説明

自発光液晶表示装置

【課題】自発光液晶表示装置を提供する。
【解決手段】前面板及び背面板の各内面に設けられ、液晶に電界を形成する電極と、前面板の内面に設けられ、紫外線により発光するナノドットPL層と、背面板の後側に設けられ、ナノドットPL層に紫外線を供給する紫外線バックライト部とを具備する液晶表示装置である。該紫外線バックライト部は、360〜460nm帯域の青色系紫外線により発光し、かかる構造によれば、液晶によるUV吸収が少なく、従って、液晶の劣化が減少し、さらに光利用効率が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置(LCD)に係り、特に、光利用効率の高い自発光に関する。
【背景技術】
【0002】
LCDは、非能動発光ディスプレイであり、画面表示のために別途のバックライト装置が必要であり、カラー画像表示のために、R(Red)、G(Green)、B(Blue)のカラーフィルタがLCD自体の画素ごとにそれぞれ設けられていなければならない。
【0003】
前記R,G,Bカラーフィルタは、バックライトから入射する白色光のうち、R,G,Bを発生し、カラーフィルタは、R,G,Bなどのフィルタが利用される。カラーフィルタは、特定波長の光だけを通過させるので、白色光の1/3のみ使用して光損失が大きい。従って、十分な明るさのイメージを具現するためには、さらに強い輝度を有するバックライト装置が要求される。
【0004】
カラーフィルタを利用したLCDの低い光の利用効率の問題を改善するために、ブレッデルスら(Breddels et al.)は、蛍光体を利用した自発光LCDを提案している(特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1で提案されたLCDは、光源として、360〜370nmほどの波長を有する紫外線(UV)ランプに水銀ランプを利用し、蛍光体は、前面基板の内面に形成される構造を有する。しかし、360〜370nm帯域の波長を有するUVは、液晶により一部吸収され、従って、蛍光体の励起に寄与するUV量が減少する。さらに、液晶は、吸収されたUVにより劣化し、寿命が短縮する。さらに、完全なカラーフィルタなし(color filter free)の構造ではない一部カラーフィルタが利用されるために、フィルタによる光損失は、相変らず存在する。
【0006】
一方、特許文献2は、460nm波長の青色光源を利用し、蛍光体としては、R及びG蛍光体を利用するLCDを開示する。かかるLCDは、青色画素に蛍光体を利用せずに、光源からの光をそのまま利用するため、光源の波長が限定されてしまう。
【0007】
従って、PL(Photo−Luminescence) LCDの課題は、UVによる液晶の劣化防止と、十分な光吸収による最大の発光効率を得ることにある。
【特許文献1】米国特許4,830,469号明細書
【特許文献2】米国特許6,844,903号B2明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、蛍光体励起光による液晶の劣化を抑制し、さらに高い効率とさらに延びた寿命とを有する自発光LCDを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるLCDは、UVバックライト部と、前面板及び背面板と、前記前面板及び背面板間に設けられてUVバックライトからのUVを光学的にスイッチングする液晶と、前記液晶に電界を形成して前記液晶を駆動する電極と、前記液晶を通過したUVにより発光するナノドット(ND)PL層とを具備する。
【0010】
本発明の望ましい実施例によれば、前記バックライト部は、B系列の発光ダイオード(LED)光源を含む。
【0011】
前記UVは、360〜460nmの波長を有し、前記ND PL層は、II−VI族化合物、III−V族化合物、IV−VI族化合物、IV族化合物またはそれらの混合物から選択されることを特徴とする半導体ナノ粒子のうち、少なくともいずれか1つの物質を含むことを特徴とする自発光LCDであり、また、前記ND PL層は、II−VI族化合物、III−V族化合物、IV−VI族化合物、IV族化合物またはそれらの混合物から選択されることを特徴とする半導体ナノ粒子と無機蛍光体とを含むことを特徴とする自発光LCDである。
【0012】
そして、前記II−VI族化合物は、CdSe、CdTe、ZnS、ZnSe、ZnTe、ZnO、HgS、HgSe、HgTe、CdSeS、CdSeTe、CdSTe、ZnSeS、ZnSeTe、ZnSTe、HgSeS、HgSeTe、HgSTe、CdZnS、CdZnSe、CdZnTe、CdHgS、CdHgSe、CdHgTe、HgZnS、HgZnSe、HggZnTe、CdZnSeS、CdZnSeTe、CdZnSTe、CdHgSeS、CdHgSeTe、CdHgSTe、HgZnSeS、HgZnSeTe、HgZnSTeなどからなる群から選択され、前記III−V族化合物は、GaN、GaP、GaAs、GaSb、AlN、AlP、AlAs、AlSb、InN、InP、InAs、InSb、GaNP、GaNAs、GaNSb、GaPAs、GaPSb、AlNP、AlNAs、AlNSb、AlPAs、AlPSb、InNP、InNAs、InNSb、InPAs、InPSb、GaAlNP、GaAlNAs、GaAlNSb、GaAlPAs、GaAlPSb、GaInNP、GaInNAs、GaInNSb、GaInPAs、GaInPSb、InAlNP、InAlNAs、InAlNSb、InAlPAs、InAlPSbなどからなる群から選択され、前記IV−VI族化合物は、SnS、SnSe、SnTe、PbS、PbSe、PbTe、SnSeS、SnSeTe、SnSTe、PbSeS、PbSeTe、PbSTe、SnPbS、SnPbSe、SnPbTe、SnPbSSe、SnPbSeTe、SnPbSTeなどからなる群から選択されることを特徴とし、前記IV族化合物は、Si、Ge、SiC、SiGeなどからなる群から選択されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、比較的長波長のUVにより励起されて発光の可能なNDを利用することにより、短波長のUVによる液晶の劣化を防止し、これによるディスプレイの寿命の短縮を抑制する。さらに、高い効率のNDを利用することにより、良質の画像を表示できるディスプレイを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付した図面を参照しつつ、本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。
【0015】
図1を参照すれば、本発明のLCDは、ディスプレイパネル10と、青色系紫外線バックライト20とを備える。
【0016】
まず、ディスプレイパネル10について述べれば、前面板18と背面板11とが所定間隔をおいて離隔されており、それらの間の空間に液晶(LC)層14が設けられる。
【0017】
前面板18の内面にはR,G,B PL層17が形成され、その上に共通電極16及び上部配向膜15が順次に形成されている。そして、背面板11の内面には、薄膜トランジスタ(TFT)のようなスイッチング素子(SW)及び画素電極12が形成され、その上に下部配向膜13が形成される。ここで、前記PL層17は、青色系UVを吸収して付与された着色光を発現するものであり、ND無機蛍光体から形成されるが、後で詳細に説明する。
【0018】
一方、背面板11の後側には、青色系UV光源装置20が設けられる。光源装置20は、例えば青色UVランプ21、例えば、青色LEDまたは青色系の冷陰極管またはプラズマランプが設けられる。ランプ21と背面板11との間には、ランプ21からのUVを前記背面板11側に導光させると共に、これを等しい分布に拡散させる導光および/または拡散用の部材22が設けられる。ここで、導光および/または拡散用の部材22は、必要により設けられ、この場合、前記ランプ21は前記背面板11の全面に対応するサイズを有し、例えば、ランプがLEDである場合、複数のLEDが平面上に密集配置され、冷陰極管またはプラズマランプである場合、背面板に対応するサイズを有する。
【0019】
望ましくは、青色LEDでもって光源を構成する。LEDによるランプの場合、図2に示されるように、導光および/または拡散用の部材22の一側面に一列に複数で並んで配置される構造を有することができる。他の実施例によれば、図3に示されるように、背面板11の全体面にわたった導光および/または拡散用の部材22の平面全体に、青色LED21が配置されうる。
【0020】
図4は、本発明のLCDで、スイッチング素子SWであるTFTと、これに連結される画素電極12の垂直構造を示す断面図である。図4に示されるTFTは、ボトムゲート方式であり、ゲートSWgがシリコンチャンネルSWcの下部に設けられる構造を有する。具体的に、基板11の一側に、ゲートSWgが形成され、その上の基板全体にゲート絶縁層SWiが形成される。ゲート絶縁層SWiの上には、前記ゲートSWg直上のシリコンチャンネルSWcと、シリコンチャンネルSWcの脇のITOなど透明性画素電極12とが形成される。そして、シリコンチャンネルSWcの上部両側には、ソースSWsとドレインSWdとが位置し、それらの上には、パッシベーション層SWpが形成される。前記ドレインSWdは、前記画素電極12にまで延び、前記ドレインSWdと画素電極12とを電気的に連結する。前記TFTスイッチング素子SWと前記画素電極12の全面は、液晶(LC)に接触して液晶を配向する下部配向膜13で覆われている。
【0021】
前記のような構造を有する本発明によるLCDの特徴は、光源がUV、特に青色系のUVを発光するという点にある。かかる青色系UVを得るための光源は、前述のLEDが最も望ましいが、その他のUV発生プラズマランプ、冷陰極管なども利用可能である。
【0022】
図5ないし図7は、自発光物質であるCdSe、CdS及びCdSeSのPL強度の変化を示す図面である。ここで、図5で、点線は、300〜500nmの光を照射することによって536nm(G)光が発光する強度を測定したものであり、実線は、400nm光を照射するときに発光する536nm(G)の光のスペクトルを表したものである。図6で、点線は、300〜470nmの光を照射することによって482nm(B)の光が発光する強度を測定したものであり、実線は、400nmの光を照射するときに発光する482nm(B)の光のスペクトルを表したものである。図7で、点線は、300〜550nmの光を照射することによって602nm(R)の光が発光する強度を測定したものであり、実線は、400nmの光を照射するときに発光する602nm(R)の光のスペクトルを表すものである。
【0023】
まず、図5を参照すれば、G発光物質であるCdSe NDは、420nm近辺の波長で最大のPL強度を示し、400nm波長のUVにより、530nm中心波長のG光を発光する。
【0024】
図6を参照すれば、B発光物質であるCdS NDは、400nm近辺の波長で最大のPL強度を示し、400nm波長のUVにより、ほぼ480nm中心波長のB光を発光する。
【0025】
一方、図7を参照すれば、R発光物質であるCdSeS NDは、465nm近辺の波長で最大のPL強度を示し、400nm波長のUVにより、ほぼ600nm中心波長のR光を発光する。
【0026】
以上のPL特性グラフを総合してみれば、400nmのUVにより、R,G,B色の光の発生が可能であるということが分かる。400nmの波長は、LCの吸収が少なく、従って、LCの劣化が起きない。上のPL特性グラフは、本発明で使用可能なUVの波長は、ほぼ360〜460nmであるということが分かる。
【0027】
ND(または量子ドット(QD))は、量子孤立効果を有する所定サイズの半導体粒子をいい、かかるQDの直径は、1ないし10nmの範囲にある。前記QDは、化学的湿式法または気相法により合成可能である。ここで、前記化学的湿式法は、有機溶媒に前駆体物質を入れて粒子を成長させる方法であり、化学的湿式法によるQDの合成方法は、すでに公知の技術であり、前記気相法は、CVD、スパッタリング、レーザ、プラズマなどを利用して気相で粒子を成長させる方法であり、気相法によるQDの合成方法もまた公知の技術である。
【0028】
基本的に、半導体ナノ粒子の発光は、特定組成で半導体ナノ粒子のサイズを変化させることによって発光する波長を調節できる。
【0029】
前記PL層は、半導体特性を有する組成の粒子、すなわちND(またはQD)から構成されており、半導体粒子は、周知のように、粒子のサイズを変化させることにより、量子効果によるバンドギャップを調節することによって発光する波長を変化させることができることが知られている(J.Phys.Chem 1996,100,pp.13226−13229参照)。例えば、図8に示されるように、II−VI族であるCdSe粒子は、粒子のサイズを変化させることによって発光波長が変化する。図8で、aは23Å、bは42Å、cは48Å、そしてdは55Åの粒径を有するCdSe(点線)、及びZnS(CdSeによるコーティング;実線)の粒子のサイズによる光の吸収スペクトルを示す。
【0030】
従って、半導体粒子のサイズを変化させることにより、本発明で必要とするR,G,Bの蛍光体を具現できる。そして、半導体粒子は、粒子が有するバンドギャップによって励起及び発光がなされる。従って、発光しようとする波長が460nmであるならば、460nm以下の波長を有するいかなるUVでも励起を行えば、発光がなされるという特徴がある。これは、既存の蛍光体が発光しようとする波長が460nmならば、460nm以下の特定波長で励起がなされることとは異なる。よって、本発明では、半導体ナノ粒子のサイズを調節してR,G,Bを具現でき、これを励起するための前記UVの波長として青色波長より小さな波長をいかなるものでも選択できる。よって、本発明では、蛍光体でもってR,G,Bを発光する蛍光体の組成及びサイズを決定し、青色波長である460nm以下の360〜460nmの波長範囲を有する前記UVを利用してLCDを具現する。
【0031】
本発明において使用可能な半導体ナノ粒子の組成は、II−VI族、III−V、IV−VI、IV族の組成を有し、また各物質の混合組成及び各物質からなるコア・シェル構造(CdSe(コア)/CsS(シェル)など)が可能である。
【0032】
前記II−VI族化合物は、CdSe、CdTe、ZnS、ZnSe、ZnTe、ZnO、HgS、HgSe、HgTe、CdSeS、CdSeTe、CdSTe、ZnSeS、ZnSeTe、ZnSTe、HgSeS、HgSeTe、HgSTe、CdZnS、CdZnSe、CdZnTe、CdHgS、CdHgSe、CdHgTe、HgZnS、HgZnSe、HggZnTe、CdZnSeS、CdZnSeTe、CdZnSTe、CdHgSeS、CdHgSeTe、CdHgSTe、HgZnSeS、HgZnSeTe、HgZnSTeなどからなる群から選択され、前記III−V族化合物は、GaN、GaP、GaAs、GaSb、AlN、AlP、AlAs、AlSb、InN、InP、InAs、InSb、GaNP、GaNAs、GaNSb、GaPAs、GaPSb、AlNP、AlNAs、AlNSb、AlPAs、AlPSb、InNP、InNAs、InNSb、InPAs、InPSb、GaAlNP、GaAlNAs、GaAlNSb、GaAlPAs、GaAlPSb、GaInNP、GaInNAs、GaInNSb、GaInPAs、GaInPSb、InAlNP、InAlNAs、InAlNSb、InAlPAs、InAlPSbなどからなる群から選択され、前記IV−VI族化合物は、SnS、SnSe、SnTe、PbS、PbSe、PbTe、SnSeS、SnSeTe、SnSTe、PbSeS、PbSeTe、PbSTe、SnPbS、SnPbSe、SnPbTe、SnPbSSe、SnPbSeTe、SnPbSTeなどからなる群から選択されることを特徴として、前記IV族化合物は、Si、Ge、SiC、SiGeなどからなる群から選択される。
【0033】
従って、例えば、CdSeS、CdS、CdSeを前述したPL層17のR,G,B層EI材料として利用すれば、液晶による吸収の少ない360〜460nm、望ましくは、400nmのUVによる発光を行うLCDを得ることができる。既存の蛍光体を利用したLCDの場合は、400nm以下のUV、すなわち液晶に吸収されて液晶を劣化させうる波長のUVを利用せねばならないだけではなく、光利用効率が70%ほどに過ぎない。しかし、本発明によるLCDは、ND発光体と共に、400nm以上のUVを使用できることにより、液晶の劣化を防止するとともに寿命延長を可能とするだけではなく、光利用効率を90%以上に引き上げられる。
【0034】
前記した実施例の説明によれば、本発明によるLCDは、TFTによる能動駆動型として説明したが、それは本発明の技術的範囲を制限するものではない。本発明の他の実施例によれば、SWのない単純マトリックス型への変形も可能である。
【0035】
かかる本発明の理解を助けるために、いくつかの模範的な実施例が説明され、添付された図面に示されているが、かかる実施例は、単に広い発明を例示し、それを制限するものではないという点を理解せねばならず、そして、本発明は図示されて説明された構造と配列とに限定されるものではないという点を知らねばならず、それは、多様な他の修正が当分野の当業者に可能であるためである。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の自発光液晶表示装置は、例えば、ディスプレイ関連の技術分野に効果的に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明によるLCDの概略的構造の一例を示す断面図である。
【図2】本発明によるLCDのバックライト部の一実施例を説明する図面である。
【図3】本発明によるLCDのバックライト部の他の実施例を説明する図面である。
【図4】本発明によるLCDのSWと画素電極の構造の一例を示す断面図である。
【図5】ND物質別のPL強度変化の一例を示すグラフである。
【図6】ND物質別のPL強度変化の一例を示すグラフである。
【図7】ND物質別のPL強度変化の一例を示すグラフである。
【図8】NDの組成及びサイズ(粒径)変化による光の吸収領域の変化を示す吸収スペックトルの一例を示すグラフである。
【符号の説明】
【0038】
10 ディスプレイパネル
11 背面板
12 画素電極
13 下部配向膜
14 液晶層
15 上部配向膜
16 共通電極
17 RGB PL層
18 前面板
20 青色系バックライト
21 ランプ
22 導光および/または拡散部材
LC 液晶
SW スイッチング素子
SWc シリコンチャネル
SWd ドレイン
SWg ゲート
SWi ゲート絶縁層
SWp パッシベーション層
SWs ソース
B 青色
G 緑色
R 赤色。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紫外線バックライト部と、
前面板及び背面板と、
前記前面板及び背面板間に設けられて紫外線バックライトからの紫外線をスイッチングする液晶と、
前記液晶に電界を形成して前記液晶を駆動する電極と、
前記液晶を通過した紫外線により発光するナノドット ホトルミネッセンス層とを具備することを特徴とする自発光液晶表示装置。
【請求項2】
前記ナノドット ホトルミネッセンス層は、II−VI族化合物、III−V族化合物、IV−VI族化合物、IV族化合物またはそれらの混合物から選択される半導体ナノ粒子のうち、少なくともいずれか1つの物質を含むことを特徴とする請求項1に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項3】
前記ナノドット ホトルミネッセンス層は、II−VI族化合物、III−V族化合物、IV−VI族化合物、IV族化合物またはそれらの混合物よりなる群から選択された少なくとも一つの半導体ナノ粒子と無機蛍光体とを含むことを特徴とする請求項1に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項4】
前記II−VI族化合物は、CdSe、CdTe、ZnS、ZnSe、ZnTe、ZnO、HgS、HgSe、HgTe、CdSeS、CdSeTe、CdSTe、ZnSeS、ZnSeTe、ZnSTe、HgSeS、HgSeTe、HgSTe、CdZnS、CdZnSe、CdZnTe、CdHgS、CdHgSe、CdHgTe、HgZnS、HgZnSe、HggZnTe、CdZnSeS、CdZnSeTe、CdZnSTe、CdHgSeS、CdHgSeTe、CdHgSTe、HgZnSeS、HgZnSeTe、およびHgZnSTeよりなる群から選択された少なくとも1種、
前記III−V族化合物は、GaN、GaP、GaAs、GaSb、AlN、AlP、AlAs、AlSb、InN、InP、InAs、InSb、GaNP、GaNAs、GaNSb、GaPAs、GaPSb、AlNP、AlNAs、AlNSb、AlPAs、AlPSb、InNP、InNAs、InNSb、InPAs、InPSb、GaAlNP、GaAlNAs、GaAlNSb、GaAlPAs、GaAlPSb、GaInNP、GaInNAs、GaInNSb、GaInPAs、GaInPSb、InAlNP、InAlNAs、InAlNSb、InAlPAs、およびInAlPSbよりなる群から選択された少なくとも1種、
前記IV−VI族化合物は、SnS、SnSe、SnTe、PbS、PbSe、PbTe、SnSeS、SnSeTe、SnSTe、PbSeS、PbSeTe、PbSTe、SnPbS、SnPbSe、SnPbTe、SnPbSSe、SnPbSeTe、SnPbSTeよりなる群から選択された少なくとも1種であり、前記IV族化合物は、Si、Ge、SiC、およびSiGeよりからなる群から選択された少なくとも1種であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項5】
前記バックライト部は、発光ダイオードランプを具備してなることを特徴とする請求項4に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項6】
前記バックライト部は、発光ダイオードランプを具備してなることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項7】
前記バックライト部は、前記ランプからの光を前記背面板全体に導光および/または拡散させる導光/拡散用の板を具備してなることを特徴とする請求項5に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項8】
前記バックライト部は、前記ランプからの光を前記背面板全体に導光および/または拡散させる導光/拡散用の板を具備してなることを特徴とする請求項6に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項9】
前記ランプは、前記導光/拡散用の板の一つのエッジに複数個設けられてなることを特徴とする請求項5に記載の自発光液晶表示装置。
【請求項10】
前記ランプは、前記導光/拡散用の板の一つのエッジに複数個設けられてなることを特徴とする請求項6に記載の自発光液晶表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−309219(P2006−309219A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−110106(P2006−110106)
【出願日】平成18年4月12日(2006.4.12)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】