説明

自動車のメカトロニックな構成群の差し込み接続部

本発明は、ハウジング上側部分1とハウジング下側部分2とを備えるハウジングのハウジング下側部分2に固定される自動車のメカトロニックな構成群3の差し込み接続部であって、第1の部材4と第2の部材5とを備え、第1の部材4及び第2の部材5を介して、差し込み接続部の差し合わされた状態において、電気的な接続が形成可能であり、差し込み接続部の第1の部材4が、構成群3の、ハウジング上側部分1に配置される電子装置及び/又は制御部11に電気的に接続されており、差し込み接続部の第2の部材5が、構成群3に固定されており、かつ第1の部材4が、ハウジング上側部分1から少なくとも1つのデカップリング部材6,7により振動の切り離しがなされている差し込み接続部に関する。本発明により、差し込み接続部の第2の部材が少なくとも部分的に、構成群3に配置される凹部内に沈設されているようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の、自動車のメカトロニックな構成群(mechatronische Baugruppe)の差し込み接続部、すなわち、ハウジング上側部分とハウジング下側部分とを備えるハウジングの前記ハウジング下側部分に固定される自動車のメカトロニックな構成群の差し込み接続部であって、第1の部材と第2の部材とを備え、該第1の部材及び該第2の部材を介して、前記差し込み接続部の差し合わされた状態において、電気的な接続が形成可能であり、前記差し込み接続部の前記第1の部材が、前記構成群の、前記ハウジング上側部分に配置される電子装置及び/又は制御部に電気的に接続されており、前記差し込み接続部の前記第2の部材が、前記構成群に固定されており、かつ前記第1の部材が、前記ハウジング上側部分から少なくとも1つのデカップリング部材により振動の切り離しがなされている差し込み接続部に関する。
【0002】
メカトロニックな構成群では、一般に、電子式の制御装置全体がギヤボックスあるいは伝動装置のハウジングに螺止され、単数又は複数の差し込み接続部を介して弁部材、センサ部材及び/又は電気的な駆動ユニットに接続される。
【0003】
この場合、構成群及び接点接続部の接合は、接合ピン及び導入斜面を介して「盲目(blind)」に実施される。制御装置とハウジングとの間には、機能に基づいて、3つの全ての空間方向に高い公差が予想されなければならない。一般に、ハウジング上側部分は、ギヤボックスのハウジングとの組み立て時にシールを介して封止される。摩擦なしの運転を保証するために、それぞれのコネクタと相手側コネクタとは、運転中、高い振動負荷時であっても、接点遮断あるいは相対運動をしてはならない。
【0004】
従来技術において、差し込み接続部の両コネクタ部分を耐振動性の組み立てのために互いに係止するか、又は外から螺止することが公知である。この場合、螺止部は、シールされなければならない。しかし、不都合なことに、保守点検時、係止部あるいは螺止部は、接近性を有していなければならず、場合によっては、比較的小さなねじを緩めなければならない。それというのも、さもなければ、差し込み接続部が、制御装置の取り外しの際に損傷される場合があるからである。加えて、ねじは、再度の組み立ての際に改めてシールされなければならない。
【0005】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第102006014478号明細書において、自動車の駆動ユニットの機械的な振動から制御装置をデカップリング可能あるいは切り離し可能とする、駆動ユニットの電気的な部品と駆動ユニットの制御装置との間の電気的な接続を形成するためのアッセンブリが公知である。この公知のアッセンブリは、2つの接続部材、例えば雄雌のコネクタを備える差し込み接続部を有している。この差し込み接続部により、制御装置の電気的な線路と駆動ユニットの電気的な線路との間の電気的なコンタクトが形成され、かつ差し込み接続部の接続部材は、振動減衰され、例えばゴム部材により支承されている。不都合なことに、この公知のアッセンブリにおいて実現可能な公差補償は僅かである。
【0006】
耐振動性の組み立てを実現する別の可能性は、差し込み接続をコンタクトシステム自体のコンタクトばねの力を介して維持することにある。しかし、このことは、両コンタクト相手の微小運動が接触域を継続的に損傷する可能性があるという欠点を招く場合がある。
【0007】
さらに、ドイツ連邦共和国特許出願公開第102007009644号明細書において、差し合わされた状態において電気的な接続を形成可能なコネクタ部材と相手側コネクタ部材とを備える少なくとも1つの差し込み接続部を備える構成群、特に商用車の電子的な構成群が公知である。この公知の構成群では、コネクタ部材の少なくとも一方が浮動式に又はクリアランス内で可動に支承されている。しかし、これらのコネクタ部材の支承は、差し込み接続部の大きな高さを前提とし、これにより、必要な構成スペースに関する欠点が生じる。
【0008】
本発明の課題は、僅かな構成スペースを必要とする、自動車のメカトロニックな構成群の差し込み接続部を提供することである。
【0009】
上記課題は、請求項1の特徴、すなわち、前記第2の部材が少なくとも部分的に、前記構成群に配置される凹部内に沈設されていることにより解決される。別の本発明の態様及び利点は、従属請求項から看取可能である。すなわち、好ましい態様において、前記第1の部材は、フレキシブルな接続部材を介して前記電子装置及び/又は制御部に電気的に接続されている。好ましい態様において、前記接続部材は、フレキシブルなプリント基板又は負荷軽減ループ部を備える打抜き格子体として形成されている。好ましい態様において、前記少なくとも1つのデカップリング部材は、ばね部材であり、該ばね部材は、接合方向に対して平行に前記第1の部材と前記ハウジング上側部分との間に配置されている。好ましい態様において、前記少なくとも1つのデカップリング部材は、前記差し込み接続部の差し合わされた状態において摩擦力結合が前記第1の部材と前記第2の部材との間で接合方向に生じるように形成されている。好ましい態様において、前記差し込み接続部の前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記差し込み接続部の接合時、接合方向に対して垂直な空間軸方向で、前記第1の部材及び前記第2の部材の位置決め、次に前記第1の部材と前記第2の部材との間の形状結合が保証されるように形成されている。好ましい態様において、前記差し込み接続部の前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記差し込み接続部の接合時に接合方向に対して垂直な方向での前記第1の部材及び前記第2の部材の自動的な位置決めを生じる作用面を有している。好ましい態様において、前記作用面は、接合方向に対して垂直な空間方向での前記差し込み接続部の構成部材の公差が補償されるように形成されており、かつ前記少なくとも1つのデカップリング部材のばねストロークの長さ及びばねこわさは、接合方向での前記差し込み接続部の前記構成部材の公差が補償されるように形成されている。好ましい態様において、前記第1の部材は肩部を有しており、該肩部は、前記ハウジング上側部分の肩部又は内方に延在する突出部と、前記差し込み接続部の前記第1の部材が前記ハウジング上側部分と少なくとも前記差し込み接続部の接合時又は取り外し時に1つの共通の構成部材を形成しているように協働する。好ましい態様において、前記少なくとも1つのデカップリング部材が、前記差し込み接続部の前記第1の部材の一部であるか、又は前記ハウジング上側部分の一部である。好ましい態様において、前記少なくとも1つのデカップリング部材が、前記差し込み接続部の前記第1の部材又は前記ハウジング上側部分とともに成形される射出成形部材である。
【0010】
本発明は、ハウジング上側部分とハウジング下側部分とを備えるハウジングのハウジング下側部分に固定される自動車のメカトロニックな構成群の差し込み接続部であって、第1の部材と第2の部材とを備え、第1の部材及び第2の部材を介して、差し込み接続部の差し合わされた状態において、電気的な接続が形成可能であり、第1の部材が、構成群の、ハウジング上側部分に配置される電子装置及び/又は制御部に電気的に接続されており、第2の部材が、構成群に固定されており、かつ第1の部材が、ハウジング上側部分から少なくとも1つのデカップリング部材により振動の切り離しがなされている差し込み接続部に関する。本発明により、差し込み接続部の第2の部材が少なくとも部分的に、構成群に配置される凹部内に沈設されているようにした。これにより、差し合わされた状態における差し込み接続部の構成高さは著しく減じられる。
【0011】
本発明の一態様において、少なくとも1つのデカップリング部材は、差し込み接続部の差し合わされた状態において摩擦力結合(kraftschluessige Verbindung:摩擦力による束縛)が第1の部材と第2の部材との間で接合方向に生じるように形成されている。
【0012】
さらに、第1の部材と第2の部材とは、差し込み接続部の接合時、接合方向に対して垂直な空間軸方向で、第1の部材及び第2の部材の位置決め、次に第1の部材と第2の部材との間の形状結合(Formschluss:形状による束縛)が保証されるように形成されていてよい。その結果、差し込み接続部の差し合わされた状態において、差し込み接続部の第1の部材と第2の部材とは、固く互いに結合されており、ハウジング下側部分に配置されるメカトロニックな構成群による同じ励振に曝されている。この場合、第1の部材及び第2の部材並びに少なくとも1つのデカップリング部材を適当に形成することにより、差し込み接続部の構成部材の公差も考慮することができ、これにより、差し込み接続部の確実な接合が、差し込み接続部の公差値を最大限利用した場合でも保証されている。
【0013】
好ましくは、少なくとも1つのデカップリング部材は、ばね部材、例えばコイルばねとして形成されている。しかし、特に、少なくとも1つのデカップリング部材は、差し込み接続部の第1の部材又はハウジング上側部分の一部であってもよく、これにより、差し込み接続部は、好ましくは少数の構成部材から製造可能である。この場合、デカップリング部材は、第1の部材あるいはハウジング上側部分とともに射出成形技術により安価に製造される部材を形成していてもよい。
【0014】
本発明のコンセプトにより、差し込み接続部の両部材相互の相対運動、ひいては差し込み接続部内の接触摩擦に基づくコンタクト摩耗の可能性は、差し込み接続部がハウジング上側部分から振動の切り離しをなされて形成されており、第1の部材と第2の部材とがともに同じ加速値及び振動振幅に曝されているがゆえに排除される。加えて、差し込み接続部の組み立て及び取り外しは、「盲目」に、すなわち直接的な接近性なしに可能である。
【0015】
本発明の別の態様において、第1の部材は電子装置及び/又は制御部にフレキシブルな接続部材を介して電気的に接続されている。この目的で、好ましくはフレキシブルなプリント基板又は負荷軽減ループ部(Entlastungsschlaufe)を備える打抜き格子体(Stanzgitter)が使用される。それというのも、これらが安価であり、第1の部材及びハウジング上側部分の振動の切り離しを保証するからである。
【0016】
以下に、本発明について図面を参照しながら一例を挙げて詳説する。図面は、本発明により形成された差し込み接続部の概略断面図である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明により形成された差し込み接続部の概略断面図である。
【0018】
図面には、ハウジング上側部分1とハウジング下側部分2とを備えるハウジングのハウジング下側部分2に固定されるメカトロニックな構成群3を示してある。構成群3の電子装置及び/又は制御部11は、ハウジング上側部分1に配置されている。
【0019】
電子装置及び/又は制御部11を構成群3に電気的に接続するために、差し込み接続部は、コネクタとして形成された第1の部材4と、相手側コネクタとして形成された第2の部材5とを有している。第1の部材4及び第2の部材5を介して、差し込み接続部の、図示の差し合わされた状態において、電気的な接続が形成可能である。第1の部材4は、電気的に電子装置及び/又は制御部11に接続されており、第2の部材5は、構成群3に固定されている。構成群3は、特に、例えばギヤボックスあるいは伝動装置の弁部材、センサ部材及び/又は電気的な駆動ユニットであるか、又はこれらを含むものであってよい。
【0020】
本発明において、構成群3は凹部16を有している。凹部16内には、差し込み接続部の第2の部材5が沈設されている。これにより、接合方向12に沿った差し込み接続部の高さは、極めて小さい。
【0021】
第1の部材4は、ハウジング上側部分1から少なくとも1つのデカップリング部材6,7によって振動の切り離しがなされている。図示の実施の形態では、このために、ばね部材として形成された2つのデカップリング部材6,7が設けられている。2つのデカップリング部材6,7は、接合方向12に対して平行に第1の部材4とハウジング上側部分1との間に配置されている。
【0022】
本実施の形態では、デカップリング部材6,7は、差し込み接続部の差し合わされた状態において、摩擦力結合が第1の部材4と第2の部材5との間あるいはコネクタと相手側コネクタとの間で接合方向12に生じるように形成されている。組み立て後、ハウジング上側部分1はハウジング下側部分2に螺止可能である。
【0023】
図面から看取可能であるように、第1の部材4は電子装置及び/又は制御部11にフレキシブルな接続部材10を介して電気的に接続されている。好ましくは、接続部材10は、フレキシブルなプリント基板又は負荷軽減ループ部若しくは緩衝ループ部を備える打抜き格子体として形成されている。
【0024】
図示の実施の形態において、第1の部材4は肩部8を有している。第1の部材4の肩部8は、ハウジング上側部分1の肩部9又は内方に延在する突出部と協働して、第1の部材4がハウジング上側部分1とともに少なくとも差し込み接続部の接合時又は取り外し時に1つの共通の構成部材をなすことにより、両者が互いに予め位置決めされており、差し込み接続部の組み立て又は取り外しが容易になされるように協働している。
【0025】
接合方向12に対して垂直な空間方向で、第1の部材4及び第2の部材5は、差し込み接続部の差し合わされた状態においてこれらの空間方向で形状結合が保証され、差し込み接続部の組み立て又は取り外しが直接的な接近性なしに可能であるように形成されている。このことは、特に、第1の部材4及び第2の部材5が作用面13、例えばチャンファを有しており、作用面13が、差し込み接続部の接合時に、接合方向12に対して垂直な方向での両部材4,5の自動的な位置決めを生じることによっても容易になされる。したがって、差し込み接続部の差し合わされた状態において、第1の部材4及び第2の部材5は、固く互いに結合されており、ともに、ハウジング下側部分2に配置されたメカトロニックな構成群3による同一の励振に曝されている。作用面13は、好ましくは、接合方向12に対して垂直な空間方向での差し込み接続部の構成部材の公差が補償されるように形成されており、かつデカップリング部材6,7のばねストロークの長さ及びばねこわさは、好ましくは、接合方向12での差し込み接続部の構成部材の公差が補償されるように形成されている。これにより、差し込み接続部の確実な接合は、差し込み接続部の構成部材の公差値を最大限利用した場合でも保証されている。
【0026】
差し込み接続部の第1の部材4内には、本発明の図示の形態において、導電性のソケット又はピン14が配置されている。ソケット又はピン14は、第2の部材5の導電性のソケット又はピン15と、差し込み接続部の差し合わされた状態において、両部材4,5間の解離可能な電気的な接続を生じる。しかし、両部材4,5の解離可能な電気的な接続は、別の方法で形成されてもよい。最も簡単な事例では、第1の部材4及び第2の部材5自体、又はそれらの表面だけが導電性であり、これにより、相互の接触時に電気的な接続を形成する。
【符号の説明】
【0027】
1 ハウジング上側部分
2 ハウジング下側部分
3 メカトロニックな構成群
4 差し込み接続部の第1の部材、コネクタ
5 差し込み接続部の第2の部材、相手側コネクタ
6 デカップリング部材
7 デカップリング部材
8 肩部
9 肩部
10 フレキシブルな接続部材
11 電子装置及び/又は制御部
12 接合方向
13 作用面
14 ソケット又はピン
15 ソケット又はピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング上側部分(1)とハウジング下側部分(2)とを備えるハウジングの前記ハウジング下側部分(2)に固定される自動車のメカトロニックな構成群(3)の差し込み接続部であって、第1の部材(4)と第2の部材(5)とを備え、該第1の部材(4)及び該第2の部材(5)を介して、前記差し込み接続部の差し合わされた状態において、電気的な接続が形成可能であり、前記差し込み接続部の前記第1の部材(4)が、前記構成群(3)の、前記ハウジング上側部分(1)に配置される電子装置及び/又は制御部(11)に電気的に接続されており、前記差し込み接続部の前記第2の部材(5)が、前記構成群(3)に固定されており、かつ前記第1の部材(4)が、前記ハウジング上側部分(1)から少なくとも1つのデカップリング部材(6,7)により振動の切り離しがなされている差し込み接続部において、前記第2の部材(5)が少なくとも部分的に、前記構成群(3)に配置される凹部内に沈設されていることを特徴とする、差し込み接続部。
【請求項2】
前記第1の部材(4)は、フレキシブルな接続部材(10)を介して前記電子装置及び/又は制御部(11)に電気的に接続されている、請求項1記載の差し込み接続部。
【請求項3】
前記接続部材(10)は、フレキシブルなプリント基板又は負荷軽減ループ部を備える打抜き格子体として形成されている、請求項2記載の差し込み接続部。
【請求項4】
前記少なくとも1つのデカップリング部材(6,7)は、ばね部材であり、該ばね部材は、接合方向(12)に対して平行に前記第1の部材(4)と前記ハウジング上側部分(1)との間に配置されている、請求項1記載の差し込み接続部。
【請求項5】
前記少なくとも1つのデカップリング部材(6,7)は、前記差し込み接続部の差し合わされた状態において摩擦力結合が前記第1の部材(4)と前記第2の部材(5)との間で接合方向に生じるように形成されている、請求項1記載の差し込み接続部。
【請求項6】
前記差し込み接続部の前記第1の部材(4)と前記第2の部材(5)とは、前記差し込み接続部の接合時、接合方向(12)に対して垂直な空間軸方向で、前記第1の部材(4)及び前記第2の部材(5)の位置決め、次に前記第1の部材(4)と前記第2の部材(5)との間の形状結合が保証されるように形成されている、請求項1記載の差し込み接続部。
【請求項7】
前記差し込み接続部の前記第1の部材(4)と前記第2の部材(5)とは、前記差し込み接続部の接合時に接合方向(12)に対して垂直な方向での前記第1の部材(4)及び前記第2の部材(5)の自動的な位置決めを生じる作用面(13)を有している、請求項6記載の差し込み接続部。
【請求項8】
前記作用面(13)は、接合方向(12)に対して垂直な空間方向での前記差し込み接続部の構成部材の公差が補償されるように形成されており、かつ前記少なくとも1つのデカップリング部材(6,7)のばねストロークの長さ及びばねこわさは、接合方向(12)での前記差し込み接続部の前記構成部材の公差が補償されるように形成されている、請求項7記載の差し込み接続部。
【請求項9】
前記第1の部材(4)は肩部(8)を有しており、該肩部(8)は、前記ハウジング上側部分(1)の肩部(9)又は内方に延在する突出部と、前記差し込み接続部の前記第1の部材(4)が前記ハウジング上側部分(1)と少なくとも前記差し込み接続部の接合時又は取り外し時に1つの共通の構成部材を形成しているように協働する、請求項1記載の差し込み接続部。
【請求項10】
前記少なくとも1つのデカップリング部材(6,7)が、前記差し込み接続部の前記第1の部材(4)の一部であるか、又は前記ハウジング上側部分(1)の一部である、請求項1記載の差し込み接続部。
【請求項11】
前記少なくとも1つのデカップリング部材(6,7)が、前記差し込み接続部の前記第1の部材(4)又は前記ハウジング上側部分(1)とともに成形される射出成形部材である、請求項10記載の差し込み接続部。

【図1】
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【公表番号】特表2013−500558(P2013−500558A)
【公表日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−522083(P2012−522083)
【出願日】平成22年7月13日(2010.7.13)
【国際出願番号】PCT/EP2010/060043
【国際公開番号】WO2011/012442
【国際公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【出願人】(597007363)クノル−ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (110)
【氏名又は名称原語表記】Knorr−Bremse Systeme fuer Nutzfahrzeuge GmbH
【住所又は居所原語表記】Moosacher Strasse 80, D−80809 Muenchen, Germany
【Fターム(参考)】