説明

第1移動装置の回路切替接続に割当されたアップリンク時間スロットを、第2移動装置のGPRSパケット切替接続に再割当する無線通信システムおよび通信方法

無線通信システム(100)は、適応多重レート音声符号化を用いる回路切替接続と、第1移動装置(110)を含む。第1移動装置は、基地局(130)によって第1時間スロットに割当される。基地局は、パケット切替接続と第2移動装置(120)を提供し、第2時間スロットに割当する。第1移動装置の非音声データAMRフレーム中に基地局は、最初に割当した第2時間スロットにおいてだけでなく第1時間スロットにおいて、第2移動装置にデータ送信するよう命令する。基地局が第1移動装置からAMRアクセスバースト(AAB)を受信すると、基地局は、第2移動装置から第1移動装置へのデータ送信命令を停止する。第2移動装置が第1時間スロットにおいてデータ送信するときに第2移動装置が使用する52マルチフレーム構造は、第1移動装置がAMRアクセスバーストを送信できるときに1以上のAアイドルフレームを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、GSM/EDGE(Global System for Mobile communications/Enhanced Data rate for GSM Evolution)無線アクセスネットワークにおけるアップリンクパケット利用に関する。アップリンクパケット利用は、GPRS(General Packet Radio Service)およびEGPRS(拡張GPRS)無線通信システムにおいて使用される。
【0002】
本出願は、「System for Combining Uplink Data Blocks from a User with Transmission Pauses from another User」という名称でGonorovskyらによって2006年8月29日に出願された特許文献1に関連する。特許文献1は、本出願の譲受人に譲受され、それに加えてこの特許文献1によって全体として包含される。
【背景技術】
【0003】
GPRS(General Packet Radio Service)は、GSM携帯電話のユーザが利用できる移動データサービスである。GPRSは、GSMネットワークにおいてTDMAチャネルを使用することによって、中程度の速度のデータ伝送を提供する。EDGEは、インターネット接続のような任意のパケット切替アプリケーションに使用されうる、高度なGPRSシステムプロトコルである。ビデオサービスや他のマルチメディアのような高速データアプリケーションは、増加したデータ容量から恩恵を受ける。適応多重レート(Adaptive Multi−Rate、AMR)は、音声符号化のために最適化されたオーディオデータ圧縮方法である。適応多重レートは、3GPP TS26.093によって、標準音声符号復号器として採用されている。符号復号器は、8ビットレート、12.2kbit/s、10.2kbit/s、7.95kbit/s、7.40kbit/s、6.70kbit/s、5.90kbit/s、5.15kbit/s、および4.75kbit/sを有する。ビットストリームは、適応多重レートフレームに基づき、適応多重レートフレームは、160個のサンプルを含み、20ミリ秒毎に送信される。適応多重レートは、代数符号励振線形予測(Algebraic Code Excited Linear Prediction)、不連続送信(Discontinuous Transmission)、発話区間検出(Voice Activity Detection)、および快適ノイズ発生(Confort Noise Generation)のような異なる技術を用いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願11/514,409号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
適応多重レートで符号化された音声を送信する移動装置を用いると、話者が会話中に言葉を切るときに、適応多重レートモジュールは音声データを送信しない。移動装置が、二重伝送モード(Dual Transfer Mode)をサポートしている場合に、音声データのない適応多重レートフレームは、同一装置で動作するパケット切替アプリケーションからのデータブロックに置き換えられることができる。二重伝送モードの前提は、音声電話呼のような回路切替(CS)接続と、インターネットセッションのようなパケット切替(PS)接続が、同一無線装置において同時に動作させられることである。これは、頻繁には発生しない。
【0006】
2人の話者の会話において各話者からの音声休止の平均時間分が約50パーセントと仮定すると、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)は、1ユーザからの音声休止の間に非音声データの適応多重レートフレームの使用が他のユーザからのアップリンクデータブロックで満たされることを、可能にすることが望ましい。そのような再使用は、アップリンク方向において、GSM/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)の容量の顕著な増加を可能にするであろう。以下の図およびそれに伴う詳細な説明を注意深く検討すると、本開示の様々な態様、特徴、および利益は、当業者により十分に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
無線通信システムが含む第1移動装置(第1移動局)は回路切替接続を有し、さらに適応多重レート音声符号化を用いる。この第1移動装置は、基地局によって第1時間スロットに割当される。基地局はまた、パケット切替接続を有する第2移動装置(第2移動局)を提供し、第2移動装置を第2時間スロットに割当する。第1移動装置の非音声データ適応多重レートフレーム中に、基地局は、本来割当された第2時間スロットにおいてだけでなく、第1時間スロットにおいてデータを第2移動装置に送信するよう命令する。基地局が第1移動装置から適応多重レートアクセスバースト(AAB)を受信すると、基地局は、第2移動装置が第1時間スロットにおいてデータ送信するよう命令することを停止する。第2移動装置が第1時間スロットにおいてデータ送信するときに第2移動装置が使用する52マルチフレーム構造は、少なくとも1つのAアイドルフレームを含む。このAアイドルフレームの間に、第1移動装置は、適応多重レートアクセスバーストを送信しうる。
【0008】
非音声データ適応多重レートフレームが望まれるときに、第2移動装置が第1時間スロットにおいてデータブロックを送信することを可能にすることによって、第2移動基地のデータスループットと、基地局およびGPRSネットワークのデータ容量とが、全体として増加する。たまにGPRSとEGPRS(拡張EGPRS)が明記されるが、EGPRSはGPRSの進化型であるので、詳細な記載におけるGPRSの議論はEGPRSを暗黙のうちに含み、EGPRSの議論はGPRSを暗黙のうちに含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】GPRSまたはEGPRS無線通信システムの模式図。
【図2】(3GPP TS26.093 5.1.2.1章 Figure 3からの)標準適応多重レートフレームの先行技術例。
【図3】データ伝送に使用される、先行技術の標準GPRSまたはEGPRS 52マルチフレーム。
【図4】実施形態にしたがう、標準適応多重レートアクセスバースト。
【図5】第1実施形態にしたがう、再割当された非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットへのデータ伝送に使用される、GPRSまたはEGPRS 52マルチフレーム。
【図6】第2実施形態にしたがう、再割当された非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットにおいてデータ伝送に使用される、GPRSまたはEGPRS 52マルチフレーム。
【図7】GPRS基地局またはEGPRS基地局が、第1移動装置(第1移動局)の非音声データ(N)適応多重レートフレームを、第2移動装置(第2移動局)のパケット切替データに割当する方法のフローチャート。
【図8】提供基地局が非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットを第2移動装置のパケット切替データに再割当することを、第1移動装置が、回路切替接続とともに支援する方法のフローチャート。
【図9】GPRS移動装置またはEGPRS移動装置が、第1移動装置の非音声データ(N)適応多重レートフレームの間に、第2移動装置の時間スロットにおいてパケット切替データを送信する方法のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、GPRS移動装置無線通信システムまたはEGPRS移動装置無線通信システム100の模式図を示す。GPRS移動装置無線通信システムまたはEGPRS移動装置無線通信システム100は、回路切替(CS)接続を有する第1移動装置(第1移動局)110と、パケット切替(PS)接続を有する第2移動装置(第2移動局)120と、第1移動装置110と第2移動装置120の両方のために作用(serve)する基地局130と、コアネットワーク150とを含む。コアネットワーク150は、公衆交換電話網(PSTN)や公衆交換データ網(Public Switched Data Network、PSDN)に通信するばかりではなく、基地局130にも通信する。追加移動装置、追加基地局、基地局コントローラ、コアネットワーク内の装置、およびコアネットワークに接続された装置のような多くの他の要素は、明確化のために省略されている。
【0011】
第1移動装置110は、適応多重レート音声符号化を用いて割当された第1時間スロットにおいて、提供基地局130に無線通信する。音声情報は、電話呼を支援すべく、コアネットワーク150を通じてPSTN160に送信される。
【0012】
第2移動装置120は、コアネットワーク150を通じたPSDN170へのパケット切替接続を用いて割当された第2時間スロットにおいて、提供基地局130に無線通信する。PSDN170は、インターネットの一部であるか、またはインターネットに接続されうる。
【0013】
この構成において、期待される非音声データ(N)適応多重レートフレームが第1移動装置110から送信されない場合に、基地局130は、第2移動装置120に第1移動装置110の第1時間スロットを再割当しうる。このことは、第1移動装置110の不使用バンド幅から第2移動装置120に、データ容量の増加を提供する。回路切替接続の音声データは、厳格なレイテンシ要求を有しているため、第1移動装置110のユーザが電話会話中に話を再開すると、まさに次の適応多重レート(音声)フレームにおいて、第2移動装置120によって第1時間スロットにわたるデータ伝送に使用される52マルチフレームの最中においてさえ、基地局130は無線リソースを第1移動装置110に割当する。
【0014】
図2は、(3GPP TS26.093 5.1.2.1章 Figure 3からの)標準適応多重レートフレーム200の先行技術例を示す。これらの適応多重レートフレーム200は、20ミリ秒ごとに再発する割当された第1時間スロットにわたって、図1に示す第1移動装置110によって送信されうる。各適応多重レートフレームは、音声データ(S)、無音記述子データ(Silence Descriptor Data、FおよびU)、非音声データ(N)のいずれかを含みうる。音声データ(S)適応多重レートフレームは、概念的に「実際の」音声適応多重レートフレーム207、208、209と、「ハングオーバー」音声適応多重レートフレーム211、212、213、214、215、216、217とに分離されうる。7つの適応多重レートフレームのハングオーバー期間は、適応多重レート符号復号器に、電話呼のバックグラウンドノイズの解析と、無音記述子(SID)の更新とのための時間を与える。ハングオーバー期間後に、無音記述子は、無音記述子第1(F)適応多重レートフレーム250に含まれ、電話呼の音響的バックグラウンドノイズ(快適ノイズ)の情報を伝達する。
【0015】
無音記述子第1(F)適応多重レートフレーム250の後に、ユーザが話し始めることによって音声データ(S)適応多重レートフレームが再開されるまで(図示せず)、非音声データ(N)適応多重レートフレーム260、261、271、272、273、274、275、276、277は送信されえ、無音記述子更新(U)適応多重レートフレーム253、255によって周期的に割込みされうる。非音声データ(N)適応多重レートフレームは、情報を伝達しない。移動装置が同時パケット切替接続を有している場合、二重伝送モード(DTM)は、非音声データ(N)適応多重レートフレーム中にパケットデータを送信すべく使用されうる。しかし、移動装置が同時パケット切替接続を有していない場合(これは一般の使用ケースである)、無線リソースは、非音声データ(N)適応多重レートフレーム中には無駄である。
【0016】
(図1に示される第1移動装置110のような)1つの移動装置の非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットを、(図1に示される基地局130のような)同一基地局によって提供される(図1に示される第2移動装置120のような)他の移動装置に割当することによって、第2移動装置120のスループットは、第1移動装置110の音声呼に悪影響をほとんど与えることなく、増加しうる。
【0017】
図3は、先行技術のGPRSまたはEGPRSのデータ伝送に使用される52マルチフレーム300を示す。GPRS 52マルチフレーム300内の52フレームは、共通用語「フレーム」であるにもかかわらず、適応多重レートフレームの同一特性を有していないことを記す。実際に、適応多重レートフレームの再発生(20ミリ秒)は、1つのGPRSとEGPRSフレームよりむしろ、1つのGPRSデータブロックに等しい。
【0018】
52マルチフレーム300は、3つの連続GPRSデータブロック310、311、312(それぞれ4つのGPRSフレームからなる)に分解される。次にくるのは、パケットタイミング制御チャネル(PTCCH)情報に使用される命令であるTフレーム391である。3つのさらなるGPRSデータブロック313、314、315が続き、それから命令のXアイドルが続く。それから、3つのさらなるGPRSデータブロック316、317、318、および他のTフレーム395が続き、最終の3つのGPRSデータブロック319、320、321、および他のXアイドルフレーム397が続く。
【0019】
ユーザが話し始めた直後に(任意の時間である)第1移動装置110が適応多重レートフレームを再開することを可能にすべく、第1移動装置110は、第2移動装置120が52マルチフレームアップリンク送信中であることと、適応多重レートフレームが必要とされていることとを、基地局130に知らせることが重要である。
【0020】
図4は、実施形態にしたがう、適応多重レートアクセスバースト(AAB)400を示す。適応多重レートアクセスバースト400は、第1移動装置110が適応多重レート(音声)フレームを再開し、したがって第1時間スロットが、適応多重レートフレームを送信する第1移動装置110によって必要とされていることを、提供基地局(たとえば、図1の基地局130)に示すことを許可する。適応多重レートアクセスバーストが基地局130によって受信されるときに、基地局130は、第2移動装置120への第1時間スロットの再割当を中止する。
【0021】
適応多重レートアクセスバースト400には、3つの初期テールビット403、固定数の固定ビット410、3つの最終テールビット405、および可変数の保護ビット415が存在する。固定ビット410の先端と基端に位置する初期テールビット403と最終テールビット405は、固定ビット410の先端と終端の範囲を定め、信号のデータメッセージ部の適応等化(equalization)を支援する。初期テールビット403と最終テールビット405は、それぞれ以下の記述によって変調ビットとして規定される。
【0022】
(BN0、BN1、BN2)=(0、0、0)および
(BN145、BN146、BN147)=(0、0、0) 。
固定ビット410は、以下の記述によって、適応多重レートアクセスバースト信号情報を含む変調ビットとして規定される。
【0023】
(BN3、BN4、...、BN144)=(0、0、...、0) 。
適応多重レートアクセスバースト400は、周波数訂正バースト(Frequency Correction Burst。FCB)のアップリンク複製となるように選択される。周波数訂正バーストは、GERANネットワークのダウンリンク方向においてのみ使用される。コンパクト周波数訂正バースト(コンパクトFCB)がダウンリンク方向において使用される場合、対応の適応多重レートアクセスバーストは、「固定ビット」410を備えるべく容易に修正される。「固定ビット」410は、以下で記述される。
【0024】
(BN3、BN4、BN5、BN6、...、BN143、BN144)=(1、0、1、0、...、1、0) 。
適応多重レートアクセスバーストの可変数の保護ビット415は従来型である。GERANシステムにおいて、移動装置の同期は、タイミングアドバンスコマンドを提供基地局130から送信することによって達成される。タイミングアドバンスコマンドは、移動装置に事前にかつどれくらいの量を送信するかを命令する。このことは、特定の移動装置と提供基地局130の間の伝達遅延を補償する。移動装置は、全体の時間スロットに亘って送信することを許可されていない。なぜなら、各時間スロットの終端には保護インターバルが存在するからである。送信が保護期間に移ると、移動ネットワークは、送信の同期に先立ちタイミングを調整する。
【0025】
図5は、第1実施形態にしたがって、再割当された非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットに対するデータ伝送に使用される、GPRSまたはEGPRS 52マルチフレーム500を示す。この52マルチフレーム500は、8つのGPRSデータブロック510、511、512、513、514、515、156、517と、16のAアイドルフレーム530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545と、52マルチフレームの2つの命令のTフレーム591、595と、52マルチフレームの2つの命令のXフレーム593、597とに適合しうる。
【0026】
第1移動装置110のユーザが話を再開したときに、Aアイドルフレームは、適応多重レートアクセスバースト(図4の適応多重レートアクセスバースト400を参照)を送信する時間期間を、第1移動装置110に提供する。各GPRSデータブロック510、511、512、513、514、515、516、517と、各命令のTフレーム591、595と、各命令のXフレーム593、597との前後において、少なくとも1つのAアイドルフレームが存在する。このことは、第1移動装置110の非音声データ(N)適応多重レートフレーム中に、第2移動装置120が第1時間スロットを使用するときに、第2移動装置120によって、任意のGPRSデータブロック、Tフレーム、またはXフレームが送信されたあとに、適応多重レートアクセスバースト(図4の適応多重レートアクセスバースト400を参照)を送信する第1移動装置110の1つのGPRSフレーム時間期間が存在することを意味する。このように52マルチフレーム500を構築することによって、第1移動装置110は、(1つのGPRSデータブロックまたは20ミリ秒に等しい)4つのGPRSフレームを超えて適応多重レートアクセスバーストを遅延させる必要がない。
【0027】
52マルチフレームにおけるTフレーム591、595とXフレーム593、597の配置は強制的であるので、Aアイドルフレームを含む追加の機会が存在する。この第1実施形態において、追加のAアイドルフレーム533、537、541、545は、52マルチフレームにおけるTフレーム491、495とXフレーム493、497それぞれの直前に配置される。
【0028】
図6は、第2実施形態にしたがって、再割当された非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットに対するデータ伝送に使用されるGPRSまたはEGPRS 52マルチフレーム600を示す。この第2実施形態において、各データブロック610、611、612、613、614、615、616、617の間に、少なくとも2つのAアイドルフレーム631、632、633、634、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645フレームが存在するように、追加のAアイドルフレーム632、636、640、644は位置する。一方、この52マルチフレーム600は依然として、52マルチフレームにおける、Tフレーム691、695とXフレーム693、697の強制的配置を支持する。
【0029】
TフレームとXフレームの強制的配置が維持されるように、代替の52マルチフレームは構築されうる。このとき、第1移動装置110の非音声データ(N)適応多重レートフレーム中の第1移動装置110の第1時間スロットにおいて、第2移動装置120からのGPRSデータブロックが送信されることが許可される。この詳細な開示において示される52マルチフレーム500、600は、Aアイドルフレーム間にたった4つのGPRSフレームしか有しないが、適応多重レートのレイテンシの増加が許可されるのであれば、Aアイドル間に4つを超えるGPRSフレームを有することも可能である。
【0030】
図7は、GPRS基地局またはEGPRS基地局130が、1つの移動装置の非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットを、他の移動装置のパケット切替データに再割当する方法のフローチャートである。(図1の基地局130のように)基地局は、(図1に示される第1移動装置110のような)第1移動装置と、(図1に示される第2移動装置120のような)第2移動装置との両方に作用(serve)するので、基地局130は、作用される第1移動装置110と第2移動装置120それぞれのGPRSフレーム数と52マルチフレーム数を把握する。すべての移動装置、つまり第1移動装置110と第2移動装置120は同期される。
【0031】
フローチャート700が基地局130においてステップ701を開始すると、ステップ710において基地局130は、第1移動装置110から、第1移動装置110に割当された第1時間スロットにおける適応多重レートアクセスバーストを受信する。適応多重レート音声バーストは、(図2に示される音声データ(S)適応多重レートフレーム207、208、209のような)数Sの適応多重レートフレームの間、継続する。無音記述子第1(F)適応多重レートフレーム(図2の無音記述子第1(F)適応多重レートフレーム250を参照)がステップ720において受信されない限り、適応多重レートアクセスバーストは、ステップ710において受信され続ける。
【0032】
無音記述子第1(F)適応多重レートフレームがステップ720において受信されると、基地局130は第1時間スロットを、第2移動装置120のアップリンクデータブロックに割当する。ここで、第1時間スロットは、第1移動装置110に対する音声休止の非音声データ(N)適応多重レートフレーム(非音声データ(N)適応多重レートフレーム260、261、271、272、273、274、276、277を参照)を受信する。第2移動装置120からの各アップリンクデータブロックは、ヘッダ情報を用いて、基地局130によって個別に制御されうる。そして、適応多重レートアクセスバースト(図4の適応多重レートアクセスバースト400を参照)が、第1移動装置110から基地局130によってステップ740において受信される限り、基地局130は、第1時間スロットを、ブロックごとの方式で第2移動装置120に割当しうる。
【0033】
52マルチフレーム500、600のAアイドルフレームにおいて、適応多重レートアクセスバーストがステップ740において基地局130によって第1移動装置110から受信されると、基地局130は、ステップ750において第1移動装置110から非音声データ(N)適応多重レートフレームに対応する第1時間スロットの割当を中止し、基地局130はステップ710において第1時間スロットにおいて第1移動装置110からの音声データ(S)適応多重レートフレームを受信するように戻る。第1移動装置110は常に、それ自身の時間スロットに対して優先権を有していることを記す。非音声データ(N)適応多重レートフレームにおける第1移動装置110の時間スロットの再割当は、基地局130が第2移動装置120の既存のパケット切替接続をいくつかの追加データスループットとともに補足することを可能にする。ここで、データスループットは、第1移動装置110の未使用無線リソースから得られる。また、ただ1つの「第2移動装置」である必要はない。基地局130によって作用されるパケット切替接続を有する他の複数の移動装置が存在する場合、基地局130は、任意の数のこれらの他の移動装置から非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットを分けるべく選択する。52マルチフレームは1基地局130および作用される移動装置にわたってすべて同期されるので、そしてデータブロックは基地局130によって別々に割当されうるので、第1移動装置110の非音声データ(N)適応多重レートフレーム時間スロットの、1以上の「第2移動装置」のデータブロックへの割当において、基地局130は完全に制御できる。
【0034】
無音記述子更新(U)適応多重レートフレームは、各8番目の適応多重レートフレーム(図2における、無音記述子更新(U)適応多重レートフレーム253、255を参照)において送信されるので、基地局130は優先権を第1移動装置110から無音記述子更新(U)適応多重レートフレームに与えることができ、無音記述子更新(U)適応多重レートが第1移動装置110から望まれるときに、第1時間スロットを第2移動装置120に再割当することはできない。残念ながら、無音記述子更新(U)適応多重レートフレームの周波数は、基地局130が時間スロットを第2移動装置120に再割当する機会を減らす。これを軽減すべく、無音記述子更新(U)適応多重レートフレームが52マルチフレーム500、600においてAアイドルフレームに一致するときに、第1移動装置110は、無音記述子更新(U)適応多重レートフレーム253、255を単に送信するよう基地局130によって命令されうる。他の選択肢は、無音記述子更新(U)適応多重レートフレームの送信を省略し、無音記述子(SID)第1(F)適応多重レートフレーム(図2に示される無音記述子第1(F)適応多重レートフレーム250)を送信するのみにすることである。さらに、基地局130は無音記述子更新(U)適応多重レートフレームのタイミングと、52マルチフレームのタイミングと、他の移動装置のパケット切替接続とを認識しているので、損傷のないまま無音記述子更新(U)適応多重レートフレームを維持したり、適応多重レートフレームを機会に応じて維持したり、第2移動装置120のデータスループットを増加させたりする様々な要素や、他の要素や、要素の相対的優先度に基づき、基地局130は適応多重レートフレームの使用を制御できる。
【0035】
図8は、第1移動装置110が回路切替接続を有し、基地局130が非音声データ(N)の適応多重レートの時間スロットを、第2移動装置120のパケット切替データに再割当することを支援する方法のフローチャート800を示す。ステップ801の開始にあたって、(図1に示される第1移動装置110のような)移動装置は、ステップ810において音声データ(S)適応多重レートフレーム(図2のS 適応多重レートフレーム207、208、209を参照)を送信する。ハングオーバー期間の後(この期間において、図2の音声データ(S)適応多重レートフレーム211、212、213、214、215、216、217が依然として送信されている)、第1移動装置110はステップ820において、無音記述子第1(F)適応多重レートフレーム(図2における無音記述子第1(F)適応多重レートフレームを参照)を送信する。
【0036】
無音記述子第1(F)適応多重レートフレームがステップ820において送信された後、第1移動装置110はステップ830において52マルチフレームを追尾する。基地局130によって作用される全ての移動装置(第1移動装置110と第2移動装置120)は同期されるので、第2移動装置120は、第1移動装置110がパケット切替データを送信していないときでさえも、52マルチフレームの開始点と構造を認識する。
【0037】
現在3GPP TS26.093によって必要とされるように、無音記述子更新(U)適応多重レートフレーム(図2の無音記述子更新(U)適応多重レートフレーム253、255を参照)が8番目の適応多重レートフレームごとに送信されると仮定すると、第1移動装置110はステップ840において、それぞれ8個の適応多重レートごとに無音記述子更新(U)適応多重レートフレームを送信する。音声バーストが、第1移動装置110のユーザによってステップ850において検出されない場合に、第1移動装置110はステップ830において52マルチフレームを追尾し続ける。
【0038】
無音記述子更新(U)適応多重レートフレームの周波数が修正されると、そのときは修正された周波数に基づき、無音記述子更新(U)適応多重レートフレームは送信されうる。たとえば、無音記述子更新(U)適応多重レートフレームが52マルチフレームのAアイドルフレームに一致するときのみに、または無音記述子更新(U)適応多重レートフレームが完全に省略されうるときにのみに、無音記述子更新(U)適応多重レートフレームは送信されうる。
【0039】
音声バーストがステップ850において第1移動装置110によって検出されると、第1移動装置110は、ステップ860において、52マルチフレームの次のAアイドルフレーム中に適応多重レートアクセスバースト(図4に示される適応多重レートアクセスバースト400を参照)を送信する。その後、第1移動装置110は、ステップ810において音声バーストを、音声データ(S)適応多重レートフレームに送信し、前述のように継続する。
【0040】
フローチャート800のほとんどのステップは、適応多重レート音声符号化を使用するときに、従来の移動装置によって実行されていることを記す。適応多重レートアクセスバーストが音声バースト後に次の利用可能なAアイドルフレーム中にステップ760において送信されうるように、ステップ830における52マルチフレームの追尾は明白に言及されているが、第1移動装置110は暗示的に52マルチフレームを単に追尾する。なぜなら、単一の基地局130の作用されるすべての移動装置(第1移動装置110と第2移動装置120)は同期しているからである。
【0041】
図9は、GPRS移動装置またはEGPRS移動装置である第2移動装置120が、第1移動装置110の非音声データ(N)適応多重レートフレームの間に、パケット切替データを第1移動装置110の時間スロットに送信する方法のフローチャートを示す。この第2移動装置120は、図2に示される第2移動装置120のような1以上の第2移動装置である。第2移動装置120が、ステップ901においてパケット切替接続を開始すると、第2移動装置120は、ステップ910において、いつものように初期の時間スロットの割当にデータを送信する。第2移動装置120が、ステップ920において、第1移動装置110(異なる移動装置)からの非音声データ(N)適応多重レートフレームの時間スロットの再割当を示す追加のスロット割当を受信すると、そのときに第2移動装置120は、ステップ930において、基地局130によって命令されるように、初期の時間スロット割当と追加の時間スロット割当にデータを送信する。他の場合は、第2移動装置120は、ステップ910において、初期の時間スロット割当のみにデータを送信し続ける。したがって、第2移動装置120の処理に対していかなる調整をする必要もない。常のごとく、第2移動装置120は、提供基地局130によって命令されるように、データを送信する。
【0042】
つまり、基地局130は、適応多重レート符号化を使用する第1移動装置110の回路切替接続に最初に割当された第1アップリンク時間スロットを、再割当しうる。再割当は、1以上の移動装置に、パケット切替接続とともに実行されえ、アップリンクデータ伝送速度を増加させる。基地局130が無音記述子第1(F)適応多重レートを回路切替第2移動装置120から受信すると、基地局130は未来の非音声データ(N)適応多重レートフレームと、無音記述子更新(U)適応多重レートフレームとの配置を予想しうる。非音声データ(N)適応多重レートフレームは情報を伝送しないので、非音声データ(N)適応多重レートフレームの無線リソース(たとえば、アップリンク時間スロット)は、同一基地局130によって作用されるパケット切替移動装置に再割当されうる。パケット切替移動装置の52マルチフレームは、十分な機会(たとえば、Aアイドルフレーム)を提供する。この十分な機会に、回路切替移動装置は、どのタイミングで時間スロットが音声データ(S)適応多重レートフレームの回路切替移動装置によって必要となるかを、基地局130に知らせうる。
【0043】
本方法はまた、ダウンリンク方向に適用可能である。なぜなら、ネットワークは、音声休止がいつ始まり、いつ終わるかのような移動体のユーザ情報を認識しているからである。
【0044】
本開示は、発明者によって所有され、かつ当業者に本発明を使用できるような方法で記述された発明の最良の形態として考えられるものを含んでいるが、ここで開示された実施形態の多くの均等物が存在することと、修正と変化が本発明の範囲と精神から逸脱することなくなされうることを当業者は理解するであろう。これらの修正と変化は、実施形態によっては限定されず、本出願の係属中になされる任意の補正と、記述されたこれらの請求項のすべての均等物とを含む、係属する請求項によってのみ限定される。
【0045】
第1および第2、トップおよびボトム、といった関連用語の使用は、それらの実態、用語、または行為の間の任意の実際の関係または順番を必要としたり暗示したりすることなく、単に1つを他の実態、用語、または行為から区別するために使用されることが、さらに理解される。多くの発明的機能と多くの発明の原理は、ソフトウェアプログラムまたは命令とともに、またはソフトウェアプログラムまたは命令において、最良に実行される。例えば利用可能な時間、現在の技術、および経済的な考慮によって動機付けされる可能な限りの顕著な努力と多くの設計選択にかかわらず、当業者は、ここに開示された概念および原理によって導入されると、最小の実験でそのようなソフトウェア命令やプログラムを生成することができるであろう。したがって、そのようなソフトウェアのさらなる議論は、本発明にしたがう原理および概念を分かりにくくするいかなるリスクも最小にするよう限定されるであろう。
【0046】
当業者によって理解されるように、各移動装置と基地局に位置するコントローラは、ここで記述された方法を実行するためのコンピュータプログラムコードを実行するプロセッサを含む。実施形態は、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、ハードドライブ、または任意の他のコンピュータが読み込み可能な記憶媒体のような具体的な媒体に具現化された命令を含むコンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがロードされ、プロセッサによって実行されると、プロセッサは本発明を実行する装置となる。実施形態は、電気的配線またはケーブルといったいくつかの送信媒体を通じて送信されたり、ファイバーオプティックス経由または電磁気放射を通じて、例えば、記憶媒体に格納されたり、コンピュータにロードされたり、実行されたり、するコンピュータプログラムコードを含む。このコンピュータプログラムコードが、ロードされコンピュータによって実行されると、コンピュータは本発明を実施するための装置となる。汎用のマイクロプロセッサにおいて実行されると、コンピュータプログラムコードのセグメントは、マイクロプロセッサを、特定の論理回路を生成するよう構成する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1移動装置、第2移動装置、およびGPRS基地局を有する無線通信システムであって、
前記第1移動装置は、適応多重レート音声符号化を用いる回路切替接続を有し、第1時間スロットに割当され、
前記第2移動装置はパケット切替接続を有し、第2時間スロットに割当され、
前記GPRS基地局は、前記第1移動装置の非音声データ適応多重レートフレーム中に前記第2移動装置が前記第1時間スロットにおいて通信データを送信するよう命令し、
前記第2移動装置は、2つの通信データブロック間に位置するAアイドルフレームを有する52マルチフレーム構造を用いて前記通信データを送信し、
前記第1移動装置は、前記Aアイドルフレームを用いて適応多重レートアクセスバーストを前記GPRS基地局に送信しうることを特徴とする、無線通信システム。
【請求項2】
前記GPRS基地局が前記第1移動装置から前記適応多重レートアクセスバーストを受信するときに、前記GPRS基地局は、前記第2移動装置が前記第1時間スロットにおいて前記通信データを送信することを命令することを停止する、
請求項1記載の無線通信システム。
【請求項3】
前記GPRS基地局は、EGPRS基地局である、請求項1記載の無線通信システム。
【請求項4】
前記無線通信システムはさらに第3移動装置を有し、
前記第3移動装置はパケット切替接続を有し、第3時間スロットに割当され、
前記GPRS基地局は、前記第1移動装置の、他の非音声データ適応多重レートフレーム中に、前記第3移動装置が前記第1時間スロットにおいて通信データを送信することを命令する、請求項1記載の無線通信システム。
【請求項5】
前記GPRS基地局はまた、前記第1移動装置の、他の非音声データ適応多重レートフレーム中に、前記第2移動装置が前記第1時間スロットにおいて前記通信データを受信することを命令する、請求項1記載の無線通信システム。
【請求項6】
GPRS基地局による通信方法であって、前記通信方法は:
適応多重レート音声バーストを、第1時間スロットにおいて第1移動装置から受信するステップと;
無音記述子第1適応多重レートフレームを、前記第1時間スロットにおいて前記第1移動装置から受信するステップと;
前記第1時間スロットを第2移動装置に割当するステップであって、前記第2移動装置は前記GPRS基地局によって作用され、かつ前記第2移動装置は前記第1移動装置の非音声データ適応多重レートフレーム中のパケット切替接続を有することと;
2つの通信データブロック間に位置するAアイドルフレームを有する52マルチフレーム構造を用いて、パケット切替データを前記第2移動装置から受信するステップであって、前記第1移動装置は、前記Aアイドルフレームを用いて適応多重レートアクセスバーストを前記GPRS基地局に送信しうることと
を備えることを特徴とする、GPRS基地局による通信方法。
【請求項7】
前記通信方法はさらに:
前記Aアイドルフレーム中に、前記適応多重レートアクセスバーストを前記第1移動装置から受信するステップ
を備える、請求項6記載の通信方法。
【請求項8】
前記通信方法はさらに:
前記第2移動装置への前記第1時間スロットの割当を中止するステップ
を備える、請求項6記載の通信方法。
【請求項9】
前記通信方法はさらに:
音声データ適応多重レートフレームを、前記第1時間スロットにおいて前記第1移動装置から受信するステップ
を備える、請求項6記載の通信方法。
【請求項10】
前記通信方法はさらに:
前記52マルチフレーム構造を用いて、前記パケット切替データを前記第2移動装置に送信するステップ
を備える、請求項6記載の通信方法。
【請求項11】
回路切替移動装置による通信方法であって、前記通信方法は:
音声適応多重レートフレームを送信するステップと;
無音記述子第1適応多重レートフレームを送信するステップと;
適応多重レートアクセスバーストを、52マルチフレーム構造のAアイドルフレーム中に送信するステップと
を備えることを特徴とする、回路切替移動装置による通信方法。
【請求項12】
前記通信方法はさらに:
前記無音記述子第1適応多重レートフレームを送信した後に、非音声データ適応多重レートフレームを送信するステップ
を備える、請求項11記載の通信方法。
【請求項13】
前記通信方法はさらに:
前記非音声データ適応多重レートフレームを送信した後に、無音記述子更新適応多重レートフレームを送信するステップ
を備える、請求項12記載の通信方法。
【請求項14】
前記通信方法はさらに:
前記無音記述子第1適応多重レートフレームを送信した後に、前記52マルチフレームを追尾するステップ
を備える、請求項11記載の通信方法。
【請求項15】
前記適応多重レートアクセスバーストは:
状態0、0、0である3個の第1変調ビットを有する初期テールビットと;
状態0、0、...、0である142個の第2変調ビットを有する固定ビットと;
状態0、0、0である3個の第3変調ビットを有する最終テールビットと
を有する、請求項11記載の通信方法。
【請求項16】
前記適応多重レートアクセスバーストはさらに:
少なくとも1つの保護ビット
を備える、請求項15記載の通信方法。
【請求項17】
前記適応多重レートアクセスバーストは:
状態0、0、0である3個の第1変調ビットを有する初期テールビットと;
状態1、0、1、0、...、1、0である142個の第2変調ビットを有する固定ビットと;
状態0、0、0である3個の第3変調ビットを有する最終テールビットと
を有する、請求項11記載の通信方法。
【請求項18】
前記適応多重レートアクセスバーストはさらに:
少なくとも1つの保護ビット
を備える、請求項17記載の通信方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2010−533398(P2010−533398A)
【公表日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−515292(P2010−515292)
【出願日】平成20年7月30日(2008.7.30)
【国際出願番号】PCT/US2008/071537
【国際公開番号】WO2009/018306
【国際公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(390009597)モトローラ・インコーポレイテッド (649)
【氏名又は名称原語表記】MOTOROLA INCORPORATED
【Fターム(参考)】