説明

芳香剤供給器

香剤供給器はハウジングと、前記ハウジング内に配置された複数の加熱パンを含む。複数の加熱パンの各々はその内部の中央に配置された対応する加熱素子を含む。前記ハウジング内には各々の加熱素子に独立して分配される電力の量と時間の分布を制御するためのコントローラが配置される。前記コントローラに電力を供給するために前記ハウジングから複数の突起が延びる。前記ハウジング内には揮発性物質ホルダが保持され、対応する複数の加熱パンと整合するように適合された複数のリザーバを含み、複数のリザーバの各々は揮発性物質を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般的には揮発性物質供給システム、より詳細には複数の揮発性物質の拡散を促進するための複数の加熱素子を含む差し込み式の揮発性物質供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の揮発性物質の大気内への拡散を促進するために複数の熱源を提供する揮発性供給システムが当分野においては知られている。例えば、一つの供給システムは各々が芳香剤を積載したゲルで充填されたリザーバを有する複数の多孔性の容器を利用する。各々の容器は順次作動する環状の加熱素子の上に配置されてこれから離れたハウジング内に取り外し可能に挿入される。主部から延びる電気プラグは壁のアウトレットから電力を供給する。各々の加熱素子からの熱は、各々の対応する容器からの芳香剤の気化を促進する。加熱素子が作動すると、各々の加熱素子に対応するLEDが点灯する。
【0003】
もう一つの供給システムにおいては、容器は各々がゲル、液体あるいは固体成分を充填された2つの独立したリザーバを有する。容器はハウジング内に取り外し可能に保持され、独立して制御可能な加熱素子が、そこからのゲル成分の放出速度を増加させるために各リザーバに対して提供される。この供給システムは電子的に制御可能であり、他の装置の動作にリンクすることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は複数の芳香剤、無臭脱臭剤、殺虫剤あるいは当分野において知られている他の揮発性物質を大気中に拡散させるためのマルチリザーバ芳香物質ホルダを含む揮発性物質供給システムを意図する。独立して制御可能な加熱素子はユーザおよび環境的な入力に応じて、複数の可能な動作モードを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によると、芳香剤供給器はハウジングと、前記ハウジング内に配置された複数の加熱パンとを備え、前記複数の加熱パンの各々はその内部の中央に配置された対応する加熱素子を含む。各々の加熱素子に独立して分配される電力の量と時間の分布を制御するためのコントローラが前記ハウジング内に配置される。前記コントローラに電力を供給するために前記ハウジングから突起が延びる。前記ハウジング内には揮発性物質ホルダが保持され、前記対応する複数の加熱パンと整合するように適合した複数のリザーバを含み、前記複数のリザーバの各々は揮発性物質を含む。
【0006】
本発明の一つの異なる態様によると、芳香剤供給器はハウジングと、前記ハウジング内に配置された複数の加熱パンとを備え、前記複数の加熱パンの各々はその内部の中央に配置された対応する加熱素子を含む。各々の加熱素子に独立して分配される電力の量と時間の分布を制御するためにコントローラが前記ハウジング内に配置される。前記コントローラに電力を供給するために前記ハウジングから突起が延びる。前記ハウジング内には揮発性物質ホルダが保持され、前記対応する複数の加熱パンと整合するように適合した複数のリザーバを含み、前記複数のリザーバの各々は揮発性物質を含む。前記ハウジング上にはモード選択スイッチが配置され、前記コントローラによって各々の加熱素子に供給される電力の量と時間の分布は、前記モード選択スイッチの設定によって少なくとも一部が決定される。
【0007】
本発明のさらにもう一つの態様によると、芳香剤供給器はハウジングと、前記のハウジング内に配置された複数の加熱パンとを備え、前記複数の加熱パンの各々はその内部の中央に配置された対応する加熱素子を含む。各々の加熱素子に独立して分配される電力の量と時間の分布を制御するためにコントローラが前記ハウジング内に配置される。コントローラに電力を供給するために前記ハウジングから突起が延びる。前記ハウジング内には揮発性物質ホルダが保持され、前記対応する複数の加熱パンと整合するように適合した複数のリザーバを含み、前記複数のリザーバの各々は揮発性物質を含む。前記ハウジング上にはモード選択スイッチが配置され、前記コントローラによって各々の加熱素子に供給される電力の量と時間の分布は、前記モード選択スイッチの設定によって少なくとも一部が決定される。各々の加熱パンに近接して光源が配置され、前記光源は各々の対応する加熱素子に提供される電力の量に比例する輝度で作動する。
【発明の効果】
【0008】
単一の揮発性物質ホルダ内に供給された複数の揮発性芳香剤を含む芳香剤供給器が示される。芳香剤供給器は各々の揮発性芳香剤に熱を供給するために独立して制御可能な加熱素子を含む。モード選択スイッチと一つもしくは複数のセンサからの入力が、芳香剤供給器の複数の加熱素子の動作モードを決定するために用いられてもよい。いくつかの動作モードが、各々の独立した加熱素子に電力を供給するためのいくつかの潜在的な時間的プロファイルと同様に可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】一実施形態の揮発性物質供給システムの正面図である。
【図2】図1の線2−2に概ね沿って切断された揮発性物質供給システムの断面図である。
【図2A】図1の線2A−2Aに概ね沿って切断された、もう一つの実施形態の揮発性物質供給システムの断面図である。
【図3】図1の揮発性物質供給システムの分解下面図である。
【図3A】図1の線3A−3Aに概ね沿って切断された揮発性物質供給システムの断面図である。
【図4】図1の揮発性物質供給システムのベース部の正面図である。
【図5】図1の揮発性物質供給システムの揮発性物質ホルダの正面図である。
【図6】図1の揮発性物質供給システムのモジュール式の装飾カバーの正面図である。
【図7】図5の揮発性物質ホルダの背面等角図である。
【図8】図7の線8−8に概ね沿って切断された、図5および7の揮発性物質ホルダの断面図である。
【図9】もう一つの実施形態の揮発性物質供給システムのベース部の背面図である。
【図10】さらにもう一つの実施形態の揮発性物質供給システムの正面図である。
【図11】図10の揮発性物質供給システムのベース部の正面図である。
【図12】図10の揮発性物質供給システムの揮発性物質ホルダの正面図である。
【図13】図1の揮発性物質供給システムのモジュール式の装飾カバーの正面図である。
【図14】揮発性物質供給システムの例示的な動作モードと、時間の関数として各々独立して制御される加熱素子に適用される電力のプロファイルの図である。
【図15A】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15B】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15C】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15D】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15E】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15F】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15G】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15H】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【図15I】揮発性物質ホルダのいくつかの代替の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
関連出願の相互参照
適用なし
【0011】
連邦政府による委託研究もしくは開発に関する参照
適用なし
【0012】
配列表
適用なし
【0013】
本発明のその他の特徴および長所は以下の詳細な説明を考慮することで明らかになるであろう。ここで同様の構造は同様の参照符号を有する。
【0014】
図1〜6を参照すると、揮発性物質供給システム50はベース部52とモジュール式の装飾カバー部54を一様に含む。一実施形態においては、図2および図3に示されるように、ハウジング56はベース部52とモジュール式の装飾カバー部54を含んでもよい。もう一つの実施形態においては、図2Aおよび図3Aに示されるように、ハウジング56aはその上端にスロット53を有するベース部52aを含む。本実施例においては、モジュール式の装飾カバー部54aはベース52aに取り付けられる。ハウジング56、56a内には揮発性物質ホルダ58が保持され、各々が内部に揮発性物質62を保持する複数の別個のリザーバ60、例えば、二つを含む。ベース部52、52aとカバー部54、54aは射出成形プラスチック、例えば、ポリプロピレンから構成されてもよく、または異なる材料、例えば、ガラスやコポリエステル樹脂から構成されてもよい。
【0015】
図2〜4を参照すると、ベース部52、52aは複数の加熱パン64を含む。加熱素子66の露出面68が加熱パン64の周囲の面とほぼ同一平面となるように、各々の加熱パン64内には加熱素子66が中央に配置される。各々の加熱素子66は、ベース部52、52a上に配置される制御回路またはコントローラ70(図示せず)によって独立して制御可能である。以下により詳細に説明されるように、コントローラ70は、各々の加熱素子66に供給される電力の量および時間の分布を独立して制御する。
【0016】
ベース部52、52aの前面74に配置された曲がったリセス72は、ベース部52、52aへのカバー部54、54aの着脱可能に取り付けを達成するように、カバー部54、54aの背面78から延びる曲がったティース76(図2、2Aおよび3を参照)を受ける。着脱可能な取り付けは、摩擦フィットであってもよく、ティース76がリセス72内にはまり込むスナップフィットであっても良い。ユーザは、ティース76をリセス72から外すのに十分な力を加えることによって、カバー部54をベース部52から取り外すことができる。一実施形態においては、図2および3に示すように、カバー部54をベース部52から取り外した後に、ユーザは消耗した揮発性物質ホルダ58を新しい揮発性物質ホルダ58と交換し、カバー部54をベース部52に再使用してもよい。もう一つの実施形態においては、図2Aおよび3Aに示すように、揮発性物質ホルダ58は、その上端からアクセス可能なスロット53を介してベース部52aに装填され、または取り外される。本実施形態においては、ハウジング56aはそれ自体がベース部52aを備える。
【0017】
図1および図4を参照すると、ベース部52、52aは、一つもしくは複数の光源80を含み、各々は対応する加熱パン64の近傍に配置される。示されるように、一つもしくは複数の光源80がベース部52、52a上に配置され、カバー部54、54aがベース部52、52aに取り付けられると、一つあるいは複数の対応する照明孔86を通じて見える。他の実施形態においては、一つあるいは複数の光源はカバー部54、54a上にベース部52、52aから見て外方向に向けて配置されもよく、またはバックライトを提供するために、ベース部52、52a上にカバー部54、54aから見て外方向に向けて配置されてもよい。各々の光源80はコントローラ70と電気的に繋がり、対応する加熱素子66にいかなる量の電力が供給されても、一定の輝度で照射してもよい。代わりに、各々の光源80は、コントローラ70によって各々の対応する加熱素子66に供給される電力の量に比例する輝度で照射しても良い。もう一つの実施形態においては、一つあるいは複数の光源80、または別の光源(図示せず)が、加熱素子66の一つが作動しているか否かとは無関係にコントローラ70に電力が加えられる度にオンにする常夜灯として照明してもよい。一つあるいは複数の光源80は、発光ダイオード(LED)、白熱電球、これらの組合せ、または当業者においては周知の別の光源、もしくはその組合せであっても良い。
【0018】
ベース部52、52aは一つあるいは複数のセンサ82、例えは、光センサ、音響センサ、またはガスセンサも含んでもよい。一つあるいは複数のセンサ82は、ベース部52、52aのいずれの領域に配置しても良く、例えば、揮発性物質ホルダ58がハウジング56、56a内に保持されると一つあるいは複数のセンサ82に到達する光が対応する個々のリザーバ60を通過しなければならないような加熱パン64の一つの中に配置されてもよい。各々のこれらセンサ82はコントローラ70と電気的に繋がり、コントローラ70が各加熱素子66に供給される電力の量および時間の分布を決定するために利用する入力信号をコントローラ70に提供してもよい。さらに、一つあるいは複数の光源80は、様々な寸法、形状および色を有してもよく、一つあるいは複数のセンサ82によって検出されるトリガ事象、例えば、経過した時間、環境の光のレベルの変化に基づいて色および/または強度を変化させるように構成しても良い。各々のセンサ82は、各々の対応する光源80の輝度および/または色を決定するために、コントローラ70が各々の加熱素子66に供給される電力の量と連動して用いる入力信号をコントローラ70に提供する。このようなセンサ82からの制御入力は、例えば、結果として、各々の光源80はセンサ82がより明るい環境に曝されているときは、より大きな輝度で照明し、センサ82がより薄暗い環境に曝されているときは、各光源がより小さな輝度で照明するようにしてもよい。もう一つの実施形態においては、一つあるいは複数の光源80、または別の光源(図示せず)は、センサ82が薄暗いあるいは暗い環境に曝されているときにのみオンになる常夜灯として照明してもよい。
【0019】
ある量の周囲光または一つあるいは複数の光源80からの光がリザーバ60内の揮発性物質62を通して透過してもよく、リザーバ60内の揮発性物質62が空になると透過光の量が増加してもよい。もう一つの実施形態においては、センサに到達した透過光の量に基づいて一つあるいは複数のリザーバ60の充填レベルを決定するために光学センサを利用してもよく、入力信号をコントローラ70に送り、光源80または別の光源(図示せず)を照明して、揮発性物質のホルダ58が空であり、交換すべきであることを示すために、光学センサを利用してもよい。さらにもう一つの例においては、検出された芳香剤の強さに応答して入力信号をコントローラ70に送信することにより、一つまたは複数のリザーバの充填レベルが決定するために、供給される芳香剤に敏感なガスセンサを利用してもよい。一実施形態において、ハウジング56、56aへの揮発性物質ホルダ58挿入が、センサ82、例えば、ベース部52、52aの領域に配置され、リザーバ60の一つを透過した光を受けるように向けられた光センサを起動させ、またはハウジング56、56aの内部のスイッチ(図示せず)をはめ込む。センサ82は透過光の変化、またはスイッチがはめ込まれたことに応答して、コントローラ70と連動して、所定の時間、例えば、250時間をカウントダウンするために、コントローラ内のタイマー回路を始動させ、それが終了した時点で、揮発性物質ホルダ58が空であり、交換すべきことを示すために、一つあるいは複数の光源80、または他の光源(図示せず)を照明する。
【0020】
図1、3、3Aおよび4を参照すると、ベース部52、52aは、例えば、図示されるように、コントローラ70と電気的に繋がり、下端に沿って配置されたモード選択スイッチ84も含んでもよい。モード選択スイッチ84は、各々が揮発性物質供給システム50の動作モードに対応する複数の設定を含んでもよい。モード選択スイッチ84の位置によって決定される実行中の特定の動作モードは、コントローラにより各々の加熱素子に供給される電力の量および時間の分布を少なくとも部分的に決定してもよい。実際には、モード選択スイッチ84は、コントローラ70に向けて信号を生成し、コントローラ70によって各々の加熱素子66に供給される電力の量および時間の分布を決定し、および/あるいは各々の対応する光源80の輝度を決定するためにコントローラ70が単独で、または一つあるいは複数のセンサ82の各々からの信号と共に使用する。モード選択スイッチ84は、図1、3、および4においては、複数の設定を有する直線的なスライドスイッチとして示されるが、しかしながら、モード選択スイッチは、例えば、回転式の選択スイッチ、プッシュボタンスイッチのセット、トグルスイッチのセット、ディップスイッチの列、または当業者において周知の任意の種類の選択スイッチもしくはスイッチのシステムであっても良い。
【0021】
図1〜3Aおよび6を参照すると、モジュール式のカバー部54、54aは一つあるいは複数の照明穴86と、一つあるいは複数のセンサ穴88とを含む。各々の照明穴86は、カバー部54、54aがベース部52、52a上に掛けられると、下にある光源80が、ハウジングの外側から見えるようにする。同様に、各々のセンサ穴88は各々のセンサ82と周囲の環境との間の通路を提供する。モジュール式のカバー部54、54aは装飾的な特徴92、例えば、図1および6に示されるような一つあるいは複数の花のパターンによって部分的に塞がれる中央開口90も含む。中央開口90は、カバー部54、54aがベース部54、54aに掛けられると、揮発性物質ホルダ58から気化した芳香剤が自由に逃げることを許す。カバー部54、54aのモジュール設計は、ユーザがカバー部54、54aを、例えば、部屋の装飾と合うように、または供給されている香りと合う外観を形成するように、交換することを可能にする。
【0022】
図1〜3A、5、7および8を参照すると、揮発性物質ホルダ58は複数の独立したリザーバ60を含む。複数の独立したリザーバ60の各々はフランジ94によって完全に囲まれる。非多孔性の透過性膜96が、複数のリザーバ60の各々を覆うためにフランジ94に貼り付けられ、揮発性物質ホルダ58全体に延びる。上述のように、独立したリザーバ60の各々は揮発性物質62を充填されるが、これらは周囲の環境内に拡散されるための有効成分、例えば、香料、空気清浄剤、臭気除去剤、あるいは虫除け殺虫剤などを含んでもよい。透過性膜96を通して供給することができるあらゆるタイプの揮発性物質62をここ述べた本実施形態と共に用いてもよいを意図する。この透過性膜は数層の素材のラミネートを含んでもよく、単層の素材であっても良い。不透過性膜(多層のラミネートであっても良い)98が透過性膜96を覆って揮発性物質ホルダ58に除去可能に貼り付けられる。
【0023】
透過性膜96は図1と5には透明であるものとして示されている。しかしながら、透過性膜96および不透過性膜98の両方とも、半透明もしくは不透明であっても良く、色またはその上に印刷もしくは他の方法で配置された文章、パターンあるいはシンボルなどの表示を含んでも良い。揮発性物質ホルダ58は、ここにその全体が参照により組み込まれる米国特許第7,441,360号において述べられて揮発性物質ホルダに類似する。
【0024】
揮発性物質ホルダ58が使用されてない状態においては、不透過性ラミネート98が、透過性膜96を通じての揮発性物質62の拡散を実質的に阻止する。使用状態においては、不透過ラミネート98は揮発性物質ホルダ58から取り除かれる。ユーザは、不透過性ラミネート98を、その端を掴んで、揮発性物質のホルダ58から剥がすことで取り除く。この除去を助けるために、つかむためのタブ、拡張部または他の手段(図示せず)が、不透過性ラミネート98の拡張部として含められてもよい。拡張部(図示せず)は、好ましくは、不透過性ラミネート98の縁に提供されるが、そのいずれの部分から延ばしても良い。
【0025】
揮発性物質ホルダ58から不透過性ラミネート98の除去は、揮発性物質62が透過性膜96を通じて大気内に分散することを可能にする。一実施形態においては、透過性膜96は温度に概ね一定の透過性を有する。もう一つの実施形態においては、透過性膜96は、温度によって変化する透過性を有する。例えば、透過性膜96は、周囲の温度においては揮発性物質62に対して概ね不透過性であってもよく、周囲よりも高い所定の上昇した温度においては揮発性の物質62に対して実質的に透過性になってもよい。この所定の上昇した温度は加熱素子66からの熱の投入により達成されてもよい。
【0026】
使用においては、図2によって最も良く示されているように、各々の独立したリザーバ60が対応する加熱パン64と整列するように、揮発性物質ホルダ58はベース部52、52a内に保持される。一実施形態において、図2および3に示されるように、揮発性物質ホルダ58は、複数のリザーバ60と対応する複数の加熱パン64との間の摩擦フィットによってベース部52に固定されてもよい。代わりに、揮発性物質ホルダ58は、例えば、フランジ94とベース部52の間に施される粘着物によってベース部に固定しても良い。また、上に説明したように、ベース部52へのカバー部54のしっかりとした取り付けは、十分に揮発性物質ホルダ58を使用するための位置にゆるく取り付けるように保持するには十分なので、揮発性物質ホルダ58は加熱パン64内での独立したリザーバ60の位置合わせによって、単にベース部52内にゆるく保持しても良い。図2Aおよび3Aに示されるように、もう一つの実施形態においては、揮発性物質ホルダ58は、スロット53内での摩擦フィットによって、ベース52aのハウジング56a内に固定されてもよく、揮発性物質ホルダ58をハウジング56a内に取り付ける際にフランジ94を収容してガイドしてもよい。ベース部52aの上端の中央部は、揮発性物質ホルダ58がハウジング56a内に完全に取り付けられたとき、フランジ94の一部が上端から突き出るのを許容するように凹部を作られても良い(図示せず)。この突出部は、揮発性物質ホルダ58をベース52aから取り出すために、フランジ94をつまむための手段をユーザに提供する。
【0027】
各々の加熱素子66の表面68は、図2、2A、および3Aに示されるように、各々の独立したリザーバ60の下面102と接触させてもよい。代わりに、各々の加熱パン64は、揮発性物質ホルダ58がハウジング56、56a内に保持されたときに、面68と面102との間に小さなギャップ(図示せず)が残るように、各々の対応する独立したリザーバ60より少し深くしても良い。小さなギャップは、後により詳細に説明されるように、対応する加熱素子66への電力が遮断された後のクロストークを最小化するために、各々の加熱パンを速やかな冷却に有利である。
【0028】
大気中への揮発性物質62の拡散を加速するため、コントローラ70を介して電力を個々の加熱素子66に独立して加えることで、各々の独立したリザーバ60は加熱される。加熱素子66はそれらの間の壁100によって互いに熱的に隔離される。加熱素子66間の熱の隔離は、加熱パン64間の熱のクロストークを最小化し、各々の独立したリザーバ60からの揮発性物質62の気化をより正確に独立して制御することを可能にする。
【0029】
加熱パン64の間のクロストークを更に最小化するために、各々の加熱パン64に対して、独立した通気路がベース52、52aを貫通して提供されてもよい。例えば、図3Aおよび9に示されるように、複数の通気孔101がベース52、52aを貫通して配置されてもよい。物質供給システム50が使用位置に垂直に向けられたときに、複数の通気孔101は各々の加熱パン64の上下に配置される。このような配置は、各々の加熱パン64と対応するリザーバ60との間の空気の対流による上方への流れの結果として、各々の電源を切られた加熱パン64からの熱の放散の加速を促す。図3Aのベース部52aは、さらに空気の対流による上方への流れに対する出口路を提供するために、その上端に配置されたスロット53を含む。また、そこを通る空気の流れを強制するために、ファン(図示せず)をベース部52、52aに追加してもよい。ベース部52、52aを通じての空気の流れを増加させることで、空気の対流による上方への流れが促進してもよく、または独立したリザーバ60からの揮発性物質62の環境内への分配を促進してもよい。
【0030】
代わりに、図9に示されるように、一連の通気スロット101aをベース部52、52aの下端と上端を貫通して配置しても良い。複数の通気スロット101aは上述した複数の通気穴101と同一の機能を提供し、さらにベース部52、52aを通じての空気の流れを増強するためのファンを含んでも良い。
【0031】
もう一つの実施形態は、独立して、熱的に隔離された複数のリザーバ(図示せず)に対して移動できる一つの加熱素子(図示せず)を含んでもよい。これは、一つの加熱素子を固定したリザーバに対して移動させること、一つもしくは複数のリザーバを固定した一つの加熱素子に対して移動させること、あるいは一つの加熱素子の移動と複数のリザーバの移動との組合せによって、達成してもよい。
【0032】
図2A、3および9を参照すると、ベース部52、52aは、コントローラ70と電気的に繋がり、ベース部52、52aの背面106から実質的に垂直方向に延びる電気プラグ104をさらに含む。電気プラグ104は、揮発性物質供給装置50に電力を供給するために壁面アウトレット内に差し込むように適合される。図2および9に示される一実施形態において、平らに畳んだときに、電気プラグ104が突出部110を越えて延長しないように、電気プラグ104は背面106の突出部110に規定されたグルーブ108内に畳んで収められてもよい。もう一つの実施形態においては、電気コード(図示せず)がベース部52、52aの背面から延び、壁面アウトレットに差し込むためのプラグを有する。
【0033】
図10〜13に示されるように、もう一つの実施形態の揮発性物質供給システム150は、図1〜6について上述した揮発性物質供給システムと実質的に類似するが、以下の点で異なる。ベース部152はハウジング156のモジュール式の装飾カバー部154に取り外し可能に取り付け可能である。揮発性物質ホルダ158はハウジング156内に保持され、本実施形態においては各々がその中に揮発性物質62を保持する3つの独立したリザーバ160を含む。代わりに、上述し、図3Aに示したベース部52aと類似するベース部(図示せず)は、揮発性物質ホルダ158を受け入れるハウジングを規定するスロットを含んでも良い。ベース部152は3つの加熱パン164を含む。加熱素子166の露出された面168が加熱パン164の周囲の面とほぼ同一平面となるように、加熱素子166は各々の加熱パン164の中央に配置される。
【0034】
本実施形態においては、ベース部152は3つの光源180を含み、各々は対応する加熱パン164の近傍に配置される。モジュール式のカバー部154は、3つの照明穴186と、複数の装飾的な形状192、例えば、図10および13に示されるような2つの花のパターンによって部分的に塞がれた中央開口190を含む。図10および12を参照すると、揮発性物質ホルダ158は3つの独立したリザーバ160を含む。複数の独立したリザーバ160の各々は、フランジ194によって全体的に囲まれる。さらに各々の独立したリザーバ160は、揮発性物質62の大気内への拡散を促進するために、コントローラ70を介して各々の加熱素子166に電力を独立して供給することで加熱される。加熱素子166はそれらの間の壁200によって互いに熱的に隔離される。
【0035】
上述の実施形態のいずれもが、いくつかの動作モードのいずれか一つあるいは全てで動作してもよい。各々の動作モードは複数の加熱素子への電力供給の時間の関係により定義される。いくつかの動作モードは、逐次、同時、および混合の3つ一般的なクラスに大まかに分類される。上述の可能な動作モードに加えて、複数の加熱素子66、166の各々に加えられる電力プロファイルが時間の関数として変化してもよいことを意図する。例えば、コントローラは、近似ステップ関数として、時間と共に概ね線形的な立ち上がりあるいは立ち下がりとして、最大値もしくは最小値に漸近的に接近する近似的な指数関数として、または他の関係として電力を加熱素子に分配してもよい。代わりに、コントローラ70は、同業者において周知のように、反復する短いバーストのパルス幅変調方式を用いて電力を加熱素子に分配してもよい。パルス幅変調方式は、上述の任意の電力プロファイルに重ねてもよい。動作の際に、複数の加熱素子66、166の各々は、そこに加えられた異なるプロファイルの電力を有してもよい。また、上述の任意の動作モードでの動作の際に、複数の加熱素子の一つあるいは全てが、動作モードの1つのサイクルから動作モードの次のサイクルへと変化する電力供給のプロファイルを有してもよい。
【0036】
図14は、揮発性物質供給システムのための動作モードの3つの一般的なクラスの各々を示し、本実施例においては、独立して制御される3つの加熱素子166を含む揮発性物質供給システム150により示される。図14に示される時間tからtは、等しい時間を表す等しい間隔、または等しくない時間を表す等しくない間隔であってもよい。例えば、逐次モードの動作においては、電力はコントローラ70によって複数の加熱素子166の各々に所定の時間だけ、時間が重複することなく順番に供給される。逐次モードの動作がおいて3つの加熱素子166に対して、図14の時間tからtの間に示されている。tからtの間の各々の時間は等しい持続期間であっても、あるいは等しくない持続期間であっても良い。同時モードの動作においては、電力はコントローラ70によって、3つの加熱素子166の二つあるいはそれ以上に所定の時間だけ、同時に供給される。同時モードの動作が3つの加熱素子166に対して、図14の時間tからtの間に示されている。混合モードの動作においては、逐次モードと同時モードの両方の動作が反復的にあるいは場合によってはランダムに使用される。混合モードの動作が3つの加熱素子166に対して、図14の時間tからtの間に示されている。3つの加熱素子166のうちの2つは、時間tからtの間の全ての時間で作動するが、しかし、この時間においてはさらに電力が第一の加熱素子(一番上)から第三の加熱素子(一番下)へと順番に供給される。
【0037】
図14はさらに3つの加熱素子166の各々に加えられる様々な電力プロファイルを示す。ステップ関数に近似する電力プロファイルが第一の加熱素子(最も上)に対して時間tからtの間の時間に示されている。さらに立ち上がるあるいは立ち下がる電力プロファイルが第一の加熱素子(最も上)に対してtとtの間の時間に対して示されている。上昇するあるいは下降する指数関数を近似する電力プロファイルが第二の加熱素子(真ん中)に対して時間tからtの間に示されている。パルス幅変調方式を利用する電力プロファイルが第一の加熱素子(最も上)の立ち上がるプロファイルに重ねたものとして時間tからtの間に示され、さらに第三の加熱素子(最も下)の近似ステップ関数プロファイルに重ねたものとして時間tからtの間に示されている。
【0038】
ここに説明されたいずれの実施形態も、異なる実施形態と関連して開示されたいずれの構造あるいは方法を含むように変更することができる。さらに本開示は具体的に示されたタイプの揮発性物質供給システムに限定されるものではない。例えば、ベース部52、52aおよびカバー部54、54aは、必要に応じて、上で示された矩形、台形、五角形、六角形、七角形、八角形を含む任意の正多角形あるいは不規則な多角形の形状を有してもよく、あるいは任意の数の辺、あるいは円、楕円、雪だるま、文章、単語、ロゴ、パターンの形状の滑らかな連続的なエッジ、あるいは曲線のエッジと直線のエッジの任意の組合せを含でも良い。カートリッジは上で示されたような矩形のリザーバを有してもよく、あるいはカートリッジによって収容することができる任意の多角形の形状を有するリザーバを有してもよい。例えば、図15A〜15Iには幾つかの可能なリザーバの構成が示されている。複数の独立したリザーバ60は、異なる容量を有しても良く、また異なる揮発性物質、例えば、芳香剤、無臭の脱臭剤、殺虫剤、あるいは当分野において周知の他の揮発性物質を含んでも良い。また、複数の独立したリザーバ60は、各々が対応するリザーバ内の特定の物質に合わせて調整された、あるいは対応するリザーバに対する特定の加熱プロファイルに合わせて調整された透過性を有する別個の透過性膜で覆われてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
単一の揮発性物質ホルダ内に供給された複数の揮発性芳香剤を含む芳香剤供給器が示される。芳香剤供給器は各々の揮発性芳香剤に熱を供給するために独立して制御可能な加熱素子を含む。モード選択スイッチと一つもしくは複数のセンサからの入力が、芳香剤供給器の複数の加熱素子の動作モードを決定するために用いられてもよい。いくつかの動作モードが、各々の独立した加熱素子に電力を供給するためのいくつかの潜在的な時間的プロファイルと同様に可能である。
【0040】
当業者においては上の説明から本発明に対する多数の変更が明らかであろう。従って、ここでの説明はもっぱら解説のためのものであり、当業者が本発明を製造および使用することを可能にし、および本発明を実施するための最良の形態を教示することを目的として提供されたものであると解釈されるべきである。添付の特許請求の範囲内に入る全ての変更に対する排他的権利が保持される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された複数の加熱パンであって、前記複数の加熱パンの各々はその内部の中央に配置された対応する加熱素子を含む加熱パンと、
各々の加熱素子に独立して分配される電力の量と時間の分布を制御するために、前記ハウジング内に配置されたコントローラと、
前記コントローラに電力を供給するために前記ハウジングから延びる複数の突起と、
前記ハウジング内に保持され、前記対応する複数の加熱パンと整合するように適合された複数のリザーバを含み、前記複数のリザーバの各々は揮発性物質を含む揮発性物質のホルダと、を備える芳香剤供給器。
【請求項2】
前記複数の突起は前記ハウジングに対して平坦に畳まれる請求項1の芳香剤供給器。
【請求項3】
前記ハウジング上に配置され、前記コントローラと電気的に繋がるモード選択スイッチをさらに備え、前記コントローラによって各々の加熱素子に分配される電力の量と時間の分布は、前記モード選択スイッチの設定によって少なくとも一部が決定される請求項1の芳香剤供給器。
【請求項4】
前記ハウジング上に配置され、前記コントローラと電気的に繋がるセンサをさらに備え、前記センサからの信号は、前記コントローラによって各々の加熱素子に分配される電力の量と時間の分布を決定するために、前記モード選択スイッチの設定と連動して用いられる請求項3の芳香剤供給器。
【請求項5】
各々の加熱パンに近接して配置された光源をさらに備え、前記光源は各々の対応する加熱素子に供給される電力の量に比例する輝度にて作動する請求項1の芳香剤供給器。
【請求項6】
前記ハウジング上に配置され、前記コントローラと電気的に繋がるセンサをさらに備え、前記センサからの信号は、前記コントローラによって各々の加熱素子に分配される電力の量と時間の分布を少なくとも部分的に決定する請求項1の芳香剤供給器。
【請求項7】
前記ハウジングは、その正面に埋め込まれた前記複数の加熱パンを含むベース部と、前記ベース部の前記正面上に取り外し可能に取り付けたモジュール式の装飾カバー部とを備える請求項1の芳香剤供給器。
【請求項8】
前記揮発物質のホルダは、前記複数のリザーバが前記対応する複数の加熱素子から離されるように、前記ハウジング内に保持され、前記複数のリザーバの各々と前記対応する複数の加熱素子との間の空気の流れを促進するために、通気路が前記ハウジングを貫通して配置される請求項1の芳香剤供給器。
【請求項9】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された複数の加熱パンであって、前記複数の加熱パンの各々はその内部の中央に配置された対応する加熱素子を含む加熱パンと、
各々の加熱素子に独立して分配される電力の量と時間の分布を制御するために、前記ハウジング内に配置されたコントローラと、
前記コントローラに電力を供給するために前記ハウジングから延びる複数の突起と、
前記ハウジング内に保持され、前記対応する複数の加熱パンと整合するように適合された複数のリザーバを含み、前記複数のリザーバの各々は揮発性物質を含む揮発性物質のホルダと、
前記ハウジング上に配置されたモード選択スイッチであって、前記コントローラによって各々の加熱素子に供給される電力の量と時間の分布は前記モード選択スイッチの設定によって少なくとも一部が決定される芳香剤供給器。
【請求項10】
前記モード選択スイッチは逐次設定を含み、前記コントローラは電力を前記加熱素子の各々に順次分配する請求項9の芳香剤供給器。
【請求項11】
前記モード選択スイッチは同時設定を含み、前記コントローラは電力を前記加熱素子の各々に同時に分配する請求項9の芳香剤供給器。
【請求項12】
前記モード選択スイッチは組合せ設定を含み、前記コントローラは電力を前記加熱素子の各々に逐次的および同時に分配する請求項9の芳香剤供給器。
【請求項13】
前記ハウジングに配置されたセンサをさらに含み、前記センサからの信号は、前記コントローラによって各々の加熱素子に分配される電力の量と時間の分布を決定するために、前記モード選択スイッチの設定と連動して使用される請求項9の芳香剤供給器。
【請求項14】
前記ハウジング内に配置された光源と光センサをさらに含み、前記光センサからの信号は、前記センサの周囲に存在する光の量に基づいて前記光源を作動するために用いられる請求項9の芳香剤供給器。
【請求項15】
ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された複数の加熱パンであって、前記複数の加熱パンの各々はその内部の中央に配置された対応する加熱素子を含む加熱パンと、
各々の加熱素子に独立して分配される電力の量と時間の分布を制御するために、前記ハウジング内に配置されたコントローラと、
前記コントローラに電力を供給するために前記ハウジングから延びる突起と、
前記ハウジング内に保持され、前記対応する複数の加熱パンと整合するように適合化された複数のリザーバを含み、前記複数のリザーバの各々は揮発性物質を含む揮発性物質ホルダと、
前記ハウジング上に配置されたモード選択スイッチであって、前記コントローラによって各々の加熱素子に供給される電力の量と時間の分布は、前記モード選択スイッチの設定によって少なくとも一部が決定されるモード選択スイッチと、
各々の加熱パンに近接して配置された光源であって、前記光源は各々の対応する加熱素子に供給される電力の量に比例する輝度で作動する光源と、を備える芳香剤供給器。
【請求項16】
前記ハウジング上に配置されたセンサをさらに含み、前記センサからの信号は、前記コントローラによって各々の加熱素子に分配される電力の量と時間の分布を決定するために、前記モード選択スイッチの設定と連動して用いられる請求項15の芳香剤供給器。
【請求項17】
前記センサからの前記信号は、各々の対応する光源の輝度を決定するために、各々の加熱素子に提供される電力の量と関連して用いられる請求項15の芳香剤供給器。
【請求項18】
3つの加熱パン、3つの加熱素子、および3つのリザーバを含む請求項15の芳香剤供給器。
【請求項19】
前記ハウジングは、その上に配置された光センサを含むベース部を備え、前記光センサは、前記複数のリザーバの一つを透過した量の光を受けるように配置される請求項15の芳香剤供給器。
【請求項20】
前記コントローラ内のタイマー回路は、前記光センサからの信号によって所定の時間をカウントダウンするために起動する請求項15の芳香剤供給器。

【図1】
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【図2】
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【図2A】
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【図3】
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【図3A】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図15E】
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【図15F】
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【図15G】
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【図15H】
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【図15I】
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【公表番号】特表2012−514519(P2012−514519A)
【公表日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−545331(P2011−545331)
【出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/006674
【国際公開番号】WO2010/080138
【国際公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(500106743)エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド (168)
【Fターム(参考)】