組換えRSVウイルス発現系およびワクチン
【課題】ワクチンに使用するための遺伝子工学的に作製された組換え呼吸器合胞体ウイルスおよびウイルスベクターの提供。
【解決手段】種々のウイルスアクセサリー遺伝子の欠失を単独でまたは組合せて有する、遺伝子工学的に作製された組換え呼吸器合胞体ウイルスおよびウイルスベクター。組換え呼吸器合胞体ウイルスベクターおよびウイルスは、M2-2、NS1、NS2、もしくはSHウイルスアクセサリー遺伝子またはそれらの種々の組み合わせの完全な欠失を有するように工学的に作製される。M2-1遺伝子の突然変異誘発による弱毒化呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【解決手段】種々のウイルスアクセサリー遺伝子の欠失を単独でまたは組合せて有する、遺伝子工学的に作製された組換え呼吸器合胞体ウイルスおよびウイルスベクター。組換え呼吸器合胞体ウイルスベクターおよびウイルスは、M2-2、NS1、NS2、もしくはSHウイルスアクセサリー遺伝子またはそれらの種々の組み合わせの完全な欠失を有するように工学的に作製される。M2-1遺伝子の突然変異誘発による弱毒化呼吸器合胞体ウイルス粒子。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
呼吸器合胞体ウイルスのアンチゲノムまたはゲノムを含む弱毒化表現型を有する単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子であって、該ゲノムまたはアンチゲノムが、
a) GおよびFタンパク質をコードする異種配列と、
b) M2-2遺伝子における突然変異と、
を有する、前記の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項2】
M2-2遺伝子における突然変異が欠失である、請求項1に記載の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項3】
前記異種配列が、異なる株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項1に記載の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項4】
前記異種配列がB株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項3に記載の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項5】
呼吸器合胞体ウイルスのアンチゲノムまたはゲノムを含む弱毒化表現型を有する感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子をコードする単離されたcDNAであって、該ゲノムまたはアンチゲノムが、
a) GおよびFタンパク質をコードする異種配列と、
b) M2-2遺伝子における突然変異と、
を有する、前記の単離されたcDNA。
【請求項6】
前記cDNAがpRSVA-GB-FBΔM2-2である、請求項5に記載の単離されたcDNA。
【請求項7】
弱毒化表現型を有する感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子をコードする、pRSVA-GBFBである単離されたcDNA。
【請求項8】
呼吸器合胞体ウイルスと製薬上許容される担体とを含むワクチンであって、但し、その呼吸器合胞体ウイルスのゲノムは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結されたmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記ワクチン。
【請求項9】
前記異種配列が他の株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項8に記載のワクチン。
【請求項10】
前記異種配列がB株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項9に記載のワクチン。
【請求項11】
呼吸器合胞体ウイルスをコードするcDNAと製薬上許容される担体とを含むワクチンであって、但し、該cDNAは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結された呼吸器合胞体ウイルスのmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記ワクチン。
【請求項12】
前記cDNAがpRSVA-GB-FBΔM2-2である、請求項11に記載のワクチン。
【請求項13】
pRSVA-GBFBであるcDNAと、製薬上許容される担体と、を含むワクチン。
【請求項14】
呼吸器合胞体ウイルスと製薬上許容される担体とを含む医薬組成物であって、但し、その呼吸器合胞体ウイルスのゲノムは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結されたmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記医薬組成物。
【請求項15】
前記異種配列が他の株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記異種配列がB株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項15に記載の医薬組成物。
【請求項17】
呼吸器合胞体ウイルスをコードするcDNAと製薬上許容される担体とを含む医薬組成物であって、但し、該cDNAは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結された呼吸器合胞体ウイルスのmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記医薬組成物。
【請求項18】
前記cDNAがpRSVA-GB-FBΔM2-2である、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項1】
呼吸器合胞体ウイルスのアンチゲノムまたはゲノムを含む弱毒化表現型を有する単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子であって、該ゲノムまたはアンチゲノムが、
a) GおよびFタンパク質をコードする異種配列と、
b) M2-2遺伝子における突然変異と、
を有する、前記の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項2】
M2-2遺伝子における突然変異が欠失である、請求項1に記載の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項3】
前記異種配列が、異なる株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項1に記載の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項4】
前記異種配列がB株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項3に記載の単離された感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子。
【請求項5】
呼吸器合胞体ウイルスのアンチゲノムまたはゲノムを含む弱毒化表現型を有する感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子をコードする単離されたcDNAであって、該ゲノムまたはアンチゲノムが、
a) GおよびFタンパク質をコードする異種配列と、
b) M2-2遺伝子における突然変異と、
を有する、前記の単離されたcDNA。
【請求項6】
前記cDNAがpRSVA-GB-FBΔM2-2である、請求項5に記載の単離されたcDNA。
【請求項7】
弱毒化表現型を有する感染性呼吸器合胞体ウイルス粒子をコードする、pRSVA-GBFBである単離されたcDNA。
【請求項8】
呼吸器合胞体ウイルスと製薬上許容される担体とを含むワクチンであって、但し、その呼吸器合胞体ウイルスのゲノムは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結されたmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記ワクチン。
【請求項9】
前記異種配列が他の株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項8に記載のワクチン。
【請求項10】
前記異種配列がB株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項9に記載のワクチン。
【請求項11】
呼吸器合胞体ウイルスをコードするcDNAと製薬上許容される担体とを含むワクチンであって、但し、該cDNAは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結された呼吸器合胞体ウイルスのmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記ワクチン。
【請求項12】
前記cDNAがpRSVA-GB-FBΔM2-2である、請求項11に記載のワクチン。
【請求項13】
pRSVA-GBFBであるcDNAと、製薬上許容される担体と、を含むワクチン。
【請求項14】
呼吸器合胞体ウイルスと製薬上許容される担体とを含む医薬組成物であって、但し、その呼吸器合胞体ウイルスのゲノムは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結されたmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記医薬組成物。
【請求項15】
前記異種配列が他の株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記異種配列がB株の呼吸器合胞体ウイルスに由来する、請求項15に記載の医薬組成物。
【請求項17】
呼吸器合胞体ウイルスをコードするcDNAと製薬上許容される担体とを含む医薬組成物であって、但し、該cDNAは、呼吸器合胞体ウイルスのポリメラーゼ結合部位に機能的に連結された呼吸器合胞体ウイルスのmRNAコード配列の相補鎖配列を含有し、該mRNAコード配列は、M2-2遺伝子における欠失とFおよびGタンパク質をコードする異種配列とを含有する、前記医薬組成物。
【請求項18】
前記cDNAがpRSVA-GB-FBΔM2-2である、請求項17に記載の医薬組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【公開番号】特開2009−28041(P2009−28041A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−183634(P2008−183634)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【分割の表示】特願2002−546683(P2002−546683)の分割
【原出願日】平成13年11月28日(2001.11.28)
【出願人】(503189354)アヴィロン,インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【分割の表示】特願2002−546683(P2002−546683)の分割
【原出願日】平成13年11月28日(2001.11.28)
【出願人】(503189354)アヴィロン,インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】
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