自由な下端部を有する日除けパネルを備えたウィンドウカバー
【課題】垂直固定部材から垂直に吊り下げられた複数のパネルを含む、ウィンドウカバーを提供する。
【解決手段】パネル22が積み重ねられる時、固定紐18はウィンドウカバー10の面42の背後に折り曲げられ、又は集められる。紐止め14などの操作機構をロックすることにより、開放部材16はパネル22a〜22fを正しい位置に保持する。パネル22a〜22fの一部重なり合う関係が完全に閉じた位置、部分的に開いた位置、及び完全に開いた位置において保持されるので、固定紐18はウィンドウカバーの前面からは見えない。パネル22a〜22fは、留め具モジュール46を用いて固定紐18に取り外し可能に固定されることが好ましい。
【解決手段】パネル22が積み重ねられる時、固定紐18はウィンドウカバー10の面42の背後に折り曲げられ、又は集められる。紐止め14などの操作機構をロックすることにより、開放部材16はパネル22a〜22fを正しい位置に保持する。パネル22a〜22fの一部重なり合う関係が完全に閉じた位置、部分的に開いた位置、及び完全に開いた位置において保持されるので、固定紐18はウィンドウカバーの前面からは見えない。パネル22a〜22fは、留め具モジュール46を用いて固定紐18に取り外し可能に固定されることが好ましい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウィンドウカバーの分野、特に複数のパネルを含むウィンドウカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
装飾用ウィンドウカバーは、プライバシーを提供し且つ日光を遮蔽するために、広く用いられている商品である。これらのウィンドウカバーは、ローマンシェード、ベネチアンブラインド、垂直ブラインド、ハニカムシェード等の種々の形態をとる。これらのウィンドウカバーのいくつかは、開口部を覆い且つ一つ以上の操作部材を備えた調整機構に接続される一枚のパネル又は複数のパネルを含む。
【0003】
例えば、ウィンドウカバーの広く用いられる一つのタイプは、ローマンシェードとして知られている。このタイプの日除けは、上端に沿って頭部レールに取り付けられた布地材料から成り、一定間隔で集められ、布地の表面を横切る一連の弱い折り目を生ずる。従って、典型的なローマンシェードは、段々滝のような又は弱い襞がついたような外観を示す。このようなローマンシェードは、引き上げられた時に、全体の日除けがウィンドウカバーの頂部近くに来るまで、水平な折り目又は襞をつけて下側から集められる。ある変形例ではウィンドウカバーの頂部が引き下げられることもある。日除けは、日除けに取り付けられた操作部材を引っ張ることにより操作される。操作部材は、通常、パネルの最下部に接着剤、超音波溶接、縫い付け、結び付け等で固定される。
【0004】
従来のローマンシェードに対する代替物が、本明細書に援用される、2003年5月1日出願の同時係属出願第10/427,829号に開示されている。標準的なローマンシェードと異なり、同時係属出願第10/427,829号で開示されたローマンシェードは、全体の日除けを引き上げることを必要とせずに、日除け面に隙間が生ずるように各列を開くことが出来る。
【0005】
ウィンドウカバーのもう一つの一般的なタイプは、ベネチアンブラインドである。ベネチアンブラインドは、頭部レール内の調整機構によって操作される一対の梯子状物(ラダー)によって支持された複数の羽根板から構成される。梯子状物は、通常、頭部レールから吊り下げられて底部レールへと接続された一対の平行な紐を含む。この平行な紐に多数の横木がかけられており、羽根板を支持している。従来のベネチアンブラインドに対する代替物が、米国特許第6,792,996号として発行され、本明細書に援用される同時係属出願第10/413,200号に開示されている。この代替物は、非梯子状の操作部材を使用し、羽根板が閉じられた時に、羽根板が操作部材と操作紐用の孔を隠すことができるような構造を有する。
【0006】
ローマンシェードとベネチアンブラインドは、審美的には満足なものであるが、開いていようが閉じていようが又は一部開いていようが通常の外観を保つ、直線的又は全般的に平坦な外観を有するウィンドウカバーが、ある場合には望まれることもある。本発明はそれに相応しいウィンドウカバーを提供する。
【0007】
(発明の要約)
本発明は、新規で且つ改善されたウィンドウカバーを提供する。ウィンドウカバーは頭部レールを含み、頭部レールは、頭部レールから吊り下げられた開放部材の上げ下げを操作するように適合されている、紐止めなどの操作機構を有する。紐などの固定部材も頭部レールから吊り下げられている。複数のパネルは、パネルの上部長手方向部分の近くで固定部材と固定される。各パネルは、実質的に均等な一定間隔で固定部材に固定される。パネルは、パネルの下部長手方向部分が固定部材乃至は開閉部材と接続されず、パネルが固定部材から垂直に釣り下がる状態で、自由に吊り下げられる。パネルの下部長手方向部分の近くに、加重端部部材が含まれてもよい。
【0008】
好ましくは、複数のパネルは互いに一部重なり合う関係にある。詳細には、パネルの下部長手方向部分が、隣接するその下のパネルの上部長手方向部分と一部重なり合う。従って、ウィンドウカバーが閉じられた時、光を室内に入れるような隙間がパネル間には存在しない。同様に、開放部材及び固定部材は、ウィンドウカバーが閉じた位置にある時、一部重なり合うパネルによって隠される。
【0009】
複数のパネルの最下段パネルは、上部長手方向部分の近くで開放部材に固定される。その他のパネルは頭部レールと最下段パネルの間に位置し、開放部材とは接続されない。言い換えれば、開放部材の調整操作は最下段パネルのみを直接動かす。いくつかの実施形態においては、追加の開放部材が含まれて、別のパネルに固定されることがある。このような構造の一例を、以下で更に詳細に吟味する。
【0010】
ウィンドウカバーを開けるためには、使用者は開放部材を引っ張るか又は引っ込めて、最下段パネルを引き上げるが、一方残りのパネルは静止位置に留まっている。最下段パネルは、隣り合うその上のパネルと実質的に平行で且つその背後に上向きに移動する。開放部材を引き続き引っ込めることによって、最下段の上部長手方向部分が隣り合うその上のパネルの上部長手方向部分に接する。それ故、最下段パネルは、それ以上、隣り合うその上のパネルと独立に上方に向かって移動することはできない。従って、最下段パネルと隣接するその上のパネルとは、隣り合う更に一つ上のパネルの背後へ一緒に移動する。開放部材が引っ込められると、各パネルは、この方式で後方に積み重ねられる。
【0011】
パネルをこの方式で後方に積み重ねることにより、ウィンドウカバーが開いた時に個々のパネルの垂直で直線的な輪郭(プロファイル)が保たれる。従って、ウィンドウカバーが完全に閉じている、部分的に開いている、又は完全に開いているのいずれであろうと、ウィンドウカバーの審美的な外観は大部分が変わらずに保たれる。
【0012】
本発明の代替的な実施形態は、ウィンドウカバーを開ける他の方法として、種々のパネルを下ろす可能性を提供している。ウィンドウカバーは、前の実施形態と同様にパネルの列を含んでいる。垂れ布パネルは頭部レールに直接固定される。複数の追加パネルは、頭部レールから操作部材によって吊り下げられている。最上段パネルの上部長手方向部分は、最上段パネルが頭部レールに操作できる状態で接続されるように、第1の開放部材に固定される。固定部材は、最上段パネルの上部長手方向部分に固定され、垂れ布パネルを除いて、その他のパネルの上部長手方向部分にも固定される。固定部材は、頭部レールとは接続されない。
【0013】
複数のパネルの最下段パネルは、同様にその上部長手方向部分の近くで、第2の開放部材に固定される。第2開放部材は、頭部レールから吊り下げられており、操作できるように操作部材と調整されている。その他のパネルは、第2開放部材とは固定されない。
【0014】
ウィンドウカバーを開けるために、使用者は第2開放部材を引っ張るか又は引っ込めて、最下段パネルを引き上げてもよく、その間残りのパネルは上で説明したように静止位置に留まっている。ウィンドウカバーを、第1開放部材を下げて最上段パネルを下ろすことにより開いてもよい。どちらの場合も、最下段パネルの隣り合うその上のパネルに対する相対的な位置は、最下段パネルが隣り合うその上のパネルの背後にそれと実質的に平行に配置されるように、調整される。
【0015】
例えば、第2開放部材を上げると、最下段パネルは、隣り合うその上のパネルに実質的に平行で且つその背後へ上向きに移動する。開放部材を引き続き引っ込めることによって、最下段の上部長手方向部分が隣り合うその上のパネルの上部長手方向部分に接する。それ故、最下段パネルは、それ以上、隣り合うその上のパネルとは独立に上向きに移動することはできない。従って、最下段パネルと隣接するその上のパネルとは、隣り合う更に一つ上のパネルの背後へ一緒に移動する。開放部材が引っ込められると、パネルは、この方式で後方に積み重ねられる。対照的に、第1開放部材が下げられると、最下段パネルより上の複数のパネルが、最下段パネルに隣り合う上のパネルが最下段パネルの前方を実質的にそれと平行に移動するように、下方に移動する。パネルは一部重なり合うので、引き続くパネルは既に積み重ねられたパネルの前方に積み重ねられる。第1及び第2開放部材をどのような組合せで操作してもよい。例えば、第2開放部材が全パネルを下ろして積み重ねる場合、第1開放部材が全部の積み重ねを引き上げてもよい。
【0016】
本発明のウィンドウカバーにおける好ましい特徴の一つは、パネルが固定部材及び開放部材に固定される方式を含む。各パネルは、固定部材と開放部材に留め具モジュールで固定され得る。一つの実施形態において、留め具モジュールは、パネルの上部長手方向部分に固定できるクリップ部材と、ハウジング及び係合部材を備えたバックル部材と、を含み、バックル部材は、固定部材に対する取り外し可能且つ選択可能な固定に適している。好ましい実施形態においては、固定部材は、一定間隔で配置された複数の輪を含む紐であって、各パネルの上部長手方向部分は操作できるように輪に固定される。特に適した留め具モジュールは、本明細書に援用される、「ウィンドウカバー用留め具モジュール及び方法」と題して2004年10月21日に出願された同時係属出願第10/970,428号に記述されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本明細書に開示した発明は、勿論、多くの異なった形態で実施可能である。図面に示され且つ以下に詳細に記述されているのは、発明の好ましい実施形態である。しかし、本開示内容は発明の原理の例示であって、発明を例示した実施形態に限定するものではないことを理解すべきである。説明を簡単にするために、本発明を具現しているウィンドウカバーは、添付した図面に示すように通常の組立位置において説明されており、上部、下部、水平方向、長手方向などの表現は、本明細書ではこの通常の位置に関して用いられる。
【0018】
本発明の一実施形態によるウィンドウカバーを、図1〜3を参照して説明する。ウィンドウカバー10は頭部レール12を含み、頭部レール12は、頭部レール12から吊り下げられている開放紐16など開放部材の上げ下げを操作するように適合された紐止め14など操作機構を含む。固定紐18などの固定部材もまた、頭部レール12から吊り下げられている。固定紐18と開放紐16とは、ウィンドウカバー10の背後を通って下に伸びている。固定紐18は、間隔を空けて配置された複数の輪(ループ)20を含むことが好ましい。複数の中間パネル22a〜22eと最下段パネル22fが固定紐18に、パネル22の上部長手方向(水平)部分24の近くで、いくつかの間隔を空けて配置された輪20の所などで固定されている。パネルは、織った又は不織の布地、紙、積層板(ラミネート)、フィルム(薄膜)等から作られ得る。パネル22a〜22fの下部長手方向(水平)部分26a〜26fが固定部材18又は開放部材16と接続されないように、パネルが固定部材18から自由に吊り下げられている。複数のパネルの最下段パネル22fは、最下段パネル22fの上部長手方向部分30の近くで、開放部材16と固定されている。底部レール28も、最下段パネル22fと固定されている。中間パネル22a〜22eは開放部材とは固定されていない。垂れ布(覆い、金具隠し)パネル44も備えている。この垂れ布パネル44は、パネル22と基本的に同じ構造を有し且つ補剛細片(ストリップ)45を含んでおり、頭部レール12に直接クリップで取り付けられ、それ以外にパネル22a〜22fとは接続されていない。
【0019】
パネル22a〜22fは、閉じた位置にある時、ウィンドウカバー10を光が通過できないよう互いに一部重なっている。また、一部重なり合ったパネル22a〜22fは、パネルの背後に延伸している開放部材16と固定部材18を、ウィンドウカバー10の表から見たときに見えないようにする。
【0020】
各中間パネル22a〜22eは、下部長手方向部分26a〜26eの近くに配置された補剛細片32a〜32eなどの加重端部部材を含む。底部レール28は、最下段パネル22fの加重端部部材として働く。補剛細片32a〜32e及び底部レール28は、織りや被覆などによる材料の偏りが克服されてパネル22a〜22fが真っ直ぐに垂れ下がるように、パネル22a〜22fに重力を働かせるのに適している。この加重端部部材は、棒、圧延された材料、クリップ等の形をとってもよい。
【0021】
ウィンドウカバー10を開けるために、使用者は開放部材16を引っ張るか又は引っ込めて、最下段パネル28を、残りのパネルは静止位置に留まったままで引き上げる。図4を参照すると、最下段パネル22fは、隣り合うその上のパネル22eと実質的に平行で且つその背後に上向きに移動する。開放部材16を引き続き引っ込めることによって、最下段22fの上部長手方向部分30が隣り合う上のパネル22eの上部長手方向部分38に接する。それ故、最下段パネル22fは、それ以上、隣り合う上のパネル22eに対して相対的に上方へ移動することはできない。開放部材16が更に引っ込められると、最下段パネル22fと隣接するその上のパネル22eとは、隣り合う更に一つ上のパネル22dの背後へ一緒に移動する。開放部材16が引っ込められると、図5に示すようにパネル22a〜22fが後方に積み重ねられるまで、パネル22a〜22fは、この方式で後方に向かって積み重ねられる。
【0022】
示されているように、パネルを後方に積み重ねることは、ウィンドウカバー10が開いた時にパネル22a〜22fの垂直で直線的な輪郭が保たれるようなウィンドウカバー10を提供することになる。従って、ウィンドウカバーが完全に閉じている(図1)、部分的に開いている(図4)、又は完全に開いている(図5)のいずれであろうと、ウィンドウカバー10の審美的な外観は大部分が変化しないで保たれる。
【0023】
図6及び図7を参照すると、パネル22が積み重ねられる時、固定紐18はウィンドウカバー10の面42の背後に折り曲げられ、又は集められる。紐止め14などの操作機構をロックすることにより、開放部材16はパネル22a〜22fを正しい位置に保持する。パネル22a〜22fの一部重なり合う関係が完全に閉じた位置、部分的に開いた位置、及び完全に開いた位置において保持されるので、固定紐18はウィンドウカバーの前面からは見えない。
【0024】
パネル22a〜22fは、留め具モジュール46を用いて固定紐18に取り外し可能に固定されることが好ましい。適切な留め具モジュール46の例を図8に示す。留め具モジュール46は、バックル(留め金具)48とクリップ(挟み金具)50とを含み、好ましくは熱可塑性樹脂、軽金属などの弾性材料から作られる。クリップ50は、摩擦係合によって、又はクリップ50を構成している材料の弾性的性質によって及ぼされるようなクリップ50により加えられる機械力によって、パネルに付属する丸棒(ダウエル)52など(図6)のアンカー部材に固定することができる。バックル48は、ハウジング(囲い、枠)54と、横棒56などの係合部材と、を含む。横棒56は第1端部と第2端部62を含み、第1端部は、ハウジング54に固定されるか又はハウジング54と一体化され、第2端部62は、孔66に押し込むことによりタブ(つまみ)部材64と係合される。
【0025】
固定紐18によって画定される輪20など(図2)のパネルにおける輪を貫通する横棒56によって、固定紐18は留め具モジュール46と結合する。開放紐16は、留め具モジュール46のハウジング54を貫通するが、ハウジング54には固定されない。従って、開放紐16が引っ込められるか又は延伸されると、開放紐16はハウジング54を貫通し、留め具モジュール46が開放紐16の紐ガイドとして働くように、ハウジングに対して自由に移動する。
【0026】
本発明の代替的な実施形態について、図9〜14を参照して説明する。ウィンドウカバー110は、頭部レール112、垂れ布パネル144、及び複数のパネル122a〜122fを含む。垂れ布パネル144及びその他のパネル122a〜122fは、隙間の無い表面を提供するように互いに一部重なり合っている。図9に示すように、閉じた位置にあるウィンドウカバー110の代替的な実施形態の外観は、前の実施形態と実質的に同じである。しかし、パネルを上げてウィンドウカバー110を開けるだけではなく、パネルを下げることによってもウィンドウカバー110が開けられるという点で、ウィンドウカバー110の操作が幾らか異なっている。
【0027】
図9〜11を参照して、ウィンドウカバー110の更なる特徴を示す。複数のパネル122a〜122fは、操作部材により頭部レール112から吊り下げられている。最上部130aを規定する最上段パネル122aは、紐止め119(図10)により調整できるように操作される、第1開放紐117などの第1開放部材に固定される。固定紐118などの固定部材が、最上段パネル122aの最上部130aを、他のパネル122b〜122fの最上部130b〜130fと固定する。
【0028】
複数のパネルの最下段パネル122fは、その上部長手方向部分130fの近くで第2開放紐116などの第2開放部材に固定される。第2開放紐116は、頭部レール112から吊り下げられ、紐止め114などの操作機構で操作可能な状態に調整されている。その他のパネル122a〜122eは、第2開放紐116には固定されていない。
【0029】
ウィンドウカバー110を開けることは、多数の異なった方法で達成され得る。一つの方法は、図1〜7の実施形態で説明したように、第2開放紐116を引っ張って最下段パネル122fを上げることである。代わりに、第1開放紐117を下げて最上段パネル122aを下ろすことによって、ウィンドウカバー110を開けてもよい。図12を参照して、第1開放紐117が下げられると、中間パネル122a〜122eが最下段パネル122fに対し相対的に下げられて、パネル122e及び122dなどのパネルが、最下段パネル122fと積み重ねられる。第1開放紐117が完全に下げられると、パネル122a〜122fは図13に示すようにウィンドウカバー110の下側に積み重ねられる。
【0030】
第1開放紐117と第2開放紐116は、互いに連動して操作され得る。例えば、図14に示すように、第1開放紐117は、パネル122eが最下段パネル122fに積み重ねられるように、部分的に下げられている。第2開放紐116は、最下段パネル122f及びパネル122eがパネル122c及び122dと一緒に積み重ねられるように、引き上げられている。
【0031】
図15〜18を参照して、本発明の更に他の実施形態を示す。前の実施形態と同様、図15に示したように、ウィンドウカバー210は、頭部レール212と、開放部材216と、垂れ布パネル244と、複数のパネル222a〜222fと、を含む。しかし、図16及び図17を参照すると、パネルは二組に分けられる。詳細には、パネル222a、222c、及び222eが一方の組であり、パネル222b、222d、及び222fが他方の組である。この変形例は、パネル222b、222d、及び222fなどの第1組のパネルを、パネル222a、222c、及び222eなどの第2組のパネルに対して相対的に移動させるという任意の特徴を提供した。第1開放紐216は、パネル222a、222c、及び222eの上部長手方向部分に固定される。パネル222b、222d、及び222fは、固定紐218に固定される。パネル222fは、第2開放紐217にも固定される。
【0032】
第1開放紐216を引っ張ることによりパネル222a、222c、及び222eが引き上げられ、垂れ布パネル244とパネル222b及び222dの背後にそれぞれ移動する。第2開放紐217を引っ込めると、最下段パネル222fが上がり、先に説明したようにウィンドウカバー210全体を開ける。
【0033】
本発明の更に他の実施形態を図19に示す。この実施形態では、ウィンドウカバー310のパネル322a〜322eが二つの群に分けられる。第1群は、パネル322aと322bから成り、第2群はパネル322c〜322eから成る。パネル322eと322bの上部長手方向部分が第1開放紐316に固定される。パネル322a、322c、及び322dが固定紐318に固定される。最下段パネル322fは、第2開放紐317に固定される。この実施形態において、第1開放紐316を上げると、パネル322eと322bが上がりパネル322dと322aの背後にそれぞれ移動する。第1開放紐316が更に引き上げられると、パネル322aと322bは、垂れ布パネル344の背後に積み重ねられ、パネル322dと322eは、パネル322cと積み重ねられる。322a〜322fの各パネルは、第2開放紐317を引き上げることにより上げてもよい。
【0034】
説明した実施形態において、パネルは寸法が均一であるとして説明されている。しかし、パネルが積み重ねられた時、積み重ねられたパネルを完全に隠すように、徐々に幅が狭くなるようなパネルであってもよい。
【0035】
以上の説明及び添付された図面は本発明を例示したものである。本発明の精神と範囲を逸脱することなく、更に他の変形及び部品の配置が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1は、閉じた位置にある本発明のウィンドウカバーに関する好ましい実施形態の斜視正面図である。
【図2】図2は、図1のウィンドウカバーの右側立面図である。
【図3】図3は、図1のウィンドウカバーの左側立面図である。
【図4】図4は、一部開いた位置にある図1のウィンドウカバーの斜視正面図である。
【図5】図5は、完全に開いた位置にある図1のウィンドウカバーの斜視正面図である。
【図6】図6は、完全に開いた位置にある図5のウィンドウカバーの右側立面図である。
【図7】図7は、完全に開いた位置にある図5のウィンドウカバーの左側立面図である。
【図8】図8は、本発明での使用に適した留め具モジュールの拡大斜視図である。
【図9】図9は、本発明によるウィンドウカバーの代替的な実施形態の正面斜視図である。
【図10】図10は、図9のウィンドウカバーの背面斜視図である。
【図11】図11は、図10の一部の拡大斜視図である。
【図12】図12は、一部開いた位置にある図9のウィンドウカバーの背面斜視図である。
【図13】図13は、完全に開いた位置にある図9のウィンドウカバーの正面斜視図である。
【図14】図14は、他の一部開いた位置にある図13のウィンドウカバーの背面斜視図である。
【図15】図15は、本発明による、閉じた位置にあるウィンドウカバーに関する他の実施形態の正面斜視図である。
【図16】図16は、一部開いた位置にあるウィンドウカバーを備えた、図15の実施形態の正面斜視図である。
【図17】図17は、一部開いた位置にあるウィンドウカバーを備えた、図15の実施形態の背面斜視図である。
【図18】図18は、図17の拡大部分である。
【図19】図19は、本発明による、一部開いた位置にあるウィンドウカバーに関する更に他の実施形態の正面斜視図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウィンドウカバーの分野、特に複数のパネルを含むウィンドウカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
装飾用ウィンドウカバーは、プライバシーを提供し且つ日光を遮蔽するために、広く用いられている商品である。これらのウィンドウカバーは、ローマンシェード、ベネチアンブラインド、垂直ブラインド、ハニカムシェード等の種々の形態をとる。これらのウィンドウカバーのいくつかは、開口部を覆い且つ一つ以上の操作部材を備えた調整機構に接続される一枚のパネル又は複数のパネルを含む。
【0003】
例えば、ウィンドウカバーの広く用いられる一つのタイプは、ローマンシェードとして知られている。このタイプの日除けは、上端に沿って頭部レールに取り付けられた布地材料から成り、一定間隔で集められ、布地の表面を横切る一連の弱い折り目を生ずる。従って、典型的なローマンシェードは、段々滝のような又は弱い襞がついたような外観を示す。このようなローマンシェードは、引き上げられた時に、全体の日除けがウィンドウカバーの頂部近くに来るまで、水平な折り目又は襞をつけて下側から集められる。ある変形例ではウィンドウカバーの頂部が引き下げられることもある。日除けは、日除けに取り付けられた操作部材を引っ張ることにより操作される。操作部材は、通常、パネルの最下部に接着剤、超音波溶接、縫い付け、結び付け等で固定される。
【0004】
従来のローマンシェードに対する代替物が、本明細書に援用される、2003年5月1日出願の同時係属出願第10/427,829号に開示されている。標準的なローマンシェードと異なり、同時係属出願第10/427,829号で開示されたローマンシェードは、全体の日除けを引き上げることを必要とせずに、日除け面に隙間が生ずるように各列を開くことが出来る。
【0005】
ウィンドウカバーのもう一つの一般的なタイプは、ベネチアンブラインドである。ベネチアンブラインドは、頭部レール内の調整機構によって操作される一対の梯子状物(ラダー)によって支持された複数の羽根板から構成される。梯子状物は、通常、頭部レールから吊り下げられて底部レールへと接続された一対の平行な紐を含む。この平行な紐に多数の横木がかけられており、羽根板を支持している。従来のベネチアンブラインドに対する代替物が、米国特許第6,792,996号として発行され、本明細書に援用される同時係属出願第10/413,200号に開示されている。この代替物は、非梯子状の操作部材を使用し、羽根板が閉じられた時に、羽根板が操作部材と操作紐用の孔を隠すことができるような構造を有する。
【0006】
ローマンシェードとベネチアンブラインドは、審美的には満足なものであるが、開いていようが閉じていようが又は一部開いていようが通常の外観を保つ、直線的又は全般的に平坦な外観を有するウィンドウカバーが、ある場合には望まれることもある。本発明はそれに相応しいウィンドウカバーを提供する。
【0007】
(発明の要約)
本発明は、新規で且つ改善されたウィンドウカバーを提供する。ウィンドウカバーは頭部レールを含み、頭部レールは、頭部レールから吊り下げられた開放部材の上げ下げを操作するように適合されている、紐止めなどの操作機構を有する。紐などの固定部材も頭部レールから吊り下げられている。複数のパネルは、パネルの上部長手方向部分の近くで固定部材と固定される。各パネルは、実質的に均等な一定間隔で固定部材に固定される。パネルは、パネルの下部長手方向部分が固定部材乃至は開閉部材と接続されず、パネルが固定部材から垂直に釣り下がる状態で、自由に吊り下げられる。パネルの下部長手方向部分の近くに、加重端部部材が含まれてもよい。
【0008】
好ましくは、複数のパネルは互いに一部重なり合う関係にある。詳細には、パネルの下部長手方向部分が、隣接するその下のパネルの上部長手方向部分と一部重なり合う。従って、ウィンドウカバーが閉じられた時、光を室内に入れるような隙間がパネル間には存在しない。同様に、開放部材及び固定部材は、ウィンドウカバーが閉じた位置にある時、一部重なり合うパネルによって隠される。
【0009】
複数のパネルの最下段パネルは、上部長手方向部分の近くで開放部材に固定される。その他のパネルは頭部レールと最下段パネルの間に位置し、開放部材とは接続されない。言い換えれば、開放部材の調整操作は最下段パネルのみを直接動かす。いくつかの実施形態においては、追加の開放部材が含まれて、別のパネルに固定されることがある。このような構造の一例を、以下で更に詳細に吟味する。
【0010】
ウィンドウカバーを開けるためには、使用者は開放部材を引っ張るか又は引っ込めて、最下段パネルを引き上げるが、一方残りのパネルは静止位置に留まっている。最下段パネルは、隣り合うその上のパネルと実質的に平行で且つその背後に上向きに移動する。開放部材を引き続き引っ込めることによって、最下段の上部長手方向部分が隣り合うその上のパネルの上部長手方向部分に接する。それ故、最下段パネルは、それ以上、隣り合うその上のパネルと独立に上方に向かって移動することはできない。従って、最下段パネルと隣接するその上のパネルとは、隣り合う更に一つ上のパネルの背後へ一緒に移動する。開放部材が引っ込められると、各パネルは、この方式で後方に積み重ねられる。
【0011】
パネルをこの方式で後方に積み重ねることにより、ウィンドウカバーが開いた時に個々のパネルの垂直で直線的な輪郭(プロファイル)が保たれる。従って、ウィンドウカバーが完全に閉じている、部分的に開いている、又は完全に開いているのいずれであろうと、ウィンドウカバーの審美的な外観は大部分が変わらずに保たれる。
【0012】
本発明の代替的な実施形態は、ウィンドウカバーを開ける他の方法として、種々のパネルを下ろす可能性を提供している。ウィンドウカバーは、前の実施形態と同様にパネルの列を含んでいる。垂れ布パネルは頭部レールに直接固定される。複数の追加パネルは、頭部レールから操作部材によって吊り下げられている。最上段パネルの上部長手方向部分は、最上段パネルが頭部レールに操作できる状態で接続されるように、第1の開放部材に固定される。固定部材は、最上段パネルの上部長手方向部分に固定され、垂れ布パネルを除いて、その他のパネルの上部長手方向部分にも固定される。固定部材は、頭部レールとは接続されない。
【0013】
複数のパネルの最下段パネルは、同様にその上部長手方向部分の近くで、第2の開放部材に固定される。第2開放部材は、頭部レールから吊り下げられており、操作できるように操作部材と調整されている。その他のパネルは、第2開放部材とは固定されない。
【0014】
ウィンドウカバーを開けるために、使用者は第2開放部材を引っ張るか又は引っ込めて、最下段パネルを引き上げてもよく、その間残りのパネルは上で説明したように静止位置に留まっている。ウィンドウカバーを、第1開放部材を下げて最上段パネルを下ろすことにより開いてもよい。どちらの場合も、最下段パネルの隣り合うその上のパネルに対する相対的な位置は、最下段パネルが隣り合うその上のパネルの背後にそれと実質的に平行に配置されるように、調整される。
【0015】
例えば、第2開放部材を上げると、最下段パネルは、隣り合うその上のパネルに実質的に平行で且つその背後へ上向きに移動する。開放部材を引き続き引っ込めることによって、最下段の上部長手方向部分が隣り合うその上のパネルの上部長手方向部分に接する。それ故、最下段パネルは、それ以上、隣り合うその上のパネルとは独立に上向きに移動することはできない。従って、最下段パネルと隣接するその上のパネルとは、隣り合う更に一つ上のパネルの背後へ一緒に移動する。開放部材が引っ込められると、パネルは、この方式で後方に積み重ねられる。対照的に、第1開放部材が下げられると、最下段パネルより上の複数のパネルが、最下段パネルに隣り合う上のパネルが最下段パネルの前方を実質的にそれと平行に移動するように、下方に移動する。パネルは一部重なり合うので、引き続くパネルは既に積み重ねられたパネルの前方に積み重ねられる。第1及び第2開放部材をどのような組合せで操作してもよい。例えば、第2開放部材が全パネルを下ろして積み重ねる場合、第1開放部材が全部の積み重ねを引き上げてもよい。
【0016】
本発明のウィンドウカバーにおける好ましい特徴の一つは、パネルが固定部材及び開放部材に固定される方式を含む。各パネルは、固定部材と開放部材に留め具モジュールで固定され得る。一つの実施形態において、留め具モジュールは、パネルの上部長手方向部分に固定できるクリップ部材と、ハウジング及び係合部材を備えたバックル部材と、を含み、バックル部材は、固定部材に対する取り外し可能且つ選択可能な固定に適している。好ましい実施形態においては、固定部材は、一定間隔で配置された複数の輪を含む紐であって、各パネルの上部長手方向部分は操作できるように輪に固定される。特に適した留め具モジュールは、本明細書に援用される、「ウィンドウカバー用留め具モジュール及び方法」と題して2004年10月21日に出願された同時係属出願第10/970,428号に記述されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本明細書に開示した発明は、勿論、多くの異なった形態で実施可能である。図面に示され且つ以下に詳細に記述されているのは、発明の好ましい実施形態である。しかし、本開示内容は発明の原理の例示であって、発明を例示した実施形態に限定するものではないことを理解すべきである。説明を簡単にするために、本発明を具現しているウィンドウカバーは、添付した図面に示すように通常の組立位置において説明されており、上部、下部、水平方向、長手方向などの表現は、本明細書ではこの通常の位置に関して用いられる。
【0018】
本発明の一実施形態によるウィンドウカバーを、図1〜3を参照して説明する。ウィンドウカバー10は頭部レール12を含み、頭部レール12は、頭部レール12から吊り下げられている開放紐16など開放部材の上げ下げを操作するように適合された紐止め14など操作機構を含む。固定紐18などの固定部材もまた、頭部レール12から吊り下げられている。固定紐18と開放紐16とは、ウィンドウカバー10の背後を通って下に伸びている。固定紐18は、間隔を空けて配置された複数の輪(ループ)20を含むことが好ましい。複数の中間パネル22a〜22eと最下段パネル22fが固定紐18に、パネル22の上部長手方向(水平)部分24の近くで、いくつかの間隔を空けて配置された輪20の所などで固定されている。パネルは、織った又は不織の布地、紙、積層板(ラミネート)、フィルム(薄膜)等から作られ得る。パネル22a〜22fの下部長手方向(水平)部分26a〜26fが固定部材18又は開放部材16と接続されないように、パネルが固定部材18から自由に吊り下げられている。複数のパネルの最下段パネル22fは、最下段パネル22fの上部長手方向部分30の近くで、開放部材16と固定されている。底部レール28も、最下段パネル22fと固定されている。中間パネル22a〜22eは開放部材とは固定されていない。垂れ布(覆い、金具隠し)パネル44も備えている。この垂れ布パネル44は、パネル22と基本的に同じ構造を有し且つ補剛細片(ストリップ)45を含んでおり、頭部レール12に直接クリップで取り付けられ、それ以外にパネル22a〜22fとは接続されていない。
【0019】
パネル22a〜22fは、閉じた位置にある時、ウィンドウカバー10を光が通過できないよう互いに一部重なっている。また、一部重なり合ったパネル22a〜22fは、パネルの背後に延伸している開放部材16と固定部材18を、ウィンドウカバー10の表から見たときに見えないようにする。
【0020】
各中間パネル22a〜22eは、下部長手方向部分26a〜26eの近くに配置された補剛細片32a〜32eなどの加重端部部材を含む。底部レール28は、最下段パネル22fの加重端部部材として働く。補剛細片32a〜32e及び底部レール28は、織りや被覆などによる材料の偏りが克服されてパネル22a〜22fが真っ直ぐに垂れ下がるように、パネル22a〜22fに重力を働かせるのに適している。この加重端部部材は、棒、圧延された材料、クリップ等の形をとってもよい。
【0021】
ウィンドウカバー10を開けるために、使用者は開放部材16を引っ張るか又は引っ込めて、最下段パネル28を、残りのパネルは静止位置に留まったままで引き上げる。図4を参照すると、最下段パネル22fは、隣り合うその上のパネル22eと実質的に平行で且つその背後に上向きに移動する。開放部材16を引き続き引っ込めることによって、最下段22fの上部長手方向部分30が隣り合う上のパネル22eの上部長手方向部分38に接する。それ故、最下段パネル22fは、それ以上、隣り合う上のパネル22eに対して相対的に上方へ移動することはできない。開放部材16が更に引っ込められると、最下段パネル22fと隣接するその上のパネル22eとは、隣り合う更に一つ上のパネル22dの背後へ一緒に移動する。開放部材16が引っ込められると、図5に示すようにパネル22a〜22fが後方に積み重ねられるまで、パネル22a〜22fは、この方式で後方に向かって積み重ねられる。
【0022】
示されているように、パネルを後方に積み重ねることは、ウィンドウカバー10が開いた時にパネル22a〜22fの垂直で直線的な輪郭が保たれるようなウィンドウカバー10を提供することになる。従って、ウィンドウカバーが完全に閉じている(図1)、部分的に開いている(図4)、又は完全に開いている(図5)のいずれであろうと、ウィンドウカバー10の審美的な外観は大部分が変化しないで保たれる。
【0023】
図6及び図7を参照すると、パネル22が積み重ねられる時、固定紐18はウィンドウカバー10の面42の背後に折り曲げられ、又は集められる。紐止め14などの操作機構をロックすることにより、開放部材16はパネル22a〜22fを正しい位置に保持する。パネル22a〜22fの一部重なり合う関係が完全に閉じた位置、部分的に開いた位置、及び完全に開いた位置において保持されるので、固定紐18はウィンドウカバーの前面からは見えない。
【0024】
パネル22a〜22fは、留め具モジュール46を用いて固定紐18に取り外し可能に固定されることが好ましい。適切な留め具モジュール46の例を図8に示す。留め具モジュール46は、バックル(留め金具)48とクリップ(挟み金具)50とを含み、好ましくは熱可塑性樹脂、軽金属などの弾性材料から作られる。クリップ50は、摩擦係合によって、又はクリップ50を構成している材料の弾性的性質によって及ぼされるようなクリップ50により加えられる機械力によって、パネルに付属する丸棒(ダウエル)52など(図6)のアンカー部材に固定することができる。バックル48は、ハウジング(囲い、枠)54と、横棒56などの係合部材と、を含む。横棒56は第1端部と第2端部62を含み、第1端部は、ハウジング54に固定されるか又はハウジング54と一体化され、第2端部62は、孔66に押し込むことによりタブ(つまみ)部材64と係合される。
【0025】
固定紐18によって画定される輪20など(図2)のパネルにおける輪を貫通する横棒56によって、固定紐18は留め具モジュール46と結合する。開放紐16は、留め具モジュール46のハウジング54を貫通するが、ハウジング54には固定されない。従って、開放紐16が引っ込められるか又は延伸されると、開放紐16はハウジング54を貫通し、留め具モジュール46が開放紐16の紐ガイドとして働くように、ハウジングに対して自由に移動する。
【0026】
本発明の代替的な実施形態について、図9〜14を参照して説明する。ウィンドウカバー110は、頭部レール112、垂れ布パネル144、及び複数のパネル122a〜122fを含む。垂れ布パネル144及びその他のパネル122a〜122fは、隙間の無い表面を提供するように互いに一部重なり合っている。図9に示すように、閉じた位置にあるウィンドウカバー110の代替的な実施形態の外観は、前の実施形態と実質的に同じである。しかし、パネルを上げてウィンドウカバー110を開けるだけではなく、パネルを下げることによってもウィンドウカバー110が開けられるという点で、ウィンドウカバー110の操作が幾らか異なっている。
【0027】
図9〜11を参照して、ウィンドウカバー110の更なる特徴を示す。複数のパネル122a〜122fは、操作部材により頭部レール112から吊り下げられている。最上部130aを規定する最上段パネル122aは、紐止め119(図10)により調整できるように操作される、第1開放紐117などの第1開放部材に固定される。固定紐118などの固定部材が、最上段パネル122aの最上部130aを、他のパネル122b〜122fの最上部130b〜130fと固定する。
【0028】
複数のパネルの最下段パネル122fは、その上部長手方向部分130fの近くで第2開放紐116などの第2開放部材に固定される。第2開放紐116は、頭部レール112から吊り下げられ、紐止め114などの操作機構で操作可能な状態に調整されている。その他のパネル122a〜122eは、第2開放紐116には固定されていない。
【0029】
ウィンドウカバー110を開けることは、多数の異なった方法で達成され得る。一つの方法は、図1〜7の実施形態で説明したように、第2開放紐116を引っ張って最下段パネル122fを上げることである。代わりに、第1開放紐117を下げて最上段パネル122aを下ろすことによって、ウィンドウカバー110を開けてもよい。図12を参照して、第1開放紐117が下げられると、中間パネル122a〜122eが最下段パネル122fに対し相対的に下げられて、パネル122e及び122dなどのパネルが、最下段パネル122fと積み重ねられる。第1開放紐117が完全に下げられると、パネル122a〜122fは図13に示すようにウィンドウカバー110の下側に積み重ねられる。
【0030】
第1開放紐117と第2開放紐116は、互いに連動して操作され得る。例えば、図14に示すように、第1開放紐117は、パネル122eが最下段パネル122fに積み重ねられるように、部分的に下げられている。第2開放紐116は、最下段パネル122f及びパネル122eがパネル122c及び122dと一緒に積み重ねられるように、引き上げられている。
【0031】
図15〜18を参照して、本発明の更に他の実施形態を示す。前の実施形態と同様、図15に示したように、ウィンドウカバー210は、頭部レール212と、開放部材216と、垂れ布パネル244と、複数のパネル222a〜222fと、を含む。しかし、図16及び図17を参照すると、パネルは二組に分けられる。詳細には、パネル222a、222c、及び222eが一方の組であり、パネル222b、222d、及び222fが他方の組である。この変形例は、パネル222b、222d、及び222fなどの第1組のパネルを、パネル222a、222c、及び222eなどの第2組のパネルに対して相対的に移動させるという任意の特徴を提供した。第1開放紐216は、パネル222a、222c、及び222eの上部長手方向部分に固定される。パネル222b、222d、及び222fは、固定紐218に固定される。パネル222fは、第2開放紐217にも固定される。
【0032】
第1開放紐216を引っ張ることによりパネル222a、222c、及び222eが引き上げられ、垂れ布パネル244とパネル222b及び222dの背後にそれぞれ移動する。第2開放紐217を引っ込めると、最下段パネル222fが上がり、先に説明したようにウィンドウカバー210全体を開ける。
【0033】
本発明の更に他の実施形態を図19に示す。この実施形態では、ウィンドウカバー310のパネル322a〜322eが二つの群に分けられる。第1群は、パネル322aと322bから成り、第2群はパネル322c〜322eから成る。パネル322eと322bの上部長手方向部分が第1開放紐316に固定される。パネル322a、322c、及び322dが固定紐318に固定される。最下段パネル322fは、第2開放紐317に固定される。この実施形態において、第1開放紐316を上げると、パネル322eと322bが上がりパネル322dと322aの背後にそれぞれ移動する。第1開放紐316が更に引き上げられると、パネル322aと322bは、垂れ布パネル344の背後に積み重ねられ、パネル322dと322eは、パネル322cと積み重ねられる。322a〜322fの各パネルは、第2開放紐317を引き上げることにより上げてもよい。
【0034】
説明した実施形態において、パネルは寸法が均一であるとして説明されている。しかし、パネルが積み重ねられた時、積み重ねられたパネルを完全に隠すように、徐々に幅が狭くなるようなパネルであってもよい。
【0035】
以上の説明及び添付された図面は本発明を例示したものである。本発明の精神と範囲を逸脱することなく、更に他の変形及び部品の配置が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】図1は、閉じた位置にある本発明のウィンドウカバーに関する好ましい実施形態の斜視正面図である。
【図2】図2は、図1のウィンドウカバーの右側立面図である。
【図3】図3は、図1のウィンドウカバーの左側立面図である。
【図4】図4は、一部開いた位置にある図1のウィンドウカバーの斜視正面図である。
【図5】図5は、完全に開いた位置にある図1のウィンドウカバーの斜視正面図である。
【図6】図6は、完全に開いた位置にある図5のウィンドウカバーの右側立面図である。
【図7】図7は、完全に開いた位置にある図5のウィンドウカバーの左側立面図である。
【図8】図8は、本発明での使用に適した留め具モジュールの拡大斜視図である。
【図9】図9は、本発明によるウィンドウカバーの代替的な実施形態の正面斜視図である。
【図10】図10は、図9のウィンドウカバーの背面斜視図である。
【図11】図11は、図10の一部の拡大斜視図である。
【図12】図12は、一部開いた位置にある図9のウィンドウカバーの背面斜視図である。
【図13】図13は、完全に開いた位置にある図9のウィンドウカバーの正面斜視図である。
【図14】図14は、他の一部開いた位置にある図13のウィンドウカバーの背面斜視図である。
【図15】図15は、本発明による、閉じた位置にあるウィンドウカバーに関する他の実施形態の正面斜視図である。
【図16】図16は、一部開いた位置にあるウィンドウカバーを備えた、図15の実施形態の正面斜視図である。
【図17】図17は、一部開いた位置にあるウィンドウカバーを備えた、図15の実施形態の背面斜視図である。
【図18】図18は、図17の拡大部分である。
【図19】図19は、本発明による、一部開いた位置にあるウィンドウカバーに関する更に他の実施形態の正面斜視図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウィンドウカバーであって、
少なくとも1つの開放部材の垂直方向の調整を行なうように適合された、少なくとも1つの操作機構を含む頭部レールと、
固定部材と、
複数の中間パネル及び最下段パネルであって、各パネルはパネルの上部長手方向部分近くで固定部材に固定され、パネルは固定部材に沿って一定間隔で固定部材に固定され、各パネルの下部長手方向部分が固定部材から分離してパネルがパネル固定部材から自由に吊り下げられている複数の中間パネル及び最下段パネルと、
上部長手方向部分近くの開放部材に固定された最下段パネルと、
を含むウィンドウカバー。
【請求項2】
前記複数のパネルが一部重なり合う関係にある、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項3】
前記パネルが、留め具モジュールにより前記固定部材に取り外し可能に固定される、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項4】
第2開放部材を更に含み、第2開放部材は上部パネルの上部長手方向部分へ固定され、且つ前記頭部レールに対して相対的に上部パネルを下げるように適合されている、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項5】
前記パネルの下部長手方向部分が加重端部部材を含む、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項6】
前記固定部材が固定紐であり、前記開放部材が開放紐である、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項7】
前記固定部材が間隔を空けて配置した複数の輪を含み、各パネルの上部長手方向部分が操作できる状態で輪に固定されている、請求項6に記載のウィンドウカバー。
【請求項8】
前記開放部材の調整により、前記複数のパネルが後方に積み重ねられる、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項9】
ウィンドウカバーであって、
固定部材と、
引っ込めたり伸ばしたりするように適合された少なくとも1つの開放部材と、
複数のパネルであって、各パネルは固定部材に沿って一定の間隔で固定部材に固定された上部長手方向部分を有し、且つ固定部材から分離した下部長手方向部分を有する複数のパネルと、
上部長手方向部分の近くで開放部材に固定された、複数のパネルに属する最下段パネルと、
を含むウィンドウカバー。
【請求項10】
少なくとも1つのパネルの下部長手方向部分が、隣接する下のパネルの上部長手方向部分に一部重なり合う、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項11】
前記パネルが、留め具モジュールにより前記固定部材に取り外し可能に固定される、請求項10に記載のウィンドウカバー。
【請求項12】
第2開放部材を更に含み、第2開放部材は上部パネルの上部長手方向部分へ固定され、且つ前記最下段パネルに対して相対的に上部パネルを下げるように適合されている、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項13】
前記パネルの下部長手方向部分が加重端部部材を含む、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項14】
前記固定部材が間隔を空けて配置した複数の輪を含む紐であり、各パネルの上部長手方向部分が操作できる状態で輪に固定されている、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項15】
前記開放部材の調整により、前記複数のパネルが後方に積み重ねられる、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項16】
開放位置と遮蔽位置を有するウィンドウカバーであって、
固定紐と、
引っ込めたり伸ばしたりするように適合された少なくとも1つの開放紐と、
複数の自由に吊り下げられたパネルであって、前記パネルの少なくとも1つは、前記固定紐に固定された上部長手方向部分を有し、且つ前記固定紐から分離した下部長手方向部分を有し、下部長手方向部分が隣接する下のパネルの上部長手方向部分に一部重なり合う複数のパネルと、
上部長手方向部分の近くで前記開放紐に固定された、複数のパネル内の最下段パネルと、
ウィンドウカバーを閉じた位置から開いた位置へ動かすために調整されるように適合された前記開放紐であって、前記開放紐の調整により前記複数のパネルを後方に積み重ねる前記開放紐と、
を含むウィンドウカバー。
【請求項17】
前記パネルが、留め具モジュールにより前記固定紐に取り外し自在に固定される、請求項16に記載のウィンドウカバー。
【請求項18】
前記パネルの下部長手方向部分が加重端部部材を含む、請求項16に記載のウィンドウカバー。
【請求項19】
最上段パネルの上部長手方向部分へ固定された第2開放紐を更に含み、第2開放紐はウィンドウカバーを閉じた位置から開いた位置へ動かすために調整されるように適合されている、請求項16に記載のウィンドウカバー。
【請求項20】
開放部材と、固定部材と、複数の中間パネルと、最下段パネルと、を含むウィンドウカバーを開く方法であって、各パネルはパネルの上部長手方向部分の近くで前記固定部材に固定され、前記パネルは前記固定部材に沿って一定間隔で前記固定部材に固定され、前記パネルは各パネルの下部長手方向部分が固定部材から分離された状態で前記固定部材から自由に吊り下げられ、前記最下段のパネルは上部長手方向部分の近くで前記開放部材に固定されており、前記方法は、
開放部材を引っ込めて、最下段のパネルを隣り合う1つ上のパネルの背後へ移動させる工程と、
最下段のパネル及び隣り合う1つ上のパネルが背後へ移動して隣り合う二つ上のパネルに積み重なるように、開放部材を引き続き引っ込める工程と、
を含む方法。
【請求項1】
ウィンドウカバーであって、
少なくとも1つの開放部材の垂直方向の調整を行なうように適合された、少なくとも1つの操作機構を含む頭部レールと、
固定部材と、
複数の中間パネル及び最下段パネルであって、各パネルはパネルの上部長手方向部分近くで固定部材に固定され、パネルは固定部材に沿って一定間隔で固定部材に固定され、各パネルの下部長手方向部分が固定部材から分離してパネルがパネル固定部材から自由に吊り下げられている複数の中間パネル及び最下段パネルと、
上部長手方向部分近くの開放部材に固定された最下段パネルと、
を含むウィンドウカバー。
【請求項2】
前記複数のパネルが一部重なり合う関係にある、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項3】
前記パネルが、留め具モジュールにより前記固定部材に取り外し可能に固定される、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項4】
第2開放部材を更に含み、第2開放部材は上部パネルの上部長手方向部分へ固定され、且つ前記頭部レールに対して相対的に上部パネルを下げるように適合されている、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項5】
前記パネルの下部長手方向部分が加重端部部材を含む、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項6】
前記固定部材が固定紐であり、前記開放部材が開放紐である、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項7】
前記固定部材が間隔を空けて配置した複数の輪を含み、各パネルの上部長手方向部分が操作できる状態で輪に固定されている、請求項6に記載のウィンドウカバー。
【請求項8】
前記開放部材の調整により、前記複数のパネルが後方に積み重ねられる、請求項1に記載のウィンドウカバー。
【請求項9】
ウィンドウカバーであって、
固定部材と、
引っ込めたり伸ばしたりするように適合された少なくとも1つの開放部材と、
複数のパネルであって、各パネルは固定部材に沿って一定の間隔で固定部材に固定された上部長手方向部分を有し、且つ固定部材から分離した下部長手方向部分を有する複数のパネルと、
上部長手方向部分の近くで開放部材に固定された、複数のパネルに属する最下段パネルと、
を含むウィンドウカバー。
【請求項10】
少なくとも1つのパネルの下部長手方向部分が、隣接する下のパネルの上部長手方向部分に一部重なり合う、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項11】
前記パネルが、留め具モジュールにより前記固定部材に取り外し可能に固定される、請求項10に記載のウィンドウカバー。
【請求項12】
第2開放部材を更に含み、第2開放部材は上部パネルの上部長手方向部分へ固定され、且つ前記最下段パネルに対して相対的に上部パネルを下げるように適合されている、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項13】
前記パネルの下部長手方向部分が加重端部部材を含む、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項14】
前記固定部材が間隔を空けて配置した複数の輪を含む紐であり、各パネルの上部長手方向部分が操作できる状態で輪に固定されている、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項15】
前記開放部材の調整により、前記複数のパネルが後方に積み重ねられる、請求項9に記載のウィンドウカバー。
【請求項16】
開放位置と遮蔽位置を有するウィンドウカバーであって、
固定紐と、
引っ込めたり伸ばしたりするように適合された少なくとも1つの開放紐と、
複数の自由に吊り下げられたパネルであって、前記パネルの少なくとも1つは、前記固定紐に固定された上部長手方向部分を有し、且つ前記固定紐から分離した下部長手方向部分を有し、下部長手方向部分が隣接する下のパネルの上部長手方向部分に一部重なり合う複数のパネルと、
上部長手方向部分の近くで前記開放紐に固定された、複数のパネル内の最下段パネルと、
ウィンドウカバーを閉じた位置から開いた位置へ動かすために調整されるように適合された前記開放紐であって、前記開放紐の調整により前記複数のパネルを後方に積み重ねる前記開放紐と、
を含むウィンドウカバー。
【請求項17】
前記パネルが、留め具モジュールにより前記固定紐に取り外し自在に固定される、請求項16に記載のウィンドウカバー。
【請求項18】
前記パネルの下部長手方向部分が加重端部部材を含む、請求項16に記載のウィンドウカバー。
【請求項19】
最上段パネルの上部長手方向部分へ固定された第2開放紐を更に含み、第2開放紐はウィンドウカバーを閉じた位置から開いた位置へ動かすために調整されるように適合されている、請求項16に記載のウィンドウカバー。
【請求項20】
開放部材と、固定部材と、複数の中間パネルと、最下段パネルと、を含むウィンドウカバーを開く方法であって、各パネルはパネルの上部長手方向部分の近くで前記固定部材に固定され、前記パネルは前記固定部材に沿って一定間隔で前記固定部材に固定され、前記パネルは各パネルの下部長手方向部分が固定部材から分離された状態で前記固定部材から自由に吊り下げられ、前記最下段のパネルは上部長手方向部分の近くで前記開放部材に固定されており、前記方法は、
開放部材を引っ込めて、最下段のパネルを隣り合う1つ上のパネルの背後へ移動させる工程と、
最下段のパネル及び隣り合う1つ上のパネルが背後へ移動して隣り合う二つ上のパネルに積み重なるように、開放部材を引き続き引っ込める工程と、
を含む方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【公開番号】特開2006−283496(P2006−283496A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2005−107861(P2005−107861)
【出願日】平成17年4月4日(2005.4.4)
【出願人】(502199198)テー ヨル カンパニー リミテッド (9)
【氏名又は名称原語表記】Teh Yor Co., Ltd.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−107861(P2005−107861)
【出願日】平成17年4月4日(2005.4.4)
【出願人】(502199198)テー ヨル カンパニー リミテッド (9)
【氏名又は名称原語表記】Teh Yor Co., Ltd.
【Fターム(参考)】
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