説明

自動販売機システム

【課題】 既存の自動販売機本体に大幅な改造を施すことなく、硬貨処理装置の変更のみで外国硬貨と自国硬貨の使用が可能な自動販売機システムを提供する。
【解決手段】 自動販売機1は、外国硬貨と自国硬貨を受け入れ識別して真偽を判定する硬貨処理装置3と、当該外国貨の自国貨に対する換算レートを外部のネットワーク5を通じて取得すべく硬貨処理装置3に設けた通信機能部10とを備えている。硬貨処理装置3は、通信機能部10により取得した換算レートに基づいて、受け入れた外国貨の金額を自国貨の金額に換算し、この換算した金額情報を自動販売機1の主制御部2に送信し、この主制御部2からの釣銭払出命令を受けて自国貨で釣銭を払い出す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外国硬貨と自国硬貨の両方が使用できる自動販売機システムに関する。
【背景技術】
【0002】
外国硬貨を所持する人の便を考慮して、外国硬貨と自国硬貨の両方が使用できる自動販売機が提案されている。この種の自動販売機としては、例えば特許文献1に示すように、外国硬貨の受け入れ可能な硬貨処理装置と、為替レートを入力する入力手段と、外国貨を自国貨に換算する演算装置とを備え、外国硬貨が投入されると、その情報が硬貨処理装置から演算装置に送られ、投入した外国貨の金額が自国貨の金額に換算され、販売可能な商品のランプを点灯させるものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−192165号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の自動販売機では、硬貨処理装置に投入された外国貨の金額を、自動販売機側の演算装置に送って自国貨の金額に換算しているため、既存の自動販売機側の演算装置を大幅に変更しなければならないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、既存の自動販売機本体に大幅な変更をすることなく、外国硬貨と自国硬貨の使用が可能な自動販売機システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は、外国硬貨と自国硬貨の両方が使用できる自動販売機システムであって、前記外国硬貨と自国硬貨を受け入れ識別して真偽を判定し、前記受け入れた硬貨の金額情報を自動販売機の主制御部へ送信する硬貨処理装置と、前記外国貨の自国貨に対する換算レートを外部のネットワークを通じて取得する換算レート取得手段と、前記硬貨処理装置が受け入れ可能な外国硬貨の種類と、前記外国貨の自国貨に対する換算レートと、前記硬貨処理装置が受け入れた外国硬貨の金額と、払い出すべき釣銭の金額とを表示する表示装置と、を備え、前記硬貨処理装置は、前記換算レート取得手段により取得した換算レートに基づいて、前記受け入れた外国貨の金額を自国貨の金額に換算し、前記換算した金額情報を前記自動販売機の主制御部へ送信し、前記主制御部からの釣銭払出命令を受けて前記硬貨処理装置が釣銭を払い出す時に、前記釣銭を自国硬貨で払い出すことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、硬貨処理装置が受入外国貨の金額を自国貨に換算して自動販売機の主制御部に送るので、既存の自動販売機本体に大幅な変更を施すことなく、硬貨処理装置の変更および換算レート取得手段の追加で外国硬貨への対応が可能になり、大幅なコストダウンを図ることができる。また、外国硬貨でも商品購入ができるので販売促進に役立つ。
【0008】
上記発明において、前記硬貨処理装置は、前記受け入れた外国硬貨が受入対象であると判断した場合、前記受け入れた外国硬貨を保留状態にして自国貨の金額に換算し、前記釣銭払出命令を受けた後に前記外国硬貨の保留状態を解除し、該外国硬貨を金庫に格納することが好ましい。
【0009】
本発明によれば、受け入れた外国硬貨が硬貨処理装置で処理可能なものである場合、外国硬貨を一定期間貯留しておくことができる。
【0010】
上記発明において、前記換算レート取得手段は、前記ネットワークを介して為替レート提供サーバに接続された通信手段と、該通信手段を通じて前記為替レート提供サーバから提供される為替レートを記憶する記憶手段と、を含むことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、為替レート提供サーバから提供される為替レートが記憶手段に記憶され、為替レートの自動更新が行われるので、換算レート設定の手間が省ける。
【0012】
電子マネーによる決済を行う電子マネー処理装置を備え、該電子マネー処理装置が前記換算レート取得手段であるのが好ましい。
【0013】
かかる構成によれば、硬貨処理装置が電子マネー処理装置の通信機能を利用して為替レートを取得しているので、硬貨処理装置に通信手段を設ける必要がなく、更なるコストダウンが可能になる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、既存の自動販売機本体に大幅な変更を施すことなく、硬貨処理装置の変更のみで外国硬貨への対応が可能なり、大幅なコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係る自動販売機システムの第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の硬貨処理装置の構成を概念的に示す図である。
【図3】図2の硬貨処理装置のブロック図である。
【図4】為替レートの設定手順を示すシーケンス図である。
【図5】硬貨処理装置の動作を示すシーケンス図である。
【図6】本発明に係る自動販売機システムの第2実施形態を示すブロック図である。
【図7】第2実施形態の為替レートの取得手順を示すシーケンス図である。
【図8】第2実施形態の硬貨処理装置の動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る自動販売機システムの第1実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、自動販売機1は、主制御部2と硬貨処理装置3と表示装置4を備えている。硬貨処理装置3は、外国硬貨と自国硬貨の両方を処理することができ、外部のネットワーク5を介して為替レート提供サーバ6に接続されている。
【0017】
自動販売機の主制御部2は、硬貨処理装置3と表示装置4を含む自動販売機1全体を制御する。
表示装置4には、硬貨処理装置3が受け入れた自国貨の金額、受け入れた外国貨の金額を自国貨の金額へ換算した金額、そして払い出すべき釣銭の金額などが表示される。
為替レート提供サーバ6は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク装置等によって構成されており、各国の為替レートの情報を提供する。
【0018】
図2は、硬貨処理装置3の構成を概念的に示している。

図2に示すように、硬貨処理装置3には、硬貨投入口aを有する硬貨投入部3aが設けられている。硬貨投入部3aの近傍に設けられた返却レバーbを操作することで投入した硬貨を硬貨払出部3hから返却することができる。
硬貨投入部3aの下方には、硬貨判定部3bと硬貨保留部3cと硬貨振分部3eからなる硬貨選別部3fが設けられている。
硬貨判定部3bは、硬貨投入部3aから投入された硬貨の真偽を判定するもので、外国硬貨が投入された場合には、事前に設定された外貨識別データに基づいて、受入れ対象となる外国硬貨かどうかを判定する。また、硬貨判定部3bは、自動販売機の主制御部2と換算レート取得手段としての通信機能部10と接続されている。通信機能部10は、為替レートサーバ6からの為替レートを受信し、受信した為替レートを硬貨判定部3bに送る。
【0019】
また、硬貨判定部3bは、自動販売機の主制御部2との情報のやり取りを行う。硬貨保留部3cは、硬貨投入部3aから投入された硬貨を一時的に保持しておくものである。硬貨振分部3eは、硬貨判定部3bで真正な硬貨であると判定された硬貨を金種別に振り分ける。
【0020】
硬貨選別部3fの下方には、硬貨選別部3eが金種別に振り分けた硬貨を金種毎に収容する複数の硬貨チューブ3gを備えた釣銭保留部3jと、硬貨チューブ3fから釣銭相当額の硬貨を払出口cに払い出す硬貨払出部3hと、硬貨振分部3dで選別された硬貨を格納する金庫3iとが配設されている。
【0021】
図3は硬貨処理装置3のブロック図を示している。
図3に示すように、硬貨処理装置3は通信機能部10を備え、通信機能部10はネットワーク5を介して為替レート提供サーバ6に接続されている。
硬貨判定部3bは、硬貨計数部11と記憶部12と演算部13とを有する。硬貨計数部11は、受け入れた外国硬貨の金種毎の枚数を計数して合計金額を計算する。記憶部12は、通信機能部10を通じて得られる為替レートを記憶する。演算部13は、記憶部12に記憶された為替レートに基づいて、受入外国貨の金額を自国貨の金額に換算し、換算した自国貨の金額情報を主制御部2に送る。
【0022】
次に、本実施形態の自動販売機システムの動作を図4と図5のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、為替レートの設定方法について説明する。図4に示すように、所定の時刻に為替レート提供サーバ6から硬貨処理装置3に為替レートが提供される。硬貨判定部3bは、為替レート提供サーバ6から提供された為替レートを記憶部12に記憶し、為替レートの設定が完了後に、為替レートの設定通知を為替レート提供サーバ6へ送る。このようにして為替レートの更新が例えば毎日所定の時刻に行われる。
【0023】
次に、硬貨処理装置3の動作について説明する。
図5に示すように、硬貨投入部3aの硬貨投入口aから硬貨が投入されると(ステップS1)、硬貨判定部3bはその硬貨が受入対象の硬貨であるか否かの判定を行う(ステップS2)。受入対象の硬貨は、自国硬貨と、事前設定された外貨識別データの対象となる外国硬貨である。硬貨判定部3bは、投入された硬貨が受入対象の硬貨でないと判定した場合、投入硬貨は硬貨振分部3eを経由して硬貨払出部3hに送られる(ステップS3,ステップS4)。一方、硬貨判定部3bは、投入された硬貨が受入対象の硬貨であると判定した場合には、その硬貨が自国硬貨であるか否かの判定を行う(ステップS5)。硬貨判定部3bは、自国硬貨であると判定した場合は、自国硬貨として通常の処理を行う(ステップS6)。
【0024】
一方、硬貨判定部3bは、投入された硬貨が外国硬貨であると判定した場合には、その外国硬貨(以下、受入外国硬貨という)を硬貨保留部3cに送って保留状態にする(ステップS7)。次いで、硬貨判定部3bは、記憶部10に設定してある為替レート(当該外国貨の自国貨に対する換算レート)に基づいて、受入外国貨の金額を自国貨の金額に換算し(ステップS8)、換算した自国貨の金額情報を自動販売機1の主制御部2に送信する(ステップS9)。このようにして、受入外国貨の金額が自国貨の金額に換算されて主制御部2に通知されるので、既存の自動販売機において、自国硬貨が投入された場合と同様の販売処理が行われる(ステップS10)。
【0025】
販売処理が完了すると、販売完了通知と釣銭情報が自動販売機1の主制御部2から硬貨判定部3bに送られる(ステップS11)。硬貨判定部3bは、販売完了通知と釣銭情報(釣銭払出命令)を受け取ると、集金指示を硬貨保留部3cに送って受入外国硬貨の保留状態を解除し(ステップS12,ステップS13)、その外国硬貨を金庫3iに格納する(ステップS14)。そして、釣銭情報に基づいて硬貨保持チューブ3gから自国硬貨で釣銭を払い出す(ステップS15)。
【0026】
表示装置4には、硬貨処理装置3が受け入れた自国貨の金額、受け入れた外国貨の金額を自国貨の金額へ換算した金額、そして払い出すべき釣銭の金額などが表示される。
【0027】
本実施形態の自動販売機1では、受入外国貨の金額を自国貨に換算して自動販売機1の主制御部2に通知するので、既存の自動販売機本体に大幅な変更を施すことなく、硬貨処理装置3の変更のみで外国硬貨への対応が可能なり、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0028】
さらに、外国硬貨でも商品購入ができるので販売促進に役立つ。
【0029】
また、為替レート提供サーバ6から提供される為替レートが硬貨判定部3bの記憶部10に記憶され、為替レートの自動更新が行われるので、換算レート設定の手間が省ける。
【0030】
<第2実施形態>
図6は本発明に係る自動販売機の硬貨処理システムの第2実施形態を示すブロック図である。
自動販売機1は、硬貨処理装置3と表示装置4と電子マネー処理装置7を備えている。硬貨処理装置3、表示装置4、電子マネー処理装置7は、主制御部2が主に硬貨処理装置3、表示装置4、電子マネー処理装置7と情報のやり取りを行う基幹通信網Mを介して主制御部2に接続されている。
【0031】
硬貨処理装置3と電子マネー処理装置7は、主制御部2を介さずに情報のやり取りを行うローカル通信網Lよって接続されている。このローカル通信網Lは、硬貨処理装置3と電子マネー処理装置7の間での情報のやり取りに使用するもので、情報のやり取りは基幹通信網Mの通信に支障を来さないタイミングで行われる。電子マネー処理装置7には通信モジュール18が付設されている。電子マネー処理装置7は、電子マネーによる決済を行うため、通信モジュール18を介して管理サーバ9に接続されている。
【0032】
本実施形態では、電子マネー処理装置7の通信機能を利用して換算レート取得手段を構成している。つまり、通信モジュール18がネットワーク5を介して為替レート提供サーバ6に接続することで、電子マネー処理装置7を通じて硬貨処理装置3に為替レートを提供できるようにしてある。
なお、電子マネー処理装置7は、為替レート提供サーバ6から提供される為替レートを記憶する手段を備えているので、図3に示す記憶部12を硬貨判定部3bに設ける必要はない。その他の構成要素は第1実施形態と同一であるので、同一符号を付し説明を省略する。
【0033】
次に、本実施形態の自動販売機システムの動作を図7と図8のシーケンス図を参照しながら説明する。
まず、為替レートの設定方法について説明する。
図7に示すように、所定の時刻に為替レート提供サーバ6から電子マネー処理装置7に為替レートが提供される。電子マネー処理装置7は、提供された為替レートを記憶し、為替レートの設定通知を為替レート提供サーバ6に返す。このようにして為替レートの更新が例えば毎日所定の時刻に行われる。
【0034】
次に、硬貨処理装置3の動作について説明する。
本実施形態では、電子マネー処理装置7に為替レートを記憶しているため、電子マネー処理装置7は、硬貨処理装置3から為替レート取得の要求がある都度、硬貨処理装置3に為替レートを提供している(図8のステップS103,ステップS104)。その他の処理方法は第1実施形態と同じであるので、図8のシーケンスは硬貨処理装置3内の硬貨の移動プロセスを省略してある。本実施係形態では、この簡略化したシーケンス図に基づいて硬貨処理装置3の動作を説明する。
【0035】
まず、硬貨処理装置3は投入硬貨の受入判定を行い(ステップS100)、投入硬貨が受入対象の硬貨であると判定した場合は、その硬貨が外国硬貨であるか否かの判定を行う(ステップS101)。投入硬貨が自国硬貨であると判定した場合、自国硬貨として通常の処理を行い(ステップS102)、投入硬貨が外国硬貨であると判定した場合には、硬貨処理装置3が電子マネー処理装置7に為替レートの取得要求を送る(ステップS103)。すると、電子マネー処理装置7が硬貨処理装置3に為替レートを提供する(ステップS104)。硬貨処理装置3は、提供された為替レートに基づいて、受入外国貨の金額を自国貨の金額に換算し(ステップS105)、その結果を自動販売機1の主制御部2に通知する(ステップS106)。つまり、受入外国貨の金額を自国貨の金額に換算して主制御部2に通知するので、既存の自動販売機において、自国硬貨が投入された場合と同様の販売処理が行われる(ステップS107)。
【0036】
販売処理が完了すると、販売完了通知と釣銭情報が自動販売機1の主制御部2から硬貨処理装置3に送られる(ステップS108)。硬貨処理装置3は、販売完了通知と釣銭情報を受け取ると、外国硬貨を金庫3iに格納し(ステップS109)、釣銭情報に基づいて自国硬貨で釣銭を払い出す(ステップS110)。
【0037】
本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、硬貨処理装置3が電子マネー処理装置7の通信機能を利用して為替レートを取得しているので、硬貨処理装置3に通信手段を設ける必要がなく、大幅なコストダウンが可能になる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形や変更が可能である。
例えば、以上の実施形態では、硬貨判定部3bの記憶部12または電子マネー処理装置7の記憶部に為替レートを格納しておき、硬貨判定部3bの演算部13が自国貨への換算を実行する都度、格納された為替レートを読み出しているが、硬貨判定部3bが電子マネー処理装置7から取得した為替レートを記憶するようにしてもよいし、また硬貨判定部3bが為替レート提供サーバ6から最新の為替レートの提供を直接受けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0039】
1・・・自動販売機
2・・・主制御部
3・・・硬貨処理装置
4・・・表示装置
5・・・ネットワーク
6・・・為替レート提供サーバ
7・・・電子マネー処理装置
10、18・・・通信モジュール
11・・・硬貨計数部
12・・・記憶部
13・・・演算部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外国硬貨と自国硬貨の両方が使用できる自動販売機システムであって、
前記外国硬貨と自国硬貨を受け入れ識別して真偽を判定し、前記受け入れた硬貨の金額情報を自動販売機の主制御部へ送信する硬貨処理装置と、
前記外国貨の自国貨に対する換算レートを外部のネットワークを通じて取得する換算レート取得手段と、
前記硬貨処理装置が受け入れ可能な外国硬貨の種類と、前記外国貨の自国貨に対する換算レートと、前記硬貨処理装置が受け入れた外国硬貨の金額と、払い出すべき釣銭の金額とを表示する表示装置と、を備え、
前記硬貨処理装置は、前記換算レート取得手段により取得した換算レートに基づいて、前記受け入れた外国貨の金額を自国貨の金額に換算し、前記換算した金額情報を前記自動販売機の主制御部へ送信し、前記主制御部からの釣銭払出命令を受けて前記硬貨処理装置が釣銭を払い出す時に、前記釣銭を自国硬貨で払い出すことを特徴とする自動販売機システム。
【請求項2】
前記硬貨処理装置は、前記受け入れた外国硬貨が受入対象であると判断した場合、前記受け入れた外国硬貨を保留状態にして自国貨の金額に換算し、前記釣銭払出命令を受けた後に前記外国硬貨の保留状態を解除し、該外国硬貨を金庫に格納することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機システム。
【請求項3】
前記換算レート取得手段は、
前記ネットワークを介して為替レート提供サーバに接続された通信手段と、
該通信手段を通じて前記為替レート提供サーバから提供される為替レートを記憶する記憶手段と、を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動販売機システム。
【請求項4】
電子マネーによる決済を行う電子マネー処理装置を備え、
前記電子マネー処理装置が前記換算レート取得手段であることを特徴とする請求項3に記載の自動販売機システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−89006(P2012−89006A)
【公開日】平成24年5月10日(2012.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−236511(P2010−236511)
【出願日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【出願人】(307003777)株式会社日本コンラックス (140)
【Fターム(参考)】