説明

英会話学習装置

【課題】効率よく英会話を学習することを可能とする装置を提供する。
【解決手段】通常日本文、英語語順日本文、時制イメージ、英文を順次表示し、その後該表示と共に英文のネイティブ発音を発生させ、これを真似て発音することにより学習する個人対応型英会話学習装置において、前記学習者の発音内容を音声認識して採点し、該採点により次に表示するセンテンスのレベルを自動的に変動させると共に、複数のセンテンスからなる教材の消化率が100%に達するまで前記学習課程は自動的に進行する。前記レベルが、通常日本文、英語語順日本文、時制イメージを順次表示する間の時間及びその後該表示と共に英文のネイティブ発音を発生させるまでの時間を制御することによって行われる。また、1つの教材に前記センテンスを数十〜数百用意し、各センテンスは順にレベルを上げていって最低でも5回繰り返す。前記センテンスはランダムに選択されて表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、母国語を英語以外とする人が英会話を学習するための装置であって、計算機プログラムにより自動的にレベル制御される英会話学習装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、英会話を学習する手段としては、英会話スクールに通ったり、CDなどで提供される英語教材や英語通信教育などで独習したり、といったものが一般的である。しかしながら、これらによる英語習得の成否は、個人が持つ目的意識および時間的・金銭的余裕に依存するのが問題であり、より効率よく英会話を学習する手段が求められている。
【0003】
このような要求に対し、例えば特許文献1では、音声認識を用いた語学学習装置が開示されている。
この発明によれば、学習者が選択した役割の発音をレファランスデータと比較して一致度によって点数化して表示し、点数によって適当な次の画面を自動的に表示することにより、学習能率を向上させることが可能となる。
【0004】
しかしながら、例えば特許文献1記載の装置においては、学習者がその学習過程において装置を逐一操作する必要性があるため、途中で面倒に感じてしまい学習意欲が低下してしまう欠点がある。
【0005】
また、我々日本人のように、英語とは大きく異なる言語を母国語とする者にとっては、その文法の違いが英会話学習の上での壁となっていると考えられるが、従来この壁を効率よく乗り越える手段を提供した英会話学習装置は無かった。
【0006】
また、英語には、日本語と異なり時制が頻繁に必要となるが、この時制を教材に有効に表示するものが従来無かった。
また、英会話教材のクリア率(成績)は、学習者の学習意欲を高めるための表示となるが、英会話教材の学習課程において、学習済みのクリア率を有効に表示するものは従来無かった。すなわち、既存の教材では、学習者がその教材をどの程度身に付けたかを、質量共に明示的に把握することが困難であり、どうしても自己判断となってしまう欠点があった。
【特許文献1】特開2003−228279号公報
【特許文献2】特開平7−168520号公報
【特許文献3】特開2004−21102号公報
【特許文献4】特許第2854652号公報
【特許文献5】特公平7−113810号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明はこのような問題に鑑み、さらに効率よく英会話を学習することを可能とする個人対応型学習装置を提供とすることを目的とする。
このため、本発明は、前記学習者の発音内容を音声認識して採点し、該採点により次回同一センテンスを表示する時にレベルを自動的に変動させると共に、複数のセンテンスからなる教材の消化率が100%に達するまで前記学習課程は自動的に進行する英会話学習ツールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の英会話学習装置は、計算機に制御され、通常日本文、英語語順日本文、時制イメージ、英文を順次表示し、その後該表示と共に英文のネイティブ発音を発生させて、これを真似て発音することにより学習する個人対応型英会話学習装置において、前記学習者の発音内容を音声認識して採点し、該採点により次回同一センテンスを表示する時にレベルを自動的に変動させると共に、複数のセンテンスからなる教材の消化率が100%に達するまで前記学習課程は自動的に進行することを特徴とする。
【0009】
さらに、前記レベルが、通常日本文、英語語順日本文、時制イメージを順次表示する間の時間及びその後該表示と共に英文のネイティブ発音を発生させるまでの時間を制御することによって行われることを特徴とする。
【0010】
またさらに、1つの教材に前記センテンスを数十〜数百用意し、各センテンスは順にレベルを上げていって最低でも5回繰り返すこと、あるいは前記センテンスは、ランダムに選択されて表示されることを特徴とする。
【0011】
また、前記用意されたセンテンス毎の繰り返し回数分のindex記録用resultファイルを有し、前記ランダムに選択されたセンテンスが採点によりクリアされたと判断された時、上記resultファイル内の上記センテンスに対応するindex記録を削除し、該resultファイル内の残されたindex記録数によりその時の教材の達成率の評価をすることを特徴とする。
【0012】
さらに、同じセンテンスが次回に表示される時に選択されるレベルは、当該センテンスの前回の学習がクリアされた場合は1段レベルを上げ、当該センテンスの前回の学習がクリアされなかった場合は、当該センテンスの学習回数を1回増やすことを特徴とする。
【0013】
さらに、前記採点により次に選択されて表示するセンテンスのレベルが次の5段階のパターンのいずれかであることを特徴とする。
(1)レベル1(最易)
日本文(間・最大)→英語順日本文(間・最大)→英文(間・最大)→英発音
(2)レベル2
日本文(間・最大)→英語順日本文(間・最大)→英文薄字(間・最大)→英発音
(3)レベル3
日本文(間・中)→英語順日本文(間・中)→英文最薄字(間・中)→英発音
(4)レベル4
日本文(間・小)→英語順日本文(間・小)→……(間・小)→英発音
(5)レベル5(最難)
日本文(間・大)→英語順日本文薄字(間・中)→……(間・小)→……
(なお、「……」は表示省略を意味する。)
【0014】
またさらに、前記英語順の日本文は、以下の2つの規則を設けたことをことを特徴とする。
(1)文節単位の表示とし、各々は日本語として理解できる表現とするが英語で表現した場合にその文節の後ろに来るべき部分については()括弧で括る。
(2)“―”のペア表示により、離れた2つの文節を繋げて正確な意味を表示させる。
【0015】
さらに、前記採点結果がNGの場合、そのセンテンスを文節単位に分解して、より簡単なセンテンスに生成された文章について前記一連の学習を行うことや前記時制イメージが、以下の15パターンからなることを特徴とする。
・不変的な事象(時制無し)
・過去の出来事
・現在の出来事
・未来の推測、意志
・現時点の完了、経験、継続
・原因・意図のある未来
・過去の出来事の進行
・現在の出来事の進行
・未来の予定、計画
・過去の継続的状況、状態
・過去の反復的状況、状態
・現在の継続的状況、状態
・現在の反復的状況、状態
・過去時点の完了、経験、継続
・確実な未来
【発明の効果】
【0016】
本発明の英会話学習装置は、計算機に制御され、学習者の発音内容を音声認識して採点し、該採点により次回同一センテンスを表示する時にレベルを自動的に変動させると共に、複数のセンテンスからなる教材の消化率が100%に達するまで前記学習課程は自動的に進行することにより、学習者が次々と進行するセンテンスとそのクリア度がリアルに体験でき、英会話学習に飽きることなく興味が持続できるので学習効果が上がるという顕著な効果がある。これに対して従来のようにセンテンス毎に操作を必要とする学習装置は操作が面倒なため集中力が途切れ、直ぐ嫌になってしまう欠点がある。
【0017】
また、本発明の英会話学習装置は、計算機に制御され、通常日本文、英語語順日本文、時制イメージ、英文を順次表示し、その後該表示と共に英文のネイティブ発音を発生させ、これを真似て発音することにより学習する個人対応型英会話学習装置であって、時制イメージが表示されることにより特に日本人に苦手な時制への反応をイメージにより直感的に理解できる効果がある。
【0018】
またさらに、1つの教材に前記センテンスを数十〜数百用意し、各センテンスは順にレベルを上げていって最低でも5回繰り返すこと、あるいは前記センテンスは、ランダムに選択されて表示されることにより、センテンス毎の変化があり、単調に同じセンテンスを繰り返すものより新鮮味がある。
【0019】
また、センテンスがランダムに次々と現れて、学習者がそれを話す効果は、実際の会話のシチュエーション(会話は止まらないもの、会話は予測できないもの)に近く、言葉を覚えるという意味ではとても自然で最適である。さらに、間隔を置くことにより同じセンテンスの記憶を確かなものとすることができる。
【0020】
またさらに、同じセンテンスはクリアする毎に上のレベルに進行し、またクリアできないときはより易しいレベルに移行する。従って、このことにより学習者の能力に応じた問題が順次提示されるので学習効果が高い。また、自分のレベルに合った問題が提示されるので、極端にできなかったり、極端にできたりすることがなく、学習者は飽きることがないので学習意欲も増加する。
【0021】
また、用意されたセンテンス毎の繰り返し回数分のindex記録用resultファイルを有し、前記ランダムに選択されたセンテンスが採点によりクリアされたと判断された時、上記resultファイル内の上記センテンスに対応するindex記録を削除し、該resultファイル内の上記センテンスに対応するindex記録数によりその時の教材の達成率の評価をするので、その教材の進捗度が直ぐ分かり、学習者の意欲を増進する効果がある。また、達成率を画面に表示するは、学習者の達成意欲を高める効果がある。
【0022】
またさらに、前記英語順の日本文は、以下の2つの規則を設けたことにより、直感的に日本語を英語に直すのに便利であり、従来の日本文表示に比較し、英文を連想するスピードが早い効果がある。
(1)文節単位の表示とし、各々は日本語として理解できる表現とするが英語で表現した場合にその文節の後ろに来るべき部分については()括弧で括る。
(2)“―”のペア表示により、離れた2つの文節を繋げて正確な意味を表示させる。
【0023】
さらに、前記採点結果がNGの場合、そのセンテンスを文節単位に分解して、より簡単なセンテンスに生成された文章について前記一連の学習を行うことにより初心者の場合の手当がなされている。このように、通常のレベル制御の他に特例としてより易しいレベルの学習過程が用意されているので、難しいセンテンスの場合より簡単なセンテンスでの学習が可能になっており、クリアするための困難性が緩和される効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、図面を参照し、実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
【実施例】
【0025】
図1は、本実施例における英会話学習装置の一例を示したものである。この英会話学習装置は、一般的なパーソナルコンピュータ101上で英会話学習プログラムを実行させることにより実現される。
【0026】
モニタ102は、パーソナルコンピュータ101の処理結果に基づいて英会話学習プログラムの画面を表示する。キーボード103は、ユーザIDなどを入力する際に用いられる。マウス104は、画面上の各種ボタンをクリックする際に用いられる。マイク105は、学習者の発音を入力する際に用いられる。スピーカ106は、英文のネイティブ発音や、各種報知音を出力する際に用いられる。
【0027】
図2は、パーソナルコンピュータ101のハードウェア構成を示した図である。CPU201は中央演算処理装置であり、パーソナルコンピュータ101の全体を制御する。HDD202はハードディスクドライブであり、OSや本発明の英会話学習プログラムを格納している。CD−ROM203はCD−ROMドライブであり、CD−ROM媒体で提供される英会話学習プログラムをHDD202にインストールする際に用いられる。なお、これに限らず、英会話学習プログラムは、図示しないネットワークインタフェースを通じてインターネットよりダウンロードされインストールされても良い。もしくは、インストールを要さない、インターネットを通じて機能を提供されるASP型のサービスとして提供されても良い。またさらに、携帯型端末で本発明の英会話学習装置を操作可能とすると、時と場所を選ばずにゲーム感覚で英会話を学習できるので好ましい。
【0028】
メモリ204は一時記憶装置であり、CPU201が処理するデータを一時的に保存するために用いられる。InputI/F205は入力機器のためのインタフェースであり、キーボード103、マウス104、マイク105を接続するために用いられる。OutputI/F206は出力機器のためのインタフェースであり、ディスプレイ102、スピーカ106を接続するために用いられる。そして、これらのハードウェアは、バス207によって相互に接続されている。
【0029】
次に、本発明の英会話学習装置の動作について、画面図およびフロー図を用いて説明する。まず始めに、ログイン処理について説明する。
図3は、ログイン画面を示した図である。本発明の英会話学習装置を起動すると、最初にこの画面が表示される。学習者は、ユーザID入力欄301にユーザIDを、スピードレベル入力欄302に1から5のうち何れかのスピードレベルを、それぞれ入力する。ちなみに、ヘルプボタン303をクリックするとヘルプが表示され、終了ボタン304をクリックすると英会話学習装置の処理が終了される。GOボタン305を押すと、入力されたユーザIDおよびスピードレベルに基づいてログインが行われる。このログイン処理の詳細については、次に図4を用いて説明する。
【0030】
図4は、本発明の英会話学習装置を起動すると実施される、ログイン処理の詳細を示したフロー図である。先の図3にも示したように、最初に、英会話学習装置はログイン画面を表示する(S401)。この画面において、学習者がユーザIDとスピードレベルを入力する(S402)。ここで学習者がヘルプボタンをクリックした場合には(S403でYES)、英会話学習装置はヘルプを表示し(S404)、GOボタンをクリックした場合には(S405でYES)、ユーザIDとスピードレベルを確定して、以下の処理を行う。
【0031】
まず英会話学習装置は、ユーザIDを変数UserNameに保持すると共に(S406)、スピードレベルより、変数SpeedLevelをセットする(S407)。なお、このSpeedLevelは、入力したスピードレベルが「1」のとき1.5、「2」のとき1.25、「3」のとき1.0、「4」のとき0.75、「5」のとき0.5、と設定される。
【0032】
次に“UserName”.result、すなわちUserNameが「Hidemi」ならば「Hidemi.result」というファイルがあるか否かを判断する(S408)。このファイルが存在しない場合は(S408でNO)、その学習者が初めて英会話学習装置を使用することを意味するため、Default.resultファイルより内容をコピーして“UserName”.resultファイルを作成する(S409)。なお、この“UserName”.resultファイル、およびDefault.resultファイルの詳細については後に説明する。
【0033】
次に英会話学習装置は、音声認識エンジンを初期化する(S410)。なお、この音声認識エンジンとは、学習者の発音を認識し、点数などで評価することができる公知のプログラムであって、英会話学習装置に組み込まれているものである。例えば、音声認識エンジンは、下記USP(米国特許明細書)に記載されているSRI International社のエンジンが推奨される。
USP5268990,USP5581655、USP5825978、USP5864810,USP6055498,USP6226611。
【0034】
最後に英会話学習装置は、文節単位表示flagを“Off”にセットする(S411)。なお、この文節単位表示flagの詳細についても後に説明する。
以上の処理をもって、英会話学習装置はログイン処理を完了させ、次にメイン処理に移行する。メイン処理については、まず画面遷移から説明を行い、後にその処理の詳細について説明する。
【0035】
図5は、ログイン処理後に表示されるメイン画面を示したものである。この図5を用いて、最初に英会話学習装置の画面構成について説明する。
画像表示欄501は、英文に関連する画像を表示する欄である。熟語表示欄502は、その英文のテーマとなっている熟語を表示する欄である。ガイドランプ503は、Readyランプ503a、Speakランプ503b、Judgeランプ503cの3つあり
、現在がReady,Speak,Judgeの何れの段階であるかを学習者に示すためのものである。
【0036】
達成率表示欄504は、用意された英文の全体数に対しどの程度までクリアしたかを表示するための欄である。達成率を画面に表示することにより、学習者の達成意欲を高めることができる。また、達成率が100%に達した時に、ログインした文字列を元に一意の文字列が画面に表示されるので、その文字列を報告させることで教材の学習を終了したと先生が判断するような利用方法が可能になり、多くの生徒の進捗度を把握するという教える側の労力を激減させる効果を利用して「教育現場での活用」が期待できる。
【0037】
採点結果ランプ505は、音声認識エンジンが学習者の発音を認識して評価した結果をExcellent,VeryGood,Good,NotGood,Badの5段階で学習者に示すためのものである。ちなみに、Excellent,VeryGood,Goodのいずれかとなれば、課題となっている英文をクリアしたことになる。
【0038】
英文表示欄506は、課題となっている英文を表示するための欄である。英語順日本文表示欄507は、課題となっている英文を、極力英文自体の語順に合わせ、且つ日本語でも十分理解出来るように翻訳した日本文を表示するための欄である。この英語順日本文の具体例を示すと、例えば英文が
“I’d like to carry on this baggage with me.”
である場合に、英語順日本文を、
「私は(持ち込み)たいのですが この荷物を (私と)一緒に」
のようにして、英文では文節の終わりに持ってくるべき語を()で示したり、また英文が
“Where are you calling from?”
である場合に、英語順日本文を、
「どこ− (あなたは電話をかけている)ところですか? −から」
のようにして、ペアとなる文節を−で繋げて示したりする。なおこの英語順日本文表示欄507で表示する日本文は、本実施例では予め作成されたコンテンツとして用意されているが、課題となっている英文から自動的に生成されても良い。
【0039】
また、英語順の日本文は、熟語(イディオム)の意味にとらわれないで表示される。これはネイティブは熟語というものを意識しないという理由からである。例えば、前置詞を例にとると、熟語の一部として覚えている訳ではなく、その前置詞の持つイメージによって使用しているのである。
【0040】
時制イメージ表示欄508は、英文を構築する上で日本文だけからでは把握できない話し手の視点や背景を理解できるようにする為に、予め用意されている時制イメージ図の中から課題の英文に合ったものを表示するための欄である。
【0041】
この時制イメージ表示の効果は、日本文では把握できない話し手の視点や背景、並びにニュアンスを学習者に伝える点にある。このことにより、英文を暗記することなしにスピーキングが可能になる。
【0042】
本実施例では、時制は具体的には「不変的事象(時制無し)」、「過去の出来事」、「現在の出来事」、「未来の推測、意志」、「現時点の完了、経験、継続」、「原因、意図のある未来」、「過去出来事の進行」、「現在出来事の進行」、「未来の予定、計画」、「過去の継続的状況、状態」、「過去の反復的状況、状態」、「現在の継続的状況、状態」、「現在の反復的状況、状態」、「過去時点の完了、経験、継続」、「確実な未来」の15パターンを用意している。
【0043】
通常日本文表示欄509は、課題となっている英文を正しい日本語に翻訳したものを表示するための欄である。センテンスタイトルメニュー510は、課題となる英文のテーマを選択するためのものである。インプットボリューム511は、マイク105の音量を調節するためのものである。アウトプットボリューム512は、スピーカ106の音量を調節するためのものである。ボリュームメーター513は、マイク105から入力された音量を表示するためのものである。
【0044】
スタートボタン514は、メイン処理を開始させるためのものであり、ストップボタン515は、メイン処理を停止させるためのものである。なお、このスタートボタン514を一度クリックすると、ストップボタン515をクリックするまで、もしくはコンテンツが全て終了するまでは、メイン処理は止まることなく繰り返し実行される。
【0045】
なお、図3でも説明したのと同様に、ヘルプボタン303をクリックするとヘルプが表示され、終了ボタン304をクリックすると英会話学習装置の処理が終了される。
以上が、本実施例の英会話学習装置の画面構成である。次に、メイン処理における基本的な画面遷移を各段階の画面図とともに説明する。
【0046】
図6は、Ready段階の画面を示した図である。図5の画面でスタートボタン514をクリックすると、この画面に遷移する。このReady段階とは、学習者が実際に発音をする前に準備する段階であり、さらに数段階に分けて表示が行われる。その詳細は以下のとおりである。
【0047】
まず、報知音(チャイム)が鳴ると共に、Readyランプ503aが点灯する。次に、画像表示欄501、熟語表示欄502、時制イメージ表示欄508、通常日本文表示欄509に、同時にコンテンツが表示される。次に、少し間をおいて英語順日本文表示欄507に、そしてさらに少し間をおいて英文表示欄506に、それぞれコンテンツが表示される。最後に、また少し間をおいた後に英文のネイティブ発音が出力され、Ready段階が終了となる。
【0048】
図7は、Speak段階の画面を示した図である。図6を用いて説明したReady段階が終了すると、この画面に遷移する。このSpeak段階とは、学習者が実際にマイク105に向かって発音を行う段階である。最初に、報知音が鳴ると共にSpeakランプ503bが点灯し、ガイドメッセージ欄701に「−Please Speak−」と表示される。次に、学習者は、所定の制限時間の間に英文表示欄506に表示された英文を発音する。制限時間が経過すると、Speak段階が終了する。
【0049】
図8は、Judge段階の結果待ち状態の画面を示した図である。図7を用いて説明したSpeak段階が終了すると、この画面に遷移する。このJudge段階とは、Speak段階で入力された学習者の発音を、音声認識エンジンを用いて評価し表示する段階である。図8に示した結果待ち状態は、音声認識エンジンによる評価が終了するまでの状態であり、Judgeランプ503cが点灯すると共に、ガイドメッセージ欄701に評価中であることを示す「――>」といったメッセージが表示される。
【0050】
図9は、Judge段階の結果表示状態の画面を示した図である。図8に示した結果待ち状態の後、音声認識エンジンによる評価が終了すると、この画面に遷移する。ここでは、音声認識エンジンが出した評価に基づき、報知音(チャイムもしくはブザー)と共に採点結果ランプ505を点灯させ、さらに必要がある場合には英文表示欄506やガイドメッセージ欄701に必要な表示を行う。例えば、図9に示した場合では結果は「Bad」であり、英文表示欄506には評価が低かった英文の箇所について色を赤に変えるなどの強調表示がされ、さらにガイドメッセージとして「*一語一語をはっきりと!*」といったアドバイスが表示される。そして所定の時間この画面を表示して、Judge段階が終了する。
【0051】
以上説明したように、メイン処理は1つの課題につきReady,Speak,Judgeの3段階で1セットとなっている。そして、1つの課題が終了すると、自動的に次の課題に移行していき、学習者がストップボタン515をクリックするまで、もしくはコンテンツが全て終了するまで、この処理が繰り返される。
【0052】
なお、図6を用いて説明したReady段階については、難易度によって他のバリエーションが存在するため、それについてここで説明する。
本実施例の英会話学習装置は、Ready段階にレベル1からレベル5の5パターンの表示方法を用意しており、難易度によってこのパターンを変化させることができる。なお、後に説明するように、課題となる英文は最低5回クリアしなければその英文をクリアしたことにならないが、この5回の間に難易度が徐々に高くなるように設定されている。
【0053】
既に説明したパターン、すなわち、「まず、通常日本文表示欄509等に、同時にコンテンツが表示され、次に、少し間をおいて英語順日本文表示欄507に、そしてさらに少し間をおいて英文表示欄506に、それぞれコンテンツが表示され、最後に、また少し間をおいた後に英文のネイティブ発音が出力される。」というものは、5パターンのうち最も難易度が低いものである。ここで、このパターンを「レベル1」とし、
「日本文(間・最大)英語順日本文(間・最大)英文(間・最大)英発音」
と表すものとする。
【0054】
これに対し、レベル2からレベル5は、以下のように表すことができる。
レベル2
→日本文(間・大)英語順日本文(間・大)英文薄字(間・大)英発音
レベル3
→日本文(間・中)英語順日本文(間・中)英文最薄字(間・中)英発音
レベル4
→日本文(間・小)英語順日本文(間・小)−(間・小)英発音
レベル5
→日本文(間・大)英語順日本文薄字(間・中)−(間・小)−
【0055】
すなわち、レベル2からレベル4においては、徐々に「間」が小さくなり、且つ、徐々に英文が薄く表示され最終的には表示されなくなる。そしてレベル5に達すると、英文が表示されなくなるとともに、英発音も無くなり、学習者は日本文だけを頼りに解答することになるのである。
【0056】
このように5段階レベル毎の異なる表示は、学習者に“英語順”を意識させる仕組みとなっている。また、このような訓練をすることにより、最終的に「英語思考とスピーキング」の同時発生能力を養うことができる。
【0057】
以上がReady段階のバリエーションである。
以上、メイン処理の画面遷移について説明した。次に、メイン処理の詳細について説明する。
【0058】
まず始めに、メイン処理で用いられるファイル、Default.resultおよび“UserName”.resultについて説明する。図10はDefault.resultファイルの内容を示したものである。このファイルはテキストファイルであり、図に示した例だと、1から10までの数字が5つずつ、カンマで区切られて書き込まれている。これに対し図11は、ある程度学習が進んだ学習者の“UserName”.re
sultファイルの一例を示したものである。このファイルも図10に示したDefault.resultファイルと同様のテキストファイルであるが、Default.resultファイルと比較してみると、数字がいくつか少なくなっているのがわかる。
【0059】
本実施例の英会話学習装置は、図11に示したような“UserName”.resultファイルを基にして、学習者の学習状況を管理する。すなわち、このファイルに示された数字は、学習する必要があるセンテンス番号を示しており、そのセンテンス番号の課題をクリアするごとに、英会話学習装置は該当する数字を1つずつ削除していく。具体的に示すと、図11に示した例では、例えば「1」の数字は3つ削除されていて2つしかないため、1番のセンテンスを3回クリアしている、ということになる。
【0060】
またその一方で、あるセンテンス番号の課題のクリアに失敗すると、数字の数5つを限界として、センテンス番号に該当する数字を1つ追加する。具体的に示すと、図11に示した例で、例えば1番のセンテンスでクリアに失敗すると、「1」の数字が2つから3つに増える、ということになる。
【0061】
ログイン処理においても説明したように、“UserName”.resultは、学習者が初めて英会話学習装置を利用する時に、Default.resultファイルをコピーして作成される(図4のS409)。Default.resultファイルには各数字が5つずつ記載してあるので、学習者が、あるセンテンス番号の課題を完全にクリアするためには、そのセンテンスを最低でも5回クリアしなければならない。
【0062】
また、課題の達成率も、この“UserName”.resultファイルを用いて計算される。例えば図11に示した例では、元々50個あった数字が10個減って40個になっているため、達成度は10/50より20%と求められるのである。
【0063】
次に、センテンスが記録されているセンテンスファイルについて説明する。図12はセンテンスファイルの内容を示したものである。このセンテンスファイルには、センテンス番号1201に紐付けて、センテンスタイトル1202、熟語1203、英文1204、英語順日本文1205、通常日本文1206、時制イメージNo.1207が、それぞれ記録されている。
【0064】
センテンス番号1201は、基本的には「10,20,30」と10ごとに付されているが、一部「21,22,23」といったものも存在する。この「21,22,23」というセンテンスは、「20」のセンテンスを文節ごとに区切って学習するためのセンテンスになっており、「20」のセンテンスをクリアできなかった場合に、より詳しく学習するために用意しているものである。
【0065】
次にメイン処理についてフロー図を用いて詳細に説明する。図13は、メイン処理を詳細に表したフロー図である。既に図4を用いて説明したログイン処理が終了し、表示されたメイン画面(図5)でスタートボタン514をクリックすると、この処理が開始される。
【0066】
最初に、英会話学習装置は“UserName”.result配列よりランダムに値を一つ取得してこれをGram_indxとして記憶する(S1301)。さらに、このGram_indxの個数を取得してGram_cntとして記憶する(S1302)。なお、このGram_cntは、後の「Ready,Speak,Judge処理」のReady段階の難易度、具体的にはウエイト処理などに影響を及ぼす。
【0067】
次に、センテンス番号を(Gram_indx)を10倍した値に設定してGram_
numberとして記憶し(S1303)、最新の達成率を表示した上で(S1304)、「Ready,Speak,Judge処理」(S1305)を行う。この処理については、後に図14を用いて説明する。
【0068】
次に、文節単位表示フラグがOnかOffか判断し(S1306)、Offの場合には採点結果を判断する(S1307)。ここで採点結果が、Excellent,VeryGood,Goodのいずれかであり、OKと判断されると(S1307でOK)、“UserName”.result配列内からGram_indxの値を一つ削除する。そして、達成率が100%ではない場合には(S1309がNO)、最初(S1301)から再び処理が繰り返される。
【0069】
一方、採点結果がNotGood,Badのいずれかであり、NGと判断されると(S1307でNG)、Gram_cntが5未満、すなわちGram_indxが5つ以上無いことを確認した上で、“UserName”.result配列内にGram_indxの値を一つ追加する(S1310)。
【0070】
また、採点結果がNGとなったセンテンスに文節単位センテンスがある場合には(S1311である)、文節単位表示フラグをOnとして(S1312)、Gram_numberに1を加え(S1313)、Gram_cntを0にする(S1314)。すなわち、この文節単位表示フラグとは、文節単位センテンスを表示させるか否かを管理するためのフラグである。なお、Gram_numberに1を加えるのは、例えば20番のセンテンスの文節単位センテンスが21番、22番、23番に記録されているからである。また、Gram_cntを0とするのは、既に述べたように「Ready,Speak,Judge処理」を制御するためである。
【0071】
文節単位表示フラグがOnとなり、文節単位センテンスを用いて「Ready,Speak,Judge処理」が終了すると、次にGram_numberに1を加えた番号のセンテンス、すなわち次の文節単位センテンスがあるかを判断する(S1315)。これがある場合には、さらにGram_numberに1を加えて(S1316)、次の文節単位センテンスを選択する。一方、文節単位センテンスに次のものが無い場合には(S1315で「ない」)、文節単位センテンスを一通り学習したことになるので、文節単位表示flagをOffにし(S1317)、採点結果がOKであったのと同じ処理(S1308,S1309)を行う。
【0072】
次に、「Ready,Speak,Judge処理」の詳細について説明する。図14は、図13のS1305に示した「Ready,Speak,Judge処理」の詳細を示したフロー図である。
【0073】
最初に、図12に示したようなセンテンスファイルより、Gram_number番のセンテンス情報を取得する(S1401)。次に、Readyランプを点灯させて報知音を出力し(S1402)、画像・熟語・時制イメージ・通常日本文を表示する。なお、画像はGram_number.bmpといったファイルで用意されているものを、時制イメージは時制イメージNo.1207に該当するものを、それぞれ表示する。
【0074】
次に、ウエイト処理を行った後(S1404)、英語順日本文を表示する(S1405)。なお、このウエイト処理によるウエイト時間は、
ウエイト時間=(Gram_cntが0の時2秒、1の時3秒、2の時1秒、3の時2秒、4の時3秒、5の時4秒)×SpeedLevel
という式によって求められ、そのセンテンスをクリアした数とログイン画面で入力したスピードレベルに依存する値となる。また、英語順日本文は、難易度によっては薄字で表示
されたりする。
【0075】
次に、再びウエイト処理を行った後(S1406)、英文を表示する(S1407)。このウエイト処理によるウエイト時間は、
ウエイト時間=(Gram_cntが0の時2秒、1の時2秒、2の時1秒、3の時2秒、4の時3秒、5の時4秒)×SpeedLevel
という式によって求められる。また、英文は難易度によっては表示されなかったり、薄字で表示されたりする。
【0076】
次に、さらにウエイト処理を行った後(S1408)、英文ネイティブ発音を出力する(S1409)。このウエイト処理によるウエイト時間は、
ウエイト時間=(Gram_cntが0の時4秒、1の時1秒、2の時1秒、3の時2秒、4の時3秒、5の時4秒)×SpeedLevel
という式によって求められる。なお、英文ネイティブ発音は、Gram_number.wavといった音声ファイルで用意されているものを出力する。ただし、難易度によっては、この英文ネイティブ発音が出力されないこともある。
【0077】
以上述べたようなReady段階の処理が一通り終わると、次にSpeakランプを点灯させ報知音を出力し(S1410)、学習者の発音を受け付ける(S1411)。学習者の発音は、認識エンジンに渡されて、評価される。そして、Judgeランプを点灯させ報知音を出力し(S1412)、認識エンジンより結果を取得し、採点結果を表示させる(S1413)。ここで得られたOK/NGの結果により、図13を用いて説明した処理が行なわれる。
【0078】
前記英語順の日本文は、以下の2つの規則を設けている。
(1)英文ではその文節の終わりに存在する単語または文章を括弧内に表示
してその文節の前に表示する。
(2)“―”のペア表示により、離れた2つの文節を繋げて正確な意味を表示させる。
この()カッコ表示の日本文の効果は以下のとおりである。
【0079】
文法の異なる英文と日本文を対応付る場合、まず理解出来る文節単位に区切る事の必要性は既に一般的に認められている。
しかし、その文節単位を日本語で表現するのに英語の語順にするか日本語の語順にするかの2通りが考えられる。
簡単な例)This is a pen.
これは〜です 1本のペン (英語の語順)
これは1本のペンです。 (日本語の語順)
【0080】
この例からもわかるように、英語の語順では意味が理解しずらく、日本語の語順では英語順への組み立てを常に意識する必要が発生する。そこで、実際にネイティブが思考し且つ同時に発声する場合の思考経路を研究した結果、この例で言うと以下のようになる事が判明した。
「1本のペンを意識して、これはその1本のペンである」
【0081】
即ち、英語の語順では後ろにくるものが、意識の中では既に存在しており、理解出来る文節という意味では日本語の語順に近いものであるという事である。よって、これを日本語で以下のように表現する事により、ネイティブの思考発声経路を身に付ける事が可能となる。これは、実験によって既に証明済のものである。
「これは(1本のペン)です。」()内は最後にもっていく。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明によれば、個人対応型英会話学習装置として非常に効率的で、かつ長続きがするものである。従って、その学習効果は顕著なものがあり、教習具としての産業上の利用性は高い。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本実施例における英会話学習装置の一例を示した図である。
【図2】パーソナルコンピュータ101のハードウェア構成を示した図である。
【図3】ログイン画面を示した図である。
【図4】本発明の英会話学習装置を起動すると実施される、ログイン処理の詳細を示したフロー図である。
【図5】ログイン処理後に表示されるメイン画面を示した図である。
【図6】Ready段階の画面を示した図である。
【図7】Speak段階の画面を示した図である。
【図8】Judge段階の結果待ち状態の画面を示した図である。
【図9】Judge段階の結果表示状態の画面を示した図である。
【図10】Default.resultファイルの内容を示した図である。
【図11】ある程度学習が進んだ学習者の“UserName”.resultファイルの一例を示した図である。
【図12】センテンスファイルの内容を示した図である。
【図13】メイン処理を詳細に表したフロー図である。
【図14】図13のS1305に示した「Ready,Speak,Judge処理」の詳細を示したフロー図である。
【符号の説明】
【0084】
101 PC
102 モニター
103 キーボード
104 マウス
105 マイク
106 スピーカ
201 CPU
202 HDD
203 CD−ROM
204 メモリ
205 Input I/F
206 Output I/F
207 バス
303 ヘルプボタン
304 終了ボタン
503 ガイドランプ
505 採点結果ランプ
514 スタートボタン
515 ストップボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
計算機に制御され、通常日本文、英語語順日本文、時制イメージ、英文を順次表示し、その後該表示と共に英文のネイティブ発音を発生させて、これを真似て発音することにより学習する個人対応型英会話学習装置において、
前記学習者の発音内容を音声認識して採点し、該採点により次回同一センテンスを表示する時にレベルを自動的に変動させると共に、複数のセンテンスからなる教材の消化率が100%に達するまで前記学習課程は自動的に進行することを特徴とする英会話学習装置。
【請求項2】
前記レベルが、通常日本文、英語語順日本文、時制イメージを順次表示する間の時間及びその後該表示と共に英文のネイティブ発音を発生させるまでの時間を制御することによって行われることを特徴とする前記請求項1記載の英会話学習装置。
【請求項3】
1つの教材に前記センテンスを数十〜数百用意し、各センテンスは順にレベルを上げていって最低でも5回繰り返すことを特徴とする前記請求項1または2記載の英会話学習装置。
【請求項4】
前記センテンスは、ランダムに選択されて表示されることを特徴とする前記請求項1〜3の内、いずれか1項記載の英会話学習装置。
【請求項5】
前記用意されたセンテンス毎の繰り返し回数分のindex記録用resultファイルを有し、前記ランダムに選択されたセンテンスが採点によりクリアされたと判断された時、上記resultファイル内の上記センテンスに対応するindex記録を削除し、該resultファイル内の残されたindex記録数によりその時の教材の達成率の評価をすることを特徴とする前記請求項1〜4の内、いずれか1項記載の英会話学習装置。
【請求項6】
同じセンテンスが次回に表示される時に選択されるレベルは、当該センテンスの前回の学習がクリアされた場合は1段レベルを上げ、当該センテンスの前回の学習がクリアされなかった場合は、当該センテンスの学習回数を1回増やすことを特徴とする前記請求項1〜5の内、いずれか1項記載の英会話学習装置。
【請求項7】
前記採点により次に選択されて表示するセンテンスのレベルが次の5段階のパターンのいずれかであることを特徴とする請求項1〜6の内、いずれか1項記載の英会話学習装置。
(1)レベル1(最易)
日本文(間・最大)→英語順日本文(間・最大)→英文(間・最大)→英発音
(2)レベル2
日本文(間・最大)→英語順日本文(間・最大)→英文薄字(間・最大)→英発音
(3)レベル3
日本文(間・中)→英語順日本文(間・中)→英文最薄字(間・中)→英発音
(4)レベル4
日本文(間・小)→英語順日本文(間・小)→……(間・小)→英発音
(5)レベル5(最難)
日本文(間・大)→英語順日本文薄字(間・中)→……(間・小)→……
(なお、「……」は表示省略を意味する。)
【請求項8】
前記英語順の日本文は、以下の2つの規則を設けたことをことを特徴とする前記請求項1〜7の内、いずれか1項記載の英会話学習装置。
(1)文節単位の表示とし、各々は日本語として理解できる表現とするが英語
で表現した場合にその文節の後ろに来るべき部分については()括弧で括る。(2)“―”のペア表示により、離れた2つの文節を繋げて正確な意味を表示させる。
【請求項9】
前記採点結果がNGの場合、そのセンテンスを文節単位に分解して、より簡単なセンテンスに生成された文章について前記一連の学習を行うことを特徴とする前記請求項1〜8の内、いずれか1項記載の英会話学習装置。
【請求項10】
前記時制イメージが、以下の15パターンからなることを特徴とする前記請求項1記載の英会話学習装置。
・不変的な事象(時制無し)
・過去の出来事
・現在の出来事
・未来の推測、意志
・現時点の完了、経験、継続
・原因・意図のある未来
・過去の出来事の進行
・現在の出来事の進行
・未来の予定、計画
・過去の継続的状況、状態
・過去の反復的状況、状態
・現在の継続的状況、状態
・現在の反復的状況、状態
・過去時点の完了、経験、継続
・確実な未来

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図1】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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