説明

組織アレイ作製装置

【課題】組織ブロック上における所定(目的)部位の簡単な位置特定及び組織コアの目標が定められた(当該位置特定された目的部位における)採取が可能な組織アレイ作製装置の提供。
【解決手段】被検組織(3)を含む少なくとも1つの供与体ブロック(2)と、該被検組織(3)の標識された1つの組織断片が配される試料支持体(22)とを用いると共に、該被検組織(3)から試料を採取するための中空ニードル(5)を含んで構成される、組織アレイの作製装置において、前記供与体ブロック(2)の上方において前記中空ニードル(5)を位置決めするために、照準装置(12)を有することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、組織アレイの作製装置に関し、とりわけ被検組織を含む少なくとも1つの供与体ブロックと、該被検組織の標識された1つの組織断片が配される試料支持体とを含むと共に、該被検組織から試料を採取するための中空ニードルを含んで構成される、組織アレイの作製装置に関する。
【背景技術】
【0002】
組織マイクロアレイ(TMA)等の組織アレイは、ただ1つの受容体ないしパラフィンブロックの多数の異なる組織試料を含む。受容体ブロックは、常法によりミクロトームで切削され、その切片は試料支持体(スライドガラス等)に載置される。このとき、試料支持体は、多数の異なる組織試料を含んでいる(受容している)。ただ1つの試料支持体に多数の組織試料が存在することによって、すべての試料を同じ条件で染色(標識)ないし処理することが可能になる。そのため、例えば免疫組織化学(IHC)又はインサイチュ(In Situ)ハイブリダイゼーション(ISH)等における極めて大掛かりで費用のかかる染色方法も、同様に、効果的に使用することができる。
【0003】
しかしながら、組織アレイの作製は、(凡そ1000種類にも及ぶ)多数の異なる試料が1つの受容体ブロックにおいて並置されるため、所要時間が極めて大きい。異なる複数の組織ないし試料ブロックから、1つの中空ニードルによって組織コア(Tissue Core)が1つずつ刺込抜取(穿刺)され、相応に調製された受容体ブロックに移し変えられる。
【0004】
1つの組織コアが1つの試料ブロックから採取される前に、相応の位置が試料ブロック上で特定及び標識されなければならない。このため、実用上、まず、1つの組織ブロックから通常のミクロトーム切片(複数)を作成し、それらを(夫々異なる)試料支持体(複数)に載置し、常法によって染色した後、病理学者による評価を行うことが、合理的であることが判明している。次いで、病理学者は、試料支持体上の目的(関心)部位(複数)を選び出し、当該部位を試料支持体上で直接標識する。
【0005】
ここで、実験室の組織アレイの作製スタッフは、試料支持体上で標識された部位(複数)を組織ブロック上で再び見つけ出し、そして対応する部位(複数)から夫々1つの組織コアを採取するという作業を行う。
【0006】
通常パラフィンからなる受容体ブロックから、同様に、(1つの)中空ニードルによって、複数の刺込抜取物ないしパラフィンコアが夫々抜取される。次いで、このようにして形成された中空空間に組織コアが挿入される。適用対象に応じ、上述のように、凡そ1000種類にも及ぶ組織コアを1つのパラフィンブロックに配して1つのアレイを作成することができる。この寸法からして既に明らかなことは、組織コアの直径は1mm未満であり、組織コア(複数)をパラフィンブロックの穿孔に確実かつ簡単に移すことは特別な装置によってのみ可能であるということである。
【0007】
【特許文献1】US6103518
【特許文献2】US6383801B1
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
組織アレイの作製装置の一例について記載する文献は存在する(上掲特許文献1参照)。この装置は、受容体ブロックが定置的に配置され、かつ2つの中空ニードルのための旋回可能に支承された1つのニードルホルダを有することを特徴としている。ニードルホルダは、X−Y−マイクロメータ位置調整装置を介して、受容体ブロックに対して位置合せされる。2つのニードルは、一方は受容体ブロックに穿孔(パンチ穴)を形成する機能を有し、他方は組織コアを採取する機能を有するが、選択的に作業位置にもたらされる。
【0009】
組織ブロックから組織コアを採取するために、組織ブロックは、U字状のフレームと一緒にパラフィンブロックの上方に手作業で配置され、中空ニードルに対して整列(位置合せ)される。
【0010】
しかしながら、この装置では、試料支持体上で標識された部位(複数)(に対応する部位)を組織ブロックにおいて見つけ出すこと、及び、その上、組織コアのパラフィンブロックへの確実な挿入を保証することは、困難であることが明らかにされている。
【0011】
組織アレイを作製するための自動化装置の一例について記載する文献も存在する(上掲特許文献2参照)。この装置では、X−Y−スキャニングテーブルの上に、複数のパラフィンブロックと、複数の組織ブロックが配置される。更に、この装置は、互いに独立に作動する2つの中空ニードルを有し、一方の中空ニードルがパラフィンブロックに穿孔(パンチ穴)を形成し、他方の中空ニードルが組織コアを採取するように構成されている。
【0012】
しかしながら、この装置は、その構成が極めて大掛かりである上に、組織ブロック上において標識部位を簡単に位置特定するという問題を解決していない。
【0013】
それゆえ、本発明の課題は、組織ブロック上における所定(目的)部位の簡単な位置特定及び組織コアの目標が定められた(当該位置特定された目的部位における)採取が可能になるように、組織アレイを作製するための、特にマニュアル(手動)式の、操作装置を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
上記の課題は、請求項1の特徴部に記載の特徴によって解決される。即ち、上記の課題を解決するために、本発明の一視点により、供与体ブロックに含まれる被検組織から試料を採取するための中空ニードルを含んで構成される、組織アレイの作製装置が提供される。この装置において、前記供与体ブロックの上方において前記中空ニードルを位置決めするために、照準装置を有することを特徴とする(形態1・基本構成)。
なお、この装置の使用に際しては被検組織を含む少なくとも1つの供与体ブロックと、該被検組織の標識された1つの組織断片が配される試料支持体とを用いる。また、照準装置による照準は、被検組織の標識された組織断片が配される試料支持体を介して実行され得る。
【発明の効果】
【0015】
本発明の独立請求項1により、上記課題に対応する効果が達成される。即ち、本発明の組織アレイ作製装置により、組織ブロック(供与体ブロック)上における所定(目的)部位の簡単な位置特定及び組織コアの目標が定められた(当該位置特定された目的部位における)採取が可能になる。
更に、各従属請求項により付加的な効果が夫々達成される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明の好ましい実施形態を、上記基本構成を形態1として示し、更に、従属請求項の対象でもある実施形態も示す。
(形態1) 上掲。
(形態2) 上記形態1の組織アレイ作製装置において、前記照準装置は、運動可能に配設されたアーム装置に結合されることが好ましい。
(形態3) 上記形態2の組織アレイ作製装置において、前記アーム装置は、パンタグラフ(伸縮自在アーム装置)として構成されることが好ましい。
(形態4) 上記形態3の組織アレイ作製装置において、前記パンタグラフは、互いに結合される2つの鋏状アーム(関節アーム)機構を含んで構成されることが好ましい。
(形態5) 上記形態4の組織アレイ作製装置において、前記鋏状アーム機構は、回動(旋回)可能に支承されるよう構成されることが好ましい。
(形態6) 上記形態5の組織アレイ作製装置において、第2鋏状アーム機構は、前記照準装置のための照準装置ホルダを有することが好ましい。
(形態7) 上記形態1の組織アレイ作製装置において、前記照準装置には、(1つの)試料支持体ホルダが配される(割り当てられる)ことが好ましい。
(形態8) 上記形態1の組織アレイ作製装置において、前記供与体ブロックは、回動テーブル(ターンテーブル)上に載置されることが好ましい。
(形態9) 上記形態7の組織アレイ作製装置において、前記試料支持体ホルダは、前記供与体ブロックの上方において自由に位置調整可能に構成されることが好ましい。
(形態10) 上記形態6の組織アレイ作製装置において、前記中空ニードルはニードルホルダに配設され、該ニードルホルダは運動可能に構成され、第1鋏状アーム機構は該中空ニードルを操作するパンチレバー装置(Stanzhebel:レバー式パンチ装置)のための受容部を有することが好ましい。
(形態11) 上記形態10の組織アレイ作製装置において、夫々異なる直径を有する複数の中空ニードルが、前記ニードルホルダ上に円弧状に並べられて配設されることが好ましい。
(形態12) 組織アレイ作製装置の使用に際しては、被検組織を含む少なくとも1つの供与体ブロックと、該被検組織の標識された1つの組織断片が配される試料支持体とを用いることが好ましい。
【0017】
本発明は、供与体ブロック上において中空ニードルを位置決めするために、照準装置を有し、照準装置を介して、標識された部位(標識部位)が規定(位置特定)されることを特徴とする。
【0018】
本発明の一展開形態では、照準装置は、運動可能に構成されたアーム装置に結合されることにより、試料支持体の標識部位の上方に、任意に移動可能に構成される。
【0019】
本発明の更なる一実施形態では、アーム装置は、パンタグラフ(伸縮自在アーム装置)として構成され、パンタグラフは、互いに結合される2つの鋏状アーム(関節アーム)機構を含んで構成される。
【0020】
本発明の一展開形態では、(2つの)鋏状アーム機構は、回動(旋回)可能に支承されるように構成される。
【0021】
本発明の更なる一実施形態では、第2鋏状アーム機構(2つの鋏状アーム機構の一方)は、照準装置のための照準装置ホルダに結合されるため、照準装置は、パンタグラフによって、供与体ブロックの上方において自由に運動可能に構成される。第2鋏状アーム機構の運動によって、第1鋏状アーム機構(2つの鋏状アーム機構の他方)の同期的(同時的)運動も実行されるため、供与体ブロックの(1つの)照準された位置が、第1鋏状アーム機構の端部に直接伝達される。
【0022】
本発明の一展開形態では、照準装置には、標識された試料支持体を収容するための1つの試料支持体ホルダが割り当てられる(配される)。
【0023】
本発明の更なる一実施形態では、供与体ブロックは、回動テーブル(ターンテーブル)に配され、第1鋏状アーム機構の下方の(1つの)定義された(所定の)位置又は第2鋏状アーム機構の下方の(1つの)定義された(所定の)位置に配置(位置決め)されることができる。
【0024】
本発明の一展開形態では、試料支持体ホルダは、供与体ブロックの上方において自由に位置調整(位置決め)可能に構成されるため、供与体ブロックに対する試料支持体上の組織切片の完全に一致した(合同的な)整列(位置合せ)が保証され、そのため、標識された組織部位の完全な照準が可能になる。
【0025】
本発明の更なる一実施形態では、中空ニードルはニードルホルダに配設され、ニードルホルダは運動可能に構成され、第1鋏状アーム機構は中空ニードルを操作するためのパンチレバー装置(レバー式パンチ装置)のための受容部を有する。第2鋏状アーム機構に照準装置が配設されることにより、(第2鋏状アーム機構ないし照準装置の)運動は、第1鋏状アーム機構のニードルホルダないし中空ニードルに直接伝達されるため、供与体ブロックの採取されるべき組織部位(ないし該組織部位に挿し込まれるべき中空ニードルの対応する位置)が規定(特定)される。
【0026】
本発明の一展開形態では、夫々異なる直径を有する複数の中空ニードルが、円弧状に並べられてニードルホルダに配設されるため、異なる寸法の組織コアを採取することができる。
【0027】
以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の実施例は、発明の理解の容易化のためのものに過ぎず、本発明の技術的思想の範囲内において当業者により実施可能な付加・削除・置換等を施すことを排除することは意図しない。また、特許請求の範囲に付した図面参照符号も発明の理解の容易化のためのものに過ぎず、本発明を図示の態様に限定することは意図しない。これらの点に関しては補正・訂正後においても同様である。
【実施例】
【0028】
図1は、受容体ブロック1及び被検組織を含む供与体ブロック2を有する本発明の組織アレイ作製装置の一例を示す。供与体ブロック2と受容体ブロック1は、回動テーブル(ターンテーブル)13上に載置される。本発明の装置は、更に、第1中空ニードル4と第2中空ニードル5を担持する旋回可能に構成されたニードルホルダ14を有する。この実施例では、第1中空ニードル4は、受容体ブロック1に(組織コアが挿入されるべき)穿孔(パンチ穴)を形成するよう作動され、第2中空ニードル5は、組織3から組織コアを採取するよう作動される。
【0029】
本発明の装置は、回転軸16によって支承されると共に、互いに結合される2つの鋏状アーム(関節アーム)機構、即ち第1鋏状アーム機構(平行四辺形リンク機構)7及び第2鋏状アーム機構(平行四辺形リンク機構)8を含んで構成される(2段式)パンタグラフ(2段式平行四辺形リンク機構)6を有する。第1鋏状アーム機構7は、その1つの端部において、第1及び第2中空ニードル4及び5を選択的に作動するパンチレバー装置15のための受容部9を有する。第2鋏状アーム機構8は、その1つの端部に、パンタグラフ6を手動で運動(操作)するための位置決めピン要素10を有する。
【0030】
位置決めピン要素10の位置は、回動可能に支承されたパンタグラフ6を介して、パンチレバー装置15のための受容部9に伝達される。ニードルホルダ14は、形状結合(部材間の形状ないし輪郭間の(ありつぎ状の)嵌め合いによる結合:formschluessig;図2参照)によって第1鋏状アーム機構7と結合し、このため、パンチレバー装置15の運動に追随(追従)する。適切な中空ニードルの選択は、回転軸16の周りでニードルホルダ14を旋回することによって行われる。穿孔形成のために、受容体ブロック1は、回動テーブル13によって、中空ニードル4の下方において位置決めされ、そして、パンチレバー装置15を介して、第1中空ニードル4を受容体ブロック1の中へと駆動し(挿し込み)、そこに穿孔(パンチ穴)を形成する。
【0031】
本発明の装置は、更に、試料支持体ホルダ11のための、定置的に配設されるスライダ支持装置19を有する。試料支持体ホルダ11は、スライダ20によって、スライダ支持装置19に運動可能に配される。また、試料支持体ホルダ11は、標識(マーキング)された試料支持体(スライドガラス等)22を担持する。試料支持体22には、組織3を含む供与体ブロック2のミクロトーム切片が載置される。
【0032】
供与体ブロック2は、試料支持体ホルダ11の下方に配置される。運動可能に支持された試料支持体ホルダ11によって、ミクロトーム切片と供与体ブロック2内の組織3との間の(所定の投影面における幾何学的位置関係の)完全な一致が達成される。
【0033】
第2鋏状アーム機構8には、照準装置ホルダ21を介して照準装置12が配される。照準装置ホルダ21は、2つのアーム機構によって第2鋏状アーム機構8に連結し、レンズのための丸い(略円形の)受容部を有する。このレンズは、ルーペとして構成され、所定の位置の照準のための十字線(Fadenkreuz)を有する。位置決めピン要素10によって、照準装置12は、試料支持体22の標識部位に対して整列(位置合せ)される。この運動は、パンタグラフ6を介して、パンチレバー装置15及びニードルホルダ14に伝達される。
【0034】
供与体ブロック2からの組織コアの採取は、例えば、まず、供与体ブロック2が、照準装置12の下方のその(照準された)位置から、回動テーブル13によって、ニードルホルダ14の下方の1つの(規定ないし特定された)位置に回転的に移動され、そして、パンチレバー装置15によって、組織コアを採取するための第2中空ニードル5が組織3の中に挿し込まれることによって行われる。パンタグラフ6及び照準装置12によって、組織3を、照準された部位において、(組織コアの)採取することが保証される。
【0035】
簡単かつ迅速な作業を保証するために、付加的な係止装置によって回動テーブルをその都度の位置において(一時的に、必要に応じ)固定することも、本発明の範囲内に勿論含まれる。
【0036】
図2は、回転軸16の回りで回動かつ摺動可能に支承されたニードルホルダ14の一例を詳細に示す。ニードルホルダ14は、カム17が形状結合的に係合するミゾ18を有する。カム17は、第1鋏状アーム機構7に結合される。第1鋏状アーム機構7の運動は、カム17及びミゾ18を介して、ニードルホルダ14に伝達される。
【0037】
パラフィン(受容体)ブロックへの組織コアの簡単かつ確実な挿入に関しては、DE 10 2005 041 782.5(対応日本出願の日本国代理人整理番号P8063EE)において詳細に説明されている。更に、供与体及び/又は受容体ブロックの上方における中空ニードルの正確かつ簡単な位置決め(更には例えば受容体ブロックからのパラフィンコアの正確な抜き取り)については、同様にドイツにおいて本出願と同時に提出された出願DE 10 2005 041 781.7(対応日本出願の日本国代理人整理番号P8064EE)において詳細に説明されている。これらの出願の全内容は引用を以って本書に繰り込みここに記載されているものとする。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】パンタグラフを有する本発明の装置の一例。
【図2】ニードルホルダを有する本発明の装置の一例。
【符号の説明】
【0039】
1 受容体ブロックないしパラフィンブロック
2 供与体ブロックないし組織ブロック
3 組織
4 第1中空ニードル
5 第2中空ニードル
6 パンタグラフ
7 第1鋏状アーム機構(平行四辺形リンク機構)
8 第2鋏状アーム機構(平行四辺形リンク機構)
9 15のための受容部
10 位置決めピン要素
11 試料支持体ホルダ
12 照準装置(Visiereinrichtung)
13 回動テーブル(ターンテーブル)
14 ニードルホルダ
15 パンチレバー装置
16 回転軸
17 カム
18 ニードルホルダ14のためのミゾ
19 スライダ支持装置
20 スライダ
21 照準装置ホルダ
22 試料支持体(スライドガラス等)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
供与体ブロックに含まれる被検組織(3)から試料を採取するための中空ニードル(5)を含んで構成される、組織アレイの作製装置において、
前記供与体ブロック(2)の上方において前記中空ニードル(5)を位置決めするために、照準装置(12)を有すること
を特徴とする装置。
【請求項2】
前記照準装置(12)は、運動可能に配設されたアーム装置に結合されること
を特徴とする請求項1に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項3】
前記アーム装置は、パンタグラフ(6)として構成されること
を特徴とする請求項2に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項4】
前記パンタグラフ(6)は、互いに結合される2つの鋏状アーム機構(7、8)を含んで構成されること
を特徴とする請求項3に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項5】
前記鋏状アーム機構(7、8)は、回動可能に支承されるよう構成されること
を特徴とする請求項4に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項6】
第2鋏状アーム機構(8)は、前記照準装置(12)のための照準装置ホルダ(21)を有すること
を特徴とする請求項5に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項7】
前記照準装置(12)には、1つの試料支持体ホルダ(11)が配されること
を特徴とする請求項1に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項8】
前記供与体ブロック(2)は、回動テーブル(13)上に載置されること
を特徴とする請求項1に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項9】
前記試料支持体ホルダ(11)は、前記供与体ブロック(2)の上方において自由に位置調整可能に構成されること
を特徴とする請求項7に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項10】
前記中空ニードル(5)はニードルホルダ(14)に配設され、該ニードルホルダ(14)は運動可能に構成され、第1鋏状アーム機構(7)は該中空ニードル(5)を操作するパンチレバー装置(15)のための受容部(9)を有すること
を特徴とする請求項6に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項11】
夫々異なる直径を有する複数の中空ニードル(5)が、前記ニードルホルダ(14)上に円弧状に並べられて配設されること
を特徴とする請求項10に記載の組織アレイ作製装置。
【請求項12】
被検組織(3)を含む少なくとも1つの供与体ブロック(2)と、該被検組織(3)の標識された1つの組織断片が配される試料支持体(22)とを用いることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の組織アレイ作製装置

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−64983(P2007−64983A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−236457(P2006−236457)
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(500113648)ライカ ミクロズュステムス ヌスロッホ ゲーエムベーハー (45)
【Fターム(参考)】