと胴縁72bとの結合も同様である。
【0047】
このように採光材30a〜30eは、建物3の有する胴縁72a及び72bと結合することにより、建物3の躯体68に支持される構造とする。このため、一般的に使用されるガラス窓のサッシ等の窓枠構造と異なり、窓枠構造1は、その窓枠構造1により形成される開口部に設置される採光材30a〜30eの荷重を全て支持する機能を有する必要がない。したがって、窓枠構造1を構成する部材には、採光材30a〜30eの全ての荷重を支持するための強度を必要としない。
【0048】
以下、方立及び無目の構造及び結合方法について説明する。
【0049】
図5は、図2のA−A’横断面図である。
【0050】
図5に示すように、窓枠構造1の方立10と、窓枠構造101の方立114とが、背面結合部材80を用いて、接続されている。
【0051】
方立10は、化粧面を有する面部分10aと、面部分10aの一方の端部に接して面部分10aと直交するように形成され且つ孔10eを有する結合部10bと、面部分10aと結合部10bとが結合される端部に形成された凹部10cと、面部分10aの他方の端部に形成された嵌合部10dとを有している。
【0052】
方立114は、化粧面を有する面部分114aと、面部分114aの一方の端部に接して面部分114aと直交するように形成され且つ孔114fを有する結合部114bと、面部分114aと結合部114bとが結合される端部に形成された凹部114cと、面部分114aの他方の端部に形成された第1の嵌合部114dと、背面結合部材80と嵌合するための第2の嵌合部114eとを有している。
【0053】
背面結合部材80は、背面部80aと、背面部80aの一方の端部に接して背面部80aと直交するように形成された第1の嵌合部80bと、背面部80aの他方の端部に接して背面部80aと直交するように形成された第2の嵌合部80cと、背面部80aの略中心部分から背面部80aと直交するように形成された第3の嵌合部80dとを有している。
【0054】
方立10と114とは、方立10に形成された孔10eと方立114に形成された孔114fとビス62aとで構成される結合部5aによって、結合される。また、方立114と背面結合部材80とは、方立114の第2の嵌合部114eと、背面結合部材80の第3の嵌合部80dとで嵌合されている。
【0055】
採光材30aは、方立10の嵌合部10dに嵌合されたガスケット54aと、背面結合部材80の第2の嵌合部80cに嵌合されたガスケット54bとによって挟持され、採光材130eは、方立114の第1の嵌合部114dに嵌合されたガスケット154aと、背面結合部材80の第1の嵌合部80bに嵌合されたガスケット154bとによって挟持されている。
【0056】
シール材52は、方立10の凹部10cと方立114の凹部114cとによって形成されるコの字型の凹部に圧入されている。
【0057】
窓枠構造1の方立10と窓枠構造101の方立114とは、結合部5aにおいてビス62aで直接結合され、シール材52のみで目地が形成される。このため、通常の窓枠構造に比べて目地を含めた枠材の採光部全体に占める割合を小さくし、意匠性を向上させることが可能となった。
【0058】
なお、採光材30a、130eを挟持する挟持部材にシール材を使用することができるが、ガスケットを使用することが好ましい。挟持部材としてガスケットを使用する場合は、窓枠構造と採光材とが完全には固定されず、採光材がずれるので、採光材の熱膨張又は熱収縮に追従することが可能となるためである。
【0059】
以上、図5を参照して、窓枠構造1の方立10と窓枠構造101の方立114と背面結合部材80との結合構造について説明した。なお、窓枠構造1の他の方立12、14及び16と、それぞれが隣接する他の窓枠構造の方立との結合構造も、方立10と114との結合部と同様の構造を有している。
【0060】
図6は、図2のB−B’横断面図である。
【0061】
図6に示すように、窓枠構造1の無目20と、隣接する窓枠構造301の無目324とが、背面結合部材81を用いて接続されている。
【0062】
無目20は、第1の部材20aと第2の部材20bとを有している。第1の部材20aは、化粧面を有する面部分20a1と、面部分20a1の略下端部に一方の端部を接し面部分20a1と直交するように形成された嵌合部20a2とを有している。第2の部材20bは、背面部20b1と、背面部20b1の略上端に形成された第1の嵌合部20b2と、背面部20b1の略中央に形成された支持部20b3と、背面部20b1の略下端部に形成された第2の嵌合部20b4と、孔20b5を有し且つ背面結合部材81と結合するための部材20b6を有している。第1の部材20aと無目20の第2の部材20bとは、無目20の第1の部材20aの嵌合部20a2と、第2の部材20aの第2の嵌合部20b4とで嵌合されている。
【0063】
無目324は、化粧面を有する第1の面部分324aと、第1の面部分324aの略上端に形成された第2の面部分324hの他方の端部に形成された第1の嵌合部324bと、第1の面部分324aの略下端に形成された第2の嵌合部324cと、第2の面部分324hの他方の端部に第1の嵌合部324bとともに形成された第3の面部分324jの他方の端部に形成された支持部324dと、支持部324dの下端部形成された第3の嵌合部324eと、孔324fを有し且つ背面結合部材81と結合するための部材324gとを有している。
【0064】
背面結合部材81は、平板81aと、第1の孔81dを有し且つ平板81aの上端部に平板81aと直交するように形成された第1のフランジ81bと、第2の孔81eを有し且つ平板81aの下端部に平板81aと直交するように形成された第2のフランジ81cとを有している。
【0065】
無目20と無目324とは、無目20の第2の部材20bの第2の嵌合部20b4と、無目324の第1の嵌合部324bとで構成される嵌合部6aによって、嵌合されている。また、無目20の第2の部材20bと背面結合部材81とは、無目20の第2の部材20bに形成された孔20b5と背面結合部材81の第1のフランジ81bに形成された第1の孔81dとをビス63aで留めることによって結合され、無目324と背面結合部材81とは、無目324に形成された孔324fと背面結合部材81の第2のフランジ81cに形成された第2の孔81eとをビス363aで留めることによって結合されている。
【0066】
採光材30bは、無目20の第1の部材20aの面部分20a1と採光材30bとの間に圧入されたシール材53aと、無目20の第2の部材20bの第1の嵌合部20b2に嵌合されたガスケット55aとによって挟持されるとともに、無目20の第2の部材20bの支持部20b3によって下方から支持されている。また、採光材30bは、図3に示すように、建物3の躯体68によっても支持されている。このため、無目20は、採光材30bの全ての荷重を支持する必要がないので、アルミニウム等から構成し、また簡単な構造とすることが可能となった。
【0067】
採光材330bは、無目324の第2の嵌合部324cに嵌合されたガスケット355aと、無目324の第3の嵌合部324eに嵌合されたガスケット355bによって挟持されている。
【0068】
シール材53bは、無目20の第2の部材20bの第2の嵌合部20b4と、無目324の第1の嵌合部324bとの近傍に形成された空隙に圧入されている。
【0069】
窓枠構造1の無目20と窓枠構造301の無目324とは、嵌合部で直接結合され、窓枠構造1と窓枠構造301を外観上分割する目地は、シール材53bのみで形成される。このため、通常の窓枠構造に比べて目地を含めた枠材の採光部全体に占める割合を小さくし、意匠性を向上させることが可能となった。
【0070】
なお、採光材330bが熱伸縮により膨張したときは、無目324の第1の嵌合部324bの下面と採光板330bの上端との間に形成される空隙Jによって、熱伸びした部分を収めることができる。例えば、ポリカーボネード材を用いた5m程度の縦長辺長を持つ採光材を用いた場合は、15mm程度の熱伸びを収めるように構成することが好ましい。
【0071】
また、採光材330bを略上端で挟持する挟持部材にシール材を使用することができるが、ガスケットを使用することが好ましい。挟持部材としてガスケットを使用する場合は、窓枠構造と採光材とは、固定されず、採光材がずれるので、採光材の熱膨張又は熱収縮に追従することができるためである。
【0072】
また、無目20、22、24、及び26に嵌合された背面側のガスケット(図6の55aなど)と、採光材30a〜eとの間の嵌合部(図4の30c1と30d2とで構成される嵌合部など)との交差部分の近傍にシール材を圧入することが好ましい。当該部分にシール材を圧入することにより、窓枠構造1の水密性をさらに高めることができるためである。
【0073】
さらに、無目20の第2の部材20bの支持部20b3及び第2の嵌合部20b4の一部に排水用の孔又はスリットを形成することにより、無目20内に浸入した雨水を外部に排出することが可能となる。
【0074】
以上、図6を参照して、窓枠構造1の無目20と窓枠構造301の無目324と背面結合部材81との結合構造について説明した。なお、窓枠構造1の他の無目22、24及び26と、それぞれが隣接する他の窓枠構造の無目と背面結合部材との結合構造も、無目20と無目324との結合部と同様の構造を有している。
【0075】
窓枠構造1の方立10と窓枠構造101の方立114との結合部に形成される空隙には、シール材52が圧入されており、窓枠構造1と窓枠構造101とは、外観的、構造的に分割される。同様に他の方立は、隣接する方立との間にシール材が圧入され、隣接する窓枠構造と外観的、構造的に分割される。また、窓枠構造1の無目20と窓枠構造301の無目324との嵌合部の近傍に形成される空隙には、シール材53bが圧入されており、窓枠構造1と窓枠構造301とは、外観的、構造的に分割される。同様に他の無目は、隣接する無目との間にシール材が圧入され、隣接する窓枠構造と、構造的に分割されている。
【0076】
このように、窓枠構造1では、隣接する窓枠構造との結合構造を簡単にし、且つ外観的にも構造的にも分割された連続する窓枠構造を形成することができる。窓枠構造1によって、採光壁全体に占める窓枠構造の枠材の割合を低くして、意匠性を向上させた採光壁を形成することが可能となった。
【0077】
以下、窓枠構造1と建物3の躯体68との結合部の構造について説明する。
【0078】
図7は、図2のC−C’横断面図である。
【0079】
図7に示すように、窓枠構造1の方立14と、隣接する窓枠構造501の方立510とが背面結合82を用いて建物3の躯体68bと結合されている。方立14と方立510との結合構造は、図5を用いて説明した方立10と方立114との結合構造と同様の構造を有しているので、方立14と方立510の結合構造については、ここでは説明しない。
【0080】
背面結合部材82は、背面平板82aと、背面平板82aの一方の端部に接して背面平板82aと直交するように形成された第1の嵌合部82bと、背面平板82aの他方の端部に接して背面平板82aと直交するように形成された第2の嵌合部82cと、背面平板82aの略中心部分から背面平板82aと直交するように形成された第3の嵌合部82dと、背面部82aの略中心部分に位置するように第3の嵌合部82dと反対の面に形成され且つ孔82fを有する躯体結合部82eと、を有している。
【0081】
Lアングル66は、孔66a、66b、66cを有している。
【0082】
方立14と背面結合部材82とは、方立14の第2の嵌合部14eと、背面結合部材82の第3の嵌合部82dとを嵌合されている。
【0083】
躯体結合部82eと建物3の躯体68bとは、背面結合部材82の孔82fとLアングル66の孔66a、66b及び66cとボルト64a、64b及び64cと建物3躯体68bに形成された孔68b1、68b2(図示せず)で構成される結合部7cによって、結合されている。図2に記載されたC−C’縦断面の窓枠構造1における位置から明らかなように、躯体結合部82eは、窓枠構造1の下端部であって、背面結合部材82の長手方向の一端部に形成されている。したがって、背面結合部材82と結合されている方立14、510は、結合部7cによって窓枠構造1の下端部のみで建物3の躯体68bと結合される構造を有している。
【0084】
窓枠構造1の他の方立10、12及び16と建物3の躯体68との結合構造も、方立14及び510と建物3の躯体68との結合構造と同様の構造を有している。しかしながら、窓枠構造1の縦桟の上端部で建物3の躯体68と結合される方立12及び16と建物3の躯体68との結合構造は、方立14及び510と建物3の躯体68との結合構造と上下対称の構造を有している。
【0085】
図2に示すように、方立14及び510の上端部は、ジョイント44を介して方立16及び512と結合される。また、方立12及び116は、結合部6dにより上端部のみで建物3の躯体68dと結合される。したがって、窓枠構造1の縦桟と建物3の躯体68との結合は、窓枠構造1の縦桟の下端部及び上端部のみを結合部6c及び結合部6dで結合する簡単な構造を有している。
【0086】
図8は、図2のD−D’縦断面図である。
【0087】
図8に示すように、窓枠構造1の無目24と、隣接する窓枠構造701の無目720とが、背面結合部材83を用いて建物3の躯体68dと接続されている。無目24と無目720の結合構造は、図6を用いて説明した無目20と無目324との結合構造と同様の構造を有しているので、無目24と無目720の結合構造については、ここでは説明しない。
【0088】
背面結合部材83は、第3の孔83fを有する平板83aと、第1の孔83dを有し且つ平板83aの上端部に平板83aと直交するように形成された第1のフランジ83bと、第2の孔83eを有し且つ平板83aの下端部に平板83aと直交するように形成された第2のフランジ83cとを有している。
【0089】
無目24と背面結合部材83とは、無目24に形成された孔24fと背面結合部材83の第2のフランジに形成された第1の孔83eとをビス63bで留めることによって結合され、無目720と背面結合部材83とは、無目720の第2の部材720bに形成された孔720b5と背面結合部材83の第1のフランジに形成された第2の孔83dとをビス763bで留めることによって結合されている。
【0090】
背面結合部材83と、建物3の躯体68dとは、背面結合部材83の平板83aに形成された第3の孔83fと建物3の躯体68dに形成された孔68d1とボルト65によって構成される結合部8cによって結合される。図2に記載されたD−D’縦断面の窓枠構造1における位置から明らかなように、背面結合部材83の第3の孔83fは、窓枠構造1の左端部に相当する、背面結合部材83の長手方向の一端部に形成されている。したがって、背面結合部83と結合されている無目24及び720は、結合部8cによって窓枠構造1の左端部のみで建物3の躯体68dと結合される構造を有している。
【0091】
窓枠構造1の他の無目と建物3の躯体68との結合構造も、無目24及び720と建物3の躯体68との結合構造と同様の構造を有している。しかしながら、窓枠構造1の横桟の右端部で建物3の躯体68と結合される無目22及び26と建物3の躯体68との結合構造は、無目24と建物3の躯体68との結合構造と左右対称な構造を有している。
【0092】
図2に示すように、無目24及び720の右端部は、ジョイント46を介して無目26及び722と結合される。また、無目26及び722の右端部においても結合部8dによって建物3の躯体68と結合される。したがって、窓枠構造1の横桟と建物3の躯体68との結合は、窓枠構造1の横桟の左端部及び右端部のみを結合部8c及び8dで結合する簡単な構造を有している。
【0093】
図8に示すように、方立710の鉛直下方向に無目720が配設され、方立710の下端と無目720の上端との間には空隙790が形成されている。無目24の鉛直下方向に方立12が配設され、無目24の下端と方立12の上端との間には空隙90が形成されている。方立と無目との間に形成される空隙790及び90は、図8では、何の部材も配設されていないが、水密性等を考慮して空隙790及び/又は90にシール材等を圧入することが好ましい。
【0094】
以下、ジョイントについて説明する。
【0095】
図9は、図2のG部に配設されたジョイント42、346の部分拡大図である。
【0096】
図9に示すように、窓枠構造1のジョイント42と、窓枠構造301のジョイント346とは、シール材53bによって結合されている。なお、図9では、ジョイントの構造のみを示すため、ジョイントに嵌合される採光材30c、330c、及び無目20、22、324、326は示していない。
【0097】
ジョイント42は、底板部50a1と、底板部の一方の長辺から垂設される凹形の第1の側板部50a2と、底板部の一方の短辺から垂設される第2の側板部50a3と、底板部の他方の短辺から垂設される第3の側板部50a4とを有する第1の嵌合部材50aと、第1の嵌合部材50aと同一の形状を有する第2の嵌合部材50bと、第1の嵌合部材50aと第2の嵌合部材50bとに挟持される凹形状のシール材52とを有している。
【0098】
第1の嵌合部材50aと第2の嵌合部材50bとは、小口塞ぎにより構成されることができる。
【0099】
ジョイント346は、ジョイント42と上下が反転しているが、ジョイント42と同一の構造を有している。したがって、ジョイント346の説明は省略する。
【0100】
図10は、図2のE−E’縦断面図である。
【0101】
図10に示すように、無目20と無目22とは、ジョイント42を用いて結合されている。
【0102】
無目20は、無目20の端部において、ジョイント42の第1の嵌合部材50aに内接するように嵌合される。無目20とジョイント42は、無目20の第2の部材20bの背面部20bと、ジョイント42の第1の嵌合部材50aの第3の側板部50a4とをビス62cによって留めることによって、結合されている。
【0103】
無目22は、無目22の端部において、ジョイント42の第2の嵌合部材50bに内接するように嵌合される。無目22とジョイント42は、無目22の第2の部材22bの背面部22bと、ジョイント42の第2の嵌合部材50bの第3の側板部50b4とをビス62dによって留めることによって、結合されている。
【0104】
図11は、図2のF−F’横断面図を示す図である。
【0105】
図11に示すように、窓枠構造1のジョイント42と窓枠構造301のジョイント346とはシール材53bによって結合されている。
【0106】
シール材53bによって、ジョイント42とジョイント346とは、明確に分割されているので、ジョイント42とジョイント346との間においても横桟を外観的、構造的に明確に分割することができる。
【0107】
採光材30cは、シール材53aとガスケット55bによって挟持され、シール材52によって形成される凹形の断面部によって嵌合されている。採光材330cは、ガスケット355a、355bによって挟持され、シール材352によって形成される凹形の断面部によって嵌合されている。
【0108】
無目20とジョイント42は、無目20の第2の部材20bの背面部20bと、ジョイント42の第1の嵌合部材50aの第3の側板部50a4とをビス62cによって留めることによって、結合されている。また、無目324とジョイント346は、無目324の第2の部材324bの背面部324bと、ジョイント346の第1の嵌合部材350aの第3の側板部350a4とをビス362cによって留めることによって、結合されている。
【0109】
以上、図9〜11を参照して、窓枠構造1のジョイント42と窓枠構造301のジョイント346の構造について説明したが、窓枠構造1の他のジョイントと他の隣接するジョイントとの構造も、ジョイント42とジョイント346の構造と同様の構造を有している。
【符号の説明】
【0110】
1 窓枠構造
3 建物
5、7、8 結合部
6 嵌合部
10、12、14、16 方立
20、21、22、23、24、26 無目
30 採光材
32 結合部材
40、42、44、46 ジョイント
52、53 シール材
54、55 ガスケット
62、63 ビス
64、65 ボルト
66 Lアングル
68 建物の躯体
70 基礎
72 胴縁
80、81、82、83 背面結合部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の躯体と結合される窓枠構造であって、
それぞれの上端部と下端部で躯体と結合される1対の縦桟と、
それぞれの左端部と右端部で躯体と結合される1対の横桟と、を有し、
前記横桟は、前記窓枠構造の縦方向に連設される他の窓枠構造の縦桟又は横桟と直接嵌合するための少なくとも1つの嵌合部を有する、ことを特徴とする窓枠構造。
【請求項2】
前記縦桟は、前記窓枠構造の横方向に連接される他の窓枠構造の縦桟と結合するための少なくとも1つの結合部を有する、請求項1に記載の窓枠構造。
【請求項3】
前記縦桟又は前記横桟は、前記窓枠構造の縦方向又は横方向に連設された場合に目地材を挿入するための凹部を有する、請求項1又は請求項2に記載の窓枠構造。
【請求項4】
前記窓枠構造の下側の前記横桟は、無目を有し、
前記無目は、採光材支持部及び第2の嵌合部を有し、
前記採光材支持部及び前記第2の嵌合部に孔又はスリットが形成されている、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の窓枠構造。
【請求項5】
前記窓枠構造の開口部に嵌め込まれている採光材は複数の採光部材を有し、前記複数の採光部材はそれぞれ隣接する採光部材と嵌合するための嵌合部を有し、
前記横桟は、無目に嵌合され且つ前記採光材を背面側から支持するガスケットを有し、
前記採光部材の嵌合部と前記ガスケットとの交差部の近傍にシール材が圧入されている、請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の窓枠構造。
【請求項6】
前記窓枠構造の開口部に嵌め込まれている採光材と胴縁が結合されている、請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の窓枠構造。
【請求項7】
前記縦桟は、少なくとも2つの方立と、前記少なくとも2つの方立を結合するための第1のジョイントとを有し、
前記横桟は、少なくとも2つの無目と、前記少なくとも2つの無目を結合するための第2のジョイントとを有する、請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の窓枠構造。
【請求項8】
前記第1のジョイント又は前記第2のジョイントは、前記方立又は前記無目の伸縮長を吸収するための吸収構造を有する、請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の窓枠構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−47131(P2011−47131A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−194415(P2009−194415)
【出願日】平成21年8月25日(2009.8.25)
【出願人】(000108719)タキロン株式会社 (421)
【Fターム(参考)】