説明

耐爆発カーテンウォールを特に提供するためのパネル

【課題】爆発現象に耐えられ且つ設置された建物に加わる応力が低減されるよう重量が低減されたカーテンウォールをもたらすパネルの提供。
【解決手段】特に耐爆発カーテンウォールを提供するためのパネルは、1つ以上のガラス板(4)を備える。ガラス板(4)は支持枠(3)と結合され、それを構成する少なくとも2つの垂直材(5a,5b)は少なくとも2つの横材(24)にて接続される。パネル(1)は垂直材(5a,5b)及び横材(24)を強化し且つ相互接続するための第1の手段(25)と、垂直材(5a,5b)に結合され、上下の2つのパネル(1)の2つの連続する垂直材(5a,5b)の相互の位置を強化し且つ案内するための第2の手段(32,37)とを備える。パネル(1)は、並んで配置された2つのパネル(1)の2つの隣接する垂直材(5a,5b)の相互の回転を制限するための第3の手段(44)を更に有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパネルに係わり、特に耐爆発カーテンウォールを提供するためのパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、普通に建てられる建物のガラス外壁は、複数のパネルによって部分的若しくは全体的に構成され、パネルは1つ又はそれ以上のガラス板を有する。ガラス板は、略平坦で相互に平行であり、適当に設けられた枠によって支持される。枠は、通常金属製であり、建物の支持構造に固定可能である。
これらの枠は、一般に、2つの金属製の垂直材を備え、垂直材は、略相互に平行であり、それらの端にて2つの横材により接続される。2つの垂直材及び2つの横材は、使用中、隣接するパネルの垂直材及び横材とそれぞれ嵌合するために、雄雌の連結手段を更にそれぞれ備える。
【0003】
とりわけ、例えば軍事利用、銀行及び政治活動の中心のための建物など、危険に特にさらされる建物に設置されるのに適したパネルを提供することが知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような公知のタイプのパネルを設計する現在の手順は、爆発の際に生じる圧力と等価な静荷重に、永久的な変形を受けることなくパネルが耐えるように、パネルの大きさを決定することを必要とする。これは、パネルを構成する枠及びガラス板の大きな厚さ及びそのための重量を必要とし、そしてそれ故、それらの製造、輸送及び設置のための高いコストを伴う。
【0005】
更に、このような公知のタイプのパネルの大きな重量は、それらが適用された建物の耐圧構造に極めて強い機械的応力を加えるという追加的な欠点を伴う。これにより、結果として生じる更なるコスト増加とともに、耐圧構造を強化する必要があるケースもある。
更に、公知のタイプのパネルは、爆発によって加えられた応力に弾性的に変形することにより対処し、それらは建物の耐圧構造に、爆発のエネルギーのかなりの量を運び、そのため耐圧構造が損傷する可能性がある。
【0006】
本発明の目標は、爆発現象に耐えることが可能であり、且つ、設置された建物に加わる応力が低減されるよう重量が低減されたカーテンウォールをもたらすパネルを提供することによって、上記背景技術の欠点を解消し、上述した問題を解決することにある。
この目標において、本発明の一の目的は、簡単に輸送可能であり且つ建物に設置可能であるパネルを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、その近傍で爆発が発生している間、本発明が結合された建物の耐圧構造に強い機械的な応力を伝えることを回避し、これにより、建物への損傷を制限することにある。
本発明のまた他の目的は、建物の外で起きた爆発に対し、適用された建物の内部環境を保護するパネルを提供することにある。
【0008】
本発明の更に他の目的は、背景技術に対し、製造、輸送及び設置コストが低いパネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目標及びこれら目的は、以下でより明瞭になり、特に耐爆発カーテンウォールを提供するためのパネルによって達成される。パネルは、ガラスユニットを形成するように、1つ又はそれ以上のガラス板を備える。ガラス板は支持枠と結合され、支持枠は少なくとも2つの垂直材により構成される。2つの垂直材には、それらの上端及び下端に、少なくとも2つの横材が接続される。パネルは、垂直材及び横材を強化するとともに相互に接続するための第1の手段と、垂直材に結合され、上下に配置された2つのパネルの2つの連続する垂直材の相互の位置を強化するとともに案内するための第2の手段とを備え、パネルには、並んで配置された2つのパネルの2つの隣接する垂直材の相互の回転を制限するための第3の手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
本発明の更なる特徴及び有利な点は、添付の図面に非限定的な例として図示された、特別だが排他的ではない発明の実施形態についての以下の詳細な説明から、より明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
典型的な実施形態では、特定の実施例と関連して与えられる個々の特徴は、他の典型的な実施形態に存在する他の異なる特徴と実際に入れ替えられてもよい。更に、特許過程の間に既知であるとわかったものは、請求されるものではなく、放棄の対象になることに留意する。
図面を参照すると、符号1は、特に耐爆発カーテンウォール2を提供するためのパネルに付されている。パネル1は、ガラスユニットを構成するよう、1つ又はそれ以上のガラス板4を支持するための枠3と結合されている。
【0012】
枠3は、符号5a及び5bがそれぞれ付された2つの垂直材により構成され、垂直材5a,5bは、好ましくは金属製であり、略長方形の横断面を有する。
第1のシート6は、垂直材5a,5bに対して軸方向に設けられ、略長方形の平面形状を有し、そして、垂直材5a,5bの全長に沿って存在し又は全長に亘って延びる。
垂直材5a,5bは、追加の隣接するパネル1の垂直材5a,5bとの雄雌の嵌め合いのための手段(嵌合手段)と更に協働する。
【0013】
有利には、雄雌の嵌合手段は、1つ又はそれ以上の溝7を有し、溝7は、2つの垂直材5a,5bのうちの一方の第1の側壁8に対し横及び外に形成されている。溝7の中にはタブ9が挿入され、タブ9は、他方の垂直材5b又は5aの第1の側壁8から略直角に突出している。1つ又はそれ以上の溝7は、垂直材5a,5bの全長に亘り存在し又は延びている。
第2のシート11は、垂直材5a,5bに、それらの側端10のうち一方の近傍にて形成されている。側端10は、使用中、ガラス板4に向けられ、1つ又はそれ以上の溝7に近接する。シート11は、垂直材5a,5bの全長に亘り存在し又は軸方向に延び、第1のアクセスポート12及び2つの第1の隣接部13を形成するよう、略T字形状の横断面を有利には有する。アクセスポート12及び2つの第1の隣接部13は、第2のシート11の全長に亘り存在し又は延びる。
【0014】
第1の側壁8は、垂直材5a,5bの上端14及び下端15の近傍に第1の開口16を形成するように、垂直材5a,5bよりも短い。
有利には、垂直材5a,5bは第2の側壁17を有し、第2の側壁17は、第1の側壁8に略平行である。第2の側壁17には、第1の孔18が、第1の開口16に位置して設けられている。第2の側壁17は、第2の側壁17に対し横方向に位置する軸に沿って第2の側壁17が相互に整列されるよう有利には配置される。
【0015】
第2の孔19は、第1の側壁8に第1の開口16の近傍の領域にて有利には設けられ、必ずではないが有利には、長方形の略角に配置されている。
垂直材5a,5bの側端10に隣接して、ガラス板4の接続及びシールのための公知のタイプの適当な手段が存在する。この手段は、例えば、適当に設けられたガスケット20及び構造物の封止剤(シーラント剤)からなる1つ又はそれ以上の第1の層21からなる。
【0016】
添付の図面に示される典型的な実施形態では、2つのガラス板4が存在し、ガラス板4は、互いに面するよう配置されている。ガラス板4は、適当に設けられたスペーサ管22によって間隔をあけた状態に保たれ、構造物の封止材からなる第2の層23によって相互に結合されている。最も内側のガラス板4は、プラスチック材料からなる1つ又はそれ以上のシートで有利には強化されている。
【0017】
垂直材5a,5bは、それぞれの上端14及び下端15にて、2つの横材24によって相互に接続されている。横材24は、2つの垂直材5a,5bに実質的に類似した横断面を有利にはそれぞれ有し、それ故、横材24もまた、垂直材5a,5bのシートに類似した第1のシート6、第1の側壁8、第2の側壁17、及び垂直材5a,5bに関連して上述したものに類似した雄雌タイプの結合のための手段を有する。
【0018】
第1の、垂直材5a,5b及び横材24を強化するとともに相互接続するための相互接続手段が更に設けられ、相互接続手段は、少なくとも1つのブロック25を有利には有する。ブロック25は、平行六面体状に略成形され、使用中、第1のシート6の内部に部分的に位置付け可能なように、平面図でみて、横材24に形成された第1のシート6のうちの1つに対し実質的に相補的に成形されている。
【0019】
有利には、ブロック25は、適当に設けられた第1のねじ26によって、それぞれの横材24に堅固に結合可能である。第1のねじ26は、第1の側壁8に形成された第3の孔27を貫通し、ブロック25の上面に形成され、相補的にねじ山をつけられた第4の孔28と回転可能に結合可能である。
ねじ山をつけられた第5の孔30は、垂直材5a,5bに設けられた第1の孔18に位置して、ブロック25の正面29に形成され、使用中、ブロック25の正面29は、第1のシート6の外側に向けられる。第5の孔30は、適当に設けられた第2のねじ31を固定するのに適し、第2のねじ31は、ブロック25及びそれ故ブロック25に堅固に結合された横材24を垂直材5a又は5bに固定する。
【0020】
第2の、連続する2つの垂直材5a,5bの相互の位置を強化するとともに案内する案内手段が、垂直材5a,5bに更に結合され、そして、上下に配置された2つのパネル1は案内手段に結合される。
図5及び図6に示されるように、第2の手段は雄部材32を有する。雄部材32は、垂直材5a,5bの下端15に結合可能であり、第1のヘッド33を形成するよう、略T字形状の平面形状を有するプラグによって構成される。第1のヘッド33は、略長方形の平面形状を有し、そして、略長方形の横断面及び垂直材5a,5bの第1のシート6内に第1のヘッド33が部分的に挿入されることを許容する寸法を有する。
【0021】
第1のヘッド33は、使用中、適当に設けられた第3のねじ34によってそれぞれの垂直材5a,5bに堅固に固定可能である。第3のねじ34は、垂直材5a,5bの下端15近傍に設けられた第2の孔19に挿入され、そして、適当に設けられ相補的にねじ山をつけられた第6の孔35に固定可能である。第6の孔35は、第1のヘッド33に形成される。
第1の脚36は、雄部材32の第1のヘッド33から、それぞれの垂直材5a,5bに対して反対側にて突出している。第1の脚36は、略長方形の平面形状を有し、傾斜した端部を有する。第1の脚36は、使用中、雄部材32が結合された垂直材5a,5bに対し、軸方向にて外に突出する。
【0022】
第2の案内手段は、雌部材37を有し、雌部材37は、第1のシート6にて垂直材5a,5bの上端14に結合可能である。雌部材37は、第1のベース38を形成するよう、略U字形状の平面形状を有するプラグにより構成され、第1のベース38は、略長方形の平面形状、略長方形の横断面、及び垂直材5a,5bの第1のシート6内に、使用中、第1のベース38を収容することを許容する寸法を有する。
【0023】
第1のベース38は、それぞれの垂直材5a,5bに、適当に設けられた第4のねじ39によって固定可能である。第4のねじ39は、垂直材5a,5bにそれらの上端14近傍にて適当に設けられた第2の孔19に挿入可能であり、適当に設けられ相補的にねじ山をつけられた第7の孔40に固定可能である。第7の孔40は、第1のベース38に設けられ、第2の孔19と軸方向に整列される。
【0024】
2つの第1のアームは、符号41a及び41bによってそれぞれ示される。第1のアーム41a,41bは、垂直材5a,5bに対し反対側にて、略直角にベース38からそれぞれ突出し、そして、傾斜した端部を有した平行六面体状に略成形されている。2つの第1のアーム41a,41b間の相互の距離は、雄部材32の第1の脚36が、選択された動作によって第1のアーム41a,41b間に収容可能であるものである。
【0025】
有利には、雌部材37の第1のアーム41a,41bは、使用中、それぞれの垂直材5a,5bの第1の開口16に略配置される。
2つのパネル1を上下に配置することにより、他のパネル1の上に配置されたパネル1の垂直材5a,5bに結合された雄部材32の第1の脚36は、下に配置されたパネル1の雌部材37の2つのアーム41a,41b間に設けられた空間内にそれぞれ配置される。雄部材32の雌部材37との係合は、2つのパネル1間の接続の堅さを向上し、そして、実質的な相互の並進運動及び回転の両方又はいずれか一方でさえも、分離することなく実行することをパネル1に更に許容する。
【0026】
図7に示されるように、垂直材5a,5bに結合された雄部材32の第1の脚36は、適当に設けられ、相補的に成形された第3のシート42に挿入可能である。第3のシート42は、実質的に長方形の平面形状を有し、フーチング(土台)43に形成される。フーチング43は、第1のパネル1に耐えるのに適し、建物の基礎に配置される。第3のシート42は、第1の脚36がその内部に軸方向に挿入されること、及び、第3のシート42から逃げることなく、配置されたその平面に対して、選択された回転を実行することを許容する寸法を有する。
【0027】
パネル1は、相互に並んで配置された2つのパネル1の隣接する2つの垂直材5a,5bの相互の回転を制限するための第3の制限手段を更に有する。
第3の制限手段は、有利には、ばね44によって構成される。ばね44は、略U字形状の平面形状をなすように押し出され若しくは折られた薄板によって構成され、ばね44には、略平坦な第2のベース45が存在する。第2のベース45の寸法は、使用中、相互に嵌合された2つの垂直材5a,5bの相互に面する2つの第2のシート11内に収容可能であるようなものである。
【0028】
ばね44の第2のベース45は、使用中、垂直材5aの第2の側壁17に隣接する第2のシート11のうちの1つの中にこのように配置され、そして、適当に設けられた第1のピン46によって垂直材5aに固定される。第1のピン46は、添付の図面には示されていない適当に設けられた第8の孔に固定可能であり、第8の孔は第2の側壁17に形成される。
2つの第2のアームは、符号47a及び47bがそれぞれ付され、第2のベース45から突出し、実質的に平坦で且つ相互に平行である。第2のアーム47a,47bは、第2のベース45に傾斜部によって接続され、傾斜部は、第2のアーム47a,47bが相互に近付く方向でのそれらの弾性的な曲げを容易にする。
【0029】
2つの第2のアーム47a,47bの長さは、相互に嵌合された2つの垂直材5a,5bの相互に面する2つの第2のシート11間の空間によって形成された距離の合計よりも短い。
2つの第2のアーム47a,47bの自由端は、それぞれの第2のシート11の深さ方向にて略中間に配置され、ばね44の外側に向け且つ第2のベース45に向けて折られ、符号48a及び48bが付された2つのフックをそれぞれ形成している。フック48a,48bは傾斜し、使用中、隣接する垂直材5aの第2のシート11内に位置付けられることができる。
【0030】
フック48a,48bは、使用中、アクセスポート12を通じて第2のシート11からフック48a,48bが逃げるのを防止するべく、それぞれの第2のシート11の隣接部13にそれぞれ係合可能である。
有利には、パネル1は、建物の耐圧構造物49にパネル1を固定するための固定手段を備える。耐圧構造物49は、支持体50を有利には備え、支持体50は、平行六面体状に略成形されている。2つの第4のシート51が支持体50の軸方向に存在し、第4のシート51は、第2のアクセスポート52及び2つの第2の縦の隣接部53a,53bを形成するよう、略T字形状の横断面を有利には有する。第2のアクセスポート52及び第2の縦の隣接部53a,53bは、第4のシート51の全長に沿って存在する。
【0031】
有利には、第2の開口54が、第2のアクセスポート52とは反対側にて、第2のアクセスポート52の軸方向に並んで設けられ、且つ、支持体50の全体に存在する。第2のピン55は適当に設けられ、耐圧構造物49に固定可能であり且つ第2の開口54に挿入可能である。
少なくとも1つのブラケット56は、第4のシート51のそれぞれにスライド可能に結合可能であり、そして、第2のヘッド57を形成するように略T字形状の平面形状を有利には有する。第2のヘッド57は、平行六面体状に実質的に成形され、第4のシート51とスライド可能に結合可能である。内部にねじ山をつけられた第9の孔58が第2のヘッド57に対し略軸方向に形成されている
実質的に板状の第2の脚59は、第2のヘッド57から略直角に突出し、そして、添付の図面に示されない適当に設けられた第3の開口を通じて、垂直材5a,5bの第1のシート6内に挿入可能である。第3の開口は、垂直材5a,5bにそれらの上端14近傍にて形成されている。
【0032】
第2の脚59は、第5のねじ60によって、それぞれの垂直材5a,5bに固定可能である。第5のねじ60は、適当に設けられた第10の孔61に結合可能であり、第10の孔61は、垂直材5a,5bの第1の側壁8に形成される。第5のねじ60は、相補的にねじ山をつけられた第11の孔62に固定可能であり、第11の孔62は、第2の脚59に形成される。
有利には、支持体50に対するブラケット56の軸方向位置は、適当に設けられた調整手段63によって調整可能である。調整手段は、有利には、第6のねじ63により構成され、第6のねじ63のねじ山をつけられた軸は、相補的にねじ山をつけられた第9の孔58と協働する。第6のねじ63は、第2のヘッド57及び孔あき板64からなる挿入物と軸方向に結合され、孔あき板64は、第2のヘッド57の下方への逃げを防止するために、第4のシート51の上端に対して接するのに適している。
【0033】
従って、作業は以下の通りである。添付の図面を参照すると、複数の支持体50は、支持体50と結合された第2のピン55が建物の耐圧構造物49に堅固に結合されて、建物の耐圧構造物49に固定される。
それから、ブラケット56は、パネル1の垂直材5a,5bに固定され、そしてその後、支持体50の第4のシート51に挿入される。
【0034】
耐圧構造物49に対するパネル1の垂直位置は、ブラケット56の第2のヘッド57の第9の孔58への第6のねじ63の挿入の程度を変化させることにより簡単に調整される。このような方法で、支持体50の第4のシート51に対する第2のヘッド57の縦方向位置を調整することが実際に可能である。
このようにして複数のパネル1は、カーテンウォールを得るために、相互に重ね合わされた複数の列を構成するべく相互に並んで配置される。
【0035】
別々のパネル1の雄部材32は、下にあるパネル1の隣接する雌部材37と係合し、下から第1列の雄部材32は、フーチング43の第3のシート42に挿入される。フーチング43は、建物の耐圧構造物49に順次固定される。
横方向に並んで配置された別々のパネル1の隣接する垂直材5a,5bは、複数のばね44によって相互接続される。ばね44は、それらの第2のベース45及びフック48a,48bとともに、隣接する垂直材5a,5bの各組の第2のシート11にそれぞれ挿入される。
【0036】
カーテンウォールの近傍で爆発が発生すると、爆発によって生じた衝撃波は、パネル1に伝えられる。パネル1の垂直材5a,5b及び横材24は、かなりの変形に達するとしても、それらが永久的に変形することができるよう大きさが決定される。
最も外側のガラス板4は、爆発の間に壊れることができるよう、随意に大きさが決定される。
【0037】
最も内側のガラス板4もまた壊れることができるが、その破片は、ガラス板4を強化する1つ又はそれ以上のプラスチックシートにくっついてとどまる。シートの大きさは、壊れることなく塑性変形することができるように決定され、これにより、それらに結合された破片が、建物の内側の人々又は物にダメージを与えるかもしれないという危険が低減される。
【0038】
垂直材5a,5bと横材24との間を強化するとともに相互接続する第1の手段の存在は、それらが受ける大きな変形が、それらの相互の分離を引き起こすかもしれないという危険を低減する。相互の分離は、それらによってなお支持されるガラス板4の落下を引き起こすことがある。少なくとも最も内側のガラス板4は、それ故枠3に結合されてとどまり、変形させることはできるが壊れることはできず、これにより爆発によって生じた衝撃波から建物の内部を保護する。
【0039】
更に、雄部材32の雌部材37との係合は、2つの相互に重ね合わされたパネル1の連続する垂直材5a,5bに、相互に分離することなく大きな変形及び移動を受けさせ、これにより、爆発の間、カーテンウォールの縦の連続性が確保され、そしてその結果、爆発の影響から建物の内部を保護する。
更に、ばね44の存在は、相互に並べられた別々のパネル1が爆発の間分離しないことを確保し、これにより、カーテンウォールの連続性が水平方向でも維持されることが確保される。
【0040】
カーテンウォールの水平方向での連続性の維持は、ブラケット56の第2のヘッド57及びそれらが収容されている第4のシート51の形状によっても援助されている。これらの構成要素の四角形状は、それぞれの支持体50に対するブラケット56の最小の回転を許容する。
かくして、特に耐爆発カーテンウォールを提供するためのパネルがもたらされ、本発明が意図した目標及び目的が達成されることがわかった。パネルは、それを構成する垂直材及び横材の変形を許容することにより、垂直材及び横材に大きな厚さ及びその結果としての大きな重量を有することを要求せず、これにより、それが設置された建物の耐圧構造物にパネルによって加えられる機械的応力が低減される。
【0041】
更に、垂直材及び横材の低減された重量、並びに、支持体及びブラケットの存在は、パネルの輸送及び設置を用意にする。
また、2つの連続する垂直材の相互の位置を強化するとともに案内するための第2の手段、及び、2つの隣接する垂直材の相互の回転を制限するための第3の手段の存在は、爆発の間、本発明のパネルによって構成されたカーテンウォールの垂直及び水平方向の連続性を保つことを許容し、これにより爆発の影響から建物の内部を保護する。
【0042】
更に、垂直材及び横材が塑性変形する可能性、及び、その結果として爆発のエネルギーの一部を吸収する可能性は、建物の耐圧構造物に伝えられるエネルギーの一部を制限し、その結果それに与えられるダメージを制限する。
また、本発明は、簡単に入手可能又は製造及び組み立てが単純な構成要素によってもっぱら構成されているため、本発明の製造コストは低くとどまる。
【0043】
ここで使用された、「略」、「実質的」、及び「実質的に」との用語は、本技術分野の当業者によって通常知られている許容誤差を別にすれば、それらが言及する特徴が、記載された構造、形状又は形態を有することを意味することを目的としている。
本発明は、多くの変更及び変形を勿論許容し、それらの全ては、添付の特許請求の範囲の要旨に入る。使用される材料は、本発明の個々の構成要素を構成する寸法と同様に、特定の要求に従って、より適切なものであっても勿論よい。
【0044】
一定の異なる機能を実行するための個々の手段は、図示された実施形態の中にのみ確実に共存する必要はなく、図示されていない実施形態を含む多くの実施形態の中に本来存在することができる。
有利である、便利である等と記載された特徴もまた、省略されてもよく、又は等価なもので置換されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】建物の耐圧構造物に適用する前の本発明に係る2つのパネルの斜視図である。
【図2】建物の耐圧構造物に適用した後の本発明に係る2つのパネルの斜視図である。
【図3】本発明に係るパネルの詳細な分解斜視図である。
【図4】図3のパネルの第1の強化及び相互接続手段の詳細な分解斜視図である。
【図5】図3のパネルの第2の強化及び案内手段の詳細な分解斜視図である。
【図6】異なる作業状態での図5の第2の手段の詳細な斜視図である。
【図7】本発明に係るパネル及び当該パネルの下に結合可能なフーチングの詳細な分解斜視図である。
【図8】隣接する2つのパネルの横断面に沿った詳細な断面図である。
【図9】図8の横断面とは平行な異なる横断面に沿った、隣接する2つのパネルの詳細な断面図である。
【図10】非作動状態の隣接する2つのパネルの斜視図である。
【図11】相互に回転した状態の隣接する2つのパネルの図10と同様の図である。
【符号の説明】
【0046】
1 パネル
3 支持枠
4 ガラス板
5a,5b 垂直材
24 横材
25 ブロック(第1の手段)
32 雄部材(第2の手段)
37 雌部材(第2の手段)
44 ばね(第3の手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラスユニットを形成するように、1つ又はそれ以上のガラス板(4)を備え、前記ガラス板(4)は、少なくとも2つの垂直材(5a,5b)により構成された支持枠(3)と結合され、2つの垂直材(5a,5b)には、それらの上端(14)及び下端(15)に横材(24)が接続されている、特に耐爆発カーテンウォールを提供するためのパネルにおいて、
前記垂直材(5a,5b)及び横材(24)を強化するとともに相互に接続するための第1の手段(25)と、
前記垂直材(5a,5b)に結合され、上下に配置された2つのパネル(1)の2つの連続する垂直材(5a,5b)の相互の位置を強化するとともに案内するための第2の手段(32,37)とを備え、
前記パネル(1)には、並んで配置された2つのパネル(1)の2つの隣接する垂直材(5a,5b)の相互の回転を制限するための第3の手段(44)が設けられている
ことを特徴とするパネル。
【請求項2】
第1のシート(6)が、垂直材(5a,5b)及び横材(24)に対し軸方向に形成され、且つ、略四角形の平面形状を有し、
前記垂直材及び横材を強化するとともに相互に接続するための前記第1の手段は、少なくとも1つのブロック(25)を備え、
ブロック(25)は、平行六面体状に略成形され、且つ、前記横材(24)に軸線方向に形成された第1のシート(6)のうちの1つの形状と実質的に相補的な平面形状を有し、
前記少なくとも1つのブロック(25)は、使用中、前記横材(24)の第1のシート(6)のうち1つの内側に部分的に配置可能である
ことを特徴とする請求項1に記載のパネル。
【請求項3】
前記少なくとも1つのブロック(25)は、適当に設けられた第1のねじ(26)によってそれぞれの横材(24)に堅固に結合され、
前記第1のねじ(26)は、隣接する垂直材の第1の側壁(8)に形成された第3の孔(27)を貫通し、前記ブロック(25)の上面に形成されて相補的にねじ山をつけられた第4の孔(28)に回転可能に結合される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル。
【請求項4】
使用中、それぞれの横材(24)の前記第1のシート(6)の外側に向けられる、前記少なくとも1つのブロック(25)の正面(29)に、前記垂直材(5a,5b)に設けられた第1の孔(18)に位置して、ねじ山をつけられた第5の孔(30)が形成され、
前記第5の孔(30)は、適当に設けられた第2のねじ(31)を固定するのに適し、
第2のねじ(31)は、前記少なくとも1つのブロック(25)の固定を確実にし、そしてそれゆえ、少なくとも1つのブロック(25)に堅固に結合された各横材(24)の前記垂直材(5a)への固定を確実にする
ことを特徴とする請求項1又は3に記載のパネル。
【請求項5】
2つの連続する垂直材(5a,5b)の相互の位置を強化するとともに案内するための第2の手段は、前記垂直材(5a,5b)に結合され、
上下に配置された2つのパネル(1)はそれらと結合され、
前記第2の手段は、雄部材(32)を有し、
雄部材(32)は、前記垂直材(5a,5b)の下端(15)に結合可能であり、且つ、第1のヘッド(33)を形成するように、略T字の平面形状を有するプラグによって構成され
第1のヘッド(33)は、略長方形の平面形状、略長方形の横断面及び前記垂直材(5a,5b)の前記第1のシート(6)内に部分的にそれを挿入するのを許容する寸法を有する
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のパネル。
【請求項6】
第1のヘッド(33)は、適当に設けられた第3のねじ(34)によって、使用中、それぞれの垂直材(5a,5b)に堅固に固定可能であり、
第3のねじ(34)は、第2の孔(19)に挿入され、適当に設けられて相補的にねじ山をつけられた第6の孔(35)に固定可能であり、
第2の孔(19)はそれぞれの垂直材(5a,5b)の下端(15)近傍に形成され、
第6の孔(35)は前記第1のヘッド(33)に形成されている。
ことを特徴とする請求項1又は5に記載のパネル。
【請求項7】
略長方形の平面形状を有し且つ傾斜した端部を有する第1の脚(36)が、前記雄部材(32)の第1のヘッド(33)から、それぞれの垂直材(5a,5b)に対して反対側にて突出していることを特徴とする請求項1又は6に記載のパネル。
【請求項8】
前記第1の脚(36)は、使用中、前記雄部材(32)が結合された垂直材(5a,5b)に対して軸方向及び外部方向に突出していることを特徴とする請求項1又は7に記載のパネル。
【請求項9】
前記第2の手段は雌部材(37)を有し、
雌部材(37)は、前記垂直材(5a,5b)の上端(14)にその前記第1のシート(6)にて結合可能であり、且つ、第1のベース(38)を形成するように略U字形状の平面形状を有するプラグによって構成され、
第1のベース(38)は略長方形の平面形状、略長方形の横断面形状及び垂直材(5a,5b)に設けられた第1のシート(6)に、使用中、収容可能であるような寸法を有する
ことを特徴とする請求項1、5、6、7及び8の何れかに記載のパネル。
【請求項10】
前記第1のベース(38)は、適当に設けられた第4のねじ(39)によってそれぞれの垂直材(5a,5b)に固定可能であり、
第4のねじ(39)は、垂直材(5a,5b)にその上端(14)近傍にて形成された前記第2の孔(19)に挿入可能であり、且つ、適当に設けられ相補的にねじ山をつけられた第7の孔(40)に固定可能であり、
第7の孔(40)は、前記第1のベース(38)に形成され、且つ、前記第2の孔(19)と軸方向に並べられている
ことを特徴とする請求項1又は9に記載のパネル。
【請求項11】
2つの第1のアーム(41a,41b)は、前記垂直材(5a,5b)に対して反対側にて前記ベース(38)から略直角に突出し、且つ、傾斜した端部を有する平行六面体状に略成形され、
前記2つの第1のアーム(41a,41b)間の相互の距離は、選択された動作によって、それらの間に前記雄部材(32)の前記第1の脚(36)を収容可能なものである
ことを特徴とする請求項1又は9に記載のパネル。
【請求項12】
前記第1の側壁(8)は、前記垂直材(5a,5b)よりも、それらの上端(14)及び下端(15)の近傍に第1の開口(16)を形成するために短く、
前記雌部材の前記第1のアーム(41a,41b)は、使用中、それぞれの垂直材(5a,5b)の開口(16)に略配置される
ことを特徴とする請求項1又は11に記載のパネル。
【請求項13】
2つの前記パネル(1)が上下に配置され、
他方のパネル(1)の上に配置されたパネル(1)における前記垂直材(5a,5b)と結合された前記雄部材(32)の前記第1の脚(36)は、下に配置された前記パネル(1)における前記雌部材(37)の前記2つのアーム(41a,41b)間に設けられた空間にそれぞれ配置される
ことを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載のパネル。
【請求項14】
前記雄部材(32)及び雌部材(37)は、前記連続したパネル(1)が軸方向の移動及び回転のうち一方又は両方を実行するのを許容することを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載のパネル。
【請求項15】
垂直材(5a,5b)に結合された前記雄部材(32)の前記第1の脚(36)は、適当に設けられ相補的に成形された第3のシート(42)に挿入可能であり、
第3のシート(42)は、実質的に長方形の平面形状を有し、第1のパネル(1)を支持するのに適したフーチング(43)に形成され、且つ、前記第1の脚(36)が軸方向にその中に挿入されること及び前記第3のシート(42)から逃げることなくその配置された平面に対して選択された回転を実行するのを許容するような寸法を有する
ことを特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載のパネル。
【請求項16】
第2のシート(11)は、前記垂直材(5a,5b)にそれらの側端(10)近傍にて形成され、前記垂直材(5a,5b)の全長に亘り軸方向に存在し、且つ、前記第2のシート(11)にその全長に沿って存在するアクセスポート(12)及び2つの隣接部(13)を形成するように略T字形状の横断面を有利には有し、
前記パネル(1)は、相互に並べられた2つのパネル(1)の隣接する2つの前記垂直材(5a,5b)の相互の回転を制限する第3の手段を備え、
前記第3の手段は、ばね(44)によって構成され、互いに側方に隣接する別々のパネル(1)が爆発の間分離しないことを確保にするのに適し、これにより水平方向でもカーテンウォールの連続性が確保される
ことを特徴とする請求1乃至15の何れかに記載のパネル。
【請求項17】
前記ばね(44)は、内部に略平坦な第2のベース(45)が存在する略U字形状の平面形状をなすよう押し出された又は折られた薄板により構成され、
第2のベース(45)の寸法は、第2のベース(45)が、使用中、相互に嵌合された2つの垂直材(5a,5b)の相互に面する2つの前記第2のシート(11)内に収容可能であるものである
ことを特徴とする請求項1又は16に記載のパネル。
【請求項18】
前記ばね(44)の前記第2のベース(45)は、使用中、垂直材(5a,5b)の前記第2の側壁(17)に隣接する第2のシート(11)のうちの1つの中に配置され、且つ、適当に設けられた第1のピン(46)によってそこに固定可能であり、
第1のピン(46)は、適当に設けられ前記第2の側壁(17)に形成された第8の孔に固定可能である
ことを特徴とする請求項1又は17に記載のパネル。
【請求項19】
2つの第2のアーム(47a,47b)は、前記第2のベース(45)から突出し、実質的に平坦で相互に平行であり、且つ、前記第2のベース(45)に傾斜部によって接続され、
傾斜部は、第2のアーム(47a,47b)が相互に近付く方向でのそれらの弾性的な曲げを容易にする
ことを特徴とする請求項1又は18に記載のパネル。
【請求項20】
前記2つの第2のアーム(47a,47b)の長さは、相互に嵌合された2つの垂直材(5a,5b)の相互に面する2つの第2のシート(11)間の空間によって形成される距離の合計よりも短いことを特徴とする請求項1又は19に記載のパネル。
【請求項21】
前記2つの第2のアーム(47a,47b)の自由端は、それぞれの第2のシート(11)の深さ方向にて略中間に配置され、前記ばね(44)の外側に向け且つ前記ベース(45)に向けて折られた2つの傾斜したフック(48a,48b)をそれぞれ形成し、
フック(48a,48b)は、使用中、隣接する垂直材(5a)の前記第2のシート(11)内に配置可能である
ことを特徴とする請求項1又は20に記載のパネル。
【請求項22】
前記フック(48a,48b)は、使用中、前記アクセスポート(12)を通じて第2のシート(11)から前記フック(48a,48b)が逃げるのを防止するべく、前記第2のシート(11)に形成された隣接部(13)にそれぞれ係合可能であることを特徴とする請求項1、16及び21の何れかに記載のパネル。
【請求項23】
パネル(1)は、建物の耐圧構造物(49)にパネル(1)を固定するための手段を備え、
耐圧構造物(49)は支持体(50)を有利には備え、
支持体(50)は平行六面体状に略成形され、
2つの第4のシート(51)が支持体(50)の軸方向に存在し、
第4のシート(51)は、第2のアクセスポート(52)及び2つの第2の縦の隣接部(53a,53b)を形成するよう、略T字形状の横断面を有利には有し、
第2のアクセスポート(52)及び第2の縦の隣接部(53a,53b)は、第4のシート(51)の全長に沿って存在し、
第2の開口(54)は、第2のアクセスポート(52)とは反対側にて、前記第2のアクセスポート(52)の軸方向に並んで設けられ且つ支持体(50)に存在し、
第2のピン(55)は適当に設けられ、第2の開口(54)に挿入可能であり且つ前記耐圧構造物(49)に固定可能である
ことを特徴とする請求項1乃至22の何れかに記載のパネル。
【請求項24】
少なくとも1つのブラケット(56)は、前記第4のシート(51)のそれぞれにスライド可能に結合可能であり、且つ、第2のヘッド(57)を形成するように略T字形状の平面形状を有利には有し、
第2のヘッド(57)は、平行六面体状に実質的に成形され、且つ、前記第4のシート(51)とスライド可能に結合可能であり、
内部にねじ山をつけられた第9の孔(58)が前記第2のヘッド(57)に対し略軸方向に形成されている
ことを特徴とする請求項1又は23に記載のパネル。
【請求項25】
第2の脚(59)は、前記第2のヘッド(57)から略直角に突出し、実質的に板状であり、且つ、適当に設けられた第3の開口を通じて前記垂直材(5a,5b)の前記第1のシート(6)内に挿入可能であり、
前記第3の開口は、前記垂直材(5a,5b)にそれらの前記上端(14)近傍にて形成されている
ことを特徴とする請求項1又は24に記載のパネル。
【請求項26】
前記第2の脚(59)は、第5のねじ(60)によってそれぞれの垂直材に固定可能であり、
第5のねじ(60)は、適当に設けられ前記第1の側壁(8)に形成された第10の孔(61)に結合可能であり、且つ、第2の脚(59)に形成され相補的にねじ山をつけられた第11の孔(62)に固定可能であり、
前記支持体(50)に対する前記ブラケット(56)の軸方向位置は、適当に設けられた調整手段(63)によって調整可能である
ことを特徴とする請求項1又は25に記載のパネル。
【請求項27】
前記調整手段は、第6のねじ(63)により構成され、
第6のねじ(63)のねじ山をつけられた軸は、相補的にねじ山をつけられた前記第9の孔(58)と協働し、
第6のねじ(63)は、前記第2のヘッド(57)及び孔あき板(64)からなる挿入物と軸方向に結合され、
前記孔あき板(64)は、前記第2のヘッド(57)の下方への逃げを防止するために、前記第4のシート(51)の上端に対して接するのに適している
ことを特徴とする請求項1又は26に記載のパネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−205159(P2007−205159A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−24018(P2007−24018)
【出願日】平成19年2月2日(2007.2.2)
【出願人】(507036957)ペルマステーリサ ソシエタ ペル アチオニ (1)
【氏名又は名称原語表記】PERMASTEELISA S.P.A.
【住所又は居所原語表記】Via Mattei, 21−23, 31029 VITTORIO VENETO (Prov. of Treviso), ITALY
【Fターム(参考)】