説明

自動車のワイパ

【課題】部品点数が少なく、しかもガラス面に対する払拭面積を拡大できる自動車のワイパを提案する。
【解決手段】ワイパ1は、基端側が車体に対して回転可能に支持されたクランク5と、そのクランク5を回転駆動する電動モータ3と、クランク5の先端側に相対回転可能に連結されたワイパアーム9と、そのワイパアーム9に取り付けられたワイパブレード10と、車体に対して回転可能ではあるが、当該車体に対して位置不動に支持され、かつワイパアーム9に、その長手方向に摺動可能に嵌合したスライダ13とを有している。電動アーム3の作動によりクランク5が回転し、その回転に伴って、スライダ13がワイパアーム9に対して摺動しながら、該ワイパアーム9がワイパブレード10と共に揺動し、該ワイパブレード10の揺動によって、当該ワイパブレード10がガラス面に摺接しながら、当該ガラス面に付着した雨滴を払拭する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス面に付着した雨滴を払拭する自動車のワイパに関する。
【背景技術】
【0002】
運転者の視界を確保するため、ウィンドシールドガラス、リヤウィンドガラス、サイドウィンドガラス又はミラー等のガラス面に付着した雨滴を払拭するワイパを設けることは従来より周知である(特許文献1参照)。また、照度の低下を防止するために、ヘッドランプレンズのガラス面を払拭するワイパも公知である。
【0003】
図5は、ウィンドシールドガラス用の従来のワイパの一例を示す概略正面図であって、フードの図示を省略した図である(図6も同様)。ここに示したワイパ1Aは、基端部が駆動軸21Aに固定連結されたワイパアーム9Aと、そのワイパアーム9Aに取り付けられたワイパブレード10Aとを有し、駆動軸21Aが図示していない電動モータによって所定の角度範囲を往復回転させられることにより、ワイパアーム9Aとワイパブレード10Aが、矢印で示すように、実線で示した初期位置と二点鎖線で示した終端位置との間を揺動する。これによりワイパブレード10Aがウィンドシールドガラス14Aのガラス面に摺接しながら、そのガラス面に付着した雨滴を払拭することができる。
【0004】
上述したワイパ1Aは、ワイパアーム9Aの数が1本であるため、部品点数が少なく、全体の構造を簡素化できる利点を有している。ところが、このワイパ1Aによると、図5に斜線を付し、かつ符号Gを付したガラス面の領域をワイパブレード10Aによって払拭することができず、運転者が充分な視界を確保できなくなる欠点を免れない。
【0005】
そこで、四節回転連鎖により構成されたワイパアームを備えたワイパも公知であり、図6にその一例を示す。ここに示したワイパ1Bにおいては、車体に回転可能に支持されている駆動軸21Bに基端部が固定されたメインアーム18Bと、基端部がピン22Bを介して車体に対して回動可能に支持されたサブアーム19Bと、メインアーム18Bとサブアーム19Bとにピン23B,24Bを介して相対回転可能に連結されたスィベルと称せられる中間アーム20Bとによってワイパアーム9Bが構成され、その中間アーム20Bにワイパブレード10Bが取り付けられている。メインアーム18Bと、サブアーム19Bと、中間アーム20Bと、車体とによって四節回転連鎖が構成されている。
【0006】
駆動軸21Bは、図示していない電動モータによって、所定の角度範囲を往復回転させられ、これによって上述した3つのアーム18B,19B,20Bより成るワイパアーム9Bと、ワイパブレード10Bとが、図6に矢印で示したように、実線で示した初期位置と二点鎖線で示した終端位置との間を揺動する。これにより、ワイパブレード10Bがウィンドシールドガラス14Bのガラス面に摺接しながら、そのガラス面に付着した雨滴を払拭する。
【0007】
ここで、ワイパアーム9Bとワイパブレード10Bが実線で示した初期位置にあるときに、ワイパブレード10Bとメインアーム18Bとの成す角度をαとし、ワイパアーム9Bとワイパブレード10Bが二点鎖線で示した終端位置にあるときに、ワイパブレード10Bとメインアーム18Bとの成す角度をβとしたとき、各アーム18B、19B、20Bと車体とが四節回転連鎖を構成しているため、角度αよりも角度βの方が大きくなる(β>α)。このため、ワイパブレード10Bは、図5に示したガラス面の領域Gをも払拭することができる。このように、図5に示したワイパ1Aのワイパブレード10Aの長さと、図6に示したワイパ1Bのワイパブレード10Bの長さが等しい場合には、図6に示したワイパ1Bの方が、ガラス面に対する払拭面積を大きくできるので、運転者が充分な視界を確保することが可能となる。
【0008】
ところが、図6に示したワイパ1Bは、メインアーム18Bとサブアーム19Bと中間アーム20Bの3つのアームからワイパアーム9Bが構成されているので、部品点数が多くなり、ワイパ1Bの構造が複雑となって、そのコストが上昇する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特表平10−501201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、ワイパブレードの長さが等しい場合に、ガラス面に対する払拭面積を、図5に示した従来のワイパよりも拡大することができ、しかも図6に示したワイパよりも部品点数を少なくすることのできる自動車のワイパを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、上記目的を達成するため、基端側が車体に対して回転可能に支持されたクランクと、該クランクを回転駆動する電動モータと、前記クランクの先端側に相対回転可能に連結されたワイパアームと、該ワイパアームに取り付けられたワイパブレードと、車体に対して回転可能ではあるが、当該車体に対して位置不動に支持され、かつ前記ワイパアームに、その長手方向に摺動可能に嵌合したスライダとを有し、前記電動アームの作動により前記クランクが回転し、その回転に伴って、前記スライダが前記ワイパアームに対して摺動しながら、該ワイパアームが前記ワイパブレードと共に揺動し、該ワイパブレードの揺動によって、当該ワイパブレードがガラス面に摺接しながら、当該ガラス面に付着した雨滴を払拭する自動車のワイパを提案する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ワイパアームの数が1つであるため、ワイパの部品点数を少なくでき、その構造を簡素化することができる。しかも、ワイパブレードが、ガラス面に摺接しながら、その初期位置から終端位置へ回動するときのワイパブレードの移動軌跡と、逆にワイパブレードが終端位置から初期位置に回動するときの当該ワイパブレードの移動軌跡が異なっているので、ワイパブレードが往復揺動したときに、そのワイパブレードがガラス面を払拭する面積が拡大し、運転者は充分な視界を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係るワイパの分解斜視図である。
【図2】図1に示したワイパの構成部品が組み付けられた状態での図1におけるII−II線拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1に示したワイパの動作を明らかにした概略説明図であって、自動車のフードを省略した図である。
【図5】従来のワイパの動作を示す概略説明図であって、自動車のフードを省略した図である。
【図6】従来の他のワイパの動作を示す概略説明図であって、自動車のフードを省略した図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0015】
図1に示すように、本例の自動車のワイパ1は、図示していない車体、すなわち自動車のメインボデーに図示していないボルトとナットによって固定されたモータホルダ2を有し、そのモータホルダ2に電動モータ3が固定支持されている。このように本例の電動モータ3は、モータホルダ2を介して車体に固定支持されているが、電動モータ3を直に車体に固定支持することもできる。
【0016】
電動モータ3の出力軸4には、クランク5の基端側が固定されている。クランク5は、その基端側が電動モータ3とモータホルダ2を介して車体に回転可能に支持されているのである。かかるクランク5は、電動モータ3が作動することによって、図1に矢印Aで示した方向に回転駆動される。
【0017】
上述のように、本例のワイパ1は、基端側が車体に対して回転可能に支持されたクランク5と、そのクランク5を回転駆動する電動モータ3を有している。
【0018】
また、図2にも示すように、クランク5の先端側には、第1のボールジョイント6の基端部が固定され、その第1のボールジョイント6の先端のボール部7に連結部材8が回転可能に嵌合している。この連結部材8は、図2に明示するように、ワイパアーム9の基端部に相対運動不能に固定されている。これにより、ワイパアーム9とクランク5の先端側は、ボールジョイント6を介して互いに回転可能に連結される。クランク5の先端側が、ワイパアーム9に対して、その長手方向に摺動することはない。また、図4にも示すように、ワイパアーム9の先端側には、それ自体公知の態様でワイパブレード10が取り付けられている。このように、本例のワイパ1は、クランク5の先端側に相対回転可能に連結されたワイパアーム9と、そのワイパアーム9に取り付けられたワイパブレード10とを有しているのである。
【0019】
また、図1乃至図3に示すように、ワイパアーム9の少なくとも一部は、ほぼC字状の横断面形状を有していて、上述の連結部材8は、そのC字状の横断面形部分に嵌着固定されている。
【0020】
一方、図1に示すように、モータホルダ2には、前述の第1のボールジョイント6とは別の第2のボールジョイント11の基端部が固定され、その第2のボールジョイント11の先端のボール部12にスライダ13が回転可能に嵌合している。その際、モータホルダ2は、車体に対して固定されていて、スライダ13は、かかるモータホルダ2に第2のボールジョイント11を介して回転可能に支持され、しかも該第2のボールジョイント11はモータホルダ2に不動に固定されているので、スライダ13は、車体に対して回転可能ではあるが、当該車体に対して位置不動に支持される。
【0021】
上述したスライダ13は、図2及び図3に示すように、横断面がC字状に形成されたワイパアーム9の部分に、当該ワイパアーム9の長手方向Xに摺動可能に嵌合している。クランク5の先端側が連結部材8を介して連結されたワイパアーム9の部分よりも、該ワイパアーム9の先端側の部分に、スライダ13が、ワイパアーム9の長手方向Xに摺動可能に嵌合しているのである。このように、本例のワイパ1は、車体に対して回転可能ではあるが、当該車体に対して位置不動に支持され、かつワイパアーム9に、その長手方向Xに摺動可能に嵌合したスライダ13を有しているのである。
【0022】
図4は、上述した各構成要素が組み付いたワイパ1が車体に装着された状態を示す概略正面図である。ここに示したワイパ1は、車室前部を区画するウィンドシールドガラス(フロントガラス)14のガラス面を払拭するように構成されている。図4においても、エンジンルームの上部を覆うフードの図示は省略してある。
【0023】
先に説明し、かつ図4に概略を示すように、ワイパアーム9の先端側にワイパブレード10が取り付けられ、そのワイパブレード10はウィンドシールドガラス14の前面のガラス面に当接している。また、図4においては、図1に示したクランク5及び連結部材8の図示は省略してあり、電動モータ3については、その出力軸4だけが示され、連結部材8についても、その位置だけが、符号81,82,83,84によって示されている。
【0024】
ワイパアーム9とワイパブレード10は、次に詳細を示すように、図4に実線で示した初期位置から、矢印B方向に回動して、破線で示した中間位置を通り、二点鎖線で示した終端位置に至る。引き続き、ワイパアーム9とワイパブレード10は、図4に矢印Cで示した方向に回動して、一点鎖線で示した中間位置を通り、実線で示した初期位置に戻る。ワイパアーム9とワイパブレード10は、そのワイパブレード10がウィンドシールド14のガラス面に摺接しながら、このような往復運動を繰り返し行い、この間にガラス面に付着した雨滴がワイパブレード10によって払拭される。次にこの動作の詳細を明らかにする。
【0025】
ワイパアーム9とワイパブレード10が図4に実線で示した初期位置にあるとき、図1に示したクランク5とワイパアーム9との連結部である連結部材8は、図4に符号81で示した位置を占めている。ここで、図1に示した電動モータ3が作動を開始して、その出力軸4が矢印A方向に回転すると、連結部材8も、出力軸4を中心として、図4の矢印Aで示した方向に回転する。これに伴って、ワイパアーム9とワイパブレード10が、図4に矢印Bで示した方向に回動を開始する。このように、ワイパアーム9とワイパブレード10が回動するとき、車体に対して位置不動に支持されたスライダ13がワイパアーム9に対してその長手方向に摺動し、ワイパアーム9はそのスライダ13を中心として矢印B方向に回動する。
【0026】
クランク5とワイパアーム9の連結部である連結部材8が、図4に符号82で示した位置に至るまでは、連結部材8は、漸次、スライダ13に近づいて行き、連結部材8が符号82で示した位置に達したとき、連結部材8はスライダ13に最も近づく。このときワイパアーム9とワイパブレード10は、図4に破線で示した中間位置を占める。引き続き、電動モータ3の出力軸4が矢印A方向に回転することによって、連結部材8が、図4に符号83で示した位置まで回転すると、ワイパアーム9とワイパブレード10は図4に二点鎖線で示した終端位置に至る。連結部材8が図4に符号82で示した位置から符号83で示した位置に回転する間、スライダ13がワイパアーム9に対して摺動しながら、連結部材8は漸次スライダ13から離れて行く。
【0027】
上述のようにワイパブレード10が初期位置から中間位置を通り、終端位置に至るまでの当該ワイパブレード10の各端部の移動軌跡を、図4に矢印を付した実線Dで示してある。
【0028】
電動モータ3が作動し続け、出力軸4とクランク5と連結部材8がさらに矢印A方向に回転することによって、ワイパアーム9とワイパブレード10は、図4に二点鎖線で示した終端位置から矢印C方向に回動し始め、連結部材8が図4に符号84で示した位置に達すると、ワイパアーム9とワイパブレード10は、図4に一点鎖線で示した中間位置に至る。連結部材8が符号83で示した位置から符号84で示した位置に回転する間、スライダ13がワイパアーム9に対して摺動しながら、連結部材8はスライダ13から、漸次、離れ、連結部材8が符号84で示した位置に至ったとき連結部材8はスライダ13から最も大きく離間している。なお、図4に破線と一点鎖線で示したワイパアーム9とワイパブレード10の角度位置は、実際にはほぼ一致しているが、図4においては、図を判りやすくするため、両者の角度位置をわずかにずらして示してある。
【0029】
電動モータ2のさらなる回転によって、連結部材8は、図4に符号84で示した位置から、符号81で示した位置に回転し、ワイパアーム9とワイパブレード10は、図4に実線で示した初期位置に戻る。この動作の間、スライダ13はワイパアーム9に対して摺動し、連結部材8はスライダ13に漸次近づいて行く。
【0030】
上述のようにワイパブレード10が終端位置から中間位置を通り、初期位置に戻るまでの当該ワイパブレード10の各端部の移動軌跡を、図4に矢印を付した実線Eで示してある。
【0031】
上述のように、本例の自動車のワイパ1は、電動モータ3の作動によって、クランク5がその基端側を中心として回転し、該クランク5の回転に伴って、車体に対して位置不動なスライダ13がワイパアーム9に対して摺動しながら、該ワイパアーム9がワイパブレード10と共にスライダ13を中心として揺動し、かかるワイパブレード10の揺動によって、当該ワイパブレード10がウィンドシールドガラス14のガラス面に摺接しながら、当該ガラス面に付着した雨滴を払拭するように構成されている。
【0032】
その際、本例のワイパ1は、そのワイパアーム9の数が1つであるため、ワイパ1の部品点数を少なくでき、その構造を簡素化して、コストを抑えることができる。
【0033】
しかも、ワイパブレード10がガラス面に摺接しながら、その初期位置から終端位置に回動するときのワイパブレード10の移動軌跡Dと、そのワイパブレード10が終端位置から初期位置に戻るときのワイパブレード10の移動軌跡Eが異なっている。このため、ワイパアーム9の数は1つではあるが、ワイパブレード10が往復揺動したときに、そのワイパブレード10がガラス面を払拭する面積が、図5に示した従来のワイパに比べて拡大する。このため運転者は充分な視界を確保することができる。
【0034】
また、図1に示したように、ワイパアーム9を、横断面形状がほぼC字状に形成された第1のアーム15と、ワイパブレード10の取り付けられた第2のアーム16とに分割し、その第2のアーム16を枢ピン17を介して第1のアーム15に連結し、ウィンドシールドガラス14を清掃するようなとき、図1に矢印Fで示したように、ワイパブレード10と第2のアーム16を、枢ピン17のまわりにウィンドシールドガラス14の面から離間する向きに回動させることができるように構成することもできる。その際、本例のワイパアーム9は1本だけであるため、第2のアーム16を第1のアーム15に対して回動可能に連結するための構成を簡素化して、そのコストの上昇を抑えることができる。
【0035】
これに対し、図6に示したワイパ1Bにおいては、そのワイパアーム9Bが、メインアーム18Bとサブアーム19Bと中間アーム20Bとから構成されているので、メインアーム18Bとサブアーム19Bをそれぞれ2分割し、その一方を他方に対して曲折できるように構成するには、その構造が著しく複雑化し、ワイパ1Bのコストが著しく上昇する。本例のワイパ1によれば、このような不具合を回避することができるのである。
【0036】
また、本例のワイパ1の第2のアーム16、ワイパブレード10、及び電動モータ3は、従来のワイパの各部品をそれぞれ流用することが可能である。また第1のアーム15は、例えば、アルミニウムを押出成形することにより簡単に製造することが可能である。
【0037】
本発明は、ウィンドシールドガラス用のワイパに限らず、リヤウィンドガラス、サイドウィンドガラス、ミラー又はヘッドランプレンズなどのガラス面を払拭するワイパにも適用できるものである。
【符号の説明】
【0038】
1 ワイパ
3 電動モータ
5 クランク
9 ワイパアーム
10 ワイパブレード
13 スライダ
X 長手方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基端側が車体に対して回転可能に支持されたクランクと、該クランクを回転駆動する電動モータと、前記クランクの先端側に相対回転可能に連結されたワイパアームと、該ワイパアームに取り付けられたワイパブレードと、車体に対して回転可能ではあるが、当該車体に対して位置不動に支持され、かつ前記ワイパアームに、その長手方向に摺動可能に嵌合したスライダとを有し、前記電動アームの作動により前記クランクが回転し、その回転に伴って、前記スライダが前記ワイパアームに対して摺動しながら、該ワイパアームが前記ワイパブレードと共に揺動し、該ワイパブレードの揺動によって、当該ワイパブレードがガラス面に摺接しながら、当該ガラス面に付着した雨滴を払拭する自動車のワイパ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−20625(P2012−20625A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−158852(P2010−158852)
【出願日】平成22年7月13日(2010.7.13)
【出願人】(000157083)関東自動車工業株式会社 (1,164)
【Fターム(参考)】