説明

細径電線の製造方法及び製造装置

【課題】薄く均等に、かつ導線との隙間なく樹脂を被覆して、高品質な細径電線を製造することが可能な細径電線の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】外径が0.075mm以下の導線1の外周に樹脂Rを被覆して細径電線Cを製造する方法であって、導線1を、加熱装置14で加熱し、加熱装置14の鉛直方向下方に設けられたクロスヘッド15へ鉛直方向に通して外周に樹脂Rを被覆し、導線1が樹脂被覆された細径電線Cを、クロスヘッド15から鉛直方向下方への所定長さ以上の空冷領域Aを通して自然冷却する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導線を樹脂によって被覆した細径電線の製造方法及び製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電線を製造する際には、導線を絶縁するために導線の周囲に絶縁樹脂を押出被覆する。その被覆工程で用いられる押出機には、導線を水平に通して被覆する横型押出機と、導線を鉛直に通して被覆する縦型押出機とがある。
縦型押出機を用いて電線を製造する技術として、押出被覆ヘッドを有する押出被覆機に導線を導入し、この導線の表面に押出被覆ヘッドによって合成樹脂の被覆を施し、押出被覆機から吐出された被覆電線を冷却水中に水浸させて貯線冷却することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−153428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電子機器や医療機器に用いられる細径電線は、その導線が極細径であり、その外周に被覆する樹脂も極めて薄くなる。このような細径電線を製造する場合、横型押出機を用いると、導線が通るパスラインを押出機のダイス中心に合わせにくくなるため、細径になるほど調心が困難である。調心精度が低い場合、導線を挿通させる押出機のポイントに導線が擦れて、導線の屑が生じてしまう。生じた屑が付着した箇所では、被覆径が大きくなったり、被覆が偏肉したりする。樹脂の厚さが薄いので、偏肉によりピンホールが発生することもある。
また、押出した樹脂と導線と間に隙間が生じないように、導線を予熱してから樹脂を被覆する場合、導線が細径であると予熱しても冷めやすいので、押出被覆する直前に予熱を行う必要がある。
【0005】
特許文献1のように縦型押出機を使用し、押出機によって被覆された電線を押出機の直下の冷却水中へ水浸させると、硬化前の樹脂が変形するおそれがあった。細径電線では僅かな偏肉も問題となるので、特許文献1の技術は細径電線の製造には適していない。
【0006】
本発明の目的は、薄く均等に、かつ導線と隙間なく樹脂を被覆して、高品質な細径電線を製造することが可能な細径電線の製造方法及び製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決することのできる本発明の細径電線の製造方法は、外径が0.075mm以下の導線の外周に樹脂を被覆して細径電線を製造する方法であって、
前記導線を、加熱装置で加熱し、前記加熱装置の鉛直方向下方に設けられたクロスヘッドへ鉛直方向に通して外周に樹脂を被覆し、
前記導線が樹脂被覆された細径電線を、前記クロスヘッドから鉛直方向下方への所定長さ以上の空冷領域を通して自然冷却することを特徴とする。
【0008】
本発明の細径電線の製造方法において、前記樹脂として、フッ素樹脂を用いることが好ましい。
【0009】
本発明の細径電線の製造方法において、前記加熱装置と前記クロスヘッドとの間隔を300mm以下とすることが好ましい。
【0010】
本発明の細径電線の製造方法において、前記空冷領域の長さを600mm以上とすることが好ましい。
【0011】
また、本発明の細径電線の製造装置は、外径が0.075mm以下の導線の外周に樹脂を被覆して細径電線を製造する装置であって、
前記導線を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置の鉛直方向下方に設けられて鉛直方向に通される前記導線の外周に樹脂を被覆するクロスヘッドと、
前記クロスヘッドの鉛直方向下方に、前記導線が樹脂被覆された細径電線が所定長さ以上通されて自然冷却される空冷領域を備えていることを特徴とする。
【0012】
本発明の細径電線の製造装置において、前記加熱装置と前記クロスヘッドとの間隔が300mm以下であることが好ましい。
【0013】
本発明の細径電線の製造装置において、前記空冷領域の長さが600mm以上であることが好ましい。
【0014】
本発明の細径電線の製造装置において、前記空冷領域の下端に、前記細径電線をさらに下流側へ案内するガイドローラを備え、前記ガイドローラの密度が0.98×10−3g/mm以下であることが好ましい。
【0015】
本発明の細径電線の製造装置において、前記ガイドローラは、回転抵抗が0.002N以下であることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の細径電線の製造方法及び製造装置によれば、外径が0.075mm以下である細い導線に対しても、その導線を加熱して縦向きのクロスヘッドへ鉛直方向に通すことによりその周囲に樹脂を良好にかつ均等に被覆させることができる。また、クロスヘッドによる樹脂の被覆後に、所定長さ以上の空冷領域を通して自然冷却させるので、被覆した樹脂の硬化前における変形を防止することができ、均等な被覆状態で硬化させることができる。また、空冷領域はクロスヘッドから鉛直方向下方に設けられているので、被覆した樹脂を空冷領域内においてガイドローラに接触させる必要がなく、樹脂の変形を防止できる。これにより、被覆の偏肉やピンホールの発生がない、高品質な細径電線を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に係る細径電線の製造装置の一例を示す構成図である。
【図2】製造装置を構成するクロスヘッドの概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る細径電線の製造装置及び製造方法の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1に示す製造装置11は、細径電線Cを製造する装置であり、外径が0.075mm以下の導線1に樹脂を被覆して細径電線Cを製造することが可能である。この製造装置1によって製造する細径電線Cの導線1としては、例えば、AWG(American Wire Gauge)の規格によるAWG42以下の、AWG42〜50などの極細のものが使用される。
【0019】
この製造装置11は、導線1が巻回された繰り出しボビン12を有しており、この繰り出しボビン12から導線1が繰り出される。導線1は、例えば、AWG42の場合、外径0.025mmの素線を7本撚り合わせた撚り線(外径0.075mm)が用いられ、例えば、AWG46の場合、外径0.016mmの素線を7本撚り合わせた撚り線(外径0.048mm)が用いられる。なお、導線1を構成する素線としては、例えば、銀メッキまたは錫メッキが施された軟銅線または銅合金線が用いられる。
【0020】
繰り出しボビン12の下流側にはガイドローラ13が設けられ、繰り出しボビン12から繰り出される導線1は、ガイドローラ13に掛けられて上方側へ導かれる。ガイドローラ13の鉛直方向下方には、加熱装置14及びクロスヘッド15が順に設けられており、導線1は、これらの加熱装置14及びクロスヘッド15を順に通過する。
【0021】
加熱装置14は、軸方向の長さが約40mm(30〜50mm程度)とされており、内部を通過する導線1を加熱する。この加熱装置14は、約500℃で発熱するヒータを有しており、内部を通過する導線1は、200〜300℃に加熱されて鉛直方向下方へ通される。
【0022】
図2に示すように、クロスヘッド15は縦向きに配設されている。クロスヘッド15ではポイント32とダイス31とが組み合わされてその間に樹脂流路が形成される。このクロスヘッド15の鉛直方向上方に配置された加熱装置14によって加熱された導線1の外周に樹脂Rを押し出して樹脂層を形成し、細径電線Cとする。なお、導線1がAWG42の場合では、細径電線Cの外径は0.20mm程度となり、被覆する樹脂層の厚さが0.06mm程度である。導線1がAWG46の場合では、細径電線Cの外径は0.12mm程度となり、被覆する樹脂層の厚さが0.035mm程度である。また、クロスヘッド15は、上方の加熱装置14との間隔L1が、300mm以下とされている。
【0023】
クロスヘッド15で導線1の周囲に被覆される樹脂Rとしては、電気絶縁性、耐摩耗性、耐熱性等に優れたフッ素樹脂が用いられる。フッ素樹脂としては、例えば、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体)等が使用できる。フッ素樹脂は引き落としにより導線1に被覆される。樹脂Rとしてフッ素樹脂を用いる場合には、導線1との間に隙間ができないように導線1を加熱しておく必要がある。本実施形態の導線1は細径であり、加熱しても冷めやすいので、加熱装置14とクロスヘッド15は上記のように近接して配置されている。
【0024】
クロスヘッド15の下流側には、鉛直方向下方にガイドローラ20が設けられている。クロスヘッド15で樹脂Rが被覆されて下方に送り出された細径電線Cが、鉛直方向に沿ったパスラインで空冷されながらガイドローラ20まで導かれる。クロスヘッド15とガイドローラ20との間のパスラインは空冷領域Aとして設けられており、導線1に樹脂Rが被覆された細径電線Cが所定長さ以上通されるようになっている。空冷領域Aでは、樹脂Rが被覆された細径電線Cが自然空冷によって冷却され、樹脂Rが硬化する。樹脂Rが硬化する前にガイドローラ等に接触すると、被覆した樹脂Rが変形してしまうおそれがあるので、十分に硬化させてからガイドローラ20に案内させる。樹脂Rを硬化させるためには、空冷領域Aの長さL2を600mm以上とすることが好ましく、本実施形態では、約700mmに設定されている。空冷領域Aの長さL2を700mmとした場合には、細径電線Cの線速を、100〜150m/分とするのが好ましい。
【0025】
このように、加熱装置14とクロスヘッド15と空冷領域Aは鉛直方向に並べて配置されるが、導線1をガイドローラ13から加熱装置14及びクロスヘッド15に通す作業性を考慮すると、この高さ(縦方向の長さ)は、できるだけ低く抑えることが望ましく、ガイドローラ13から空冷領域Aの下端に至る間の鉛直方向の長さは3000mm以下とするのが好ましい。この製造装置11において、ガイドローラ20は床に近接した位置に配置され、ガイドローラ13からガイドローラ20までの鉛直方向の長さは2500mm程度である。
【0026】
ガイドローラ20は、樹脂またはセラミックスから形成することによって軽量化されており、その密度が0.98×10−3g/mm以下である。これにより、ガイドローラ16は、慣性モーメントが極めて小さくなり、回転抵抗が0.002N以下とされている。これにより、空冷領域Aにおいて冷却された細径電線Cの樹脂Rが完全に硬化していなくても、ガイドローラ20において、細径電線Cに対する外力の付与が極力抑えられ、細径電線Cの樹脂Rからなる樹脂層の変形が防止される。
【0027】
空冷領域Aにおいて冷却された細径電線Cは、ガイドローラ20によってそのパスラインが上方に折り返されてさらに下流側へ案内され、ガイドローラ16によって引き取りローラ17へ導かれる。さらに、引き取りローラ17の下流側に設けられた静電容量測定器18を通過して巻き取りローラ19に巻き取られる。静電容量測定器18では、細径電線Cの電気的特性である静電容量が測定され、細径電線Cが樹脂Rによって均等に被覆されて所定の静電容量を有しているか否かが判定される。
【0028】
次に、上記の製造装置11によって導線1の周囲に樹脂Rが被覆された細径電線Cを製造する場合について説明する。
導線1を繰り出しボビン12から繰り出してガイドローラ13によって上方へ導き、このガイドローラ13から鉛直下向きに案内する。この導線1を、ガイドローラ13の下方の加熱装置14で加熱し、縦向きに配設されたクロスヘッド15へ鉛直方向に通すことにより、導線1の外周にフッ素樹脂からなる樹脂Rを被覆して樹脂層を形成する。
【0029】
導線1は極めて細い径であるため冷却され易いが、加熱装置14とクロスヘッド15とが近接した位置に配置されて互いの間隔が300mm以下であるので、加熱されて冷える前の状態でクロスヘッド15へ送り込まれる。これにより、被覆する樹脂Rがフッ素樹脂であっても、導線1に対してフッ素樹脂を隙間なく確実に高い密着性で付着させることができる。
【0030】
クロスヘッド15は縦向きに配設され、鉛直下向きに通される導線1に対して樹脂Rを被覆するので、図2に示すように、クロスヘッド15から押し出される樹脂Rには、均一に自重が働いて導線1の周囲に均等に付着する。外径0.075mm以下の細径の導線1に樹脂Rを被覆して細径電線Cを製造する場合、樹脂Rの厚さも極めて薄くなる。このため、クロスヘッド15では、導線1を高精度に調心する必要がある。このような状況において、横向きのクロスヘッドへ導線1を通過させて樹脂Rを被覆する場合、導線1の調心が難しく、偏肉が生じたりクロスヘッドに導線1が擦れて削れた導体屑が生じるおそれがある。本実施形態では、縦向きに配置したクロスヘッド15へ導線1を鉛直に通過させて樹脂Rを被覆させる。クロスヘッド15のダイス31の出口33を出た樹脂Rは牽引されて中心に寄る力が働く。この力により導線1がクロスヘッド15の中心に導かれることとなり、高精度に調心されてクロスヘッド15のポイント32に擦れることなく下方へ導出される。また、樹脂の偏肉も生じない。
【0031】
導線1の周囲に樹脂Rを被覆し、クロスヘッド15から下方へ走行する細径電線Cを、鉛直方向に沿った所定長さの空冷領域Aにおいて自然空冷で冷却させる。空冷領域Aでは、細径電線Cが、クロスヘッド15から鉛直方向下方へ直線状に延びた状態に維持されるので、導線1の周囲の樹脂Rは、導線1を中心として偏りなく冷却されて硬化する。
【0032】
空冷領域Aの終端では細径電線Cをガイドローラ20によってガイドローラ16へ導く。このとき、ガイドローラ20は、密度が0.98×10−3g/mm以下であり、回転抵抗が0.002N以下であるので、細径電線Cへの外力の付与が極力抑えられて、細径電線Cの樹脂Rからなる樹脂層の変形が防止される。
その後、細径電線Cを引き取りローラ17によって引き取り、その下流側に設けられた静電容量測定器18によって静電容量を測定し、巻き取りローラ19に巻き取る。
【0033】
上記実施形態によれば、導線1を加熱して縦向きのクロスヘッド15へ鉛直方向に通すことにより、外径が0.075mm以下である細径の導線1に対しても、その周囲に樹脂Rを良好にかつ均等に被覆させることができる。また、クロスヘッド15による樹脂Rの被覆後に、鉛直方向に沿う所定長さ以上の空冷領域Aを通して自然冷却させるので、被覆した樹脂Rの硬化前における変形を防止することができ、均等な被覆状態で樹脂層を硬化させることができる。細径電線Cの導線1は外径0.075mm以下であるので、細径電線Cの熱容量が小さく、被覆した樹脂Rを水冷せずに空冷で硬化させることができる。例えば、空冷領域Aが600mm以上であれば、細径電線Cを自然空冷によって十分に冷却して樹脂Rを硬化させることができる。そして、樹脂層が偏肉してピンホールが発生することなく、高品質な細径電線Cを製造することができる。
【0034】
また、樹脂Rを被覆した後の細径電線Cを空冷で自然冷却させるので、冷却水によって冷却する場合のように冷却水を貯留する冷却水槽等の設備が不要であり、装置の簡略化による設備費及び設置面積の削減が可能である。
【0035】
また、上記の実施形態で製造した細径電線Cの外周に、さらに外部導体及び外被を順に設けることにより、細径同軸電線とすることができ、この細径同軸電線によれば、医療機器のセンサ用ケーブルや携帯端末用の配線ケーブルとして好適に用いることができる。
【符号の説明】
【0036】
1:導線、11:製造装置、14:加熱装置、15:クロスヘッド、20:ガイドローラ、A:空冷領域、C:細径電線、R:樹脂

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外径が0.075mm以下の導線の外周に樹脂を被覆して細径電線を製造する方法であって、
前記導線を、加熱装置で加熱し、前記加熱装置の鉛直方向下方に設けられたクロスヘッドへ鉛直方向に通して外周に樹脂を被覆し、
前記導線が樹脂被覆された細径電線を、前記クロスヘッドから鉛直方向下方への所定長さ以上の空冷領域を通して自然冷却することを特徴とする細径電線の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載の細径電線の製造方法であって、
前記樹脂として、フッ素樹脂を用いることを特徴とする細径電線の製造方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の細径電線の製造方法であって、
前記加熱装置と前記クロスヘッドとの間隔を300mm以下とすることを特徴とする細径電線の製造方法。
【請求項4】
請求項1から3の何れか一項に記載の細径電線の製造方法であって、
前記空冷領域の長さを600mm以上とすることを特徴とする細径電線の製造方法。
【請求項5】
外径が0.075mm以下の導線の外周に樹脂を被覆して細径電線を製造する装置であって、
前記導線を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置の鉛直方向下方に設けられて鉛直方向に通される前記導線の外周に樹脂を被覆するクロスヘッドと、
前記クロスヘッドの鉛直方向下方に、前記導線が樹脂被覆された細径電線が所定長さ以上通されて自然冷却される空冷領域を備えていることを特徴とする細径電線の製造装置。
【請求項6】
請求項5に記載の細径電線の製造装置であって、
前記加熱装置と前記クロスヘッドとの間隔が300mm以下であることを特徴とする細径電線の製造装置。
【請求項7】
請求項5または6に記載の細径電線の製造装置であって、
前記空冷領域の長さが600mm以上であることを特徴とする細径電線の製造装置。
【請求項8】
請求項5から7の何れか一項に記載の細径電線の製造装置であって、
前記空冷領域の下端に、前記細径電線をさらに下流側へ案内するガイドローラを備え、前記ガイドローラの密度が0.98×10−3g/mm以下であることを特徴とする細径電線の製造装置。
【請求項9】
請求項8に記載の細径電線の製造装置であって、
前記ガイドローラは、回転抵抗が0.002N以下であることを特徴とする細径電線の製造装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−258377(P2011−258377A)
【公開日】平成23年12月22日(2011.12.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−131077(P2010−131077)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】