説明

糊と封筒と切手と収入印紙と塗布方法

【課題】 衣類や紙類に塗布しカビや細菌の発生を防止する。
【解決手段】 糊内に抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を含ませ、衣類等の対象物に噴射して塗布、固定する構成。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を備えた(混入した)糊と、抗菌部材または帯電防止剤の塗布方法と、前記糊を塗布した封筒と切手と収入印紙とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、糊剤は米または葛またはトウモロコシの粉(コーンスターチ)またはこんにゃくの粉等、澱粉質の粉またはゼラチンまたはふのり等の自然物や、ゴムのり、アクリルエマルジョンと水の混合物、ポリビニールアルコール(PVA/ポバール)、酢酸ビニル、塩化ビニル、フェノール樹脂、その他種々の材料からなる。そして、糊は物の形を保たせたり、物をはりつけするのに広く一般家庭で用いられる。
【0003】例えば、スプレー型洗濯糊等の形態で衣類等に塗布され、アイロンかけにより乾燥させる等の方法により多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般家庭で用いられる上記のり(糊)においては、防腐剤や芳香剤を混入したものが提案されているものの、抗菌部材または帯電防止剤を含んだ(混入した)糊は提案されていない。
【0005】本発明は家庭または業務用における糊付けとアイロン掛け作業の一環として、抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を含んだ糊を衣類またはタオル類またはシーツ類等の対象物に塗布し、乾燥固着させることにより、細菌の繁殖防止と衣類の整形を目的とする。
【0006】また、帯電防止剤を塗布することにより静電気を防止することを目的とする。また、切手や封筒や紙類などの対象物に塗布した場合に細菌やカビの繁殖を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明における糊は、抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を含んだ構成としている。該糊をアイロン掛け作業の一環(前処理)として対象物に塗布し、対象物の皺を伸ばすアイロン掛け過程で対象物の生地(繊維)等に付着固定させる構成としている。
【0008】また、抗菌部材を含んだ糊を封筒の折り返し封口部、切手の裏面、収入印紙の裏面に塗布する構成としている。
【0009】上記構成において、糊内に配備する抗菌部材または帯電防止剤等の形態としては粉末粒子状または液状の内何れか一つの形態としている。
【0010】また、粉末粒子状をなす抗菌部材等の外形寸法を約0.1ミクロンメートル〜約100ミクロンメートルとしている。
【0011】また、抗菌部材としてはゼオライト(抗菌性金属イオン/銀、銅、亜鉛)、キトサン、ヨモギ、ヒノキ(ヒノキチオール)、ヒバなどで構成している。
【0012】ゼオライトは銀、銅、亜鉛など殺菌力のある物質を含んだ抗菌性セラミックスを前記糊の重量の数%程度の割合で混入し、衣類やタオル、シーツ類等に付着固定させることにより、生地(繊維)に付着した細菌の生存環境を絶つ。
【0013】キトサンはカニ殻やエビ殻に多く含まれる天然多糖で抗菌、抗カビ性が有る。対象物に塗布する場合、水に混入する割合は重量比約0.3%〜約数%で十分で、粒径約5ミクロンメートル以下の微粉末としている。
【0014】ヨモギはヨモギに含まれるタンニンが抗アレルギー、痒み止め効果を、クロロフィル(葉緑素)が殺菌、制菌などの効果を備え、ヨモギの抽出液を含んだ粒径約0.1ミクロンメートル〜約20ミクロンメートルのマイクロカプセルを塗布し付着固定すればよい。
【0015】ヒノキはヒノキに含まれるトロピロンが細菌、カビなどを寄せ付けない防腐剤の役割を果たし、他の抗菌部材と同様に数ミクロンメートルの粒径のマイクロカプセルとして用いればよい。
【0016】また、液状の抗菌部材としてはヒノキやヒバの精油(エッセンシャルオイル)、またはメトロニダゾール、その他に、酢酸銀または硝酸銀を純水に溶解し、該溶液にK2SO3とK2S2O3を順次添加し、銀のチオスルファト錯体塩または銀塩の内少なくとも一つを含む溶液としている。
【0017】また、銀のチオスルファト錯体塩または銀塩の内少なくとも一つを含水無晶形二酸化珪素に担持吸着させ、さらにその外表面に外殻被服層を形成した抗菌性複合体、または有機砒素のバイナジンなどを水に重量比約0.5%〜約10%の割合で混入させればよい。
【0018】上記の他に、抗菌部材としてヨードホルム、メトロニダゾール、銀シリカゲル系抗菌剤粒子、ジフェニール・エーテル系またはシリコン第4級アンモニゥム塩(商品名ACP−20,TK−520)、リン酸ジルコニゥムと酸化銀の混合物、イソチオシアン酸エステルを抗菌成分としサイクロデキストリンで包接した化合物等任意に用いてよい。
【0019】抗菌部材に代え、静電気を防止する帯電防止剤としては、非イオン系、アニオン系、カチオン系、両性系の界面活性剤などが挙げられる。例えば非イオン系のものではポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等か挙げられる。アニオン系のものではアルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルリン酸塩などが挙げられる。カチオン系のものでは第4級アンモニウムクロライド、第4級アンモニウム硫酸塩などが、また、両性系のものではアルキルベタイン、アルキルイミダゾリン、アルキルアラニン等が挙げられる。これらは液状、粉末粒子状、ポリマーなど任意の状態で糊に含ませ対象物の生地に塗布、固定させればよい。
【0020】勿論、導電性酸化錫または銅または亜鉛またはALまたはNiなどの金属粉末、またはカーボン等の内いずれか一つまたは任意の組合せとし、0.1ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの粉末粒子状またはフレーク状など任意の形態で糊に含ませ塗布、固定させてもよい。
【0021】糊剤としては、米、コーンスターチ、コンニャク等でんぷん、ゼラチン、寒天、天然ゴム等の天然部材からなるものと、ポバール(ポリビニールアルコール)等の水溶性樹脂部材、ゴム部材(例えばブチルゴム)、アクリル樹脂部材、エポキシ樹脂部材、塩化ビニール、フェノール樹脂等任意の部材を使用してよい。ポバールは酢酸ビニル樹脂をアルカリと反応して作る白色の粉末で水溶性である。ポバールは洗濯糊、切手の裏のり、紙たとえば封筒の接着、織物を織るときの糊剤、エマルジョンの安定剤などに使用される。他の水溶性プラスチックのりとしては、ポリアクリル酸ソーダによりカーペット裏糊や貼り薬をつくるときの増粘剤として用いられる。天然物から科学反応でつくる糊剤としてはCMC(カボキシメチルセルロース)やメチルセルロースなどがある。ポリビニルピロリドンも水溶性で、粉末の薬品を固めてタブレットを作ったり、スティック状糊などにも用いられる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明は上記した構成によって、家庭または業務用における糊付けおよびアイロン掛け作業の一環として、抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を衣類やタオル、シーツ類等に簡単に塗布し、付着固定させられる。
【0023】その結果、家庭においても殺菌した衣類を着用可能にし、健康で快適な生活を可能にする。また、院内感染等も低減できる。
【0024】勿論、紙等の対象物に塗布した場合に、カビや細菌の繁殖を防止する。さらに、衣類に帯電防止剤を塗布することにより体に衣類がまとわりつくのを防止し、静電気に感電して痛みを感じたりびっくりしたりするのを防止する。
【0025】以下本発明の実施例を、糊を用いて抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を、衣類の生地(繊維)や紙類等の対象物に塗布する例により図面とともに説明する。
【0026】(実施の形態1)この実施例は抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を含んだ洗濯糊の一つの形態を示す。そして、該洗濯糊を衣類の生地(繊維)等に塗布し、必要に応じてアイロンかけすることにより、抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を生地等に付着、固定する例を示す。
【0027】図1は本発明の一実施例におけるスプレー型洗濯のり1の正面図で、ポバールまたはコーンスターチ等を可燃性ガスと共に金属容器またはプラスチック容器内に封入したスプレー型洗濯のり1を示す。
【0028】前記スプレー型洗濯のり1を衣類等の対象物に噴射して塗布し、その後必要に応じてアイロンかけを行うことにより、抗菌部材等を衣類の生地等に塗布、固定することを特徴とする。
【0029】前記スプレー型洗濯のり内に供給する抗菌部材の量は洗濯のりに対し重量比約0.5%〜約10%の割合で混入している。
【0030】抗菌部材としては前述のごとく、液状または粉末粒子状の任意の抗菌部材を用いてよい。例えば、抗菌部材の外形寸法を0.1ミクロンメートル〜100ミクロンメートルとした抗菌性ゼオライト、またはキトサン、またはヨモギ、ヒノキ、ヒバ等を用いるのが好適である。
【0031】帯電防止剤としては、例えば導電性酸化錫または銅または亜鉛またはALまたはNiなどの金属粉末、またはカーボン等の内いずれか一つまたは任意の組合せとし、0.1ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの粉末粒子状など任意の形態で糊に含ませ、対象物に塗布、固定させてよい。
【0032】なお、上記実施例において、糊剤としては上記の他に任意の水溶性糊を用いてよいし、塗布手段も空気圧を用いた手動式スプレー等としてよい。
【0033】(実施の形態2)図2は本発明の一実施例における転写型テープ状のり2の側面図を示す。転写型テープ状のり2は、非粘着性を備えた離形紙(剥離紙)の片面にアクリル樹脂等からなるのり3を数ミクロンメートル〜数十ミクロンメートルの膜厚にコーティングしてなるシート部材を所定径に巻回し、所定幅にスリット切断加工してなる。前記のり3内には実施例1の場合と同様に、抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方が粉末粒子状または液状で含まれている。抗菌部材または帯電防止剤の含有量や種類については実施の形態1と同様または近似させればよい。
【0034】(実施の形態3)図3は本発明の一実施例における封筒5の平面図を示す。封筒5は、紙またはプラスチックシートを所定に外形截断し、折り畳んで重なり部を糊付けしてなる。前記封筒5は重なり部に塗布する糊剤として、ポバール、でんぷん、塩化ビニール、ゴム(例えばブチルゴム)、酢酸ビニール、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等の任意の部材を用いてよい。
【0035】さらに当然のことながら、これらの糊剤内に任意の抗菌部材を含ませてよいことも同様である。
【0036】なお、図3に示す封筒5は折り返し封口部7、または封筒本体側の所定部位(折り返し封口部7に対応して面接する部位)に抗菌部材を含んだのり6を所定膜厚たとえば数ミクロンメートル〜数十ミクロンメートルに塗布している。
【0037】前記のり6は唾または水に湿らせて使用するので水溶性が望ましい。のり6に含ませる抗菌部材としては、人体に無害のキトサン、ヨモギ、ヒバ、ヒノキ(ヒノキチオール)、イソチオシアン酸エステル、メトロニダゾール、リン酸ジルコニゥムと酸化銀の混合物、ジフェニール・エーテル系またはシリコン第4級アンモニゥム塩等の内一つとするのが望ましい。これらの抗菌部材により人がのり部を舐めたり素手で触ってもカビや細菌に害されることを防止できる。
【0038】(実施の形態4)図4は本発明の一実施例における切手8の平面図を示す。該切手8は裏面に実施例3と同様、人体に無害または悪影響の小さい抗菌部材を含んだのり9を所定膜厚たとえば数ミクロンメートル〜数十ミクロンメートルに塗布してなる。糊や抗菌部材の種類は実施の形態3の場合と同様に実施すればよい。
【0039】なお、切手に代え収入印紙としてよいことは言うまでもない。抗菌部材の効果についても実施の形態3と同様である。
【0040】(実施の形態5)図5は本発明の一実施例における容器封入型のり10の正面図を示す。容器封入型のり10は、成形加工した有底プラスチック容器内に、アクリルエマルジョンまたはポバールと、水と、液状または粉末粒子状の抗菌部材との混合物(図示せず。)を封入してなる。
【0041】前記混合物は前記プラスチック容器の開口側に配設した塗布フェルト部11より吐出またはにじみ出させる構成としたものである。
【0042】塗布フェルト部11は他の繊維部材を結束して用いてよいし、スポンジ等任意の多孔質部材としてもよい。抗菌部材の種類や配合比率は実施の形態1と同様に実施すればよい。
【0043】実施の形態2または実施の形態5の糊を用いることにより、のり塗布部にカビや細菌が発生するのを防止する。また、医院等で用い細菌感染を防止する。
【0044】なお、上記実施例において抗菌部材と帯電防止剤とを同時に塗布するなど、複数種類の部材を同時に塗布する構成としてよいことは言うまでもない。
【0045】さらに、上記以外の部材を糊に含ませ衣類やシーツの生地等に塗布するようにしてもよい。
【0046】例えば、二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭との混合物等からなる光触媒の微粉末粒子を上記ポバール等の各種糊に含ませ対象物に塗布、固定するようにしてもよい。
【0047】二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭との混合物等からなる光触媒の薄膜を対象物表面に構成することにより、表面の汚れを防いだり表面の菌を殺したり衣類にしみついたにおいを取る。
【0048】即ち、太陽や蛍光灯など300nm〜400nmの近紫外線を受けた光触媒は活性化して有機物(アセトアルデヒドやアンモニア等)、窒素酸化物、塩素化合物等を酸化し分解する。
【0049】光触媒を塗布する対象物は衣類やシーツなどの繊維部材に限らず、紙類や書籍、ガラスや陶器、樹脂成形品等であってもよい。この場合も表面の汚れを防いだり表面の菌を殺したりしみついたにおいを取る。
【0050】糊に含ませる二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭との混合物等からなる光触媒の微粉末粒子は0.03ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの外形を有し、0.1%〜10%程度とすればよい。塗布膜厚については使用目的に応じ任意に実施すればよい。例えば数ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの膜厚にスプレー塗布または印刷すればよい。
【0051】光触媒の構成としては例えば特開平4−45853号公報などが提案されている。ここでは、還元性の触媒活性成分を担持した触媒と、酸化性の触媒活性成分を担持した光触媒とを互いに接触させ、しかも撥水性物質をいずれかに接触させることにより、高活性な光触媒を構成している。
【0052】具体例としては、銅,水銀等の炭酸ガスの還元反応に対して触媒活性を持つ成分を、カーボンブラック等の導電性担体に担持させる。また、銀、白金等の水の酸化酸化反応に対して触媒活性を持つ成分を、二酸化チタン等の半導体に担持させる。そして両者を互いに接触させるが、活性点が離れているので、電荷の再結合を妨げる。また、撥水性物質をいずれかに接触させるので、触媒は浮上して水溶液表面層に存在し高活性な光触媒を得る。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明における抗菌部材または帯電防止剤等の内少なくとも一方を含んだ糊を塗布することにより、家庭または業務用におけるアイロン掛け作業の一環として、抗菌部材または帯電防止剤を衣服やタオル、シーツ類等に簡単に塗布し、付着固定させられる。その結果、家庭においても殺菌した衣類を着用可能にし、健康で快適な生活を可能にする。また、院内感染も低減できる。
【0054】さらに、衣類に帯電防止剤を塗布することにより体に衣類がまとわりつくのを防止し、静電気に感電して痛みを感じたりびっくりしたりするのを防止する。
【0055】さらに、抗菌部材を含んだ糊を塗布してなる封筒や切手または収入印紙においてもカビや細菌の繁殖を防止し、人体に悪影響するのを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスプレー型洗濯のりの正面図
【図2】本発明の一実施例における転写型テープ状のりの側面図
【図3】本発明の一実施例における封筒の平面図
【図4】本発明の一実施例における切手の裏面図
【図5】本発明の一実施例における容器封入型のりの正面図
【符号の説明】
1 スプレー型洗濯のり
2 転写型テープ状のり
3,6,9 のり
4 離形紙
5 封筒
7 折り返し封口部
8 切手
10 容器封入型のり
11 塗布フェルト部
12 キャップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を含んだことを特徴とする糊。
【請求項2】 抗菌部材を粉末粒子状または液状の内何れか一つの形態としたことを特徴とする請求項1記載の糊。
【請求項3】 粉末粒子状をなす抗菌部材の外形寸法を0.1ミクロンメートル〜100ミクロンメートルとしたことを特徴とする請求項2記載の糊。
【請求項4】 抗菌部材を下記のイ)酢酸銀または硝酸銀を純水に溶解し、該溶液にK2SO3とK2S2O3を順次添加し、銀のチオスルファト錯体塩または銀塩の内少なくとも一つを含む溶液、ロ)銀のチオスルファト錯体塩または銀塩の内少なくとも一つを含水無晶形二酸化珪素に担持吸着させ、さらにその外表面に外殻被服層を形成した抗菌性複合体、ハ)抗菌性ゼオライト、ニ)有機砒素系のバイナジン、ホ)キトサンヘ)ヨモギト)ヒノキチ)ヒバリ)ヨードホルムヌ)メトロニダゾールル)銀シリカゲル系抗菌剤粒子オ)ジフェニール・エーテル系またはシリコン第4級アンモニゥム塩ワ)リン酸ジルコニゥムと酸化銀の混合物カ)イソチオシアン酸エステルを抗菌成分としサイクロデキストリンで包接した化合物の内何れか一つの部材としたことを特徴とする請求項3記載の糊。
【請求項5】 糊剤をポリビニールアルコール、またはでんぷんの内いずれか一つとしたことを特徴とする請求項4記載の糊。
【請求項6】 空気圧または気化ガスにより糊が噴霧されるスプレー型としたことを特徴とする請求項5記載の糊。
【請求項7】 洗濯糊としたことを特徴とする請求項6記載の糊。
【請求項8】 抗菌部材をを塗布したことを特徴とする封筒。
【請求項9】 抗菌部材を含んだ糊を塗布したことを特徴とする封筒。
【請求項10】 抗菌部材を含んだ糊を、折り返し封口部または該折り返し封口部と対応する部位に塗布したことを特徴とする封筒。
【請求項11】 糊剤をポリビニールアルコール、またはでんぷん、またはアクリルエマルジョンと水の混合物、またはゴム、または塩化ビニール、またはフェノール樹脂の内いずれか一つとしたことを特徴とする請求項10記載の封筒。
【請求項12】 抗菌部材を裏面に塗布したことを特徴とする切手。
【請求項13】 抗菌部材を含んだ糊を裏面に塗布したことを特徴とする切手。
【請求項14】 糊剤をポリビニールアルコールとしたことを特徴とする請求項13記載の切手。
【請求項15】 容器内に封入したアクリルエマルジョンと水と抗菌部材または帯電防止剤との混合物、またはポリビニールアルコールと水と抗菌部材または帯電防止剤との混合物を、多孔質部材または繊維部材を介して塗布するようにしたことを特徴とする容器封入型糊。
【請求項16】 離形紙の片面に抗菌部材を含んだ糊を塗布したことを特徴とする転写型テープ状糊。
【請求項17】 抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を含んだ糊を被塗布物に塗布し、乾燥させることを特徴とする抗菌部材または帯電防止剤の塗布方法。
【請求項18】 被塗布物を衣類または紙類としたことを特徴とする請求項17記載の抗菌部材または帯電防止剤の塗布方法。
【請求項19】 抗菌部材または帯電防止剤の内少なくとも一方を含んだ糊を被塗布物にスプレー塗布したのち、アイロンかけにより前記糊を乾燥、固定するようにしたことを特徴とする抗菌部材または帯電防止剤の塗布方法。
【請求項20】 光触媒を含んだことを特徴とする糊。
【請求項21】 光触媒を二酸化チタンまたは二酸化チタンと活性炭との混合物としたことを特徴とする請求項20記載の糊。
【請求項22】 光触媒を外形寸法が0.03ミクロンメートル〜100ミクロンメートルの粉末粒子状としたことを特徴とする請求項21記載の糊。
【請求項23】 光触媒を含んだ糊を被塗布物に塗布し、乾燥させることを特徴とする光触媒の塗布方法。
【請求項24】 被塗布物を衣類または紙類としたことを特徴とする請求項23記載の光触媒の塗布方法。
【請求項25】 光触媒を含んだ糊を被塗布物にスプレー塗布したのち、アイロンかけにより前記糊を乾燥、固定するようにしたことを特徴とする光触媒の塗布方法。
【請求項26】 抗菌部材を裏面に塗布したことを特徴とする収入印紙。
【請求項27】 抗菌部材を含んだ糊を裏面に塗布したことを特徴とする収入印紙。
【請求項28】 糊剤をポリビニールアルコールとしたことを特徴とする請求項27記載の収入印紙。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開平9−104852
【公開日】平成9年(1997)4月22日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平7−263768
【出願日】平成7年(1995)10月12日
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)