第Xa因子インヒビターの解毒剤の単位用量処方物およびその使用方法
本発明は、第Xa因子を標的とする抗凝血剤に対する解毒剤の単位用量処方物に関する。本明細書に開示されるのは、第Xa因子インヒビターを用いる抗凝固療法を現在受けている患者において出血を停止または予防する方法である。一実施形態では、本発明は、薬学的に許容されるキャリア、および配列番号13のアミノ酸配列を含む2本鎖のポリペプチド、または配列番号13に対して少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを約10ミリグラム〜約2グラムの量で含む、単位用量処方物に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬学的に許容されるキャリア、および約10ミリグラム〜約2グラムの配列番号13のアミノ酸配列を含む2本鎖のポリペプチドまたは配列番号13に対して少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単位用量処方物。
【請求項2】
約100ミリグラム〜約1.5グラムの前記ポリペプチドを有する、請求項1に記載の単位用量処方物。
【請求項3】
約200ミリグラム〜約1グラムの前記ポリペプチドを有する、請求項2に記載の単位用量処方物。
【請求項4】
約400ミリグラム〜約900ミリグラムの前記ポリペプチドを有する、請求項3に記載の単位用量処方物。
【請求項5】
前記ポリペプチドが、第Xa因子インヒビターを少なくとも約20%中和するのに有効である、前述の請求項のいずれかに記載の単位用量処方物。
【請求項6】
前記インヒビターが、少なくとも約50%中和される、請求項5に記載の単位用量処方物。
【請求項7】
前記インヒビターが、少なくとも約75%中和される、請求項6に記載の単位用量処方物。
【請求項8】
前記インヒビターが、少なくとも約90%中和される、請求項7に記載の単位用量処方物。
【請求項9】
前記インヒビターが、少なくとも約95%中和される、請求項8に記載の単位用量処方物。
【請求項10】
前記第Xa因子インヒビターが、フォンダパリヌクス、イドラパリヌクス、ビオチン化イドラパリヌクス、エノキサパリン、フラグミン、NAP−5、rNAPc2、組織因子経路インヒビター、DX−9065a、YM−60828、YM−150、アピキサバン、リバロキサバン、TAK−442、PD−348292、オタミキサバン、エドキサバン、LY517717、GSK913893、ラザキサバン、低分子量ヘパリン、ベトリキサバンまたはそれらの薬学的に許容される塩、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項5に記載の単位用量処方物。
【請求項11】
前記第Xa因子インヒビターが、ベトリキサバン、リバロキサバン、アピキサバン、低分子量ヘパリン、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項10に記載の単位用量処方物。
【請求項12】
前記第Xa因子インヒビターが、ベトリキサバン、リバロキサバン、アピキサバン、および低分子量ヘパリンからなる群より選択される、請求項11に記載の単位用量処方物。
【請求項13】
第Xa因子インヒビターでの抗凝固療法を受けている被験体に対する投与のための単位用量処方物であって、該処方物は、薬学的に許容されるキャリア、および中和量の配列番号13のアミノ酸配列を含む2本鎖のポリペプチドまたは配列番号13に対して少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含み、ここで、該中和量は、少なくとも約30分の期間にわたってポリペプチドの循環濃度/該第Xa因子インヒビターの循環濃度が少なくとも約1:1のモル比となる量である、単位用量処方物。
【請求項14】
前記モル比が約1:1または約2:1または約4:1である、請求項13に記載の単位用量処方物。
【請求項15】
前記キャリアが生理食塩水である、前述の請求項のいずれかに記載の単位用量処方物。
【請求項16】
前記処方物が、1ミリリットルの生理食塩水あたり約0.2〜約10ミリグラムの濃度のポリペプチドを有する、請求項15に記載の単位用量処方物。
【請求項17】
前記処方物が、1ミリリットルの生理食塩水あたり約2〜約6ミリグラムの濃度のポリペプチドを有する、請求項16に記載の単位用量処方物。
【請求項18】
前記処方物が、1ミリリットルの生理食塩水あたり約2ミリグラムの濃度のポリペプチドを有する、請求項17に記載の単位用量処方物。
【請求項19】
前記ポリペプチドが凍結乾燥されている、前述の請求項のいずれかに記載の単位用量処方物。
【請求項20】
第Xa因子インヒビターを用いた抗凝固療法を受けている被験体において外因性に投与された第Xa因子インヒビターを選択的に結合および阻害する方法であって、該被験体に対して請求項1〜19のいずれかに記載の単位用量処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項21】
第Xa因子インヒビターを用いた抗凝固療法を受けている被験体において出血を予防、軽減または停止する方法であって、該被験体に対して請求項1〜19のいずれかに記載の単位用量処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項22】
第Xa因子インヒビターを用いた抗凝固療法を受けている患者においてfXaインヒビター依存性の薬力学的マーカーまたは代用のマーカーを補正するための方法であって、該被験体に対して請求項1〜19のいずれかに記載の単位用量処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項23】
前記薬力学的マーカーまたは代用のマーカーが、INR、PT、aPTT、ACT、抗fXa単位、およびトロンビン生成からなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記補正が、少なくとも約20%または約50%または約75%または約90%または約95%である、請求項22または23に記載の方法。
【請求項25】
前記単位用量処方物が、ボーラスによって静脈内に投与される、請求項20〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記単位用量処方物が、注入として、またはボーラスに加えて注入の組み合わせとして投与される、請求項20〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記処方物の約10〜約20%が、ボーラスとして投与され、かつ残りの処方物が、出血が実質的に停止されるまでの期間にわたって注入される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記処方物が約6時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項29】
前記処方物が約6時間〜約12時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項30】
前記処方物が約12時間〜約24時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項31】
前記処方物が最大約48時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項1】
薬学的に許容されるキャリア、および約10ミリグラム〜約2グラムの配列番号13のアミノ酸配列を含む2本鎖のポリペプチドまたは配列番号13に対して少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含む、単位用量処方物。
【請求項2】
約100ミリグラム〜約1.5グラムの前記ポリペプチドを有する、請求項1に記載の単位用量処方物。
【請求項3】
約200ミリグラム〜約1グラムの前記ポリペプチドを有する、請求項2に記載の単位用量処方物。
【請求項4】
約400ミリグラム〜約900ミリグラムの前記ポリペプチドを有する、請求項3に記載の単位用量処方物。
【請求項5】
前記ポリペプチドが、第Xa因子インヒビターを少なくとも約20%中和するのに有効である、前述の請求項のいずれかに記載の単位用量処方物。
【請求項6】
前記インヒビターが、少なくとも約50%中和される、請求項5に記載の単位用量処方物。
【請求項7】
前記インヒビターが、少なくとも約75%中和される、請求項6に記載の単位用量処方物。
【請求項8】
前記インヒビターが、少なくとも約90%中和される、請求項7に記載の単位用量処方物。
【請求項9】
前記インヒビターが、少なくとも約95%中和される、請求項8に記載の単位用量処方物。
【請求項10】
前記第Xa因子インヒビターが、フォンダパリヌクス、イドラパリヌクス、ビオチン化イドラパリヌクス、エノキサパリン、フラグミン、NAP−5、rNAPc2、組織因子経路インヒビター、DX−9065a、YM−60828、YM−150、アピキサバン、リバロキサバン、TAK−442、PD−348292、オタミキサバン、エドキサバン、LY517717、GSK913893、ラザキサバン、低分子量ヘパリン、ベトリキサバンまたはそれらの薬学的に許容される塩、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項5に記載の単位用量処方物。
【請求項11】
前記第Xa因子インヒビターが、ベトリキサバン、リバロキサバン、アピキサバン、低分子量ヘパリン、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項10に記載の単位用量処方物。
【請求項12】
前記第Xa因子インヒビターが、ベトリキサバン、リバロキサバン、アピキサバン、および低分子量ヘパリンからなる群より選択される、請求項11に記載の単位用量処方物。
【請求項13】
第Xa因子インヒビターでの抗凝固療法を受けている被験体に対する投与のための単位用量処方物であって、該処方物は、薬学的に許容されるキャリア、および中和量の配列番号13のアミノ酸配列を含む2本鎖のポリペプチドまたは配列番号13に対して少なくとも80%の相同性を有するポリペプチドを含み、ここで、該中和量は、少なくとも約30分の期間にわたってポリペプチドの循環濃度/該第Xa因子インヒビターの循環濃度が少なくとも約1:1のモル比となる量である、単位用量処方物。
【請求項14】
前記モル比が約1:1または約2:1または約4:1である、請求項13に記載の単位用量処方物。
【請求項15】
前記キャリアが生理食塩水である、前述の請求項のいずれかに記載の単位用量処方物。
【請求項16】
前記処方物が、1ミリリットルの生理食塩水あたり約0.2〜約10ミリグラムの濃度のポリペプチドを有する、請求項15に記載の単位用量処方物。
【請求項17】
前記処方物が、1ミリリットルの生理食塩水あたり約2〜約6ミリグラムの濃度のポリペプチドを有する、請求項16に記載の単位用量処方物。
【請求項18】
前記処方物が、1ミリリットルの生理食塩水あたり約2ミリグラムの濃度のポリペプチドを有する、請求項17に記載の単位用量処方物。
【請求項19】
前記ポリペプチドが凍結乾燥されている、前述の請求項のいずれかに記載の単位用量処方物。
【請求項20】
第Xa因子インヒビターを用いた抗凝固療法を受けている被験体において外因性に投与された第Xa因子インヒビターを選択的に結合および阻害する方法であって、該被験体に対して請求項1〜19のいずれかに記載の単位用量処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項21】
第Xa因子インヒビターを用いた抗凝固療法を受けている被験体において出血を予防、軽減または停止する方法であって、該被験体に対して請求項1〜19のいずれかに記載の単位用量処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項22】
第Xa因子インヒビターを用いた抗凝固療法を受けている患者においてfXaインヒビター依存性の薬力学的マーカーまたは代用のマーカーを補正するための方法であって、該被験体に対して請求項1〜19のいずれかに記載の単位用量処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項23】
前記薬力学的マーカーまたは代用のマーカーが、INR、PT、aPTT、ACT、抗fXa単位、およびトロンビン生成からなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記補正が、少なくとも約20%または約50%または約75%または約90%または約95%である、請求項22または23に記載の方法。
【請求項25】
前記単位用量処方物が、ボーラスによって静脈内に投与される、請求項20〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記単位用量処方物が、注入として、またはボーラスに加えて注入の組み合わせとして投与される、請求項20〜24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記処方物の約10〜約20%が、ボーラスとして投与され、かつ残りの処方物が、出血が実質的に停止されるまでの期間にわたって注入される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記処方物が約6時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項29】
前記処方物が約6時間〜約12時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項30】
前記処方物が約12時間〜約24時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項31】
前記処方物が最大約48時間投与される、請求項26または27に記載の方法。
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図42a】
【図42b】
【図42c】
【図43】
【図2】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図20】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図44】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図42a】
【図42b】
【図42c】
【図43】
【図2】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図20】
【図27】
【図28】
【図29A】
【図29B】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図44】
【公表番号】特表2012−533552(P2012−533552A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−520756(P2012−520756)
【出願日】平成22年7月14日(2010.7.14)
【国際出願番号】PCT/US2010/042015
【国際公開番号】WO2011/008885
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(506109155)ポートラ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月14日(2010.7.14)
【国際出願番号】PCT/US2010/042015
【国際公開番号】WO2011/008885
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(506109155)ポートラ ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】
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