説明

組合せ踏み板

【課題】 材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせ、一体的に形成することにより、自分好みの自由な発想で組合せ踏み板を構築することができるもので、別の組み合わせをしたくなったときもボルト・ナットを外し組み合わせを変更すればよく、簡単にレイアウト変更できる。また、板厚を変えることにより、一層デザイン性を向上させてなる組合せ踏み板を提供する。
【解決手段】 材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせ、一体的に形成してなることを特徴とする組合せ踏み板。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせてなる組合せ踏み板に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、一定幅長さを有する複数の短冊状木板を集成して成る積層板と、アクリル樹脂板とから成り、積層板とアクリル樹脂板とは接着剤を介して一体接続させた建物用透光板がある。(特許文献1参照)
【0003】
また、別の従来技術として、木質基材に、化粧シートが貼付された階段用踏み板であって、前記化粧シートは、オレフィン系熱可塑性エラストマーをシート基材とし、装飾処理が施されている階段用踏み板がある。(特許文献2参照)
【特許文献1】 登録実用新案第3051584号公報
【特許文献2】 特開平11−190115号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記前者においては、建物の階段の踏み板、ドア、床板等の面内を光が透過し得るように、集成板(積層板)とアクリル樹脂板とを接着させてなる建物用透光板を提供するものであり、本発明のような材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせてなるものと違い、自由に踏み板を組み合わせることはできない。
【0005】
上記後者においては、燃焼時に塩素系ガスを発生して環境を汚染することがなく、耐摩耗性に優れた階段用踏み板を提供するものであり、本発明のような材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせてなるものと違い、自由に踏み板を組み合わせることはできない。
【0006】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするもので、材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせ、一体的に形成することにより、自分好みの自由な発想で組合せ踏み板を構築することができるもので、別の組み合わせをしたくなったときもボルト・ナットを外し組み合わせを変更すればよく、簡単にレイアウト変更できる。
また、板厚を変えることにより、一層デザイン性を向上させてなる組合せ踏み板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成する手段として、材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせ、一体的に形成してなる。
隣接する踏み板を異なる材質とする。
踏み板に複数個の連結孔を穿設し、ボルト・ナットにより、一体的に連結してなる。
板厚の異なる踏み板を組み合わせてなる。
隣接する踏み板の板厚が異なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
1)、材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせ、一体的に形成することにより、自分の好みに合わせて、自由な発想で組合せ踏み板を作ることができる。
2)、隣接する踏み板を異なる材質とすることにより、見た目高級感があり、かつ、2種類の踏み板を使用することにより、幾何学的デザインとして落ち着いた雰囲気を表現できる。
3)、ボルト・ナットにて、一体的に連結することにより、組み立て、解体が簡単で、自由にレイアウトを変更できる。
4)、異なる板厚の踏み板を使用することにより、芸術性の高いインパクトのある踏み板を提供できる。
5)、長板状の踏み板により、特に縦方向の力に強い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
組合せ踏み板1は、アルミ製による厚みT1が5mm前後の連結孔2aを3箇所穿設した長板状の踏み板2…と、木製による厚みT2が40mm前後の連通孔3aを3箇所穿設した長板状の踏み板3…を交互に配設し、ボルトB…及びナットN…により一体的に連結してなるものである。
【0010】
つぎに、他の実施例を説明する。
組合せ踏み板21は、材質が異なり、板厚も異なる複数枚の踏み板22〜32を組み合わせてなるものである。
【0011】
上記各実施例において、材質として、アルミ・ステンレス・大理石・プラスチック・木・硬質ゴム・銅等、いろいろ考えられ、特に限定するものではない。
また、厚み(板厚)も特に限定するものではなく、自由に選定すればよい。
さらに、長さや枚数等も必要に応じて決めればよい。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 本発明の第1実施例を示す組合せ踏み板の分解平面図。
【図2】 本発明の第1実施例を示す組合せ踏み板の分解側面図。
【図3】 本発明の第1実施例を示す組合せ踏み板の組み立てた状態の平面図。
【図4】 本発明の第1実施例を示す組合せ踏み板の組み立てた状態の側面図。
【図5】 本発明の第1実施例を示す組合せ踏み板の組み立てた状態の正面図。
【図6】 本発明の第2実施例を示す組合せ踏み板の踏み板の分解側面図。
【符号の説明】
【0013】
1−−−−組合せ踏み板
2−−−−アルミ製による厚みが5mm前後の踏み板
3−−−−木製による厚みが40mm前後の踏み板
T1−−−厚み
T2−−−厚み
B−−−−ボルト
N−−−−ナット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
材質の異なる長板状の踏み板を複数枚組み合わせ、一体的に形成してなることを特徴とする組合せ踏み板。
【請求項2】
隣接する踏み板を異なる材質とすることを特徴とする請求項1記載の組合せ踏み板。
【請求項3】
踏み板に複数個の連結孔を穿設し、ボルト・ナットにより、一体的に連結してなることを特徴とする請求項1又は2記載の組合せ踏み板。
【請求項4】
板厚の異なる踏み板を組み合わせてなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の組合せ踏み板。
【請求項5】
隣接する踏み板の板厚が異なることを特徴とする請求項4記載の組合せ踏み板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−79461(P2009−79461A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−276968(P2007−276968)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(591094608)ヒロテツ工業株式会社 (23)
【Fターム(参考)】