説明

自動注射装置のための改善された作動ボタン

典型的な実施形態が、注射の遅配を引き起こす自動注射装置の発射ミスを最小化または解消する発射機構アセンブリを提供する。典型的な実施形態が、注射の遅配を引き起こす発射ミスを最小化または解消する発射機構アセンブリを備えている自動注射装置を提供する。典型的な実施形態が、自動注射装置において注射の遅配を引き起こす発射ミスを最小化または解消するための方法を提供する。典型的な実施形態が、自動注射装置を使用するための方法であって、患者の体への治療物質の遅配を引き起こす発射ミスのない方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動注射装置において使用される作動ボタンであって、
自動注射装置のユーザによって自動注射装置の第1の端部に向かって押し込まれることが可能であるよう、ユーザによって触れられるように構成された外側部分と、
外側部分に接続され、自動注射装置のプランジャの分岐した端部に近接して設けられ、外側部分がユーザによって押し込まれるときにプランジャの分岐した端部に係合するように構成され、6.0mm〜6.7mmの間の内径を有している内側リングと
を備える作動ボタン。
【請求項2】
外側部分が、自動注射装置の第2の端部から突き出している、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項3】
外側部分が、自動注射装置の第2の端部のすべてまたは一部を覆う、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項4】
内側リングの内径が、6.4mmである、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項5】
内側リングの内径が、6.5mmである、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項6】
内側リングの内径が、6.6mmである、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項7】
内側リングの内径が、6.7mmである、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項8】
内側リングの長さが、6.73mm〜6.83mmの間である、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項9】
内側リングの長さが、6.73mmである、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項10】
内側リングの長さが、6.75mmである、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項11】
内側リングの長さが、6.80mmである、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項12】
注射の遅配を引き起こす自動注射装置の発射ミスを回避する、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項13】
発射ミスによって引き起こされる注射の遅配の大きさが、3秒よりも大きい、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項14】
内側リングが、熱可塑性材料または熱硬化性材料で形成されている、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項15】
外側部分が、
外側管状壁と、
外側管状壁の終端へと接続され、外側管状壁の終端を覆うように広がっている平坦な外壁と
を備えており、
平坦な外壁が、ユーザによって触れられるように構成されている、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項16】
内側リングが、円形の断面を有する管状壁を備えている、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項17】
内側リングが、内側リングがプランジャの分岐した端部に係合する際の内側リングの変形を最小にするように構成された肉厚を有している、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項18】
内側リングの肉厚が、0.6mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項17に記載の作動ボタン。
【請求項19】
内側リングの肉厚が、0.8mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項17に記載の作動ボタン。
【請求項20】
内側リングの肉厚が、0.9mmである、請求項17に記載の作動ボタン。
【請求項21】
プランジャの分岐した端部が、発射体の表面に着座し、内側リングがプランジャの分岐した端部に係合することで、プランジャの分岐した端部が発射体の表面から外れる、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項22】
プランジャの分岐した端部が発射体の表面から外れた後で、プランジャが、シリンジ内にスライド可能に取り付けられた栓へと吐出力を伝え、吐出力によって栓が移動してシリンジから1回分用量が吐き出される、請求項21に記載の作動ボタン。
【請求項23】
自動注射装置が、1回分用量のTNFα阻害剤を含む、請求項1に記載の作動ボタン。
【請求項24】
TNFα阻害剤が、ヒトTNFα抗体またはその抗原結合部分である、請求項23に記載の作動ボタン。
【請求項25】
ヒトTNFα抗体またはその抗原結合部分が、アダリムマブまたはゴリムマブである、請求項24に記載の作動ボタン。
【請求項26】
1回分の治療薬を送り出すように構成された近位端と、ユーザによって制御することができるように構成された遠位端とを有する自動注射装置であって、
自動注射装置の遠位端に設けられ、
内腔を有する中空管状部材と、
中空管状部材の遠位端から内側へと延びている半径方向の表面と
を備えている発射体と、
長手方向に延びているプランジャアームと、半径方向に延びているプランジャ足とを有しており、プランジャアームが発射体の中空管状部材の内腔を通って延び、プランジャ足が発射体の半径方向の表面に着座するプランジャと、
自動注射装置の遠位端に設けられた作動ボタンと
を備えており、
作動ボタンが、プランジャ足に近接して設けられた6.0mm〜6.7mmの間の内径を有する内側リングを有しており、内側リングが、作動ボタンがユーザによって操作されたときに、プランジャ足に接触してプランジャ足を発射体の半径方向の表面から解放し、プランジャが発射体の中空管状部材の内腔を通って移動するように構成されている、自動注射装置。
【請求項27】
ハウジングと、
ハウジング内にスライド可能に取り付けられるシリンジと、
シリンジ内にスライド可能に取り付けられ、1回分用量をシリンジの近位端に設けられた針を通って吐き出させるべく移動することができる栓と
をさらに備えており、
プランジャが、栓に接触して栓に吐出力を伝えるように構成されている、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項28】
解放時にプランジャを移動させるように働くことができる駆動用付勢部材をさらに備える、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項29】
ハウジングとシリンジの遠位端との間に作用し、駆動用付勢部材が解放されるまでシリンジをハウジング内に引っ込められた状態に保つ戻し付勢部材をさらに備える、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項30】
内側リングの内径が、6.4mmである、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項31】
内側リングの内径が、6.5mmである、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項32】
内側リングの内径が、6.6mmである、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項33】
内側リングの内径が、6.7mmである、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項34】
内側リングの長さが、6.73mmである、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項35】
内側リングの長さが、6.73mmよりも大きい、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項36】
内側リングの長さが、6.75mmである、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項37】
内側リングの長さが、6.73mm〜6.83mmの間である、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項38】
内側リングの長さが、6.80mmである、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項39】
内側リングの長さが、6.73mm〜6.83mmの範囲である、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項40】
内側リングが、熱可塑性材料または熱硬化性材料で形成されている、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項41】
作動ボタンが、
自動注射装置のユーザによって自動注射装置の近位端に向かって押し込まれることが可能であるよう、ユーザによって触れられるように構成された外側部分
をさらに備えている、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項42】
外側部分が、自動注射装置の遠位端から突き出している、請求項41に記載の自動注射装置。
【請求項43】
外側部分が、自動注射装置の遠位端のすべてまたは一部を覆う、請求項41に記載の自動注射装置。
【請求項44】
作動ボタンの外側部分が、
外側管状壁と、
外側管状壁の終端へと接続され、ユーザによって触れられるように構成されている端壁と
をさらに備える、請求項41に記載の自動注射装置。
【請求項45】
内側リングが、円形の断面を有する管状壁を備えている、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項46】
内側リングが、熱可塑性材料または熱硬化性材料で形成されている、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項47】
内側リングが、内側リングがプランジャ足に係合する際の内側リングの変形を最小にするように構成された最小肉厚を有している、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項48】
内側リングの最小肉厚が、0.6mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項47に記載の自動注射装置。
【請求項49】
内側リングの最小肉厚が、0.8mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項47に記載の自動注射装置。
【請求項50】
内側リングの最小肉厚が、0.9mmである、請求項47に記載の自動注射装置。
【請求項51】
作動ボタンが、注射の遅配を引き起こす自動注射装置の発射ミスを回避する、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項52】
発射ミスによって引き起こされる注射の遅配の大きさが、3秒よりも大きい、請求項51に記載の自動注射装置。
【請求項53】
1回分用量のTNFα阻害剤をさらに含む、請求項26に記載の自動注射装置。
【請求項54】
TNFα阻害剤が、ヒトTNFα抗体またはその抗原結合部分である、請求項53に記載の自動注射装置。
【請求項55】
ヒトTNFα抗体またはその抗原結合部分が、アダリムマブまたはゴリムマブである、請求項54に記載の自動注射装置。
【請求項56】
自動注射装置において使用される作動ボタンであって、
自動注射装置のユーザによって自動注射装置の第1の端部に向かって押し込まれることが可能であるよう、ユーザによって触れられるように構成された外側部分と、
外側部分に接続され、自動注射装置のプランジャの分岐した端部に近接して設けられ、外側部分がユーザによって押し込まれるときにプランジャの分岐した端部に係合するように構成され、プランジャの分岐した端部に係合する際の変形を少なくするように構成された最小肉厚を有している内側リングと
を備えており、
作動ボタンの変形が少なくなることで、注射の遅配を引き起こす自動注射装置の発射ミスが回避される作動ボタン。
【請求項57】
注射の遅配の大きさが、3秒よりも大きい、請求項56に記載の作動ボタン。
【請求項58】
内側リングの最小肉厚が、0.6mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項56に記載の作動ボタン。
【請求項59】
内側リングの最小肉厚が、0.8mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項56に記載の作動ボタン。
【請求項60】
内側リングの最小肉厚が、0.9mmである、請求項56に記載の作動ボタン。
【請求項61】
内側リングの内径が、6.0mm〜6.7mmの範囲である、請求項56に記載の作動ボタン。
【請求項62】
自動注射装置において注射の遅配を引き起こす発射ミスを防止する方法であって、
自動注射装置のユーザによって自動注射装置の第1の端部に向かって押し込まれることが可能であるように、ユーザによって触れられる作動ボタンの外側部分を形成するステップと、
6.0mm〜6.7mmの間の内径を有しており、外側部分がユーザによって押し込まれるときにプランジャの分岐した端部に係合するように構成された作動ボタンの内側リングを形成するステップと、
作動ボタンの内側リングを自動注射装置のプランジャの分岐した端部に近接させて組み立てるステップと
を含む方法。
【請求項63】
内側リングの内径が、6.4mmである、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項64】
内側リングの内径が、6.5mmである、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項65】
内側リングの内径が、6.6mmである、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項66】
内側リングの内径が、6.7mmである、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項67】
内側リングの長さが、6.73mmよりも長い、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項68】
内側リングの長さが、6.73mmである、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項69】
内側リングの長さが、6.75mmである、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項70】
内側リングの長さが、6.73mm〜6.83mmの範囲である、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項71】
内側リングの長さが、6.80mmである、請求項70に記載の作動ボタン。
【請求項72】
作動ボタンの外側部分を形成するステップが、
外側管状壁を形成するステップと、
ユーザによって触れられるように構成された端壁を形成するステップと、
端壁を外側管状壁の終端へと接続するステップと
を含む、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項73】
内側リングを、内側リングがプランジャの分岐した端部に係合する際の内側リングの変形を最小にする最小肉厚を有するように構成するステップ
をさらに含む、請求項62に記載の作動ボタン。
【請求項74】
内側リングの最小肉厚が、0.6mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項73に記載の作動ボタン。
【請求項75】
内側リングの最小肉厚が、0.80mm〜2.0mmの間の範囲である、請求項73に記載の作動ボタン。
【請求項76】
内側リングの最小肉厚が、0.9mmである、請求項73に記載の作動ボタン。
【請求項77】
自動注射装置を発射ミスを防止するように形成するための方法であって、
内腔を有する中空管状部材と、中空管状部材の遠位端から延びている半径方向の表面とを備える発射体を、自動注射装置の遠位端に設けるステップと、
長手方向に延びるプランジャのプランジャアームを、発射体の中空管状部材の内腔を通って延ばすステップと、
プランジャの遠位端に設けられたプランジャ足を、発射体の半径方向の表面に着座するステップと、
作動ボタンを、プランジャ足に近接させて自動注射装置の遠位端に設けるステップと
を含み、
作動ボタンが、6.0mm〜6.7mmの間の内径を有する内側リングを備えており、作動ボタンの内側リングが、作動ボタンがユーザによって操作されたときに、プランジャ足に接触してプランジャ足を発射体の半径方向の表面から解放し、プランジャが発射体の中空管状部材の内腔を通って移動するように構成されている、方法。
【請求項78】
自動注射装置を使用して注射を送り出すための方法であって、
自動注射装置の遠位端に設けられた作動ボタンを押し込むステップと、
作動ボタンの6.0mm〜6.7mmの間の範囲の内径を有している内側リングをプランジャ足に係合させ、プランジャ足を発射体の表面から解放するステップと、
プランジャ足が発射体から解放されたときにプランジャを発射体の中空管状部材の内腔を通って移動させるステップと、
移動するプランジャを使用して栓へと吐出力を伝達するステップと、
栓へと加えられる吐出力を使用してシリンジから1回分用量を吐き出させるステップと
を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18A】
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【図18B】
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【図18C】
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【図18D】
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【図19A】
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【図19B】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50A】
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【図50B】
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【図50C】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61A】
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【図61B】
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【図61C】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【公表番号】特表2013−514153(P2013−514153A)
【公表日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−544755(P2012−544755)
【出願日】平成22年12月15日(2010.12.15)
【国際出願番号】PCT/US2010/060496
【国際公開番号】WO2011/075524
【国際公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【出願人】(503448572)アボツト・バイオテクノロジー・リミテツド (30)
【Fターム(参考)】