説明

継手

【課題】 通常使用状態と検査状態との切替操作が容易で省スペースな継手を提供する。
【解決手段】 継手本体2が、熱媒供給機能を有する熱源機に接続する第1接続部21と、熱源機からの熱媒を供給する端末機器に接続する第2接続部22と、検査用流体を端末機器に供給する検査用流体供給部に接続する第3接続部23とを備え、第1接続部21と第2接続部22との間で熱媒を流通させる通常使用状態と、第1接続部21と第2接続部22との間を遮断しつつ、第3接続部23から第2接続部22に検査用流体を流通させる検査状態とに切り替え自在な切替手段3を備える継手1であって、切替手段3が、継手本体2に対して回動自在な切替操作部34、及び、切替操作部34の回動操作によって切替操作部に対して出退移動し、第1接続部21を閉塞・解放することで通常使用状態と検査状態とを切り替える弁体35を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、継手本体が、熱媒供給機能を有する熱源機に接続する第1接続部と、前記熱源機からの熱媒を供給する端末機器に接続する第2接続部と、検査用流体を前記端末機器に供給する検査用流体供給部に接続する第3接続部とを備え、前記第1接続部と前記第2接続部との間で熱媒を流通させる通常使用状態と、前記第1接続部と前記第2接続部との間を遮断しつつ、前記第3接続部から前記第2接続部に検査用流体を流通させる検査状態とに切替え自在な切替手段を備える継手に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、給湯装置等の熱源機から温水または不凍液等の熱媒を暖房機器等の端末機器に供給する暖房システムにおいて、熱源機から熱媒を分流して複数の端末機器に供給する場合や、複数の端末機器からの熱媒を合流して熱源機に戻す場合に継手が用いられている。
【0003】
一方、このような暖房システム等では、熱源機に対して端末機器側の熱媒の漏れを調べるため、施行後または定期的に水等の検査用流体を端末機器に供給する気密検査が行われている。このため、暖房システム等に使用する継手として、熱源機に接続する第1接続部と端末機器に接続する第2接続部とは別に、検査用流体を端末機器に供給する検査用流体供給部に接続する第3接続部を継手本体に備え、第1接続部と第2接続部との間で熱媒を流通させる通常使用状態と、第1接続部と第2接続部との間を遮断しつつ、第3接続部から第2接続部に検査用流体を流通させる検査状態とに切替え自在な切替手段を設けたものについて検討されている。
【0004】
この種の技術としては、継手本体に対して通常使用状態と検査状態とにスライド自在であると共に、通常使用状態及び検査状態のそれぞれの状態においてスライド方向に沿った方向を軸心として回動操作することによりその状態の位置に固定できる切替手段を設けた継手が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−12758号公報
【特許文献2】特開2001−12759号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、前記従来の継手では、切替手段をスライドすることで通常使用状態と検査状態とに容易に切り替えることができるものの、それぞれの状態を保つためには切替手段を回動操作してその状態の位置に固定する必要がある。このため、例えば、気密検査を行う際には、通常使用状態にある切替手段を回動させて位置の固定を解除した後、スライドさせて検査状態に切り替え、再び回動させて切替手段の位置を固定するという操作を行わなければならず、切替操作が煩雑になっていた。
【0007】
また、切替手段は、スライドさせることにより継手本体から突出するように設けられているため、継手の周りに切替手段がスライドする分のスペースを確保する必要があった。特に、限られたスペースに継手を設置している場合には、切替手段がスライドする分だけさらに狭くなるため、作業性が悪くなるという問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、通常使用状態と検査状態との切替操作が容易で、省スペースな継手を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る継手の第1特徴構成は、継手本体が、熱媒供給機能を有する熱源機に接続する第1接続部と、前記熱源機からの熱媒を供給する端末機器に接続する第2接続部と、検査用流体を前記端末機器に供給する検査用流体供給部に接続する第3接続部とを備え、前記第1接続部と前記第2接続部との間で熱媒を流通させる通常使用状態と、前記第1接続部と前記第2接続部との間を遮断しつつ、前記第3接続部から前記第2接続部に検査用流体を流通させる検査状態とに切り替え自在な切替手段を備える継手であって、前記切替手段が、前記継手本体に対して回動自在な切替操作部、及び、前記切替操作部の回動操作によって前記切替操作部に対して出退移動し、前記第1接続部を閉塞・解放することで前記通常使用状態と前記検査状態とを切り替える弁体を備えた点にある。
【0010】
つまり、この構成によれば、切替操作部の回動操作のみによって通常使用状態と検査状態とに切り替えることができるため、切替操作が容易となる。
また、弁体が切替操作部に対して出退移動するため、継手の外側に弁体が移動する分のスペースを設ける必要がなく、省スペース化が実現できる。
【0011】
本発明に係る継手の第2特徴構成は、前記弁体は、前記第1接続部と前記第2接続部との間を遮断する第1シール部と、前記第2接続部と前記第3接続部との間を遮断する第2シール部とを、回動軸心の方向に沿った異なる位置に設けてある点にある。
【0012】
つまり、この構成によれば、第1シール部と第2シール部とを、弁体が移動する方向に沿った異なる位置に設けてあるため、弁体の移動距離を少なくすることができる。このため簡易な操作で切り替えることができる。
【0013】
本発明に係る継手の第3特徴構成は、前記切替操作部は、回動軸心の方向に対する最大外径を前記継手本体の外径より大きくしてある点にある。
【0014】
つまり、この構成によれば、切替操作部をつまみ易く、回動操作が容易となる。
【0015】
本発明に係る継手の第4特徴構成は、前記切替手段は、熱媒の圧力を受ける熱媒圧受面を有し、前記継手本体の内部に内装してある付勢手段によって、前記継手本体に対して相対移動自在な状態で前記継手本体の側に付勢してある点にある。
【0016】
つまり、この構成によれば、継手の内部の熱媒が凍結等により体積が膨張した場合には、切替手段は、熱媒の圧力を受ける熱媒圧受面を有するため、熱媒の圧力により付勢手段の付勢力に抗して外部側に移動する。これにより、熱媒の体積膨張による内部圧力の急激な上昇を防止することができ、継手が破壊されるのを防ぐことができる。
また、付勢手段は継手本体の内部に内装してあるため、切替操作の際にも邪魔になることがなく、操作が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明に係る継手は、継手本体が、熱媒供給機能を有する熱源機に接続する第1接続部と、前記熱源機からの熱媒を供給する端末機器に接続する第2接続部と、検査用流体を前記端末機器に供給する検査用流体供給部に接続する第3接続部とを備え、前記第1接続部と前記第2接続部との間で熱媒を流通させる通常使用状態と、前記第1接続部と前記第2接続部との間を遮断しつつ、前記第3接続部から前記第2接続部に検査用流体を流通させる検査状態とに切り替え自在な切替手段を備える継手であって、前記切替手段が、前記継手本体に対して回動自在な切替操作部、及び、前記切替操作部の回動操作によって前記切替操作部に対して出退移動し、前記第1接続部を閉塞・解放することで前記通常使用状態と前記検査状態とを切り替える弁体を備えたものである。これにより、切替操作部の回動操作のみによって通常使用状態と検査状態とに切り替えることができるため、切替操作が容易となる。また、弁体が切替操作部に対して出退移動するため、継手の外側に弁体が移動する分のスペースを設ける必要がなく、省スペース化が実現できる。
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る継手1は、図1に示すように、継手本体2と、通常使用状態と検査状態とに切り替え自在な切替手段3と、継手本体2と接続するヘッダー部5とを備えて構成される。継手1の材質は、樹脂製、金属製等特に制限はないが、例えば、硬質で、温水に対する耐久性があり、一体成形できるポリフェニレンサルファイド(PPS)が好適に用いられる。
【0019】
継手本体2は、給湯装置等の熱源機(図示しない)に接続する第1接続部21と、熱源機からの熱媒を供給する暖房機器等の端末機器(図示しない)に接続する第2接続部22と、検査用流体を端末機器に供給する検査用流体供給部(図示しない)に接続する第3接続部23とを備えて構成される。
なお、図1には第1接続部21と第2接続部22との間で熱媒(実線矢印)を流通させる通常使用状態にある継手1が示してあり、図2には第1接続部21と第2接続部22との間を遮断しつつ、第3接続部23から第2接続部22に検査用流体(破線矢印)を流通させる検査状態にある継手1が示してある。また、図4には継手1の分解図が示してある。
【0020】
第3接続部23には切替手段3が継手本体2に対して相対移動自在な状態で部分的に挿入され、継手本体2の内周面と切替手段3の外周面との間に設けられたコイルバネ32によって継手本体2の側に付勢するように取り付けられている。コイルバネ32は、継手本体2に取付けられた固定部材24と切替手段3の円周溝に固定された係止部材33との間に圧縮して配置され、コイルバネ32の一方の側で固定部材24を押圧し、他方の側で押圧部材44を介して係止部材33を押圧する。このような構成とすることにより、継手1の内部の熱媒が凍結等により体積が膨張した場合には、切替手段3の上方面が熱媒の圧力を受ける熱媒圧受面となり、切替手段3をコイルバネ32の付勢力に抗して外部側に移動させる。これにより熱媒の体積膨張による内部圧力の急激な上昇を防止することができ、継手1が破壊されるのを防ぐことができる。また、特に限定されないが、本実施形態のようにコイルバネ32を継手本体2の内側に設けると、切替操作の際に邪魔になることがなく操作が容易となり好都合である。なお、本実施形態では、固定部材24は継手本体2に螺合によって取り付けられる場合を例として説明したが、これに限らず、嵌着、溶着等によって取り付けることもできる。また、コイルバネ32は本発明における付勢手段の一例であり、これに限定されるものではない。
また、継手本体2と切替手段との間は、熱媒等が漏れ出さないようにOリング31によってシールされている。
【0021】
切替手段3は、通常使用状態と検査状態とに切り替えるものであって、継手本体2に対して回動自在な切替操作部34と、切替操作部34の回動操作によって切替操作部34に対して出退移動する弁体35とを備えて構成される。また、切替手段3の内部には検査用流体を第2接続部22へ供給するための供給路4が設けられている。
【0022】
切替操作部34は、供給路4と連通する供給口36と、回動軸心に対し外径方向に延出するつまみ部37とを有すると共に、内周面には雌ねじ34aが設けられている。供給口36は、検査用流体供給部と接続し、検査用流体を供給するためのものである。つまみ部37は、回動軸心の方向に対する外径を継手本体2の外径より大きくなるようにして、回動操作が容易になるように設けられている。また、つまみ部37には、外径方向に突出した当接部38が設けられており、当接部38が継手本体2の下方に設けられた回り止め部25と当接することにより、切替操作部34がそれ以上その方向に回らないように構成されている。なお、継手1が検査状態にある場合に当接部38が当接する側の回り止め部25には、径方向に延出した延出部25aが設けられており、検査の際には継手1の内部に一定以上の圧力がかかったとしても、つまみ部25が延出部25aと当接して切替手段3が継手本体2の外側に移動しないように構成されている。
【0023】
弁体35は、図1〜4に示すように継手本体2の内周面に回動軸心の方向に沿って設けられた溝部2aと係合し、継手本体2に対する回転を防止する突出部39と、切替操作部34の雌ねじ34aと螺合可能な雄ねじ40とを有している。そして、切替操作部34を回動操作する場合には、その回動操作に伴って弁体35が回転するのを防止して、弁体35の切替操作部34に対する出退移動を可能にしている。これにより、切替操作部34の回動操作のみによって通常使用状態と検査状態とに切り替えることができるようになるため、切替操作が容易となる。また、弁体35は切替操作部34に対して出退移動するため、継手本体1の外側には弁体35が移動する分のスペースを設ける必要がなく、省スペース化が実現できる。
【0024】
また、弁体35は、2つのOリング41、42と、供給路4から第2接続部22に検査用流体を流通させる連通孔43とを備えている。2つのOリング41、42は、それぞれ本発明におけるシール部の一例である。弁体35は、通常使用状態においては、下方のOリング42が継手本体2の内周面と当接し、連通孔43と第3接続部23との間を遮断し、検査状態においては、上方のOリング41が継手本体2の内周面と当接し、第1接続部21と第2接続部22との間を遮断しつつ、連通孔43を開放するように設けられている。そして、このような構成にすることにより、弁体35の移動距離を少なくすることができ、少ない動作で切替操作を行うことができる。
【0025】
第2接続部22は、本実施形態においては、ヘッダー部5を介して間接的に端末機器と接続するものであって、図5に示すように第2接続部22の端部にはフランジ部26と、フランジ部26のヘッダー部5と接する側に所定の間隔で設けられた凸部27を備えている。
【0026】
ヘッダー部5は、継手本体2と接続する本体側接続部51と、端末機器と直接的又は熱媒流通管等を介して間接的に接続する3つの端末側接続部55とを備えて構成される。本体側接続部51は、第2接続部22に内嵌可能に設けられると共に、本体側接続部51の外径側に延出するフランジ部52と、フランジ部52の継手本体2と接する側に設けられた4つの突起部53と、継手本体2とヘッダー部5との間をシールするための2つのOリング54とを有している。そして、このような本体側接続部51と第2接続部22とを、突起部53の先端面が2つの凸部27の間で形成される凹部の底面と当接するように接続すれば、突起部53と凹部とが係合し、継手本体2に対するヘッダー部5の周方向の位置を固定することができる。さらに、例えば、クリップ等の、継手本体2とヘッダー5とに亘る従来公知の接続部材(図示しない)を外嵌すれば、使用中に第2接続部22から本体側接続部51が抜けるのを防止することができる。
また、継手本体2とヘッダー部5とを接続するに際しては、突起部53を係合させる凹部の位置を選択することにより、継手本体2に対するヘッダー部5の周方向の位置を任意に決めることができる。これにより、熱源機に対する継手本体2の接続位置を変更することなく、端末機器と接続し易いようにヘッダー部5の端末側接続部55の向きを任意に設定することができる。さらに、フランジ部26において凸部27の幅を小さくすることにより凹部同士の間隔を小さくすれば、継手本体2に対するヘッダー部5の周方向の位置をより細かい角度単位で設定することが可能となる。
【0027】
一方、継手本体2の第1接続部21は、図4に示すようにヘッダー部5の本体側接続部と同様に、フランジ部28、突起部29と、Oリング30を有して構成される。そして、熱源機に継手本体2の第2接続部22と同様の接続部を設けることにより、第2接続部22と本体側接続部51との接続の場合と同様に、第1接続部21と熱源機とを接続することができる。
【0028】
このような構成にすることにより、本実施形態に係る継手1は、図1、2に示すように通常使用状態では、連通孔43が第1接続部21及び第2接続部22に対して遮断され、検査状態に切り替えることにより、第1接続部21と第2接続部22との間を遮断しつつ、供給口36から供給路4、連通孔43を経由して第2接続部22に検査用流体を流通させることができる。なお、本実施形態においては、切替操作部34を一方向に一回転することにより、通常使用状態となり、他方向に一回転することにより、検査状態となるように構成されている。
【0029】
本実施形態においては、ヘッダー部5は、3つの端末側接続部55を有する場合を例として示したが、端末側接続部55の数は特に制限されるものではなく、例えば、図6に示すように、2つ又は4つの端末側接続部55を設けることもできる。すなわち、接続する端末機器の数に応じた端末側接続部55を有するヘッダー部5を任意に選択すればよい。
【0030】
本実施形態においては、継手本体2の第3接続部23は、切替手段3の供給口36を介して検査用流体供給部と間接的に接続する場合を例として示したが、これに限定されず、検査用流体供給部と直接的に接続するようにしてもよい。また、切替手段3は、第3接続部23を介して継手本体2に挿入する場合を例として示したが、切替手段3を挿入する挿入口を第3接続部23とは別に設けてもよい。この場合は、第3接続部23は、検査用流体供給部と直接的に接続できるようになる。
【0031】
本実施形態においては、継手本体2とヘッダー部5とを接続する例を示したが、継手本体2とヘッダー部5とを一体に設けることもできる。この場合、ヘッダー部5における端末側接続部55が本発明における第2接続部に相当するものとなる。
【0032】
本実施形態においては、Oリング42によって連通孔と第3接続部23との間を遮断できる例を示したが、例えば、通常使用状態の場合であっても、連通孔43と第3接続部23との間を遮断せず、供給口36に蓋を設けるようにしてもよい。
【0033】
本実施形態においては、シール部材としてOリングを使用した例を示したが、これに限られるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明に係る継手は、例えば、暖房システム、給湯システム等において、熱媒を熱源機から複数の端末機器に供給するために熱媒を分流する継手や、複数の端末機器からの熱媒を熱源機に戻すために熱媒を合流させる継手等に好適に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本実施形態に係る継手の通常使用状態を説明する図
【図2】本実施形態に係る継手の検査状態を説明する図
【図3】本実施形態に係る継手の継手本体と弁体との関係を説明する図
【図4】本実施形態に係る継手の構成を説明する図
【図5】本実施形態に係る継手の接続部を説明する図
【図6】別実施形態に係るヘッダー部の概略図
【符号の説明】
【0036】
1 継手
2 継手本体
21 第1接続部
22 第2接続部
23 第3接続部
3 切替手段
34 切替操作部
35 弁体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
継手本体が、
熱媒供給機能を有する熱源機に接続する第1接続部と、
前記熱源機からの熱媒を供給する端末機器に接続する第2接続部と、
検査用流体を前記端末機器に供給する検査用流体供給部に接続する第3接続部とを備え、
前記第1接続部と前記第2接続部との間で熱媒を流通させる通常使用状態と、
前記第1接続部と前記第2接続部との間を遮断しつつ、前記第3接続部から前記第2接続部に検査用流体を流通させる検査状態とに切り替え自在な切替手段を備える継手であって、
前記切替手段が、
前記継手本体に対して回動自在な切替操作部、及び、
前記切替操作部の回動操作によって前記切替操作部に対して出退移動し、前記第1接続部を閉塞・解放することで前記通常使用状態と前記検査状態とを切り替える弁体を備えた継手。
【請求項2】
前記弁体は、前記第1接続部と前記第2接続部との間を遮断する第1シール部と、前記第2接続部と前記第3接続部との間を遮断する第2シール部とを、回動軸心の方向に沿った異なる位置に設けてある請求項1に記載の継手。
【請求項3】
前記切替操作部は、回動軸心の方向に対する最大外径を前記継手本体の外径より大きくしてある請求項1または2に記載の継手。
【請求項4】
前記切替手段は、熱媒の圧力を受ける熱媒圧受面を有し、前記継手本体の内部に内装してある付勢手段によって、前記継手本体に対して相対移動自在な状態で前記継手本体の側に付勢してある請求項1〜3のいずれか一項に記載の継手。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−24376(P2007−24376A)
【公開日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−205856(P2005−205856)
【出願日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(000000284)大阪瓦斯株式会社 (2,453)
【出願人】(592026554)大洋化学株式会社 (26)
【出願人】(000145471)株式会社十川ゴム (28)
【Fターム(参考)】