自己免疫疾患の診断上および治療上の標的ならびにその用途
自己免疫性の1型糖尿病(T1D)、他の自己免疫疾患、ならびに他の糖尿病関連の疾患および状態における、自己抗原標的としてのZnT8の同定について述べる。さらに、この発見に基づいた様々な治療上、診断上および予後判定上のツールおよび方法についても述べる。疾患過程の開始および臨床的糖尿病に至る自己免疫性の進行において重要な役割を果たすものとしてのZnT8の遺伝的多様性の同定について開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ZnT8のC末端の少なくとも10アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項2】
ZnT8のC末端の少なくとも25アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項3】
ZnT8のC末端の少なくとも50アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項4】
ZnT8のC末端の少なくとも75アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項5】
ZnT8のC末端の少なくとも100アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項6】
ZnT8のC末端の少なくとも101アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項7】
ZnT8のC末端の少なくとも102アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項8】
ZnT8のC末端の少なくとも104アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項9】
ZnT8のC末端の少なくとも350アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項10】
少なくともアミノ酸配列SLTIQMES(配列番号2の346〜353位)を含むか、前記アミノ酸配列で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸配列で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項11】
配列番号2に関してE352およびS353から成る群から選択されたアミノ酸部位を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフラグメント。
【請求項12】
ZnT8はヒトZnT8(配列番号2)である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフラグメント。
【請求項13】
配列番号2の325位を含む、請求項12に記載のフラグメント。
【請求項14】
ZnT8は配列番号2の多型バリアントである、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフラグメント。
【請求項15】
配列番号2の325位を含む、請求項14に記載のフラグメント。
【請求項16】
325位のアミノ酸はトリプトファンである、請求項15に記載のフラグメント。
【請求項17】
325位のアミノ酸はグルタミンである、請求項15に記載のフラグメント。
【請求項18】
ZnT8のN末端の少なくとも10アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項19】
ZnT8のN末端の少なくとも25アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項20】
ZnT8のN末端の少なくとも50アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項21】
ZnT8のN末端の少なくとも74アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項22】
配列番号8〜24または40〜65のうちいずれか1つによって表わされるフラグメントを含むか、前記フラグメントで本質的に構成されるか、または前記フラグメントで構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項23】
請求項1〜22のいずれかに記載の任意の2つ以上のフラグメントを含むか、前記フラグメントで本質的に構成されるか、または前記フラグメントで構成される、キメラタンパク質。
【請求項24】
ZnT8のN末端フラグメントおよびZnT8のC末端フラグメントを含む、請求項23に記載のキメラタンパク質。
【請求項25】
キメラタンパク質はZnT8のC末端フラグメントを2つ含み、該フラグメントはそれぞれアミノ酸部位325を含み、かつ該フラグメントはそれぞれ325位に異なるアミノ酸を含む、請求項23に記載のキメラタンパク質。
【請求項26】
1つのフラグメントは325位にアルギニンを含み、別のフラグメントは325位にトリプトファンを含む、請求項25に記載のキメラタンパク質。
【請求項27】
抗ZnT8抗体が選択的に結合する少なくとも1つのZnT8エピトープを含む、ZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項28】
抗ZnT8抗体は個体から得られた抗体である、請求項27に記載のZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項29】
前記個体は1型糖尿病であるか、または1型糖尿病の疑いがある、請求項27に記載のZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項30】
ZnT8特異的T細胞受容体によって特異的に認識される少なくとも1つのZnT8エピトープを含む、ZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項31】
前記個体は1型糖尿病であるか、または1型糖尿病の疑いがある、請求項30に記載のZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項32】
フラグメントまたはキメラタンパク質は、該フラグメントまたはキメラタンパク質が細胞または組織もしくは身体の部位を標的とするように、少なくとも1つの標的指向性部分と複合体化される、請求項1〜31のいずれか1項に記載のフラグメントまたはキメラタンパク質。
【請求項33】
標的指向性部分はT細胞を標的とする、請求項32に記載のフラグメントまたは相同体。
【請求項34】
標的指向性部分はZnT8特異的な自己反応性T細胞を標的とする、請求項32に記載のフラグメントまたは相同体。
【請求項35】
T細胞もしくはB細胞においてアポトーシスを引き起こす毒素、またはT細胞もしくはB細胞に対して別の毒性を有する毒素と複合体化される、請求項1〜31のいずれか1項に記載のフラグメントまたはキメラタンパク質。
【請求項36】
フラグメントまたはキメラタンパク質は検出可能な標識に連結される、請求項1〜31のいずれか1項に記載のフラグメントまたはキメラタンパク質。
【請求項37】
天然に存在するZnT8タンパク質との同一性が99%未満であり、かつ配列番号2に少なくとも90%同一なタンパク質を含む、ZnT8の相同体。
【請求項38】
該タンパク質は配列番号2に少なくとも95%同一である、請求項37に記載の相同体。
【請求項39】
該タンパク質は、配列番号2の325位を含み、325位のアミノ酸はアルギニン、トリプトファンまたはグルタミンである、請求項37または請求項38に記載の相同体。
【請求項40】
ZnT8またはそのバリアントもしくはフラグメントを含むワクチンであって、個体においてZnT8特異的な自己反応性T細胞を抑制または除去する免疫応答を誘発することを特徴とするワクチン。
【請求項41】
ZnT8またはそのフラグメントもしくはバリアントに選択的に結合し、個体においてZnT8特異的な自己免疫応答を抑制または低減する、抗体または該抗体の抗原結合フラグメント。
【請求項42】
モノクローナル抗体であることを特徴とする、請求項41に記載の抗体。
【請求項43】
自己免疫疾患にかかりやすいか、または自己免疫疾患を発症しつつある個体を診断する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含み、該個体において陰性対照と比較して抗体の増加が検出されるとその個体は自己免疫疾患にかかりやすいかまたは自己免疫疾患を発症しつつあることが示されることを特徴とする方法。
【請求項44】
325位のアミノ酸がアルギニンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
325位のアミノ酸がトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
325位のアミノ酸がグルタミンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項47】
325位のアミノ酸がアルギニンまたはトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
自己免疫疾患にかかりやすいか、または自己免疫疾患を発症しつつある個体を診断する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8特異的なT細胞応答を検出することを含み、該個体において陰性対照と比較してZnT8特異的なT細胞応答の増加が検出されるとその個体は自己免疫疾患にかかりやすいかまたは自己免疫疾患を発症しつつあることが示されることを特徴とする方法。
【請求項49】
325位にアルギニンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
325位にトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
325位にグルタミンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
325位にアルギニンまたはトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
個体が自己免疫疾患にかかりやすいかまたは自己免疫疾患を発症しつつある場合、該方法は、該個体において325位のアミノ酸を含むZnT8エピトープを標的とする治療薬を該個体に投与することをさらに含む、請求項43〜52のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
該治療薬はZnT8タンパク質に対する該個体の免疫応答を寛容化する、該個体のZnT8のタンパク質、ペプチドまたはアゴニストである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
該治療薬はZnT8タンパク質に対する免疫応答を刺激する、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
自己免疫疾患は1型糖尿病である、請求項43〜55のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
個体における1型糖尿病自己免疫の、初期の良性の自己反応性から破壊的な膵島炎への進行を監視する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含み、該個体において、同じ個体の以前の抗体測定と比較して抗体の増加が検出されると、該個体が破壊的な膵島炎に向かって進行していることが示されることを特徴とする方法。
【請求項58】
325位のアミノ酸がアルギニンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
325位のアミノ酸がトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
325位のアミノ酸がグルタミンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
325位のアミノ酸がアルギニンまたはトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
個体における1型糖尿病自己免疫の、初期の良性の自己反応性から破壊的な膵島炎への進行を監視する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8特異的なT細胞応答を
検出することを含み、該個体において、同じ個体の以前のZnT8特異的なT細胞応答の測定と比較してZnT8特異的なT細胞応答の増加が検出されると、該個体が破壊的な膵島炎に向かって進行していることが示されることを特徴とする方法。
【請求項63】
325位にアルギニンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
325位にトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
325位にグルタミンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項66】
325位にアルギニンまたはトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項67】
糖尿病前症の個体における、1型糖尿病の予防、1型糖尿病の発症の遅延、または自己免疫の軽減のための治療の有効性を観察する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含み、該個体において、同じ個体の以前の抗体測定と比較して抗体の減少またはほぼ同レベルの抗体が検出されると、治療が有効であることが示され、また該個体において、同じ個体の以前の抗体測定と比較して抗体の増加が検出されると、治療が有効ではないことが示されることを特徴とする方法。
【請求項68】
325位のアミノ酸がアルギニンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
325位のアミノ酸がトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項70】
325位のアミノ酸がグルタミンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
325位のアミノ酸がアルギニンまたはトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
糖尿病前症の個体における、1型糖尿病の予防、1型糖尿病の発症の遅延、または自己免疫の軽減のための治療の有効性を観察する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8特異的なT細胞応答を検出することを含み、
該個体において、同じ個体の以前のZnT8特異的なT細胞応答の測定と比較してZnT8特異的なT細胞応答の減少またはほぼ同レベルのZnT8特異的なT細胞応答が検出されると、治療が有効であることが示され、
該個体において、同じ個体の以前のZnT8特異的なT細胞応答の測定と比較してZnT8特異的なT細胞応答の増加が検出されると、治療が有効ではないことが示されることを特徴とする方法。
【請求項73】
325位にアルギニンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
325位にトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
325位にグルタミンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項72に記載の方法。
【請求項76】
325位にアルギニンまたはトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項77】
該方法は、放射免疫沈降アッセイ、ELISA、時間分解蛍光アッセイ、および発光アッセイからなる群から選択されたアッセイの使用を含む、請求項43〜47、53〜61、または67〜71のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項78】
該方法は競合的ユーロピウムアッセイの使用を含む、請求項43〜47、53〜61、または67〜71のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
該方法は、T細胞増殖アッセイ、可溶性MHCテトラマーを使用する結合アッセイ、可溶性T細胞受容体を使用する結合アッセイ、およびELISPOTアッセイからなる群から選択されたアッセイの使用を含む、請求項48〜56、62〜66、または72〜76のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項80】
該方法は、ZnT8またはそのフラグメントもしくはバリアントの使用を含む、請求項43〜79のいずれか1項に記載の方法。
【請求項81】
請求項43〜47、53〜61、または67〜71のいずれか1項に記載の方法を実施するためのアッセイ・キットであって、
(a)ZnT8タンパク質またはそのバリアントもしくはフラグメント;
(b)ZnT8に選択的に結合する抗体を検出するための1もしくは複数の試薬
を含むキット。
【請求項82】
請求項48〜56、62〜66、または72〜76のいずれか1項に記載の方法を実施するためのアッセイ・キットであって、
(a)ZnT8タンパク質またはその相同体もしくはフラグメント;
(b)ZnT8特異的なT細胞応答を検出するための1もしくは複数の試薬
を含むキット。
【請求項83】
自己免疫疾患の予防、自己免疫疾患の発症の遅延、または自己免疫疾患の個体における自己免疫の軽減のための方法であって、自己免疫疾患の標的とされている患者体内の細胞または組織を保護するZnT8特異的な免疫応答を誘発する作用物質を、前記予防、前記遅延、または前記軽減を必要とする個体に投与することを含む方法。
【請求項84】
自己免疫疾患は1型糖尿病であり、作用物質は膵島のβ細胞を保護することを特徴とする、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
自己免疫疾患の予防、自己免疫疾患の発症の遅延、または自己免疫疾患の個体における自己免疫の軽減のための方法であって、該個体においてZnT8特異的なT細胞を標的とし、かつZnT8特異的なT細胞のネクローシスまたはアポトーシスを誘導する作用物質を、前記予防、前記遅延、または前記軽減を必要とする個体に投与することを含む方法。
【請求項86】
自己免疫疾患は1型糖尿病であり、作用物質はZnT8特異的なT細胞のネクローシスまたはアポトーシスを誘導することを特徴とする、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
自己免疫疾患の予防、自己免疫疾患の発症の遅延、または自己免疫疾患の個体における自己免疫の軽減のための方法であって、該個体においてZnT8特異的なT細胞に寛容性を生じさせる作用物質を、前記予防、前記遅延、または前記軽減を必要とする個体に投与することを含む方法。
【請求項88】
自己免疫疾患は1型糖尿病であり、作用物質は個体においてZnT8特異的なT細胞に寛容性を生じさせることを特徴とする、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
作用物質はZnT8、ZnT8の相同体、ZnT8のフラグメント、またはZnT8の合成ミメティックである、請求項83〜88のいずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
作用物質は、請求項1〜38のいずれか1項に記載のフラグメントもしくはキメラタンパク質、相同体、またはそのフラグメントである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
作用物質は、個体におけるZnT8の結合について、個体体内の天然の自己抗体と競合する抗体である、請求項83〜88のいずれか1項に記載の方法。
【請求項92】
作用物質は、325位にアルギニンを含むヒトZnT8の多型バリアントに特異的である、請求項83〜91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項93】
作用物質は、325位にトリプトファンを含むヒトZnT8の多型バリアントに特異的である、請求項83〜91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項94】
作用物質は、325位にグルタミンを含むヒトZnT8の多型バリアントに特異的である、請求項83〜91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項95】
ZnT8、ZnT8のバリアント、ZnT8のフラグメント、ZnT8の合成ミメティック、または前記ZnT8、前記ZnT8の相同体もしくは前記ZnT8のフラグメントに結合する抗体の、本明細書中に詳述されているような診断方法、予後判定方法または治療方法における使用。
【請求項1】
ZnT8のC末端の少なくとも10アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項2】
ZnT8のC末端の少なくとも25アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項3】
ZnT8のC末端の少なくとも50アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項4】
ZnT8のC末端の少なくとも75アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項5】
ZnT8のC末端の少なくとも100アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項6】
ZnT8のC末端の少なくとも101アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項7】
ZnT8のC末端の少なくとも102アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項8】
ZnT8のC末端の少なくとも104アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項9】
ZnT8のC末端の少なくとも350アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項10】
少なくともアミノ酸配列SLTIQMES(配列番号2の346〜353位)を含むか、前記アミノ酸配列で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸配列で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項11】
配列番号2に関してE352およびS353から成る群から選択されたアミノ酸部位を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフラグメント。
【請求項12】
ZnT8はヒトZnT8(配列番号2)である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフラグメント。
【請求項13】
配列番号2の325位を含む、請求項12に記載のフラグメント。
【請求項14】
ZnT8は配列番号2の多型バリアントである、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフラグメント。
【請求項15】
配列番号2の325位を含む、請求項14に記載のフラグメント。
【請求項16】
325位のアミノ酸はトリプトファンである、請求項15に記載のフラグメント。
【請求項17】
325位のアミノ酸はグルタミンである、請求項15に記載のフラグメント。
【請求項18】
ZnT8のN末端の少なくとも10アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項19】
ZnT8のN末端の少なくとも25アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項20】
ZnT8のN末端の少なくとも50アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項21】
ZnT8のN末端の少なくとも74アミノ酸を含むか、前記アミノ酸で本質的に構成されるか、または前記アミノ酸で構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項22】
配列番号8〜24または40〜65のうちいずれか1つによって表わされるフラグメントを含むか、前記フラグメントで本質的に構成されるか、または前記フラグメントで構成される、ZnT8のフラグメント。
【請求項23】
請求項1〜22のいずれかに記載の任意の2つ以上のフラグメントを含むか、前記フラグメントで本質的に構成されるか、または前記フラグメントで構成される、キメラタンパク質。
【請求項24】
ZnT8のN末端フラグメントおよびZnT8のC末端フラグメントを含む、請求項23に記載のキメラタンパク質。
【請求項25】
キメラタンパク質はZnT8のC末端フラグメントを2つ含み、該フラグメントはそれぞれアミノ酸部位325を含み、かつ該フラグメントはそれぞれ325位に異なるアミノ酸を含む、請求項23に記載のキメラタンパク質。
【請求項26】
1つのフラグメントは325位にアルギニンを含み、別のフラグメントは325位にトリプトファンを含む、請求項25に記載のキメラタンパク質。
【請求項27】
抗ZnT8抗体が選択的に結合する少なくとも1つのZnT8エピトープを含む、ZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項28】
抗ZnT8抗体は個体から得られた抗体である、請求項27に記載のZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項29】
前記個体は1型糖尿病であるか、または1型糖尿病の疑いがある、請求項27に記載のZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項30】
ZnT8特異的T細胞受容体によって特異的に認識される少なくとも1つのZnT8エピトープを含む、ZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項31】
前記個体は1型糖尿病であるか、または1型糖尿病の疑いがある、請求項30に記載のZnT8フラグメントまたはZnT8相同体。
【請求項32】
フラグメントまたはキメラタンパク質は、該フラグメントまたはキメラタンパク質が細胞または組織もしくは身体の部位を標的とするように、少なくとも1つの標的指向性部分と複合体化される、請求項1〜31のいずれか1項に記載のフラグメントまたはキメラタンパク質。
【請求項33】
標的指向性部分はT細胞を標的とする、請求項32に記載のフラグメントまたは相同体。
【請求項34】
標的指向性部分はZnT8特異的な自己反応性T細胞を標的とする、請求項32に記載のフラグメントまたは相同体。
【請求項35】
T細胞もしくはB細胞においてアポトーシスを引き起こす毒素、またはT細胞もしくはB細胞に対して別の毒性を有する毒素と複合体化される、請求項1〜31のいずれか1項に記載のフラグメントまたはキメラタンパク質。
【請求項36】
フラグメントまたはキメラタンパク質は検出可能な標識に連結される、請求項1〜31のいずれか1項に記載のフラグメントまたはキメラタンパク質。
【請求項37】
天然に存在するZnT8タンパク質との同一性が99%未満であり、かつ配列番号2に少なくとも90%同一なタンパク質を含む、ZnT8の相同体。
【請求項38】
該タンパク質は配列番号2に少なくとも95%同一である、請求項37に記載の相同体。
【請求項39】
該タンパク質は、配列番号2の325位を含み、325位のアミノ酸はアルギニン、トリプトファンまたはグルタミンである、請求項37または請求項38に記載の相同体。
【請求項40】
ZnT8またはそのバリアントもしくはフラグメントを含むワクチンであって、個体においてZnT8特異的な自己反応性T細胞を抑制または除去する免疫応答を誘発することを特徴とするワクチン。
【請求項41】
ZnT8またはそのフラグメントもしくはバリアントに選択的に結合し、個体においてZnT8特異的な自己免疫応答を抑制または低減する、抗体または該抗体の抗原結合フラグメント。
【請求項42】
モノクローナル抗体であることを特徴とする、請求項41に記載の抗体。
【請求項43】
自己免疫疾患にかかりやすいか、または自己免疫疾患を発症しつつある個体を診断する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含み、該個体において陰性対照と比較して抗体の増加が検出されるとその個体は自己免疫疾患にかかりやすいかまたは自己免疫疾患を発症しつつあることが示されることを特徴とする方法。
【請求項44】
325位のアミノ酸がアルギニンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
325位のアミノ酸がトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
325位のアミノ酸がグルタミンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項47】
325位のアミノ酸がアルギニンまたはトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
自己免疫疾患にかかりやすいか、または自己免疫疾患を発症しつつある個体を診断する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8特異的なT細胞応答を検出することを含み、該個体において陰性対照と比較してZnT8特異的なT細胞応答の増加が検出されるとその個体は自己免疫疾患にかかりやすいかまたは自己免疫疾患を発症しつつあることが示されることを特徴とする方法。
【請求項49】
325位にアルギニンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
325位にトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
325位にグルタミンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
325位にアルギニンまたはトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
個体が自己免疫疾患にかかりやすいかまたは自己免疫疾患を発症しつつある場合、該方法は、該個体において325位のアミノ酸を含むZnT8エピトープを標的とする治療薬を該個体に投与することをさらに含む、請求項43〜52のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
該治療薬はZnT8タンパク質に対する該個体の免疫応答を寛容化する、該個体のZnT8のタンパク質、ペプチドまたはアゴニストである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
該治療薬はZnT8タンパク質に対する免疫応答を刺激する、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
自己免疫疾患は1型糖尿病である、請求項43〜55のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
個体における1型糖尿病自己免疫の、初期の良性の自己反応性から破壊的な膵島炎への進行を監視する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含み、該個体において、同じ個体の以前の抗体測定と比較して抗体の増加が検出されると、該個体が破壊的な膵島炎に向かって進行していることが示されることを特徴とする方法。
【請求項58】
325位のアミノ酸がアルギニンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
325位のアミノ酸がトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項60】
325位のアミノ酸がグルタミンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項61】
325位のアミノ酸がアルギニンまたはトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項57に記載の方法。
【請求項62】
個体における1型糖尿病自己免疫の、初期の良性の自己反応性から破壊的な膵島炎への進行を監視する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8特異的なT細胞応答を
検出することを含み、該個体において、同じ個体の以前のZnT8特異的なT細胞応答の測定と比較してZnT8特異的なT細胞応答の増加が検出されると、該個体が破壊的な膵島炎に向かって進行していることが示されることを特徴とする方法。
【請求項63】
325位にアルギニンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
325位にトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
325位にグルタミンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項66】
325位にアルギニンまたはトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項67】
糖尿病前症の個体における、1型糖尿病の予防、1型糖尿病の発症の遅延、または自己免疫の軽減のための治療の有効性を観察する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含み、該個体において、同じ個体の以前の抗体測定と比較して抗体の減少またはほぼ同レベルの抗体が検出されると、治療が有効であることが示され、また該個体において、同じ個体の以前の抗体測定と比較して抗体の増加が検出されると、治療が有効ではないことが示されることを特徴とする方法。
【請求項68】
325位のアミノ酸がアルギニンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
325位のアミノ酸がトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項70】
325位のアミノ酸がグルタミンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
325位のアミノ酸がアルギニンまたはトリプトファンであるヒトZnT8に選択的に結合する抗体を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
糖尿病前症の個体における、1型糖尿病の予防、1型糖尿病の発症の遅延、または自己免疫の軽減のための治療の有効性を観察する方法であって、該個体由来の試験試料中のZnT8特異的なT細胞応答を検出することを含み、
該個体において、同じ個体の以前のZnT8特異的なT細胞応答の測定と比較してZnT8特異的なT細胞応答の減少またはほぼ同レベルのZnT8特異的なT細胞応答が検出されると、治療が有効であることが示され、
該個体において、同じ個体の以前のZnT8特異的なT細胞応答の測定と比較してZnT8特異的なT細胞応答の増加が検出されると、治療が有効ではないことが示されることを特徴とする方法。
【請求項73】
325位にアルギニンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
325位にトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
325位にグルタミンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項72に記載の方法。
【請求項76】
325位にアルギニンまたはトリプトファンを含むヒトZnT8に特異的なT細胞応答を検出することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項77】
該方法は、放射免疫沈降アッセイ、ELISA、時間分解蛍光アッセイ、および発光アッセイからなる群から選択されたアッセイの使用を含む、請求項43〜47、53〜61、または67〜71のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項78】
該方法は競合的ユーロピウムアッセイの使用を含む、請求項43〜47、53〜61、または67〜71のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
該方法は、T細胞増殖アッセイ、可溶性MHCテトラマーを使用する結合アッセイ、可溶性T細胞受容体を使用する結合アッセイ、およびELISPOTアッセイからなる群から選択されたアッセイの使用を含む、請求項48〜56、62〜66、または72〜76のうちいずれか1項に記載の方法。
【請求項80】
該方法は、ZnT8またはそのフラグメントもしくはバリアントの使用を含む、請求項43〜79のいずれか1項に記載の方法。
【請求項81】
請求項43〜47、53〜61、または67〜71のいずれか1項に記載の方法を実施するためのアッセイ・キットであって、
(a)ZnT8タンパク質またはそのバリアントもしくはフラグメント;
(b)ZnT8に選択的に結合する抗体を検出するための1もしくは複数の試薬
を含むキット。
【請求項82】
請求項48〜56、62〜66、または72〜76のいずれか1項に記載の方法を実施するためのアッセイ・キットであって、
(a)ZnT8タンパク質またはその相同体もしくはフラグメント;
(b)ZnT8特異的なT細胞応答を検出するための1もしくは複数の試薬
を含むキット。
【請求項83】
自己免疫疾患の予防、自己免疫疾患の発症の遅延、または自己免疫疾患の個体における自己免疫の軽減のための方法であって、自己免疫疾患の標的とされている患者体内の細胞または組織を保護するZnT8特異的な免疫応答を誘発する作用物質を、前記予防、前記遅延、または前記軽減を必要とする個体に投与することを含む方法。
【請求項84】
自己免疫疾患は1型糖尿病であり、作用物質は膵島のβ細胞を保護することを特徴とする、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
自己免疫疾患の予防、自己免疫疾患の発症の遅延、または自己免疫疾患の個体における自己免疫の軽減のための方法であって、該個体においてZnT8特異的なT細胞を標的とし、かつZnT8特異的なT細胞のネクローシスまたはアポトーシスを誘導する作用物質を、前記予防、前記遅延、または前記軽減を必要とする個体に投与することを含む方法。
【請求項86】
自己免疫疾患は1型糖尿病であり、作用物質はZnT8特異的なT細胞のネクローシスまたはアポトーシスを誘導することを特徴とする、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
自己免疫疾患の予防、自己免疫疾患の発症の遅延、または自己免疫疾患の個体における自己免疫の軽減のための方法であって、該個体においてZnT8特異的なT細胞に寛容性を生じさせる作用物質を、前記予防、前記遅延、または前記軽減を必要とする個体に投与することを含む方法。
【請求項88】
自己免疫疾患は1型糖尿病であり、作用物質は個体においてZnT8特異的なT細胞に寛容性を生じさせることを特徴とする、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
作用物質はZnT8、ZnT8の相同体、ZnT8のフラグメント、またはZnT8の合成ミメティックである、請求項83〜88のいずれか1項に記載の方法。
【請求項90】
作用物質は、請求項1〜38のいずれか1項に記載のフラグメントもしくはキメラタンパク質、相同体、またはそのフラグメントである、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
作用物質は、個体におけるZnT8の結合について、個体体内の天然の自己抗体と競合する抗体である、請求項83〜88のいずれか1項に記載の方法。
【請求項92】
作用物質は、325位にアルギニンを含むヒトZnT8の多型バリアントに特異的である、請求項83〜91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項93】
作用物質は、325位にトリプトファンを含むヒトZnT8の多型バリアントに特異的である、請求項83〜91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項94】
作用物質は、325位にグルタミンを含むヒトZnT8の多型バリアントに特異的である、請求項83〜91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項95】
ZnT8、ZnT8のバリアント、ZnT8のフラグメント、ZnT8の合成ミメティック、または前記ZnT8、前記ZnT8の相同体もしくは前記ZnT8のフラグメントに結合する抗体の、本明細書中に詳述されているような診断方法、予後判定方法または治療方法における使用。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22A】
【図22B】
【図22C】
【図22D】
【図23A】
【図23B】
【図23C】
【図23D】
【図24A】
【図24B】
【図24C】
【図24D】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28A】
【図28B】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図31C】
【図31D】
【図31E】
【図31F】
【図32】
【図33A】
【図33B】
【図34】
【図35】
【図36】
【図18】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図9D】
【図10A】
【図10B】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15A】
【図15B】
【図15C】
【図16】
【図17】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図21C】
【図22A】
【図22B】
【図22C】
【図22D】
【図23A】
【図23B】
【図23C】
【図23D】
【図24A】
【図24B】
【図24C】
【図24D】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28A】
【図28B】
【図29】
【図30】
【図31A】
【図31B】
【図31C】
【図31D】
【図31E】
【図31F】
【図32】
【図33A】
【図33B】
【図34】
【図35】
【図36】
【図18】
【公表番号】特表2010−514805(P2010−514805A)
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544308(P2009−544308)
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/089125
【国際公開番号】WO2008/083331
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(308032460)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ コロラド (25)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年12月28日(2007.12.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/089125
【国際公開番号】WO2008/083331
【国際公開日】平成20年7月10日(2008.7.10)
【出願人】(308032460)ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ コロラド (25)
【Fターム(参考)】
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