説明

管継手

【課題】管継手が使用されたものか否かを判別する。
【解決手段】管24を押し込むと、オーリング22に塗布された潤滑剤72が管24の先端で押し込まれ、突起部28の側面に付着する。突起部28の側面に付着した潤滑剤72は、継手本体14の外周部を覆うカバー18の外部から視認される。これにより、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側が管24に挿入された管継手10は、潤滑剤72が突起部28に付着しており、その潤滑剤72を確認することで、使用された使用済の管継手10として判別することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、給水用及び給湯用配管等に用いられる管継手に関する。
【背景技術】
【0002】
給水用及び給湯用配管等に用いられる管継手においては、管の管継手への挿入が確実に行われているか確認できることが重要である。そのために、従来、管継手に設けられたカバーを透明にしたり、管継手に設けられたカバーに視認用の窓をつけたりして、管継手内部の管の挿入状態を確認できるようにしたものがある。(特許文献1〜3参照)。
【0003】
また、給水用及び給湯用配管等に用いられる管継手としては、施工ミスを想定して、一旦挿入した管を取り外せるように構成した管継手がある(特許文献4参照)。
【特許文献1】特開2005−48916号公報
【特許文献2】特開2005−76853号公報
【特許文献3】特開2007−40432号公報
【特許文献4】特開2006−329225号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献4のように管取り外し機能がついている管継手の場合、施工現場から返品されてくる管継手が未使用なのか一旦使用して管を抜いたものか判別がつかず、品質管理上問題があった。
本発明は、上記事実を考慮し、使用されたものか否かの判別ができる管継手を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に係る管継手は、先端から管の孔へ挿入される筒状の継手本体と、前記継手本体外周部に設けられ、前記継手本体が挿入された前記管の内壁面に密着して、前記管と前記継手本体との間をシールするシール部材と、前記シール部材又は前記シール部材よりも前記継手本体の先端側に塗布され、前記シール部材よりも前記継手本体の基端側が前記管に挿入されることにより前記シール部材よりも前記継手本体の基端側へ付着する着色材と、前記継手本体に設けられ、前記シール部材よりも前記継手本体の基端側へ付着した着色材を外部から視認可能に前記継手本体外周部を覆うカバーと、を備えたことを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、筒状の継手本体がその先端から管の孔に挿入され、継手本体外周部に設けられたシール部材が、継手本体が挿入された管の内壁面に密着して、管と継手本体との間をシールする。
【0007】
ここで、請求項1の構成では、シール部材又は前記シール部材よりも継手本体の先端側に塗布された着色材が、シール部材よりも継手本体の基端側が管に挿入されることにより、シール部材よりも継手本体の基端側へ付着する。
シール部材よりも継手本体の基端側へ付着した着色材は、継手本体の外周部を覆うカバーの外部から視認される。
【0008】
これにより、シール部材よりも継手本体の基端側が管に挿入された管継手は、着色材がシール部材よりも継手本体の基端側に付着しており、付着した着色材を確認することで、使用された使用済の管継手として判別することができる。着色材がシール部材よりも継手本体の基端側に付着していない管継手は、シール部材よりも継手本体の基端側が管に挿入されておらず、使用されていない未使用の管継手として判別することができる。
【0009】
本発明の請求項2に係る管継手は、請求項1の構成において、前記着色材は、前記シール部材に塗布される潤滑剤に混合されていることを特徴とする。
この構成によれば、潤滑剤を塗布する工程で、着色材も塗布できるので、製造工程の簡略化が図れる。
【0010】
本発明の請求項3に係る管継手は、請求項1又は請求項2の構成において、前記継手本体の基端側へ付着した前記着色材と、該着色材が付着する前記継手本体の基端側との彩度の差が、3度以上であることを特徴とする。
この構成によれば、継手本体の基端側へ付着した着色材と、その着色材が付着する継手本体の基端側との彩度の差が、3度未満であると、継手本体の基端側に付着した着色材が視認しにくいが、継手本体の基端側へ付着した着色材と、その着色材が付着する継手本体の基端側との彩度の差を3度以上とすることで、着色材の視認性が向上する。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、上記構成としたので、管継手が使用されたものか否か判別できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(本実施形態に係る管継手の構成)
図1は、本実施形態に係る管継手を側面から見た一部断面図である。なお、図中の矢印R方向は、管継手10の軸方向一端から他端へ向かう方向を示し、図中の矢印L方向は、管継手10の軸方向他端から一端へ向かう方向を示す。
【0013】
本実施形態に係る管継手10は、管と器具とを接続するためのものであり、継手本体14、スリーブ16、カバー18、係合解除部材20、ロックリング52、及びオーリング22を備えている。本実施形態では、管継手10の軸方向一端部及び軸方向他端部にそれぞれ管が接続されるようになっている。
なお、管継手10としては、管と管とを接続するためのものであってもよい。
【0014】
継手本体14は、筒状に形成されており、継手本体14の材質としては、例えば、銅合金等の金属、合成樹脂が用いられる。継手本体14の矢印R方向側は、合成樹脂等で形成されたパイプ等の管24に挿入可能なコア部26とされている。
【0015】
コア部26は、外周の径が略一定とされており、その先端(矢印R方向側)から管24の孔に挿入されるようになっている。すなわち、コア部26の先端側が、管24への挿入が開始される挿入開始側となる。
コア部26の矢印L方向側には、コア部26よりも径が大とされた突起部28が形成されており、管24の先端が突起部28に突き当たるまで、コア部26が管24に挿入されるようになっている。
【0016】
突起部28の矢印L方向側には、突起部28よりも若干径の小さなカバー保持部30が形成されている。
さらに、継手本体14には、カバー保持部30の矢印L方向側に、スパナを引っ掛ける六角部32が形成されており、六角部32の矢印L方向側には雄ねじ34が形成されている。これにより、スパナを用いて雄ねじ34を器具又は管の雌ねじにねじ込むことで、継手本体14の一端部が器具又は管に接続される。
【0017】
コア部26の外周部には、一対の溝36が形成されており、各溝36には、シール部材の一例としてのオーリング22が嵌め込まれて固定されている。
コア部26が管24の孔に挿入されると、オーリング22が管24の内壁面に密着し、管24と継手本体14との間をシールする(図3参照)。
【0018】
オーリング22には、通常、グリース等の潤滑剤72が塗布されている。潤滑剤72には、顔料及び染料等の着色材が混合されている。
コア部26が管24の孔に挿入され、管24がオーリング22を通過すると、潤滑剤72が管24に付着すると共に、管24の先端によって、潤滑剤72が継手本体14のオーリング22よりも基端側へ押し込まれるようになっている(図2参照)。
【0019】
さらに深くコア部26が管24の孔に挿入されると、継手本体14のオーリング22よりも基端側へ押し込まれた潤滑剤72は、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側、特に、突起部28の側面に、付着するようになっている(図3参照)。
潤滑剤72は、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側に付着した際に、カバー18の外部から視認可能な量が確保されるように、着色材が混合された潤滑剤72の塗布量及び潤滑剤72中の着色材の混合量が設定される。
【0020】
また、潤滑剤72は、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側に付着した際に、カバー18の外部から視認可能な色が選択される。具体的には、着色材が混合された潤滑剤72は、少なくとも、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側と異なる色であり、カバー18の外部から視認できる程度に、色の色相、彩度及び明度の少なくとも1つが規定される。
【0021】
継手本体14の基端側に付着した状態における潤滑剤72に混合された着色材の彩度と、潤滑剤72が付着する継手本体14の基端側の彩度との差が、3度以上であることが望ましい。その彩度の差が、3度未満であると、継手本体14の基端側に付着した潤滑剤72に混合された着色材が視認しにくいが、その彩度の差を3度以上とすることで、潤滑剤72に混合された着色材の視認性が向上する。なお、彩度は、JIS Z 8722(色の測定方法−反射及び透過物体色)に準拠した側色計により測定される。
なお、潤滑剤72は、オーリング22よりも継手本体14の先端側に塗布されていてもよく、少なくとも、オーリング22のうち、管24の挿入時に管24が最初に接触する部位よりも、継手本体14の先端側に塗布されていればよい。
【0022】
また、本実施形態のように、オーリング22が2つ設けられている場合には、継手本体14の先端側にあるオーリング22において、そのオーリング22のうち、管24の挿入時に管24が最初に接触する部位よりも継手本体14の先端側に塗布されていればよい。
具体的には、管24が管挿入部38に挿入された際には、管24は、少なくとも、オーリング22の管挿入部38に露出した表面のうちの頂部より、挿入側の部位に最初に接触するので、図7(A)に示すように、この頂部よりも、継手本体14の先端側に潤滑剤72が塗布されていれば良い。
【0023】
また、シール部材としては、図7(A)に示すような断面が円形状のものに限られず、図7(B)に示すように、断面略X形状のものであってもよい。断面略X形状のものの場合は、継手本体14の先端側にある端部において、その端部の頂部よりも、継手本体14の先端側に潤滑剤72が塗布されていれば良い。
また、シール部材としては、図7(C)に示すように、断面略三角形状のものであってもよい。断面三角形状のものの場合は、オーリング22の管挿入部38に露出した表面の頂部よりも、継手本体14の先端側に潤滑剤72が塗布されていれば良い。
【0024】
カバー18は、六角部32の矢印R方向側に配置され、継手本体14の外周部(特に、コア部26、突起部28、カバー保持部30)を覆っている。カバー18には、コア部26と対向する部分に、管24が挿入可能な一定径の管挿入部38が形成されている。
管24が管挿入部38に挿入されて、管24の先端が突起部28に突き当たった状態が、管24の挿入完了となる。
【0025】
カバー18には、管挿入部38の矢印L方向側に、突起部28よりも若干小径で、かつ前述した継手本体14のカバー保持部30よりも若干大径に形成された係合部40が形成されている。カバー18は、係合部40が継手本体14のカバー保持部30に係合することで、継手本体14に保持されている。
【0026】
カバー18は、透明な樹脂部材で形成されており、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側(本実施形態においては、コア部26の外周部のオーリング22よりも基端側及び、突起部28)が、カバー18の外部から視認可能とされている。
より詳細には、継手本体14の軸方向と直交する方向A(図1参照)から見た場合に、スリーブ16よりも矢印L方向側の継手本体14の外周部が、視認できるようになっている。
これにより、管24の管挿入部38への挿入状態を視認できるようになっており、管24の先端が管挿入部38の奥まで挿入され、突起部28に突き当たっているか否かが確認できる(図4参照)。
また、コア部26の外周部のオーリング22よりも基端側及び、突起部28へ付着した潤滑剤72を視認できるようになっている(図5参照)。
【0027】
なお、カバー18は、透明な部材に限られず、例えば、半透明な部材であっても良く、また、視認用の窓を形成した構成であってよく、コア部26の外周部のオーリング22よりも基端側及び突起部28へ付着した潤滑剤72を視認できればよい。
【0028】
また、スリーブ16は、コア部26の外周部側で、かつカバー18の矢印R方向側に配置されている。スリーブ16は、例えば、合成樹脂で形成される。
カバー18には、矢印R方向側の外周面に凹凸状とされたスリーブ係合部42が形成されており、このスリーブ係合部42がスリーブ16の矢印L方向側の内周面に形成された凹凸状の被係合部44に挿入され嵌合している。
【0029】
カバー18は、矢印R方向側の端部付近の外周面、及び内周面がそれぞれテーパー状に形成されている。
スリーブ16は、被係合部44の矢印R方向側に、矢印R方向へ向かうに従って内径が縮小する傾斜部46を有し、傾斜部46の矢印R方向側には、一定内径の第1の一定径部48が形成され、第1の一定径部48の矢印R方向側には、第1の一定径部48よりも内径が小径とされた第2の一定径部50が形成されている。
【0030】
係合解除部材20は、カバー18の矢印R方向で、かつスリーブ16の内周側に配置されており、ロックリング52は、スリーブ16の傾斜部46の内周側で、かつカバー18と係合解除部材20との間に配置されている。ロックリング52は、全体的にはリング状を呈しており、内側へ突出する複数の爪部52Aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
【0031】
このロックリング52、例えば、金属板(鋼板等)を打ち抜いた後、プレス成形することで得ることができる。係合解除部材20は、例えば、合成樹脂で形成される。
ロックリング52は、爪部52Aでの断面形状が略V字形状を呈している。また、爪部52Aの先端部分を通る仮想円の径は、管24の外径よりも若干小径に設定されている。
ロックリング52は、爪部52Aの先端が矢印L方向側を向く向きに配置されている。
【0032】
係合解除部材20は、内径が一定で、かつ内径寸法は管24の外径よりも若干大径に形成されている。係合解除部材20は、矢印L方向側の外周面がテーパー状に形成されている。
この矢印L方向側の外周面は、ロックリング52の爪部52Aを押圧するための押圧部54をなしている。係合解除部材20には、押圧部54の矢印R方向側に一定の外径とされた一定外径部分56が形成されている。
係合解除部材20は、押圧部54をカバー18側に向けられ、一定外径部分56がスリーブ16の第2の一定径部50に挿入されている。
【0033】
係合解除部材20は、押圧部54の外径が第1の一定径部48の内径よりも若干小径に形成され、一定外径部分56の外径がスリーブ16の第2の一定径部50の内径よりも若干小径に形成されている。
【0034】
これにより、係合解除部材20は、スリーブ16の内側にて軸方向に移動可能とされている。また、管取外し冶具60を用いて、係合解除部材20を矢印L方向へ押圧することにより、係合解除部材20の押圧部54がロックリング52の爪部52Aを押圧して、爪部52Aの先端が管24の外周面から離れる構成とされている。
【0035】
(本実施形態の作用)
次に、上記の実施形態について作用を説明する。
まず、管24を管挿入部38であって、係合解除部材20の内側へ挿入し、挿入した管24を押込む。
【0036】
さらに管24を押し込むと、図2に示すように、オーリング22に塗布された潤滑剤72が管24に付着すると共に、管24の先端で潤滑剤72が押し込まれる。
さらに、図3に示すように、管24を突起部28に突き当たるまで押し込むと、管24の先端で押し込まれた潤滑剤72は、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側、特に、突起部28の側面に付着する。
【0037】
なお、管継手10に管24を押込むと、管24の先端がロックリング52の爪部52Aを押し広げ、爪部52Aの先端は管24の外周を摺動する。
ここで、管24が矢印R方向に抜けようとする力(例えば、管24の内の流体の圧力、人為的により引き抜こうとする力)が作用すると、爪部52Aの先端が管24の外周面に若干食い込み、管24の移動を阻止するので、管24が管継手10から外れることが無い。
【0038】
管継手10と管24とを分離したい場合には、図4に示すように、管取外し冶具60を管24に嵌め、管取外し冶具60を軸方向に沿ってスライドし、リブ68をスリーブ16の内側へ押込む。
これによって、リブ68によって押圧された係合解除部材20の押圧部54がロックリング52の爪部52Aを押圧して、爪部52Aの先端が管24の外周面から離れる。
【0039】
このようにして爪部52Aの先端を管24の外周面から離間させた状態(即ち、管取外し冶具60を押圧した状態)することにより、図5に示すように、管継手10から管24を引き抜くことができる。
そして、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側へ付着した潤滑剤72は、継手本体14の外周部を覆うカバー18の外部から視認される。
【0040】
これにより、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側が管24に挿入された管継手10は、潤滑剤72が突起部28の側面に付着しており、付着した潤滑剤72を確認することで、使用された使用済の管継手10として判別することができる。
なお、継手本体14の軸方向と沿った潤滑剤72の幅W(図5参照)が、突起部28に付着した際に視認しやすい幅となるように潤滑剤72を塗布することが望ましい(視認しやすい幅として、例えば、1〜5mmの幅が望ましい)。
【0041】
潤滑剤72が突起部28の側面に付着していない管継手10は、継手本体14の外周部のオーリング22よりも基端側が管24に挿入されておらず、使用されていない未使用の管継手10として判別することができる。
【0042】
なお、本実施形態では、上記のように、管24がオーリング22を越えて管挿入部38に挿入された場合に、管継手10が使用されたものとし、管24がオーリング22の手前までしか管挿入部38に挿入されず、管挿入部38から抜かれたものは、使用されていないものと判定する構成としている。
また、本実施形態では、着色材は潤滑剤72に混合されているので、潤滑剤72を塗布する工程で、着色材も塗布できるので、製造工程の簡略化が図れる。
【0043】
なお、本実施形態では、着色材は潤滑剤72に混合されていたが、着色材は、潤滑剤72に混合されずに、着色剤を単独で塗布する構成であっても良い。
例えば、図6に示すように、潤滑剤72とは別に、着色材70をコア部26の外周部の先端側に塗布する構成であっても良い。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】図1は、本実施形態に係る管継手を側面から見た一部断面図である。
【図2】図2は、図1に示す管継手へ管を挿入する挿入途中を示す図である。
【図3】図3は、図1に示す管継手へ管を挿入した挿入完了状態を示す図である。
【図4】図4は、図1に示す管継手へ挿入した管を抜き取る抜き取り途中を示す図である。
【図5】図5は、図1に示す管継手へ挿入した管を抜き取った抜き取り完了状態を示す図である。
【図6】図6は、図1に示す管継手において、着色材を塗布する箇所を変えた変形例を示す図である。
【図7】図7は、オーリングの変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0045】
10 管継手
14 継手本体
18 カバー
22 オーリング(シール部材)
70 着色材
72 潤滑剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端から管の孔へ挿入される筒状の継手本体と、
前記継手本体外周部に設けられ、前記継手本体が挿入された前記管の内壁面に密着して、前記管と前記継手本体との間をシールするシール部材と、
前記シール部材又は前記シール部材よりも前記継手本体の先端側に塗布され、前記シール部材よりも前記継手本体の基端側が前記管に挿入されることにより前記シール部材よりも前記継手本体の基端側へ付着する着色材と、
前記継手本体に設けられ、前記シール部材よりも前記継手本体の基端側へ付着した着色材を外部から視認可能に前記継手本体外周部を覆うカバーと、
を備えたことを特徴とする管継手。
【請求項2】
前記着色材は、前記シール部材に塗布される潤滑剤に混合されていることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
【請求項3】
前記継手本体の基端側へ付着した前記着色材と、該着色材が付着する前記継手本体の基端側との彩度の差が、3度以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管継手。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−192074(P2009−192074A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−36710(P2008−36710)
【出願日】平成20年2月18日(2008.2.18)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】