端子台記号紙印刷データ作成方法および端子台記号紙印刷データ作成装置
【課題】各種端子台記号紙を容易に、かつ、良好に作成することが可能な応用性を有する端子台記号紙印刷データ作成方法および端子台記号紙印刷データ作成装置を得る。
【解決手段】用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップS4−2と、前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップS4−3,S4−4とを備えているので、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数を設定することにより、自動的に行の大きさおよび列の大きさを計算し、端子台記号台紙を容易に作成することができる。
【解決手段】用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップS4−2と、前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップS4−3,S4−4とを備えているので、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数を設定することにより、自動的に行の大きさおよび列の大きさを計算し、端子台記号台紙を容易に作成することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、端子台記号紙印刷データ作成方法および端子台記号紙印刷データ作成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
端子台記号紙とは、端子台に配線される電線の記号や番号等の端子名称を記入して端子台に取り付けられるものであり、従来は端子台記号紙を作成する場合、端子台に添付されている端子台記号台紙に手書きにより記入するか、不滅スタンプで印字するか、または、汎用のパソコン上で汎用の図形作成用アプリケーションソフト等により端子台記号台紙(端子台記号紙の台紙)を作成し、端子名称を記入して汎用のプリンタで用紙に印刷し端子台記号紙部分を切り取って作成していた。
【0003】
また、他の従来例として、汎用コンピュータとプリンタを用いて、パーツラベル、銘板、記名紙等を製作するためのテンプレートを選び、表示シート画面と同等のイメージで編集入力を可能としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−211738号公報(第3−6頁、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
端子台に添付されている端子台記号台紙に手書きにより端子名称を記入する場合は、手書きであるためにきれいに作成することが難しく、かつ、その都度作成することが必要であるという問題点があった。
【0006】
また、端子台に添付されている端子台記号台紙に不滅スタンプで印字する場合は、端子名称を1文字づつ押印する必要があり、多くの時間を要し、かつ、その都度作成することが必要であるという問題点があった。
【0007】
汎用のパソコン上で汎用の図形作成用アプリケーションソフト等により端子台記号台紙を作成し、端子名称を記入し汎用のプリンタで用紙に印刷し端子台記号紙部分を切り取って作成する場合は、端子台記号紙の図形の作成およびデータの入力に多くの時間を要していた。具体的には新規に端子台記号紙を作成する場合、1つ分の端子台枠の寸法を実測で測定するか、もしくは、端子台記号紙の外形寸法と行数、列数により手計算を行い、図形作成用アプリケーションソフトウエアで1つずつ枠を作図していく必要があった。また、端子番号や端子名称を入力する場合、1つ1つ入力していく必要があった。
【0008】
また、上記特許文献1で示される表示シート用紙は、印刷位置がソフトウエアに記憶されているため、配設が違う表示シート用紙は使用できず、応用性に欠けると言った問題点があった。
【0009】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、応用性を備え、各種端子台記号紙を容易に、かつ、良好に作成することが可能な端子台記号紙印刷データ作成方法および端子台記号紙印刷データ作成装置を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップと、前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップとを備えた端子台記号紙印刷データ作成方法である。
【発明の効果】
【0011】
この発明は、用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップと、前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップとを備えた端子台記号紙印刷データ作成方法であるので、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数、列数を設定することにより、自動的に行の大きさ、列の大きさを計算し、各種専用の端子台記号紙を、容易に、かつ、良好に作成することが可能である。また、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数を任意に設定することができるので、あらゆる大きさの端子台記号紙にも対応することができ、応用性がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に基づく端子台記号紙印刷データ作成装置の構成としては、図12に示されるように、入力手段12−1と、表示手段12−2と、演算手段12−3と、記憶手段12−4と、出力手段12−5とから構成されている。
【0013】
入力手段12−1とは、汎用パソコンでいうキーボードおよびマウスのようなものであり、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数、列数、端子配置の形状と端子配置のずらす寸法、線の太さ、文字の寸法、線の種類、線の色、文字の色、背景色、文字のフォント、文字の回転、文字の配置、所定位置への印字における余白の設定などを入力するもので、表示手段12−2の画面を確認しながら実施されるものである。さらに、入力手段12−1は、図9の9−2として示されるCSV(Comma Separated Value)形式のデータを入力するものである。
【0014】
表示手段12−2とは、CRTモニタや液晶モニタなどの画像表示が可能な表示装置である。
【0015】
演算手段12−3とは、例えばコンピュータのCPUであり、入力手段12−1から入力された各種データにより、予め搭載されているプログラムを用いて、自動的に、例えば、行の大きさ、列の大きさなどを計算するものである。さらに、演算手段12−3は、演算結果によって、表示手段12−2にデータを出力して表示を行い、また、演算結果を記憶手段12−4にデータとして保存し、さらに、演算結果によって、出力手段12−5にデータを出力するものである。
【0016】
記憶手段12−4とは、例えばコンピュータのメモリ(RAM、ROM)であり上記演算手段12−3により入力手段12−1から入力したデータや、演算手段12−3により演算された結果のデータや、図3のデータ登録手段3−9のデータや、図9のCSVデータ9−2等を記憶するためのものである。
【0017】
出力手段12−5とは、例えば紙出力の場合は、プリンタであり、電子データの場合は、フレキシブルディスクドライブやCD−Rドライブであり、図3の印刷手段3−17へ出力することや、各種マークチューブ印刷機専用の印刷データである図3のユーザマークチューブデータ3−14を出力することや、図9の9−2のCSV(Comma Separated Value)形式のデータである図3のCSV形式データ3−16を出力するものである。
【0018】
なお、演算手段12−3および記憶手段12−4は、コンピュータに内蔵された一体形のものであってもよく、あるいは、別体のものであってもよい。
【0019】
また、出力手段12−5の電子データ出力の場合、フレキシブルディスクドライブやCD−Rドライブがコンピュータに装着された一体形のもの、コンピュータとは別体に設けられたものであってもよい。
【0020】
さらに、端子台記号紙印刷に必要な各種データをキーボードやマウスで入力する代わりに各種データが記憶されたフレキシブルディスクやCD−ROMから各種データを読込んでもよい。
【0021】
記憶手段12−4には、端子台記号紙作成に必要な処理プログラムが格納されており、基本的な端子台記号紙作成処理は、インストールされたソフトを開き、例えば端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数などをキーボード等の入力手段12−1で入力し、演算手段12−3により演算した結果を、出力手段12−5のプリンタなどに出力する。なお、上記処理プログラムは、一般的な「ウィンドウ方式」に基づいたものである。
【0022】
次に、具体的な端子台記号紙作成処理について説明する。端子台記号紙とは、図1(a)に符号1−1および1−2に一例が示されるように、端子番号(図1の1−1a)および端子名称(図1の1−1b)を記入した用紙であり、通常は、端子台に取り付けて使用される。端子台記号紙には、種々のレイアウトのものがあり、例えば、図1(a)に示されるような互い配置のものや、図1(b)に示されるような並列配置のものがある。また、端子台記号紙に記載されている端子名称1−1bはケーブルの接続名称や、端子に配線される信号の機能を表示するのに使用される。本実施の形態に係る端子台記号紙印刷ソフトウエアは、図3に示すような入力手段(図3の3−6)と、画面表示手段(図3の3−7)と、演算手段(図3の3−8)と、図3のデータ登録手段3−9(含、図3の3−10、3−11、3−12、3−13、3−14、3−15、3−16)とを備える汎用パソコン上で動作する図3のアプリケーションソフトウエアプログラム3−1(含、図3の3−2、3−3、3−4)であり、汎用パソコン上で動作する本発明のアプリケーションソフトウエアを使用して端子台記号紙が作成される。
【0023】
次に端子台記号紙作成にあたり、アプリケーションソフトウエアプログラムについて図3を参照しながら説明する。
【0024】
この発明における第一の特徴は、端子台記号台紙作成ソフトウエア(図3の3−2)で、所定の数字、文字、記号を所定位置に入力するように予め設定された端子台記号台紙を作成することである。端子台記号台紙とは、図1(b)の端子台記号台紙1−3、1−4、1−11、1−14に示されるように、枠組みが図形で構成されて、端子番号1−1aのみが表示されており、所定箇所に所定の数字、文字、記号を入力するための台紙である。作成者(オペレータ)は、表示手段12−2の画面を見ながら、当該端子台記号台紙を作成または編集し、図3のユーザ端子台記号台紙データ3−11として記憶手段12−4に登録保管される。したがって、一度登録されれば、最初から端子台記号台紙データを作成する必要もなくよって入力漏れを防止でき作業効率が向上する。このように作成された端子台記号台紙データは、ユーザごとに保存することも可能で必要時に読み出して端子台記号紙を作成することが可能で、端子台記号紙を作成の都度、数字、文字、記号を入力する必要がなく、また変更の場合は、端子台記号台紙データを流用して、変更箇所のみ、数字、文字、記号を入替えればよく端子台記号台紙データを短時間で作成ができ作業効率が向上する。
【0025】
この発明における第二の特徴は、端子名称(図1の1−1b)を記入するための端子台記号紙作成ソフトウエア(図3の3−3)で、端子台記号台紙1−3、1−4、1−11、1−14として登録されている端子台記号台紙データ(図3の3−10、3−11)を端子台記号紙作成ソフトウエア3−3で読み出し、端子名称の入力または編集を行い、図1(c)の端子台記号紙1−15、1−16、1−17、1−18を作成し、ユーザ端子台記号紙データ(図3の3−12)として汎用パソコン上に登録する機能である。
【0026】
この発明における第三の特徴は、端子台記号紙データを用紙に印刷するための端子台記号紙印刷シートを作成するための端子台記号紙シート作成ソフトウエア(図3の3−4)で、図2(a)に示されるような端子台記号紙印刷シート2−1を作成するために、印刷したい端子台記号紙を、登録されているユーザ端子台記号紙データ(図3の3−12)から読み出し、ユーザ端子台記号紙シートデータ(図3の3−13)として汎用パソコン上に登録するとともに、印刷手段を有する汎用プリンタ(図3の3−17)により端子台記号紙印刷シートを印刷する機能である。
【0027】
上述したアプリケーションソフトウエアプログラムを読み出し、印刷用端子台記号紙シートとして登録されたユーザ端子台記号紙シートデータ(図3の3−13)を、印刷手段を有する汎用プリンタ(図3の3−17)により印刷し、印刷された用紙の中から端子台記号紙部分を、切り取り線2−2に従って、カッターナイフ等で切り取って端子台記号紙の作成を行うものである。このように、端子台記号紙の作成過程において、アプリケーションソフトウエアによって機能を分けることで、機能が複雑化するのを防ぎ、さらに誤った操作によってデータを不用意に破壊することを簡易的に防ぐとともに、端子台記号紙の作成者にとって分かりやすくすることを可能にしている。
【0028】
次に端子台記号台紙の図形設定方法について説明する。
この発明における図形設定方法における特徴は、端子台記号台紙を作成する過程における図形の作成を簡単に行うために創作されたものであるということであり、実施の形態1は、はじめに図4のステップS4−1にて、端子台記号台紙の図形の設定入力を行うための予め用意されている端子台記号台紙の図形設定入力画面を選択し、次のステップS4−2にて端子台記号台紙の外形寸法である縦寸法(図1の1−5)と横寸法(図1の1−6)および端子台記号台紙の行数、列数を設定する。次のステップS4−3で、端子台記号台紙の外形寸法と行数、列数の設定情報に基づき、端子台記号台紙の1つ分の行幅(図1の1−7)と列幅(図1の1−8)を図3の演算手段3−8により自動的に計算し、自動計算された1つ分の端子台枠(図1の1−10)を行数、列数の設定情報に基づき等分に配列させる。次のステップS4−4で上記の設定に基づく端子台記号台紙の情報を確認表示するために、図3の画面表示手段3−7により、画面上に記号紙全体を表示させ、ステップS4−5で設定内容に問題がないか否かを判定する。設定内容に問題がなければ、ステップS4−6で、ユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定完了となる。ステップS4−5で設定内容に問題がある場合は、ステップS4−2に戻り、端子台記号台紙の外形寸法である縦寸法(図1の1−5)と横寸法(図1の1−6)および端子台記号台紙の行数、列数を再度設定することが可能である。
【0029】
以上のように、本実施の形態1によれば、端子台記号台紙の外形寸法と行数および列数を任意に設定することにより、当該設定情報に基づき、自動的に、行の大きさ、列の大きさを計算して、各種の端子台記号紙を、簡単に、かつ、配列よく、良好に作成することができる。このように、端子台記号台紙の外形寸法と行数および列数が任意に設定可能であるので配設が異なる端子台記号台紙にも制限されることなく対応が可能である。
【0030】
実施の形態2.
上述したように、端子台記号紙には、種々のレイアウトのものがあり、図1(c)の1−16として示されるような互い配置の端子台記号紙と、図1(c)の1−18として示されるような並列配置の端子台記号紙がある。このなかで、本実施の形態2は、互い配置の端子台記号台紙を容易に作成するためのものである。図5に、本実施の形態2における(a)処理の流れと、(b)画面表示の一例と、(c)設定値の定義を説明する図とを示す。
【0031】
本実施の形態2は、はじめに、図5(a)のステップS5−1で端子台記号台紙の配置設定入力画面を選択し、次に、ステップS5−2で、作成したい端子台記号台紙が、互い配置か並列配置かを選択する。ステップS5−3で、互い配置が選択された場合は、ステップS5−4において、互い配置の形状、および、互い配置のずらす寸法の設定を行う。なお、互い配置の形状は、図5(b)の5−8として示される左側の列を基準にしたとき右側の列が上方向にずれている形状(タイプ1)と、図5(b)の5−9として示される左側の列を基準にしたとき右側の列が下方向にずれている形状(タイプ2)とがあり、図5(b)の5−8か5−9のいずれかのタイプを選択する。選択する際には、図5(b)の画面において、マウスポインタによりタイプ1およびタイプ2のいずれかを指してクリックする。また、互い配置のずらす寸法とは、図5(c)の5−11として示される通り、右側の列の上端を基準にしたときの、左側の列の上端までの寸法であり、図5(b)の入力画面における入力欄5−10に所望の値を入力する。次にステップS5−5で、上記で設定された端子台記号台紙の情報を図3の画面出力手段3−7で画面上に全体表示させ、設定内容に問題がなければステップS5−7でユーザ端子台記号台紙データの登録(図3の3−11)を行い設定が完了となる。なお、ステップS5−3で互い配置が選択されない場合、すなわち、並列配置を選択した場合は、ステップS5−5に移行され、端子台記号台紙の情報を図3の画面出力手段3−7で画面上に全体表示させ、設定内容に問題がなければステップS5−7でユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定が完了となる。
【0032】
以上のように、本実施の形態によれば、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、互い配置の端子台記号台紙を選択した場合には、2つのタイプから所望のものを1クリック操作で簡単に選択して、かつ、ずらす寸法を任意に設定できるので、容易に、かつ、配置よく、互い配置の良好な端子台記号台紙を作成することができる。
【0033】
実施の形態3.
端子台記号紙には、図1(b)の1−9として、または、1−12として示されるように、端子台記号紙の端子枠の間に隙間を有するものがある。また、図1(b)の1−13に示されるような端子台記号紙の耳を有するものがある。本実施の形態3は、端子台記号台紙の作成時に隙間および耳を付加することが容易に行えるようにしたものである。図6に、本実施の形態3における処理の流れを示す。
【0034】
本実施の形態3は、まず、図6のステップS6−1で、端子台記号台紙の耳および隙間を設定するための予め用意されている画面を選択する。次に、ステップS6−2で端子台記号台紙に耳または隙間を付けるか付けないかを選択する。当該選択の際には、所望の方をマウスポインタで指してクリックする。ステップS6−2で端子台記号台紙に耳または隙間を付けることを選択した場合は、ステップS6−3で端子台記号台紙の隙間または耳を挿入する場所を設定する。次にステップS6−4で端子台記号台紙の隙間または耳の寸法を設定する。次のステップS6−5で、上記で設定した端子台記号台紙の隙間または耳の寸法と端子台記号台紙の外形寸法と行数、列数の設定情報に基づき、外形寸法の縦寸法から隙間および耳の寸法を引き算して、残りの寸法を行の個数で等配分するという演算を、図3の演算手段3−8により自動計算する。次にステップS6−6で上記にて設定された端子台記号台紙の情報を、図3の画面表示手段3−7により画面上に全体表示させ、ステップS6−7で設定内容に問題がなければ、ステップS6−8でユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定完了となる。またステップS6−2で端子台記号台紙に耳または隙間を付けないことを選択した場合は、ステップS6−6に移行し、端子台記号台紙の情報を画面上に全体表示させ、ステップS6−7で設定内容に問題がなければステップS6−8でユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定が完了となる。
【0035】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、隙間および/または耳を挿入する場所とそれらの寸法とを任意に設定できるようにしたので、隙間や耳の付加の有無を任意に1クリック操作で簡単に選択して、かつ、それらの寸法を任意に設定できるので、容易に、かつ、配置のよい良好な端子台記号台紙を作成することができる。
【0036】
実施の形態4.
汎用のプリンタによって用紙に印刷された端子台記号紙シート(図2(a)の2−1)から端子台記号紙部分を切り取り線2−2にカッターガイドを当て、カッターナイフ等で切り取る場合、端子台記号紙の外枠の線を残して切り取るか、あるいは、端子台記号紙の外枠の線を残さず外枠の線の内側を切り取るか、あるいは、端子台記号紙の外枠線の中心部を切り取るか等、様々な場合が想定される。本実施の形態4では、図2(a)に示されるような端子台記号紙の切り取り線2−2の印刷を端子台記号紙に付加し、さらに、切り取り線2−2について、端子台記号紙からの寸法、切り取り線の太さ、種類、色を設定することにより、用紙に印刷された端子台記号紙を容易に切り取ることを可能とする。
【0037】
図7に、本実施の形態4の処理の流れを示す。本実施の形態4は、はじめに、図7のステップS7−1で、予め用意されている端子台記号台紙の切り取り線設定入力画面を選択する。次のステップS7−2で端子台記号台紙に切り取り線2−2を付加するかしないかを選択する。次のステップS7−3でいずれが選択されたかを判定し、切り取り線有りが選択されている場合は、次のステップS7−4で端子台記号台紙から切り取り線2−2までの寸法を予め用意されている入力欄(図示省略)に入力する。端子台記号紙から切り取り線2−2までの寸法は、図2(b)に示す上寸法2−3、下寸法2−4、左寸法2−5、右寸法2−6がそれぞれ設定可能である。また、設定寸法が正数のときは、端子台記号台紙の外側に設定された寸法間隔を取って切り取り線2−2を配置し、設定寸法が負数のときは、端子台記号台紙の内側に設定された寸法間隔を取って、切り取り線2−2を配置する。次に、ステップS7−5で、図2(b)の切り取り線の太さ2−7、種類、色を設定し入力欄(図示せず)に入力する。次に、ステップS7−6で、端子台記号台紙と切り取り線2−2を上記で設定された情報を基に、図3の画面表示手段3−7により画面上に全体表示し、ステップS7−7で、設定内容に問題無いと判定された場合には、ユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録し完了となる。
【0038】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、端子台記号台紙を切り取るための切り取り線2−2を印刷できるようにしたので、用紙に印刷された端子台記号紙を容易に切り取ることができる。また、端子台記号台紙から切り取り線2−2までの寸法を任意に設定することができるので、ユーザの使いやすい位置に切り取り線2−2を任意に印刷できるので、便利である。
【0039】
実施の形態5.
端子台記号台紙を作成する過程において、端子台の端子番号(図1の1−1a)をあらかじめ付加しておく場合がある。本実施の形態5は、端子番号を容易につけることを可能としたものであり、図8(a)に示す手順で行われる。はじめに、図8(a)のステップS8−1で、予め用意されている端子台記号台紙の端子番号設定画面を選択する。次に、ステップS8−2で端子番号の自動割付を行うか行わないかを選択する。端子番号の自動割付を行うことを選択した場合、次のステップS8−3で、端子番号の自動割付を行うときの10進数、8進数、16進数の基数を設定し、かつ、端子番号の先頭番号の設定、および、端子番号をつける順序の設定を行う。端子番号の基数は、図8(b)の8−8として示される画面上で10進数、8進数、16進数のいずれかを選択し設定を行う。端子番号の先頭番号の設定は、図8(b)の8−7として示される画面上で行い、基数が10進数の場合は0から9999までの範囲の値を、基数が8進数の場合は0から7777までの範囲の値を、基数が16進数の場合は0からFFFFまでの範囲の値を、任意の数値で設定し入力が可能である。端子番号をつける順番は、図8(b)の8−9として示されるように8通りの中から画面上で選択を行う。次に、ステップS8−4で設定された情報に基づき、図3の画面表示手段3−7により、端子台記号台紙を画面上に全体表示し、ステップS8−5で、設定内容に問題が無いと判断されれば、ステップS8−6で、ユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録し設定が完了となる。
【0040】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、必要に応じて、端子番号を端子台記号台紙に予め印刷するように設定することができるので、便利である。また、種々の使用条件に合わせて、端子番号の自動割付を行うときの基数、端子番号の先頭番号、および、端子番号をつける順序を、任意に選択することができるので、種々の端子台記号台紙への対応が可能である。
【0041】
実施の形態6.
本実施の形態6は、市販されている端子台に添付されている端子台記号台紙のデータをあらかじめ標準端子台記号台紙データとして汎用パソコンに登録しておくことにより、端子台記号紙作成時に登録されている標準端子台記号台紙データを読み出し、端子名称を入力するだけで簡単にユーザ端子台記号紙データが作成できるようにしたものである。すなわち、本実施の形態6においては、例えば、図3のアプリケーションソフトウエアプログラム3−2、3−3、3−4を汎用パソコンにインストールするのと同時に、図3の標準端子台記号台紙データ3−10を登録するようにする。
【0042】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、所定の端子台記号台紙のデータをあらかじめ標準端子台記号台紙データとして登録しておくことにより、端子台記号紙作成時に、登録されている標準端子台記号台紙データを読み出して、端子名称を入力するだけで簡単にユーザ端子台記号紙データを作成することができる。
【0043】
実施の形態7.
本実施の形態7は、汎用パソコンに図3のアプリケーションソフトウエアプログラム3−1とマイクロソフト社の表計算用アプリケーションソフトウエアであるEXCELがインストールされている場合、標準端子台記号台紙データ(図3の3−10)およびユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)およびユーザ端子台記号紙データ(図3の3−12)を図9(c)のEXCELフォーマットデータ9−3に変換し、各種設計データとして容易に使用できることを可能にしたものである。また、図9(c)のEXCELフォーマットデータ9−3で作成された各種設計データから、新しい端子台記号紙データ(図9の9−1)を容易に作成することを可能にしたものである。
【0044】
次に、本実施の形態7について、あらかじめ登録されているユーザ端子台記号紙データをEXCELフォーマットデータに変換する方法について説明する。図9(a)は、行数3行、列数3列で構成された端子台記号紙データ9−1の一例を示したもので、端子台記号紙データ(図9の9−1)に記入されている端子番号、端子名称のデータを、図3の端子台記号紙作成ソフトウエア3−3により、端子台記号紙データの端子枠の配列に合わせてコンマで区切ったデータ形式である図9(b)の9−2として示される、CSV(Comma Separated Value)形式に変換して、図3のCSV形式データ3−16に登録する。次に、図3のCSV形式データ3−16に登録されている図9のCSV形式データ9−2を、EXCELのアプリケーションソフトウエアによりEXCELのフォーマットに変換して、図9のEXCELフォーマット9−3のデータにすることができる。
【0045】
次に、EXCELフォーマットのデータを使用して、新しく端子台記号紙データを作成する場合の方法について説明する。はじめに、作成したい端子台記号紙データと同一図形のデータを図3の標準端子台記号台紙データ3−10、図3のユーザ端子台記号台紙データ3−11、図3のユーザ端子台記号紙データ3−12の中から1つのデータを選択する。次に、端子番号、端子名称のデータを、上記で選択した図形と同一形状のデータの配列で作成された図9のEXCELフォーマートデータ9−3をEXCELのアプリケーションソフトウエアによりコンマで区切ったデータ形式である図9の9−2として示されるCSV(Comma Separated Value)形式に変換して、図3のCSV形式データ3−16として登録する。次に、図3の端子台記号紙作成ソフトウエア3−3で、図3のCSV形式データ3−16として登録されている図9のCSV形式データ9−2を読み込むことにより、図9の端子台記号紙データ9−1を作成することができる。
【0046】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、標準端子台記号台紙データ、ユーザ端子台記号台紙データおよびユーザ端子台記号紙データを、EXCELフォーマットデータ9−3に変換し、各種設計データとして容易に使用できるようにしたので、利便性が向上する。また、EXCELフォーマットデータ9−3で作成された各種設計データから、新しい端子台記号紙データを容易に作成することも可能である。
【0047】
実施の形態8.
端子台記号紙には1枚の用紙の両面に表記されているものがある。例えば、図1(c)の1−15が表面に印刷されていて、裏面に図1(c)の1−16が印刷されているものがある。このように1枚の端子台記号紙の両面の同じ位置に、片面印刷用のプリンタで印刷する場合、用紙の表面に配置した端子台記号紙と用紙の裏面に配置した端子台記号紙を左右対称になるように配置し、表面を印刷したあとに用紙を裏返し、裏面を印刷する必要がある。
【0048】
本実施の形態8は、1枚の用紙に表面用と裏面用の端子台記号紙を表面と裏面の同一場所に印刷することを容易にしたものである。なお、表面の端子台記号紙を作成するときは表面印刷専用作成画面を設け、裏面の端子台記号紙を作成するときは裏面印刷専用作成画面を設ける。図10に示すように、表面および裏面印刷専用画面には用紙の中心を基準にして、左右対称になっている格子状のグリッド線(図10の10−1a)が10mm間隔で縦軸および横軸に設けてある。表面印刷専用作成画面は図10の10−1の位置に端子台記号紙を配置した時、図10の10−2で示されるように端子台記号紙の左上端が格子状グリッドの直近の左上座標に揃うように自動的に配置される。一方、裏面印刷専用作成画面では図10の10−3の位置に端子台記号紙を配置した時、図10の10−4のように端子台記号紙の右上端が格子状グリッドの直近の右上座標に揃うように自動的に配置される。このような手段を採ることにより、従来表面に表面用端子台記号紙を配置する場合は、用紙の左端からの寸法と用紙の上端からの寸法をミリメートル単位で設定する必要があり、また裏面に裏面用端子台記号紙を配置する場合は、用紙の右端からの寸法と用紙の上端からの寸法をミリメートル単位で設定する必要があり、設定に手間がかかっていたが、本実施の形態の場合は、用紙の表面に配置した表面用端子台記号紙と用紙の裏面に配置した裏面用端子台記号紙が上記のようにグリッド線上に自動的に配置されることにより、容易に左右対称になるように配置することができ、1枚の印刷用紙の表面と裏面の同じ位置に印刷することが可能となる。尚、両面印刷用のプリンタでも、同様の効果が得られる。
【0049】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、表面および裏面印刷専用画面には用紙の中心を基準にして、左右対称になっている格子状のグリッド線(図10の10−1a)が10mm間隔で縦軸および横軸に設けておき、表面印刷専用作成画面の場合には、端子台記号紙の左上端が格子状グリッドの直近の左上座標に揃うように自動的に配置し、裏面印刷専用作成画面の場合は、端子台記号紙の右上端が格子状グリッドの直近の右上座標に揃うように自動的に配置されるようにしたので、容易に左右対称になるように配置することができ、1枚の印刷用紙の表面と裏面の同じ位置に印刷することが可能となる。
【0050】
実施の形態9.
端子台記号紙に記載されている端子名称は、電線に取り付けられるマークチューブに表記する名称と同一の場合がある。本実施の形態9は、端子台記号紙印刷ソフトウエアで作成した端子名称のデータを、各種マークチューブ印刷機専用の印刷データ形式に変換し、マークチューブへの印刷データとして作成し、登録することにより、マークチューブ印刷機専用の印刷データの作成を不要とするものである。本実施の形態9においては、はじめに、図11のステップS11−1で、図3の3−13に登録されているユーザ端子台記号紙シートデータを読み出す。次に、ステップS11−2で各種マークチューブ印刷機の形名またはデータ形式を選択する。次に、ステップS11−3で選択されたデータ形式に変換する。次にステップS11−4で、図3の3−14のユーザマークチューブデータ3−14として登録して完了となる。
【0051】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、端子台記号紙印刷ソフトウエアで作成した端子名称のデータを、各種マークチューブ印刷機専用の印刷データ形式に変換し、マークチューブへの印刷データとして作成し、登録することにより、マークチューブ印刷機専用の印刷データの作成を不要とすることができる。
【0052】
実施の形態10.
端子台記号台紙には、図13の13−1として示されるように、端子名称として記号図図形等の図形が印字される場合がある。本実施の形態10は、端子台記号台紙に上記のような図形データを作成することを容易にしたものである。図3の記号図図形データ3−15には、図13の記号図図形データ13−3があらかじめ登録されており、また、必要に応じて、新しく記号図図形を作成し登録することができるようになっている。図3のユーザ端子台記号台紙データ3−11の作成時に、あらかじめ、図13の13−3に登録されている記号図図形データの中から、所望の記号図図形データ13−4を選択して、図13の端子台記号台紙データ13−2に貼り付けることができる。このことにより、端子台記号台紙に記号図図形を容易に作成することができる。また、ユーザ端子台記号紙データ3−12の作成時においても、同様の操作が可能である。
【0053】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、図3の記号図図形データ3−15に、図13の記号図図形データ13−3をあらかじめ登録しておき、ユーザ端子台記号台紙データの作成時に、あらかじめ登録されている記号図図形データを、端子台記号台紙データ13−2に貼り付けることができるようにしたので、端子台記号台紙に記号図図形を容易に作成することができる。
【0054】
なお、上記実施の形態1〜10の説明では、端子台を例に取って説明したが、器具符号用ラベルに応用しても同様の効果が得られる。
【0055】
また、記憶手段12−4は、図3のデータ登録手段3−9のデータや、図9のCSVデータ9−2等を記憶することが可能であるので、繰り返して端子台記号紙を作成したり、既納品のデータを呼び出して復元することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙および端子台記号紙を示した説明図である。
【図2】この発明の実施の形態4に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における用紙に印刷された端子台記号紙シートおよび切り取り線の設定項目を示した説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号紙印刷ソフトウエアの構成を示した説明図である
【図4】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の図形設定のフローを示した流れ図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の互い配置設定のフローおよび設定画面を示した説明図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の耳および隙間設定のフローを示した流れ図である。
【図7】この発明の実施の形態4に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の切り取り線設定のフローを示した流れ図である。
【図8】この発明の実施の形態5に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の端子番号設定のフローおよび設定画面を示した説明図である。
【図9】この発明の実施の形態7に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号紙とCSV形式データとEXCELフォーマットデータで、同一の端子番号と端子名称を示した説明図である。
【図10】この発明の実施の形態8に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における表面印刷専用作成画面と裏面印刷専用作成画面を示した説明図である。
【図11】この発明の実施の形態9に係る端子台記号紙印刷データ作成装置におけるマークチューブ印刷機用データの作成手順を表した流れ図である。
【図12】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置の構成を示したブロック図である。
【図13】この発明の実施の形態10に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における記号図図形を示した説明図である。
【符号の説明】
【0057】
1−1a 端子番号、1−1b 端子名称、1−3,1−4,1−11,1−14 端子台記号台紙、1−5 端子代記号台紙の縦寸法、1−6 端子台記号台紙の横寸法、1−7 端子台枠1つ分の行寸法、1−8 端子台枠1つ分の列寸法、1−9,1−12 端子台の隙間、1−10 1つ分の端子台枠、1−13 端子台の耳、1−15,1−16,1−17,1−18 端子台記号紙、2−1 端子台記号紙印刷シート、2−2 切り取り線。
【技術分野】
【0001】
この発明は、端子台記号紙印刷データ作成方法および端子台記号紙印刷データ作成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
端子台記号紙とは、端子台に配線される電線の記号や番号等の端子名称を記入して端子台に取り付けられるものであり、従来は端子台記号紙を作成する場合、端子台に添付されている端子台記号台紙に手書きにより記入するか、不滅スタンプで印字するか、または、汎用のパソコン上で汎用の図形作成用アプリケーションソフト等により端子台記号台紙(端子台記号紙の台紙)を作成し、端子名称を記入して汎用のプリンタで用紙に印刷し端子台記号紙部分を切り取って作成していた。
【0003】
また、他の従来例として、汎用コンピュータとプリンタを用いて、パーツラベル、銘板、記名紙等を製作するためのテンプレートを選び、表示シート画面と同等のイメージで編集入力を可能としたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−211738号公報(第3−6頁、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
端子台に添付されている端子台記号台紙に手書きにより端子名称を記入する場合は、手書きであるためにきれいに作成することが難しく、かつ、その都度作成することが必要であるという問題点があった。
【0006】
また、端子台に添付されている端子台記号台紙に不滅スタンプで印字する場合は、端子名称を1文字づつ押印する必要があり、多くの時間を要し、かつ、その都度作成することが必要であるという問題点があった。
【0007】
汎用のパソコン上で汎用の図形作成用アプリケーションソフト等により端子台記号台紙を作成し、端子名称を記入し汎用のプリンタで用紙に印刷し端子台記号紙部分を切り取って作成する場合は、端子台記号紙の図形の作成およびデータの入力に多くの時間を要していた。具体的には新規に端子台記号紙を作成する場合、1つ分の端子台枠の寸法を実測で測定するか、もしくは、端子台記号紙の外形寸法と行数、列数により手計算を行い、図形作成用アプリケーションソフトウエアで1つずつ枠を作図していく必要があった。また、端子番号や端子名称を入力する場合、1つ1つ入力していく必要があった。
【0008】
また、上記特許文献1で示される表示シート用紙は、印刷位置がソフトウエアに記憶されているため、配設が違う表示シート用紙は使用できず、応用性に欠けると言った問題点があった。
【0009】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、応用性を備え、各種端子台記号紙を容易に、かつ、良好に作成することが可能な端子台記号紙印刷データ作成方法および端子台記号紙印刷データ作成装置を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップと、前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップとを備えた端子台記号紙印刷データ作成方法である。
【発明の効果】
【0011】
この発明は、用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップと、前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップとを備えた端子台記号紙印刷データ作成方法であるので、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数、列数を設定することにより、自動的に行の大きさ、列の大きさを計算し、各種専用の端子台記号紙を、容易に、かつ、良好に作成することが可能である。また、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数を任意に設定することができるので、あらゆる大きさの端子台記号紙にも対応することができ、応用性がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に基づく端子台記号紙印刷データ作成装置の構成としては、図12に示されるように、入力手段12−1と、表示手段12−2と、演算手段12−3と、記憶手段12−4と、出力手段12−5とから構成されている。
【0013】
入力手段12−1とは、汎用パソコンでいうキーボードおよびマウスのようなものであり、端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数、列数、端子配置の形状と端子配置のずらす寸法、線の太さ、文字の寸法、線の種類、線の色、文字の色、背景色、文字のフォント、文字の回転、文字の配置、所定位置への印字における余白の設定などを入力するもので、表示手段12−2の画面を確認しながら実施されるものである。さらに、入力手段12−1は、図9の9−2として示されるCSV(Comma Separated Value)形式のデータを入力するものである。
【0014】
表示手段12−2とは、CRTモニタや液晶モニタなどの画像表示が可能な表示装置である。
【0015】
演算手段12−3とは、例えばコンピュータのCPUであり、入力手段12−1から入力された各種データにより、予め搭載されているプログラムを用いて、自動的に、例えば、行の大きさ、列の大きさなどを計算するものである。さらに、演算手段12−3は、演算結果によって、表示手段12−2にデータを出力して表示を行い、また、演算結果を記憶手段12−4にデータとして保存し、さらに、演算結果によって、出力手段12−5にデータを出力するものである。
【0016】
記憶手段12−4とは、例えばコンピュータのメモリ(RAM、ROM)であり上記演算手段12−3により入力手段12−1から入力したデータや、演算手段12−3により演算された結果のデータや、図3のデータ登録手段3−9のデータや、図9のCSVデータ9−2等を記憶するためのものである。
【0017】
出力手段12−5とは、例えば紙出力の場合は、プリンタであり、電子データの場合は、フレキシブルディスクドライブやCD−Rドライブであり、図3の印刷手段3−17へ出力することや、各種マークチューブ印刷機専用の印刷データである図3のユーザマークチューブデータ3−14を出力することや、図9の9−2のCSV(Comma Separated Value)形式のデータである図3のCSV形式データ3−16を出力するものである。
【0018】
なお、演算手段12−3および記憶手段12−4は、コンピュータに内蔵された一体形のものであってもよく、あるいは、別体のものであってもよい。
【0019】
また、出力手段12−5の電子データ出力の場合、フレキシブルディスクドライブやCD−Rドライブがコンピュータに装着された一体形のもの、コンピュータとは別体に設けられたものであってもよい。
【0020】
さらに、端子台記号紙印刷に必要な各種データをキーボードやマウスで入力する代わりに各種データが記憶されたフレキシブルディスクやCD−ROMから各種データを読込んでもよい。
【0021】
記憶手段12−4には、端子台記号紙作成に必要な処理プログラムが格納されており、基本的な端子台記号紙作成処理は、インストールされたソフトを開き、例えば端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数などをキーボード等の入力手段12−1で入力し、演算手段12−3により演算した結果を、出力手段12−5のプリンタなどに出力する。なお、上記処理プログラムは、一般的な「ウィンドウ方式」に基づいたものである。
【0022】
次に、具体的な端子台記号紙作成処理について説明する。端子台記号紙とは、図1(a)に符号1−1および1−2に一例が示されるように、端子番号(図1の1−1a)および端子名称(図1の1−1b)を記入した用紙であり、通常は、端子台に取り付けて使用される。端子台記号紙には、種々のレイアウトのものがあり、例えば、図1(a)に示されるような互い配置のものや、図1(b)に示されるような並列配置のものがある。また、端子台記号紙に記載されている端子名称1−1bはケーブルの接続名称や、端子に配線される信号の機能を表示するのに使用される。本実施の形態に係る端子台記号紙印刷ソフトウエアは、図3に示すような入力手段(図3の3−6)と、画面表示手段(図3の3−7)と、演算手段(図3の3−8)と、図3のデータ登録手段3−9(含、図3の3−10、3−11、3−12、3−13、3−14、3−15、3−16)とを備える汎用パソコン上で動作する図3のアプリケーションソフトウエアプログラム3−1(含、図3の3−2、3−3、3−4)であり、汎用パソコン上で動作する本発明のアプリケーションソフトウエアを使用して端子台記号紙が作成される。
【0023】
次に端子台記号紙作成にあたり、アプリケーションソフトウエアプログラムについて図3を参照しながら説明する。
【0024】
この発明における第一の特徴は、端子台記号台紙作成ソフトウエア(図3の3−2)で、所定の数字、文字、記号を所定位置に入力するように予め設定された端子台記号台紙を作成することである。端子台記号台紙とは、図1(b)の端子台記号台紙1−3、1−4、1−11、1−14に示されるように、枠組みが図形で構成されて、端子番号1−1aのみが表示されており、所定箇所に所定の数字、文字、記号を入力するための台紙である。作成者(オペレータ)は、表示手段12−2の画面を見ながら、当該端子台記号台紙を作成または編集し、図3のユーザ端子台記号台紙データ3−11として記憶手段12−4に登録保管される。したがって、一度登録されれば、最初から端子台記号台紙データを作成する必要もなくよって入力漏れを防止でき作業効率が向上する。このように作成された端子台記号台紙データは、ユーザごとに保存することも可能で必要時に読み出して端子台記号紙を作成することが可能で、端子台記号紙を作成の都度、数字、文字、記号を入力する必要がなく、また変更の場合は、端子台記号台紙データを流用して、変更箇所のみ、数字、文字、記号を入替えればよく端子台記号台紙データを短時間で作成ができ作業効率が向上する。
【0025】
この発明における第二の特徴は、端子名称(図1の1−1b)を記入するための端子台記号紙作成ソフトウエア(図3の3−3)で、端子台記号台紙1−3、1−4、1−11、1−14として登録されている端子台記号台紙データ(図3の3−10、3−11)を端子台記号紙作成ソフトウエア3−3で読み出し、端子名称の入力または編集を行い、図1(c)の端子台記号紙1−15、1−16、1−17、1−18を作成し、ユーザ端子台記号紙データ(図3の3−12)として汎用パソコン上に登録する機能である。
【0026】
この発明における第三の特徴は、端子台記号紙データを用紙に印刷するための端子台記号紙印刷シートを作成するための端子台記号紙シート作成ソフトウエア(図3の3−4)で、図2(a)に示されるような端子台記号紙印刷シート2−1を作成するために、印刷したい端子台記号紙を、登録されているユーザ端子台記号紙データ(図3の3−12)から読み出し、ユーザ端子台記号紙シートデータ(図3の3−13)として汎用パソコン上に登録するとともに、印刷手段を有する汎用プリンタ(図3の3−17)により端子台記号紙印刷シートを印刷する機能である。
【0027】
上述したアプリケーションソフトウエアプログラムを読み出し、印刷用端子台記号紙シートとして登録されたユーザ端子台記号紙シートデータ(図3の3−13)を、印刷手段を有する汎用プリンタ(図3の3−17)により印刷し、印刷された用紙の中から端子台記号紙部分を、切り取り線2−2に従って、カッターナイフ等で切り取って端子台記号紙の作成を行うものである。このように、端子台記号紙の作成過程において、アプリケーションソフトウエアによって機能を分けることで、機能が複雑化するのを防ぎ、さらに誤った操作によってデータを不用意に破壊することを簡易的に防ぐとともに、端子台記号紙の作成者にとって分かりやすくすることを可能にしている。
【0028】
次に端子台記号台紙の図形設定方法について説明する。
この発明における図形設定方法における特徴は、端子台記号台紙を作成する過程における図形の作成を簡単に行うために創作されたものであるということであり、実施の形態1は、はじめに図4のステップS4−1にて、端子台記号台紙の図形の設定入力を行うための予め用意されている端子台記号台紙の図形設定入力画面を選択し、次のステップS4−2にて端子台記号台紙の外形寸法である縦寸法(図1の1−5)と横寸法(図1の1−6)および端子台記号台紙の行数、列数を設定する。次のステップS4−3で、端子台記号台紙の外形寸法と行数、列数の設定情報に基づき、端子台記号台紙の1つ分の行幅(図1の1−7)と列幅(図1の1−8)を図3の演算手段3−8により自動的に計算し、自動計算された1つ分の端子台枠(図1の1−10)を行数、列数の設定情報に基づき等分に配列させる。次のステップS4−4で上記の設定に基づく端子台記号台紙の情報を確認表示するために、図3の画面表示手段3−7により、画面上に記号紙全体を表示させ、ステップS4−5で設定内容に問題がないか否かを判定する。設定内容に問題がなければ、ステップS4−6で、ユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定完了となる。ステップS4−5で設定内容に問題がある場合は、ステップS4−2に戻り、端子台記号台紙の外形寸法である縦寸法(図1の1−5)と横寸法(図1の1−6)および端子台記号台紙の行数、列数を再度設定することが可能である。
【0029】
以上のように、本実施の形態1によれば、端子台記号台紙の外形寸法と行数および列数を任意に設定することにより、当該設定情報に基づき、自動的に、行の大きさ、列の大きさを計算して、各種の端子台記号紙を、簡単に、かつ、配列よく、良好に作成することができる。このように、端子台記号台紙の外形寸法と行数および列数が任意に設定可能であるので配設が異なる端子台記号台紙にも制限されることなく対応が可能である。
【0030】
実施の形態2.
上述したように、端子台記号紙には、種々のレイアウトのものがあり、図1(c)の1−16として示されるような互い配置の端子台記号紙と、図1(c)の1−18として示されるような並列配置の端子台記号紙がある。このなかで、本実施の形態2は、互い配置の端子台記号台紙を容易に作成するためのものである。図5に、本実施の形態2における(a)処理の流れと、(b)画面表示の一例と、(c)設定値の定義を説明する図とを示す。
【0031】
本実施の形態2は、はじめに、図5(a)のステップS5−1で端子台記号台紙の配置設定入力画面を選択し、次に、ステップS5−2で、作成したい端子台記号台紙が、互い配置か並列配置かを選択する。ステップS5−3で、互い配置が選択された場合は、ステップS5−4において、互い配置の形状、および、互い配置のずらす寸法の設定を行う。なお、互い配置の形状は、図5(b)の5−8として示される左側の列を基準にしたとき右側の列が上方向にずれている形状(タイプ1)と、図5(b)の5−9として示される左側の列を基準にしたとき右側の列が下方向にずれている形状(タイプ2)とがあり、図5(b)の5−8か5−9のいずれかのタイプを選択する。選択する際には、図5(b)の画面において、マウスポインタによりタイプ1およびタイプ2のいずれかを指してクリックする。また、互い配置のずらす寸法とは、図5(c)の5−11として示される通り、右側の列の上端を基準にしたときの、左側の列の上端までの寸法であり、図5(b)の入力画面における入力欄5−10に所望の値を入力する。次にステップS5−5で、上記で設定された端子台記号台紙の情報を図3の画面出力手段3−7で画面上に全体表示させ、設定内容に問題がなければステップS5−7でユーザ端子台記号台紙データの登録(図3の3−11)を行い設定が完了となる。なお、ステップS5−3で互い配置が選択されない場合、すなわち、並列配置を選択した場合は、ステップS5−5に移行され、端子台記号台紙の情報を図3の画面出力手段3−7で画面上に全体表示させ、設定内容に問題がなければステップS5−7でユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定が完了となる。
【0032】
以上のように、本実施の形態によれば、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、互い配置の端子台記号台紙を選択した場合には、2つのタイプから所望のものを1クリック操作で簡単に選択して、かつ、ずらす寸法を任意に設定できるので、容易に、かつ、配置よく、互い配置の良好な端子台記号台紙を作成することができる。
【0033】
実施の形態3.
端子台記号紙には、図1(b)の1−9として、または、1−12として示されるように、端子台記号紙の端子枠の間に隙間を有するものがある。また、図1(b)の1−13に示されるような端子台記号紙の耳を有するものがある。本実施の形態3は、端子台記号台紙の作成時に隙間および耳を付加することが容易に行えるようにしたものである。図6に、本実施の形態3における処理の流れを示す。
【0034】
本実施の形態3は、まず、図6のステップS6−1で、端子台記号台紙の耳および隙間を設定するための予め用意されている画面を選択する。次に、ステップS6−2で端子台記号台紙に耳または隙間を付けるか付けないかを選択する。当該選択の際には、所望の方をマウスポインタで指してクリックする。ステップS6−2で端子台記号台紙に耳または隙間を付けることを選択した場合は、ステップS6−3で端子台記号台紙の隙間または耳を挿入する場所を設定する。次にステップS6−4で端子台記号台紙の隙間または耳の寸法を設定する。次のステップS6−5で、上記で設定した端子台記号台紙の隙間または耳の寸法と端子台記号台紙の外形寸法と行数、列数の設定情報に基づき、外形寸法の縦寸法から隙間および耳の寸法を引き算して、残りの寸法を行の個数で等配分するという演算を、図3の演算手段3−8により自動計算する。次にステップS6−6で上記にて設定された端子台記号台紙の情報を、図3の画面表示手段3−7により画面上に全体表示させ、ステップS6−7で設定内容に問題がなければ、ステップS6−8でユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定完了となる。またステップS6−2で端子台記号台紙に耳または隙間を付けないことを選択した場合は、ステップS6−6に移行し、端子台記号台紙の情報を画面上に全体表示させ、ステップS6−7で設定内容に問題がなければステップS6−8でユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録を行い設定が完了となる。
【0035】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、隙間および/または耳を挿入する場所とそれらの寸法とを任意に設定できるようにしたので、隙間や耳の付加の有無を任意に1クリック操作で簡単に選択して、かつ、それらの寸法を任意に設定できるので、容易に、かつ、配置のよい良好な端子台記号台紙を作成することができる。
【0036】
実施の形態4.
汎用のプリンタによって用紙に印刷された端子台記号紙シート(図2(a)の2−1)から端子台記号紙部分を切り取り線2−2にカッターガイドを当て、カッターナイフ等で切り取る場合、端子台記号紙の外枠の線を残して切り取るか、あるいは、端子台記号紙の外枠の線を残さず外枠の線の内側を切り取るか、あるいは、端子台記号紙の外枠線の中心部を切り取るか等、様々な場合が想定される。本実施の形態4では、図2(a)に示されるような端子台記号紙の切り取り線2−2の印刷を端子台記号紙に付加し、さらに、切り取り線2−2について、端子台記号紙からの寸法、切り取り線の太さ、種類、色を設定することにより、用紙に印刷された端子台記号紙を容易に切り取ることを可能とする。
【0037】
図7に、本実施の形態4の処理の流れを示す。本実施の形態4は、はじめに、図7のステップS7−1で、予め用意されている端子台記号台紙の切り取り線設定入力画面を選択する。次のステップS7−2で端子台記号台紙に切り取り線2−2を付加するかしないかを選択する。次のステップS7−3でいずれが選択されたかを判定し、切り取り線有りが選択されている場合は、次のステップS7−4で端子台記号台紙から切り取り線2−2までの寸法を予め用意されている入力欄(図示省略)に入力する。端子台記号紙から切り取り線2−2までの寸法は、図2(b)に示す上寸法2−3、下寸法2−4、左寸法2−5、右寸法2−6がそれぞれ設定可能である。また、設定寸法が正数のときは、端子台記号台紙の外側に設定された寸法間隔を取って切り取り線2−2を配置し、設定寸法が負数のときは、端子台記号台紙の内側に設定された寸法間隔を取って、切り取り線2−2を配置する。次に、ステップS7−5で、図2(b)の切り取り線の太さ2−7、種類、色を設定し入力欄(図示せず)に入力する。次に、ステップS7−6で、端子台記号台紙と切り取り線2−2を上記で設定された情報を基に、図3の画面表示手段3−7により画面上に全体表示し、ステップS7−7で、設定内容に問題無いと判定された場合には、ユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録し完了となる。
【0038】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、端子台記号台紙を切り取るための切り取り線2−2を印刷できるようにしたので、用紙に印刷された端子台記号紙を容易に切り取ることができる。また、端子台記号台紙から切り取り線2−2までの寸法を任意に設定することができるので、ユーザの使いやすい位置に切り取り線2−2を任意に印刷できるので、便利である。
【0039】
実施の形態5.
端子台記号台紙を作成する過程において、端子台の端子番号(図1の1−1a)をあらかじめ付加しておく場合がある。本実施の形態5は、端子番号を容易につけることを可能としたものであり、図8(a)に示す手順で行われる。はじめに、図8(a)のステップS8−1で、予め用意されている端子台記号台紙の端子番号設定画面を選択する。次に、ステップS8−2で端子番号の自動割付を行うか行わないかを選択する。端子番号の自動割付を行うことを選択した場合、次のステップS8−3で、端子番号の自動割付を行うときの10進数、8進数、16進数の基数を設定し、かつ、端子番号の先頭番号の設定、および、端子番号をつける順序の設定を行う。端子番号の基数は、図8(b)の8−8として示される画面上で10進数、8進数、16進数のいずれかを選択し設定を行う。端子番号の先頭番号の設定は、図8(b)の8−7として示される画面上で行い、基数が10進数の場合は0から9999までの範囲の値を、基数が8進数の場合は0から7777までの範囲の値を、基数が16進数の場合は0からFFFFまでの範囲の値を、任意の数値で設定し入力が可能である。端子番号をつける順番は、図8(b)の8−9として示されるように8通りの中から画面上で選択を行う。次に、ステップS8−4で設定された情報に基づき、図3の画面表示手段3−7により、端子台記号台紙を画面上に全体表示し、ステップS8−5で、設定内容に問題が無いと判断されれば、ステップS8−6で、ユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)として登録し設定が完了となる。
【0040】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、必要に応じて、端子番号を端子台記号台紙に予め印刷するように設定することができるので、便利である。また、種々の使用条件に合わせて、端子番号の自動割付を行うときの基数、端子番号の先頭番号、および、端子番号をつける順序を、任意に選択することができるので、種々の端子台記号台紙への対応が可能である。
【0041】
実施の形態6.
本実施の形態6は、市販されている端子台に添付されている端子台記号台紙のデータをあらかじめ標準端子台記号台紙データとして汎用パソコンに登録しておくことにより、端子台記号紙作成時に登録されている標準端子台記号台紙データを読み出し、端子名称を入力するだけで簡単にユーザ端子台記号紙データが作成できるようにしたものである。すなわち、本実施の形態6においては、例えば、図3のアプリケーションソフトウエアプログラム3−2、3−3、3−4を汎用パソコンにインストールするのと同時に、図3の標準端子台記号台紙データ3−10を登録するようにする。
【0042】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、所定の端子台記号台紙のデータをあらかじめ標準端子台記号台紙データとして登録しておくことにより、端子台記号紙作成時に、登録されている標準端子台記号台紙データを読み出して、端子名称を入力するだけで簡単にユーザ端子台記号紙データを作成することができる。
【0043】
実施の形態7.
本実施の形態7は、汎用パソコンに図3のアプリケーションソフトウエアプログラム3−1とマイクロソフト社の表計算用アプリケーションソフトウエアであるEXCELがインストールされている場合、標準端子台記号台紙データ(図3の3−10)およびユーザ端子台記号台紙データ(図3の3−11)およびユーザ端子台記号紙データ(図3の3−12)を図9(c)のEXCELフォーマットデータ9−3に変換し、各種設計データとして容易に使用できることを可能にしたものである。また、図9(c)のEXCELフォーマットデータ9−3で作成された各種設計データから、新しい端子台記号紙データ(図9の9−1)を容易に作成することを可能にしたものである。
【0044】
次に、本実施の形態7について、あらかじめ登録されているユーザ端子台記号紙データをEXCELフォーマットデータに変換する方法について説明する。図9(a)は、行数3行、列数3列で構成された端子台記号紙データ9−1の一例を示したもので、端子台記号紙データ(図9の9−1)に記入されている端子番号、端子名称のデータを、図3の端子台記号紙作成ソフトウエア3−3により、端子台記号紙データの端子枠の配列に合わせてコンマで区切ったデータ形式である図9(b)の9−2として示される、CSV(Comma Separated Value)形式に変換して、図3のCSV形式データ3−16に登録する。次に、図3のCSV形式データ3−16に登録されている図9のCSV形式データ9−2を、EXCELのアプリケーションソフトウエアによりEXCELのフォーマットに変換して、図9のEXCELフォーマット9−3のデータにすることができる。
【0045】
次に、EXCELフォーマットのデータを使用して、新しく端子台記号紙データを作成する場合の方法について説明する。はじめに、作成したい端子台記号紙データと同一図形のデータを図3の標準端子台記号台紙データ3−10、図3のユーザ端子台記号台紙データ3−11、図3のユーザ端子台記号紙データ3−12の中から1つのデータを選択する。次に、端子番号、端子名称のデータを、上記で選択した図形と同一形状のデータの配列で作成された図9のEXCELフォーマートデータ9−3をEXCELのアプリケーションソフトウエアによりコンマで区切ったデータ形式である図9の9−2として示されるCSV(Comma Separated Value)形式に変換して、図3のCSV形式データ3−16として登録する。次に、図3の端子台記号紙作成ソフトウエア3−3で、図3のCSV形式データ3−16として登録されている図9のCSV形式データ9−2を読み込むことにより、図9の端子台記号紙データ9−1を作成することができる。
【0046】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、標準端子台記号台紙データ、ユーザ端子台記号台紙データおよびユーザ端子台記号紙データを、EXCELフォーマットデータ9−3に変換し、各種設計データとして容易に使用できるようにしたので、利便性が向上する。また、EXCELフォーマットデータ9−3で作成された各種設計データから、新しい端子台記号紙データを容易に作成することも可能である。
【0047】
実施の形態8.
端子台記号紙には1枚の用紙の両面に表記されているものがある。例えば、図1(c)の1−15が表面に印刷されていて、裏面に図1(c)の1−16が印刷されているものがある。このように1枚の端子台記号紙の両面の同じ位置に、片面印刷用のプリンタで印刷する場合、用紙の表面に配置した端子台記号紙と用紙の裏面に配置した端子台記号紙を左右対称になるように配置し、表面を印刷したあとに用紙を裏返し、裏面を印刷する必要がある。
【0048】
本実施の形態8は、1枚の用紙に表面用と裏面用の端子台記号紙を表面と裏面の同一場所に印刷することを容易にしたものである。なお、表面の端子台記号紙を作成するときは表面印刷専用作成画面を設け、裏面の端子台記号紙を作成するときは裏面印刷専用作成画面を設ける。図10に示すように、表面および裏面印刷専用画面には用紙の中心を基準にして、左右対称になっている格子状のグリッド線(図10の10−1a)が10mm間隔で縦軸および横軸に設けてある。表面印刷専用作成画面は図10の10−1の位置に端子台記号紙を配置した時、図10の10−2で示されるように端子台記号紙の左上端が格子状グリッドの直近の左上座標に揃うように自動的に配置される。一方、裏面印刷専用作成画面では図10の10−3の位置に端子台記号紙を配置した時、図10の10−4のように端子台記号紙の右上端が格子状グリッドの直近の右上座標に揃うように自動的に配置される。このような手段を採ることにより、従来表面に表面用端子台記号紙を配置する場合は、用紙の左端からの寸法と用紙の上端からの寸法をミリメートル単位で設定する必要があり、また裏面に裏面用端子台記号紙を配置する場合は、用紙の右端からの寸法と用紙の上端からの寸法をミリメートル単位で設定する必要があり、設定に手間がかかっていたが、本実施の形態の場合は、用紙の表面に配置した表面用端子台記号紙と用紙の裏面に配置した裏面用端子台記号紙が上記のようにグリッド線上に自動的に配置されることにより、容易に左右対称になるように配置することができ、1枚の印刷用紙の表面と裏面の同じ位置に印刷することが可能となる。尚、両面印刷用のプリンタでも、同様の効果が得られる。
【0049】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、表面および裏面印刷専用画面には用紙の中心を基準にして、左右対称になっている格子状のグリッド線(図10の10−1a)が10mm間隔で縦軸および横軸に設けておき、表面印刷専用作成画面の場合には、端子台記号紙の左上端が格子状グリッドの直近の左上座標に揃うように自動的に配置し、裏面印刷専用作成画面の場合は、端子台記号紙の右上端が格子状グリッドの直近の右上座標に揃うように自動的に配置されるようにしたので、容易に左右対称になるように配置することができ、1枚の印刷用紙の表面と裏面の同じ位置に印刷することが可能となる。
【0050】
実施の形態9.
端子台記号紙に記載されている端子名称は、電線に取り付けられるマークチューブに表記する名称と同一の場合がある。本実施の形態9は、端子台記号紙印刷ソフトウエアで作成した端子名称のデータを、各種マークチューブ印刷機専用の印刷データ形式に変換し、マークチューブへの印刷データとして作成し、登録することにより、マークチューブ印刷機専用の印刷データの作成を不要とするものである。本実施の形態9においては、はじめに、図11のステップS11−1で、図3の3−13に登録されているユーザ端子台記号紙シートデータを読み出す。次に、ステップS11−2で各種マークチューブ印刷機の形名またはデータ形式を選択する。次に、ステップS11−3で選択されたデータ形式に変換する。次にステップS11−4で、図3の3−14のユーザマークチューブデータ3−14として登録して完了となる。
【0051】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、端子台記号紙印刷ソフトウエアで作成した端子名称のデータを、各種マークチューブ印刷機専用の印刷データ形式に変換し、マークチューブへの印刷データとして作成し、登録することにより、マークチューブ印刷機専用の印刷データの作成を不要とすることができる。
【0052】
実施の形態10.
端子台記号台紙には、図13の13−1として示されるように、端子名称として記号図図形等の図形が印字される場合がある。本実施の形態10は、端子台記号台紙に上記のような図形データを作成することを容易にしたものである。図3の記号図図形データ3−15には、図13の記号図図形データ13−3があらかじめ登録されており、また、必要に応じて、新しく記号図図形を作成し登録することができるようになっている。図3のユーザ端子台記号台紙データ3−11の作成時に、あらかじめ、図13の13−3に登録されている記号図図形データの中から、所望の記号図図形データ13−4を選択して、図13の端子台記号台紙データ13−2に貼り付けることができる。このことにより、端子台記号台紙に記号図図形を容易に作成することができる。また、ユーザ端子台記号紙データ3−12の作成時においても、同様の操作が可能である。
【0053】
以上のように、本実施の形態においては、上述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、図3の記号図図形データ3−15に、図13の記号図図形データ13−3をあらかじめ登録しておき、ユーザ端子台記号台紙データの作成時に、あらかじめ登録されている記号図図形データを、端子台記号台紙データ13−2に貼り付けることができるようにしたので、端子台記号台紙に記号図図形を容易に作成することができる。
【0054】
なお、上記実施の形態1〜10の説明では、端子台を例に取って説明したが、器具符号用ラベルに応用しても同様の効果が得られる。
【0055】
また、記憶手段12−4は、図3のデータ登録手段3−9のデータや、図9のCSVデータ9−2等を記憶することが可能であるので、繰り返して端子台記号紙を作成したり、既納品のデータを呼び出して復元することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙および端子台記号紙を示した説明図である。
【図2】この発明の実施の形態4に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における用紙に印刷された端子台記号紙シートおよび切り取り線の設定項目を示した説明図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号紙印刷ソフトウエアの構成を示した説明図である
【図4】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の図形設定のフローを示した流れ図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の互い配置設定のフローおよび設定画面を示した説明図である。
【図6】この発明の実施の形態3に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の耳および隙間設定のフローを示した流れ図である。
【図7】この発明の実施の形態4に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の切り取り線設定のフローを示した流れ図である。
【図8】この発明の実施の形態5に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号台紙の端子番号設定のフローおよび設定画面を示した説明図である。
【図9】この発明の実施の形態7に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における端子台記号紙とCSV形式データとEXCELフォーマットデータで、同一の端子番号と端子名称を示した説明図である。
【図10】この発明の実施の形態8に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における表面印刷専用作成画面と裏面印刷専用作成画面を示した説明図である。
【図11】この発明の実施の形態9に係る端子台記号紙印刷データ作成装置におけるマークチューブ印刷機用データの作成手順を表した流れ図である。
【図12】この発明の実施の形態1に係る端子台記号紙印刷データ作成装置の構成を示したブロック図である。
【図13】この発明の実施の形態10に係る端子台記号紙印刷データ作成装置における記号図図形を示した説明図である。
【符号の説明】
【0057】
1−1a 端子番号、1−1b 端子名称、1−3,1−4,1−11,1−14 端子台記号台紙、1−5 端子代記号台紙の縦寸法、1−6 端子台記号台紙の横寸法、1−7 端子台枠1つ分の行寸法、1−8 端子台枠1つ分の列寸法、1−9,1−12 端子台の隙間、1−10 1つ分の端子台枠、1−13 端子台の耳、1−15,1−16,1−17,1−18 端子台記号紙、2−1 端子台記号紙印刷シート、2−2 切り取り線。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、
端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップと、
前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップと
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成方法。
【請求項2】
用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、
端子台記号台紙の端子配置の形状と端子配置のずらす寸法とを設定情報として設定する設定ステップと、
前記設定情報に基づいて、行の大きさ、列の大きさ、および、列の配置を演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップと
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成方法。
【請求項3】
端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数を設定情報として入力する入力手段と、
入力された前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する演算手段と、
前記演算手段による演算結果を記憶する記憶手段と、
前記演算手段による演算結果を表示する表示手段と、
前記演算手段による演算結果を外部に出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成装置。
【請求項4】
端子台記号台紙の端子配置の形状と端子配置のずらす寸法とを設定手段として入力する入力手段と、
入力された前記設定情報に基づいて、行の大きさ、列の大きさ、および、列の配置を演算して、端子台記号台紙を作成する演算手段と、
前記演算手段による演算結果を記憶する記憶手段と、
前記演算手段による演算結果を表示する表示手段と、
前記演算手段による演算結果を外部に出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成装置。
【請求項1】
用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、
端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数とを設定情報として設定する設定ステップと、
前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップと
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成方法。
【請求項2】
用紙に印刷される端子台記号紙を作成するための端子台記号紙印刷データ作成方法であって、
端子台記号台紙の端子配置の形状と端子配置のずらす寸法とを設定情報として設定する設定ステップと、
前記設定情報に基づいて、行の大きさ、列の大きさ、および、列の配置を演算して、端子台記号台紙を作成する端子台記号台紙作成ステップと
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成方法。
【請求項3】
端子台記号台紙の外形寸法と端子台の行数および列数を設定情報として入力する入力手段と、
入力された前記設定情報に基づいて行の大きさおよび列の大きさを演算して、端子台記号台紙を作成する演算手段と、
前記演算手段による演算結果を記憶する記憶手段と、
前記演算手段による演算結果を表示する表示手段と、
前記演算手段による演算結果を外部に出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成装置。
【請求項4】
端子台記号台紙の端子配置の形状と端子配置のずらす寸法とを設定手段として入力する入力手段と、
入力された前記設定情報に基づいて、行の大きさ、列の大きさ、および、列の配置を演算して、端子台記号台紙を作成する演算手段と、
前記演算手段による演算結果を記憶する記憶手段と、
前記演算手段による演算結果を表示する表示手段と、
前記演算手段による演算結果を外部に出力する出力手段と
を備えたことを特徴とする端子台記号紙印刷データ作成装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−150739(P2006−150739A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−344098(P2004−344098)
【出願日】平成16年11月29日(2004.11.29)
【出願人】(591036457)三菱電機エンジニアリング株式会社 (419)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月29日(2004.11.29)
【出願人】(591036457)三菱電機エンジニアリング株式会社 (419)
【Fターム(参考)】
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