説明

自動車の電飾三角反射板

【課題】 安全性の向上と共に装飾性も感じられる、セダン型自動車のバッゲージドア裏側(1)に取り付ける電飾の三角反射板(2)を提供する。
【解決手段】 セダン型自動車のバッゲージドア裏側(1)に取り付ける三角反射板(2)の背面外側輪郭(5)と背面内側輪郭(6)から、LEDの発光で形成される電飾を点滅する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、セダン型自動車のバッゲージドア裏側に取り付ける三角反射板を、LEDの発光で電飾したものである。
【背景技術】
【0002】
従来の、セダン型自動車のバッゲージドア裏側に取り付けた三角反射板は、多少の安全性の向上はあるが、発光するものは無く、カーアクセサリー的なものに感じられる。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−301008号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
交通量の多い道路などで、やむを得ず停車して、バッゲージドアを開けて行う荷物の積み下ろしなどは、大変危険な行為である為、後続車にいち早く存在を知らせる必要があり、ハザードランプを使用するが、手前に駐車車両がある場合、その陰になり後続車から確認出来ない場合がある。
従来のセダン型自動車のバッゲージドア裏側に取り付けた三角反射板は、バッゲージドアを開けた時には、ハザードランプより高い位置になるが、それ自体が発光して合図を発信するものではなく、夜間にバッゲージドアを開けた場合、自動車のヘッドライトのロービームでは、ほとんど反射せずに目立たないものである。
【0005】
セダン型自動車のバッゲージドア裏側は、バッゲージドアを開けた時、普通乗用車のドライバーの、ほぼ目線の高さであり、その個所に赤色灯などの灯火類を取り付けることは、安全性の向上に有効であると考えられるが、一般に普及していない。
【0006】
近年、人々の車両に対する趣味趣向が多種多様で、LEDを用いて装飾を施した車両や、安全を目的にLED製品を取り付けた車両がある。
その実用例として、白色や青色のデイライトや、タクシーの乗降ドアの、ドアサイドで明るく光る、赤色や白色のLEDテープライトなどあるが、どれも昼間でも目立ち、人目を引くものである。
特にデイライトは、ドレスアップ感が強く、人目を引き注目度を上げるような装飾性を強く感じられる。
【0007】
本発明は、セダン型自動車のバッゲージドア裏側から、LEDの発光で三角反射板を電飾し点滅させることで、注目度を上げ安全性を向上させると共に、人目を引き装飾性も感じられる、バッゲージドア裏側に取り付ける電飾の三角反射板を、提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
三角反射板(2)の背面外側輪郭(5)と、背面内側輪郭(6)に、LEDの光源を密着もしくは至近距離に取り付ける。その三角反射板(2)を、セダン型自動車のバッゲージドア裏側(1)に取り付け、点滅発光する。
【発明の効果】
【0009】
三角反射板(2)の背面外側輪郭(5)と、背面内側輪郭(6)に、密着もしくは至近距離からLEDで発光することにより、明るい粒状の光が、三角反射板を縁取る大小二つの三角形と、発光部(4)から伝わった光が、反射面(3)で乱反射するイルミネーション(電飾)が形成される。
反射面(3)とのコントラストで、明るい粒状の光がアクセントとなり、輝きを放つイルミネーション(電飾)は、装飾性を強く感じるものとなり、カーアクセサリーとして見ても、ドレスアップ感を強く感じ取れる。
その電飾の三角反射板を、セダン型自動車のバッゲージドア裏側(1)に取り付けることで、バッゲージドアを開けた時、ドライバーの目線の高さからの発光は、特に目立ち、自然と目に飛び込んでくる。さらにLEDの発光で輝く三角形のイルミネーションは、インパクトがあり人目を引く。
また、その形状が、注意を喚起する分かりやすい形状であり、遠くからでも確認出来る為、危険回避に役立ち、点滅することで、より一層アピールが出来る。
その結果、従来品と比べ、安全性を格段に向上させると共に、装飾性もより一層感じられる、バッゲージドア裏側に取り付ける電飾の三角反射板を、提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】自動車の後部正面図
【図2】自動車の後部斜視図
【図3】三角反射板
【図4】三角反射板拡大図
【図5】配線図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
三角反射板(2)の背面外側輪郭(5)と、背面内側輪郭(6)に、密着もしくは至近距離でLEDの光源を取り付ける。その三角反射板(2)をセダン型自動車のバッゲージドア裏側(1)に取り付け、点滅発光する電飾装置である。
この電飾装置は、図5で示す通り、常時電源からバッゲージドアと連動し、電飾の点滅はフラッシュリレーで点滅する。バッゲージドアと連動することにより、電飾を作動させる操作が不要になる。
運転席には、パイロットランプとスイッチを設ける。パイロットランプは、電飾と同時点滅するので、点滅状況が確認出来る。常時電源で作動する為、エンジンがかかっていない状態でも、バッゲージドアを開けた場合、電飾とパイロットランプは点滅する。
バッゲージドアを開けた時に電飾の点滅が必要の無い場合は、スイッチで任意に電飾を消灯出来る。
本発明は、以上のような構造である。
【符号の説明】
【0012】
1 セダン型自動車のバッゲージドア裏側
2 三角反射板
3 反射面
4 発光部
5 外側輪郭
6 内側輪郭

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セダン型自動車のバッゲージドア裏側に取り付ける三角反射板の背面、または外側輪郭側面及び内側輪郭側面から、LEDあるいはそれ以外の光源で、点滅もしくは点灯発光する電飾装置。
【請求項2】
セダン型自動車のバッゲージドア裏側に取り付ける三角反射板の、発光部分を貫通させ、LEDあるいはそれ以外の光源を埋め込み、点滅もしくは点灯発光する電飾装置。
【請求項3】
LEDあるいはそれ以外の光源で三角形を形成し、セダン型自動車のバッゲージドア裏側に取り付け、点滅もしくは点灯発光する電飾装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−256578(P2012−256578A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−141169(P2011−141169)
【出願日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【出願人】(511129085)
【Fターム(参考)】