結合構築体およびその使用方法
本発明は、抗原、カウンターレセプターなどのような同族構造、野生型IgG、IGAまたはIgEヒンジ−作用領域、すなわち、IgE CH2、領域ペプチド、または0、1または2のシステイン残基を有する変異体IgGIヒンジ領域ポリペプチドのための結合ドメイン、および免疫グロブリンCH2およびCH3ドメインを特徴とし、かつジスルフィド−結合マルチマーを形成するそれらの能力が弱められたポリペプチドとして支配的に起こりつつ、ADCCおよび/またはCDCが可能である新規な結合ドメイン−免疫グロブリン融合タンパク質に関する。該融合タンパク質は高発現レベルで組換えにより生産することができる。また、融合タンパク質の細胞表面形態、および融合タンパク質およびそのような融合タンパク質をコードするポリヌクレオチドの免疫治療適用を含めた、関連組成物および方法も提供される。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は1以上のアミノ酸残基においてアミノ酸置換または失欠を含む、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項2】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項3】
前記重鎖可変領域における1以上のアミノ酸置換または失欠が、該失欠または置換のないタンパク質に対して該タンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項4】
前記結合ドメインポリペプチドが、免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項5】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項4に記載のタンパク質。
【請求項6】
前記第一の標的分子および前記第二の標的分子が異なる、請求項5に記載のタンパク質。
【請求項7】
前記第一の標的分子および前記第二の標的分子が同一である、請求項5に記載のタンパク質。
【請求項8】
前記結合ドメインポリペプチドが、前記重鎖可変領域における位置9、10、11、12、108、110、112に1以上のアミノ酸置換を含む単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項9】
前記結合ドメインポリペプチドが、前記重鎖可変領域における位置11にアミノ酸置換を含む単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項10】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の11の位置におけるアミノ酸に代えて置換したアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニンおよびヒスチジンから選択される、請求項9に記載のタンパク質。
【請求項11】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の位置11のロイシンがセリン以外のアミノ酸で置き換えられた請求項9に記載のタンパク質。
【請求項12】
ロイシンが位置11においてセリンによって置き換えられ、前記タンパク質が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性および補体固定が可能であって、標的細胞の数を減少させる前記標的分子に結合することができる、請求項9に記載のタンパク質。
【請求項13】
ロイシンが位置11においてデス−ロイシンによって置き換えられた請求項9に記載のタンパク質。
【請求項14】
位置11においてアミノ酸置換を有しない前記タンパク質に対して増加した組換え発現または安定性を有する、請求項12に記載のタンパク質。
【請求項15】
位置11においてアミノ酸置換を有する前記タンパク質の発現が、位置11において置換が無い該タンパク質よりも10〜100倍大きい、請求項14に記載のタンパク質。
【請求項16】
前記発現が哺乳動物細胞におけるものである、請求項14記載のタンパク質。
【請求項17】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの重鎖可変領域の位置11におけるアミノ酸が失欠されている、請求項1記載のタンパク質。
【請求項18】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該結合ドメインポリペプチドが軽鎖可変領域を含み、ここで、該軽鎖可変領域がアミノ酸位置12、80、81、83、105、106および107の1以上においてアミノ酸失欠または置換を有す1に記載のタンパク質。
【請求項19】
位置106におけるアミノ酸が置換または失欠されている、請求項18に記載のタンパク質。
【請求項20】
前記結合ドメインポリペプチドが腫瘍抗原に結合する、請求項2記載のタンパク質。
【請求項21】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫エフェクター細胞上の抗原に結合する、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項22】
前記結合ドメインポリペプチドが癌細胞抗原に結合する、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項23】
前記癌細胞抗原が表面抗原である、請求項22に記載のタンパク質。
【請求項24】
前記癌細胞抗原が細胞内抗原である、請求項22に記載のタンパク質。
【請求項25】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞抗原に結合する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項26】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項25に記載のタンパク質。
【請求項27】
前記単鎖FvがB細胞抗原に結合する、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項28】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項27に記載のタンパク質。
【請求項29】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項28に記載のタンパク質。
【請求項30】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、FC2−2、UCHL−1、5B9、L6,10A8、2e12、40.2.36、G19−4、1D8、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項31】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞分化抗原に結合するscFvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項32】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、およびCD40から選択される、請求項31に記載のタンパク質。
【請求項33】
前記結合ドメインポリペプチドがCD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD8、CD10、CD11b、CD14、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD28、CD30、CD37、CD40、CD43、CD50(ICAM3)、CD54(ICAM1)、CD56、CD69、CD80、CD86、CD134(OX40)、CD137(41BB)、CD152(CTLA−4)、CD153(CD30リガンド)、CD154(CD40リガンド)、ICOS、L6、B7−H1、およびHLAクラスIIから選択される標的に結合する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項34】
前記タンパク質が該タンパク質の2以上を含む複合体を形成することができる、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項35】
前記複合体がダイマーである、請求項34に記載のタンパク質。
【請求項36】
前記タンパク質がモノマーである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項37】
薬物、トキシン、免疫調節因子、ポリペプチドエフェクター、同位体、標識、またはエフェクター部位にカップリングした請求項1に記載のタンパク質。
【請求項38】
前記少なくとも免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子、またはトキシンの中和から選択される、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項39】
前記免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子またはトキシンの中和から選択される2つの免疫学的活性を含む請求項38に記載のタンパク質。
【請求項40】
タンパク質キナーゼ、タンパク質ホスファターゼ、G−タンパク質、環状ヌクレオチドまたは他の第二メッセンジャー、イオンチャネル、および分泌経路成分から選択される1以上の分子の活性化または阻害による生物学的に活性なシグナルを誘導することができるか、またはNK細胞、単球、マクロファージ、B細胞、T細胞、肥満細胞、好中球、好酸球、および好塩基球から選択される1以上の免疫エフェクター細胞を誘導できる、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項41】
1以上の免疫エフェクター細胞の前記誘導が、抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、または1以上の生物学的に活性な分子の放出に導く請求項40に記載のタンパク質。
【請求項42】
細胞活性化が可能であり、ここで、該活性化は細胞転写活性の変化を導く、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項43】
前記細胞転写活性が増加される、請求項42に記載のタンパク質。
【請求項44】
前記細胞転写活性が減少される、請求項42に記載のタンパク質。
【請求項45】
前記1以上の生物学的に活性な分子がプロテアーゼである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項46】
前記1以上の生物学的に活性な分子がサイトカインである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項47】
前記サイトカインがモノカイン、リンホカイン、ケモカイン、成長因子、コロニー刺激因子、インターフェロン、およびインターロイキンから選択される、請求項46に記載のタンパク質。
【請求項48】
感染性因子の中和が可能であり、ここで、該感染性因子が細菌、ウイルス、寄生体または真菌である、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項49】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがエンドトキシンおよびエキソトキシンから選択される、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項50】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンが炭疽トキシン、コレラトキシン、ジフテリアトキシン、百日咳トキシン、E.coli熱−不安定トキシンLT、E.coli熱安定性トキシンST、シガトキシン、PseudomonasエンドトキシンA、ボツリヌストキシン、破傷風トキシン、Bordetella pertussis ACトキシン、およびBacillus anthracis EFから選択されるエキソトキシンである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項51】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがサキシトキシン、テトロドトキシン、キノコトキシン、アフラトキシン、ピロリジジンアルカロイド、ファイトヘマグルチニン、およびグラヤノトキシンから選択されるエンドトキシンである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項52】
前記タンパク質が細胞内標的に結合して、細胞機能に影響する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項53】
前記結合ドメインポリペプチドが結合ドメインリンカーによって前記重鎖可変領域に結合した軽鎖可変領域を含み、ここで、該結合ドメインリンカーが配列Gly−Gly−Gly−Gly−Serを有する1以上のペプチドを含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項54】
3つのGly−Gly−Gly−Gly−Serペプチドを含む請求項53に記載のタンパク質。
【請求項55】
前記結合ドメインポリペプチドが、ヒト、マウス、ラット、ブタ、およびサルから選択される種から得られる野生型または遺伝子操作された免疫グロブリン可変領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項56】
前記結合ドメインポリペプチドがヒト化免疫グロブリン可変領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項57】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項58】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項59】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む請求項2に記載のタンパク質。
【請求項60】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項61】
前記結合ドメインポリペプチドが、ヒト定常領域の少なくとも部分を含む単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項62】
前記結合ドメインポリペプチドが、ヒト定常領域の少なくとも部分を含む単鎖Fvである、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項63】
前記連結領域が、ヒトヒンジまたはその部分、ヒトIgGヒンジまたはその部分、ヒトIgAヒンジまたはその部分、ヒトIgEヒンジまたはその部分、ラクダヒンジ領域またはその部分、IgG1ラマヒンジ領域またはその部分、テンジクザメヒンジ領域またはその部分、およびギンザメヒンジ領域またはその部分から選択される天然に生じるヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項64】
前記連結領域がヒトIgEヒンジまたはその部分を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項65】
前記連結領域が、0または1いずれかのシステイン残基を有するヒトIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4ヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項66】
前記連結領域が、0と2との間のシステイン残基を有するヒトIgGAヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項67】
前記連結領域が野生型ヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項68】
前記連結領域がグリコシル化部位を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項69】
前記連結領域が、ジスルフィド結合を形成できるシステイン残基を有しない請求項1に記載のタンパク質。
【請求項70】
前記連結領域が1つのシステイン残基を有する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項71】
前記連結領域が、わずか1つのシステイン残基を含む、変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項72】
前記連結領域が、前記タンパク質が低下した二量体化する能力を有するように改変された請求項1に記載のタンパク質。
【請求項73】
前記連結領域が3つのシステイン残基および1つのプロリン残基を含み、ここで、該システイン残基の1以上が失欠または置換され、かつ該プロリン残基が置換または失欠されている、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項74】
前記連結領域が、第一、第二および第三のシステイン残基を含む変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側であり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側であり、ここで、該第一のシステイン残基は置換または失欠されている、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項75】
前記野生型ヒンジ領域ポリペプチドがヒトIgG1からのものである、請求項74に記載のタンパク質。
【請求項76】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは、位置9、10、11、12、108、110、112において1以上のアミノ酸失欠または置換を含む重鎖可変領域を含む、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能であり、該タンパク質は、アミノ酸の失欠または置換を有しない該タンパク質に対して増大した組換え体発現または安定性を有する、タンパク質。
【請求項77】
天然に生じない単鎖Fvタンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的細胞上の標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは重鎖可変領域を含み、ここで、該重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域における位置11において、ロイシンは失欠しているかまたは別のアミノ酸で置換されている、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN―末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は、(1)該標的分子に結合することができ、(2)抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性および補体固定が可能であり、および(3)標的細胞の数を減少させることができる、タンパク質。
【請求項78】
さらに、前記重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域において、位置10のアミノ酸の置換または失欠を含む、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項79】
位置11の前記アミノ酸置換が、前記失欠または置換が無い単鎖Fvタンパク質に対して該単鎖Fvタンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項80】
前記残基のナンバリングが、KabatによるEU指数である、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項81】
前記連結領域がプロリン、および第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあって、該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、該第三のシステイン残基は該プロリン残基に対してN−末端側にある、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項82】
前記連結領域がIgAヒンジ領域またはその部分を含む、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項83】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基は連結領域におけるセリンによって置き換えられ、かつ前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項84】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はマウスIgAヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3が、該IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できないようにする4つのアミノ酸における失欠または置換を含む、請求項82に記載のタンパク質。
【請求項85】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域における前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、該連結領域における前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、リシンが該CH2領域における位置322のセリンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項86】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、リシンが該CH2領域における位置322のセリンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項87】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域における位置331のセリンによって置き換えられた請求項81に記載のタンパク質。
【請求項88】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンが該CH2領域における位置331のセリンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項89】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置きかえられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、スレオニンが該CH2領域における位置256のアスパラギンによって置き換えられた請求項81に記載のタンパク質。
【請求項90】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からの2H7単鎖Fv CH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH2ドメインにおいて、アルギニンは位置255のグルタミンによって置き換えられ、スレオニンは位置256のアスパラギンによって置き換えられ、プロリンは位置257のアラニンによって置き換えられ、およびグルタミン酸は位置258のリシンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項91】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、リシンは該CH2領域における位置290のグルタミンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項92】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、アラニンは該CH2領域における位置339のプロリンによって置き換えられた請求項81に記載のタンパク質。
【請求項93】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項94】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項95】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項96】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からおCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項97】
前記単鎖タンパク質がFC2−2ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項98】
前記単鎖タンパク質がUCHL−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項99】
前記単鎖タンパク質が5B9ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項100】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項101】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項102】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項103】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含むG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、該重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項104】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項105】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はマウスIgAヒンジ領域を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、該CH3は、該IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における失欠または置換を含む、請求項82に記載のタンパク質。
【請求項106】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はヒトIgAヒンジ領域を含み、前記重鎖定常領域はヒトIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における失欠または置換を含む請求項82に記載のタンパク質。
【請求項107】
前記単鎖タンパク質がHD37ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項108】
前記単鎖タンパク質がL6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびC3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項109】
天然に生じない単鎖Fvタンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは、重鎖可変領域を含み、ここで、該重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域において、ロイシンが位置11のセリンのよって置き換えられ;ここで、該タンパク質は、該アミノ酸置換を有しないタンパク質に対して哺乳動物細胞において増加した発現または安定性を有する、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖Fvタンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項110】
天然に生じない単鎖Fvタンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチド、該結合ドメインポリペプチドは、重鎖可変領域を含み、ここで、該重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域において、ロイシンは位置11のセリンによって置き換えられ;および
ii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重されたIgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第二のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項111】
位置11の前記アミノ酸置換が、前記失欠または置換がない単鎖Fvタンパク質に対して該単鎖Fvタンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項112】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項113】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がマウスIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項114】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記重鎖定常領域がマウスIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項115】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記重鎖定常領域がヒトIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項116】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合できる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該連結領域は第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステイン残基に対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第二および第三のシステイン残基の一方または両方は置換または失欠されており、そしてここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項117】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvである、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項118】
前記結合ドメインポリペプチドが、免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項119】
さらに、第二の標的分子に結合できる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは、免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む、請求項118に記載のタンパク質。
【請求項120】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該重鎖可変領域はアミノ酸位置9、10、11、12、108、110、112の1以上においてアミノ酸の失欠または置換を有する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項121】
前記結合ドメインポリペプチドが軽鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該軽鎖可変領域はアミノ酸位置12、80、81、83、105、106および107の1以上においてアミノ酸の失欠または置換を有する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項122】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該重鎖可変領域はアミノ酸位置11においてアミノ酸置換を有する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項123】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の位置11におけるアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニンおよびヒスチジンから選択される、請求項122に記載のタンパク質。
【請求項124】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の位置11のアミノ酸に代えて置換したアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギンおよびグルタミンから選択される、請求項122に記載のタンパク質。
【請求項125】
ロイシンが位置11においてセリンによって置き換えられた請求項122に記載のタンパク質。
【請求項126】
ロイシンが位置11においてデス−ロイシンによって置き換えられた、請求項122に記載のタンパク質。
【請求項127】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの重鎖可変領域の位置11のアミノ酸が失欠されている、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項128】
ロイシンが位置106においてセリンによって置き換えられた、請求項121に記載のタンパク質。
【請求項129】
前記結合ドメインポリペプチドが腫瘍抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項130】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫エフェクター細胞上の抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項131】
前記結合ドメインポリペプチドが癌細胞抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項132】
前記癌細胞抗原が表面抗原である、請求項131に記載のタンパク質。
【請求項133】
前記癌細胞抗原が細胞内抗原である、請求項131に記載のタンパク質。
【請求項134】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞抗原に結合する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項135】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項135に記載のタンパク質。
【請求項136】
前記単鎖FvがB細胞抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項137】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項136に記載のタンパク質。
【請求項138】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項137に記載のタンパク質。
【請求項139】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、FC2−2、UCHL−1、5B9、L6、10A8、2e12、40.2.36、G19−4、1D8、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項140】
前記結合ドメインポリペプチドが、B細胞分化抗原に結合するscFvである、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項141】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、およびCD40から選択される、請求項136に記載のタンパク質。
【請求項142】
前記結合ドメインポリペプチドがCD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD8、CD10、CD11b、CD14、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD28、CD30、CD37、CD40、CD43、CD50(ICAM3)、CD54(ICAM1)、CD56、CD69、CD80、CD86、CD134(OX40)、CD137(41BB)、CD152(CTLA−4)、CD153(CD30リガンド)、CD154(CD40リガンド)、ICOS、L6、B7−H1、およびHLAクラスIIから選択される標的に結合する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項143】
前記タンパク質が該タンパク質の2以上を含む複合体を形成することができる、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項144】
前記複合体がダイマーである、請求項143に記載のタンパク質。
【請求項145】
前記タンパク質がモノマーである、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項146】
薬物、トキシン、免疫調節因子、ポリペプチドエフェクター、同位体、標識、またはエフェクター部分にカップリングした、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項147】
前記免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子またはトキシンの中和から選択される、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項148】
タンパク質キナーゼ、タンパク質ホスファターゼ、G−タンパク質、環状ヌクレオチドまたは他の第二メッセンジャー、イオンチャネル、および分泌経路成分から選択される1以上の分子の活性化または阻害によって生物学的に活性なシグナルを誘導することができる、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項149】
NK細胞、単球、マクロファージ、B細胞、T細胞、肥満細胞、好中球、好酸球、および好塩基球から選択される1以上の免疫エフェクター細胞を誘導することができる、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項150】
1以上の免疫エフェクター細胞の該誘導が、抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性または1以上の生物学的に活性な分子の放出を導く請求項149に記載のタンパク質。
【請求項151】
細胞活性化が可能であり、ここで、該活性化は細胞転写活性の変化を導く、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項152】
前記細胞転写活性が増加される、請求項151に記載のタンパク質。
【請求項153】
前記細胞転写活性が減少される、請求項151に記載のタンパク質。
【請求項154】
前記1以上の生物学的に活性な分子がプロテアーゼである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項155】
前記1以上の生物学的に活性な分子がサイトカインである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項156】
前記サイトカインがモノカイン、リンホカイン、ケモカイン、成長因子、コロニー刺激因子、インターフェロン、およびインターロイキンから選択される、請求項155に記載のタンパク質。
【請求項157】
感染性因子の中和が可能であり、ここで、該感染性因子が細菌、ウイルス、寄生体、または真菌である、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項158】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがエンドトキシンおよびエキソトキシンから選択される、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項159】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンが炭疽トキシン、コレラトキシン、ジフテリアトキシン、百日咳トキシン、E.coli熱−不安定トキシンLT、E.coli熱安定性トキシンST、シガトキシン、PseudomonasエンドトキシンA、ボツリヌストキシン、破傷風トキシン、Bordetella pertussis ACトキシン、およびBacillus anthracis EFから選択されるエキソトキシンである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項160】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがサキシトキシン、テトロドトキシン、キノコトキシン、アフラトキシン、ピロリジジンアルカロイド、ファイトヘマグルチニン、およびグラヤノトキシンから選択されるエンドトキシンである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項161】
前記結合ドメインポリペプチドが、結合ドメインリンカーによって前記重鎖可変領域に結合した軽鎖可変領域を含み、ここで、該結合ドメインリンカーが配列Gly−Gly−Gly−Gly−Serを有する1以上のペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項162】
3つのGly−Gly−Gly−Gly−Serペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項163】
前記結合ドメインポリペプチドがヒト、マウス、ラット、ブタおよびサルから選択される種から得られた野生型または遺伝子操作された免疫グロブリン可変領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項164】
前記タンパク質が細胞内標的に結合して、細胞機能を行うことができる、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項165】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項166】
前記免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが機能的に活性なCH1ドメインが無い、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項167】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項168】
ヒト定常領域の少なくとも一部を含む請求項116に記載のタンパク質。
【請求項169】
前記連結領域がヒトヒンジまたはその部分、ヒトIgGヒンジまたはその部分、ヒトIgAヒンジまたはその部分、ヒトIgEヒンジまたはその部分、ラクダヒンジ領域またはその部分、IgG1ラマヒンジ領域またはその部分、テンジクザメヒンジ領域またはその部分、およびギンザメヒンジ領域またはその部分から選択される天然に生じるヒンジ領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項170】
前記連結領域がヒトIgEヒンジまたはその部分を含む請求項116に記載のタンパク質。
【請求項171】
前記連結領域が、0または1のシステイン残基を有するヒトIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4ヒンジ領域を含む請求項116に記載のタンパク質。
【請求項172】
前記連結領域が、0と2との間のシステイン残基を有するヒトIgGAヒンジ領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項173】
前記連結領域が野生型ヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項174】
前記連結領域がグリコシル化部位を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項175】
前記連結領域が、ジスルフィド結合を形成することができるシステイン残基を有しない、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項176】
前記連結領域が1つのシステイン残基を有する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項177】
前記連結領域が、わずか1つのシステイン残基を含む変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項178】
前記連結領域が、該タンパク質が低下した二量体化する能力を有するように変更された、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項179】
前記連結領域がプロリンおよび第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあって、該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、該第三のシステイン残基が該プロリン残基に対してN−末端側にある、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項180】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2ドメインにおいて位置238におけるセリンによって置き換えられた請求項179に記載のタンパク質。
【請求項181】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ該重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項182】
前記単鎖タンパク質がFC2−2単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項183】
前記単鎖タンパク質がUCHL−1単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項184】
前記単鎖タンパク質が5B9単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項185】
前記単鎖タンパク質が2H7 scFv単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域においては、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項186】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項187】
前記単鎖タンパク質が、連結領域を含む2H7単鎖Fvを含み、ここで、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、フェニルアラニンは該CH3領域において位置405のチロシンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項188】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、フェニルアラニンは該CH3領域において位置405のアラニンによって置き換えられる、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項189】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、チロシンは該CH3領域において位置407のアラニンによって置き換えられた請求項179に記載のタンパク質。
【請求項190】
約75kDaの見掛けの分子量を有する、請求項189に記載のタンパク質。
【請求項191】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3領域において、フェニルアラニンは位置405のアラニンによって置き換えられ、かつチロシンは位置407のアラニンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項192】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項193】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項194】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項195】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含む2H7単鎖Fvを含み、ここで、前記第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項196】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含む2H7単鎖Fvを含み、ここで、前記第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項197】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一のシステイン残基がセリンによって置き換えられ、ここで、前記重鎖定常領域は2H7単鎖Fv CH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項198】
前記単鎖タンパク質がHD37単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつプロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項199】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がラマIgG1からのCH2およびCH3定常領域ポリペプチドを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項200】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がラマIgG2からのCH2およびCH3定常領域ポリペプチドを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項201】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がラマIgG3からのCH2およびCH3定常領域ポリペプチドを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項202】
前記単鎖タンパク質がCD−16−6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項203】
前記単鎖タンパク質がCD−16レセプター結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基がセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項204】
前記単鎖タンパク質が2e12単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項205】
前記単鎖タンパク質が10A8 scFv単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項206】
前記単鎖タンパク質が40.2.36ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および脂肪質テイルドメインを含むポリペプチドに結合された、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項207】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項208】
前記単鎖タンパク質がG19−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項209】
前記単鎖タンパク質がG19−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、前記CD3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項210】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項211】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域においては、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項212】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項213】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項214】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびC3ドメインを含み、ここで、プロリンは該C2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項215】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項216】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項217】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、前記CH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項218】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項219】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3はhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合された請求項179に記載のタンパク質。
【請求項220】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項221】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項222】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項223】
前記単鎖タンパク質が1D8 scFvハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項224】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、かつ該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項225】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項226】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、該重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項227】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項228】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質ドメインを含むポリペプチドに結合された請求項179に記載のタンパク質。
【請求項229】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項230】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項231】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、およびCH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項232】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項233】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項234】
前記単鎖タンパク質がL6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項235】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含むG28−1単鎖Fvを含み、ここで、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、ここで、前記重鎖定常領域はG28−1単鎖Fv CH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項236】
被験体において標的細胞集団を減少させる方法であって、該方法は、以下:
a)標的細胞集団を、該標的細胞集団内の細胞に結合する第一のタンパク質またはペプチドで処理し、次いで、
b)i)Fcレセプターに結合する、ii)標的細胞のアポトーシスを誘導する、またはiii)補体を固定する、の少なくとも1つが可能である第二のタンパク質またはポリペプチドで該標的細胞集団を処理する工程を包含し、ここで、該第一のタンパク質またはペプチド分子は該第二のタンパク質またはペプチド分子に直接結合し、または所望により、該第一のタンパク質またはペプチド分子および該第二のタンパク質またはペプチド分子は第三のタンパク質またはペプチド分子によって連結され、ここで、該タンパク質分子は抗体、TNFファミリーまたはTNFレセプターファミリーのメンバーではなく、細菌トキシン、細胞傷害性薬物、または放射性同位体と結合体化しない、約150kD未満であるタンパク質の治療有効量を被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項237】
被験体において標的細胞集団を減少させる方法であって、該方法は、以下:
a)標的細胞集団を、該標的細胞集団内の細胞に結合する第一のタンパク質またはペプチドで処理し、次いで、
b)i)Fcレセプターに結合する、ii)標的細胞のアポトーシスを誘導する、またはiii)補体を固定する、の少なくとも1つが可能である第二のタンパク質またはポリペプチドで該標的細胞集団を処理する工程から本質的になり、ここで、該第一のタンパク質またはペプチド分子は該第二のタンパク質またはペプチド分子に直接結合し、または所望により、該第一のタンパク質またはペプチド分子および該第二のタンパク質またはペプチド分子は第三のタンパク質またはペプチド分子によって連結され、ここで、該タンパク質分子は抗体、TNFファミリーまたはTNFレセプターファミリーのメンバーではなく、細菌トキシン、細胞傷害性薬物、または放射性同位体と結合体化しない、約150kD未満であるタンパク質の治療有効量を被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項238】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは1以上のアミノ酸の欠失または置換を含む軽鎖可変領域を含む、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項239】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは、位置12、80、81、83、105、106および107において1以上のアミノ酸の欠失または置換を含む軽鎖可変領域を含み;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項240】
前記軽鎖可変領域における1以上のアミノ酸の置換または欠失は、該欠失または置換が無いタンパク質に対して該タンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項241】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvである、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項242】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項243】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項242に記載のタンパク質。
【請求項244】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの前記軽鎖可変領域が位置106においてアミノ酸の欠失または置換を有する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項245】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの重鎖可変領域の位置106のアミノ酸が欠失されている、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項246】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの前記軽鎖可変領域が位置106にアミノ酸置換を有する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項247】
ロイシンが106の位置においてセリンによって置き換えられた請求項244に記載のタンパク質。
【請求項248】
ロイシンが106の位置においてデス−ロイシンによって置き換えられた請求項244に記載のタンパク質。
【請求項249】
前記単鎖Fv軽鎖可変領域の位置106のアミノ酸に代えて置き換えたアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニンおよびヒスチジンから選択される、請求項244に記載のタンパク質。
【請求項250】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、前記重鎖可変領域がアミノ酸位置11にアミノ酸置換を有する、請求項244に記載のタンパク質。
【請求項251】
前記結合ドメインポリペプチドが腫瘍抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項252】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫エフェクター細胞上の抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項253】
前記結合ドメインポリペプチドが癌細胞抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項254】
前記癌細胞抗原が表面抗原である、請求項253に記載のタンパク質。
【請求項255】
前記癌細胞抗原が細胞内抗原である、請求項253に記載のタンパク質。
【請求項256】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞抗原に結合する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項257】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80およびCD86から選択される、請求項256に記載のタンパク質。
【請求項258】
前記単鎖FvがB細胞抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項259】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項258に記載のタンパク質。
【請求項260】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項259に記載のタンパク質。
【請求項261】
前記結合ドメインポリペプチドが、B細胞分化抗原に結合するscFvである、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項262】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37およびCD40から選択される、請求項261に記載のタンパク質。
【請求項263】
前記結合ドメインポリペプチドがCD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD8、CD10、CD11b、CD14、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD28、CD30、CD37、CD40、CD43、CD50(ICAM3)、CD54(ICAM1)、CD56、CD69、CD80、CD86、CD134(OX40)、CD137(41BB)、CD152(CTLA−4)、CD153(CD30リガンド)、CD154(CD40リガンド)、ICOS、L6、B7−H1、およびHLAクラスIIから選択される標的に結合する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項264】
前記タンパク質が該タンパク質の2以上を含む複合体を形成することができる、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項265】
前記複合体がダイマーである、請求項264に記載のタンパク質。
【請求項266】
前記タンパク質がモノマーである、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項267】
前記免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子またはトキシンの中和から選択される、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項268】
タンパク質キナーゼ、タンパク質ホスファターゼ、G−タンパク質、環状ヌクレオチドまたは他の第二メッセンジャー、イオンチャネルおよび分泌経路成分から選択される1以上の分子の活性化または阻害によって生物学的に活性なシグナルを誘導することができる、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項269】
NK細胞、単球、マクロファージ、B細胞、T細胞、肥満細胞、好中球、好酸球、および好塩基球から選択される1以上の免疫エフェクター細胞を誘導することができる、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項270】
1以上の免疫エフェクター細胞の該誘導が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性または1以上の生物学的に活性な分子の放出を導く請求項267に記載のタンパク質。
【請求項271】
細胞活性化が可能であり、ここで、該活性化が細胞転写活性の変化を導く請求項267に記載のタンパク質。
【請求項272】
前記細胞転写活性が増加される、請求項271に記載のタンパク質。
【請求項273】
前記細胞転写活性が減少される、請求項271に記載のタンパク質。
【請求項274】
前記1以上の生物学的に活性な分子がプロテアーゼである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項275】
前記1以上の生物学的に活性な分子がサイトカインである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項276】
前記サイトカインがモノカイン、リンホカイン、ケモカイン、成長因子、コロニー刺激因子、インターフェロン、およびインターロイキンから選択される、請求項275に記載のタンパク質。
【請求項277】
感染性因子の中和が可能であり、該感染性因子が細菌、ウイルス、寄生体または真菌である、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項278】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがエンドトキシンおよびエキソトキシンから選択される、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項279】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンが炭疽トキシン、コレラトキシン、ジフテリアトキシン、百日咳トキシン、E.coli熱−不安定トキシンLT、E.coli熱安定性トキシンST、シガトキシン、PseudomonasエンドトキシンA、ボツリヌストキシン、破傷風トキシン、Bordetella pertussis ACトキシン、およびBacillus anthracis EFから選択されるエキソトキシンである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項280】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがサキシトキシン、テトロドトキシン、キノコトキシン、アフラトキシン、ピロリジジンアルカロイド、ファイトヘマグルチニン、およびグラヤノトキシンから選択されるエンドトキシンである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項281】
前記タンパク質が細胞内標的に結合して、細胞機能に影響する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項282】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが免疫グロブリン重鎖IgG GH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項283】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG GH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項284】
ヒト定常領域の少なくとも一部を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項285】
前記連結領域が、ヒトヒンジまたはその部分、ヒトIgGヒンジまたはその部分、ヒトIgAヒンジまたはその部分、ヒトIgEヒンジまたはその部分、ラクダヒンジ領域またはその部分、IgG1ラマヒンジ領域またはその部分、テンジクザメヒンジ領域またはその部分、ギンザメヒンジ領域またはその部分から選択される天然に生じるヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項286】
前記連結領域がヒトIgEヒンジまたはその部分を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項287】
前記連結領域が0または1のシステイン残基いずれかを有するヒトIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4ヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項288】
前記連結領域が0と2との間のシステイン残基を有するヒトIgGAヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項289】
前記連結領域が野生型ヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項290】
前記連結領域がグリコシル化部位を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項291】
前記連結領域が、ジスルフィド結合を形成することができるシステイン残基を有しない請求項238に記載のタンパク質。
【請求項292】
前記連結領域が1つのシステイン残基を有する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項293】
前記連結領域が、1以下のシステイン残基を含む変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチド含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項294】
前記連結領域が、該タンパク質が低下した二量体化する能力を有するように変更された請求項238に記載のタンパク質。
【請求項295】
前記連結領域がプロリンおよび第一、第二および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、該第三のシステイン残基は該プロリン残基に対してN−末端側にある、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項296】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該連結領域はIgAヒンジ領域の少なくとも一部を含み、該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項297】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項298】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項297に記載のタンパク質。
【請求項299】
前記連結領域がIgAヒンジ領域の少なくとも一部から本質的になる、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項300】
前記連結領域がIgAヒンジ領域から本質的になる、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項301】
少なくとも約70kDaの見掛けの分子量を有するタンパク質として発現される、請求項300に記載のタンパク質。
【請求項302】
約70kDaと約700kDaとの間の見掛けの分子量を有するタンパク質として発現される、請求項300に記載のタンパク質。
【請求項303】
前記連結領域が10と50との間のアミノ酸を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項304】
前記連結領域が修飾されたヒトIgA免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項305】
前記連結領域が唯1つのシステイン残基を有する、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項306】
前記連結領域が2つのシステイン残基を有する、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項307】
第三のポリペプチドにおける該N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドがIgA免疫グロブリン重鎖定常領域を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項308】
IgA免疫グロブリン重鎖定常領域からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項307に記載のタンパク質。
【請求項309】
前記IgA CH3定常領域ドメインが、IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする1以上のアミノ酸における置換または欠失を含む請求項308に記載のタンパク質。
【請求項310】
前記IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合することができる、請求項308に記載のタンパク質。
【請求項311】
前記IgA CH3領域ドメインが4と2と0の間のアミノ酸における欠失を含む請求項309に記載のタンパク質。
【請求項312】
前記IgA領域ドメインが4つのアミノ酸の欠失を含む請求項309に記載のタンパク質。
【請求項313】
前記IgA領域ドメインが20のアミノ酸の欠失を含む請求項309に記載のタンパク質。
【請求項314】
前記単鎖タンパク質がL6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項315】
前記単鎖タンパク質がL6ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項316】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項317】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、かつCH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドを会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項318】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項319】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする18のアミノ酸における欠失または置換を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項320】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、かつ該CH3ドメインは、CD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項321】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、かつ該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項322】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、かつ該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項323】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項324】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、該重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項325】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、該IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、および該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項326】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該IgA重鎖定常領域はJ鎖ポリペプチドと会合できる、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項327】
前記単鎖タンパク質がHD37ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項328】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、および
ii)該第二のポリペプチドに結合したIgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドの少なくとも一部を含む第二のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項329】
前記結合ドメインポリペプチドが非−IgE可変領域を含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項330】
前記結合ドメインポリペプチドがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、FC2−2、UCHL−1、5B9、L6、10A8、2e12、40.2.36、G19−4、1D8、および4.4.220単鎖Fvから選択される単鎖Fvである、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項331】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項332】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチド含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項331に記載のタンパク質。
【請求項333】
前記免疫グロブリン軽鎖および重鎖がIgG免疫グロブリン軽鎖および重鎖またはそれらの部分を含む請求項332に記載のタンパク質。
【請求項334】
前記結合ドメインポリペプチドがIgG免疫グロブリン可変領域の少なくとも部分を含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項335】
前記IgG可変領域が重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む請求項334に記載のタンパク質。
【請求項336】
IgEに特異的なFcレセプターに結合することができる、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項337】
IgE可変鎖領域を有しない請求項328に記載のタンパク質。
【請求項338】
前記結合ドメインがIgG免疫グロブリン軽鎖領域およびIgG免疫グロブリン軽鎖および重鎖領域から本質的になる、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項339】
前記IgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドがCH2およびCH3ドメインを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項340】
前記IgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドがCH2、CH3およびCH4ドメインを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項341】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該重鎖可変領域がアミノ酸位置11においてアミノ酸置換を有する、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項342】
前記単鎖タンパク質がHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される単鎖Fvである、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項343】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖FvまたはG28−1単鎖Fvを含む単鎖Fvである、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項344】
被験体における標的細胞集団を減少させる方法であって、該方法は、該被験体に、治療有効量の天然に生じない単鎖タンパク質を投与する工程を包含し、ここで、該タンパク質は結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドはIgG可変領域の少なくとも部分を含み、かつ標的分子に結合することができる、ポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該第二のポリペプチドに結合したIgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質が少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、方法。
【請求項345】
前記タンパク質が患者の血流に投与される、請求項344に記載の方法。
【請求項346】
前記タンパク質の投与の結果として、単球が活性化されるが、肥満細胞は活性化されない請求項344に記載の方法。
【請求項347】
前記タンパク質が投与されるか、またはヒスタミン放出ブロッカーと共に投与される、請求項344に記載の方法。
【請求項348】
動物において細胞を枯渇させる方法であって、該方法は、修飾されたIgEタンパク質を動物の血流に投与する工程を包含する、方法。
【請求項349】
前記修飾されたIgEタンパク質が投与されるか、またはヒスタミン放出ブロッカーと共に投与される、請求項348に記載の方法。
【請求項350】
前記連結領域がIgGヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域がIgE由来であって、CH2ドメインを含まないCH3およびCH4ドメインを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項351】
前記単鎖タンパク質が2e12からの単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がIgE CH2、CH3、およびCH4ドメインを含み、ここで、該重鎖定常領域はCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合された請求項328に記載のタンパク質。
【請求項352】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチドであって、該連結領域は3つのシステイン残基および1つのプロリン残基を含み、ここで、該システイン残基の1以上は欠失または置換される、ポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項353】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第一のシステイン残基は置換または欠失されておらず、ここで、該第二および第三のシステインは置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項354】
前記第二および第三のシステイン残基が別のアミノ酸によって置換された請求項353に記載のタンパク質。
【請求項355】
前記第二および第三のシステイン残基がセリン残基によって置換された請求項354に記載のタンパク質。
【請求項356】
約75kDaの見掛けの分子量を有する同種タンパク質として発現される、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項357】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第一のシステイン残基は置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項358】
前記連結領域中の前記第二および第三のシステイン残基が置換または欠失されていない請求項352に記載のタンパク質。
【請求項359】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第二のシステイン残基は置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項360】
前記連結領域における前記第一および第三のシステイン残基が置換または欠失されていない請求項352に記載のタンパク質。
【請求項361】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第煮のシステイン残基は該第三のシステイン残基に対してN−末端側にあり、ここで、該第三のシステイン残基は置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項362】
前記連結領域における前記第一および第二のシステイン残基が置換または欠失されていない請求項10に記載のタンパク質。
【請求項363】
前記連結領域が5と65との間のアミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項364】
前記連結領域が10と50との間のアミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項365】
前記連結領域が15と35との間のアミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項366】
前記連結領域が少なくとも5つの連続ヒンジ領域アミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項367】
前記連結領域が少なくとも10の連続ヒンジ領域アミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項368】
前記連結領域が少なくとも15の連続ヒンジ領域アミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項369】
前記第二および第三のシステインがセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG1ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項370】
前記連結領域がIgG1ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項369に記載のタンパク質。
【請求項371】
前記第二および第三のシステインがセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG2ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項372】
前記連結領域がIgG2ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項371に記載のタンパク質。
【請求項373】
前記第二および第三のシステイン残基がセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG3ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項374】
前記連結領域がIgG3ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項373に記載のタンパク質。
【請求項375】
前記第二および第三のシステイン残基がセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG4ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項376】
前記連結領域がIgG4ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項375に記載のタンパク質。
【請求項377】
前記第二および第三のシステイン残基が置換または欠失されており、かつ前記プロリン残基が置換または欠失されており、ここで、前記重鎖定常領域ポリペプチドはCH3ドメインを含み、ここで、チロシンは位置407のアラニンによって置換され、ここで、該タンパク質は約75kDaの見掛けの分子量を有する、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項378】
前記第一および第三のシステイン残基が置換または欠失されており、および前記プロリン残基が置換または欠失されており、ここで、前記重鎖定常領域ポリペプチドはCH3ドメインを含み、ここで、チロシンは位置407においてアラニンによって置換されており、ここで、該タンパク質は約75kDaの見掛けの分子量を有する、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項379】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる、結合ドメインポリペプチド含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該連結領域は第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第二および第三のシステイン残基の一方または双方は置換または欠失されており、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも一つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項380】
前記連結領域が修飾されたヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項381】
前記連結領域が唯1つのシステイン残基を有する、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項382】
前記連結領域が修飾されたヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチド含む請求項381に記載のタンパク質。
【請求項383】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項384】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項385】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、免疫グロブリン重鎖CH2定常領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖CH3定常領域ポリペプチド含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該CH3定常領域ポリペプチドは該タンパク質の2つが一緒に会合して非共有結合ダイマーを形成するのを阻害する1以上のアミノ酸置換または欠失を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも一つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項386】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、免疫グロブリン重鎖CH2定常領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖CH3定常領域ポリペプチドを含み、ここで、該CH3定常領域ポリペプチドは位置405および407において1以上のアミノ酸の置換または欠失を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも一つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項387】
位置405および位置407においてアミノ酸置換を含む請求項252または253に記載のタンパク質。
【請求項388】
フェニルアラニンが位置405においてアラニンで置き換えられ、チロシンが位置407においてアラニンで置換された請求項387に記載のタンパク質。
【請求項389】
約40kDaと約50kDaとの間の見掛けの分子量を有する、請求項387に記載のタンパク質。
【請求項390】
アゴニストまたはアンタゴニストの生物学的活性を有する、請求項387に記載のタンパク質。
【請求項391】
アンタゴニストの生物学的活性を有する、請求項390に記載のタンパク質。
【請求項392】
位置405および407における唯1つのアミノ酸が置換された請求項387に記載のタンパク質。
【請求項393】
約70kDaと約80kDaとの間の見掛けの分子量を有する、請求項392に記載のタンパク質。
【請求項394】
フェニルアラニンが位置405においてアラニンによって置き換えられた請求項387に記載のタンパク質。
【請求項395】
フェニルアラニンが位置405においてチロシンによって置き換えられた請求項387に記載のタンパク質。
【請求項396】
チロシンが位置407においてアラニンによって置き換えられた請求項386に記載のタンパク質。
【請求項397】
位置405および位置407においてアミノ酸置換を含む請求項386に記載のタンパク質。
【請求項398】
フェニルアラニンが位置405においてアラニンによって置き換えられ、かつチロシンが位置407においてアラニンによって置き換えられた請求項393に記載のタンパク質。
【請求項399】
請求項1、8、9、12、18、30、および112〜109のいずれか1項に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項400】
請求項116、120、121、および180〜235のいずれか1項に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項401】
請求項238、239、296、328、352、353、385および386いずれか1項に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項402】
細胞中の前記ポリヌクレオチドの発現を増強するプロモーターまたは他の配列に操作可能に連結した請求項399〜401のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項403】
請求項399〜401のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含有する細胞。
【請求項404】
請求項1、8、9、12、18、30、および112〜109のいずれか1項に記載のタンパク質を発現することができる組換えベクター。
【請求項405】
請求項116、120、121および180〜235のいずれか1項に記載のタンパク質を発現させることができる組換えベクター。
【請求項406】
前記タンパク質が発現される条件下で請求項1、8、9、12、18、30および112〜109のいずれか1項に記載のタンパク質を発現する方法。
【請求項407】
前記タンパク質が発現される条件下で請求項116、120、121、および180〜235のいずれか1項に記載のタンパク質を発現する方法。
【請求項408】
前記タンパク質が発現される条件下で請求項238、239、296、328、352、353、385、および386のいずれか1項に記載のタンパク質を発現する方法。
【請求項409】
1以上のさらなる治療化合物と組み合わせた請求項238、239、296、328、352、353、385および386のいずれか1項に記載のタンパク質を含む組成物。
【請求項410】
被験体を処置する方法であって、該方法は、該被験体に、請求項238、239、296、328、352、353、385および386のいずれか1項に記載の1以上の第一の化合物を投与する工程、第一の化合物と組み合わせて該被験体に第二の化合物を投与または同時投与する工程を包含し、ここで、該処置は疾患、病気または望ましくない状態を処置または予防するのに有効である、方法。
【請求項411】
前記第二の化合物が化学療法化合物、治療薬物、脈管形成インヒビター、ステロイド、B−細胞アクチベーター、T−細胞アクチベーター、コロニー刺激因子、腫瘍壊死因子、インターフェロン、抗体、本発明の結合構築体、遺伝子治療、レチノイド、外科的手法、アルキル化剤、ヌクレオチドアナログ、トポイソメラーゼII、VEGF、IFN−アルファ、DMAR剤、インターロイキン−1、グルココルチコイド、p38インヒビター、インターロイキン−4、インターロイキン−6、インターロイキン−2、インターロイキン−12、IFN−γ、GM−CSF、G−CSF、M−CSF、抗−CTLA−4、Bcl−2アンチセンス、ビタミンA、抗−CD19、抗−CD20、抗−CD22、抗−CD28または抗−CD3から選択される、請求項410に記載の方法。
【請求項412】
組換え分子を表示する方法であって、該分子は天然または遺伝子操作された免疫グロブリン重鎖可変領域を含み、その改良は該重鎖可変領域における位置9、10、11、12、108、110、および112に対応する1以上のアミノ酸残基において1以上の突然変異、置換、改変および/または欠失を含む免疫グロブリン重鎖領域を含む、方法。
【請求項413】
天然に生じない単鎖抗原結合タンパク質であって、該タンパク質は、
【数1】
【数2】
【数3】
から選択された式を有するタンパク質を有する、タンパク質。
【請求項1】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは重鎖可変領域を含み、該重鎖可変領域は1以上のアミノ酸残基においてアミノ酸置換または失欠を含む、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項2】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項3】
前記重鎖可変領域における1以上のアミノ酸置換または失欠が、該失欠または置換のないタンパク質に対して該タンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項4】
前記結合ドメインポリペプチドが、免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項5】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項4に記載のタンパク質。
【請求項6】
前記第一の標的分子および前記第二の標的分子が異なる、請求項5に記載のタンパク質。
【請求項7】
前記第一の標的分子および前記第二の標的分子が同一である、請求項5に記載のタンパク質。
【請求項8】
前記結合ドメインポリペプチドが、前記重鎖可変領域における位置9、10、11、12、108、110、112に1以上のアミノ酸置換を含む単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項9】
前記結合ドメインポリペプチドが、前記重鎖可変領域における位置11にアミノ酸置換を含む単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項10】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の11の位置におけるアミノ酸に代えて置換したアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニンおよびヒスチジンから選択される、請求項9に記載のタンパク質。
【請求項11】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の位置11のロイシンがセリン以外のアミノ酸で置き換えられた請求項9に記載のタンパク質。
【請求項12】
ロイシンが位置11においてセリンによって置き換えられ、前記タンパク質が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性および補体固定が可能であって、標的細胞の数を減少させる前記標的分子に結合することができる、請求項9に記載のタンパク質。
【請求項13】
ロイシンが位置11においてデス−ロイシンによって置き換えられた請求項9に記載のタンパク質。
【請求項14】
位置11においてアミノ酸置換を有しない前記タンパク質に対して増加した組換え発現または安定性を有する、請求項12に記載のタンパク質。
【請求項15】
位置11においてアミノ酸置換を有する前記タンパク質の発現が、位置11において置換が無い該タンパク質よりも10〜100倍大きい、請求項14に記載のタンパク質。
【請求項16】
前記発現が哺乳動物細胞におけるものである、請求項14記載のタンパク質。
【請求項17】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの重鎖可変領域の位置11におけるアミノ酸が失欠されている、請求項1記載のタンパク質。
【請求項18】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該結合ドメインポリペプチドが軽鎖可変領域を含み、ここで、該軽鎖可変領域がアミノ酸位置12、80、81、83、105、106および107の1以上においてアミノ酸失欠または置換を有す1に記載のタンパク質。
【請求項19】
位置106におけるアミノ酸が置換または失欠されている、請求項18に記載のタンパク質。
【請求項20】
前記結合ドメインポリペプチドが腫瘍抗原に結合する、請求項2記載のタンパク質。
【請求項21】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫エフェクター細胞上の抗原に結合する、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項22】
前記結合ドメインポリペプチドが癌細胞抗原に結合する、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項23】
前記癌細胞抗原が表面抗原である、請求項22に記載のタンパク質。
【請求項24】
前記癌細胞抗原が細胞内抗原である、請求項22に記載のタンパク質。
【請求項25】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞抗原に結合する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項26】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項25に記載のタンパク質。
【請求項27】
前記単鎖FvがB細胞抗原に結合する、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項28】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項27に記載のタンパク質。
【請求項29】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項28に記載のタンパク質。
【請求項30】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、FC2−2、UCHL−1、5B9、L6,10A8、2e12、40.2.36、G19−4、1D8、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項31】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞分化抗原に結合するscFvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項32】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、およびCD40から選択される、請求項31に記載のタンパク質。
【請求項33】
前記結合ドメインポリペプチドがCD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD8、CD10、CD11b、CD14、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD28、CD30、CD37、CD40、CD43、CD50(ICAM3)、CD54(ICAM1)、CD56、CD69、CD80、CD86、CD134(OX40)、CD137(41BB)、CD152(CTLA−4)、CD153(CD30リガンド)、CD154(CD40リガンド)、ICOS、L6、B7−H1、およびHLAクラスIIから選択される標的に結合する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項34】
前記タンパク質が該タンパク質の2以上を含む複合体を形成することができる、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項35】
前記複合体がダイマーである、請求項34に記載のタンパク質。
【請求項36】
前記タンパク質がモノマーである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項37】
薬物、トキシン、免疫調節因子、ポリペプチドエフェクター、同位体、標識、またはエフェクター部位にカップリングした請求項1に記載のタンパク質。
【請求項38】
前記少なくとも免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子、またはトキシンの中和から選択される、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項39】
前記免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子またはトキシンの中和から選択される2つの免疫学的活性を含む請求項38に記載のタンパク質。
【請求項40】
タンパク質キナーゼ、タンパク質ホスファターゼ、G−タンパク質、環状ヌクレオチドまたは他の第二メッセンジャー、イオンチャネル、および分泌経路成分から選択される1以上の分子の活性化または阻害による生物学的に活性なシグナルを誘導することができるか、またはNK細胞、単球、マクロファージ、B細胞、T細胞、肥満細胞、好中球、好酸球、および好塩基球から選択される1以上の免疫エフェクター細胞を誘導できる、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項41】
1以上の免疫エフェクター細胞の前記誘導が、抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、または1以上の生物学的に活性な分子の放出に導く請求項40に記載のタンパク質。
【請求項42】
細胞活性化が可能であり、ここで、該活性化は細胞転写活性の変化を導く、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項43】
前記細胞転写活性が増加される、請求項42に記載のタンパク質。
【請求項44】
前記細胞転写活性が減少される、請求項42に記載のタンパク質。
【請求項45】
前記1以上の生物学的に活性な分子がプロテアーゼである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項46】
前記1以上の生物学的に活性な分子がサイトカインである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項47】
前記サイトカインがモノカイン、リンホカイン、ケモカイン、成長因子、コロニー刺激因子、インターフェロン、およびインターロイキンから選択される、請求項46に記載のタンパク質。
【請求項48】
感染性因子の中和が可能であり、ここで、該感染性因子が細菌、ウイルス、寄生体または真菌である、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項49】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがエンドトキシンおよびエキソトキシンから選択される、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項50】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンが炭疽トキシン、コレラトキシン、ジフテリアトキシン、百日咳トキシン、E.coli熱−不安定トキシンLT、E.coli熱安定性トキシンST、シガトキシン、PseudomonasエンドトキシンA、ボツリヌストキシン、破傷風トキシン、Bordetella pertussis ACトキシン、およびBacillus anthracis EFから選択されるエキソトキシンである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項51】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがサキシトキシン、テトロドトキシン、キノコトキシン、アフラトキシン、ピロリジジンアルカロイド、ファイトヘマグルチニン、およびグラヤノトキシンから選択されるエンドトキシンである、請求項38に記載のタンパク質。
【請求項52】
前記タンパク質が細胞内標的に結合して、細胞機能に影響する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項53】
前記結合ドメインポリペプチドが結合ドメインリンカーによって前記重鎖可変領域に結合した軽鎖可変領域を含み、ここで、該結合ドメインリンカーが配列Gly−Gly−Gly−Gly−Serを有する1以上のペプチドを含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項54】
3つのGly−Gly−Gly−Gly−Serペプチドを含む請求項53に記載のタンパク質。
【請求項55】
前記結合ドメインポリペプチドが、ヒト、マウス、ラット、ブタ、およびサルから選択される種から得られる野生型または遺伝子操作された免疫グロブリン可変領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項56】
前記結合ドメインポリペプチドがヒト化免疫グロブリン可変領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項57】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項58】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項59】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む請求項2に記載のタンパク質。
【請求項60】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項61】
前記結合ドメインポリペプチドが、ヒト定常領域の少なくとも部分を含む単鎖Fvである、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項62】
前記結合ドメインポリペプチドが、ヒト定常領域の少なくとも部分を含む単鎖Fvである、請求項2に記載のタンパク質。
【請求項63】
前記連結領域が、ヒトヒンジまたはその部分、ヒトIgGヒンジまたはその部分、ヒトIgAヒンジまたはその部分、ヒトIgEヒンジまたはその部分、ラクダヒンジ領域またはその部分、IgG1ラマヒンジ領域またはその部分、テンジクザメヒンジ領域またはその部分、およびギンザメヒンジ領域またはその部分から選択される天然に生じるヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項64】
前記連結領域がヒトIgEヒンジまたはその部分を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項65】
前記連結領域が、0または1いずれかのシステイン残基を有するヒトIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4ヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項66】
前記連結領域が、0と2との間のシステイン残基を有するヒトIgGAヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項67】
前記連結領域が野生型ヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項68】
前記連結領域がグリコシル化部位を含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項69】
前記連結領域が、ジスルフィド結合を形成できるシステイン残基を有しない請求項1に記載のタンパク質。
【請求項70】
前記連結領域が1つのシステイン残基を有する、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項71】
前記連結領域が、わずか1つのシステイン残基を含む、変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む請求項1に記載のタンパク質。
【請求項72】
前記連結領域が、前記タンパク質が低下した二量体化する能力を有するように改変された請求項1に記載のタンパク質。
【請求項73】
前記連結領域が3つのシステイン残基および1つのプロリン残基を含み、ここで、該システイン残基の1以上が失欠または置換され、かつ該プロリン残基が置換または失欠されている、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項74】
前記連結領域が、第一、第二および第三のシステイン残基を含む変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側であり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側であり、ここで、該第一のシステイン残基は置換または失欠されている、請求項1に記載のタンパク質。
【請求項75】
前記野生型ヒンジ領域ポリペプチドがヒトIgG1からのものである、請求項74に記載のタンパク質。
【請求項76】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは、位置9、10、11、12、108、110、112において1以上のアミノ酸失欠または置換を含む重鎖可変領域を含む、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能であり、該タンパク質は、アミノ酸の失欠または置換を有しない該タンパク質に対して増大した組換え体発現または安定性を有する、タンパク質。
【請求項77】
天然に生じない単鎖Fvタンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的細胞上の標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは重鎖可変領域を含み、ここで、該重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域における位置11において、ロイシンは失欠しているかまたは別のアミノ酸で置換されている、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN―末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は、(1)該標的分子に結合することができ、(2)抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性および補体固定が可能であり、および(3)標的細胞の数を減少させることができる、タンパク質。
【請求項78】
さらに、前記重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域において、位置10のアミノ酸の置換または失欠を含む、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項79】
位置11の前記アミノ酸置換が、前記失欠または置換が無い単鎖Fvタンパク質に対して該単鎖Fvタンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項80】
前記残基のナンバリングが、KabatによるEU指数である、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項81】
前記連結領域がプロリン、および第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあって、該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、該第三のシステイン残基は該プロリン残基に対してN−末端側にある、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項82】
前記連結領域がIgAヒンジ領域またはその部分を含む、請求項77に記載のタンパク質。
【請求項83】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基は連結領域におけるセリンによって置き換えられ、かつ前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項84】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はマウスIgAヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3が、該IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できないようにする4つのアミノ酸における失欠または置換を含む、請求項82に記載のタンパク質。
【請求項85】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域における前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、該連結領域における前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、リシンが該CH2領域における位置322のセリンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項86】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、リシンが該CH2領域における位置322のセリンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項87】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域における位置331のセリンによって置き換えられた請求項81に記載のタンパク質。
【請求項88】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンが該CH2領域における位置331のセリンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項89】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置きかえられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、スレオニンが該CH2領域における位置256のアスパラギンによって置き換えられた請求項81に記載のタンパク質。
【請求項90】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からの2H7単鎖Fv CH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH2ドメインにおいて、アルギニンは位置255のグルタミンによって置き換えられ、スレオニンは位置256のアスパラギンによって置き換えられ、プロリンは位置257のアラニンによって置き換えられ、およびグルタミン酸は位置258のリシンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項91】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、リシンは該CH2領域における位置290のグルタミンによって置き換えられた、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項92】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、アラニンは該CH2領域における位置339のプロリンによって置き換えられた請求項81に記載のタンパク質。
【請求項93】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項94】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項95】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項96】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からおCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項97】
前記単鎖タンパク質がFC2−2ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項98】
前記単鎖タンパク質がUCHL−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項99】
前記単鎖タンパク質が5B9ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項100】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項101】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項102】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項103】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含むG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、該重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項104】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項81に記載のタンパク質。
【請求項105】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はマウスIgAヒンジ領域を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、該CH3は、該IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における失欠または置換を含む、請求項82に記載のタンパク質。
【請求項106】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はヒトIgAヒンジ領域を含み、前記重鎖定常領域はヒトIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における失欠または置換を含む請求項82に記載のタンパク質。
【請求項107】
前記単鎖タンパク質がHD37ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項108】
前記単鎖タンパク質がL6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびC3ドメインを含む請求項81に記載のタンパク質。
【請求項109】
天然に生じない単鎖Fvタンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは、重鎖可変領域を含み、ここで、該重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域において、ロイシンが位置11のセリンのよって置き換えられ;ここで、該タンパク質は、該アミノ酸置換を有しないタンパク質に対して哺乳動物細胞において増加した発現または安定性を有する、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖Fvタンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項110】
天然に生じない単鎖Fvタンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチド、該結合ドメインポリペプチドは、重鎖可変領域を含み、ここで、該重鎖可変領域の第一のフレームワーク領域において、ロイシンは位置11のセリンによって置き換えられ;および
ii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重されたIgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第二のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項111】
位置11の前記アミノ酸置換が、前記失欠または置換がない単鎖Fvタンパク質に対して該単鎖Fvタンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項112】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項113】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がマウスIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項114】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記重鎖定常領域がマウスIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項115】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記重鎖定常領域がヒトIgEからのCH2、CH3およびCH4ドメインを含む、請求項110に記載のタンパク質。
【請求項116】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合できる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該連結領域は第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステイン残基に対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第二および第三のシステイン残基の一方または両方は置換または失欠されており、そしてここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項117】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvである、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項118】
前記結合ドメインポリペプチドが、免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項119】
さらに、第二の標的分子に結合できる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは、免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む、請求項118に記載のタンパク質。
【請求項120】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該重鎖可変領域はアミノ酸位置9、10、11、12、108、110、112の1以上においてアミノ酸の失欠または置換を有する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項121】
前記結合ドメインポリペプチドが軽鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該軽鎖可変領域はアミノ酸位置12、80、81、83、105、106および107の1以上においてアミノ酸の失欠または置換を有する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項122】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該重鎖可変領域はアミノ酸位置11においてアミノ酸置換を有する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項123】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の位置11におけるアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニンおよびヒスチジンから選択される、請求項122に記載のタンパク質。
【請求項124】
前記単鎖Fv重鎖可変領域の位置11のアミノ酸に代えて置換したアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギンおよびグルタミンから選択される、請求項122に記載のタンパク質。
【請求項125】
ロイシンが位置11においてセリンによって置き換えられた請求項122に記載のタンパク質。
【請求項126】
ロイシンが位置11においてデス−ロイシンによって置き換えられた、請求項122に記載のタンパク質。
【請求項127】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの重鎖可変領域の位置11のアミノ酸が失欠されている、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項128】
ロイシンが位置106においてセリンによって置き換えられた、請求項121に記載のタンパク質。
【請求項129】
前記結合ドメインポリペプチドが腫瘍抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項130】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫エフェクター細胞上の抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項131】
前記結合ドメインポリペプチドが癌細胞抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項132】
前記癌細胞抗原が表面抗原である、請求項131に記載のタンパク質。
【請求項133】
前記癌細胞抗原が細胞内抗原である、請求項131に記載のタンパク質。
【請求項134】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞抗原に結合する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項135】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項135に記載のタンパク質。
【請求項136】
前記単鎖FvがB細胞抗原に結合する、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項137】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項136に記載のタンパク質。
【請求項138】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項137に記載のタンパク質。
【請求項139】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、FC2−2、UCHL−1、5B9、L6、10A8、2e12、40.2.36、G19−4、1D8、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項117に記載のタンパク質。
【請求項140】
前記結合ドメインポリペプチドが、B細胞分化抗原に結合するscFvである、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項141】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、およびCD40から選択される、請求項136に記載のタンパク質。
【請求項142】
前記結合ドメインポリペプチドがCD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD8、CD10、CD11b、CD14、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD28、CD30、CD37、CD40、CD43、CD50(ICAM3)、CD54(ICAM1)、CD56、CD69、CD80、CD86、CD134(OX40)、CD137(41BB)、CD152(CTLA−4)、CD153(CD30リガンド)、CD154(CD40リガンド)、ICOS、L6、B7−H1、およびHLAクラスIIから選択される標的に結合する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項143】
前記タンパク質が該タンパク質の2以上を含む複合体を形成することができる、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項144】
前記複合体がダイマーである、請求項143に記載のタンパク質。
【請求項145】
前記タンパク質がモノマーである、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項146】
薬物、トキシン、免疫調節因子、ポリペプチドエフェクター、同位体、標識、またはエフェクター部分にカップリングした、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項147】
前記免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子またはトキシンの中和から選択される、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項148】
タンパク質キナーゼ、タンパク質ホスファターゼ、G−タンパク質、環状ヌクレオチドまたは他の第二メッセンジャー、イオンチャネル、および分泌経路成分から選択される1以上の分子の活性化または阻害によって生物学的に活性なシグナルを誘導することができる、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項149】
NK細胞、単球、マクロファージ、B細胞、T細胞、肥満細胞、好中球、好酸球、および好塩基球から選択される1以上の免疫エフェクター細胞を誘導することができる、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項150】
1以上の免疫エフェクター細胞の該誘導が、抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性または1以上の生物学的に活性な分子の放出を導く請求項149に記載のタンパク質。
【請求項151】
細胞活性化が可能であり、ここで、該活性化は細胞転写活性の変化を導く、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項152】
前記細胞転写活性が増加される、請求項151に記載のタンパク質。
【請求項153】
前記細胞転写活性が減少される、請求項151に記載のタンパク質。
【請求項154】
前記1以上の生物学的に活性な分子がプロテアーゼである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項155】
前記1以上の生物学的に活性な分子がサイトカインである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項156】
前記サイトカインがモノカイン、リンホカイン、ケモカイン、成長因子、コロニー刺激因子、インターフェロン、およびインターロイキンから選択される、請求項155に記載のタンパク質。
【請求項157】
感染性因子の中和が可能であり、ここで、該感染性因子が細菌、ウイルス、寄生体、または真菌である、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項158】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがエンドトキシンおよびエキソトキシンから選択される、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項159】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンが炭疽トキシン、コレラトキシン、ジフテリアトキシン、百日咳トキシン、E.coli熱−不安定トキシンLT、E.coli熱安定性トキシンST、シガトキシン、PseudomonasエンドトキシンA、ボツリヌストキシン、破傷風トキシン、Bordetella pertussis ACトキシン、およびBacillus anthracis EFから選択されるエキソトキシンである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項160】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがサキシトキシン、テトロドトキシン、キノコトキシン、アフラトキシン、ピロリジジンアルカロイド、ファイトヘマグルチニン、およびグラヤノトキシンから選択されるエンドトキシンである、請求項147に記載のタンパク質。
【請求項161】
前記結合ドメインポリペプチドが、結合ドメインリンカーによって前記重鎖可変領域に結合した軽鎖可変領域を含み、ここで、該結合ドメインリンカーが配列Gly−Gly−Gly−Gly−Serを有する1以上のペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項162】
3つのGly−Gly−Gly−Gly−Serペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項163】
前記結合ドメインポリペプチドがヒト、マウス、ラット、ブタおよびサルから選択される種から得られた野生型または遺伝子操作された免疫グロブリン可変領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項164】
前記タンパク質が細胞内標的に結合して、細胞機能を行うことができる、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項165】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項166】
前記免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが機能的に活性なCH1ドメインが無い、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項167】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項168】
ヒト定常領域の少なくとも一部を含む請求項116に記載のタンパク質。
【請求項169】
前記連結領域がヒトヒンジまたはその部分、ヒトIgGヒンジまたはその部分、ヒトIgAヒンジまたはその部分、ヒトIgEヒンジまたはその部分、ラクダヒンジ領域またはその部分、IgG1ラマヒンジ領域またはその部分、テンジクザメヒンジ領域またはその部分、およびギンザメヒンジ領域またはその部分から選択される天然に生じるヒンジ領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項170】
前記連結領域がヒトIgEヒンジまたはその部分を含む請求項116に記載のタンパク質。
【請求項171】
前記連結領域が、0または1のシステイン残基を有するヒトIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4ヒンジ領域を含む請求項116に記載のタンパク質。
【請求項172】
前記連結領域が、0と2との間のシステイン残基を有するヒトIgGAヒンジ領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項173】
前記連結領域が野生型ヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項174】
前記連結領域がグリコシル化部位を含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項175】
前記連結領域が、ジスルフィド結合を形成することができるシステイン残基を有しない、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項176】
前記連結領域が1つのシステイン残基を有する、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項177】
前記連結領域が、わずか1つのシステイン残基を含む変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項178】
前記連結領域が、該タンパク質が低下した二量体化する能力を有するように変更された、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項179】
前記連結領域がプロリンおよび第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあって、該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、該第三のシステイン残基が該プロリン残基に対してN−末端側にある、請求項116に記載のタンパク質。
【請求項180】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2ドメインにおいて位置238におけるセリンによって置き換えられた請求項179に記載のタンパク質。
【請求項181】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ該重鎖定常領域がIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項182】
前記単鎖タンパク質がFC2−2単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項183】
前記単鎖タンパク質がUCHL−1単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項184】
前記単鎖タンパク質が5B9単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項185】
前記単鎖タンパク質が2H7 scFv単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域においては、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項186】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項187】
前記単鎖タンパク質が、連結領域を含む2H7単鎖Fvを含み、ここで、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、フェニルアラニンは該CH3領域において位置405のチロシンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項188】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、フェニルアラニンは該CH3領域において位置405のアラニンによって置き換えられる、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項189】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、チロシンは該CH3領域において位置407のアラニンによって置き換えられた請求項179に記載のタンパク質。
【請求項190】
約75kDaの見掛けの分子量を有する、請求項189に記載のタンパク質。
【請求項191】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3領域において、フェニルアラニンは位置405のアラニンによって置き換えられ、かつチロシンは位置407のアラニンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項192】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項193】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項194】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一および第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項195】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含む2H7単鎖Fvを含み、ここで、前記第二のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項196】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含む2H7単鎖Fvを含み、ここで、前記第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項197】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一のシステイン残基がセリンによって置き換えられ、ここで、前記重鎖定常領域は2H7単鎖Fv CH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項198】
前記単鎖タンパク質がHD37単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつプロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項199】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がラマIgG1からのCH2およびCH3定常領域ポリペプチドを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項200】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がラマIgG2からのCH2およびCH3定常領域ポリペプチドを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項201】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がラマIgG3からのCH2およびCH3定常領域ポリペプチドを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項202】
前記単鎖タンパク質がCD−16−6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項203】
前記単鎖タンパク質がCD−16レセプター結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基がセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられた、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項204】
前記単鎖タンパク質が2e12単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項205】
前記単鎖タンパク質が10A8 scFv単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二、および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項206】
前記単鎖タンパク質が40.2.36ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および脂肪質テイルドメインを含むポリペプチドに結合された、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項207】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した、請求項179に記載のタンパク質。
【請求項208】
前記単鎖タンパク質がG19−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項209】
前記単鎖タンパク質がG19−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、前記CD3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項210】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項211】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域においては、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項212】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項213】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項214】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびC3ドメインを含み、ここで、プロリンは該C2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項215】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項216】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項217】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、前記CH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項218】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項219】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3はhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合された請求項179に記載のタンパク質。
【請求項220】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項221】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項222】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項223】
前記単鎖タンパク質が1D8 scFvハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項224】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、かつ該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項225】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmFADD膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項226】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、該重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項227】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項228】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質ドメインを含むポリペプチドに結合された請求項179に記載のタンパク質。
【請求項229】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはmcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項230】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項231】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、およびCH3ドメインはhcasp3膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項232】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3ドメインはhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項233】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、プロリンは該CH2領域において位置238のセリンによって置き換えられ、および該CH3ドメインはhcasp8膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項179に記載のタンパク質。
【請求項234】
前記単鎖タンパク質がL6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域において、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項235】
前記単鎖タンパク質が連結領域を含むG28−1単鎖Fvを含み、ここで、前記第一、第二および第三のシステイン残基はセリンによって置き換えられ、かつ前記プロリン残基はセリンによって置き換えられ、ここで、前記重鎖定常領域はG28−1単鎖Fv CH2およびCH3ドメインを含む請求項179に記載のタンパク質。
【請求項236】
被験体において標的細胞集団を減少させる方法であって、該方法は、以下:
a)標的細胞集団を、該標的細胞集団内の細胞に結合する第一のタンパク質またはペプチドで処理し、次いで、
b)i)Fcレセプターに結合する、ii)標的細胞のアポトーシスを誘導する、またはiii)補体を固定する、の少なくとも1つが可能である第二のタンパク質またはポリペプチドで該標的細胞集団を処理する工程を包含し、ここで、該第一のタンパク質またはペプチド分子は該第二のタンパク質またはペプチド分子に直接結合し、または所望により、該第一のタンパク質またはペプチド分子および該第二のタンパク質またはペプチド分子は第三のタンパク質またはペプチド分子によって連結され、ここで、該タンパク質分子は抗体、TNFファミリーまたはTNFレセプターファミリーのメンバーではなく、細菌トキシン、細胞傷害性薬物、または放射性同位体と結合体化しない、約150kD未満であるタンパク質の治療有効量を被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項237】
被験体において標的細胞集団を減少させる方法であって、該方法は、以下:
a)標的細胞集団を、該標的細胞集団内の細胞に結合する第一のタンパク質またはペプチドで処理し、次いで、
b)i)Fcレセプターに結合する、ii)標的細胞のアポトーシスを誘導する、またはiii)補体を固定する、の少なくとも1つが可能である第二のタンパク質またはポリペプチドで該標的細胞集団を処理する工程から本質的になり、ここで、該第一のタンパク質またはペプチド分子は該第二のタンパク質またはペプチド分子に直接結合し、または所望により、該第一のタンパク質またはペプチド分子および該第二のタンパク質またはペプチド分子は第三のタンパク質またはペプチド分子によって連結され、ここで、該タンパク質分子は抗体、TNFファミリーまたはTNFレセプターファミリーのメンバーではなく、細菌トキシン、細胞傷害性薬物、または放射性同位体と結合体化しない、約150kD未満であるタンパク質の治療有効量を被験体に投与する工程を包含する、方法。
【請求項238】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは1以上のアミノ酸の欠失または置換を含む軽鎖可変領域を含む、ポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項239】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドは、位置12、80、81、83、105、106および107において1以上のアミノ酸の欠失または置換を含む軽鎖可変領域を含み;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項240】
前記軽鎖可変領域における1以上のアミノ酸の置換または欠失は、該欠失または置換が無いタンパク質に対して該タンパク質の発現または安定性を増加させるのに有効である、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項241】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvである、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項242】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項243】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項242に記載のタンパク質。
【請求項244】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの前記軽鎖可変領域が位置106においてアミノ酸の欠失または置換を有する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項245】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの重鎖可変領域の位置106のアミノ酸が欠失されている、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項246】
前記結合ドメインポリペプチドが単鎖Fvであって、該単鎖Fvの前記軽鎖可変領域が位置106にアミノ酸置換を有する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項247】
ロイシンが106の位置においてセリンによって置き換えられた請求項244に記載のタンパク質。
【請求項248】
ロイシンが106の位置においてデス−ロイシンによって置き換えられた請求項244に記載のタンパク質。
【請求項249】
前記単鎖Fv軽鎖可変領域の位置106のアミノ酸に代えて置き換えたアミノ酸がセリン、スレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニンおよびヒスチジンから選択される、請求項244に記載のタンパク質。
【請求項250】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、前記重鎖可変領域がアミノ酸位置11にアミノ酸置換を有する、請求項244に記載のタンパク質。
【請求項251】
前記結合ドメインポリペプチドが腫瘍抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項252】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫エフェクター細胞上の抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項253】
前記結合ドメインポリペプチドが癌細胞抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項254】
前記癌細胞抗原が表面抗原である、請求項253に記載のタンパク質。
【請求項255】
前記癌細胞抗原が細胞内抗原である、請求項253に記載のタンパク質。
【請求項256】
前記結合ドメインポリペプチドがB細胞抗原に結合する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項257】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80およびCD86から選択される、請求項256に記載のタンパク質。
【請求項258】
前記単鎖FvがB細胞抗原に結合する、請求項241に記載のタンパク質。
【請求項259】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37、CD40、CD80、およびCD86から選択される、請求項258に記載のタンパク質。
【請求項260】
前記単鎖FvがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される、請求項259に記載のタンパク質。
【請求項261】
前記結合ドメインポリペプチドが、B細胞分化抗原に結合するscFvである、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項262】
前記B細胞抗原がCD19、CD20、CD22、CD37およびCD40から選択される、請求項261に記載のタンパク質。
【請求項263】
前記結合ドメインポリペプチドがCD2、CD3、CD4、CD5、CD6、CD8、CD10、CD11b、CD14、CD19、CD20、CD21、CD22、CD23、CD24、CD25、CD28、CD30、CD37、CD40、CD43、CD50(ICAM3)、CD54(ICAM1)、CD56、CD69、CD80、CD86、CD134(OX40)、CD137(41BB)、CD152(CTLA−4)、CD153(CD30リガンド)、CD154(CD40リガンド)、ICOS、L6、B7−H1、およびHLAクラスIIから選択される標的に結合する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項264】
前記タンパク質が該タンパク質の2以上を含む複合体を形成することができる、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項265】
前記複合体がダイマーである、請求項264に記載のタンパク質。
【請求項266】
前記タンパク質がモノマーである、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項267】
前記免疫学的活性が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性、補体固定、アポトーシスの誘導、1以上の生物学的に活性なシグナルの誘導、1以上の免疫エフェクター細胞の誘導、細胞分化の活性化、細胞活性化、1以上の生物学的に活性な分子の放出、および感染性因子またはトキシンの中和から選択される、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項268】
タンパク質キナーゼ、タンパク質ホスファターゼ、G−タンパク質、環状ヌクレオチドまたは他の第二メッセンジャー、イオンチャネルおよび分泌経路成分から選択される1以上の分子の活性化または阻害によって生物学的に活性なシグナルを誘導することができる、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項269】
NK細胞、単球、マクロファージ、B細胞、T細胞、肥満細胞、好中球、好酸球、および好塩基球から選択される1以上の免疫エフェクター細胞を誘導することができる、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項270】
1以上の免疫エフェクター細胞の該誘導が抗体依存性細胞−媒介細胞傷害性または1以上の生物学的に活性な分子の放出を導く請求項267に記載のタンパク質。
【請求項271】
細胞活性化が可能であり、ここで、該活性化が細胞転写活性の変化を導く請求項267に記載のタンパク質。
【請求項272】
前記細胞転写活性が増加される、請求項271に記載のタンパク質。
【請求項273】
前記細胞転写活性が減少される、請求項271に記載のタンパク質。
【請求項274】
前記1以上の生物学的に活性な分子がプロテアーゼである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項275】
前記1以上の生物学的に活性な分子がサイトカインである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項276】
前記サイトカインがモノカイン、リンホカイン、ケモカイン、成長因子、コロニー刺激因子、インターフェロン、およびインターロイキンから選択される、請求項275に記載のタンパク質。
【請求項277】
感染性因子の中和が可能であり、該感染性因子が細菌、ウイルス、寄生体または真菌である、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項278】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがエンドトキシンおよびエキソトキシンから選択される、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項279】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンが炭疽トキシン、コレラトキシン、ジフテリアトキシン、百日咳トキシン、E.coli熱−不安定トキシンLT、E.coli熱安定性トキシンST、シガトキシン、PseudomonasエンドトキシンA、ボツリヌストキシン、破傷風トキシン、Bordetella pertussis ACトキシン、およびBacillus anthracis EFから選択されるエキソトキシンである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項280】
トキシンの中和が可能であり、ここで、該トキシンがサキシトキシン、テトロドトキシン、キノコトキシン、アフラトキシン、ピロリジジンアルカロイド、ファイトヘマグルチニン、およびグラヤノトキシンから選択されるエンドトキシンである、請求項267に記載のタンパク質。
【請求項281】
前記タンパク質が細胞内標的に結合して、細胞機能に影響する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項282】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが免疫グロブリン重鎖IgG GH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項283】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG GH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項284】
ヒト定常領域の少なくとも一部を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項285】
前記連結領域が、ヒトヒンジまたはその部分、ヒトIgGヒンジまたはその部分、ヒトIgAヒンジまたはその部分、ヒトIgEヒンジまたはその部分、ラクダヒンジ領域またはその部分、IgG1ラマヒンジ領域またはその部分、テンジクザメヒンジ領域またはその部分、ギンザメヒンジ領域またはその部分から選択される天然に生じるヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項286】
前記連結領域がヒトIgEヒンジまたはその部分を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項287】
前記連結領域が0または1のシステイン残基いずれかを有するヒトIgG1、IgG2、IgG3またはIgG4ヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項288】
前記連結領域が0と2との間のシステイン残基を有するヒトIgGAヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項289】
前記連結領域が野生型ヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項290】
前記連結領域がグリコシル化部位を含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項291】
前記連結領域が、ジスルフィド結合を形成することができるシステイン残基を有しない請求項238に記載のタンパク質。
【請求項292】
前記連結領域が1つのシステイン残基を有する、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項293】
前記連結領域が、1以下のシステイン残基を含む変異した野生型免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチド含む請求項238に記載のタンパク質。
【請求項294】
前記連結領域が、該タンパク質が低下した二量体化する能力を有するように変更された請求項238に記載のタンパク質。
【請求項295】
前記連結領域がプロリンおよび第一、第二および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、該第三のシステイン残基は該プロリン残基に対してN−末端側にある、請求項238に記載のタンパク質。
【請求項296】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該連結領域はIgAヒンジ領域の少なくとも一部を含み、該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項297】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項298】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチドを含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項297に記載のタンパク質。
【請求項299】
前記連結領域がIgAヒンジ領域の少なくとも一部から本質的になる、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項300】
前記連結領域がIgAヒンジ領域から本質的になる、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項301】
少なくとも約70kDaの見掛けの分子量を有するタンパク質として発現される、請求項300に記載のタンパク質。
【請求項302】
約70kDaと約700kDaとの間の見掛けの分子量を有するタンパク質として発現される、請求項300に記載のタンパク質。
【請求項303】
前記連結領域が10と50との間のアミノ酸を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項304】
前記連結領域が修飾されたヒトIgA免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項305】
前記連結領域が唯1つのシステイン残基を有する、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項306】
前記連結領域が2つのシステイン残基を有する、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項307】
第三のポリペプチドにおける該N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドがIgA免疫グロブリン重鎖定常領域を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項308】
IgA免疫グロブリン重鎖定常領域からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項307に記載のタンパク質。
【請求項309】
前記IgA CH3定常領域ドメインが、IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする1以上のアミノ酸における置換または欠失を含む請求項308に記載のタンパク質。
【請求項310】
前記IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合することができる、請求項308に記載のタンパク質。
【請求項311】
前記IgA CH3領域ドメインが4と2と0の間のアミノ酸における欠失を含む請求項309に記載のタンパク質。
【請求項312】
前記IgA領域ドメインが4つのアミノ酸の欠失を含む請求項309に記載のタンパク質。
【請求項313】
前記IgA領域ドメインが20のアミノ酸の欠失を含む請求項309に記載のタンパク質。
【請求項314】
前記単鎖タンパク質がL6単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項315】
前記単鎖タンパク質がL6ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項316】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項317】
前記単鎖タンパク質がCTLA−4ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、かつCH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドを会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項318】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はマウスIgAからのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項319】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする18のアミノ酸における欠失または置換を含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項320】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、かつ該CH3ドメインは、CD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項321】
前記単鎖タンパク質が2e12ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、かつ該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項322】
前記単鎖タンパク質が1D8ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、前記連結領域はIgAヒンジまたはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、IgA重鎖定常領域がJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、かつ該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項323】
前記単鎖タンパク質がG28−1ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項324】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、該重鎖定常領域はIgG1からのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項325】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該CH3は、該IgA重鎖定常領域をJ鎖ポリペプチドと会合できなくする4つのアミノ酸における欠失または置換を含み、および該CH3ドメインはCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合した請求項296に記載のタンパク質。
【請求項326】
前記単鎖タンパク質が2H7ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含み、ここで、該IgA重鎖定常領域はJ鎖ポリペプチドと会合できる、請求項296に記載のタンパク質。
【請求項327】
前記単鎖タンパク質がHD37ハイブリドーマからの単鎖Fv結合ドメインを含み、ここで、前記連結領域はIgAヒンジ領域またはその部分を含み、前記重鎖定常領域はIgAからのCH2およびCH3ドメインを含む請求項296に記載のタンパク質。
【請求項328】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、および
ii)該第二のポリペプチドに結合したIgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドの少なくとも一部を含む第二のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項329】
前記結合ドメインポリペプチドが非−IgE可変領域を含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項330】
前記結合ドメインポリペプチドがHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、FC2−2、UCHL−1、5B9、L6、10A8、2e12、40.2.36、G19−4、1D8、および4.4.220単鎖Fvから選択される単鎖Fvである、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項331】
前記結合ドメインポリペプチドが免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項332】
さらに、第二の標的分子に結合することができる第二の結合ドメインポリペプチド含み、該第二の結合ドメインポリペプチドは免疫グロブリン軽鎖可変領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖可変領域ポリペプチドを含む請求項331に記載のタンパク質。
【請求項333】
前記免疫グロブリン軽鎖および重鎖がIgG免疫グロブリン軽鎖および重鎖またはそれらの部分を含む請求項332に記載のタンパク質。
【請求項334】
前記結合ドメインポリペプチドがIgG免疫グロブリン可変領域の少なくとも部分を含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項335】
前記IgG可変領域が重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含む請求項334に記載のタンパク質。
【請求項336】
IgEに特異的なFcレセプターに結合することができる、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項337】
IgE可変鎖領域を有しない請求項328に記載のタンパク質。
【請求項338】
前記結合ドメインがIgG免疫グロブリン軽鎖領域およびIgG免疫グロブリン軽鎖および重鎖領域から本質的になる、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項339】
前記IgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドがCH2およびCH3ドメインを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項340】
前記IgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドがCH2、CH3およびCH4ドメインを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項341】
前記結合ドメインポリペプチドが重鎖可変領域を含む単鎖Fvであり、ここで、該重鎖可変領域がアミノ酸位置11においてアミノ酸置換を有する、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項342】
前記単鎖タンパク質がHD37単鎖Fv、2H7単鎖Fv、G28−1単鎖Fv、および4.4.220単鎖Fvから選択される単鎖Fvである、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項343】
前記単鎖タンパク質が2H7単鎖FvまたはG28−1単鎖Fvを含む単鎖Fvである、請求項328に記載のタンパク質。
【請求項344】
被験体における標的細胞集団を減少させる方法であって、該方法は、該被験体に、治療有効量の天然に生じない単鎖タンパク質を投与する工程を包含し、ここで、該タンパク質は結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチドであって、該結合ドメインポリペプチドはIgG可変領域の少なくとも部分を含み、かつ標的分子に結合することができる、ポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該第二のポリペプチドに結合したIgE免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質が少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、方法。
【請求項345】
前記タンパク質が患者の血流に投与される、請求項344に記載の方法。
【請求項346】
前記タンパク質の投与の結果として、単球が活性化されるが、肥満細胞は活性化されない請求項344に記載の方法。
【請求項347】
前記タンパク質が投与されるか、またはヒスタミン放出ブロッカーと共に投与される、請求項344に記載の方法。
【請求項348】
動物において細胞を枯渇させる方法であって、該方法は、修飾されたIgEタンパク質を動物の血流に投与する工程を包含する、方法。
【請求項349】
前記修飾されたIgEタンパク質が投与されるか、またはヒスタミン放出ブロッカーと共に投与される、請求項348に記載の方法。
【請求項350】
前記連結領域がIgGヒンジまたはその部分を含み、かつ前記重鎖定常領域がIgE由来であって、CH2ドメインを含まないCH3およびCH4ドメインを含む請求項328に記載のタンパク質。
【請求項351】
前記単鎖タンパク質が2e12からの単鎖Fv結合ドメインを含み、かつ前記重鎖定常領域がIgE CH2、CH3、およびCH4ドメインを含み、ここで、該重鎖定常領域はCD80膜貫通および細胞質テイルドメインを含むポリペプチドに結合された請求項328に記載のタンパク質。
【請求項352】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、以下:
i)標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを有する第一のポリペプチド;
ii)該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチドであって、該連結領域は3つのシステイン残基および1つのプロリン残基を含み、ここで、該システイン残基の1以上は欠失または置換される、ポリペプチド;および
iii)該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチド、
を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも1つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項353】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第一のシステイン残基は置換または欠失されておらず、ここで、該第二および第三のシステインは置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項354】
前記第二および第三のシステイン残基が別のアミノ酸によって置換された請求項353に記載のタンパク質。
【請求項355】
前記第二および第三のシステイン残基がセリン残基によって置換された請求項354に記載のタンパク質。
【請求項356】
約75kDaの見掛けの分子量を有する同種タンパク質として発現される、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項357】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第一のシステイン残基は置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項358】
前記連結領域中の前記第二および第三のシステイン残基が置換または欠失されていない請求項352に記載のタンパク質。
【請求項359】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第二のシステイン残基は置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項360】
前記連結領域における前記第一および第三のシステイン残基が置換または欠失されていない請求項352に記載のタンパク質。
【請求項361】
前記連結領域が第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第煮のシステイン残基は該第三のシステイン残基に対してN−末端側にあり、ここで、該第三のシステイン残基は置換または欠失されている、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項362】
前記連結領域における前記第一および第二のシステイン残基が置換または欠失されていない請求項10に記載のタンパク質。
【請求項363】
前記連結領域が5と65との間のアミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項364】
前記連結領域が10と50との間のアミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項365】
前記連結領域が15と35との間のアミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項366】
前記連結領域が少なくとも5つの連続ヒンジ領域アミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項367】
前記連結領域が少なくとも10の連続ヒンジ領域アミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項368】
前記連結領域が少なくとも15の連続ヒンジ領域アミノ酸を含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項369】
前記第二および第三のシステインがセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG1ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項370】
前記連結領域がIgG1ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項369に記載のタンパク質。
【請求項371】
前記第二および第三のシステインがセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG2ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項372】
前記連結領域がIgG2ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項371に記載のタンパク質。
【請求項373】
前記第二および第三のシステイン残基がセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG3ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項374】
前記連結領域がIgG3ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項373に記載のタンパク質。
【請求項375】
前記第二および第三のシステイン残基がセリン残基によって置き換えられ、かつ前記連結領域がIgG4ヒンジ領域の少なくとも部分を含む請求項353に記載のタンパク質。
【請求項376】
前記連結領域がIgG4ヒンジ領域の少なくとも5つの連続アミノ酸を含む請求項375に記載のタンパク質。
【請求項377】
前記第二および第三のシステイン残基が置換または欠失されており、かつ前記プロリン残基が置換または欠失されており、ここで、前記重鎖定常領域ポリペプチドはCH3ドメインを含み、ここで、チロシンは位置407のアラニンによって置換され、ここで、該タンパク質は約75kDaの見掛けの分子量を有する、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項378】
前記第一および第三のシステイン残基が置換または欠失されており、および前記プロリン残基が置換または欠失されており、ここで、前記重鎖定常領域ポリペプチドはCH3ドメインを含み、ここで、チロシンは位置407においてアラニンによって置換されており、ここで、該タンパク質は約75kDaの見掛けの分子量を有する、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項379】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる、結合ドメインポリペプチド含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、該第二のポリペプチドに結合したN−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドを含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該連結領域は第一、第二、および第三のシステイン残基を含み、ここで、該第一のシステイン残基は該第二のシステインに対してN−末端側にあり、かつ該第二のシステインは該第三のシステインに対してN−末端側にあり、ここで、該第二および第三のシステイン残基の一方または双方は置換または欠失されており、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも一つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項380】
前記連結領域が修飾されたヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチドを含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項381】
前記連結領域が唯1つのシステイン残基を有する、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項382】
前記連結領域が修飾されたヒトIgG1免疫グロブリンヒンジ領域ポリペプチド含む請求項381に記載のタンパク質。
【請求項383】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドを含む請求項352に記載のタンパク質。
【請求項384】
前記N−末端が縮重された免疫グロブリン重鎖定常領域ポリペプチドが、免疫グロブリン重鎖IgG CH3定常領域ポリペプチドに結合したIgG CH2定常領域ポリペプチドから本質的になる、請求項352に記載のタンパク質。
【請求項385】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、免疫グロブリン重鎖CH2定常領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖CH3定常領域ポリペプチド含む第三のポリペプチドを含み、ここで、該CH3定常領域ポリペプチドは該タンパク質の2つが一緒に会合して非共有結合ダイマーを形成するのを阻害する1以上のアミノ酸置換または欠失を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも一つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項386】
天然に生じない単鎖タンパク質であって、該タンパク質は、標的分子に結合することができる結合ドメインポリペプチドを含む第一のポリペプチド、該第一のポリペプチドに結合した連結領域を含む第二のポリペプチド、免疫グロブリン重鎖CH2定常領域ポリペプチドおよび免疫グロブリン重鎖CH3定常領域ポリペプチドを含み、ここで、該CH3定常領域ポリペプチドは位置405および407において1以上のアミノ酸の置換または欠失を含み、ここで、該天然に生じない単鎖タンパク質は少なくとも一つの免疫学的活性が可能である、タンパク質。
【請求項387】
位置405および位置407においてアミノ酸置換を含む請求項252または253に記載のタンパク質。
【請求項388】
フェニルアラニンが位置405においてアラニンで置き換えられ、チロシンが位置407においてアラニンで置換された請求項387に記載のタンパク質。
【請求項389】
約40kDaと約50kDaとの間の見掛けの分子量を有する、請求項387に記載のタンパク質。
【請求項390】
アゴニストまたはアンタゴニストの生物学的活性を有する、請求項387に記載のタンパク質。
【請求項391】
アンタゴニストの生物学的活性を有する、請求項390に記載のタンパク質。
【請求項392】
位置405および407における唯1つのアミノ酸が置換された請求項387に記載のタンパク質。
【請求項393】
約70kDaと約80kDaとの間の見掛けの分子量を有する、請求項392に記載のタンパク質。
【請求項394】
フェニルアラニンが位置405においてアラニンによって置き換えられた請求項387に記載のタンパク質。
【請求項395】
フェニルアラニンが位置405においてチロシンによって置き換えられた請求項387に記載のタンパク質。
【請求項396】
チロシンが位置407においてアラニンによって置き換えられた請求項386に記載のタンパク質。
【請求項397】
位置405および位置407においてアミノ酸置換を含む請求項386に記載のタンパク質。
【請求項398】
フェニルアラニンが位置405においてアラニンによって置き換えられ、かつチロシンが位置407においてアラニンによって置き換えられた請求項393に記載のタンパク質。
【請求項399】
請求項1、8、9、12、18、30、および112〜109のいずれか1項に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項400】
請求項116、120、121、および180〜235のいずれか1項に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項401】
請求項238、239、296、328、352、353、385および386いずれか1項に記載のタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
【請求項402】
細胞中の前記ポリヌクレオチドの発現を増強するプロモーターまたは他の配列に操作可能に連結した請求項399〜401のいずれか1項に記載のポリヌクレオチド。
【請求項403】
請求項399〜401のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを含有する細胞。
【請求項404】
請求項1、8、9、12、18、30、および112〜109のいずれか1項に記載のタンパク質を発現することができる組換えベクター。
【請求項405】
請求項116、120、121および180〜235のいずれか1項に記載のタンパク質を発現させることができる組換えベクター。
【請求項406】
前記タンパク質が発現される条件下で請求項1、8、9、12、18、30および112〜109のいずれか1項に記載のタンパク質を発現する方法。
【請求項407】
前記タンパク質が発現される条件下で請求項116、120、121、および180〜235のいずれか1項に記載のタンパク質を発現する方法。
【請求項408】
前記タンパク質が発現される条件下で請求項238、239、296、328、352、353、385、および386のいずれか1項に記載のタンパク質を発現する方法。
【請求項409】
1以上のさらなる治療化合物と組み合わせた請求項238、239、296、328、352、353、385および386のいずれか1項に記載のタンパク質を含む組成物。
【請求項410】
被験体を処置する方法であって、該方法は、該被験体に、請求項238、239、296、328、352、353、385および386のいずれか1項に記載の1以上の第一の化合物を投与する工程、第一の化合物と組み合わせて該被験体に第二の化合物を投与または同時投与する工程を包含し、ここで、該処置は疾患、病気または望ましくない状態を処置または予防するのに有効である、方法。
【請求項411】
前記第二の化合物が化学療法化合物、治療薬物、脈管形成インヒビター、ステロイド、B−細胞アクチベーター、T−細胞アクチベーター、コロニー刺激因子、腫瘍壊死因子、インターフェロン、抗体、本発明の結合構築体、遺伝子治療、レチノイド、外科的手法、アルキル化剤、ヌクレオチドアナログ、トポイソメラーゼII、VEGF、IFN−アルファ、DMAR剤、インターロイキン−1、グルココルチコイド、p38インヒビター、インターロイキン−4、インターロイキン−6、インターロイキン−2、インターロイキン−12、IFN−γ、GM−CSF、G−CSF、M−CSF、抗−CTLA−4、Bcl−2アンチセンス、ビタミンA、抗−CD19、抗−CD20、抗−CD22、抗−CD28または抗−CD3から選択される、請求項410に記載の方法。
【請求項412】
組換え分子を表示する方法であって、該分子は天然または遺伝子操作された免疫グロブリン重鎖可変領域を含み、その改良は該重鎖可変領域における位置9、10、11、12、108、110、および112に対応する1以上のアミノ酸残基において1以上の突然変異、置換、改変および/または欠失を含む免疫グロブリン重鎖領域を含む、方法。
【請求項413】
天然に生じない単鎖抗原結合タンパク質であって、該タンパク質は、
【数1】
【数2】
【数3】
から選択された式を有するタンパク質を有する、タンパク質。
【図2】
【図3】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図3】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【公表番号】特表2007−528194(P2007−528194A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−507945(P2005−507945)
【出願日】平成15年12月24日(2003.12.24)
【国際出願番号】PCT/US2003/041600
【国際公開番号】WO2005/017148
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(503256494)トルビオン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】TRUBION PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年12月24日(2003.12.24)
【国際出願番号】PCT/US2003/041600
【国際公開番号】WO2005/017148
【国際公開日】平成17年2月24日(2005.2.24)
【出願人】(503256494)トルビオン・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (6)
【氏名又は名称原語表記】TRUBION PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]